JPS63283738A

JPS63283738A - 高圧容器装置

Info

Publication number: JPS63283738A
Application number: JP11925087A
Authority: JP
Inventors: Akira Asari; 浅利　明; Yoichi Inoue; 陽一井上; Takahiko Ishii; 石井　考彦; Koji Masuda; 増田　恒治
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1987-05-16
Filing date: 1987-05-16
Publication date: 1988-11-21
Anticipated expiration: 2009-12-14
Also published as: JPH06102140B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、高圧容器装置に係り、ガス圧含浸装置、熱間
静水圧加圧装置、冷間静水圧加圧装置等に利用される。

（従来の技術）高圧容器装置は、筒状の高圧容器の上下開口部を上蓋お
よび下蓋で密封しなければならず、また、密封とともに
、容器内圧力による軸力を担持しなければならない。

そこで、上蓋および下蓋をネジ構造で取付ける型式と、
上蓋および下蓋を気密シールを介して嵌合させ、該蓋に
係合する支持フレームで軸力を担持する型式と、があり
、生産性及び安全性の観点からは、ネジ構造よりも支持
フレーム型式が有利である。

しかし、支持フレーム型式では、容器の軸心部に軸心方
向外方に突出する部材、例えば、製品挿入取出用押棒、
蓋開耐用シリンダ等を設けることが困難であった。

そこで、実公昭６２−３６７６号公報において、軸力を
担持する支持フレームを第１支持フレームと第２支持フ
レームとの分割体で構成し、該第１と第２の支持フレー
ムのそれぞれが上下蓋の径方向外方域において係合され
、この保合位置とこれにより互いに離反する位置との相
互間において位置変更自在とされ、更に、上下蓋のいず
れか一方又は双方には軸方向外方へ突出する部材が設け
られ、製品取出等が可能とされている高圧容器装置が提
案されている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、叙述刊行物に記載の従来技術では、軸方
向外方へ突出する部材そのものが、伸縮シリンダ等の駆
動体であることから、装置が嵩高くなるし、被処理体又
は製品の装入又は取出のための昇降ストロークを充分に
確保することが困難であった。

又、叙述刊行物には、駆動体を容器の外側方に設けたも
のも開示されているが、これは、被処理体又は製品等を
、密閉された容器内で昇降することはできず、従って、
ガス圧含浸装置に適用することは困難であった。

本発明は、叙述の問題点に鑑みて案出されたもので、密
閉された室内において、アクチェタを軸方向に作動可能
にすることによって、ガス圧含浸装置を初め、ＨＩＰ、
ＣＩＰ等に適した高圧容器装置を提供することを目的と
する。

（問題点を解決するための手段）本発明は、筒状の高圧容器ｌと、該高圧容器ｌの上下開
口部を密封する上蓋２および下蓋３と、該上下蓋２，３
に作用する軸力を担持する支持フレーム４と、を備え、
支持フレーム４が加圧位置と待避位置との相互間で位置
変更自在とされた高圧容器装置において、次の技術的手
段を講じることによって、叙述の目的を達成したのであ
る。

すなわち、本発明は高圧容器ｌの軸心部における上蓋２
および下１３の少なくともいずれか一方に、軸心方向内
方に突出して軸心方向に作動可能なアクチェタ７、１１
が設けられ、該アクチェタ７、１１を作動する駆動体１
５．２１が高圧容器ｌの外部に備えられていることを特
徴とするのである。

（実施例と作用）以下、図面を参照して本発明の実施例のいくつかとその
作用を説明する。

〈実施例の１〉第１図から第６図は、ガス圧含浸装置に適用した本発明
の実施例の１に係る高圧容器装置であり、図において、
１は筒状の高圧容器であり、例えば円筒形とされて、上
下開口部を有している。

２は上蓋で、高圧容器１の上開口部を図外のシールを介
して密封するものであり、該上開口部に対して挿脱自在
に嵌合される。

３は下蓋で、高圧容器１の下開口部を図外のシールを介
して密封するものであり、該下開口部に対して挿脱自在
に嵌合される場合と、挿脱不能に嵌合される場合とがあ
る。

４は支持フレームで、上蓋２および下蓋３に作用する軸
力を担持するものであり、方形枠構成とされて加圧位置
と待避位置との相互間で位置変更自在である。

すなわち、支持フレーム４の一側上下を、縦軸回りのピ
ボット手段で旋回自在に支持するか支持フレーム４を走
行台車に立設して、＋ｔｖ蓋２及び下蓋３の径方向外方
域で係合させて加圧位置となし、該保合を解除して待避
位置との相互間において、観音間等で位置変更自在とさ
れている。

