JPS63280775A - 塗料組成物およびそれを被覆した熱交換器 - Google Patents

塗料組成物およびそれを被覆した熱交換器

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JPS63280775A
JPS63280775A JP11793787A JP11793787A JPS63280775A JP S63280775 A JPS63280775 A JP S63280775A JP 11793787 A JP11793787 A JP 11793787A JP 11793787 A JP11793787 A JP 11793787A JP S63280775 A JPS63280775 A JP S63280775A
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JP
Japan
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water
heat exchanger
coating composition
metal powder
polymerization
Prior art date
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Pending
Application number
JP11793787A
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English (en)
Inventor
Jun Nozue
野末 純
Masahiko Muto
無徒 雅彦
Hachiro Koma
小間 八郎
Hiroaki Suga
宏明 菅
Hiroshi Ito
博 伊藤
Hideo Kamio
神尾 秀雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Nippon Paint Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63280775A publication Critical patent/JPS63280775A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • F28F13/18Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by applying coatings, e.g. radiation-absorbing, radiation-reflecting; by surface treatment, e.g. polishing
    • F28F13/182Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by applying coatings, e.g. radiation-absorbing, radiation-reflecting; by surface treatment, e.g. polishing especially adapted for evaporator or condenser surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F19/00Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers
    • F28F19/006Preventing deposits of ice

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機の熱交換器における伝熱面に塗布さ
れる被覆用組成物に関し、さらに詳しくは伝熱面表面に
水分の凝縮または着霜を生じる熱交換器に対し、熱交換
特性を向上させる被膜を形成するための被覆用組成物な
らびに該組成物で被覆された伝熱面を有する熱交換器に
関するもので伝熱面に水分が凝縮する条件下では伝熱面
の水濡れ性が良く、且つその持続性があり、伝熱面表面
における霜の成長を抑制することを特徴とする。
従  来  技  術 近年、空気調和機における空気熱源ヒートポンプ式空気
調和機(以下単にヒートポンプと呼ぶ)の占める割合は
急増してきており、家庭用ルームエアコン、業務用エア
コンなどについては半数以上を占めている。また、これ
らヒートポンプに用いられる熱交換器の大部分はアルミ
フィンとこれらに直交する冷媒管から構成される、フィ
