JPS63279655A - 複合表示及び入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は複合表示及び入力装置に関し、ざらに詳しくは
複写機、ファクシミリ等の独立した数種類の機能を有す
る機器を一体化した複合機器に用いられる複合表示及び
入力装置に関する。

（従来の技術） 従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等のような画像
情報をそれぞれの目的に応じて処理する電子機器は、個
別的、独立的に一つの装置として組立てられ、使用され
てきたが、近年の技術進歩に伴い、これら複数種の機能
を一体化した複合機器が実用化され出している。

このような複合機器においては、各機能を発揮させるた
めの入カキ−や操作情報の表示を行う表示部も当然に一
体化することが要請されることになる。

ところで従来装置の場合、各機能を発揮するために必要
な入カキ−としてボタン方式のものが用いられ、しかも
多数の入カキ−を単に一面に列設配置するとともに、操
作情報の表示部としてはＬＥ　Ｄ　（Ｌｉｇｈｔ　Ｅｍ
ｉｓｓｉｏｎ　Ｄｉｓｐｌａｙ）やＬ　ＣＤ　（Ｌｉｑ
ｕｉｄＣｒｙｓｔａｌ　Ｄｉｓｐｌａｙ）を用いるもの
が多い。

しかしながら、従来装置においては複合機器の電源オフ
時や停電時等においてその旨を表示部に表示するような
対策さらには節電対策は何等考慮されていなかった。こ
れは従来の表示部が通常ネマチック液晶を用いて構成さ
れるものでおるため、通電が断たれると最早表示機能を
保持しくｑなくなるからである。

また、ネマチック液晶を用いた表示部は、このネマチッ
ク液晶が分子配列の規則性が低いことに起因して、操作
情報の表示速度が遅く、また、視野角も狭いという問題
もある。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように従来装置においては、停電時や電源オフ
時の対策、ざらには節電対策が十分ではなく、これに加
えて表示部の性能も不十分なものであった。

そこで本発明は複合機器の通電遮断状態又は節電状態で
もその状態を明確に認識することができるとともに表示
部の性能向上をも図ることができる複合表示及び入力装
置を提供することを目的とするものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の複合表示及び入力装置は、独立した操作機能を
有する複数種の機器を一体化した複合機器に用いられる
ものであって、表示保持機能を有する表示部と、この表
示部と一体構成の入力部と、前記表示部に対する表示制
御と前記複合機器。

表示部、入力部における各種状態の検知及び制御を行う
制御手段とを有し、前記制御手段は前記複合機器に対す
る通電の遮断又は節電状態を検知して前記表示部に操作
案内情報の表示保持を行うものである。

（作　用） 以下に上記構成の装置の作用を説明する。

この装置の制御手段は、複合機器１表示部、入力部の各
種状態、すなわち、通電の遮断状態や入力部に対する入
力状態の有無等を検知する。そして、複合機器の通電の
遮断状態を検知したときには、表示部にその旨の操作案
内情報の表示保持を行う制御を実行する。

また、制御手段は入力部に対する入力が無い状態を検知
したときには、この状態を節電状態として表示部にその
旨の操作案内情報の表示保持を行う制御を実行する。

（実施例） 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図に示す複合機器１は、この複合機器全体の各種制
御を行うコントローラ２と、この複合機器１における各
種芸能を発揮する一体構成の複合機器部３と、この複合
機器部３の操作に必要な入力情報の入力及び操作情報の
表示を行うコントロールパネル部８と、前記複合機器部
３に対する動作プログラム及びコントロールパネル部８
に対する各種制御プログラムを予め格納している記憶手
段としてのメモリ２００と、後に詳述するようにコント
ローラ２に対してクロックパルスを送るタイマー２５０
と、電源部（外部電源及び内部バッテリ）２６０を有し
ている。そして、前記コントローラ２とタイマー２５０
とコントロールパネル部８に含まれる近接センサ８Ｃと
により制御手段３００を構成している。

