JPS63253892A - ブラシレスモ−タ - Google Patents

ブラシレスモ−タ

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JPS63253892A
JPS63253892A JP62084776A JP8477687A JPS63253892A JP S63253892 A JPS63253892 A JP S63253892A JP 62084776 A JP62084776 A JP 62084776A JP 8477687 A JP8477687 A JP 8477687A JP S63253892 A JPS63253892 A JP S63253892A
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JP
Japan
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phase
sensor
circuit
speed
filter
Prior art date
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Pending
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JP62084776A
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Inventor
Kuniaki Kubokura
久保倉 邦明
Takeo Konno
猛夫 今野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 一定速制御を行なうブラシレスモードルに係りとくに高
精度の必要なレーザービームプリンタ(LBP)のレー
ザー走査スキャナモードル等の同期化制御に関する。
〔従来の技術〕
従来よりDCモータの定速制御については、各種方法が
あり、近年は、とくに、同期化制御技術も多用化されて
いる。その−例が昭和60年5月、CQ出版株式会社発
行、谷腰欣司氏著、rDCモータの制御回路設計」の7
1頁等に見られ、第22図に、その原理を引用すると、
モータ308にとりつけた速度2位相センサーのFG3
09の信号を増巾及び整形回路305を介して、位相比
較回路301に帰還し、基準発信回路300からの信号
と位相比較を行ない、その位相差を、位相差−電圧変換
回路のローパスフィルタ302に入力して、基準信号と
の間の位相差に応じた電圧で、制御して電力増巾回路3
07を駆動する。これに加えて速度帰還をF−V変換回
路304に入れ基卆303と比較し、その速度差に応じ
て電圧を、混合回路306に出力し、上述のローパスフ
ィルタ302の出力と加算混合してよりサーボ制御の安
定化を計っている。これらの実回路例が昭和59年11
月総合電子出版社発行、谷腰欣司氏著、rDCブラシレ
スモータと制御回路」の120頁等に見られ、第23図
に引用して示す。第22図に対比して示すと基準発振回
路300は、具体的には水晶が用いられ、速度基準30
3も兼用している6又位相比較回路301.ローパスフ
ィルタ302、F−V変換回路304.増巾及び整形回
路305は一括して集積回路310となっている。
混合回路306は、ローパスフィルタ302の出力及び
F−V変換回路304の出力を各々バッファアンプ31
1,312を介して、演算増巾器314にて混合してい
る。電力増巾回路はトランジスタ315,316にて構
成している。そして。
FG309は、スリット円板320が発光素子321と
受光素子322間で回転するフォトエンコーダを使用し
ている。
そして、この種制御の常として、公知例2の125頁に
も開示の如<、FGのパルスは、できるだけ多い方が制
御に良とされている。そして第23図の如のエンコーダ
309の如<FGが用いられる。
本発明は、このFGを特別に設置することなく、他セン
サーと共用して、安価に目的を達成するための技術を提
供するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術で開示されているFGを特別に設置するこ
