JP3976968B2 - 円板体選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、硬貨、代用硬貨(トークン)、あるいは遊戯用メダル等の円板体の真偽を判別し、それを選別する円板体選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシーン等の遊戯用機械内には、円板体投入口から投入された円板体(硬貨、あるいは遊戯用メダル等)の真偽を判別し、真円板体と見做された円板体を収容するとともに、偽円板体と見做された円板体を排除するようにした円板体選別装置が配設されている。
【0003】
この従来の円板体選別装置は、円板体投入口から投入された円板体を転送させる直線状に形成された一本の傾斜転送レールからなる円板体案内通路と、この一本の傾斜転送レールの途中に配設され、外径の差異により円板体の真偽を判別する円板体選別手段とから構成されている。
【0004】
この円板体選別手段は、円板体案内通路の一方の側壁に、円板体の転送方向に沿って形成され、上縁が転送される硬貨の外径よりも若干低い位置に形成された切り欠と、この切り欠が形成された側壁が円板体の進行方向に対し外側へ傾斜した傾斜壁と、切り欠が形成された地点を通過途中の円板体を当該切り欠側へ押し付ける円板体押付け手段とから構成されている。
【0005】
このような円板体選別手段によると、一本の傾斜転送レールからなる円板体案内通路内へ案内された円板体は、一本の傾斜転送レールを転送する間に切り欠が形成された側壁を通過するが、その途中で円板体押付け手段により円板体は切り欠側へ押付けられる。その際、当該押付けられた円板体の外径が真円板体の外径よりも大きい場合は、その円板体の外径が切り欠の上縁以上に位置する円板体案内通路の側壁に摺接しているので、当該円板体は切り欠内へ倒れて姿勢変更することなく当該円板体案内通路の下流へ案内される。
【0006】
一方、円板体押付け手段により切り欠側へ押付けられた円板体の外径が真円板体の外径よりも小さい場合は、当該切り欠により傾斜壁側へ押し倒されてその姿勢を変更し、これにより一本の傾斜転送レールの底面側方に形成されたスリットから下方へ落下して排除される。
【0007】
即ち、上述した円板体選別手段によると、真円板体より外径の小さい投入円板体は偽円板体と見做されて下方へ落下して排除され、また真円板体より径の大きい投入円板体は真円板体と見做されて一本の傾斜転送レールからなる円板体案内通路の下流へ案内されて収容され、これにより、投入円板体は、その外径の差異により真偽が判別されて選別されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述した従来の円板体選別装置によると、円板体選別手段の円板体押付け手段を、円板体が切り欠を通過する途中の地点、即ち円板体案内通路の一方の側壁に沿って形成された切り欠の途中に介在させるようにしているから、例えば真円板体よりも外径の小さい偽円板体が円板体案内通路の高さ方向に沿って暴れた状態で切り欠を通過し、円板体押付け手段が配設された位置に到達すると、その偽円板体は円板体案内通路の高さ方向に沿って暴れた状態で通過するから、その偽円板体の外径は真円板体の外径よりも小さいにもかかわらず、その高さ方向の暴れにより、偽円板体の外径は見掛上切り欠の上縁より上方に位置する場合がある。
【0009】
このように、径の小さい偽円板体の外径が、その高さ方向の暴れにより円板体押付け手段の配設地点で見掛上切り欠の上縁より上方に位置すると、この偽円板体を円板体押付け手段により切り欠側へ押付けても、偽円板体の外径は見掛上切り欠の上縁以上の位置にあるので、当該偽円板体の外径は切り欠の上縁以上の側壁に当接して傾斜壁側へ押し倒されることはなく、従って、偽円板体は真円板体と見做されて円板体案内通路の下流へ案内され、これにより円板体の真偽を正確に判別することができなくなる難点があった。
【0010】
また、従来では直線状の一本の傾斜転送レールからなる円板体案内通路の途中に円板体押付け手段を配設するから、その円板体押付け手段を配設する分、直線状の円板体案内通路の全長を長く確保しなければならず、そのため円板体選別装置の正面幅が大きくなり小型化の妨げにもなっていた。