ンチューブ型熱交換器である。
冷房時には室内側熱交換器のフィン表面に水分の凝縮が
起こるが、フィン表面が撥水性であると隣合うフィン表
面間に水滴として付着あるいはフィン表面間にブリッジ
してしまう。このため熱交換器の通風抵抗を増加させ、
熱交換器通風量の低下を招き、ひ・いては冷房能力低下
の原因となる。
一方、暖房時には室外側熱交換器において、前述した冷
房時の室内側熱交換器と同様な現象が起こる。また暖房
時においては、外気温度によっては室外側熱交換器に着
霜が起こる。熱交換器に着霜した場合は通風抵抗が増加
し、通過風量の低下を招き、暖房能力低下の原因となる
ことは水分の凝縮が起こる場合と同じであるが、着霜の
場合は熱交換器はどんどん目詰まっていくため、通過風
量の低下は一定レベルでとどまることがなく、時間と共
にしだいに低下していく。このため一般的にはある判定
条件により室外側熱交換器を除霜している。この除霜方
法としてはホットガスデフロストが一般的であるが、こ
の間は暖房運転は一時停止する。このため室内温度が低
下し、不快感を与える結果となる。また除霜時、フィン
表面が撥水性であると、霜が融解した水分は隣合うフィ
ン間で水滴となったり、ブリッジした状態で熱交換器に
残ってしまう。このため暖房運転を再開した際、初期風
足の低下をまねく。さらに残留水分がフィン間で凍って
しまい、これを機として着霜が泥層され、熱交換器の目
詰まりを早める結果となり、暖房能力の低下はさらに激
しくなる。このため除霜頻度が多くなり、不快感を増す
と共に、運転効率も著しく低下する。
このように従来のヒートポンプにあってはアルミフィン
表面を親水性にしないと種々の問題が派生するため、フ
ィン表面の親水化のための処理方法がいくつか提案され
てきた。例えば特開昭50−38645号ではフィン表
面に多孔質の無機質皮膜を形成せしめる方法が、また特
開昭54−148034号には有機質皮膜を付着させ、
その表面のみを加水分解して水湿潤性を得る方法や、フ
ィンの形状を特殊化して水切り性や水濡れ性を改善する
方法が提案されている。しかしながら、これらの方法は
いづれも水濡れ性を改善し、フィン間のブリッジをなく
11通風抵抗の増大を抑制することによる熱交換特性の
維持を主目的とするもので、着霜防止には全く無力であ
る。
また界面活性剤を利用し水濡れ性を改善する技術におい
て、界面活性剤の溶は出しによる持続性低下に対しては
界面活性剤と高級脂肪酸よりなる皮膜形成を教示した特
開昭58−16192号が挙げられるが、この技術にお
いても着霜防止は何ら考慮されていない。
他方着霜防止に対する手段としては特公昭53−161
38号に融点降下物質を圧入容器中により定期的に噴出
することが提案されているが、これは主として冷蔵庫内
の着霜防止手段であり、フィン数の多いヒートポンプの
室外側熱交換器は均一な噴霧は困難て、また圧力容器を
備えることは装置が大型となり好ましくない。また、別
手段としてフィン表面に疎水化皮膜を形成する方法が特
開昭54−139159号にしめされているが、着霜抑
制の可能性はあっても除霜時の水滴ブリッジ発生の問題
があり、望ましくない。
また特開昭60−102978号では被塗物表面を処理
された上にイオン交換樹脂粉末を接着剤で固定化した膜
を形成して親水性を付与する方法が示されているが、熱
交換フィン材の加工性および水濡れ性を改良する手法に
とどまっている。
このように従来水濡れ性、持続性の問題と着霜抑制を同
時に解決する技術は見出されておらず、市場においてそ
の有効な手段の開発が切望されていた。他方、塗装ライ
ンにおける火災防止や作業員の健康面、あるいは省資源
の点から、かがる塗装組成物が水杆処理剤であることが
市場ニーズに応えるものであることは明らかである。
発明が解決しようとする問題点 如上に鑑み、水性被覆用組成物であって熱交換器アルミ
フィンに適用した場合水濡れ性、持続性に優れ、且つ着
霜抑制に有効なものを提供すること、およびこのような
水性被覆用組成物で伝熱面を被覆した熱交換器を提供す
ることが本発明目的である。
問題点を解決するための手段 本発明者らは着霜に関しその発生、生長メカニズムなど
につき研究を進めた結果、霜の発生、生長プロセスとし
て先づフィン表面が露点以下の時水滴が凝縮し、その後
水滴もしくは水成膜(水濡れ性の良い時)が凍り所謂氷
晶化がおこり、その上に霜核が発生し、次いで空気中の
水分が昇華現象で核に付着し、霜の生長が起こることを
確認した。室外側、熱交換器のアルミフィン上の霜の高
さを低くすることができるなら、暖房運転を長時間続け
ることができ、望ましいことは明らかである。本発明者
