JPS63257873A - 医用画像情報のフアイリング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は医用画像情報のファイリング方法に関し、一層
詳細には、フィルム等の記録担体に記録された放射線画
像情報をその検索情報と共に光ディスク等の記録媒体に
効率的に記録保存する医用画像情報のファイリング方法
に関する。

［発明の背景コ 医療分野において、従来から放射線画像情報をＸ線フィ
ルムに記録することが一般的に行われている。この場合
、画像情報の記録されたＸ線フィルムは最低５年以上保
管することが義務付けられており、その間に保存される
Ｘ線フィルムは膨大な量となる。従って、病院等の施設
ではＸ線フィルムを保管するためのスペースを十分に確
保しておかなければならない。また、このようなＸ線フ
ィルムを長期間に亘って良好に保存するためには、前記
ＸｖＡフィルムを湿気や外光から隔絶した状態で保管し
なければならず、そのための対策も必要である。

そこで、本出願人は蓄積性蛍光体を用いて被写体の放射
線透過像としての画像情報を得、前記画像情報をフィル
ム等の記録材料、ＣＲＴ等に可視像として出力させると
共に、光ディスク等の記録媒体に検索情報と共に記録保
存し、必要に応じて前記検索情報に基づき所望の画像情
報を取り出せるように構成した放射線画像情報処理シス
テムを特許出願している（特訓間第６１−１５１９０５
号等）。ここで、蓄積性蛍光体とは、放射線（Ｘ線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等）を照射すると、こ
の放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起
光を照射することにより蓄積されたエネルギに応じて輝
尽発光する蛍光体をいう。

この場合、前記システムでは、画像情報を光ディスク等
の大容量の記録媒体に記録保存すると共に検索情報に基
づいて所望の画像情報を迅速に取り出して可視像として
出力することが出来るため、管理上、あるいは医療診断
上極めて有効である。

ところで、病院等の医療施設では４画像情報の全てが前
述したシステムによって作成される訳ではなく、例えば
、ＣＴ装置、ＭＲ装置、レントゲン撮影装置等の他のモ
ダリティによっても多数作成されている。この場合、前
記他のモダリティによって作成された画像情報は前述し
たシステムによって得られた画像情報と同一の形態で保
存されることが望ましい。すなわち、全ての画像情報を
その検索情報と共に、光ディスク等の大容量の記録媒体
に記録保存しておけば、その管理が容易になり且つ所望
の画像データを取り出す際に検索効率が向上することは
極めて明瞭である。

そこで、前記システム以外の装置によって得られた画像
情報をスキャナ等を用いて光電的に読み取り、その検索
情報と共に光ディスク等に記録することが考えられる。

この場合、前記検索情報は当該画像情報の光ディスク等
への入力作業に付随してキーボード等からオペレータに
よって入力されるのが一般的であるが、この情報の入力
に際し人為的なミスの発生する虞がある。また、画像情
報の入力作業と当該画像情報に係る検索情報の入力作業
とは並列的に行う必要があり、従ってその作業のために
複数の作業員が必要になる。しかも画像情報および検索
情報は夫々単独で連続的に入力することが出来ないため
、効率的な入力作業が行えないという不都合がある。

［発明の目的］ 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、フィルム等の記録担体に記録された画像情報を
ラベルやシート体等に記録された検索情報と共に読み取
って光ディスク等の記録媒体に記録することにより、前
記画像情報のファイリング作業の効率を向上させると共
に、画像情報の管理を容易とし且つ迅速な検索作業を可
能とする医用画像情報のファイリング方法を提供するこ
とを目的とする。

し発明を達成するための手段］ 前記の目的を達成するために、本発明はフィルム等の記
録担体に記録された画像情報を光ディスク等の記録媒体
に記録保存する際、記録担体を走査することで前記画像
情報を光電変換して画像データを作成すると共に前記記
録を旦体の所定部位に付された検索情報を読み取って検
索データを作成し、次いで、前記画像データを前記検索
データと共に記録媒体に記録保存することを特徴とする
。

また、本発明はフィルム等の記録坦体に記録された画像
情報を光ディスク等の記録媒体に記録保存する際、画像
情報に係る検索情報を担持した記録担体から前記検索情
報を読み取って検索データを作成し、次いで、前記検索
情報に係る画像情報を担持する記録担体を走査して画像
データを作成し、さらに、前記画像データを前記検索デ
ータと共に記録媒体に記録保存することを特徴とする。

［実施態様コ 次に、本発明に係る医用画像情報のファイリング方法に
ついて、それを実施するための装置との関係において好
適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。

