JPS6328865B2 - - Google Patents

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JPS6328865B2
JPS6328865B2 JP57020860A JP2086082A JPS6328865B2 JP S6328865 B2 JPS6328865 B2 JP S6328865B2 JP 57020860 A JP57020860 A JP 57020860A JP 2086082 A JP2086082 A JP 2086082A JP S6328865 B2 JPS6328865 B2 JP S6328865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
foaming
foaming agent
type
surfactants
Prior art date
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Expired
Application number
JP57020860A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58140364A (ja
Inventor
Shigeru Iijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP57020860A priority Critical patent/JPS58140364A/ja
Publication of JPS58140364A publication Critical patent/JPS58140364A/ja
Publication of JPS6328865B2 publication Critical patent/JPS6328865B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、起泡剤、殊に隧道、暗渠、地下構築
物等の裏込めに利用するグラウテイングモルタル
(以下「裏込材」という)用の起泡剤に関する。 隧道、暗渠、地下構築物等の掘穿土木工事にお
いては、巻壁の背後の補強、沓の地固め等の目的
でセメントモルタルを主とする裏込剤が使用され
る(例えば山海堂刊「現場技術者のための新版コ
ンクリート工事ポケツトブツク」昭和51年7月新
版第1刷発行第91頁参照)。この裏込材用モルタ
ルには大別して普通モルタルと気泡モルタルがあ
る。前者は水、セメント、砂、フライアツシユ及
び減水剤等から構成されるが、一般に流動性が低
いのでポンプ輸送は困難であり、このため、大口
径の隧道内において現場で調合して使用するのに
適する。これに反し、後者は水、セメント、砂又
は粘土及び起泡剤等から構成されていて、内部に
存在する気泡のため流動性が良好であるので、ポ
ンプ輸送が可能で、このため現場から数百mも離
れたミキサーから現場まで圧送されることができ
る。 以上の特徴のため、後者の気泡モルタルはミキ
サーを配置する余裕のない小口径の隧道工事はも
ちろん、高層建築における仕切壁用モルタル施行
などに略全面的に採用されており、気泡率(オー
バーラン)は20〜50%が普通である。 ところで、気泡モルタルにおける最も重要な要
素は使用気泡剤の気泡安定性であつて、若し使用
起泡剤の気泡安定性が不充分であれば輸送中に気
泡が潰れてオーバーランが減少する(従つて減少
分だけ材料が余計に必要となる)のみでなく、当
該モルタルの流動性が低下したり、又は離水(ブ
リージング)を起こしたりする等の欠点を生じる
ので、モルタル用の起泡剤は材料に対し充分なオ
ーバーランを与えると共に高圧輸送に耐える充分
な気泡安定性を持つていなければならない。 現在、上の目的で用いられている気泡安定剤は
主として界面活性剤及び蛋白系物質であつて、前
者の例としては例えばアルキルアリルスルホン酸
塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル又はアル
キルアリルエトキシレート及びアルキル又はアル
キルアリルエトキシレート硫酸エステル塩があ
り、また後者の例としては動物の皮、爪、筋等の
コラーゲン又はエラスチン系蛋白のアルカリ加水
分解物が例示される。 以上の各起泡剤の中、界面活性剤によれば高気
泡率のモルタルを得ることができるが、一般に気
泡安定性が劣るため、数種類の界面活性剤を混用
