JPS6329243A - 薄膜感温素子 - Google Patents

薄膜感温素子

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Publication number
JPS6329243A
JPS6329243A JP17253586A JP17253586A JPS6329243A JP S6329243 A JPS6329243 A JP S6329243A JP 17253586 A JP17253586 A JP 17253586A JP 17253586 A JP17253586 A JP 17253586A JP S6329243 A JPS6329243 A JP S6329243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
torr
temperature
ion plating
titanium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17253586A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuyuki
露木 宏
Kazuyuki Ozaki
和行 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPS6329243A publication Critical patent/JPS6329243A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、薄膜感温素子に関する。更に詳しくは、耐環
境性に優れ、しかも中温度領域の温度を精度よく測定し
得る薄膜感温素子に関する。
(従来の技術) 現在使用されている温度センサとしては、ガラス製温度
針、バイメタルなどの熱膨張を利用するもの、白金抵抗
体、サーミスタなどの抵抗変化を利用するもの、熱電対
などの起電力を利用するもの、磁気特性を利用するもの
、電気容量を利用するもの、赤外線を検出するものなど
がある。
これらの温度セン号のうち、抵抗変化によって温度を検
出する代表的な素子としては、サーミスタや金属抵抗体
が挙げられる。サーミスタはNTClPTC5CTRに
大別されるが、PTCおよびCTRは温度に対しリニア
に抵抗変化する領域が狭く、広範囲の温度測定に不向き
である。また、NTCは、中温度領域では比較的リニア
に抵抗変化するが、負の温度−抵抗係数を示すので、温
度が上昇すると抵抗が次第に小さくなり、遂には自己発
熱して暴走する可能性が大きい(W= Z V = V
2/R)。
これに対して、正の温度−抵抗係数を有するものとして
は金属抵抗体があり、これの代表的なものとしては白金
抵抗体が挙げられる。しかしながら、白金は高価である
ので、これに代わって廉価なニッケルや銅が一般的に使
用されるが、これらは精度の点で不十分であるばかりで
はなく、高温度領域では酸化されるという欠点がみられ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、従来のサーミスタや金属抵抗体にみられ
るこのような欠点を避け、中温度領域の温度を精度よく
抵抗変化から測定することができ、しかも耐環境性の点
でも優れている感温素子を求めて諸々の検討の結果、つ
ぎのような構造を有する薄膜感温素子がかかる課題を効
果的に解決せしめるものであることを見出した。
(問題点を解決するための手段) 従って、本発明は薄膜感温素子に係り、この薄膜感温素
子は、絶縁性基板上にイオンプレーティング法窒化チタ
ン薄膜を形成させてなる。
絶縁性基板としては、ガラス、石英、アルミナなどの板
状体あるいはステンレススチール、インコネル、モネル
、ハステロイなどの耐食性合金の板状体上に石英、アル
ミナなどの絶縁性薄膜を形成させたものなどが用いられ
る。
これらの絶縁性基板上へのイオンプレーティングによる
窒化チタン薄膜抵抗体の形成は、例えば第1図に示され
るような装置を用いて行われる。
まず、イオンプレーティング装置1の基板ホルダ2に対
向する位置に金属チタン3を入れたルツボ4を設置し、
容器内を5 X 10  Torr以下、好ましくはI
 XIOTorr以下に排気したのち、アルゴンガスを
ガス導入口5から0.2X10 〜5 X 1O−3T
orrの圧力になるまで導入し、高周波電力的200〜
l000W、直流電圧約−200〜−1500V、基板
温度室温〜約400℃、処理時間任意の条件下で、後記
イオンプレーティングの場合と同様にRF主電力よる放
電下でイオンボンバード処理し、基板ホルダ2に下向き
に取り付けられた絶縁性基板60表面をクリーニングす
る。
その後−旦、5 X 10  Torr以下、好ましく
はIX 1O−5Torr以下に排気したのち、ガス導
入口5から窒素ガスまたはアンモニアガスを0.2X1
0 〜5 X 1O−3Torrの圧力になるまで導入
し、この圧力を維持しながら下記条件下でイオンプレー
ティングを行い、絶縁性基板表面に窒化チタン薄膜を形
成させる。
到達圧力    5 X 10  Torr以下高周波
電力   500〜100OW 直流電力   −500〜−1500V基板温度   
 室温〜400℃ 薄膜形成速度  5〜80久/秒 N2 、NH35〜100 m l /分絶縁性基板6
上には、例えば第2図に示されるような形状の窒化チタ
ン薄膜16が形成されるが、そのためにはイオンプレー
ティング処理に付される絶縁性基板には必要なマスキン
グが行われる。
この絶縁性基板が取り付けられる基板ホルダ2は、アー
スされた直流電流7に接続されている。また、イオンプ
レーティングに際しては、RF電流8に接続されたRF
コイル9にRF主電力がけ、放電させながら電子ビーム
電源10に接続された電子ビーム11を金属チタンに発
射させることが行われ、形成された薄膜の膜厚は膜厚モ
ニタ12により測定される。なお、符号13は基板加熱
用のヒータであり、14はガス排気口であり、15はシ
ャッタであり、これは金属チタンを蒸発させるとき、最
初にシャッタを閉じて金属に付着している不純物を取り
除き、基板に付着させない働きをしている。
イオンプレーティング法によって形成される窒化チタン
薄膜は、共にRF主電力よりイオン化される金属チタン
と窒素ガスまたはアンモニアガスとから容易に製造でき
るばかりではなく、得られるN膜抵抗体は本発明の目的
としている温度特性を得るのに必要な高結晶性膜であり
、しかもそれの絶縁性基板に対する密着性も良好である
。なお、この密着性は、直流電圧により絶縁性基板側を
