JPS63287081A - 半導体レ−ザ素子の製造方法 - Google Patents
半導体レ−ザ素子の製造方法Info
- Publication number
- JPS63287081A JPS63287081A JP12166787A JP12166787A JPS63287081A JP S63287081 A JPS63287081 A JP S63287081A JP 12166787 A JP12166787 A JP 12166787A JP 12166787 A JP12166787 A JP 12166787A JP S63287081 A JPS63287081 A JP S63287081A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- substrate
- semiconductor laser
- groove
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 41
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 12
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 37
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 30
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 3
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 abstract description 4
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 18
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 10
- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- 238000003486 chemical etching Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は半導体レーザ素子の製造方法に関し、特に分
子線エピタキシャル成長法(MBE法)を用いて高性能
半導体レーザ索子を製造する方法に関するものである。
子線エピタキシャル成長法(MBE法)を用いて高性能
半導体レーザ索子を製造する方法に関するものである。
[従来の技術]
近年、分子線エピタキシャル成長法(MBE法)による
薄膜単結晶成長技術の進歩は著しく、この成長技術を用
いれば、従来の液相エピタキシャル成長法(LPE法)
に比べて非常に大きな面積にわたって均一な厚さの層を
成長させることができる。また、この成長技術を用いれ
ば、IOA程度の極めて薄いエピタキシャル成長層を得
ることが可能となっている。
薄膜単結晶成長技術の進歩は著しく、この成長技術を用
いれば、従来の液相エピタキシャル成長法(LPE法)
に比べて非常に大きな面積にわたって均一な厚さの層を
成長させることができる。また、この成長技術を用いれ
ば、IOA程度の極めて薄いエピタキシャル成長層を得
ることが可能となっている。
このような製造技術の進歩は、半導体レーザにおいても
、従来のLPE法では製作が困難であった極めて薄い層
を有する素子構造を可能とし、そのような素子構造に基
づく新しい効果を利用したレーザ素子の製作を可能とし
た。その代表的なものは量子井戸(Quantum W
all ;略してQW)レーザである。このQWレーザ
は、従来の二重へテロ接合(DH)レーザでは数100
A以上であった活性層厚を100A程度あるいはそれ以
下とすることによって活性層中1こ量子化準位が形成さ
れることを利用しており、従来のDHレーザに比べてし
きい値電流が下がり、温度特性が良く、あるいは過渡特
性に優れている等の数々の利点をaしている。これに関
する文献としては次のようなものがある。
、従来のLPE法では製作が困難であった極めて薄い層
を有する素子構造を可能とし、そのような素子構造に基
づく新しい効果を利用したレーザ素子の製作を可能とし
た。その代表的なものは量子井戸(Quantum W
all ;略してQW)レーザである。このQWレーザ
は、従来の二重へテロ接合(DH)レーザでは数100
A以上であった活性層厚を100A程度あるいはそれ以
下とすることによって活性層中1こ量子化準位が形成さ
れることを利用しており、従来のDHレーザに比べてし
きい値電流が下がり、温度特性が良く、あるいは過渡特
性に優れている等の数々の利点をaしている。これに関
する文献としては次のようなものがある。
(1) W、T、 Tsang、 Phys、 Le
tt、 vol、39゜p、786(1981)。
tt、 vol、39゜p、786(1981)。
(2) N、に、 Dutta、 J、 AI)pl
