JPS63254645A - カラー陰極線管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フェースプレート、コーンおよびネツクを有
する容器内に、不偏向時には縦軸の存する１つの平面内
にありまたその中央の軸は不偏向時に前記の縦軸と一敗
する３つの電子ビームを発生するためのネック内に配設
されたインライン電子ビーム発生手段と、フェースプレ
ート上の陰極ルミネッセントスクリーンと、フェースプ
レートと隣接しているが該フェースプレートと離された
シャドーマスクと、フィールド偏向コイルおよびライン
偏向コイルより成る偏向ユニットと、偏向コイルが付勢
されると中央偏向領域で発生されたフィールド偏向磁界
がたる形となるように配設された磁界誘導手段とを有す
るカラー陰極線管に関するものである。

英国特許明細書第２０１３９７３号には、電子ビームを
第１方向すなわち水平方向に偏向するために直径上に対
向して配された２つのコイル部分で構成されたライン偏
向コイルと、電子ビームを前記の第１方向と交差する第
２方向すなわち垂直方向に偏向するために直径上に対向
して配された２つのコイル部分で構成されたフィールド
偏向コイルと、フィールド偏向コイルの中央に隣接して
フィールド偏向コイルとライン偏向コイルの間に直径上
互いに対向して位置された２つの軟磁性プレートより成
る磁界誘導手段（ｍａｇｎｅｔｉｃ　ｆｉｅｌｃｌ　ｃ
ｏｎｄｕｃｔｉｎｇｍｅａｎｓ）とを有する偏向ユニッ
トが開示されている。前記のプレートの目的は、偏向ユ
ニントが付勢された時に発生される磁界を該磁界が中央
偏向領域でたる形となるように調節することによって磁
界非点収差を補正することにある。この既知の偏向ユニ
ットにおいては、軟磁性プレートは径方向にライン偏向
コイルの外側に位置されているので、このプレートは、
若しあるとしても、ライン偏向磁界に僅かな影響しか有
しない。

軟磁性プレートは通常樹脂製シェルの厚さ内に保持され
、このシェルの内側には、２つのサドル形コイル部分よ
り成るものでよいライン偏向コイルが配設される。若し
フィールド偏向コイルが２つのサドル形部分より成るな
らば、これ等のサドル形部分は、ライン偏向コイル部分
に対して９０゜回されて樹脂製シェルの外側に取付けら
れ、軟磁性体の環状コア部材（別にヨークリングと呼ば
れる）がフィールド偏向コイルを取囲む。代わりに若し
フィールド偏向コイルがトロイダル状に巻回された２つ
のコイル部分より成るならば、これ等のコイル部分は軟
磁性体の環状コア部材上に巻回され、この部材が樹脂製
シェルを取囲む。

このような偏向ユニットは満足に機能するが、コマ、ラ
スタおよび非点収差に対する影響を最小にしながら偏向
ユニットの感度を改良するというセットメーカによる要
求が常にある。

本発明は、冒頭に記載したタイプのカラー陰極線管にお
いて、磁界誘導手段が容器内に配設されたことを特徴と
するものである。

彎曲されたプレートより成るものでもよい磁界誘導手段
を、例えばこれ等を容器の内面に付けるかまたは電子ビ
ーム発生手段に固定された非磁界誘導部材に各プレート
を取付けることにより容器内部に設けることは前記の英
国特許明細書に開示された既知の装置に対して数多くの
利点を与える。

磁界誘導素子とフィールド偏向コイルの銅線間および磁
界誘導素子とヨークリング間の距離は何れの場合も大き
くこのため磁界誘導素子とヨークリング間の不必要な磁
束が減少するので、フィールド偏向感度が改良される。