らは該着霜プロセスにおいて、水膜が氷晶化した後では
売高の制御は外的要因、例えば風速、温度、湿度、フィ
ン形状などの制御以外には手段がないこと、熱交換器の
アルミフィン上の霜の高さを低くする上で、かかる外的
要因以外の因子によるとするならば水膜が氷晶化する前
に何らかの対策が必要であると判断した。そして鋭意研
究の結果、露点以下の水滴凝集時にできる限り表面の水
膜をなくし、氷晶化を遅らせる手法を見出した。すなわ
ち表面処理膜に水を吸収させることにより氷晶化を遅ら
せる手法である。しがしながら吸水しても脱水する手法
がなければ吸収能力を上回ってしまった状態の含水率以
上では全く効果がなくなる。そこで本発明者らは塗膜材
質に吸脱水ポリマーを用いることにより、霜の高さを低
く抑えることができるとの驚くべき事実を見出した。す
なわち氷晶化に至る時間を吸水することで遅らせること
ができ、また除霜時に温度を高めることにより脱水作用
により着霜前の状態に戻すことが可能となった結果、熱
交換器の機能としての着売高を低くすることができ、さ
らに水滴やフィン間のブリッジをなくし、水濡れ性が良
く、機能の持続性を得る方法を見出したのである。さら
にまた該吸脱水性被膜中に熱伝導性の良好な金属粉を配
合することにより、さらに売高さを低く抑えることに成
功した。熱伝導性金属粉を含有することにより着売高を
低く抑えることができる機構については明確ではないが
本来有機被膜は熱伝導率が低いが、該金属粉末を含むこ
とにより金属粉の存在するところと、しないところでは
アルミフィン上からの熱伝導率が異なり、表面層の氷晶
の状態や着霜表面が不均一となり、ミクロに見た時の風
の流れが乱流となって霜の高さ方向への成長を抑制し、
横方向への枝分かれ的な成長を促している結果、売高を
見掛は上低くしていることなどが考えられる。
かかる知見に基づき、なされた本発明においては熱交換
器アルミフィンに適用した場合、水濡れ性、持続性と共
に着霜抑制に有用な被覆を与えることのできる下記組成
の被覆用組成物が提供せられる。すなわち本発明の被覆
用組成物は吸脱水ポリマーエマルション(以下単に吸脱
水ポリマーエマルションという)と熱伝導性金属粉を固
形分車fIL比で9515〜50/ 50の割合で含有
してなる熱交換器アルミフィン被覆用水性組成物に関す
る。
本発明の第1成分としてf重用される吸脱水ポリマーエ
マルションは一般式 (式中人は−t C11Z士 で、nは4または5であ
る。) で表されるN−アルキレン置換アクリルアミド、すなわ
ちN−アクリロイルピロリジンおよびN−アクリロイル
ピペリジンの単独重合体、2種の共重合体および該N−
アルキレン置換アクリルアミドと池の共重合可能な単量
体との共重合体よりなる群の中からjnばれる少なくと
も1種以上の重合体のエマルションである。前記共重合
可能な単量体としては親水性単量体、イオン性単量体お
よび親油性単量体がある。親水性単量体としては、例え
ばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロール
アクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、ジ
アセトンアクリルアミド、メチレンビスアクリルアミド
、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチル
アクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレ−1−、
ヒドロキシプロピルアクリレート、各種のメトキシポリ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、N−ビニル
−2−ピロリドンなどが挙げられる。イオン性単量体と
しては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、ビニルスル
ホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチ
レンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−フェニルプ
ロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチル−
プロパンスルホン酸などの酸およびそれらの塩、N、N
−ジメチルアミノエチルメタクリレ−)・、N、N−ジ
エチルアミノエチルメタクリレート、N、N−ジメチル
アミノエチルアクリレート、N、N−ジメチルアミノプ