、 Phys、Vol、53゜p、7211 (19
82)。
、 Phys、Vol、53゜p、7211 (19
82)。
(3) Il、 Iwamura、 T、 5aku
、 T、 l5hibashl。
、 T、 l5hibashl。
K、 0tsuka、 Y、 IIorikoshl、
Electronics Lett。
Electronics Lett。
vol、19. p、180 (1983)。
このように、MBE法による薄膜単結晶成長技術を用い
ることにより、以上に述べたような高性能半導体レーザ
素子を均一性良く得ることができる。
ることにより、以上に述べたような高性能半導体レーザ
素子を均一性良く得ることができる。
一方、半導体レーザ素子を高出力動作させる際には、レ
ーザ発振領域における光密度の上昇が起こり、特にレー
ザ光出射端面部における劣化が問題となる。このような
問題を解決するために、端面近傍においてレーザ発振光
の光吸収を小さくした窓構造を持った半導体レーザ素子
が知られている。この窓構造レーザの一例としては、L
PE法を用いたWlndov −VSISレーザが知ら
れている。
ーザ発振領域における光密度の上昇が起こり、特にレー
ザ光出射端面部における劣化が問題となる。このような
問題を解決するために、端面近傍においてレーザ発振光
の光吸収を小さくした窓構造を持った半導体レーザ素子
が知られている。この窓構造レーザの一例としては、L
PE法を用いたWlndov −VSISレーザが知ら
れている。
このレーザ素子は、基板上に形成する溝の構造を端面付
近の部分とそれ以外の部分とで変えることにより活性層
の厚さを制御し、端面近傍において窓構造を形成したも
のである。
近の部分とそれ以外の部分とで変えることにより活性層
の厚さを制御し、端面近傍において窓構造を形成したも
のである。
[発明が解決しようとする問題点]
半導体レーザ索子を高性能化するために、上記のような
窓構造の半導体レーザ素子をMBE法により作製する場
合には、次のような問題がある。
窓構造の半導体レーザ素子をMBE法により作製する場
合には、次のような問題がある。
すなわち、」一連したMBE法の場合には、溝の形成さ
れた基板上に良質の単結晶を成長させるのが困難である
ため、基板上の溝構造の制御によって窓構造を形成する
ことは困難である。
れた基板上に良質の単結晶を成長させるのが困難である
ため、基板上の溝構造の制御によって窓構造を形成する
ことは困難である。
MBE法によって窓構造を作製する方法としては、活性
層に非常に周期の短い超格子(多重量子井戸)を形成し
、端面近傍においてZnの拡散を行なうことにより、超
格子の無秩序化によって光の吸収端を短波長化させ、吸
収を低下させる方法が知られている。
層に非常に周期の短い超格子(多重量子井戸)を形成し
、端面近傍においてZnの拡散を行なうことにより、超
格子の無秩序化によって光の吸収端を短波長化させ、吸
収を低下させる方法が知られている。
しかしこの方法の場合、端面付近でのZn拡散による結
晶性の劣化によって、レーザ素子の特性が低下すること
が考えられる。
晶性の劣化によって、レーザ素子の特性が低下すること
が考えられる。
この発明は、しきい値電流が低く、温度特性や過渡特性
が優れ、しかも高出力動作において長寿命でかつレーザ
特性が低下しない半導体レーザ素子をMBE法を用いて
製造する方法を提供することを目的とする。
が優れ、しかも高出力動作において長寿命でかつレーザ
特性が低下しない半導体レーザ素子をMBE法を用いて
製造する方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る半導体レーザ素子の製造方法は、半導体
基板上に半導体レーザ素子を次のようにして成長させる
ものである。
基板上に半導体レーザ素子を次のようにして成長させる
ものである。
半導体基板の一方の面に半導体レーザ素子の共振器長に
等しい間隔で溝部または凸部を設け、前記一方の面と反
対側の面上に、分子線エピタキシャル法(MBE法)に
よって半導体レーザ素子の各層を成長させる。
等しい間隔で溝部または凸部を設け、前記一方の面と反
対側の面上に、分子線エピタキシャル法(MBE法)に
よって半導体レーザ素子の各層を成長させる。
[作用]
この発明の製造方法によると、半導体基板に溝部あるい
は凸部が設けられているので、エピタキシャル成長時の
基板加熱の効率が溝部あるいは凸部のある部分とその他
の部分とで異なる。しだがって、溝部あるいは凸部が設
けられている面と反対側の面上に各層をMBE法によ°
って成長させると、溝部あるいは凸部のある部分とそれ
以外の部分とでは成長温度が異なり、これによって、成
長する層の厚さが異なってくる。すなわち、溝部あるい
は凸部のある部分における成長層が他の部分よりも薄く
なるように基板加熱する。このような方法で成長された
ウェハを用い、溝部あるいは凸部のある部分が共振器端
面となるように半導体レーザ素子を作製すると、溝部あ
るいは凸部のある部分が他の部分に、対して窓部となり