樹脂製シェルは磁界誘導素子を入れる必要がないので最
早やごのシェルを比較的大きな厚さとする必要がない。

したがってこのシェルを薄くつくることができ、フィー
ルド偏向コイルを少し小さくしそしてビームにより近く
することができる。このことは、フィールド偏向感度の
より以上の改良が得られることを意味する。容器内、特
にネック内の磁界誘導手段の配置はインライン電子ビー
ム上方および下方の未使用空間を利用するもので、した
がって容器の特別な変形は全く必要ない。これ等の利点
は、磁界誘導手段のライン偏向磁界への考えられ得る欠
点を一般的に上回る。

磁界誘導手段の軸方向位置は、フィールド偏向コイルに
より発生された偏向磁界によって決まる。

若し磁界誘導素子がフレーム偏向磁界の後方（電子銃）
端または前方（スクリーン）端に近すぎると、これ等の
素子は、感度を改良し磁界非点収差を減少することなし
にコマおよびラスタに夫々悪影響を及ぼすであろう。け
れども、効力を生じるために、磁界誘導素子は、電子ビ
ームがすでに幾らか偏向を受けた、すなわち中央偏向領
域に隣接した軸方向位置にあるべきである。

以下に本発明を添付の図面を参照して実施例で説明する
。

図中同じ符号は同一部分を示す。

第１図は、透光性のフェースプレート１０、コーン１２
およびネック１４で形成された容器を有するカラー陰極
線管を示す。インライン形の３部分から成る電子銃構造
１６が前記のネック１４内に配設される。けい光体素子
の３つ組より成る陰極ルミネッセントスクリーン１８が
前記のフェースプレート１０の内側に設けられる。けい
光体素子の３つ組は、テレビジョン管に通常用いられる
しま構造または幾つかのデータグラフィック表示管に用
いられるような６角形構造を有することができる。シャ
ドーマスク２０は、フェースプレート１０の内側にスク
リーン１８に隣接して該スクリーンより離されて取付け
られる。

偏向ユニット２２はネックとコーンの移行部において容
器の外側に取付けられる。図の実施例では、偏向ユニッ
ト２２は、電子ビームを含む平面の反対側に配設された
２つのサドル形コイル部分２４八。

２４Ｂ（第２図）より成るライン偏向コイル２４を有す
る。前記のコイル部分２４Ａ、　２４Ｂは樹脂製シェル
２６の内側に設けられ、このシェルの外面上にはフィー
ルド偏向コイル２８が取付けられる。このフィールド偏
向コイル２８は、前記のコイル部分２４Δ。

２４Ｂと直交して配設された２つのサドル形コイル部分
２８八、２８Ｂより成る。

図示しない代わりの実施例では、フィールド偏向コイル
２８はヨークリング３０上のトロイダル巻線より成り、
この巻線は、電子ビームを含む平面の高さ方向を横切っ
て存する。

プレート３２．３４より成る一対の対向して配された磁
界誘導素子が、フィールド偏向コイル２８で発生された
偏向磁界内にあるように、容器内特にネック１４内に取
付けられる。プレート３２．３４は１００よりも大きい
透磁率を有する軟磁性体より成り、−ｇに長方形である
。これ等のプレート３２と３４は、電子ビームの面の反
対側に高さ方向に離されている。前記のプレートは、電
子銃構造１６のセンタリングキャップに固定された非磁
性材料のアーム３６によって取付けることができるが、
代わりに容器の内面に付けてもよい。

フィールド偏向コイル２８で発生された偏向磁界に対す
るプレート３２．３４の軸方向位置は、多数のファクタ
を考慮して決めねばならない。これ等のファクタは、偏
向磁界が存すべきことを含む。偏向磁界を中央偏向領域
においてたる形にすることによって感度および磁界非点
収差を改良するのに役立つプレート３２．３４は、必要
以上にコマおよびラスタに影響を与えるべきでない。プ
レート３２゜３４は、これ等プレートが電子ビームの通
路と物理的に干渉する前方端で終わるネック１４内の未
使用空間内に位置されるべきである。

第４回は、フィールド偏向コイルのコイル部分２８Ａ、
　２８Ｂとヨークリング３０を線図的に示したものであ
る。中央偏向領域３８は破線で示されており、たる形に
するのを望まれるのはこの領域内の磁界である。