【0011】
この発明は、上述した事情に鑑み、円板体の真偽選別が一層正確で、しかも一層の小型化を図った円板体選別装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明では、円板体投入口から投入された円板体を転送させる傾斜転送レールからなる円板体案内通路と、該円板体案内通路内を転送する円板体の外径の差異により該円板体の真偽を判別する円板体選別手段とを有する円板体選別装置において、前記円板体案内通路は、前記円板体投入口から下方へ向けて延設された第1の円板体案内通路と、該第1の円板体案内通路の下流端から斜め下方へ向けて連通状に延設された第2の円板体案内通路とからなり、前記円板体選別手段は、前記第1の円板体案内通路上流に円板体の外径を規制する円板体外径規制部と、該第1の円板体案内通路に突出し、通過する円板体の板厚を規制する板厚規制手段と、前記円板体外径規制部の下流に設けた円板体落下速度緩和手段と、前記第2の円板体案内通路の一方の側壁に円板体の転送方向にそって形成された切り欠きと、該切り欠きが形成された前記一方の側壁に円板体の進行方向に対し外側へ傾斜した傾斜壁と、前記第1の円板体通路下流端に配設され、前記円板体投入口から落下する円板体を切り欠きが形成された前記一方の側壁側へ押し付ける円板体押付手段からなり、更に前記円板体外径規制手段と前記板厚規制手段は装置の高さ方向の位置が同一であること、を特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる円板体選別装置の一実施例を詳述する。
【0014】
図1はこの発明に係わる円板体選別装置1の概念正面図である。
【0015】
この円板体選別装置1はプラスチック等の合成樹脂で形成された矩形状のメインプレート2と、このメインプレート2の略上方を開閉自在に覆うステンレス等の金属板により形成されたゲートプレート3と、前記メインプレート2の略下方を開閉自在に覆うカバープレート4(一点鎖線)とから構成されている。
【0016】
このうち、ゲートプレート3はその右側方に配設された軸5を介しメインプレート2に対し回動自在に支承され、またこのゲートプレート3は、この軸5に巻回されたコイルバネ6の付勢力により常時はメインプレート2の上方を覆い、このゲートプレート3とメインプレート2との間に後述する第1の円板体案内通路と第2の円板体案内通路とを形成している。
【0017】
このメインプレート2の表面2aには、ゲートプレート3とカバープレート4とを取り除いた状態を示す図2のように、円板体投入口10に上端が連通し、下端が下方へ向け延設された第1の円板体案内通路11の他方の側壁11aと、この第1の円板体案内通路11の下端に連通し、図面右下方へ向けて連通状に延設された第2の円板体案内通路12の他方の側壁12aが形成されている。
【0018】
なお、第1の円板体案内通路11と第2の円板体案内通路12を構成する各一方の側壁11b、12bは図1に示すように、ゲートプレート3の裏面3bに形成されている。なお、ゲートプレート3の下端には第2の円板体案内通路12に沿い、メインプレート2側へ折り曲げられた直線状のリブからなる一本の傾斜転送レール3cが形成されている。
【0019】
一方、図1で示すように、上述した第2の円板体案内通路12には、当該第2の円板体案内通路12内を転送する円板体をその外径の差異により選別する円板体選別手段20の主要部が形成されている。
【0020】
この円板体選別手段20は、円板体の転送方向に沿い、前記第2の円板体案内通路12の一方の側壁12bに形成された切り欠21であって、一本の傾斜転送レール3cから上縁21aまでの高さLが転送される真円板体の外径よりも若干短く形成された切り欠21と、この切り欠21が形成された一方の側壁12bが円板体の進行方向に対し外側へ傾斜した傾斜壁12cとから構成されている。
【0021】
なお、この発明では、特に上述した円板体選別手段20の一部を構成し、円板体投入口10から落下する円板体を切り欠21が形成された前記一方の側壁12b側へ押し付ける円板体押付け手段22が図2で示すように第1の円板体案内通路11の下流端に位置する他方の側壁11aに配設されている。
