JPS63291406A - 吊下吸着具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は永久磁石を利用した一対の吸着具における一方
の吸着具に一般的に安全ピンと言われるクリップを係着
してこのクリップにより衣服等に止め、アクセサリ−と
しての小物を他方の吸着具に取付けてこの吸着具と前記
の吸着具とを吸着させるようにした吊下吸着具である。

（従来技術） 従来、名札やワッペン等の小物を衣服に止着するには小
物の裏面に直接安全ピン等のクリップが取付けられたも
のが多かった。又、ゴルフの時に使用するティやマーカ
ーはプレーヤーが衣服のポケット等に入れて携帯してい
た。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら小物に直接安全ピン等のクリップが取付け
られたものはクリップを目立たないようにするためには
どうしてもクリップが小物の裏側に取付けられているの
で衣服にクリップで止着する時に小物が邪魔になり止着
し難かった。

又、アクセサリ−等としての小物を取換えようとする時
にはその都度、衣服から取外して他のものを止着しなけ
ればならなかった。このため衣服にクリップのピンを突
刺した後が残り衣服を損傷すると共にアクセサリ−の交
換が面倒でもある等の問題点があった。

・　又、ゴルフのティやマーカーをプレーヤーがポケッ
ト等に入れて携帯すれば、使用の都度ポケットに手を入
れて取り出さなければならず、不便でありてポケットも
汚れると共に、ポケット内のティ等ががさついてプレ一
時の動作の邪魔になる等の状況であった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたもの
であって、一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けた
穴１ａを有する永久磁石１の磁極面ａに添設される強磁
性板２と、磁極面すに当接される強磁性板３との双方又
は何れか一方より突設された強磁性突起２ａ、３ａが前
記穴１ａを介して相互に又は前記強磁性板２又は３に着
脱自在に吸着される一対の吸着具の一方の吸着具が寒暖
計、時計、ボールペン、名札、ゴルフマーカー、ゴルフ
ティ、ワッペン、ペンダント等の小物５に取付けられて
いると共に、コイル状に巻回されている線材６の一端が
弾性を有する係止針６ａとされ、且つ該線材６ａの他端
に設けられた膨頭状の係入部６ｂに前記係止針６ａの先
端部が側方から弾性的に係脱自在に係合されているクリ
ップＣの前記巻回部６Ｃと該係入部６ｂとの間に前記の
他方の吸着具がその取付環部７°によって係着されてい
る構成としたものである。

（作用） このように構成された吊下吸着具はクリップの係止針６
ａを衣服に刺通して係入部６ｂに係合させることにより
一方の吸着具を所要の位置に止着し、この吸着具に小物
５に取付けられている他方の吸着具を吸着させることに
より上記の小物５をアクセサリ−として、或はアクセサ
リ−状に取付けることができる。

又、永久磁石１の吸着力を利用した一対の吸着具により
小物５とクリップＣとが脱着自在に取付けられるので、
同様の吸着具を取付けた多種の小物を用意しておけば、
状況に応じて任意の小物と非常に簡単に取替えることが
できる。

更にクリップＣを衣服に止着した後、小物５を吸着させ
ることによりクリップＣの上着が小物に邪魔されず極め
て容易に行える。

（実施例） 以下本発明の一実施例について図面により説明する。

Ｂは被吸着具、Ａは吸着具であって被吸着具Ｂは小物５
に取付けられ、吸着具ＡはクリップＣに取付けられ、吸
着具Ａ、被吸着具Ｂが吸着することにより小物５とクリ
ップＣとが一体とされるものである。

前記吸着具Ａは一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向
けた穴１ａを有する環板状の永久磁石１の磁極面ａに円
板状の強磁性板２が添着され、底部に穴１ａに連通する
穴４ａを有する倒皿状の非磁性ケース４内に永久磁石１
の磁極面すを内方にして嵌入され、ケース４の開口縁に
設けられた係止爪４ｂによって永久磁石１と強磁性板２
とが一体に保持されているものである。該強磁性板２に
は一端に細径桿部２ａ’が設けられた短稈状の強磁性突
起２ａが、該細径桿部２ａ’を前記強磁性板２に貫挿す
ることにより穴１ａ内に突設され、強磁性板２により突
出した細径桿部２ａ’は強磁性板２の非吸着面に添装さ
れた取付板７に設けられた孔にカシメられて取付板７が
吸着具Ａと一体に取付けられている。

クリップＣは金属等の線材６が中央部で一回コイル状に
巻回されて一端が弾性を有する係止針６ａとされ、該線
材６の他端に膨頭状の係入部６ｂが設けられ、前記係止
針６ａの先端部が側方から係入部６ｂに弾性的に係脱自
在に係合されるように構成された通称安全ピンと呼ばれ
るものであって、前記巻回部６Ｃと係入部６ｂとの間に
前記吸着具Ａの取付板７の一端を屈曲して形成した環部
７°に係着されている。取付板７の環部７゛は吸着具Ａ
の前面の延長面上に設けられるが、小物５の重さにより
第３図のように前後面間の中央付近の延長面上に位置す
る場合、第４図のように後面の延長面上にある場合があ
り、吸着具Ａが衣服の布地面と平行になるように適宜の
位置が採用される。尚、環部７°は管状とされることも
ある。

又、第５図に示すように吸着具Ａの細径桿部２ａ’は強
磁性板２にカシメ付け、取付板７は強磁性板２の非吸着
面に沿った半円形のものとしてケース４の係止爪４ｂに
より強磁性板２と共に把持されるようにし、取付板７の
直線状端部に管状部７゛を設けるようにする場合もある
。