となく、他センサーと共用し、共用することにより制限
の出るパルスの低下と、増加するノイズを、いかに対処
するか、そして、定速制御の安定性をいかに確保するか
が問題となる。
〔問題点を解決すめための手段〕
上記目的は、FGパルス数のシステムへの影響を解析し
、必要パルス数の限界を見極めて、その範囲内で、セン
サー共用を実現する事であり、又ノイズ除去のためのフ
ィルター等が、系に悪影響を及ぼさない範囲を解析し、
条件を成立させて、系の定数構成を定めることである。
〔作用〕
FGのパルス数は、速度帰還と位相帰還のサンプル周期
を定めるものであると共に、位相帰還のゲインの一要因
である。後者のゲイン要因は、他の回路内増lI器でカ
バーすることは可能である。
したがって前者のサンプル周期が、システムにとって支
障のないレベルまでパルス数を低下させることができる
。又、帰還信号に含まれるノイズはフィルターの遅れ時
間が系の安定条件を乱さない範囲でフィルターで除去す
る形とできる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の原理を図により説明する。
第1図は本発明の対象とするブラシレスモータの一例の
断面構造を示す。ロータ1はロータマグネット2と速度
検出用マグネット3を支持しながら軸4と結合し、軸受
5,6を介してステータフレーム7に対して回転可能と
なっている。回転力は、ステータフレーム7に支持され
たステータコア8.ステータコイル9と、前記ロータマ
グネット2とが構成する衆知のモータ原理により発生す
る。ステータコイル9の励磁タイミングを後述の如く切
替えるためのマグネット2の回転磁極検出用センサー(
例えばホール素子)11が、マグネット2の近傍に、又
、速度検出用コイル12が速度検出用マグネット3の近
傍に設置されるが、それらはステータフレーム7に支持
された配線用プリント基板10に取付あるいは形成され
る。
第1図は、径方向ギャップで、ステータコア8を有する
タイプであるが、栢2図の例は、軸方向ギャップでかっ
、ステータコア8を持たず、さらに、速度検出用マグネ
ット3を持っておらないタイプでロータマグネット22
の磁力で速度を検出するタイプで、例えば多面ミラー2
5をもつレーザープリンタ用スキャナモータの類である
ロータ21.軸24.軸受25,26.ステータフレー
ム27.ヨーク鉄板28.ステータコイル29.プリン
ト基板30.ロータ磁極検出用センサー31を有し、第
1図例と同様原理で回転する。
第3°図は、第1図、第2図のブラシレスモータのコイ
ル励磁相切替運転の原理を示すブロック図で、第4図は
そのタイミング図である。
モータ41はステータコイルU相42.v相43、W相
44を持つ3相の例で、これらに対応したロータ磁極位
置検出ホール素子群45は、各々3相に対応して46,
47.48をもつ、ホール素子群45の検出信号は、ブ
ラシレスモータ駆動回路50のホール素子信号増巾、波
形整形回路52を経て相切替制御論理回路53に入り、
そして、各相コイルに対応してブリッジアーム等を形成
する出力アンプ回路54の導通を制御し、結果として、
第4図の如く各相のコイルが励磁し、モータとしての回
転力を発生する。
第4図で、ロータ磁極検出信号60のSu、 Sv。
SWは、電気角で各々60″差で立上がると共に、デユ
ティは180@どなっている。これらの信号より回路5
3.54の制御で、モータコイル励磁電圧70は、各相
Vu、VV、VWの如く、3相余波で、相間120°差
で、120@導通、60@非導通としている。
この種モータは、第5図のブロックで示す様なフィード
バック制御相で有効に利用する。モータ41は、ロータ
磁極検出センサー45.速度検出センサー832位置検
出センサー84を有し、各各のセンサーの信号は、ブラ
シレスモータ駆動回路5oのコイル励磁相切替信号回路
51.速度位置制御回路81のフィードバック信号制御
回路82に結合され、電源80からの電気エネルギーは
、制御されながらパワー制御回路85.54を介してモ
ータ41に供給され、所定の速度2位置制御が実現でき
る。
速度2位置制御の自a制御論理に基づく記述はまず第6
図の如きモデルで表現される。モータ41は慣性石と制