ロピルメタクリルアミド、N、N−ジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミドなどのアミンおよびそれらの塩など
を!トげることかできる。親油性単量体としてはエチル
アクリレート、メチルメタクリレート、ブチルメタクリ
l、−1へ、ブチルアクリレート、ラウリルアクリレ−
1へ、2−エチルへキシルメタクリレート、グリシジル
メタクリレートなどの(メタ)アクリレート誘導体、ア
クリロニトリル、メタクリレートリル、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、ブ
デンなどのオレフィン類、スチレン、ジビニルベンゼン
、α−メチルスチレン、ブタジェン、インプレン、N−
メトキシメチルアクリルアミド、N−エトキシメチルア
クリルアミド、N−n−プロポキシメチルアクリルアミ
ド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、N−n−
ブトキシメチルメタアクリルアミド、N−インブトキシ
メチルアクリルアミド、N−t−オクトキシメチルアク
リルアミドなとのN−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド誘導体などを挙げることができる。
上記した単量体の重合体を含有してなる水性組成物は温
度により親水性疎水性の変化が起こり、例えば水溶性の
場合には加温により疎水化し、曇りを生じる(その時の
温度を曇点という)。また水性組成物がエマルションを
形成している場合には、その溶液の粘度は加温により低
下する。また前記した他の共重合しうる単量体としての
親水性単量体およびイオン性単量体はエマルション表面
の改質およびエマルションそのものの安定化に有用であ
る。
本発明の第1成分である吸脱水ポリマーエマルションを
製造するに当たってアクリルアミド誘導体と、それと組
み合わせる前記した種々の他の単量体との量的比率は、
それら単量体の組合せにより変化し、−概には言えない
。しかし概ね親水性単量体の場合は単量体総量中60重
量%以下で、好ましくは40重量%以下、またイオン性
単量体は単量体総量中30重量%以下で、好ましくは2
0重量?6以下である。一方、親油性単量体は単址体総
量中80重量%以下好ましくは60重量%以下である9
次いで前記した単量体またはそれらの単量体混合物を重
合した水不溶性に優れ、平滑な塗膜を形成する重合体を
得るためには、シード粒子を形成させてエマルション重
合することが必要である。
具体的には先づ、重合すべき単量体の一部を重合してエ
マルション粒子の核となるシード粒子を形成させる。次
いで、さらに単量体を添加してシード粒子中で重合を行
わせ、エマルション重合を進行さψる。すなわち反応媒
体としては水が使用され、具体的にはイオン交換水、蒸
留水、上水、工業用水などが使用れる。親油性単量体を
併用する場合においては、アルキル硫酸塩、アルキルア
リールスルホン酸塩、脂肪酸石けんなどの通常の界面活
性剤、または前記したイオン性単量体を必要に応じて使
用することにより、単量体の乳化状態を形成でき、それ
に引き続いて乳化重合を用いうろ。一方、(メタ)アク
リルアミド誘導体単独もしくは親水性またはイオン性単
量体を併用する場合においては単量体は通常水溶性であ
るので乳化できないが、重合開始剤の存在下必要に応じ
て前記した界面活性剤またはイオン性単量体を溶解し重
合体の曇点以上の重合開始温度に加温し、ておきそこに
前記した単量体を添加してゆくことにより重合体の乳化
がおこり、重合体エマルションすなわち吸脱水ポリマー
エマルションを製造できる。
重合に用いられる重合開始剤としては過硫酸塩などの水
溶性ラジカル重合開始剤であれば、いづれも使用するこ
とができ、当然レドックス系開始剤の使用も可能である
。具体的には、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ
、過酸化水素、tert−ブチルパーオキシドおよびレ
ドックス系開始剤として、上記した酸化剤と組み合わせ
る還元剤としては、例えば亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、鉄
、銅コバルトなどの低次のイオン価の塩、アニソノなど
の有機アミン、さらにはアルドース、ケトースなどの還
元糖を挙げることができる。またアゾ化合物としては、
2−2′−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、2
−2°−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、