前記複合機器部３は、複写機１２０．ファクシミリ１３
０．プリンタ１４０及びスキャナ１５０の４種の機器を
一体化することにより構成されている。

前記コントロールパネル部８は、長方形状の入力部であ
る透明タッチパネル８ａとこの透明タッチパネル８ａに
対向した形状の表示部である平面型ディスプレイ８ｂと
の一体構造を有するとともに、このコントロールパネル
部８の透明タッチパネル８ａの近傍に物体（例えば使用
者）が接近したことを検知する近接センサ８Ｃを有して
いる。

そして、前記コントロールパネル部８の透明タッチパネ
ルＢａ、平面型ディスプレイ８ｂは、第２図に示すよう
に装置本体４の一方の隅部に透明タッチパネル８ａが上
側、バックライト８ｄが下側となる重合状態で組込まれ
ている。

また、前記コントローラ２．メモリ２０ｏ、タイマ２５
０及び電源部２６０は、装置本体４に内蔵されている。

尚、第２図中、５は装置本体４のカバー、６は給紙カセ
ット、７は排紙トレイである。

ここで、前記コントロールパネル部８についてざらに詳
述する。

前記透明タッチパネル８ａは、光学方式、透明導電膜（
抵抗膜）方式、静電容ｉ方式、圧力センサ方式、音響方
式等の各種方式のものを採用できるが、本実施例では透
明導電膜（抵抗膜）方式のものを採用している。

この透明導電膜方式の透明タッチパネル８ａの具体例と
しては、透明なＩＴＯ膜が前着されたガラス基板と、こ
のガラス基板上に所定の間隔で設けられたドツトスペー
サと、このドツトスペーサを介してガラス基板と平行配
置された耐摩耗性に優れた特性を有する硬質導電シート
との組合せを挙げることができる。

前記平面型ディスプレイ８ｂは、強誘電性液晶材料を用
いて平面状に形成されている。

ここで強誘電性液晶について詳述する。強誘電性液晶は
スメクチック液晶の一種である。

スメクチック液晶とネマチック液晶の分子配列の状態を
模式的に第３図に示す。第３図（ｂ）。

（Ｃ）に示すスメクチック液晶は分子配列によりＡ相か
らＩ相までの多くの相を形成する。即ち、第３図（ｂ）
はスメクチックＡ相（ＳｍＡ）を、第３図（Ｃ）はスメ
クチックＡ相（ＳｍＣ＊）をそれぞれ示すものである。

また、第３図（ｄ）はスメクチック液晶の螺旋軸を模式
的に示すものである。

第３図（ｂ）、（Ｃ）に示すスメクチック液晶は、第３
図（ａ）に示すネマチック液晶に比べ分子配列の規則性
が高く、また、層構造となっていることに特徴がある。

特に第３図（Ｃ）に示すスメクチックＣ＊相を呈する液
晶は、強誘電性液晶と呼ばれるものでおり、表示状態の
鴛持践能（メモリ機能）及び高速（１（ｍｓ）以下）ス
イッチング機能を持つことが知られている。

次に強誘電性液晶の表示モードの動作原理について第４
図及び第５図を参照して説明する。

第４図は複屈折型表示モードを、第５図はゲスト−ホス
ト型表示モードをそれぞれ示すものである。

第４図（ａ＞、（ｂ）に示す複屈折表示モードは、電界
Ｅの方向（■及び■で示す）により螺旋軸に対する液晶
分子の偏光方向が変ることを利用して表示の明暗を呈す
るようにしたものである。

また第５図（ａ）、（ｂ）に示すゲスト−ホスト型表示
モードは、予め偏光方向により光の吸収率が変化する色
素を液晶中に溶解しておき、電界Ｅの方向変化に基づく
液晶の偏光方向の変化を利用して、着色表示又は無色表
示を呈するようにしたものである。

上述した画表示モードの場合、いずれも１　（ＩＩＩＳ
）以下の高速応答速度を示し、ＴＮ（ツイストネマチッ
ク）液晶の場合よりも２桁以上速い値が得られている（
参考文献：「日経エレクトロニクス」＝１９８４年１−
２号等）。

前記近接センサ８Ｃは、例えば赤外線放射型温度センサ
を用いる。この温度センサは特に温度と関係有る波長帯
の熱エネルギを放射赤外線で測定し、この測定結果を温
度に比例した電気信号に変換するようになっている。す
なわち、この温度センサは被測定物体が３５〜３８℃程
度の体温を有する人体のみを検知する機能を有している
。

前記制御手段３００は、透明タッチパネル８ａにおける
キー人力部の設定、平面型ディスプレイ８ｂｋ：おける
後述するような操作情報、操作案内情報の表示制御、複
合機器３、透明タッチパネル８ａ、平面型ディスプレイ
８ｂの通電状態の検知及び通電制御機能、透明タッチパ
ネル８ａへの入力情報の転送機能を有している。

次に上記構成の装置の作用を説明する。まず、複合門型
３の電源オフ時又は停電時の作用を第６図（ａ＞、（ｂ
）、第７図及び第９図を参照して説明する。

複合機器３の電源入力がオフになった時（Ｓｍ、コント
ローラ２は電源部２６０の外部電源から内部バッテリに
切換え（Ｓｒ１）　、ざらにメインスイッチのオン、オ
フ状態を判断して（Ｓｒ１）　、メインスイッチがオフ
であれば、第６図に示すように平面型ディスプレイ８ｂ
の石工隅部（これを「メッセ’：；ＫＭ　１１　Ｊとす
る）に電源がオフであること及びその操作案内を示す操
作案内情報を表示する旨の表示制御を行う（Ｓｒ１　）
。次にコントローラ２は内部バッテリをオフにする（Ｓ
ｒ１　）。このとき、平面型ディスプレイ８ｂへの通電
が断たれた状態であるが、平面型ディスプレイ８ｂのメ
ツセージ欄１１には、既述した表示保持機能により第６
図（ｂ）、に示覆内容の操作案内情報が継続して表示さ
れる。

一方、上述したＳｒ１でメインスイッチがオンであると
判断されたときには（Ｓｒ１）　、コントローラ２はこ
の状態を停電状態であるとして第６図（ａ）に示すよう
に停電でおること及びその後の対応策を指示する操作案
内情報をメツセージ欄１１に表示する旨の表示制御を行
う（Ｓｒ１）。

この場合にも平面型ディスプレイ８ｂに第６図（ａ＞に
示す操作案内情報が表示され、かつ、保持される。

その後、停電終了又はメインスイッチがオンとなると（
Ｓｒ１）　、コントローラ２の制御の基に複合機器３は
ウオーミングアツプを行い（Ｓｒ１）　、また、上述し
た操作案内情報が消されて平面型ディスプレイ８ｂは通
常の表示（以下「コンパネ用表示」という）に戻る（ｓ
ｒｉｏ）。

そして、複合機器３のウオーミングアツプが終了し透明
タッチパネル８ａへの入力準備も整うと（ＳＴＩＩ）、
この複合機器３は動作可能な状態になり、透明タッチパ
ネル８ａへの入力が有れば（ＳＴ１２）、その入力に従
った処理が実行される（ＳＴ１３）。

次に、節電モードについて第６図（Ｃ）、第８図及び第
９図をも参照して説明する。

透明タッチパネル８ａに対する最終入力があった時点で
（ＳＴ２１）、タイマ２５０は周期１秒のり０ツクパル
スのカウントを開始する（ＳＴ２２）。

そして、透明タッチパネル８ａに対して所定の時間（例
えば９０秒）入力が無い（ＳＴ２３）ことを近接センサ
８Ｃからの信号に基いて検知した（ＳＴ２４）コントロ
ーラ２は、平面型ディスプレイ８ｂの通常の表示を潤し
く５Ｔ２５）第６図（Ｃ）に示すように節電モードであ
る旨及びその後の操作案内を示す操作案内情報をメツセ
ージａ１１１に表示する旨の表示制御を行う（ＳＴ２６
）。そして、平面型ディスプレイ８ｂのみ供給電源をオ
フにする（ＳＴ２７）。このとき、平面型ディスプレイ
８ｂにおけるメツセージ欄１１の操作案内情報は、既述
した場合と同様に表示保持される。