御Doを有し、トルク定数や電流駆動源を含めたゲイン
G、のサーボアンプ100で運転され、その速度は検出
センサー1019位置はセンサー102で検出され、各
々ω、θとしてフィードバックされ、各々の基準人力ω
1.θ、と比較され、偏差ωE、θEがフィードバック
部97.92のゲインGω、GOを経て合算され、ブロ
ック100に至る。この時、負荷の外乱dがブロック9
8のゲインG、を介して合算される。
この時の運動方程式は下記となる。
・・・式(1) 但し、Jo”回転軸の慣性(g、備、S2)D=Gw−
Gwa+Do  (g、am/rad/S)・・・式(
2) %式%) ・・・式(3−1) F ” G a・G、       ・・・式(3−2
)Kが同期化力、Dがタンピング力であることが分かる
これらをラプラス変換した伝達関数の形で表現し、基準
入力OKと外乱d(g、am)に注目して記述すると、
第7図の如くなり、各々の総合伝達関数はブロック11
0,111の如くなる。その特性方程式はいずれも JS2+DS+に=O−・・式(4) となり、基準入力θ量と外乱dに対しては同じ様に考え
て、速溶性や安定性のサーボ特性が考察できることが分
かる。そのモデルは第8図の様になり、衆知の2次振動
系となる。共振周波数と減衰係数は、 ブロック112の伝達関数は、下記となる。
ブラシレスモータは各種利点のゆえにOA全分野有効に
用いら九る。とくに定速制御運転のために、位相同期化
制御を行なうと利点が多い。位相同期化制御は、第5図
、第6図で示す位置θを同期化座標を基準としたロータ
の回転角となし、又、制動Doは、同期化速度における
モータの制御係数となして、第6図で同様に取扱い得る
。θは同期モータの負荷角の概念で認識でき、一方Do
は実際的には少なく無視できる0位相同期化制御は。
速度フィードバック制御も合せてデジタル的に行うのが
有利で、第9図の如く表現できる。基準発振回路130
から、速度基準ω12位相基準θ魚が発せられる。位相
同期化制御回路120は1位相制御回路121と速度制
御回路124からなり、各々、前述第6図のゲインGo
、Gωを有しており、モータ41の回転を検出して、速
度及びロータ位置即ち位相の信号をフィードバックする
エンコーダ等の周波数発電機センサー131からのフィ
ードバック信号を、各々、位相骨θ1.速度分ωを受け
、基$0.ω、と比較する。そして回路121は、(θ
ムーθ)の位相比較回路122と、0ε=(θ1−0)
に相応した電圧を発生する位相−電圧変換回路123及
びゲインgoの加算対応部127を有している。又回路
124は、(ω1−ω)の周波数比較回路125と、ω
E=(ω、−ω)に相応した電圧を発生する周波数−電
圧変換回路126及びゲインgoの加算対応部128を
有している。各々の出力は、VO,VOと第9図中に表
示しであるが、その説明用の一例を第10図、第11図
に、大きさをノーマライズして示す。
又、VO,VOは後述筒12の如く加算され又フィルタ
ー129を通過する。
第10図において、位相同期化範囲は、前述のゲインG
ωに入る要素であると共に下記の飽和領域への系のとび
こみにからむ。即ち侍の範囲外はVO及び第11図のV
e’は100%(低速側)又は0%(高速側)である。
第11図のθ=100%は電気角2 rc / (ra
d)をパルス数FGで除去した2π/ F G (ra
d)の機械角である。0区はその半分である。
又、VO1,Vθ′の飽和100%は制御回路の定電圧
に略等しい。
この様な位相同期化制御系を、自動制御理論で表現する
と、離散値系の対象となる部分も含まれる。即ちセンサ
ー131による速度ωと位相θの検出は1周期T=2π
/ω(S)のサンプル値であり、一方、位相同期化制御
回路120の出力■θ、Vωはデジタル−アナログ変換
された零次ホールド回路出力である。そのためZ変換手
法。
パルス伝達関数手法の対象である。他に非線形要因とし
て、第10図、第11図で説明の如く■ω’、vo’の
値は飽和領域をもつ。さらには、第5図の電源80等シ
ステムは、モータ41の過速度に対し制動をかける機能
はない例が多い。しかし、センサーのサンプル値と1回
路出力のVθ。
Vωの零次ホールド性とに対して、周期Tをムダ時間的
に扱い、そして、位相同期化範囲内のみを扱う形で、実