4.4′−アゾビス−4−シアツバレイン酸およびその
塩などを使用することができる。また、上記した重合開
始剤を2種以上併用することも可能である。重合温度は
使用する重合開始剤にLつ変化するが通常0〜100°
C1好ましくは5〜90°Cで、且つ該重合体の着点以
上の範囲である。
水性組成物中の重合体含量となる重合体濃度は特Gこ限
定はないが、概ね5〜60%である。
重合体エマルションの具体的製造法としては、先つ重合
体か不溶1ヒする温度以上でシード粒子を製造すること
が必須となる。シードを構成する羊1辻体は前記一般式
で示されるくメタ)アクリルアミド誘導体!it独でも
よいし、親油性単量体単独でもよいし、それらの混合物
でもよいし、さらには親水性単、#:木を併用してもよ
い。シード粒子を製造するために添加する単量体の全単
量体に占める比率は重量比で0.1〜40%、好ましく
は0.25〜3008である。
次に重合時間であるがシード粒子形成の重合時間は10
〜120分であり、必ずしもΦ[合が完結する!ピ・要
はなく、重合液か白濁して粒子が形成されれば充分であ
る。ついでそこに!#星体を添加してエマルション重合
を行うのであるが、その際単量体全量を一度に添加して
もよいが、重合を安定的に行うには連続的または逐次的
に添加したほうが好ましい。その際重合開始剤も単量体
添加と併行して添加してもよい。その添加に要する時間
は添加すべき単量体量に依存し、−概には述べられない
が1〜10時間である。さらには添加後も残存する単量
体を重合して消失させるために、1〜5時間引き続き重
合を行わせることが好ましい。
上記の重合を通じて、重合を速やか−に行わせるために
重合系内の雰囲気は窒素のような不活性ガスで空気など
の酸素含有ガスを置換してお゛いたほうがよい。
また上記した単量体のエマルションは■親油性単量体の
比率が相対的に高い場合には温度を変化させてもエマル
ションとして存在できるが、■親油性単量体の比率が低
下し、前記した(メタ)アクリルアミド誘導体の比率が
相対的に高くなると重合体の着点以上ではエマルション
となり、着点以下では水溶液または水性ゲルとなる。通
常着点以下では水溶液となるのであるが、重合体の分子
量が高い場合メチレンビスアクリルアミド、各種の七ノ
またはポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
のような架橋性単量体と共重合させた場合またはアクリ
ロニトリルのような親油性単量体をエマルション重合の
後期に添加して共重合させた場合などでは、着点以下で
は重合体がゲル状を呈する場合がある。
尚、前記吸脱水ポリマーエマルションを塗膜にした時の
性質は下記のとおりである。すなわち、低温または高温
度の条件では水を吸収し、高温または低温度の条件では
吸収した水を放出するという水の呼吸作用を有している
。その時、吸収または放出する水の址はまわりの温度お
よび湿度の条件および塗膜の組成などにより異なり、一
様には述べられないが、その最大値で概ね塗膜1g当た
り10gである。また、水への溶解性を極力抑えられて
いるので、水中に塗膜を浸漬させても塗膜は溶解せずに
膨潤してゲル状または膜状に形状を保持することができ
る。その時の膨潤量は温度に依存し、低温はど膨潤量は
大きくなり、加温により減少する。具体的に、例えば1
0°Cと50°Cとの間での膨潤量の比は塗膜の組成な
どにより変1ヒするが、概ね50℃での膨潤量を1とし
た場合、lOoCにおいては13〜10の範囲にある。
その時の膨潤量そのものはlOoCにおいて概ね乾燥塗
膜の自重の5〜100倍である。
本発明において第2成分として使用できる金属粉は一般
的な金属粉末であればよい。そしてその含量としては、
被膜固形分中に重量で5〜50%が望ましく、より好ま
しくは10〜30%である。5%未満では熱伝導の不均
一性がまだ不足しており、50%を越えると膜表面層が
撥水性となり水滴やフィン間のブリッジが起こり、望ま
しくない。
本発明の組成物にはまた必要に応じ、吸脱水ポリマー以
外の樹脂、金属塩、顔料、体質顔料、染料、界面活性剤
、その他の塗料添加剤を加えることができる。また肢覆
組成物の製造にあたっては普通の分散方式であるスチー
ルボールミル、サンドグラインドミル、ディスパー攪拌
などの手法を用いることができる。
本発明の組成物は熱交換器アルミフィンに対して常法で
塗装、乾燥し、熱交換器に組み立てもできるし、熱交換
器に組み立ててから本組成物中に浸漬塗装した後、乾燥
してアルミフィンを被:!することもできる。塗装後の
乾燥条件としては80〜200℃の条件で15〜20分