第１図は本実施態様に係る医用画像情報のファイリング
方法が適用される放射線画像情報処理システムを示す。

このシステムは）ｌ源１０から出力されるＸ線によって
被写体１２の放射線透過像をフィルムＡに記録するＸ線
撮像装置１４と、前記フィルムＡを走査しその表面上に
担持された画像情報を電気信号に変換するスキャナ１６
と、スキャナ１６によって電気信号に変換された画像情
報を光ディスク等に記録する画像ファ・イリング装置１
８とから基本的に構成される。

ここで、Ｘ線撮像装置１４において被写体１２の画像情
報が記録されたフィルムＡには、第２図に示すように、
前記画像情報を妨げない所定部位に当該画像情報に係る
検索情報を文字あるいは記号等で示したラベル２０が貼
着される。なお、検索情報とは、例えば、本システムが
医療診断に適用される場合、患者の氏名、性別、生年月
日等の患者情報と、画像番号、撮影年月日、↑最沈部位
等の撮影情報とを含む。

一方、スキャナ１６は、第３図に示すように、フィルム
Ａの全面を光学的に走査する走査部２２と、前記フィル
ムＡに担持された画像情報に階調補正、輪郭強調等の処
理を施し、画像データとして画像ファイリング装置１８
に出力する画像処理部２４と、フィルムＡに貼着された
ラベル２０から検索情報を読み取り、検索データとして
前記画像ファイリング装置１８に出力する文字認識処理
部２６とを含む。この場合、前記文字認識処理部２６は
、例えば、予めメモリに記憶させた標準データと前記検
索情報とをパターン認識によって照合し検索データを作
成するように構成しておくと好適である。

本実施態様に係る放射線画像情報処理システムは基本的
には以上のように構成されるものであり、次にその作用
並びに効果について説明する。

先ず、Ｘ線撮像装置１４において、被写体１２にＸ線源
１０からＸ線が照射されると、このＸ線はは前記被写体
１２を透過し当該Ｘ線撮像装置１４内に装填されたフィ
ルムＡの表面上に放射線透過像としての被写体像を形成
する。次いで、前記フィルムＡに記録された画像情報は
所定の現像処理工程を経て可視像として医療診断等に供
される。なお、診断後の前記フィルムＡは、通常、患者
氏名等の患者情報に基づいて整理され所定の場所に保管
される。

次に、前記フィルム八に担持された画像情報をその検索
情報と共に画像ファイリング装置１８に記録する場合に
つき説明する。

そこで、先ず、画像情報に係る検索情報を文字、記号等
によってラベル２０に表記し、このラベル２０をフィル
ムＡの所定個所に貼着する（第２図参照）。この場合、
前記ラベル２０はフィルムＡに担持された画像情報を妨
げない位置に貼着しておくものとする。なお、１枚のラ
ベル２０には密接に関連する複数の画像情報に係る検索
情報を表記し、第４図に示すように、複数枚のフィルム
Ａの１枚に貼着するようにしてもよい。

この場合、前記ラベル２０にフィルムＡの枚数等を記載
しておけば好適である。

次に、ラベル２０の貼着されたフィルムＡはスキャナ１
６によって画像情報および検索情報の走査が行われる。

すなわち、第３図において、フィルムＡはスキャナ１６
の走査部２２によって走査され、その全面に担持された
情報が光電的に読み取られる。この場合、走査部２２に
よって光電変換された画像情報は画像処理部２４におい
て階調補正、輪郭強調等の処理が施された後、画像デー
タとして画像ファイリング装置１８に転送され、光ディ
スク等の記録媒体に記録される。また、前記走査部２２
によって光電変換された検索情を旧よ文字認識処理部２
６において所定の文字パターンと比較され検索データに
変換された後、画像ファイリング装置１８に転送され、
前記画像データと共に光ディスク等の記録媒体に記録さ
れる。なお、画像情報および検索情報は、例えば、ラベ
ル２０がフィルムへの所定部位に貼着されていることか
ら、スキャナ１６の走査部２２による走査位置によって
分離して各処理部２４．２６に転送することが可能であ
る。

以上のように、従来から用いられているＸ線撮像装置に
よってフィルムＡに記録された画像情報はその検索情報
と共に光ディスク等の記録媒体に自動検索可能な状態で
記録される。この場合、前記画像情報はＸ線撮像装置１
４によって得られたものに限られず、例えば、ＣＴ装置
、ＭＲ装置等の他の装置から供給されるものであっても
よい。従って、画像ファイリング装置１８には撮像装置
の形態によらない全ての画像情報が効率的に記録される
ことになる。また、画像情報に係る検索情報は予めラベ
ル２０に表記された上で所定のフィルムＡに貼着され、
スキャナ１６によって画像情報と共に読み込まれるため
、前記画像情報およびその検索情報が画像、ファイリン
グ装置１８に極めて効率的に記録される。すなわち、検
索情報の表記されたラベル２０を貼着したフィルムＡを
スキャナ１６によって走査させるだけでファイリング作
業が遂行されるため、当該走査に伴って検索情報を入力
させる必要がなく極めて効率的にしかも正確に記録作業
を行うことが可能となる。