【0022】
この円板体押付け手段22は図1のAA拡大断面図で示す図3のように、メインプレート背面2bに突設された軸受部2cに、軸23aを介して回動自在に支承された略L字形状の円板体押付けレバー23から構成されている。
【0023】
またこの円板体押付けレバー23は、当該円板体押付けレバー23の後端23bとメインプレート背面2bとの間に配設された付勢手段であるコイルバネ24の付勢力により軸23aを中心に常時反時計方向へ付勢され、そのため円板体押付けレバー23の先端23cは、第1の円板体案内通路11の下流端に位置するメインプレート表面2aに形成された孔2dを介して第1の円板体案内通路11の下流端内に突出している。
【0024】
なお、図3で符号25は前記円板体選別手段20の一部である板厚規制手段を構成するシックネススクリユーで、このシックネススクリユー25はメインプレート表面2aから第1の円板体案内通路11内へ向け突設され、これによりゲートプレート3の背面3bとシックネススクリユー25先端との間の距離Sで第1の円板体案内通路11内を落下する円板体の板厚を規制している。なお、このシックネススクリユー25先端とゲートプレート背面3bとの間の距離Sは真円板体の板厚とほぼ同じか若干大きく設定されている。
【0025】
なお、図1及び図2で符号30は、第2の円板体案内通路12内を転送する円板体を第2の円板体案内通路12から強制的に排除する円板体排除手段、符号31は第2の円板体案内通路12内を通過する円板体の枚数を検出する円板体検出センサーである。
【0026】
上述した円板体排除手段30は、円板体検出センサー31により連続的に第2の円板体案内通路12内を通過する円板体の数が所定の枚数に達したときに作動し、以後、第2の円板体案内通路12内を転送される円板体を強制的に第2の円板体案内通路12内から落下させて排除するもので、図2に示すようにソレノイド32とこのソレノイド32の作用により図面上方へ突出する円板体排除レバー33とから構成されている。なお、図1で符号34は、常時は第2の円板体案内通路12内を転送する円板体が切り欠21から脱落することを防いでスムーズに下流へ案内し、また円板体の強制排除時には前記円板体排除レバー33と連動して作動し、第2の円板体案内通路12内を通過する排除対象の円板体を当該第2の円板体案内通路12内からスムーズに下方へ落下させる円板体案内レバーである。
【0027】
また、図1で符号60は、円板体投入口10から投入された円板体に当接し、それにより第1の円板体案内通路11内を落下する円板体の落下速度を緩和させる円板体落下速度緩和手段で、この円板体落下速度緩和手段60は、ゲートプレート3の表面に軸61を介して回動自在に支承されたスイングレバー62と、このスイングレバー62を常時時計方向へ付勢するバネ63とから構成されている。なお、このスイングレバー62の先端62aは、ゲートプレート3に形成された円弧形状の切り欠64を介して第1の円板体案内通路11内に突出し、これにより当該スイングレバー62の先端62aと落下する円板体とを衝突させて、当該スイングレバー62を軸61を中心に反時計方向へ回動させ、それにより円板体の落下速度を緩和させるようにしている。
【0028】
次に、上述した円板体選別装置1の作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0029】
図1と同一部分を同一符号で示す図4のように、真円板体の外径よりも外径が大きい円板体40が円板体投入口10内に投入されると、当該円板体40は、ゲートプレート3の背面から第1の円板体案内通路11内に突設された一対の外径規制爪3d、3e間に係合し、このため真円板体の外径よりも外径が大きい円板体40は第1の円板体案内通路11内下方への落下が阻止される。なお、この一対の外径規制爪3d、3e間の距離は真円板体の外径よりも若干広く設定されている。
【0030】
なお、ゲートプレート3の一対の外径規制爪3d、3e間に係合し、その落下が阻止された円板体40を排除するためには、図4のAA拡大断面図で示す図5のように、メインプレート2とゲートプレート3との間を押し広げるゲートレバー35を矢印B方向へ押圧し、これにより、図6で示すように、メインプレート2とゲートプレート3との間を大きく拡開させて、一対の外径規制爪3d、3e間に係合した円板体40を下方に落下させて排除する。