５は加熱装置であり、筒状とされた断熱層６およびその
内周側に周設したヒーター等からなり、高圧容器ｌ内に
同軸心として内蔵され、本例では、下蓋３に支持されて
立設されている。

７は上部アクチェタであり、このアクチェタフは、上蓋
２の軸心部上で軸心方向内方に突出された被含浸材８の
取付棒９と、断熱層６の上開口部を密封する挿脱自在な
断熱１ｉ１０とを備えて構成されている。

１１は下部アクチェタであり、このアクチェタ１１は、
下蓋３の軸心部上で軸心方向内方に突出された押棒１２
と、この押棒１２の突出端上部に、炉床１３を介して装
着されたコツプ状のルツボ１４とからなり、このルツボ
１４内に、相対運動として被含浸材８が軸方向に挿脱自
在とされている。

１５は上部駆動体であり、高圧容器１の外側域における
固定側に取付けられたシリンダチューブ１６と、このチ
ューブ１６に摺動自在として嵌合されているピストンロ
ッド１フ等からなり、ロンドエンドには支持金具１８を
有し、この支持金具１８に対して上蓋２に取付けたアー
ム１９が縦軸２０回りに枢支している。

２１は下部駆動体であり、高圧容器１の外側域における
固定側に取付けられたシリンダチューブ２２と、このチ
ューブ２２に摺動自在に嵌合されたピストンワンド２３
等からなり、ピストンロンドエンドと、下部アクチェタ
１１の押棒１２とをブラケット２４で連結している。

なお、押棒１２は下蓋３の軸心に形成されたガイド孔２
５に図外シールを介して摺動自在に貫挿されている。

その他、図示しないが、以上説明した高圧容器装置には
、ガス圧供給パイプライン及びその制御手段、脱気（真
空引き）手段等のガス圧含浸に必要な機器類が付帯され
ているものとする。。

この実施例の１においては、第２図に示す如く、支持フ
レーム４を待避位置においた状態で上部駆動体１５を伸
長させると、上蓋２は上開口部より外れるとともに、上
部アクチェタフも上１２とともに上昇して外される。

また、これとともに、下部駆動体２１を縮少させること
により、押棒１２を介してルツボ１４を有する下部アク
チェタ１１を上昇させ、上端開口部を介して含浸素材２
６をルツボ１４内に投入する。

次に、第３図で示す如く上部駆動体１５の縮少動作を介
して上蓋２及び断熱蓋ｌＯでそれぞれ閉止して、被含浸
材８を装入セットするとともに、これと同調して下部駆
動体２１を伸長させ、ルツボ１４を降下位置にセントし
、支持フレーム４を復帰せしめた状態で、加熱装置５を
介してルツボ１４内の素材を溶解させる。

次に、密封されている含浸室内を、脱気処理した後に、
この密封された室内において下部アクチェタ１１を軸心
方向上方に作動させ、ルツボ１４内の溶液２６Ａ中に、
被含浸材８を浸漬せしめ、ガス圧を介して含浸させる（
第４図参照）。

所定の含浸処理がなされると、第５図に示す如く密封さ
れた室内において下部アクチェダ１１を軸心方向に作動
させた冷却工程を経てから、第６図に示す如く製品８Ａ
が取出されることになる。

〈実施例の２〉第７図から第１０図は上方取出方式のＨＩＰ装置（熱間
静水圧加圧装置）で示す本発明の実施例であり、図でも
明らかな如く、被処理体８は、下部アクチェタ１１の炉
床１３上に載置される。

すなわち、第８図で示す如く被処理体８を上方から装入
した後、第９図で示す如く密封された室内でＨＩＰ処理
をし、第１０図で示す如く製品８Ａを上方から取出すも
のであり、前述した実施例の１と共通する部分は、共通
符号で示されている。