用的な設計、改良考察ができ、さらに、ムダ時間も無視
しても、サーボ特性の基本的部分は考察できる。
その場合は、第6図、第7図、第8図に準じた理論とな
る。第6図に比し、ωLが、第9図の如く回路130よ
り、01と共に与えられるので、ω、=Sθi    
       ・・・式(8)となり、第7図のブロッ
ク110の分子は下記となる。
DS+K             ・・・式(9)そ
の他は変わらない。
又、第9図の位相同期化制御系路120の出力Va、V
ωを1時定数Tfのフィルターを通した場合は、第7図
のブロック110,111の分母。
即ち式(4)の特性方程式は、下記となる。
ZS”+JoS”+DS十に=O+・+式(1o)但し Z=TtJo (g−cyn−33)     −・一
式(11)そして自動制御理論中のフルビッツ法による
動作安定条件は下記となる。
JoD−7K>O・・・式(12) 又第7図ブロック111の分子は下記となる。
F(1+TzS)         ・・・式(13)
さらに詳細に記述すると、各定数は以下となる。
G、=Ga−KT/に1(g−am/v)・・・式(]
4)%式% (フィルターまで含む) KT =モータ41のトルク定数(g−1/A)Kム=
サーボアンプ部Gaへの電流帰還ゲイン(Ω) Δ ω 但しVc =第10図Vωの100%相当電圧(V) Δω=第10図の位相同期化範囲(rad)gω=第9
図のブロック127のゲイン2π 但しFa =センサー131の、回路121に実効的に
働くモータ41の1回転当り のパルス数 Vc=第11図Vθの100%相当電圧(V) go =第9図のブロック128のゲインこの様に詳細
に記述しても、第6図〜第8図。
あるいは、式(10) 、 (12)のサーボ特性の基
本はかわらない、但し位相同期化制御系においては、基
準入力OL、ωlは一定であり、サーボ特性は、同期化
速度内とその近傍において、第7図ブロック111で示
される様な、負荷外乱d(g−am)の点より考察する
のが、実用的な手法となる。
この様な扱いによるサーボ特性の実現には前述の条件に
対応して具体的に以下の様な条件が必要となる。
まず第1に、システムを離散値系の範囲におかず、連続
系に近似し、性能実現するためには、サンプル周期Tが
、システムの機械的定数T、の1/1o以下が望ましい
。T1とTは以下の様である。
EKT 但しR=モータ41のコイル抵抗(Ω)Jo=回転軸の
慣性(g−ロ・52) KE =モータ41の逆起電力定数V / rad /
KT =モータ41のトルク定数(g−am/A)但し
、N=モータ41の目標定速回転数(rpm)ω=上記
N対応角速度(rad/ S )FG=センサー131
の、回路121に実動的に働くモータ41の1回転当り のパルス数 したがって条件は、比をγとして T1・N    T、・ω 即ち、センサー131のパルス数は、目標速度とモータ
41の時定数に逆比例して、式(19)により定める必
要がある。実例を上げると、第1図の様な例では、T、
=0.04 (S)、N=370 (rpm)。
FG=45としてγ=11を実現している。又、第2図
の如きモータの例では、T、=0.45(S)。
N = 7700 (rpm)  で式(19)よりF
 C>0.17となる。1回転に1パルス即ちFG=1
としても。
γ=57.8  となる。このことは、第2図において
、とくに、速度検出用コイル32を設けなくとも、ロー
タ磁極検出センサー31の信号の流用できることを示唆
している。それは、第3図あるいは第4図の信号60の
いずれか一部を用いることであり、第5図で云えばセン
サー83.84がすべてセンサー45で代用されること
を示唆している。
しかし、実際に、センサー45で、センサー83.84
を代用するに当っては、ひとつにジッターの問題がある
。即ち、第2図等で説明するとロータマグネツ!・22
には磁極の着磁極ピッチのバラツキがあり、また、ロー
タ磁極検出ホール素子31には、感度や、取付位置バラ
ツキ等があり、結局、第4図信号60の各々はジッター
を持ち、各信号Su、Sv、Swを、どの様に合成利用
しようとも、基本的に比率のジッターをもち、それは数
%〜数10%に及ぶ。一方センサー131の信号を受け