【0031】
一方、図7で示すように、真円板体の外径よりも径は小さいが、その板厚が真円板体の板厚よりも大きい円板体41が円板体投入口10内に投入されると、その円板体41は図7のAA拡大断面で示す図8のようにシックネススクリユー25と当接し、このため第1の円板体案内通路11内下方への落下が阻止される。なお、シックネススクリユー25と当接し、その落下が阻止された円板体41を排除するためには、前述したのと同様に、図8で示すメインプレート2とゲートプレート3との間を押し広げるゲートレバー35を矢印B方向へ押圧し、これにより、図9で示すように、メインプレート2とゲートプレート3との間を大きく拡開させて、シックネススクリユー25に当接した円板体41を下方に落下させて排除する。
【0032】
次に、真円板体が投入された場合を詳述する。
【0033】
図10で示すように、真円板体42が円板体投入口10内に投入されると、当該円板体42は一対の外径規制爪3d、3e間とシックネススクリユー25先端とゲートプレート3との間を通過し、その後、円板体落下速度緩和手段60のスイングレバー先端62aと衝突し、その落下速度が緩和されて第1の円板体案内通路11の下流側へ案内される。
【0034】
その際、図10のAA拡大断面図で示す図11、図12のように、真円板体42は円板体押付け手段22の円板体押付けレバー23と当接し、当該円板体押付けレバー23をコイルバネ24の付勢力に抗して時計方向へ回転させ、これにより円板体押付けレバー23とゲートプレート3との間を通過する。なお、真円板体42には円板体押付けレバー23とゲートプレート3との間を通過する間、円板体押付けレバー23によりゲートプレート3の背面3b側に押付けられる付勢力が常時作用するので、その付勢力により真円板体42の各種方向への暴れが可及的に阻止され、そのため常に一定の姿勢に制御されて第1の円板体案内通路11の下流端、言い換えれば第2の円板体案内通路12の始端へ案内される。
【0035】
このように、一定の姿勢で真円板体42が第2の円板体案内通路12の始端に到達すると、図12で示すように、その外径の下端が一本の傾斜転送レール3cに当接し、またその外径の上端が切り欠21の上縁21a以上に位置する第2の円板体案内通路12の側壁12bに当接する。
【0036】
このように、真円板体42の外径の上端が切り欠21の上縁21a以上に位置する第2の円板体案内通路12の側壁12bに当接すると、真円板体42は切り欠21側へ倒れることなく、円板体選別装置1の正面図で示す図13のように、第2の円板体案内通路12の傾斜転送レール3cに沿い円板体排除手段30を通過し、さらにその下流に形成された円板体排出孔2dから排出されて図示せぬ金庫内に収容される。
【0037】
次に、真円板体よりも外径が小さく、しかも板厚が真円板体と同じかそれより薄い円板体43が投入された場合について詳述する。
【0038】
図14で示すように、上述した円板体43が円板体投入口10内に投入されると、当該円板体43は、一対の外径規制爪3d、3e間、およびシックネススクリユー25先端とゲートプレート3との間を通過し、さらに、円板体落下速度緩和手段60のスイングレバー先端62aと衝突してその落下速度が緩和されて、第1の円板体案内通路11の下流側へ案内される。
【0039】
その後、図14のAA断面で示す図15、図16で示すように、円板体43は円板体押付け手段22の円板体押付けレバー23と当接し、当該円板体押付けレバー23をコイルバネ24の付勢力に抗して軸23aを中心に時計方向へ回転させ、これにより円板体押付けレバー23とゲートプレート3との間を通過する。その際、即ち、円板体押付けレバー23とゲートプレート3との間を通過する間、円板体43には円板体押付けレバー23によりゲートプレート3の背面3b側に押付けられる付勢力Fが常時作用するので、その付勢力Fにより円板体43の各種方向への暴れが可及的に阻止され、そのため円板体43は常に一定の姿勢に制御されて第2の円板体案内通路12の始端G側へ案内される。
【0040】