〈実施例の３〉第１１図から第１４図は下方取出形のＨＩＰ装置に適用
したもので、基本構成と作用は実施例の１及び実施例の
２と共通し、共通する部分は共通符号で示されている。

この実施例の３では、下方取出形であることから、断熱
層６は倒立コツプ形状とされて、上蓋２側に吊持状に取
付けられている。

この実施例の３では、駆動体１５を特に装備する必要は
なく、上蓋２は固定形式であってもよい。

但し、図示の如く駆動体１５を備え、上蓋２を昇降１在
とすれば、断熱層６及びこの内周のヒーター等の保守点
検を行なうのに、容器１内より取出して行なえる辺とか
ら有利となる。

〈実施例の４および５〉第１５図は湿式ＣＩＰ装置に適用した実施例の４であり
、第１６図は乾式ＣＩＰ装置に適用した実施例の５であ
る。

実施例の４では、処理品ケース１４Ａが下蓋３側に装着
され、このケース１４Ａが軸心方向内方に突出するアク
チェタ１１となる。

実施例の５では加圧ゴム型２７及び成形ゴム型２８が下
蓋３側に装着されて、これらが軸心方向内方に突出する
アクチェタ１１となる。

その他、ＣＩＰ処理を行なう点板外については叙述の各
実施例と共通し、共通する部分は共通符号で示している
。

（発明の効果）本発明は、以上の通りであり、高圧容器１の軸心部にお
ける上蓋２および下蓋３の少なくともいずれか一方に、
軸心方向内方に突出して軸心方向に作動可能なアクチェ
タ７、１１が設けられているので、該アクチェタ７、１
１を介して被処理体又は製品の挿入、取出及びルツボ１
４等の軸心方向への作動が、密封された室内で行なうこ
とができ、ここに、ガス圧含浸装置に利用して有益であ
る。

また、アクチェタ７、１１を作動する駆動体１５．２１
が高圧容器１の外部に備えられているので、装置全体が
嵩高くなるのを防止することができるし、駆動体１５．
２１側によって加圧中（処理中）の一部を担うこともで
き、ここに、支持フレーム４を大形にすることもなく、
安全性を確保しつつ生産性の向上が図れる。

【図面の簡単な説明】図面は本発明の実施例を示し、第１図から第６図はその
第１実施例であり、第１図はガス圧含浸装置の立面断面
図、第２図は同素材投入工程、第３図は同セツティング
素材溶解工程、第４図は含浸工程、第５図は冷却工程、
第６図は取出工程の各立面断面図、第７図から第１０図
は上方取出形ＨＩＰ装置で示す第２実施例で、第７図は
立面断面図、第８図は処理品装着工程、第９図はＨＩＰ
工程、第１Ｏ図は製品取出工程の各立面断面図、第１１
図から第１４図は下方取出形ＨＩＰ装置で示す第３実施
例で、第１１図はその立面断面図、第１２図は処理品装
着工程、第１３図はＨＩＰ処理工程、第１４図は製品取
出工程の各立面断面図、第１５図は湿式ＣＩＰ装置、第
１６図は乾式ＣＩＰ装置にそれぞれ適用した第４．５実
施例を示す立面断面図である。１・・・高圧容器、２・・・上蓋、３・・・下蓋、７・
・・上アクチェタ、４・・・支持フレーム、１１・・・
下アクチェタ、１５．２１・・・駆動体。特　許　出　願　人　　株式会社神戸製鋼所第３ｍ　　
　　　　　　　＠４図第７４図第１５図Ｈ６ｖＢ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）筒状の高圧容器１と、該高圧容器１の上下開口部
を密封する上蓋２および下蓋３と、該上下蓋２、３に作
用する軸力を担持する支持フレーム４と、を備え、支持
フレーム４が加圧位置と待避位置との相互間で位置変更
自在とされた高圧容器装置において、高圧容器１の軸心部における上蓋２および下蓋３の少な
くともいずれか一方に、軸心方向内方に突出して軸心方
向に作動可能なアクチェタ７、１１が設けられ、該アク
チェタ７、１１を作動する駆動体１５、２１が高圧容器
１の外部に備えられていることを特徴とする高圧容器装
置。
（２）アクチェタ７、１１が密閉された室内で作動可能
であるとともに、該室内はガス圧含浸可能な室であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の高圧容器装
置。