したり又は糊剤や分散剤などの気泡安定性改良剤
を添加したりする試みが行われている。しかし数
種の界面活性剤を併用しても望ましい相乗効果を
期待するのは難かしい。また、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルローズ、ヒドロキシ
エチルセルロース、又はスチレン・マレイン酸コ
ポリマー塩のような糊剤は、自体溶解性が低いこ
とに加え、添加された起泡剤自体の粘度を高める
性質があるため勢い添加率が制限され、この結
果、実用濃度域では充分な気泡安定効果を望むの
が困難である。なお、以上の欠点を避ける一案と
して、界面活性剤と糊剤を別々にしてモルタルに
添加することも提案されているが、実際問題とし
てモルタルの調合作業が煩雑となる他、多量の糊
剤はモルタルの凝結遅延を起こす恐れがあるので
実用化には問題がある。さらにポリリン酸塩、低
重合度ポリアクリル酸ナトリウム、ナフタリンス
ルホン酸・ホルマリン縮合物などの分散剤は、モ
ルタルの粘度を低下せしめる反面、その大量添加
は気泡の安定性を低下させたり材料分離を起こさ
せる恐れがあるので、これまた気泡安定性を大幅
に改善する目的には不適当である。 上記の界面活性剤又はそれと糊剤ないし分散剤
の併用と比較して、蛋白系起泡剤は気泡の安定性
が優れてはいるが、起泡力が劣るため多量に用い
ないと効果が乏しい。しかも自体悪臭を有するこ
とに加え腐敗しやすいという欠点を持つている。 以上通観したように、既存のモルタル用起泡剤
の性能は未だ充分とは云えないものであつて、気
泡モルタルを大量に使用する業界、例えば隧道土
木業界等においてその改良が強く望まれていた。
本発明はこの要望に応え、自体優れた起泡性を備
えると同時に対象モルタルに対し安定なオーバー
ランを与えるモルタル用起泡剤に関するものであ
る。 本発明者はモルタル用起泡剤の改良について鋭
意研究を進めた結果、ある種の界面活性剤が、
水、砂又は粘土、減水剤等からなるポンプ輸送可
能な裏込材用起泡剤として従来の界面活性剤の概
念を覆す優秀な性能を発揮する事実を見出した。
発明者の知見によれば、この活性剤はアニオン性
とカチオン性とを併有する両性界面活性剤に属す
るものであつて、下式で示される類型を含む。な
お、下式中RはC6〜C22のアルキル基、R′は水素
又はメチル基又はエチレン基、Mは水素又はアル
カリもしくはアルカリ土類金属原子を示す。 (A) カルボキシベタイン型 (B) スルホベタイン型 (C) アミノカルボン酸型 (D) アミドカルボン酸型 (E) アミノスルホン酸型 (F) イミダゾリン型 本発明によれば、裏込材用気泡モルタルの性状
はこれらの両性界面活性剤の添加により大幅に改
善される。即ち、従来の起泡剤と同率の添加によ
りモルタルの流動性が殆んど低下することなしに
遥かに大きな気泡率を有するモルタルが得られ、
しかも気泡率の経時的低下が小く、その上、ブリ
ージング現象も殆んど起こらない。 本発明に係る起泡剤の好ましい使用量は対モル
タル0.01〜5%であるが、特に0.05〜1%の範囲
がより好ましい。使用量が0.01%未満では起泡性
が不充分であり、また5%を超えると気抱率の調
節が困難となるのみでなく、起泡性が強過ぎるた
めモルタルの強度が不足する恐れがある。殊に気
泡率50%以上の起泡モルタルでは粘度の上昇が著
しく、当該モルタルが粘弾性体的性質を示すよう
になるためポンプ輸送が困難となる。 本発明に係る起泡剤は必要に応じ2種以上併用
されてもよい。さらに陰イオン界面活性剤、例え
ばアルキルエトキシサルフエート塩と併用するこ
とも可能であつて、この場合も良好な起泡性と生
成した気泡の安定性を期待できる。 本発明において、両性界面活性剤が何故優れた
気泡安定性を示すのかその理由は明らかではな
い。しかし外見的に見て、本発明の起泡剤を含む
気泡モルタル中の気泡径は平均的に陰イオン系又
は非イオン系界面活性剤による場合に比し小い。
一般にモルタル中の気泡径が小である程浮力は小
さくなり、このことがモルタルから脱気が起りに
くくさせ、ひいてはモルタルの安定性を増加させ
る直接的な原因であると云えるが、より根本的に
は、両性界面活性剤の持つ耐強アルカリ安定性及
びモルタル構成材料に対する高い親和性その他の
要因の相乗効果と見るべきであろう。 本発明に係る起泡剤を含有するモルタルの流動
性は、他種の起泡剤が用いられた場合に比し多少
低いが、ポンプ輸送に際し問題となる程のもので
はなく、後記実施例が示すように500m以上の距
