JPS63280073A - 新規抗生物質yp−02978l−c及びその製造方法 - Google Patents

新規抗生物質yp−02978l−c及びその製造方法

Info

Publication number
JPS63280073A
JPS63280073A JP11659987A JP11659987A JPS63280073A JP S63280073 A JPS63280073 A JP S63280073A JP 11659987 A JP11659987 A JP 11659987A JP 11659987 A JP11659987 A JP 11659987A JP S63280073 A JPS63280073 A JP S63280073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
tautomer
antibiotic
ethyl acetate
methanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11659987A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sato
勉 佐藤
Mikio Morioka
幹夫 森岡
Narimasa Tsunoda
角田 成正
Kenichi Suzuki
賢一 鈴木
Koji Nagai
浩二 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP11659987A priority Critical patent/JPS63280073A/ja
Publication of JPS63280073A publication Critical patent/JPS63280073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な抗生物質YP −02978L −C若
しくはその互変異性体又はそれらの混合物及び発酵法に
よるその製造方法に関する。
(解決手段) 本発明者らは、抗生物質を産生ずる微生物を探索し、そ
の生産物につきスクリーニングを進めてきたとこは、沖
縄県鳩間島の土壌より分離された微生物が、抗生物質を
生産することをつきとめ本発明を完成させるに至りた。
本発明は2式(I) で示される抗生物質YP −02978L −C若しく
はその互変異性体又はそれらの混合物をその構成とし、
その提供を目的とする。
上記式示化合物(I)の互変異性体は下式(n)(I 
)            (II)本発明はこれら異
性体の分離されたもの及びこれらの混合物を包含する。
本願の第2発明は、ストレプトミセス属に属し、上記式
(I)で示される抗生物質YP −02978L−C若
しくはその互変異性体又はそれらの混合物生産能を有す
る微生物を培養し、培養物よりシU嘲E物質YP −0
2978L −C(I)若しくはその互変異性体又はそ
れらの混合物を採取することを特徴とする製造方法をそ
の構成とし、その提供を目的とする。
以下に、該製造方法に使用される微生物、該本発明製造
方法に使用される微生物は、ストレプトミセス属に属し
、上記式嗣÷で示されるYP −02978L −C若
しくはその互変異性体又はそれらの混合物の生産能を有
する微生物である。
このような微生物としては、具体的には、ストレプトミ
セス エスピー(Streptomycea 8P/ 
)YP −02978L株が挙げられる。
本菌株の菌学的性質は以下の通りである。
(11形態学的性質 本菌株は各種合成及び有機培地において生育し、特にシ
ュクロース・硝酸塩寒天培地、チロシン寒天培地で良好
である。気菌糸はシュクロース・硝酸塩寒天培地、グリ
セリン・アスパラギン寒天培地、チロシン寒天培地のみ
で、わずかにうつすらと着生が認められる。光学顕微鏡
観察によれば、気菌糸は単純分枝で、先端が開いたらせ
ん状(0pen 5piral )を示す。また、その
形状はセクシヲンスビラレス(S)又はレティナキエリ
アペルティ(RA )である。電子顕微鏡での観察で、
胞子は20個程度の連鎖を認め、胞子の大きさは0.6
〜o、s x o、s〜1.0μm’であり、その表面
構造はとげ状である。輪生枝、胞子の5及び菌核形成は
認められない。
(2)  各種培地における生育状態 各種培地における生育状態は、以下に示すとおりである
。特に記載しないかぎり、28℃で21日間培養し、常
法に従って観察したものである。
色調の記載については色の標準(日本色彩研究所)によ
った。