被吸着具Ｂは円板状の強磁性板３とその中心に突設され
た強磁性突起３ａとよりなるものであり１強磁性突起３
ａが強磁性板と一体形成される場合、強磁性突起３ａの
一端に細径桿部３ａ’を設けて強磁性板３にあけた孔に
挿入してカシメ付けて強磁性板３と一体にして接着剤。

両面粘着板、ロウ付け、溶着等で小物５に取付ける場合
、或は強磁性突起３ａの細径桿部３ａ’を強磁性板３に
設けた孔に挿通すると共に先端部をボルト、木ねじ、針
状として小物５に螺着又は刺着する等して小物５と吸着
具Ｂとを一体に組付ける場合等がある。

吸着具Ａと被吸着具Ｂとは強磁性板３が磁極面すに吸着
し、強磁性突起２ａと３ａは穴ｌａ内で互に吸着するよ
うになっており、強磁性突起２ａ、３ａが第２図のよう
に穴ｌａ内で互に吸着する長さとされる場合と第６図（
ａ）のように吸着具Ａの強磁性突起３ａのみを設けて直
接吸着具への強磁性板２に吸着するようにする場合とが
ある。

又、吸着具Ａは前記の各実施例に示すように磁極面すも
ケース４によって覆われている場合、他に第７図（ａ）
のようにケースが短寸の円筒状であって磁極面すが露出
している場合、或は同図（ｂ）に示すようにケース４の
磁極面す側周縁が突周縁とされて被吸着具Ｂの吸着位置
のずれを防止すると共に被吸着具Ｂが吸着されていない
時に磁極面すに誤ってキャッシュカード等の磁気記録物
が接触しても該突縁４Ｃによって磁極面すとの密着がな
いようにし、磁気記録への磁気の悪影響を防止するよう
にする場合等がある。

第８図は磁気シールド板８を取付けて磁気シールドタイ
プとした吸着具Ａの各種実施例であって同図（ａ）はケ
ース４と磁極面すとの間に強磁性の磁気シールド板８を
介装すると共にケース４の磁極面す側の突周縁４Ｃを併
設したもの、同図（ｂ）は筒状のケース４により磁極面
すに添装した磁気シールド板８の周縁を係止したもので
あり、同図（Ｃ）はモールディングにより磁極面すに磁
気シールド板８を添装したちのであり、上記は何れも被
吸着具Ｂとの非吸着時における磁極面すからの磁気漏洩
を防止するようにしたものである。

第９図（ａ）は永久磁石ｌを硬質磁性粉末を含有した合
成樹脂により成形したプラスチック磁石を用いてケース
４を省略して強磁性板２は永久磁石ｌの磁極面ａ側へ一
方の面を露呈させて埋設したもので、前記第８図（Ｃ）
も同じくプラスチック磁石を使用したものである。第９
図（ｂ）は磁極面すにプラスチック磁石自体により突周
縁ｔｂが形成されているものである。

尚、前記の実施例の小物５に取付けられた吸着具Ｂがク
リップＣに取付けられ、吸着具Ａが小物５に取付けられ
る場合もある。

（効果） 本発明に係る吊下吸着具は上記のように構成されており
、クリップによる衣服等に止着した一方の吸着具と小物
に取付けられている他方の吸着具とを吸着させることに
より、アクセサリ−として又はアクセサリ−状に取付け
ることが簡単にでき、同様な吸着具に取付けた他の小物
と交換することも極めて簡単であり、従来のクリップに
直接小物が取付けられている場合のように小物の種類を
替える度に衣服にクリップの針を刺通す必要がないので
衣服を傷めることがない。

又、クリップにより衣服へ止着する時には一又、ゴルフ
マーカー、ティ等を小物として取付ければ従来のように
ポケットに入れて携帯する必要がなくズボン等の適宜の
位置に該吊下吸着具を止着しておけば使用時には吸着を
外し、使用後は吸着させるだけであるので非常に便利で
あり、且つプレイ時の動作の邪魔になることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る吊下吸着具の典型的な一実施例の
斜視図、第２図は同断面図、第３図乃至第５図はクリッ
プが取付けられた一方の吸着具の各種実施例の断面図、
第６図は一対の吸着具の各種実施例の断面図、第７図乃
至第９図は吸着具の各種実施例を示す断面図である。 ｌ・・・永久磁石、１ａ・・・穴、２，３・・・強磁性
板、２ａ、３ａ・・・強磁性突起、４・・・ケース、５
・・・小物、６・・・線材、６ａ・・・係止針、６ｂ・
・・係入部、６Ｃ・・・巻回部、７・・・取付板、７°
・・・環部、８・・・磁気シールド板、Ａ、Ｂ・・・吸
着具、ａ、　　ｂ・・・磁極面、Ｃ・・・クリップ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一方の磁極面ａから他方の磁極面ｂに向けた穴１ａを有
   する永久磁石１の磁極面ａに添設される強磁性板２と、
   磁極面ｂに当接される強磁性板３との双方又は何れか一
   方より突設された強磁性突起２ａ、３ａが前記穴１ａを
   介して相互に又は前記強磁性板２又は３に着脱自在に吸
   着される一対の吸着具の一方の吸着具が寒暖計、時計、
   ボールペン、名札、ゴルフマー カー、ゴルフティ、ワッペン、ペンダント等の小物に取
   付けられていると共に、コイル状に巻回されている線材
   の一端が弾性を有する係止針とされ、且つ該線材の他端
   に設けられた膨頭状の係入部に前記係止針の先端部が側
   方から弾性的に係脱自在に係合されているクリップの前
   記巻回部と該係入部との間に、前記他方の吸着具がその
   取付環部によって係着されていることを特徴とする吊下
   吸着具。