離に亘つて容易に圧送されることができる。 以下実施例により本発明の実施態様及び効果を
説明するが、例示はもちろん単に説明用のもので
あつて、如何なる見地においても発明思想の内
包・外延と直接の関係を有しないものである。 実施例 1 試験用モルタルミキサーに水500mlと所定量の
起泡剤を入れ、低速で30秒間撹拌した。次いで市
販粘土(FCP−1、昌栄産業株式会社製)375g
を加え、さらに30秒間撹拌後、最後に普通ポルト
ランドセメント375gを加え、高速で2分間撹拌
して起泡モルタルを調製した。この起泡モルタル
の物性測定結果を以下第1表として示す。
【表】 実施例 2 試験用モルタルミキサーに水230ml及び所定量
の起泡剤を入れ、低速で30秒間撹拌した。次いで
市販川砂(最大寸法5m/m、粗粒率3.14%)
1420gを加え、さらに普通ポルトランドセメント
410gを加えて30秒間低速で、続いて高速で2分
間撹拌して起泡モルタルを調製した。この起泡モ
ルタルの物性測定結果を第2表として示す。
【表】 上2例から明らかなとおり、本発明による界面
活性剤は同一の添加率で既存起泡剤中最も優れて
いる蛋白系起泡剤に比べて遥かに優れた起泡性を
有し、しかも体積収縮率も小さい。特に第1表に
示したN−ラウロイル−β−イミノジプロピオン
酸ナトリウムは低濃度でも起泡性が良好で体積収
縮率が小さく、またイミダゾリウムベタインは最
大の起泡性を有するに拘わらず体積収縮率が小さ
い点で特に優れたものである。 実施例 3 グラウトミキサー(槽容量750)に水230mlと
N−ラウリル−β−アミノプロピオン酸(本発明
起泡剤)0.36Kgを入れ、2分間撹拌した。次いで
市販粘土(上記FCP−1)180Kgと普通ポルトラ
ンドセメント180Kgとを加え、5分間さらに撹拌
して気泡率42.8%の起泡モルタルを得た。 上の起泡モルタルをグラウトポンプで2.2Kg/
cm2に加圧して耐圧ホースを通して560mの距離を
圧送し、先端からサンプリングしたところ、気泡
率39.6%(体積減少率2.22%)を示し、充分な気
泡安定性を有することが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カルボキシベタイン型、スルホベタイン型、
    アミノカルボン酸型、アミドカルボン酸型、アミ
    ノスルホン酸型又はイミダゾリン型両性界面活性
    剤から選ばれた界面活性剤の一種又はそれ以上を
    含有する気泡安定性の優れたポンプ輸送する裏込
    材用起泡剤。
JP57020860A 1982-02-11 1982-02-11 気泡安定性の優れた裏込材用起泡剤 Granted JPS58140364A (ja)

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JP57020860A JPS58140364A (ja) 1982-02-11 1982-02-11 気泡安定性の優れた裏込材用起泡剤

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JP57020860A JPS58140364A (ja) 1982-02-11 1982-02-11 気泡安定性の優れた裏込材用起泡剤

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Publication Number Publication Date
JPS58140364A JPS58140364A (ja) 1983-08-20
JPS6328865B2 true JPS6328865B2 (ja) 1988-06-10

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ID=12038873

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JP57020860A Granted JPS58140364A (ja) 1982-02-11 1982-02-11 気泡安定性の優れた裏込材用起泡剤

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JPS58140364A (ja) 1983-08-20

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