位が望ましい。本発明の目的を達するには乾燥後の被膜
が5〜100μがよいが、好ましくは5〜40μである
。こうして処理された被膜は良好な水濡れ性とその持続
性を有するだけでなく。優れた着霜抑制効果を示し、熱
交換器アルミフィンの水滴ブリッジの形成や氷結、着霜
が有効に抑制され、通常の屋内、屋外の熱交換器の熱効
率を良好に保持せしめる上で有用な発明をなすものであ
る。
以下実施例により本発明を説明する。特にことわりなき
限り、部および%はすべで重量による。
製造例1:吸脱水ポリマーエマルションの製造側蒸留水
170gにN−アクリロイルピロリジン4.5gおよび
2−アクリルアミド−2−フェニルプロパンスルホン酸
ナトリウム(以下APPS−Naと略す)0.3gを添
加し、反応器内を窒素ガスで置換した後60℃に加温し
た。ついで反応液に過硫酸カリウム0.6gを添加し、
重合を開始し、60分間重合し、シード粒子分散液を得
た。このようにして得なシード粒子分散液にN−アクリ
ロイルピロリジン5.5gを添加し、引き続いてアクリ
ロニトリル4gを添加した。添加終了後、該反応液をさ
らに4時間60℃で反応させた。重合は重合体のヒモ状
析出などもなく、均一なエマルション状態で進行した。
得られた重合液の粘度を50℃、25°Cおよび10℃
で測定し、結果を第1表に示しな。その時重合液は50
℃では乳化状態であり、25℃および10℃では半透明
な水性ゲルであった。
また上記した重合液を12cmX12cm角のテフロン
製シートに刷毛塗りし、それを125℃で2時間乾燥し
て塗膜を作った。得られた塗膜は厚みムラがなく、表面
も滑らかであった。塗膜をテフロン製シートよりはがし
、その厚みを測定したところ、0.2m+*であり該塗
膜を水中に浸漬すると吸水して含水ゲル膜となった。そ
の時浸漬する水の温度を1O125,50°Cに変え、
塗膜1g当たりの膨潤量を測定し、第1表に示した。
製造例2 蒸留水83gにN−アクリロイルピロリジン260gお
よび^PP5−Na O,1gを添加し、反応器内を窒
素で置換したt&60℃に加温しな。ついで反応液に過
硫酸カリウム0.06gを添加し、重合を開始し、30
分間重合した。反応液は重合が進行するにつれて徐々に
白濁し、シード粒子が生成した。このようにして得たシ
ード粒子分散液に蒸留水10g、 N−アクリロイルピ
ロリジン5.Ogよりなる水溶液をそのままの温度で1
時間かけてゆっくり滴下し、その後さらに2時間重合し
た。得られた重合液の粘度を50°C125°Cおよび
lOoCで測定し、結果を第1表に示した。尚、その時
重合液は50℃では乳化状態であり、25℃および10
℃では透明であった。
また上記した重合液を12cmXI2cm角のテフロン
製シートに刷毛塗りし、それを125℃で2時間乾燥し
て塗膜を作った。得られた塗膜は厚みムラがなく、表面
も滑らかであった。塗膜をテフロン製シートよりはがし
、その厚みを測定したところ、0.2+nmであり該塗
膜を水中に浸漬すると吸水して含水ゲル膜となった。そ
の時浸漬する水の温度を10.25.50℃に変え、塗
膜1g当たりの膨潤量を測定し、第1表に示した。
製造例3 蒸留水flog、 N−アクリロイルピロリジン0.7
gN−アクリロイルピペリジン2.1g、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム0.
2gおよび過硫酸カリウムO,1gを使用した以外は実
施例2と全く同様にしてシード粒子を製造した。このよ
うにして得たシード粒子分散液に蒸留水35g 、 N
−アクリロイルピロリジン2.1g、 N−アクリロイ
ルピペリジ”j 6.2g、AMPS−Na(ネ)0.
2gよりなる水溶液をそのままの温度で1時間かけて滴
下し、その後4時間重合を行った。得られた重合液は製
造例2と全く同様にして、その溶液粘度および塗膜の膨
潤量を測定して、その結果を第1表に示した。
実施例1 5110mfステンレス容器中に製造例1によって得ら
れた吸脱水ポリマーエマルションを200部仕込み、攪
拌機で攪拌しながらアルミペースト6O−760(東洋
アルミニウム社製)15部を徐々に添加して11目、+
i、’+勿を1′)な。
実施例2 実施例1と同じ製造条件で、製造例2によって1゛)ら
れた吸脱水ポリマーエマルションを200部、jl・1
扮末30部よりなる組成物を得た。
実施例3 実施例1と同し製造条件で、製造例3によって得られた
吸脱水ポリマーエマルションを200部、アルミペース
ト60−760を10部、トークリル ロCXH1o7
(東洋インキ社製)50部よりなる組成物を得た。
実施例1〜3の各組成物を、アルミ板(10cmX2.