、端面劣化が抑制される。
は凸部が設けられているので、エピタキシャル成長時の
基板加熱の効率が溝部あるいは凸部のある部分とその他
の部分とで異なる。しだがって、溝部あるいは凸部が設
けられている面と反対側の面上に各層をMBE法によ°
って成長させると、溝部あるいは凸部のある部分とそれ
以外の部分とでは成長温度が異なり、これによって、成
長する層の厚さが異なってくる。すなわち、溝部あるい
は凸部のある部分における成長層が他の部分よりも薄く
なるように基板加熱する。このような方法で成長された
ウェハを用い、溝部あるいは凸部のある部分が共振器端
面となるように半導体レーザ素子を作製すると、溝部あ
るいは凸部のある部分が他の部分に、対して窓部となり
、端面劣化が抑制される。
[実施例]
以下−二の発明の実施例を図面を用いて説明する。
まず、GaAsの成長速度の成長温度依存性について説
明する。 − 第3図は、GaAsをGaAs基板上にエピタキシャル
成長させるときのGaAs成長速度と基板温度との関係
を示したグラフである。図から明らかなように、成長温
度が690℃以下の場合、GaAs成長速度は材料の供
給律速となって一定となっているが、690℃を越える
と成長温度を高くするに従い成長表面からのGaの再蒸
発が活°発になり、GaAs成長速度が急激に低下する
。
明する。 − 第3図は、GaAsをGaAs基板上にエピタキシャル
成長させるときのGaAs成長速度と基板温度との関係
を示したグラフである。図から明らかなように、成長温
度が690℃以下の場合、GaAs成長速度は材料の供
給律速となって一定となっているが、690℃を越える
と成長温度を高くするに従い成長表面からのGaの再蒸
発が活°発になり、GaAs成長速度が急激に低下する
。
次に、この発明による半導体レーザ素子の製造方法の第
1の実施例を説明する。
1の実施例を説明する。
第1図はこの実施例に用いる半導体レーザ素子製造用半
導体基板の断面図であり、第4図はこの実施例により製
造される半導体レーザ素子の断面図である。
導体基板の断面図であり、第4図はこの実施例により製
造される半導体レーザ素子の断面図である。
この実施例は、MBE法によりGaAs基板上にAQG
aAs層およびGaAs層を成長させるものである。
aAs層およびGaAs層を成長させるものである。
まず、第1図に示すように、厚さtl−300μmのn
−GaAs基板1の一方の面に、幅W1−50μm、深
さhl−200μmの溝部2をLl−250μmの間隔
をおいて複数設ける。この溝部2は、フォトマスクを用
いた化学エツチングによ、って容品に形成することがで
きる。
−GaAs基板1の一方の面に、幅W1−50μm、深
さhl−200μmの溝部2をLl−250μmの間隔
をおいて複数設ける。この溝部2は、フォトマスクを用
いた化学エツチングによ、って容品に形成することがで
きる。
次に、前記n−GaAs基板1の溝部2を設けた面をI
nにより基板ホルダに接着する。そして、溝部2を設け
た面と反対側の面上に、第4図に示すように、MBE法
によってSiドープn−A[xGa+−xAsクラッド
層11、A(lyGal−yAs活性層12、Beドー
プp Al1jxGa+−8Asクラッド層13、Ga
Asキャップ層14を順にエピタキシャル成長させる。
nにより基板ホルダに接着する。そして、溝部2を設け
た面と反対側の面上に、第4図に示すように、MBE法
によってSiドープn−A[xGa+−xAsクラッド
層11、A(lyGal−yAs活性層12、Beドー
プp Al1jxGa+−8Asクラッド層13、Ga
Asキャップ層14を順にエピタキシャル成長させる。
設定基板温度を690℃とした場合、溝部2のない部分
では、設定値の690℃で成長が行なわれるが、溝部2
の部分では溝部2内までInが充満しており、Inの熱
伝導率がGaAsの熱伝導率より大きいことにより、設
定値よりも高い温度で成長が行なわれる。
では、設定値の690℃で成長が行なわれるが、溝部2
の部分では溝部2内までInが充満しており、Inの熱
伝導率がGaAsの熱伝導率より大きいことにより、設
定値よりも高い温度で成長が行なわれる。
実験によって、溝部2のある部分の温度は、他の部−分
に比べて10℃高温になっていることが確かめられてい
る。
に比べて10℃高温になっていることが確かめられてい
る。
溝部2のない部分では、n AfLxGa+−8As
クラッド層11、AflyGal−yAs活性層12、
p−AfLx Qa+−X Asクラッド層13のAN
混晶比は、それぞれX−0,5、Y−0,15、X−0
,5となった。これに対して、溝部2のある部分では、
n−クラッド層11、活性層12、p−クラッド層13
の1m混晶比は、それぞれX−0,6、Y−0,2、X
−0,6と高くなっている。これは、第3図により説明
したように、溝部2を設けた部分では、それ以外の部分
に比べて成長層表面の温度が高いことによりGaの再蒸
発が活発となるためである。活性層12のバンド端は、