このように、一定の姿勢に制御されて円板体43が第2の円板体案内通路12の始端Gに到達すると、図16で示すように、その外径の下端が一本の傾斜転送レール3cに当接し、またその外径の上端が切り欠21の上縁21a以下の位置に到達する。
【0041】
このように、円板体43の外径の上端が切り欠21の上縁21a以下の位置に到達すると、当該円板体43の左側方には、コイルバネ24の付勢力Fが円板体押付け手段22を構成する円板体押付けレバー23を介し作用するので、当該円板体43は図17で示すように、切り欠21を介し傾斜壁12c側へ倒れてその姿勢を変更する。
【0042】
この図17で示すように、円板体43が切り欠21を介し傾斜壁12c側へ倒れてその姿勢を変更すると、その外径の下端が傾斜転送レール3cから脱落し、このため図18で示すように、円板体43は傾斜転送レール3cの左側方に沿って形成されたスリット50から下方へ落下して排除される。
【0043】
つまり、上述した本願発明に係わる円板体選別装置1では、円板体押付け手段22の円板体押付けレバー23を第1の円板体案内通路11の下流端、言い換えれば切り欠21が形成された第2の円板体案内通路12の始端側に配設したので、全ての円板体は切り欠21内へ向け転送される以前に円板体押付けレバー23の付勢力を受け、それにより各種方向への円板体の暴れが可及的に阻止されているので、円板体が切り欠21内へ到達する際には常に一定の姿勢に制御された状態で到達することとなる。
【0044】
従って、特に図16で示すように、真円板体よりも径の小さい円板体43を切り欠21側へ傾斜させて選別する際に、暴れた姿勢で円板体43が第2の円板体案内通路12の始端Gに到達し、その外径が見掛上切り欠21の上縁21a以上の位置に至ることはなく、このため径の小さい円板体43の正確な径選別機能を維持することができることとなる。
【0045】
一方、図19およびそのBB拡大断面で示す図20のように、真円板体よりも若干径の小さい円板体44が円板体投入口10内に投入されると、円板体44の外径が傾斜転送レール3cと切り欠21の上縁21aとの間に挟持される虞がある。
【0046】
この場合、ゲートプレート3を拡開しただけではその円板体44を排除することができないので、この実施例では図19で示すように、ゲートプレート3に円板体排除バー嵌挿用孔3fを形成し、この円板体排除バー嵌挿用孔3fに対向する位置のカバープレート4に円板体排除バー4aを突設させている。
【0047】
このような、円板体排除バー4aによると、図20で示すように、メインプレート2とゲートプレート3との間を押し広げるべくゲートレバー35を矢印B方向へ押圧し、これにより、図21で示すように、メインプレート2とゲートプレート3との間を拡開させると、ゲートプレート3の円板体排除バー嵌挿用孔3f内にカバープレート4の円板体排除バー4aが嵌挿して円板体44に当接する。その後、さらにゲートレバー35を矢印B方向へ押圧すると円板体排除バー4aの付勢力により円板体44が押圧され、これにより図22で示すように、傾斜転送レール3cと切り欠21の上縁21aとの間に挟持された円板体44はゲートプレート3の下方に落下し強制的に排除される。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の円板体選別装置では、径選別を行うため、円板体投入口から落下する円板体を切り欠側へ押し付ける円板体押付け手段を、従来の如く切り欠が形成された第2の円板体案内通路ではなく、切り欠が形成された第2の円板体案内通路へ円板体を案内する第1の円板体案内通路の下流端に配設したため、径選別の対象となる円板体は、切り欠内へ向け転送される以前の第1の円板体案内通路を通過する間に円板体押付け手段の付勢力により、各種方向への暴れが可及的に阻止されるので、円板体が切り欠内へ到達する際には常に一定の姿勢に制御された状態で到達し、このため、特に、真円板体よりも径の小さい円板体の暴れによる径選別ミスを可及的に低減させて安定した選別機能を有する円板体選別装置を提供することができる。
【0049】