て動作する第9図の回路121,124の出力特性は、
第10図、第11図の如くであるが、とくに第10図で
分る如く、センサー131のジッターは、横軸ωのノイ
ズとなることは理解でき、その影響は、位相同期化範囲
Δωとの相対値となる。Δωは同期引込や、同期保持の
特性を考慮し、±4%近辺、ないしはそれ以上に選ばれ
る。したがって、センサー131のジッターが。
Δωの大きさと同レベルとなり、信号に対するノイズ比
が大となって、システムの安定性等のサーボ特性実現を
困難とする。第11図の0に対しても、同様である。こ
れを改良するのに、第9図の回路127,128、ある
いはそれ以降に、ローパスフィルターを挿入することが
効果である。そのときのフィルタ一時定数が第2の条件
となる。
即ち、式(10) 、 (11)、 (12)に記述の
如くとなり、その詳細内訳は式(2)(3−1)式(1
4) 、 (15) 、 (16)等も代入整理すると
、式(12)より 但し式(15)のVcと式(16)のVcは同一とする
6即ち、フィルタ一時定数は、センサー131が大きい
程、位相同期化範囲が大きい程(それらに逆比例して)
制限され、又位相、速度の加算等のブロック127,1
28のゲイン比で左右されることが分かる。
TI、−gω9gθの実際構成例を第9図から進めて第
12図に示す。位相−電圧変換回路123゜周波数−電
圧変換回路126各々のデジタル−アナログ変換回路か
らのホールド出力Vθ′、■ω′は、各々抵抗Rf)、
Rωを介して、演算増巾器133にて加算される。演算
増巾器133には、他に抵抗Ra、Ram Raが図の
如く接続されると共に、132のフィルター用コンデン
サC(F)が接続してあり、出力eoは下記となる。
=gθvo’ +gωVω′    ・・・式(22)
但し抵抗Raは必要に応じて選択、廃止できるものであ
る。
そして、フィルタ一時定数Tfは以下となる。
Tt=R−c  (s)       ・・・式(25
)上述で記述される第12図の様な回路は、第9図では
1、フィルターブロック129と表現される。
そして又、第9図の回路120は、第5図の回路82に
対応していく。
第13図、第14図は、ロータ磁極検出センサー45を
、センサー131に代用した実例を示す。
第13図において、センサ一群45からのロータ位相信
号は信号の交流結合用コンデンサ群135゜増巾、波形
整形回路136、そして、波形のゼロクロスや、立上り
、あるいは立下りで動作する周波数発生器137を介し
て位相と速度のフィードバック信号θ、ωを発生し、こ
れらでセンサー131に代用をなす。第14図は1回路
136を。
既述の第3図の回路52と共用した例である。第13図
、第14図いずれにおいてもパルス数FGが条件を満た
すなら、センサ一群45内の単独センサー46あるいは
、47、あるいは48のみ使用し、後続の回路を簡略化
することもできる。
第5図で示したパワー制御回路85の実例を電流フィー
シバツク付で第15図と第16図に示す。
第15図において、位相同期化制御回路120からの1
位相、速度フィードバック電圧eoとモードル41に流
れる電流iの検出用抵抗152の両端電圧(負帰還)を
演算増巾器153にて加算し。
トランジスタ151の導通量を制御し、パワートランジ
スタ150の電流導通を制御する電流駆動源形のアナロ
グ制御サーボアンプを形成している。
第16図は、アナログ方式を止め、パルス巾制御(PW
M)方式のデジタル形とした例で、演算増巾153の出
力の後にインバータ154を介して一定周期三角波発振
回路155の三角波と比較し、コンパレータ156にて
デユーティ制御矩形波を発生させ、トランジスタ151
、ひいてはパワートランジスタ150をPWM制御する
例である。
いずれにおいても、この部分のゲインは、実用的には、
モータ41のトルク定数KT (g−aI/A)と電流
帰還ゲインkiに集約されるところの第6図、ブロック
100のゲインG、及び第9図ブロック100のゲイン
G、に相当する。
以上説明したものを全体として組合せて、システムを構
成すると第17図の如くなる。第13図。
第14図の如きセンサーまわりは第9図のセンサー13
1に対応して記述しており第5図で云うセンサー83.
