JPS632614Y2 - - Google Patents

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JPS632614Y2
JPS632614Y2 JP17654978U JP17654978U JPS632614Y2 JP S632614 Y2 JPS632614 Y2 JP S632614Y2 JP 17654978 U JP17654978 U JP 17654978U JP 17654978 U JP17654978 U JP 17654978U JP S632614 Y2 JPS632614 Y2 JP S632614Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
trunnion
guide hole
boss
trunnion boss
annular groove
Prior art date
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Expired
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JP17654978U
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English (en)
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JPS5594469U (ja
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  • Hydraulic Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可変容量ポンプ、モータにおける傾転
部支承装置に関するものである。
一般に、可変容量ポンプ、モータにおいては第
2図に示すようにシリンダブロツクaの回転軸中
心bがポンプ軸中心cに対して0〜α゜傾くように
設計されている。
このとき、ポンプ軸中心cとトラニオン中心e
とは一致していなければならない。
ポンプ軸fに回転力が与えられればピストンを
介してシリンダブロツクaも回転運動を始める。
同時に、ピストンはシリンダブロツクaに対し
て往復動を始める。これによつて、作動油が吸込
ポートgから吸込まれ吐出ポートe′から吐出され
る。
従来の可変容量ポンプ、モータにおける傾転部
支承装置は第3図に示すようにケースxをボルト
jで締着されたトラニオンボスkを備えており、
このトラニオンボスkに吐出ポートe′とスラスト
ベアリング嵌挿孔mとが同軸線上に形成してあ
る。
前記ケースxにはカラーnが嵌着されており、
このカラーnにベアリングoを介してシリンダケ
ーシングhのトラニオンgが挿入してある。この
トラニオンgにはスラストベアリング嵌挿孔rが
形成してあり、このスラストベアリング嵌挿孔r
にはスラストベアリングsが嵌挿してあり、また
前記トラニオンボスkのスラストベアリング嵌挿
孔mにはスラストベアリングtが嵌挿してあつ
て、両スラストベアリングs,tは互いに摺接し
ている。前記トラニオンgには軸方向に吐出流路
wが形成してあり、吐出流路wは直角に曲がつて
いる。
前記作動油が吐出流路wを経て吐出ポートe′に
流れることによつて、第3図で,,,,
に示す部分に油圧が作用する。
の部分の油圧との部分の油圧とは相殺され
ての部分の油圧との部分の油圧とによつてシ
リンダケーシングhがトラニオンボスkに対して
引き離される。この引き離される力がスラスト力
Fsになる。
なおの部分の油圧はトラニオンボスkを押す
力となるがトラニオンボスkがケースxにボルト
jで固定されているのでこのトラニオンボスkで
受けられる。
上記のように従来の傾転部においては負荷がか
かると吐出ポートe′は高圧となりスラスト力Fsが
発生しシリンダケーシングhが第1図において下
方向に押しやられる。
このためスラストベアリングiとシリンダケー
シングh間に摩擦が生じシリンダケーシング傾転
角制御時にヒステリシスとなつて現われる。
このことによりトラニオンボスk′に過大な負荷
を及ぼすためトラニオンボスk′に強度をもたす上
から大型化していたし、またトラニオンボスk′の
取付けボルトに負荷が働くためにボルトの強化が
必要になつていたし、更にヒストリシスはポンプ
の馬力特性を著しく妨げるための馬力特性の設定
が困難になつていた。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは吐出ポート側のトラ
ニオンボスとは反対側の傾転部のトラニオンボス
に負荷が加わることがなくなり、強度上の問題か
ら大型化する必要がなくなるしヒステリシスが減
少するため馬力特性の設定が容易になるしトラニ
オンボス取付ボルトの強化が不要になる可変容量
ポンプ、モータにおける傾転部支承装置を提供す
ることにある。
以下、本考案を第4図を参照して説明する。
図面中1はケースであり、このケース1の支承
孔部2にOリング3を介してスリーブ4が嵌着し
てある。このスリーブ4にはベアリング5を介し
てシリンダケーシング6のトラニオン7が配置し
てある。
図面中8はトラニオンボスであり、このトラニ
オンボス8はケース1にボルトで取付けてある。