また、円板体押付け手段を、従来の如く切り欠が形成された第2の円板体案内通路ではなく、第2の円板体案内通路へ円板体を案内する第1の円板体案内通路に配設するようにしたため、その分第2の円板体案内通路の全長を短く設定して正面幅の短いコンパクトな円板体選別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる円板体選別装置の正面図。
【図2】図2はメインプレートの正面図。
【図3】図3は図1のAA拡大断面図。
【図4】図4は径の大きい円板体を投入した円板体選別装置の正面図。
【図5】図5は図4のAA拡大断面図。
【図6】図6は径の大きい円板体の排除状態を示す要部拡大断面図。
【図7】図7は板厚の大きい円板体を投入した円板体選別装置の正面図。
【図8】図8は図7のAA拡大断面図。
【図9】図9は板厚の大きい円板体の排除状態を示す要部拡大断面図。
【図10】図10は真円板体を投入した円板体選別装置の正面図。
【図11】図11は図10のAA拡大断面図。
【図12】図12は真円板体の選別状態を示す要部拡大断面図。
【図13】図13は真円板体の選別状態を示す円板体選別装置の正面図。
【図14】図14は径の小さい円板体を投入した状態を示す円板体選別装置の正面図。
【図15】図15は図14のAA拡大断面図。
【図16】図16は径の小さい円板体の排除状態を示す要部拡大断面図。
【図17】図17は径の小さい円板体の排除状態を示す要部拡大断面図。
【図18】図18は径の小さい円板体の排除状態を示す要部拡大断面図。
【図19】図19は径が真円板体よりも若干小さい円板体を投入した状態を示す円板体選別装置の正面図。
【図20】図20は図19のBB拡大断面図。
【図21】図21は径が真円板体よりも若干小さい円板体の排除状態を示す要部拡大断面図。
【図22】図22は径が真円板体よりも若干小さい円板体の排除状態を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…円板体選別装置
3c…傾斜転送レール
10…円板体投入口
11…第1の円板体案内通路
12…第2の円板体案内通路
12c…傾斜壁
20…円板体選別手段
21a…上縁
21…切り欠
22…円板体押付け手段
23…円板体押付けレバー
25…板厚規制手段(シックネススクリュー)
40、41、42、43、44…円板体

Claims (5)

  1. 円板体投入口から投入された円板体を転送させる傾斜転送レールからなる円板体案内通路と、該円板体案内通路内を転送する円板体の外径の差異により該円板体の真偽を判別する円板体選別手段とを有する円板体選別装置において、
    前記円板体案内通路は、前記円板体投入口から下方へ向けて延設された第1の円板体案内通路と、該第1の円板体案内通路の下流端から斜め下方へ向けて連通状に延設された第2の円板体案内通路とからなり、
    前記円板体選別手段は、前記第1の円板体案内通路上流に円板体の外径を規制する円板体外径規制部と、該第1の円板体案内通路に突出し、通過する円板体の板厚を規制する板厚規制手段と、前記円板体外径規制部の下流に設けた円板体落下速度緩和手段と、前記第2の円板体案内通路の一方の側壁に円板体の転送方向にそって形成された切り欠きと、該切り欠きが形成された前記一方の側壁に円板体の進行方向に対し外側へ傾斜した傾斜壁と、前記第1の円板体通路下流端に配設され、前記円板体投入口から落下する円板体を切り欠きが形成された前記一方の側壁側へ押し付ける円板体押付手段からなり、更に前記円板体外径規制手段と前記板厚規制手段は装置の高さ方向の位置が同一であること、
    を特徴とする円板体選別装置。
  2. 前記円板体は、硬貨、遊戯用メダル、トークン等であることを特徴とする請求項1に記載の円板体選別装置。
  3. 前記円板体押付け手段は、一端に配設された付勢手段の付勢力により他端が前記第1の円板体案内通路の下流端に突出した回動自在な略L字形状の円板体押付けレバーからなることを特徴とする請求項1に記載の円板体選別装置。
  4. 前記付勢手段はコイルバネであることを特徴とする請求項3に記載の円板体選別装置。
  5. 前記板厚規制手段はシックネススクリューからなることを特徴とする請求項1に記載の円板体選別装置。
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