(注)G;生育及び集落表面の菌叢色 A;気菌糸の着生及びその色相 R:裏面の色相 S;可溶性色素 (3)生理的性質 YP −02978L 1)生育温度範囲        15〜33℃至適生
育温度        24〜27°C2)ゼラチンの
液化 ・単純ゼラチン(20℃)    陽性・グルコース◆
ペプトン    陽性 ゼラチン(28℃) YP −02978L 脱脂牛乳のペプトン化       陰性4)硝酸還元
作用         弱陽性5)スターチの加水分解
作用      陽性6)メラニン様色素の生成 トリプトン・イーストエキス−プロス  陰性チロシン
寒天          陰性ペプトン・イース)−寒
天    陰性(注)生育温度は各温度(5,10,1
5,20,25,28,30,33゜37.40,45
.50℃)で、7〜21日までの観察結果。
ミルクに対する作用は37℃で3〜21日までの観察結
果、それ以外は、特に指摘のないかぎり28℃で2週間
後の観察結果を示す。
(4)  炭素源の資化性(プリド・・ム・ゴドリープ
寒天培地。
28℃培養) YP −02978L L−アラビノース       士 り−キシロース        + D−グルコース        + D−フラクトース       + シュクロース         − イノシトール         − ラムノース           + ラフィノース         + D−マンニトール       + スターチ           + (注)+;生育する士;生育が疑わしい−;生育しない
(5)  ジアミノピメリン酸(DAP)の分析LEC
HVALIERらの方法(LECHVALIER,MP
、 et al ;PP 277−238 in DI
ETZ、 A et at ed、、 Aetinom
yceteTaxonomy、 SIM 5pecia
l publication 46.1980 )に従
い本菌株の酸加水分解物の分析を行った結果LL −D
APが検出された。
以上の性状を要約すると、 YP −02978L株は
シュクロース・硝酸塩寒天培地、グリセリン・アスパラ
ギン寒天培地、チロシン寒天培地のみで気菌糸が観察さ
れる。気菌糸は単純分枝で、その形状はセクションスピ
ラレス(S)又はレティナキュリアペルティ(RA )
であり、20個程度の胞子の連鎖が観察される。色相は
生育が蒼白〜黄茶、気菌糸が入山を呈し、可溶性色素、
メラニン様色素の生成は認められない。また菌体の酸加
水分解物の分析よりLL−ジアミノピメリン酸が検出さ
れた。
上記諸性質より1本菌株はストレプト−ミセス(Str
eptomycea )属に属する菌株と考えられ1本
菌株に類似する既知菌種を、「パーシーズ・マロジー 
(Bergy’s Manual of Determ
inative Bacteriolog)F第8版、
 1974年」、[インターナショナル・ジャ′−ナル
・オブ・システマティック・バクテリオロジー(Int
ernational Journal of Sys
tematic Bacteriology )第18
巻、2号、69−189頁、4号、 279−392頁
(1968)、第19巻、4号、 391−512頁(
1969) 。
第22巻、4号、  265−394頁(1972) 
Jより検索した。その結果9本菌株に類似な菌としては
ストレプトミセス フラボヴイレ/ス(S、 flIL
vo−virens ) 、  ストレプトミセス グ
リセオオーラ/ティアカス(S、 griseoaur
antiacua ) 、  ストレプトミセスアルボ
ヴイナセウス(S、 albovinaceus )な
どがあげられる。いずれの菌も、形態的特徴、炭素源の
利用性等の生理的性質などにおいて9本菌株と類似して
いるが、生育の色調においてわずかに相違が認められる
他に、気菌糸の着生(本菌株は着生が極めて悪い)に於
いて、明白に異なっており1本菌株と一致しない。以上
の結果より本菌株をとりあえずストレプトミセス・エス
ピ−(Streptomyces sp、 ) YP 
−02978L株と命名した。
本菌株は、工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌
寄第861O号として寄託されている。
本発明に用いられる微生物は上記菌学的性質で特徴づけ
られるが、抗生物質YP −02978L −C(I)
若しくはその互変異性体又はそれらの混合物[以下化合
物(I)等をいう]を産生ずる点においても特徴的であ
る。
本発明の使用微生物は、他の放線菌にも見られる如く2
人工的に、また自然に、変異を起こしやすい。従って9
本発明において用いられる微生物としては、上記ストレ
プトミセス エスピーYP −02978L株だけに限