84は、センサー45で代入している形である。即ち式
(18) 、 (19)を満している。
この構成での実運転データ例を第18図に示す。
(a)、(b)、(c)  いずれも、起動後の同期引
込前後の位相出力Vθ′、速度出力Vω′、七−タ電流
iの時間変化を示すが、安定化等の条件がことなる。(
a)は、第9図でいうフィルター129のない状態で、
■θ′で表現される位相θの安定後も電流iにリップル
が残っている。これは速度電圧Vω′がセンサー131
のジッターによってリップルをもつことに起因する。そ
のため、電流iのリップルは、トルクリップル要因とな
るのみでなく、系全体の安定性にも微妙に悪影響する形
となる。(b)は(a)の改良として式(25)のよう
なフィルター129のみを追加した結果即ち実例として
第12図にコンデンサ(132)を追加したものである
が1式(12) 、 (20)の条件に反した条件とな
り、系が発散している状態を示す。但し電流iは省略し
ている。(c)はこの改良として、第9図の回路127
,128の位相フィードバックgo速度フィードバック
gω、即ち実例として第12図でRO,Rωを変えて、
式(12)(20)の条件式% センサー131のジッターは基本的に変わりはないから
VO2のリップルは改良されないが、電流iのリップル
が大巾に改良されて、かつ、位相0を示す■θ′の応答
も改良されていることが分る。
この様に、簡略共用化したセンサー131の、ジッター
というデメリットをおぎなうフィルター129の、系へ
の悪影響を、位相と速度のフィードバックゲインgo9
gωのバランスで補い良好な特性を得ることが出来る。
その範囲は、今までの記述の他に、実験的なことも含め
、更に下記の如く解析できる。
まず1式(22)を変形すると、 ・・・式(26) フィードバック電圧eoやその後段にも、電源電圧値に
よる出力限界、即ち飽和があり、またそのリニア範囲内
において、電圧vO′vω′が、第10図、第11図の
如く位相0.速度ωのフィードバックにより有効に変化
し、eQの影響を与える様に考えたい。このとき、速度
ωは位相θの変化分であるから そして、どちらも飽和値は同一であるとし、1として、
又θの変化をsin αtとすると。
但しeo’=eoの変化分 系のリニア領域の有効利用を考え、この変化を小る。
コツトきe o ’ = 1〜1 、4 (= E) 
トt 6゜一方、第6図で示す外乱(負荷)d(g−a
ll)に対する定常偏差を考えると、自動制御理論の最
終値定理を第7図に適用し、下記の如くなる。
θ=θs + −d  (rad)        一
式(29)、°、負荷トルク=Fd=K CO−01)
C0−01)(・・・式(30) そしてKは式(3−1)、 (16) 、 (23)よ
りgo、即ちを負うた状態でのeoの考察は、eoが負
荷相当分のバイアスを受けた上での式(28)の変化と
なる。
このときのバイアスは抵抗goの大きい程、即ちRθの
小さい程、少ない。そのため、高負荷用や、g。
第19図は負荷トルクも一部考慮した上でのゲインgo
2gωの変化に対する動作安定領域の実験結果例を示す
。その領域は破線で囲む200であった。軸目盛はノー
マライシングしてあり□g ω %は実抵抗値IMΩである。
安定領域から六方向へ条件を移すと、位相θは振動的と
なり、逆のB方向は、過料動方向となり、既述の理論と
も一致する。又、C方向条件は第10図のωの低速側へ
の接近、■ω′の出力飽和を併いかつ、これに起因する
振動を誘発し、逆のD方向への条件変化は、高速側への
振動を誘発していることが確認できる。これらの実験分
析からg ω が実用範囲と判断できる。
サーボシステムの特性改良には、衆知の一般技術として
、ゲイン以外にも位相遅れ、位相進み。
フィードバックの各補償方法があるが、本発明は、必要
以上にこれらの補償をなして系を複雑化、高コスト化す
る以前に、簡易で基本的な方策を、理論解析と実験結果
をふまえて実現しようとするものである。当然、第9図
で示すセンサー131のリップル対策のフィルター12