0cmX1開)にバーコーターで乾燥膜厚10μとなる
如く塗装し、140°Cで20分間乾燥させ試験片を作
った。また、無処理アルミ板(10叩X20cn+X1
mm)を比較例1とした。これらを用い下記水濡れ性、
持続性および着霜抑制効果の試験を行い、実施例1〜3
については極めて満足すべき効果を得たが、比較例1に
ついては満足すべき効果が得られなかった。それらの結
果は第2表に示した。
試1し1法− 水濡れ性: 試験片に対し、ワイダー#71(岩国塗装機株式会社製
)を用い、純水を霧吹き状に1回吹付け、水滴の拡がり
状態を観察した。
○・・・水濡れ性良好 ×・・・水濡れ性不良 水濡れ性の持続性: 試験片を20℃の純水に8時間浸漬し、引き上げて20
℃で16時間風乾させることを1サイクルとして、5サ
イクル後の水濡れ性を上記水濡れ性試験方法で判定した
着霜抑制効果: 上記試験片を参考図に示されている装置の冷却板に密着
させて下記条件下で着霜高さを測定した。
空気温度(DB)          20℃空気温度
(WB)       14.5℃ダクト内平均風速 
      Q、5+a/s供試品表面温度     
   −10℃装置全体は温度と湿度を制御できる恒温
室内に設置されている。ダクト内平均風速はノズル差圧
式風量計より得られた値より換算されるが、ファンの回
転数を制御することにより所定の値となるようにしてい
る。試験片の表面温度は、冷却板に送るブライン温度を
制御することにより所定の値としている。
霜高さの評価については冷却板に対し垂直に移動し、そ
の距離を読み取ることのできる装置を考案し、測定60
分後の霜表面の高さを測定した。
霜高さは複数点の測定結果の平均値(m+a)を採用し
た。
実施例4 実施例1で得られた塗料組成物をロールコート機を用い
、予め脱脂処理を行ったアルミニウム製熱交換器用ロー
ル状フィン素材に乾燥膜厚10μになるように塗装し、
140℃で20分間乾燥処理を行った。
実施例4によって処理されたフィンで組み立てて得られ
た熱交換器をヒートポンプ式空気調和機の暖房運転時の
室外熱交換器として用い、着霜現象が生じる条件下で運
転を行い、その際の経過時間と暖房能力、経過時間と風
量の関係を調べ、その結果を添付図の第1図および第2
図にそれぞれAとして表示した。良好な風量および暖房
能力変化すなわち熱交換特性を示した。
比較例2 実施例4で用いたものと同じヒートポンプ式空気調和機
で、但し室外熱交換器のフィン素材には上記塗料組成物
を塗布せず実施例4と同様の暖房運転を実施し、経過時
間と暖房能力、経過時間と風量の関係を調べ、その結果
を添付図の第1図および第2図にBとして示した。いづ
れの試験においても性能が劣っていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる塗料組成物で被覆された熱交換
器(A)および該被覆を有しない熱交換器(B)を用い
たヒートポンプ式空気調和機による暖房運転時の経過時
間と暖房能力の関係図、第2図は同じ(経過時間と風量
の関係図であり、参考図は塗装試験板の着霜試験に用い
られた装置図である。 尚、参考図において1は空気流、2はダクト、3は熱線
風速計センサー、4は熱線風速計、5は冷却板、6は試
験片、7は霜高さ測定装置、8は断熱材、9はブライン
冷却槽、10はポンプ、11はチャンバー、12はノズ
ル差圧式風量計、13はファン。 特許出願代理人

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Aは−(CH_2)−_nで、nは4または5で
    ある。) で表されるN−アルキレン置換アクリルアミドの単独重
    合体、2種の共重合体および該N−アルキレン置換アク
    リルアミドと他の共重合可能な単量体との共重合体より
    なる群の中から選ばれる少なくとも1種以上の重合体の
    エマルションが固形分として95〜50重量部、および
    熱伝導性金属粉5〜50重量部よりなる塗料組成物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Aは−(CH_2)−_nで、nは4または5で
    ある。) で表されるN−アルキレン置換アクリルアミドの単独重
    合体、2種の共重合体および該N−アルキレン置換アク
    リルアミドと他の共重合可能な単量体との共重合体より
    なる群の中から選ばれる、少なくとも1種以上の重合体
    のエマルションが固形分として95〜50重量部、およ
    び熱伝導性金属粉5〜50重量部よりなる塗料組成物を
    被覆した熱交換器。
  3. (3)熱伝導性金属粉がアルミ粉または銅粉である特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
JP11793787A 1987-05-14 1987-05-14 塗料組成物およびそれを被覆した熱交換器 Pending JPS63280775A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6513581B1 (en) * 1998-12-30 2003-02-04 Basf Aktiengesellschaft Heat exchanger with a reduced tendency to produce deposits and method for producing same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6513581B1 (en) * 1998-12-30 2003-02-04 Basf Aktiengesellschaft Heat exchanger with a reduced tendency to produce deposits and method for producing same

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