定されるものではな(、ストレプトミセス属に属し、化
合物(I)等の生産能を有する天然の微生物あるいはこ
れらを紫外線、X線、化学薬剤などで人工的に変異させ
た菌株やこれらの自然変異株の全てが挙げられる。
なお2本発明の新菌種微生物YP −02978L株は
天然の土壌から取得したものであるが、前記微生物工業
技術研究所より容易に入手しうる。
(製造方法) 培養は、その微生物が利用する栄養源を含有する培地を
用いて行なうのが有利である。培地は9合成、半合成又
は天然の、固体又は液体培地のいずれを用いてもよいが
2通常天然の栄養源を含む液体培地が好適である。培地
に添加される栄養源のうち、炭素源としては同化可能な
炭素化合物であればよく、D−キシロース、D−クルコ
ース、D−7ラクトース、ラムノース。
ラフィノース、D−マンニトール、グリセリン。
デンプン、サリシン、スターチ、ブドウ糖、デキストリ
ン、ヤシ油、大豆油、α−メリビオース等が挙げられ、
これらは単独または組合せて用いられる。さらに、アル
コール類、有機酸などを用いることもできる。また、無
機及び有機窒素源としては、塩化アンモニウムy 硫酸
7 yモニウム、硝酸アンモニウム、尿素などが、有機
窒素源としては、ペプトン、酵母エキス、乾燥酵母、肉
エキス、血粉、フェザ−ミール、グルテンミール、コー
ンスチープリカー、大豆粉。
魚粉、落花生粉、綿実粕、カザミノ酸や各種アミノ酸(
例えばグルタミン酸、アスパラギン酸。
アラニン、リジン等)やトマトジュースなどが単独又は
組み合せて用いられる。
また、培地には必要に応じナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄。
コバルトなどの金属の硫酸塩、硝酸塩、塩化物。
炭酸塩、リン酸塩などやクエン酸ナトリウムなどの有機
酸塩を添加することができる。
培養は好気的条件下に行なうのがよく、静置。
振盪2通気攪拌培養のいずれも可能であるが。
振盪あるいは通気攪拌培養が有利である。培養温度はお
よそ15〜33°Cの範囲内が好ましく。
殊に約24〜27℃が有利である。また、培地のpHは
約55〜8.5好ましくは6.0〜8.0の中性付近に
保持するのが好適である。培養期間は培地の組成、温度
等の培養条件によって異なるが。
通常約2〜21日程度、好ましくは5〜7日程度であり
、上記生産物質が最高力価に達する時期を見計らりて適
当な時期に培養を終了する。
このようにして培養された培養物中に蓄積された抗生物
質を単離精製するには2通常用いられる単離精製手段を
適用すればよい。
抗生物質の単離、精製は培養物を遠心分離又は沢過して
、菌体を除去した後、適当な溶剤に対する溶解性及び溶
解度の差、溶液からの析出速度の差2種々の吸着剤に対
する吸着親和性の差、2種の液相間における分配の差な
どを利用する方法を適用して行なうのが好ましい。これ
らの方法は必要に応じて単独に用いられ、あるいは任意
の順序に組合せ、また反覆して適用できる。
特にYP −02978L株の培養による生産物は。
酢酸エチルなどの有機溶媒による抽出、ワコーゲルC−
200(和光紬薬製)を担体とするカラムクロマトグラ
フィー、シリカゲル60F2S4 (メルク社製)を担
体とする薄層クロマトグラフィーなどを利用し、バチル
ス・ズブチリスATCC6633株に対する抗菌活性を
指標とし、他の生産物より分離され、精製される。
(生産物) このようにして得られた抗生物質の理化学的性性質は以
下のとおりである。
(り外観 濃紺の針状乃至板状結晶 (2)融点 156〜157℃ (3)元素分析値 理論値       実測値 C= 78.98%    C= 79.48%)I=
  7.07%    H=  7.28%N=  8
.31%    N=  8.43%(4)紫外部吸収
スペクトル 第1図 (5)赤外部吸収スペクトル 第2図 (6)  水素核磁気共鳴スペクトル(H−NMR)第
3図 (7)重炭素(13C)核磁気共鳴スペクトル(13c
 −NMR)第4図 (8)マススペクトル(Er)(EI−Ms)第5図 (9)  マススペクトル(HR)(HR−MS)m/
z  332.19005 (M” )αq 分子量 I 分子式 %式% メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、クロ
ロホルム、酸性水に可溶、n−へキサンに不溶 (13塩基性、中性、酸性の区別 塩基性の挙動を示す。
I 呈色反応 陽性:ドラゲンドルフ反応、硫酸反応 陰性:ニンヒドリン反応 αつ 薄層クロマトグラフィー  シリカゲル60F、
、14(メg社製)展開溶媒       Rf値 クロロホルム:メタノール=9:1        0
