JPS63286193A - シヤツプレス機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイシャツ等のシャツを洗濯後においてプ
レス仕上げするシャツプレス機に関するものである。

〔従来の技術とその問題点〕

シャツプレス機の胴立は、従来中空構造の鉄筒を肥立芯
とし、その表面を収縮性のあるパッド材で覆った構造に
なっている。上記パッド材には通常綿布や弾力のある合
成樹脂等が用いられるが、それらは内部に水分を吸収す
る性質があるため、プレス作業を連続して行なった場合
、シャツに含まれた洗濯水等の水分が、パッド材内部に
浸入し、プレス作業が長時間にわたるとそれが蓄積され
てパッド材が湿気を帯びた状態になる。このため、シャ
ツを乾燥させるまでの時間が次第に長くなり、作業能率
が低下するなどの問題がある。

この発明は、上記の問題を解決し、胴立の湿りを防止し
て安定したプレス仕上げを行なうことができるシャツプ
レス機を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題を解決するため、この発明は、胴立の内部に
、その胴立の全域にわたる空洞を設けると共に、胴立に
、空洞に連通ずる熱風の尋人口を形成した構成としたの
である。

すなわち、上記のように構成されるシャツプレス機にお
いては、導入口から空洞内に吹き込まれた熱風が、胴立
の内部に吸収された水分を茎発させて胴立を内側から乾
燥させる。また、プレス仕上げ中は、上記熱風の熱気に
よりシャツの乾燥が早まるために、プレス時間の短縮が
はかられる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第４図に示すように、この実施例のシャツプレス機は、
機枠１の一例に、エアシリンダ２により駆動される回転
軸３を備え、その回転軸３の上端に固着した移動枠４の
上部両端に、一対の脚立５．５′が取付けられている。

上記移動枠４は、エアシリンダ２の駆動により　１８０
°回転して、脚立５、・　５′を交互にプレス位置１５
に移動させる。

上記各脚立５．５′は、第２図及び第３図に示すように
、板状の膳立本体６と、そのパッド本体６の両側及び上
部に取付けられる空気バッド７．８から成り、移動枠４
の上部に取付けられたエアダクト９上に固定されている
。

膳立本体６は、第３図及び第４図に示すように、硬質材
からなる芯板１０と、その芯材１０の周囲を覆うパッド
材１１と、その両者間に多数介設されてその両者間を弾
性的に保持するコイルスプリング１２とから構成され、
パッド材１１と芯板１０との間に熱風が挿通する空洞１
３を設けている。

上記空洞１３の下部には、空洞内部とエアタリト９の内
部を連通させる熱風の導入口１４が設けられている。

上記芯板１０は、例えば鉄板等の金属板により構成され
、内部は蒸気にて加熱する構造となっている。一方、バ
ンド材１１は、コイルスプリング１２が当接する内面側
に、金網又は金属多孔板を設け、その外面を収縮性のあ
る合成樹脂や綿布を積層したマントで覆い、さらにその
外側をキャンパス織布で覆う構造がとられる。

上記脚立５の両側と上部に取付けられる空気パッド７．
８は互いに連通し、両側の空気パッド７の下端には、エ
アダクト９の内部に連通ずる熱気の通風ロアａが設けら
れている。

機枠１の上部には、第１図に示すように、プレス位置１
５にきた脚立５の前後面に対向して一対の熱板１６が配
置されており、その再熱ＩｔＩｉ、１６は、機枠１上に
設けた開閉機構１７の駆動により脚立５の前後面に圧着
される。

また、エアダクト９の下部には、各脚立５の下方に位置
させて、それぞれ受風口１８が設けられている。この受
風口１８の口元部には、その口元を囲む環杖のパツキン
材１９が取付けられている。

一方、機枠１の下部には、プレス位置１５に停止中の脚
立５の受風口１８の直下に位置するように垂直方向のエ
アシリンダ２０が設けられ、そのピストン杆２０ａの先
端に円筒状の送風口２１が固着されている。

上記送風口２１は、エアシリンダ２０の作動により上昇
して、その上端面が受風口１８に圧着し、パツキン材１
Ｓの作用により空密に接続される。

また送風口２１の側部には可撓性のホース２２が連結し
、そのホース２２は、自動開閉弁２３を介して送風機２
４に連結されており、その送風機２４と自動開閉弁２３
との間には、送風機２４からの圧縮空気を加熱して熱風
に変えるヒーター２５が設けられている。

この実施例は上記のような構成であり、シャツが被せら
れた脚立５がプレス位置１５に（ると、エアシリンダ２
０が作動し、送風口２１が上昇しで、受風口１８に接続
される。この時点で自動開閉弁２３が開き、ヒータ２５
を通った熱風がエアダクトＳ内に吹き込まれる。　　　
′ エアダクトＳ内に入った熱風は、第２図及び第３図に示
すように、空気パッド７．８に吹き込んでそれ等を膨張
させると共に、導入口１４から胴部５内の空洞１３に入
り、第４図に矢印で示すようにパッド材１１を挿通して
外部に流出する。この熱風の挿通によりパッド材１１内
部に含有された水分が蒸発され、パッド材１１は乾燥す
る。

上記空気パッド７が膨張して脚立に被せたシャツ表面の
しわが延ばされた時点で、熱板１６を脚立５に圧着させ
てプレス仕上げを行なう。このプレス仕上げ中、バンド
材１１を挿通した熱風が熱板１６のすき間から連続的に
外部に流出するために、シャツの乾燥が早められると共
に、シャツからパッド材１１への水分の浸入が防止され
る。

プレス仕上げが終了すると、熱板１６が開くと共に、エ
アシリンダ２０が後退して送風口２１が受風口１８から
離れ、ついで移動枠４が１８０°回転して他方の胴立５
′がプレス位置１５に移動し、上記と同様のプレス工程
を繰り返す。

なお、胴立は、多孔質の合成樹脂板を芯板とし、その外
側面をパッド材で覆って構成することができる。すなわ
ち、この場合は、樹脂板内部の多孔が、上記空洞１３と
同様の働きをし、導入口から入った熱風は樹脂板内の孔
を挿通して樹脂板とパッド材を乾燥させる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明においては、胴立の内部に
熱風が導入される空洞を設け、熱風の熱気により胴立を
内部から乾燥させるようにしたので、胴立を常に乾燥状
態におくことができる。したがってシャツの乾燥の遅れ
がなくなって長時間にわたって安定したプレス作業を行
なうことかで　・きる。

また、プレス作業中胴立を挿通する熱風の熱気によりシ
ャツの乾燥が早められるので、プレス時間が短縮される
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るシャツプレス機の正面図、第２
図は同上の胴立とその回転駆動部を示す一部縦断正面図
、第３図は第２図の縦断側面図、第４図は胴立の断面図
である。 ５・・・・・・胴立、６・・・・・・胴立本体、７・・
・・・・空気パッド、１０・・・・・・芯板、１１・・
・・・・パッド材、１２・・・・・・コイルスプリング
、１３・・・・・・空洞、１４・・・・・・導入口、１
６・・・・・・熱板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シャツを被せた胴立の前後面を熱板で圧着して前記シャ
   ツをプレス仕上げするシャツプレス機において、上記胴
   立の内部にその胴立の全域にわたる空洞を設けると共に
   、前記胴立に前記空洞に連通する熱風の導入口を形成し
   たことを特徴とするシャツプレス機。