なお、上述した実施態様ではフィルムＡの所定部位に検
索情報の表記されたラベル２０を貼着し、前記検索情報
をフィルムＡに担持された画像情報と同時に読み取る場
合について説明したが、第５図に示すように、検索情報
と画像情報とを独立に読み取るように構成することも可
能である。すなわち、画像情報を担持するフィルムＡと
略同−のサイズからなるシート体２８に検索情報を表記
しておき、前記シート体２８をスキャナ１６によって走
査した後、前記検索情報に係る画像情報を担持するフィ
ルムＡを前記スキャナエ６によって読み取り、各情報か
ら得られる検索データおよび画像データを画像ファイリ
ング装置１８における光ディスク等の記録媒体に記録す
ることも可能である。この場合、前記スキャナ１６は、
例えば、最初に読み込まれる情報を検索情報として文字
認識処理部２６で処理し、検索データとして画像ファイ
リング装置１８に転送した後、前記検索データによって
指示される枚数のフィルムＡに担持された画像情報を画
像処理部２４によって処理して画像データとして前記画
像ファイリング装置１８に転送するように構成しておけ
ばよい。

また、上記実施態様では検索情報をを文字、記号にて表
記し、光学的に読み取り、文字パターン認識して検索デ
ータを得るようにしているが、検索情報はバーコード等
により表示して光学的に読み取るようにしてもよく、ま
た、磁気シートに磁気的に記録しておき、磁気的に読み
取るようにしてもよい。

［発明の効果コ 以上のように、本発明によれば、フィルム等の記録担体
上に記録された画像情報を光ディスク等の記録媒体上に
記録保存する際、前記画像情報に係る検索情報を当該記
録担体の所定部位に記録し、あるいはその記録担体に先
立って配置したシート体に記録しておき、前記記録担体
に記録された画像情報を走査して光電変換し画像データ
を得ると共に、検索情報を読み取って該画像データと共
に検索データとして前記記録媒体に記録保存している。

そのため、種々の装置によって作成された画像情報をそ
の検索情報と共に同一形態で記録媒体上に効率的に記録
保存することが出来、従って、画像情報の管理が極めて
容易になると共に、所望の画像情報の検索作業が迅速化
されるという利点が得られる。

また、前記画像情報を当該画像情報に係る検索情報と共
に連続的に記録することが可能となるため、ファイリン
グ作業の効率が著しく向上する効果が得られる。

以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、記録媒体として光ディスクを用いる代わりにハ
ードディスク、あるいは磁気ディスク等、他の記録媒体
を使用することも可能である等、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能な
ことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る医用画像情報のファイリング方法
が適用される放射線画像情報処理システムの概略構成図
、 第２図は本発明に係る医用画像情報のファイリング方法
における記録媒体の説明図、第３図は第１図に示す放射
線画像情報処理システムの構成ブロック図、 第４図は本発明に係る医用画像情報のファイリング方法
における記録担体の他の形態を示す説明図、 第５図は本発明に係る医用画像情報のファイリング方法
における記録担体のさらに他の形態を示す説明図である
。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）フィルム等の記録担体に記録された画像情報を光
   ディスク等の記録媒体に記録保存する際、記録担体を走
   査することで前記画像情報を光電変換して画像データを
   作成すると共に前記記録担体の所定部位に付された検索
   情報を読み取って検索データを作成し、次いで、前記画
   像データを前記検索データと共に記録媒体に記録保存す
   ることを特徴とする医用画像情報のファイリング方法。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の方法において、検索
   情報はラベルに文字情報として表記され、前記ラベルは
   記録担体の所定部位に貼着されてなり、検索情報を光電
   的に読み取ってなる医用画像情報のファイリング方法。
3. （３）特許請求の範囲第１項または第２項記載の方法に
   おいて、複数の記録担体に担持された画像情報に係る検
   索情報を前記複数の記録担体の１つに表記してなる医用
   画像情報のファイリング方法。
4. （４）フィルム等の記録担体に記録された画像情報を光
   ディスク等の記録媒体に記録保存する際、画像情報に係
   る検索情報を担持した記録担体から前記検索情報を読み
   取って検索データを作成し、次いで、前記検索情報に係
   る画像情報を担持する記録担体を走査して画像データを
   作成し、さらに、前記画像データを前記検索データと共
   に記録媒体に記録保存することを特徴とする医用画像情
   報のファイリング方法。
5. （５）特許請求の範囲第４項記載の方法において、複数
   の記録担体に担持された画像情報に係る検索情報を１枚
   の記録担体が担持してなる医用画像情報のファイリング
   方法。