.56酢酸エチル:メタノール=9:1       
0.15展開溶媒         Rf値 ベンゼン:アセトン=1:2       0.12ク
ロロホルム:メタノール=20 : 1       
  0.29以上の理化学的性質より2本発明の生産物
は頭記式(I)で示される化合物[1−オキソ−1゜2
−ジヒドロ−5−[(2,4,4−)リメチルー互変異
性体である化合物(II)の存在が確認された。
(発明の効果) 本発明化合物は、抗菌活性殊にダラム陽性菌に対する抗
菌活性を有し、その抗菌活性を属する細菌によってひき
おこされるヒト及び動物の細菌性疾患の予防・治療剤と
して有用である。
また1本発明化合物は、抗ガン剤としての有用性が期待
される。
以下に9本発明化合物の最少有効阻止濃度(MIC)を
示す。
(実施例)以下に実施例を掲記し本発明の詳細な説明す
る。
実施例 1゜ グルコース0.5%、白色デキストリ/2.0%、ポテ
ト・スターチ3.0%、血粉1.0%、フェザ−ミール
1.0%、トマトジュース2.0%、硫化第一鉄0.0
2%。
塩化コバル) 0.002%、炭酸カルシウム0.2%
を含む培地A(PH7,2)を作製し、これを500 
ml三角フラスコに60 mlずつ分注し、120℃で
20分間滅菌したものに、ベネット寒天培地上に生育さ
せたストレプトミセス・エスピーyp −02978L
 株の菌糸をかき取って接種し、27℃で48時間振盪
培養を行い種培養液とする。つぎに白色デキストリン4
.0%、グルコース0.5%、ポリペプトン0.5%。
酵母エキス0.5%、コーンスチイーブリ力−1,5%
肉エキス0.5%、硫酸マグネシウム0.2%、炭酸カ
ルシウム0,2%、アデカノール(地竜化fi ) 0
.03%を加えた培地B 10/: (PH7,5)を
作製し、これを500 ml三角フラスコに60 ml
ずつ分注し、120°Cで20分間滅菌したものに種培
養液を3.0%の割合で植菌した。27°Cで7日間振
盪培養を続けると。
バチルス ズブチリスATCC6633株に対する抗菌
活性は最大となる。このようにして得られた培養液に、
ラジオライト#600 (昭和化学工業製)を加えて攪
拌の後濾過するとP液10Zが得られる。
このP液に4規定の水酸化ナトリウムを加えてp)19
に調整した後、10Lの酢酸エチルを加えてよ(攪拌す
る。酢酸エチル層を分離する。酢酸エチルでの抽出を2
度行う。次にこの酢酸エチルに4規定の塩酸でpH3に
調整された酸性水7Lを加えて、よく攪拌する。酸性水
での抽出を2度行う。
この酸性水に4規定の水酸化ナトリウム液を加えてpH
9に調整した後4Lの酢酸エチルを加えてよく攪拌する
。酢酸エチル層を分離して、これに無水硫酸ナトリウム
を加えて、脱水する。次に脱水された酢酸エチル層を減
圧濃縮すると、紺色のオイル状物質が得られる。
得られた紺色オイル状物質を少量のクロロホルム:メタ
ノール(9:1)液に溶解し、ワコーゲルC−200(
和光紬薬製) 200gを充填したカラムに乗せ、クロ
ロホルム:メタノール(9:1)を展開溶媒とするカラ
ムクロマトグラフィーを行ない、バチルス:ズブチリス
ATCC6633株に抗菌活性を示す両分を集めて減圧
濃縮すると紺色のオイル状物質が得られる。得られたオ
イル状物質を少量の酢酸エチル:メタノール(9:1)
液に溶解し、ワコーゲルC−200150gを充填した
カラムに乗せ、酢酸エチル:メタノール(9:1)を展
開溶媒とするカラムクロマトグラフィーを行なう。
バチルス ズブチリスATC06633株に抗菌活性を
示し、青色の両分を集めて減圧濃縮すると紺色のオイル
状物質が得られる。
得られた紺色のオイル状物質を少量のメタノールに溶解
させた後、メルク社製シリカゲル60 F、54薄層プ
レートに帯状に塗布して、クロロホルム:メタノール(
20:1)を展開溶媒とする薄層クロマトグラフィーを
行ない、 Rf O,29付近の紺色の部分をかきとり
、クロロホルム:メタノール(20:1)にて溶出させ
る。それを減圧濃縮すると紺色の粉末が得られる。この
紺色粉末を少量のメタノールに溶解させた後、シリカゲ
ル60 F、s4薄層プレートに帯状に塗布して、酢酸
エチル:メタノール(9:1)を展開溶媒とする薄層ク
ロマトグラフィーを行ない、 Rf O,15付近の部
分をかきとり。
酢酸エチル:メタノール(9:1)に溶解し、結晶化を
行なうとYP −02978−Cの針状結晶が2501
gる 得られl10 実施例 2゜ グルコース0.5%、白色デキストリン2.0%。
テト・スターチ3.0%、血粉1,0%、フェザ−ミー
ル1.0%、トマトジュース2.0%、硫酸第一鉄0.