溝部2のない部分では760nmであるのに対し、溝部
2のある部分では735nmとなって窓構造となる。
クラッド層11、AflyGal−yAs活性層12、
p−AfLx Qa+−X Asクラッド層13のAN
混晶比は、それぞれX−0,5、Y−0,15、X−0
,5となった。これに対して、溝部2のある部分では、
n−クラッド層11、活性層12、p−クラッド層13
の1m混晶比は、それぞれX−0,6、Y−0,2、X
−0,6と高くなっている。これは、第3図により説明
したように、溝部2を設けた部分では、それ以外の部分
に比べて成長層表面の温度が高いことによりGaの再蒸
発が活発となるためである。活性層12のバンド端は、
溝部2のない部分では760nmであるのに対し、溝部
2のある部分では735nmとなって窓構造となる。
この溝部2の中央部で成長面に対して垂直に襞間するこ
とによって、端面に窓構造を有する高出力で長寿命の半
導体レーザ素子が作製される。
とによって、端面に窓構造を有する高出力で長寿命の半
導体レーザ素子が作製される。
次に、この発明の第2の実施例を説明する。
この実施例は、上記実施例と同様の方法を用いて、第5
図に示す半導体レーザ素子を製造するものである。第5
図の半導体レーザ素子は、層厚が電子のドブロイ波長よ
りも小さい量子井戸層を用いたO RI N −S C
H(Graded Index−9eparatedC
onfinement l1eterostructu
re)構造を有するものである。
図に示す半導体レーザ素子を製造するものである。第5
図の半導体レーザ素子は、層厚が電子のドブロイ波長よ
りも小さい量子井戸層を用いたO RI N −S C
H(Graded Index−9eparatedC
onfinement l1eterostructu
re)構造を有するものである。
この実施例の場合も設定基板温度は690”Cである。
まず、第1図に示したn−GaAs基板1上に、Siド
ープn−AixGal−xAsクラッド層21を成長さ
せる。All混晶比は溝部2のない部分ではX−0,5
となった。次に、その上に、溝部2のない部分でAfL
混晶比を0.5から0゜2まで放物線状に変化させたノ
ンドーブグレーデドインデックス(GRI N)層22
、ノンドープGaAs活性層23、Am混晶比を0.2
から0゜5まで放物線状に変化させたノンドープグレー
デドインデックス(GRIN)層24を成長させ、さら
にBeドープp−AIIX Ga、−xAsクラッド層
25 (X=0.5) 、GaAsキャップ層26を成
長させる。活性層23の厚さは溝部2のない部分で6O
Aとする。これに対して、溝部2のある部分では成長温
度が高いため、Gaの再蒸発によって活性層23の厚さ
は40又となり、また、量子井戸障壁の高さを決めるG
RIN層22.24の底のAfL混晶比も0.3と高く
なった。この結果、活性層23のバンド端は、溝部2の
ない部分で830nmとなるのに対し、溝部2のある部
分では790nmと量子効果によって上昇し、窓構造と
なる。この溝部2の中央部で成長面に対して垂直に男開
することによって、端面に窓構造を存し、高出力で動作
しかつ長寿命ををし、しかも量子効果によって低電流動
作可能な半導体レーザ素子が均一性良く作製される。
ープn−AixGal−xAsクラッド層21を成長さ
せる。All混晶比は溝部2のない部分ではX−0,5
となった。次に、その上に、溝部2のない部分でAfL
混晶比を0.5から0゜2まで放物線状に変化させたノ
ンドーブグレーデドインデックス(GRI N)層22
、ノンドープGaAs活性層23、Am混晶比を0.2
から0゜5まで放物線状に変化させたノンドープグレー
デドインデックス(GRIN)層24を成長させ、さら
にBeドープp−AIIX Ga、−xAsクラッド層
25 (X=0.5) 、GaAsキャップ層26を成
長させる。活性層23の厚さは溝部2のない部分で6O
Aとする。これに対して、溝部2のある部分では成長温
度が高いため、Gaの再蒸発によって活性層23の厚さ
は40又となり、また、量子井戸障壁の高さを決めるG
RIN層22.24の底のAfL混晶比も0.3と高く
なった。この結果、活性層23のバンド端は、溝部2の
ない部分で830nmとなるのに対し、溝部2のある部
分では790nmと量子効果によって上昇し、窓構造と
なる。この溝部2の中央部で成長面に対して垂直に男開
することによって、端面に窓構造を存し、高出力で動作
しかつ長寿命ををし、しかも量子効果によって低電流動
作可能な半導体レーザ素子が均一性良く作製される。
なお、この実施例においてGaAs活性層の代わりにA
Q、GaAs活性層を用いることによって、活性層のA
m混晶比の溝部における上昇によりさらに溝部のある部
分とない部分とでバンド端エネルギの差を大きくするこ
とができる。
Q、GaAs活性層を用いることによって、活性層のA
m混晶比の溝部における上昇によりさらに溝部のある部
分とない部分とでバンド端エネルギの差を大きくするこ
とができる。
また、この実施例では活性層を単一量子井戸構造とした