トラニオンボス8には嵌挿孔部9が形成してあ
り、この嵌挿孔部9に前記トラニオン7が挿入し
てある。
トラニオンボス8には環状溝10が形成してあ
り、また、トラニオンボス8には環状溝10に通
じる吐出口11が形成してある。
トラニオン7の軸心部分には吐出流路12が形
成してあり、この吐出流路12のポート形状はT
型になされている。すなわちトラニオン7の先部
には直径方向に導孔13が形成してあつて、この
導孔13はトラニオン7の周面に開口しており、
導孔13はその中央部分で吐出流路12に通じて
いる。そして導孔13は前記環状溝10に開口し
ている。
しかして、吐出された油は矢印のように流れて
吐出口11より吐出されるのでトラニオン7の吐
出流路12とこれに直角な導孔13との直交部分
とこの直交部分が対向する吐出流路12の曲がり
部分に相反する圧力が作用し、反対側のトラニオ
ンボスにはスラスト力が加わることがない。
すなわち、前記吐出流路12から導孔13を介
して吐出口11に油が流れることによつて第5図
で′,′,′,′,′,′に示す部分に油
圧が作用する。
しかし、′の部分の油圧と′の部分の油圧と
が相殺され、′の部分の油圧と′の部分の油圧
とが相殺され、更に′の部分の油圧と′の部分
の油圧とが相殺される。
このためスラスト力Fsは発生しない。
本考案は以上詳述したようになり、シリンダケ
ーシング6のトラニオン7を支承するトラニオン
ボス8の嵌挿孔部9の周面に、トラニオンボス8
に設けた吐出口11に通じる環状溝10を形成
し、前記トラニオン7に直径方向に導孔13を形
成してこの導孔13をトラニオン7の周面に開口
させると共にトラニオン7の軸方向に形成した吐
出流路12を前記導孔13の中間部分に接続し、
前記導孔13の開口部を前記環状溝10に開放し
たから、吐出流路12を流れる吐出油は、吐出流
路12と直角な導孔13との直交部分とこの直交
部分が対向する吐出流路12の曲がり部分に相反
する圧力を作用させて反対側のトラニオンボスに
スラスト力が加わるのを防止する。
このように前記トラニオンボス8とは反対側の
傾転部のトラニオンボスには負荷が加わることが
なくなり、強度上の問題から大型化する必要がな
くなり、ヒストリシスが減少するため馬力特性の
設定が容易になるし、トラニオンボス取付ボルト
の強化が不要になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は可変容量ポンプ、モータの縦断面図、
第2図はシリンダブロツクとポンプ軸との関係説
明図、第3図は従来の可変容量ポンプモータにお
ける傾転部支承装置の縦断面図、第4図は本考案
一実施例の縦断面図、第5図は本考案に係る可変
容量ポンプ、モータにおける傾転部支承装置にお
ける油圧作用説明図である。 6はシリンダケーシング、7はトラニオン、8
はトラニオンボス、10は環状溝、11は吐出
口、13は導孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダケーシング6のトラニオン7を支承す
    るトラニオンボス8の嵌挿孔部9の周面に、トラ
    ニオンボス8に設けた吐出口11に通じる環状溝
    10を形成し、前記トラニオン7に直径方向に導
    孔13を形成してこの導孔13をトラニオン7の
    周面に開口させると共にトラニオン7の軸方向に
    形成した吐出流路12を前記導孔13の中間部分
    に接続し、前記導孔13の開口部を前記環状溝1
    0に開放したことを特徴とする可変容量ポンプ、
    モータにおける傾転部支承装置。
JP17654978U 1978-12-26 1978-12-26 Expired JPS632614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17654978U JPS632614Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17654978U JPS632614Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5594469U JPS5594469U (ja) 1980-06-30
JPS632614Y2 true JPS632614Y2 (ja) 1988-01-22

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ID=29185187

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JP17654978U Expired JPS632614Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6317701B2 (ja) * 2015-04-10 2018-04-25 株式会社デンソー 高圧ポンプ

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Publication number Publication date
JPS5594469U (ja) 1980-06-30

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