02%。
塩化コバル) 0.002%、炭酸カルシウム0.2%
を含む培地A (PH7,2) を作製し、これを50
0 ml三角フラスコに60m7ずつ分注し、120℃
で20分間滅菌したものに、ベネット寒天培地上に生育
させたストレプトミセスeエスピーYP −02978
L株の菌糸をかき取って接種し、27°Cで48時間振
盪培養を行ない種培養溶−1とする。次に培地Aを50
0 ml三角フラスコに60 mlずつ分注し、 12
0℃で20分間滅菌したものに種培養液−1を3.0%
の割合で植菌し、27℃で2日間振盪培養を行なったも
のを種培養液−2とする。さらに培地Bを400を含む
500L容量のタンクを、121℃で30分間滅菌した
ものに種培養液−2を20%の割合で種菌した。27℃
で6日間振盪培養を続けると、バチルス ズブチリスA
TCC6633株に対する抗菌活性は最大となる。
このようにして得られた培養液を4N塩酸でp)I7に
調整する。さらにラジオライ)l600を加えて攪拌の
後、P遇すると菌体が401得られる。この菌体に酢酸
エチル401を加え攪拌し、酢酸エチル層を分離する。
酢酸エチルの抽出を3回行なう。
この抽出液を減圧濃縮し20tにする。次にこの濃縮液
に塩酸でpH3に調整された酸性水151を加えてよく
攪拌する。酸性水での抽出を2度行なう。この酸性水に
4規定の水酸化す) IJウム液を刃口えてpH9に調
整した後、10Lの酢酸エチルを加えてよく攪拌する。
酢酸エチルでの抽出を2度行なう。分離した抽出液に無
水硫酸ナトリウムを加えて脱水する。次に脱水された酢
酸エチル層を減圧濃縮すると紺色のオイル状物質が得ら
れる。
得られた紺色オイル状物質を少量のクロロホルム:メタ
ノール(9:1)液に溶解し、ワコーゲルC−2003
00gを充填したカラムに乗せ、クロロホルム:メタノ
ール(9:1)を展開溶媒とするカラムクロマトグラフ
ィーな行ない、バチルス・ズブチリスATCC6633
株に抗菌活性を示す青色の両分を集めて減圧濃縮すると
紺色のオイル状物質が得られる。得られたオイル状物質
を少量の酢酸エチル:メタノール(c+:l液に溶解し
、ワコーゲルC−200300gを充填したカラムに乗
せ。
最初酢酸エチルを展開溶媒とし2次いで酢酸エチル:メ
タノール(9:1)を展開溶媒とするカラムクロマトグ
ラフィーを行なう。バチルス・ズブチリスATCC66
33株に抗菌活性を示し、青色の両分を集めて減圧濃縮
すると紺色のオイル状物質が得られる。得られた紺色の
オイル状物質を少量のアセトンに溶解し、ワコーゲルC
−200300gを充填したカラムに乗せ、最初ベンゼ
ンを展開溶媒とし9次いでベンゼン:アセトン(1:l
)を展開溶媒としするカラムクロマトグラフィーを行な
う。バチルス・ズブチリスATCC6633株に抗菌活
性を示し、青色の画分な集めて減圧濃縮すると紺色のオ
イル状物質が得られる。得られた紺色のオイル状物質を
少量のクロロホルム:メタノール(20: 1 )液に
溶解し、ワコーゲルC−200250gを充填したカラ
ムに乗せ、クロロホルム:メタノール(20: 1 )
を展開溶媒とするカラムクロマトグラフィーを行なう。
バチルス・ズブチリスATCC6633株に抗菌活性を
示し、青色の画分を集めて減圧濃縮する。濃縮液を酢酸
エチル:メタノール:アセトン(1:1:2)液に溶解
し結晶化を行なうと3.7gの結晶が得られt0
【図面の簡単な説明】
第1図はYP −02978L −Cの紫外部吸収スペ
クトルを、第2図はその赤外部吸収スペクトルを、第3
薗は’H−NMRスペクトルを。 第4図は13c −NMRスペクトルを、第5図はEI
−MSをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される抗生物質YP−02978 L−C若しくは
    その互変異性体又はそれらの混合物。 2、ストレプトミセス属に属し、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される抗生物質YP−02978 L−C若しくは
    その互変異性体又はそれらの混合物の生産能を有する微
    生物を培養し、培養物より抗生物質YP−02978 