トロイダル状に巻回されたフィールド偏向コイルの場合
には、このコイルのつくる磁界はコイルの端を越えて後
方に延在し、その結果中央偏向領域はサドル形フィール
ド偏向コイルの場合よりもスクリーンに対してずっと後
方に位置する。

比較のために、第３図は前記の英国特許明細書に開示さ
れた偏向ユニントの断面図を示す。

プレート３２．３４を容器内側に配設するのは（第２図
）これ等プレートをライン偏向コイル２４とフィールド
偏向コイル２８の間に夫々配設する　（第３図）のに対
して改良された感度を与える。第３図では、プレート３
２．３４はフィールド偏向コイル２８の銅線に極めて近
く、ヨークリング３０から極く短い距離ａ、にある。こ
の配置は、フィールド偏向コイルの感度に悪影響を及ぼ
す不必要な磁束を生しる。比較すると、第２図ではプレ
ートはフィールド偏向コイル２８の銅線より遠く、ヨー
クリング３０より距離ａ２にある。この距離ａ２が距離
ａ１よりも大きいことにより、不必要な磁束が少なく、
したがってより良い画像感度が存する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラー陰極線管の一実施例の垂直断面
図、 第２図は第１図の■−■における断面図、第３図は既知
のカラー陰極線管および偏向ユニットの断面図、 第４図はフィールド偏向コイルにより発生された磁界の
中央偏向領域を示す線図である。 １０・・・フェースプレート　１２・・・コーン１４・
・・ネック　　　　　　１６・・・電子銃構造１８・・
・陰極ルミネンセントスクリーン２０・・・シャドーマ
スク　　２２・・・偏向ユニット２４・・・ライン偏向
コイル ２４Ａ、　２４Ｂ・・・ライン偏向コイル半部２６・・
・樹脂製シェル ２８・・・フィールド偏向コイル ２８Ａ、　２８Ｂ・・・フィールド偏向コイル半部３０
・・・ヨークリング ３２、３４・・・磁界誘導手段　３６・・・アーム特許
出願人　　　エフ・べ−・フィリップス・フルーイラン
ペンファブリケン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、フェースプレート、コーンおよびネックを有する容
   器内に、不偏向時には縦軸の存する１つの平面内にあり
   またその中央の軸は不偏向時に前記の縦軸と一致する３
   つの電子ビームを発生するためのネック内に配設された
   インライン電子ビーム発生手段と、フェースプレート上
   の陰極ルミネッセントスクリーンと、フェースプレート
   と隣接しているが該フェースプレートと離されたシャド
   ーマスクと、フィールド偏向コイルおよびライン偏向コ
   イルより成る偏向ユニットと、偏向コイルが付勢される
   と中央偏向領域で発生されたフィールド偏向磁界がたる
   形となるように配設された磁界誘導手段とを有するカラ
   ー陰極線管において、前記の磁界誘導手段は容器内に配
   設されたことを特徴とするカラー陰極線管。 ２、磁界誘導手段は中央偏向領域に隣接して配設された
   請求項１記載のカラー陰極線管。 ３、磁界誘導手段は、電子ビームの面の反対側に高さ方
   向に離された、対向して設けられた一対の磁界誘導素子
   より成る請求項１または２記載のカラー陰極線管。 ４、磁界誘導素子は軟磁性体のプレートより成る請求項
   １乃至３の何れか１項記載のカラー陰極線管。 ５、磁界誘導手段は容器の内面に付けられた請求項１乃
   至５の何れか１項記載のカラー陰極線管。 ６、磁界誘導手段はインライン電子ビーム発生手段で支
   持された請求項１乃至５の何れか１項記載のカラー陰極
   線管。 ７、磁界誘導手段は、インライン電子ビーム発生手段に
   固定された非磁界誘導部材に固定された請求項１乃至６
   の何れか１項記載のカラー陰極線管。