が、多ffi量子井戸構造を用いた場合にも全く同様の
効果が得られる。
が、多ffi量子井戸構造を用いた場合にも全く同様の
効果が得られる。
次に、この発明の第3の実施例を説明する。
この実施例は、第1図に示す溝部の設けられた基板の代
わりに、第2図に示す凸部の設けられた基板を用いるも
のである。
わりに、第2図に示す凸部の設けられた基板を用いるも
のである。
まず、第2図に示すように、厚さt2−200μmのG
aAs基板1の一方の面に、幅W2−50μm1高さh
2−100μmのストライブ状の凸部3をL2−・25
0μmの間隔をおいて復数設けておく。
aAs基板1の一方の面に、幅W2−50μm1高さh
2−100μmのストライブ状の凸部3をL2−・25
0μmの間隔をおいて復数設けておく。
この実施例の場合、Inによる基板の接着は行なわず、
Ta板等の均熱板をこの凸部3に接触するように配置し
、その裏面からヒータによって加熱するという公知の基
板加熱方式を用いる。この場合、ストライブ状の凸部3
は均熱板からの熱伝導により加熱効率が高いため、他の
部分よりも基板表面での成長温度が高くなる。
Ta板等の均熱板をこの凸部3に接触するように配置し
、その裏面からヒータによって加熱するという公知の基
板加熱方式を用いる。この場合、ストライブ状の凸部3
は均熱板からの熱伝導により加熱効率が高いため、他の
部分よりも基板表面での成長温度が高くなる。
以下、上記第1および第2の実施例と同様にして、Ga
As基板1上にMBE法によって各層を成長させて半導
体レーザ索子を作製する。
As基板1上にMBE法によって各層を成長させて半導
体レーザ索子を作製する。
なお、第1および第2の実施例の場合には、溝部を基板
の一方の側辺から他方の側辺まで連続するように形成し
てもよいが、第6図に示すように、部分的に不連続にな
るように形成してもよい。このように形成した場合には
、基板の機械的強度を補強することができる。
の一方の側辺から他方の側辺まで連続するように形成し
てもよいが、第6図に示すように、部分的に不連続にな
るように形成してもよい。このように形成した場合には
、基板の機械的強度を補強することができる。
[発明の効果1
以上のようにこの発明によれば、半導体基板の一方の面
に共振器長に等しい間隔で溝部あるいは凸部を設け、反
対側の面上にMBE法により各層を成長させることによ
って、溝部あるいは凸部のある部分において活性層が薄
く形成され、その部分が窓部となるので、しきい値電流
が低く、温度特性や過渡特性が優れ、しかも高出力動作
において長寿命でかつレーザ特性が低下しない半導体レ
ーザ素子が得られる。
に共振器長に等しい間隔で溝部あるいは凸部を設け、反
対側の面上にMBE法により各層を成長させることによ
って、溝部あるいは凸部のある部分において活性層が薄
く形成され、その部分が窓部となるので、しきい値電流
が低く、温度特性や過渡特性が優れ、しかも高出力動作
において長寿命でかつレーザ特性が低下しない半導体レ
ーザ素子が得られる。
第1図はこの発明の第1および第2の実施例に用いる半
導体基板を示す断面図、第2図はこの発明の第3の実施
例に用いる半導体基板を示す断面図、第3図はGaAs
成長速度の基板温度依存性の実験結果を示すグラフ、第
4図はこの発明の第1の実施例により製造される半導体
レーザ素子の断面図、第5図はこの発明の第2の実施例
により製造される半導体レーザ素子の断面図、第6図は
この発明の第1および第2の実施例に用いる半導体基板
を裏面から見た図である。 図において、1は半導体基板、2は溝部、3は凸部を示
す。 第1図 基板二l(C) −第4図 第5図 第6図
導体基板を示す断面図、第2図はこの発明の第3の実施
例に用いる半導体基板を示す断面図、第3図はGaAs
成長速度の基板温度依存性の実験結果を示すグラフ、第
4図はこの発明の第1の実施例により製造される半導体
レーザ素子の断面図、第5図はこの発明の第2の実施例
により製造される半導体レーザ素子の断面図、第6図は
この発明の第1および第2の実施例に用いる半導体基板
を裏面から見た図である。 図において、1は半導体基板、2は溝部、3は凸部を示
す。 第1図 基板二l(C) −第4図 第5図 第6図
Claims (1)
- レーザ発振用活性層を有する多層構造の半導体レーザ素
子をエピタキシャル成長させる半導体基板の一方の面に
、前記半導体レーザ素子の共振器長に等しい間隔で溝部
または凸部を設け、前記一方の面と反対側の面上に、分
子線エピタキシャル成長法によって半導体レーザ素子の
各層を成長させる半導体レーザ素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62121667A JP2544924B2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 半導体レ−ザ素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62121667A JP2544924B2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 半導体レ−ザ素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63287081A true JPS63287081A (ja) | 1988-11-24 |