    L−C若しくはその互変異性体又はそれらの混合物を採
    取することを特徴とする抗生物質YP−02978 L
    −C若しくはその互変異性体又はそれらの混合物の製造
    方法。
JP11659987A 1987-05-12 1987-05-12 新規抗生物質yp−02978l−c及びその製造方法 Pending JPS63280073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11659987A JPS63280073A (ja) 1987-05-12 1987-05-12 新規抗生物質yp−02978l−c及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11659987A JPS63280073A (ja) 1987-05-12 1987-05-12 新規抗生物質yp−02978l−c及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63280073A true JPS63280073A (ja) 1988-11-17

Family

ID=14691142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11659987A Pending JPS63280073A (ja) 1987-05-12 1987-05-12 新規抗生物質yp−02978l−c及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63280073A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2598116B2 (ja) 新規物質dc113
JP2802097B2 (ja) 新規な制癌抗生物質mi43―37f11及びその製造法
JPS63280073A (ja) 新規抗生物質yp−02978l−c及びその製造方法
JPH01112988A (ja) 新規物質dc―107
JPH03157372A (ja) Yl―01869p物質及びその製造法
JP3530563B2 (ja) Ko−8119物質及びその製造法
JP2868237B2 (ja) 新規生理活性物質om―6519およびその製造法
JP3327982B2 (ja) 新規な抗生物質mi481−42f4−a関連物質
JPS6348284A (ja) 新抗生物質yp−02908l−aおよびその製造法
JPH0515385A (ja) 新規な抗生物質アリサマイシンおよびその製法
EP0333177A2 (en) FR-900493 substance, a process for its production and a pharmaceutical composition containing the same
JPH0625095B2 (ja) 抗生物質sf−2415物質およびその製造法
JPH05310766A (ja) 新規抗生物質mi481−42f4−a及びその製造方法
KR820001433B1 (ko) 항생물질 c-15003 p-4의 제조법
JPH01238579A (ja) Y−05460m−a物質及びその製造法
JPH01168660A (ja) Yl−0710m化合物およびその製造法
JPH04633B2 (ja)
JPH0398591A (ja) 抗腫瘍活性を有する新規抗生物質およびその製造方法
JPH05331181A (ja) ファルネシルトランスフェラーゼ阻害物質oh−4652物質およびその製造法
JPS5932120B2 (ja) 9−β−Dアラビノフラノシル・アデニンの製造法
JPS62185087A (ja) 新規抗生物質sa4−3およびその製造法
JPH0948781A (ja) 新規抗生物質ラクトナマイシンおよびその製造法
JPH08208644A (ja) 新規抗生物質クレミマイシンとその製造法及び用途
JPS62205055A (ja) 新規生理活性物質sk−1894およびその製造法
JPS62275687A (ja) Yp−02259l−aおよびc物質並びにその製法