9の挿入により、系が高次化し、式(12) 、 (2
0)の条件が満せなくなったり、それに準じた不安定領
域となったとき、フィードバックゲイgθ9gωのバラ
ンスの考察なしに、位相補償、追加のフィードバック補
償に頼るのは得策でないことが分かると共に一方それら
は本発明の域にあることも分る。
構成において、フィルター129は、第12図のコンデ
ンサ132の如き接続に限らず、帰還部分にコンデンサ
を含むいわゆる積分機能の衆知の電圧帰還形演算増11
」器回路であっても良く、さらに、回路123とRO間
、回路126回とRω間にボルテージフォロア回路の演
算増巾器を接続し、回路間のインピーダンスを分離して
いくことも実用において行なうが、いずれも既述発明の
技術の内にある。
そして、その場合等は、位相、あるいは、速度の帰還各
々にフィルターを挿入し、リップルの悪影響を除くこと
もできる。実例を第20図に、その対応サーボブロック
図を第21図に示す。
第20図において、ボルテージフォロア回路202.2
03,212,213が図の如く位相−電圧変換回路1
239周波数−電圧変換回路126の後段に接続され、
各々その中間に抵抗204.214.コンデンサ205
,215をもち、その定数から定まる時定数をもつフィ
ルターを形成している。その後段は第12図と同様であ
る。
尚、ゲインgO+gωのとり扱いは、抵抗204゜21
4に関係して必要に応じ修正して取扱えば良く、結果と
して、第21図の如くなり、時定数Tz、’raをもつ
フィルター207,217が、ブロック92のGθ、9
7のGωの後段に追加された形となり、その後にフィル
ター129が記述される。この場合の系の特性方程式は
、式(10)の3次に対し、下記の如く高次化する。
(TzTzTa) JoS5+ (TzTz+TzTa
+T3Tz) JoS’+ (T1+T2+T3) J
O8”+ (JoTzD) S”+ (D+TaK)S
+に=O・・・式(35)この系の安定判別は、衆知の
安定判別理論で検討できるが、実際的にはフィルター1
29 、207.。
217いずれかひとつで考え、他はなしでいければ低コ
ストである。フィルター129のみはすでにふれた通り
である。
フィルター207のみで他はなしとすると、式%式% ・・・式(36) フルビッツ法による安定条件は 実際的にはK > J oで設計するのでが実用的な条
件となる。
フィルター217のみの場合は1式(35)でT□=O
,Tz =Oとして T a J o S 3+ J o S ” + (D
 + T a K ) S + K = 0・・・式(
39) フルビック法による安定条件は下記となる。
D>O・・・式(40) これらの条件は、第20図例そのものの様な構成でなく
とも、第21図で表現されるシステムであればあてはま
ることは自明である。
〔発明の効果〕
前述のように本発明によれば、第1.第2のセンサーの
共用化を図ることができるので、サーボ系が簡単になり
、用途が拡がり、更に低コストで高品質のブラシレスモ
ータを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブラシレスモータの断面図例。 第2図は第1図と同様の他の例を示す図、第3図はブラ
シレスモータのコイル励磁相切替の従来の原理説明図、
第4図は第3図対応のタイムシーケンス、第5図は本発
明のシステム構成の説明ブロック図、第6図は第5図対
応のサーボブロックモデル図、第7図は第6図対応の伝
達関数モデル図、第8図は第7図対応の2次振動系モデ
ル表現図、第9図は本発明の構成原理ブロック図、第1
0図は周波数−電圧変換回路の出力特性例、第11図は
位相−電圧変換回路の出力特性例、第12図は位相帰還
電圧、速度帰還電圧の加算とセンサーリップル除去フィ
ルター構成図、第13図および第14図はセンサ一部の
構成例、第15図および第16図はサーボアンプ部の構
成例、第17図は本発明のシステム構成図、第18図お
よび第19図は本発明製品の実験データ例、第20図は
フィルタ一部の他の構成例、第21図は第20図対応の
サーボブロック線図、第22図および第23図はいずれ