陰極にすることにより高められる。
金属チタンと反応させる窒素源ガスとしては、窒素ガス
あるいはアンモニアガスが用いられるが、アンモニアガ
スを用いた場合は窒化チタン薄膜中に水素が入り込み、
それが薄膜感温素子作製後に抜けてピンホールが生じる
こともあるので、好ましくは窒素ガスが用いられる。
ただし、窒素ガスが用いられた場合でも、イオンプレー
ティング法が採用される限り、イオンプレーティング気
相中にはTiN 、 Ti02 、TiXTic、グラ
ファイトCなどの混在が僅かな量であっても避けられな
い。例えば、Ti(12は使用ガス中に不純物として含
まれる02の量にしたがって多く生成し、これは半導体
的性質を有しており、負の温度−抵抗係数を有している
このような観点から、形成される窒化チタン薄膜の構成
が元素比で、チタン1に対して窒素が0゜7〜1、好ま
しくは0.8〜1、酸素が0.7〜0、好ましくは0.
4〜0、炭素が0.1〜0であるように窒素源ガスが精
製して用いられる。なお、この場合のチタンと窒素との
元素比あるいは膜厚などによって、初期抵抗を任意に変
えることができる。
(発明の効果) 本発明に係る薄膜感温素子は、つぎのような特徴を有し
ている。
(1)抵抗体部分が金属チタンと窒素ガスとから容易に
形成されるため、量産化が可能である。
(2)従来のサーミスタや金属抵抗体と比較して、耐食
性および密着性に優れ、耐環境性も良好である。
(3)温度−抵抗係数が正でしかもリニアであるため、
中湿度領域を中心として一40〜+400℃の広い範囲
での温度測定が可能である。
(4)回路上も簡単で出力の検出が容易である。
(実施例) つぎに、実施例について本発明を説明する。
実施例1 ガラス板(26X 48 X 2 mu)上にステンレ
ススチール板製マスクを密着させ、第2図に示されるよ
うな形状の窒化チタン薄膜(マスク開口部の寸法;薄膜
抵抗体の幅が1.2flで、抵抗体1間隔が1゜2nの
ものを24X 32.4mmの寸法内に形成させた)を
、第1図に示される態様に従って形成させた。
まず、容器内をI X 10  Torrに排気した後
、IX 1O−3Torrのアルゴンガスを導入し、基
板ホルダに一500Vの電圧をかけ、500WのRF電
力により、イオンボンバード処理を10分間行った。次
いで、l X 10  Torrに排気した後、基板ホ
ルダを250℃に加熱し、24m11分の流量で窒素ガ
スを導入し、500WのRF電力をかけ、放電させなが
ら、電子ビームをルツボ中の金属チタンに発射してチタ
ンを蒸発させ、薄膜形成速度24A/秒、イオンプレー
ティング時の圧力3 X 1O−4Torr、時間約1
2分間の条件下でイオンプレーティングを行い、膜厚1
.7μmの窒化チタン薄膜抵抗体を形成させた。
これに、第2図に図示された如く、リード線を銀ペース
ト付けし、その上に湿度などの影響を避けるためにシリ
コーンシール材を一面に塗布し、測定試料とした。この
測定試料を低高温恒温槽に入れ、温度を一10〜+10
0″Cの間で変化させて抵抗値を測定した。
実施例2 実施例1において、薄膜抵抗体部分の長さを約2倍とし
た薄膜感温素子(マスク開口部の寸法;薄膜抵抗体の幅
が0.8uで、抵抗体7間隔が0.8鶴のものを、20
X 21.2wmの寸法内に形成させた)を形成させ、
抵抗値を測定した。
実施例3 実施例1において、基板ホルダへの電圧を一1000V
に、窒素流量を26m1!/分に、薄膜形成速度を23
 X /秒に、またイオンプレーティング時の圧力を4
.OX 10= Torrにそれぞれ変更して薄膜感温
素子を形成させ、抵抗値を測定した。
以上の各実施例での測定結果は、第3図のグラフに示さ
れる。この結果から、温度変化に対する抵抗値の変化は
リニアであり、また温度−抵抗係数は正で、760pp
m/ ’cの値を示していることが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、イオンプレーティング装置の概略図である。 第2図は、本発明に係る薄膜感温素子の一態様を示すそ
の平面図である。また、第3図は、実施例1〜3でそれ
ぞれ得られた温度と抵抗との関係を示すグラフである。 (符号の説明) 116.イオンプレーティング装置 290.基板ホルダ 308.金属チタン 409.ルツボ 610.絶縁性基板 11、、、電子ビーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 絶縁性基板上にイオンプレーティング法窒化チタ
    ン薄膜を形成させてなる薄膜感温素子。
  2. 2. 金属チタンと窒素ガスとから窒化チタンが形成さ
    れた特許請求の範囲第1項記載の薄膜感温素子。
JP17253586A 1986-07-22 1986-07-22 薄膜感温素子 Pending JPS6329243A (ja)

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JP17253586A JPS6329243A (ja) 1986-07-22 1986-07-22 薄膜感温素子

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JP17253586A Pending JPS6329243A (ja) 1986-07-22 1986-07-22 薄膜感温素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150889A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 General Electric Co <Ge> ガス・センサ及び製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552936A (en) * 1978-10-13 1980-04-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Humidity detector
JPS5768001A (en) * 1980-10-16 1982-04-26 Osaka Prefecture Titanium nitride moisture sensor
JPS58167767A (ja) * 1982-03-26 1983-10-04 Clarion Co Ltd 薄膜形成方法

Patent Citations (3)

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