JP2544924B2 JP2544924B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=14816913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62121667A Expired - Fee Related JP2544924B2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 半導体レ−ザ素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544924B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086890A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体発光素子の製造方法 |
-
1987
- 1987-05-19 JP JP62121667A patent/JP2544924B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086890A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体発光素子の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2544924B2 (ja) | 1996-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6036773A (en) | Method for growing Group III atomic layer | |
US5499260A (en) | Semiconductor laser and a method for fabricating the same | |
EP0661782B1 (en) | A semiconductor laser | |
WO1997011518A1 (en) | Semiconductor material, method of producing the semiconductor material, and semiconductor device | |
JPH0418476B2 (ja) | ||
JP2558744B2 (ja) | 半導体レーザ素子及びその製造方法 | |
JP2000312054A (ja) | 半導体素子の製造方法、及び半導体素子 | |
JPH07221392A (ja) | 量子細線の作製方法、量子細線、量子細線レーザ、及び量子細線レーザの作製方法、回折格子の作製方法、及び分布帰還型半導体レーザ | |
JP2002184970A (ja) | 量子ドットを含む半導体装置、その製造方法及び半導体レーザ装置 | |
JPWO2002078144A1 (ja) | 半導体装置及び結晶成長方法 | |
KR100632308B1 (ko) | 이득결합 분포귀환형 반도체레이저장치 및 그의 제조방법 | |
JP2000012961A (ja) | 半導体レーザ | |
US6858519B2 (en) | Atomic hydrogen as a surfactant in production of highly strained InGaAs, InGaAsN, InGaAsNSb, and/or GaAsNSb quantum wells | |
JPH11112102A (ja) | 光半導体装置の製造方法 | |
JP3414992B2 (ja) | 半導体光素子とその製造方法 | |
JP3653843B2 (ja) | 半導体レーザ素子 | |
JP2000277867A (ja) | 半導体レーザ装置 | |
JPS63287081A (ja) | 半導体レ−ザ素子の製造方法 | |
JP2001057459A (ja) | 半導体レーザ | |
JP3209266B2 (ja) | 半導体レ−ザ素子 | |
JP2001077465A (ja) | 半導体レーザ及びその製造方法 | |
JPH0560275B2 (ja) | ||
JP2005136267A (ja) | 半導体量子ドット素子 | |
US5491709A (en) | Semiconductor laser device | |
JPH0685389A (ja) | 半導体レーザ素子およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |