JPS63270063A - 留置針外針の先端部形成方法 - Google Patents

留置針外針の先端部形成方法

Info

Publication number
JPS63270063A
JPS63270063A JP62105729A JP10572987A JPS63270063A JP S63270063 A JPS63270063 A JP S63270063A JP 62105729 A JP62105729 A JP 62105729A JP 10572987 A JP10572987 A JP 10572987A JP S63270063 A JPS63270063 A JP S63270063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
needle
core metal
mold
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62105729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2520126B2 (ja
Inventor
Eiji Shinozaki
篠崎 栄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nipro Corp
Nissho Corp
Original Assignee
Nipro Corp
Nissho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nipro Corp, Nissho Corp filed Critical Nipro Corp
Priority to JP62105729A priority Critical patent/JP2520126B2/ja
Publication of JPS63270063A publication Critical patent/JPS63270063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520126B2 publication Critical patent/JP2520126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は留置針外針の先端部形成方法に関する。さらに
詳しくは、ステンレス製カニユーレとハブからなる内針
と熱可塑性樹脂製カニユーレとハブからなる外針とから
構成され、輸液治療や輸血治療などに際して、輸液注入
口を確保するために静脈内にその外針を留置して使用し
、またはこの留置された外針を介してカテーテルを挿入
するための留置針において、その静脈内に留置される留
置針外針の先端部形成方法に関する。
〈従来の技術〉 留置針は一般に熱可塑性樹脂製のカニユーレを有する外
針と、ステンレス製カニューレトハブとからなる内針と
から構成されており、外針にはハブを有するものとハブ
の無いものとがある。本発明はハブを有する留置針外針
について、その先端部の形成に好適な方法を提供するも
のであり、留置針外針の先端形成方法としては従来、全
体を射出成形する方法(特開昭53−1984号公報、
特開昭59−90564号公報、特開昭60−2200
70号公報、特開昭60−241451号公報)、先端
部を研削する方法(特公昭52−37310号公報、特
公昭53−43756号公報、特公昭54−30231
号公報)、チューブを加熱延伸した後先端を切断する方
法(特公昭49−5433号公報、特開昭53−153
062号公報、特開昭57−29365号公報、特公昭
61−24024号公報)などが知られている。以下従
来技術について簡単に説明する。
まず全体を射出成形する方法についてであるが、特開昭
53−1984号公報の発明は、雌型に設けられたカテ
ーテル成形空隙部に金型雄部の心棒を挿通し、この心棒
の先端部を挾持体によって挾持固定して空隙部に樹脂を
圧入することを特徴とし、1産化を目的とするものであ
り、特開昭59−90564号公報の発明は、射出成形
用金型に、針基部に直結されたリングゲートを通して、
融点以上に加熱された溶融加工性含フツ素樹脂を射出し
、針基部、テーパ一部、筒針部の順に流動させたのち融
点以下に冷却固化することを特徴とし、工程の単純化を
目的とするものである。また特開昭60−22070号
公報の発明は、溶融状態で押出される合成樹脂内に留置
針の内型を同軸方向に挿入し、この内型によって前記樹
脂を成形した後、この成形樹脂を所定位置で切断するこ
とを特徴とし、連続的かつ効率的生産を可能とするもの
であり、特開昭60−241451号公報の発明は、留
置針先端部成型金型を加熱せしめて、溶融した合成樹脂
を射出成形した後、冷却固化することを特徴とし、肉厚
の極力薄肉化と生産能率の向上を目的とするものである
先端部を研削する方法については、特公昭52−373
10号公報の発明は、プラスチック管体をこの管体と同
質の素材で研磨することを特徴とし、暴立ちの防止を目
的とするものであり、特公昭53−43756号公報の
発明は、内針の外径より小さい内径の外針を加熱軟化せ
しめ、この加熱軟化中の外針内へ開き用治具を挿入せし
め、この開き用治具を外針内に挿入したまま外針を冷却
せしめ、冷却後開き用治具を抜き取り、抜き取り後外針
の先端部を研ぎ加工することを特徴とし、外針と内針と
の密着性を良くすることを目的としている。また特公昭
54−30231号公報の発明は、内針を外針に挿入し
た後外針の適宜部分を加熱軟化せしめ、外針内周が内針
外周に密着するまで外針を絞り加工し、その後内針を抜
かない状態のままで適宜位置にて外針を切断し、切断面
を研ぐことを特徴とし、外針のまくれおよび外針と内針
の密着不良防止を目的とし、製作時間の大幅な短縮を可
能とするものである。
次にチューブを加熱延伸した後先端を切断する方法につ
いてであるが、特公昭49−5433号公報の発明は、
合成樹脂パイプを金属製カニユーレと同じ径の芯部材に
嵌装し、その状態において適宜回転させながら熱を与え
て合成樹脂パイプを適当に焼き切ることを特徴とし、金
属製カニユーレとの密着性を良くすることを目的とする
ものであり、特開昭53−153062号公報の発明は
、素材管を案内部材に嵌装し、該素材管の中央部を環状
に加熱軟化して延伸することを特徴とし、均一な肉厚に
延伸することを目的とするものである。
また特開昭57−29365号公報の発明は、予備成形
チューブを、注射用カニユーレの外径と同一な外径を有
する成形芯棒に嵌装し、かつ両者を同軸回転させながら
前記予備成形チューブの両切断端部相当位置を局部的に
加熱するとともに、この予備成形チューブの他端部側を
軸方向に引き延ばした後、その引き延ばし加熱部を冷却
して所定長さに切断することを特徴とし、段部のない滑
らかなかつ注射用カニユーレとの密着性の良い留置針の
提供を目的としており、特公昭61−24024号公報
の発明は、プラスチック製チューブに芯金を挿入し、こ
のチューブを回転させながらその中央部を加熱延伸して
その加熱部にチューブの軸線に対して比較的小さい角度
を有する第2テーパ部を形成させ、この第2テーパ部の
最小直径部の周囲に加熱された丸棒を押圧して湾曲凹溝
をチューブの周囲に形成させ、ついでその湾曲凹溝にお
いてチューブを切断して第1テーパ部を形成することを
特徴とし、先端形状が鋭利で品質の一定した留置針を提
供することを目的とするものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら前記全体を射出成形する方法は、成形時間
が長い、細い留置針外針の製作が難かしい、先端が傷付
きやすく、また整列を自動化しにくいため成形後の処理
に手間がかかる、金型が高価である、内針の太さにバラ
ツキがある場合には内針と外針の嵌合強度にバラツキが
生じる、ホットランナ金型を用いる場合を除き材料ロス
が生じ不経済であるなどの欠点がある。
また先端部を研削する方法は、研削により静電気が生じ
粉塵がカニユーレ先端に付着するという欠点があり、チ
ューブを加熱延伸した後先端を切断する方法は、カニユ
ーレ先端寸法のバラツキが大きく、また加工時間が長い
という欠点がある。
本発明は上記の問題点に鑑みて鋭意検討の結果完成され
たもので、カニユーレ先端形状のバラツキが少なく、加
工時間が大幅に短縮された留置針外針の製造方法を提供
することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 すなわち本発明は、(至)針基と熱可塑性樹脂製のチュ
ーブとから構成される先端部未形成の留置針外針を用意
し、該外針のチューブに、該チューブの内径より小さな
外径を有する芯金を、該チューブの先端から所定長引っ
込んだ位置まで挿入する。(イ)芯金がチューブ内を移
動しないように保持しながら、前記芯金の挿入されたチ
ューブを、芯金の外径より大きくかつチューブの外径よ
り小さな穴径を有するあらかじめ所定温度に加熱された
金型に該チューブが支える状態になるまで挿入し、次い
で前記芯金を金型の所定の位置まで押し込む。 (つ)
チューブを所定時間加熱して軟化させた後、前記外針の
針基を保持しながら前記芯金をさらに押し込み、芯金の
先端を金型のキャビティから数組突出させる。
国前記金型から前記芯金の挿入されたチュ、−ブを引き
出す。 オ)冷却後チューブから芯金を引き抜く。 (
力)チューブの先端部を所定の位置で切断する。 の各
工程からなることを特徴とする留置針外針の先端部形成
方法に関する。
〈実施例〉 次に図面を参考に本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明に係る留置針外針と芯金および金型の関
係を示す図、第2図および第3図はそれぞれ本発明に係
る留置針外針の先端形成方法の工程(イ)および工程(
つ)を説明するための図である。
第1図〜第3図に示されるように、本発明による留置針
外針の先端部形成は、針基(2)と熱可塑性樹脂製のチ
ューブ(3)とから構成される先端部未形成の留置針外
針(1)に、この外針(11のチューブ(3)に挿入さ
れる芯金(4)および、ヒータブロック(6)を備えた
留置針外針の先端部形成用金型(5)を用いることによ
って行われる。
すなわち、まず(3)第1図に示されるような先端部未
形成の留置針外針(1)を用意し、そのチューブ(3)
に、チューブ(3)の内径より小さな外径を有する芯金
(4)を、チューブ(3)の先端から所定長引っ込んだ
位置まで挿入する。次に(イ)芯金(4)が・チューブ
(3)内を移動しないようにたとえば針基(2)と芯金
(4)とを同軸上に固定した状態で、前記芯金(4)の
挿入されたチューブ(3)を、芯金(4)の外径より大
きくかつチューブ(3)の外径より小さな穴径を有する
あらかじめ所定温度に加熱された金型(5)に該チュー
ブ(3)が支える状態になるまで挿入し、次いで第2図
に示すように前記芯金(4)を金型(5)の所定の位置
まで押し込む。そして(つ)チューブ(3)を所定時間
加熱して軟化させた後、第3図に示すように、前記外針
(1)の針基(2)を保持しながら、前記芯金(4)を
さらに押し込み、芯金(4)の先端を金型のキャビティ
から数組突出させる。それから(即金型(5)から芯金
(4)の挿入されたチューブ(3)を引き出し、オ)チ
ューブ(3)を冷却後このチューブ(3)から挿入され
ていた芯金(4)を引き抜き、最後に(力)チューブ(
3)の先端部を所定の位置で切断すればよい。
ここで留置針外針(1)の先端形成に用いられる金型(
5)は、好ましくは、金型(5)のキャビティが第1図
に示されるように、チ□−ブ(3)の外径より十分に大
きな口径のチューブ挿入口(7)に続き比較的大きなテ
ーパをもって縮径するチューブ(3)の外径より大きな
穴径の第1テーパ部(8)と、第1テーパ部(8)に続
き緩やかなテーパをもって縮径する第2テーパ部(9)
、および第2テーパ部(9)に続く同径筒状に形成され
た、チューブ(3)の外径より小さくかつ芯金(4)の
外径より大きな穴径のストレート部(10)を含むもの
であり、前記チューブ(3)の外径(Dt)と肉厚(t
)、芯金(4)の外径(Dm)、ストレート部(lO)
の穴径(Dc)とは、好ましくは下記(I+ないし匝式
を満足するものである。
0.06≦Dc −Dm≦0.2曲曲・・・・(■)t
(Dt−Dm≦1,5t ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(n)0.5t≦Dt−Dc≦t ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・(I′ll1(但し、D
t%Dm、 Dcおよびtの単位は絹である。) 次に本発明に係る留置針外針の先端部形成方法について
さらに詳しく説明する。
留置針外針(11を構成するチューブ(3)は熱可塑性
樹脂のたとえばポリエチレンやポリプロピレン、テトラ
フルオロエチレン、フッ化エチレンーフロヒレン共重合
体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体などを
用いて押出成形されており、留置針のサイズおよびチュ
ーブ(3)の形成材料によってその外径詔よび肉厚が決
められている。そしてこのチューブ(3)に挿入される
芯金(4)のサイズも留置針のサイズによって決められ
ており、芯金(4)の外径は留置針内針を構成するステ
ンレス製カニユーレの外径より僅かに小さい。芯金(4
)のチューブ(3)への挿入は図示されていない専用の
機械を用いて自動的に行われるが、特殊な場合を除いて
一般に芯金(4)は、その先端がチューブ(3)の先端
から4〜6門、好ましくは約5N引っ込んだ位置まで挿
入される。
金型(5)は第1図に示されるように第1テーバ部(8
)と第2テーパ部(9)およびストレート部(1o)と
からなるキャビティを有しており、第1テーパ部(8)
は穴径がチューブ(3)の外径より大きく形成されてお
り、特にそのチューブ挿入口(7)はチューブ(3)を
挿入し易いようにチューブ(3)より十分に大きな口径
に形成されている。そして第1テーパ部(8)のテーパ
は特に限定されるものではないが一般に約300〜60
°に形成される。
第2テーパ部(9)は留置針外針(11の先端形状を決
定する部分であり、第1テーパ部(8)と連続して小さ
なテーパをもって縮径し、ストレート部(10)に連続
する。そして第2テーパ部(9)の穴径は第1テーパ部
(8)との接点ではチューブ(3)の外径より大径で、
かつストレート部(lO)との接点ではチューブ(3)
の外径より小径になっており、そのテーパは好ましくは
4°〜15°に形成されている。テーパが15°以上の
場合には、形成された留置針外針の刺通抵抗が大きくな
るため、これを患者の静脈などに刺通した場合患者に苦
痛を与えることになり、またテーパが4°より小さい場
合には、テーパが長すぎ従って留置針の内針と外針の密
着部が長くなりすぎ、内針と外針の嵌合が強すぎて操作
しにくくなり、また密着部すなわち薄肉部を長くすると
当然に肉厚が小さくなり、肉厚が小さくなりすぎたため
に刺通時に留置針外針が捲れてしまうことがあるので好
ましくない。
ストレート部(1o)の穴径はチューブ(3)の外径よ
り小さく芯金(4)の外径より大きく形成されており、
ストレート部(10)の長さは、留置針のサイズによっ
て決まっている。
次に工程(3)において芯金(4)の挿入されたチュー
ブ(3)を工程(イ)において、あらかじめ所定温度に
加熱された金型(5)にチューブ(3)がつがえる状態
になるまで挿入し、次いで芯金(4)を金型(5)の所
定の位置まで押し込むという点についてであるが、ここ
でチューブ(3)が金型に支える状態になるまで挿入し
た後、さらにチューブ(3)と芯金(4)とを同時に押
し進めるよろにしないのは、芯金(4)がさらに金型(
5)内に進入するのに対し、チューブ(3)の金型(5
)内への進入が十分でなく、従ってチューブ(3)に折
曲部分が生じ成形不良の原因になるからである。また芯
金(4)の金型(5)内への押し込みは、芯金(4)の
先端がストレート部(1(1)内にO〜2朋進入するま
で行うのが好ましい。
芯金(4)の進入が不足し、その先端が第2テーパ部に
あるような場合には、チューブ(3)の加熱部分が不足
し成形不良を生ずることがあるからであり、また芯金(
4)が進入しすぎてストレート部(10)に2朋以上進
入した場合には、芯金(4)の先端がチューブ(3)の
外に出てしまうことがあり、その結果次の工程(つ)を
行うことができず成形不良を生ずることがあるからであ
る。
金型(5)の温度はチューブ(3)の形成材料によって
異なるが、樹脂の軟化温度よりは若干高い温度に設定さ
れており、たとえば材料がポリエチレンの場合には95
〜105°c1好ましくは100±1℃であり、ポリプ
ロピレンの場合には105〜115°C1好ましくは1
10f:1’C1エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体の場合には200〜220°C1好ましくは21
0−!:2°Cである。
次に工程(つ)の金型(5)内に挿入されたチューブ(
3)を所定時間加熱し軟化させた後、芯金(4)をさら
に押し込み、芯金(4)の先端を金型(5)のキャビテ
ィから数趨突出させるという点についてであるが、チュ
ーブ(3)の加熱時間はチューブの形成材料によって異
なり、金型(5)の温度を所定の温度に設定して、たと
えばチューブ(3)の形成材料をポリエチレンにした場
合には約0.5秒であり、ポリプロピレンにした場合に
は約0.5秒、エチレン−テトラフルオロエチレンにし
た場合には約0,7秒である。また芯金(4)のキャビ
ティからの突出長(第1図で言えばストレート部(1o
)からの突出長)は2〜4朋が好ましい。突出長が2朋
以下の場合には先端部の成形不良が生じることがあり、
突出長が4朋を超える場合にはチューブ(3)がちぎれ
てしまうことがあるからである。
次にチューブ(3)の外径(Dt)と肉厚(【)、芯金
(4)の外径(Dm)、ストレート部(10)の穴径(
Dc)の関係についてであるが、Dt、Dm%Dc、1
の単位をミリメートルとした場合、Dt、 Dm、 D
c、  tは0.06≦Dc −Dm≦0.2・曲間・
・・・・・(■)t  <  Dt  −Dm  ≦ 
1.5t      ・・・・・・・・・・・・・  
(ロ)0.5 t≦Dt −Dc ≦t  ・・・・・
・・・・・・・ (III)の関係を満足するのが好ま
しい。
III式においてDc −Dmが0.2より大きい場合
には留置針外針の刺通抵抗が大きくなり、0.06より
小さい場合にはチューブ(3)が切れたり、またたとえ
成形できたとしても刺通時に外針が捲くれることかあり
問題である。
(IIJ式においてDt −Dmが1.5tより大きい
場合にはチューブ(3)の外径を絞りすぎることになり
成形不良になり易い。またこの成形不良を回避するため
には加熱時間を長くすれば良いが、不経済である。Dt
−Dmがt以下の場合には芯金(4)がチューブ(3)
内をスムーズに摺動せず、従う、 てチューブ(3)の
非成形部分が伸びて金型(5)内のチューブ(3)の長
さが狂う。
測成においてD【−Dcがtよりも大きい場合にはチュ
ーブ(3)の外径および肉厚を絞りすぎることになり成
形不良になり易い。またこの成形不良を回避するために
は加熱時間を長くすれば良いが不経済である。
Dt −Dcが0.5tよりも小さい場合にはチューブ
(3)の肉厚の絞りが足りず、先端の薄肉化ができない
〈実施例1〉 ポリプロピレン(チッソ石油化学■製、K −1011
)製のチューブを用いて本発明に係る方法および従来の
加熱延伸法により留置針外針を製造し、そのサイズ別の
不良率および製造の1サイクルに要する時間を比較した
ところ、それぞれ第1表および第2表のような結果が得
られた。
但し、加熱延伸法としては、テーパ治具の挿入されたカ
ニユーレ形成用チューブを、ヒータブロックの空間(穴
径3〜4朋)に挿入して加熱軟化させた後、当該チュー
ブの上部を固定具で支持固定した状態でチューブとテー
パ治具とを同時に下降させて延伸する(下降圧、!l1
00〜2001!M、下降速度20〜30朋/秒)方法
を採用し、不良率は外観および外針と内針の密着部の長
さで判定した。密着部の規格は、サイズが12G〜20
Gの場合には7−1−Q、50゜22Gの場合には4±
0.5 txtsとした。
従来の加熱延伸法に比べて不良率が大幅に減少し、また
製造サイクルが大幅に短縮されているのがわかる。
第  1  表 以  下  余  白 第  2  表 〈発明の効果〉 以上説明してきたことから明らかなように、本発明に係
る留置針外針の先端部形成方法を用いれば、カニユーレ
先端形状のバラツキが少なく、また加工時間を大幅に短
縮できるので、先端形状が鋭利で内針との密着性の良い
、品質の安定した留置針外針を低コストで製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る留置針外針と芯金および金型の関
係を示す図、第2図および第3図はそれぞれ本発明の留
置針外針の先端部形成方法の工程(イ)および工程(つ
)の説明図である。 〈主な符号の説明〉 l:留置針外針   2:針基 3:チューブ    4:芯金 5:金型      6:ヒータブロツク8:第1テー
パ部  9:第2テーパ部lOニストレード部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(ア)針基と熱可塑性樹脂製のチューブとから構成
    される先端部未形成の留置針外針を用意し、該外針のチ
    ューブに、該チューブの内径より小さな外径を有する芯
    金を、該チューブの先端から所定長引っ込んだ位置まで
    挿入する。 (イ)芯金がチューブ内を移動しないように保持しなが
    ら、前記芯金の挿入されたチューブを、芯金の外径より
    大きくかつチューブの外径より小さな穴径を有するあら
    かじめ所定温度に加熱された金型に該チューブが支える
    状態になるまで挿入し、次いで前記芯金を金型の所定の
    位置まで押し込む。 (ウ)チューブを所定時間加熱して軟化させた後、前記
    外針の針基を保持しながら、前記芯金をさらに押し込み
    、芯金の先端を金型のキャビティから数mm突出させる
    。 (エ)前記金型から前記芯金の挿入されたチューブを引
    き出す。 (オ)冷却後チューブから芯金を引き抜く。 (カ)チューブの先端部を所定の位置で切断する。 の各工程からなることを特徴とする留置針外針の先端部
    形成方法。 2)前記金型のキャビティが、、チューブの外径より十
    分に大きな口径のチューブ挿入口に続き比較的大きなテ
    ーパをもって縮径するチューブの外径より大きな穴径の
    第1テーパ部と、該第1テーパ部に続き緩やかなテーパ
    をもって縮径する第2テーパ部、および該第2テーパ部
    に続く同径筒状に形成された、チューブの外径より小さ
    くかつ芯金の外径より大きな穴径のストレート部を含む
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の留置針外針の先端部形成方法。 3)前記チューブの外径(Dt)と肉厚(t)、芯金の
    外径(Dm)、金型のストレート部の穴径(Dc)とが
    下記( I )ないし(III)式: 0.06≦Dc−Dm≦0.2・・・( I ) t<Dt−Dm≦1.5t・・・(II) 0.5t≦Dt−Dc≦t・・・(III) (但し、Dt、Dm、Dcおよびtの単位はmmである
    。) を満足する特許請求の範囲第2項記載の留置針外針の先
    端部形成方法。
JP62105729A 1987-04-28 1987-04-28 留置針外針の先端部形成方法 Expired - Lifetime JP2520126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62105729A JP2520126B2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28 留置針外針の先端部形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62105729A JP2520126B2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28 留置針外針の先端部形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63270063A true JPS63270063A (ja) 1988-11-08
JP2520126B2 JP2520126B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=14415383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62105729A Expired - Lifetime JP2520126B2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28 留置針外針の先端部形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520126B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0778045A2 (en) 1995-12-04 1997-06-11 Nissho Corporation Method of making an intravenous catheter and the cannula made by the method
EP0850655A3 (en) * 1996-12-30 1998-11-18 JOHNSON & JOHNSON MEDICAL, INC. Catheter tip mold and cut process
EP0856329A3 (en) * 1996-12-30 1999-09-08 JOHNSON & JOHNSON MEDICAL, INC. Catheter beveling and die cut process
JP2017023358A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 日本ゼオン株式会社 医療用テーパ状部材の製造方法と製造装置
CN109808189A (zh) * 2017-12-04 2019-05-28 迈得医疗工业设备股份有限公司 用于留置针熔头成型的芯棒***装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0778045A2 (en) 1995-12-04 1997-06-11 Nissho Corporation Method of making an intravenous catheter and the cannula made by the method
EP0778045A3 (en) * 1995-12-04 1998-01-14 Nissho Corporation Method of making an intravenous catheter and the cannula made by the method
US6083440A (en) * 1995-12-04 2000-07-04 Nissho Corporation Method of making an outer cannula for an intravenous cannula and a cannula made by the method
EP0850655A3 (en) * 1996-12-30 1998-11-18 JOHNSON & JOHNSON MEDICAL, INC. Catheter tip mold and cut process
EP0856329A3 (en) * 1996-12-30 1999-09-08 JOHNSON & JOHNSON MEDICAL, INC. Catheter beveling and die cut process
JP2017023358A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 日本ゼオン株式会社 医療用テーパ状部材の製造方法と製造装置
CN109808189A (zh) * 2017-12-04 2019-05-28 迈得医疗工业设备股份有限公司 用于留置针熔头成型的芯棒***装置
CN109808189B (zh) * 2017-12-04 2024-01-26 迈得医疗工业设备股份有限公司 用于留置针熔头成型的芯棒***装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2520126B2 (ja) 1996-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4354495A (en) Method of connecting plastic tube to a plastic part
US5788910A (en) Post formed curved tampon assembly
CN1182892C (zh) 在静脉导管上制作端头的方法
US9868238B1 (en) Moldable material shaping systems and methods of use
CN1077492C (zh) 用于成形导管斜面端头的处理过程
JPH09154940A (ja) 留置針外針およびその製造方法
US5716572A (en) Flashless catheter beveling process
JPS63270063A (ja) 留置針外針の先端部形成方法
US5780073A (en) Apparatus of shaping a catheter tip
CN109954197B (zh) 球囊导管及其制备方法
JP3232553B2 (ja) カテーテルおよびその製造方法
JP3324109B2 (ja) 留置針外針の先端成形方法
JP3416940B2 (ja) 留置針外針の先端加工方法
JP3636820B2 (ja) 液体容器の製造方法
JP3836520B2 (ja) カテーテル用チューブ並びにその製造方法及び製造装置
JPS609825B2 (ja) カテ−テルの製造方法
JPH0332377B2 (ja)
JPH1014955A (ja) 軟性眼内レンズの製造方法
JP3416939B2 (ja) 体内留置用プラスチック針およびその製造方法
JPH01291875A (ja) 血管カテーテルの製法
CN117021604A (zh) 一种易于支架释放的tip制备装置及制备方法
JPH0825476A (ja) 樹脂製の管又は継手の端部修正方法
JPH0696235B2 (ja) モールディングの製造方法
JPH10166386A (ja) 電気融着継手の製造方法
JPH04222256A (ja) 編み物用輪針の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term