また、コントローラ２は平面型ディスプレイ８ｂへの電
源オフ制御と同時にタイマ２５０によるカウントをリセ
ットする。

上述した節電モードの間中透明タッチパネル８ａへの電
源は供給され続けている（ＳＴ２８）。

やがて、透明タッチパネル８ａに再入力があると（ＳＴ
２９）、コントローラ２の制御の基にタイマ２５０は再
びカウントを開始すると共に、コントローラ２は平面型
ディスプレイ８ｂの電源をオンとしく５Ｔ３０）、かつ
、平面型ディスプレイ８ｂの表示をコンパネ用表示に戻
す（ＳＴ３１）。そして、複合機器３が動作可能となり
透明タッチパネル８ａの入力準備も整った後（ＳＴ３２
）、透明タッチパネル８ａへ入力が有れば（ＳＴ３３）
、その入力に従った処理が実行されることになる（ＳＴ
３４）。

上述した実施例装置のうち、特に平面型ディスプレイ８
ｂは強誘電性液晶を用いているので、応答速度が速く、
また視野角も広いので、この装置の使用者は操作案内情
報その他の操作情報を明確に視認することができる。

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。

例えば、上述した操作案内情報の表示は平面型ディスプ
レイ全面を用いるようにしても実施できる。

［発明の効果］ 以上詳述した本発明によれば、複合機器の通電や節電状
態でもその状態を明確に認識でき、かつ、表示部の性能
も溺れている複合表示及び入力装置を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置を示すブロック図、第２図
は同装置を含む複合ｉ器の部分切欠斜視図、第３図（ａ
＞、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）はそれぞれネマチック液晶
、スメクチック液晶の分子配列の状態を示す説明図、第
４図＜ａ＞は複屈折型表示モードの螺線軸と偏光軸の関
係を示す説明図、第４図（ｂ）は複屈折型表示モードの
動作原理を示す説明図、第５図（ａ＞はゲス］・−ホス
ト型表示モードの螺旋軸と偏光軸との関係を示す説明図
、第５図（ｂ）はゲスｌ−−ホス［・型表示モードの動
作原理を示す説明図、第６図（ａ）。 （ｂ）、（ｃ）はそれぞれ停電時、メインスイッチオフ
時、節電モード時の平面型ディスプレイの表示内容を示
す平面図、第７図は電源入力オフ時の実施例装置の動作
を示すフローヂＶ−ト、第８図は節電モードにお（ブる
実施例装置の動作を示すフローチャート、第９図は即電
モードにおける実施例装置の動作を示すタイミングチャ
ートである。 １・・・複合機器、２・・・コントローラ、３・・・複
合機器部、８・・・コントロールパネル部、８ａ・・・
透明タッチパネル、 ８ｂ・・・平面型ディスプレイ、３００・・・制御手段
。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）独立した操作機能を有する複数種の機器を一体化
   した複合機器に用いられるものであって、表示保持機能
   を有する表示部と、この表示部と一体構成の入力部と、
   前記表示部に対する表示制御と前記複合機器、表示部、
   入力部における各種状態の検知及び制御を行う制御手段
   とを有し、前記制御手段は前記複合機器に対する通電の
   遮断又は節電状態を検知して前記表示部に操作案内情報
   の表示保持を行うことを特徴とする複合表示及び入力装
   置。
2. （２）前記表示部は、強誘電性液晶材料により構成され
   るものである特許請求の範囲第１項記載の複合表示及び
   入力装置。
3. （３）前記制御手段は、複合機器の電源停電又は電源オ
   フ状態を検知しこのとき表示部に操作案内情報を表示す
   る制御を行うものである特許請求の範囲第１項記載の複
   合表示及び入力装置。
4. （４）前記制御手段は前記入力部に所定時間入力がない
   状態を検知し、これを基に表示部への通電遮断及び表示
   部における操作案内情報の表示保持の制御を行うもので
   ある特許請求の範囲第１項記載の複合表示及び入力装置
   。