も従来の回路構成を示す図である。 41・・・モータ、45・・・ロータ磁極検出センサー
、50・・・ブラシレスモードル駆動回路、80・・・
電源。 85・・・パワー制御回路、120・・・位相同期化制
御回路、130・・・基準発振回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロータに具備した永久磁石の回転磁極位置を検出す
    る第1のセンサーと、この第1のセンサー信号によって
    固定子コイルの励磁相を切替えるブラシレスモータにお
    いて、 前記ロータの回転位相と速度を検出する第2のセンサー
    を設け、この第2のセンサー信号とこれとは別に設けた
    基準発振回路からの基準信号とを比較し、前記回転位相
    と速度の差に応じてそれぞれの制御電圧を発生するディ
    ジタル・アナログ変換回路とを有し、その両者によって
    一定速の位相同期化制御を行なう位相同期化回路を設け
    、この位相同期化回路にフィードバックされる前記第2
    のセンサーのモータ1回転当りのパルス数FGが、モー
    タの機械的時定数T_m、目標定速度Nの積との間で、 FG>600/(T_m・N) の関係を満足させるようにして、前記第1のセンサーと
    第2のセンサーを共用化したことを特徴とするブラシレ
    スモータ。 2、前記特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、 位相差あるいは速度差に応じて電圧を出力する電圧変換
    回路の後段に前記センサーのジッター除去用のフィルタ
    ーを接続したことを特徴とするブラシレスモータ。 3、前記特許請求の範囲第2項記載のものにおいて、 前記フィルターの時定数T_fが速度帰還ゲインG_w
    を位相帰還ゲインGθで割った値よりも小としているこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。 4、前記特許請求の範囲第2項記載のものにおいて、 前記フィルターの時定数が、ロータの総慣性モーメント
    J_0を系のダンピング力を定める係数Dで割った値よ
    りも小としていることを特徴とするブラシレスモータ。 5、前記特許請求の範囲第2項記載のものにおいて、 速度差−電圧変換回路の後段の速度帰還対応のゲインg
    _wと位相差−電圧変換回路の後段の位相帰還対応のゲ
    インgθとの比g_w/gθが2よりも小としているこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。 6、前記特許請求の範囲第5項記載のものにおいて、 前記ゲインg_wおよびgθはそれぞれの電圧変換回路
    後段に設けた演算増幅器の加算回路の入力抵抗R_wあ
    るいはRθで決定されるものであって、R_w/Rθ<
    2であることを特徴とするブラシレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003983A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Hi-Lex Corporation 電動式のケーブル駆動装置および電動式ブレーキ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006003983A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Hi-Lex Corporation 電動式のケーブル駆動装置および電動式ブレーキ装置
US8235181B2 (en) 2004-06-30 2012-08-07 Hi-Lex Corporation Electric cable drive device and electric brake device

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