JPS63252A - 軟質管状ケ−シングに詰めた細分可能な充填物を分割包装品に分割するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばソーセージ肉を連続充填したケーシン
グから個々のソーセージを分割するための装置に用いて
好適な、軟質管状ケーシングに詰めた細分可能な充填物
を分割包装品に分割するための装置に関する。

〔発明の概要〕

この発明は、管状ケーシングの軸線に関して対称的に配
されかつ互いに重なり合って対向摺動可能な一対の摺動
部材が、互いに対向するほぼ三角形状の切欠き部を夫々
有し、周期的に駆動される制御円板がその軸線を中心に
回転し、この回転の間に伝動部材を介して前記摺動部材
が、閉工程と開工程とから成る作業サイクルを実施する
ことができ、充填された前記管状ケーシングを締付ける
と共に充填物を軸方向に排除して形成した前記管状ケー
シングの結紮部に少なくとも１つのシールを取付けるこ
とができるようにする、軟質管状ケーシングに詰めた細
分可能な充填物を分割包装品に分割するための装置にお
いて、円環状に形成した制御円板をその回転軸が管状ケ
ーシングの軸線と一致するように配設し、伝動部材をカ
ム従動部材で構成し、このカム従動部材を摺動部材に取
付けて、制御円板に設けられた無端カム路を直接案内す
ることによって、摺動部材用の制御駆動部の構造的浪費
、従って同時にその作業サイクル中に運動する質量によ
る構造的浪費を著しく減少させるようにした。

〔従来の技術〕

前述したような種類の分割装置としては、閉鎖装置と関
連して、殊にソーセージストリングから個々のソーセー
ジを分割するのに使用されるものが例えば西ドイツ特許
出願公告明細書第１０２７５４８号、西ドイツ特許明細
書第１５８６２１０号、西ドイツ特許出願公開明細書第
２５５００４２号により各種知られている。これらの装
置は作業方向から見て一般に充填機の後方に配置されて
いる。充填機は例えば充填パイプを使って、その外周面
から引き下げたケーシングに充填物を押し込む。分割の
ために充填操作が停止され、分割及び閉鎖装置が作動す
る。これらの装置の作業サイクルが終わると充填操作が
続行される。

西ドイツ特許明細書第１５８６２１０号により周知の装
置では、摺動部材が旋回式のはさみ状部材から成り、こ
の締付用切欠き部は充填ケーシングの円弧に沿って移動
する。制御円板の回転はトグル装置、ラムおよび揺れ腕
を介しはさみ状部材に伝達される。

しかしまた、摺動部材を直線運動可能に案内する冒頭述
べた装置（特に西ドイツ特許出願公告明細書第１０２７
５４８号および西ドイツ特許明細書第２２４７５１５号
に見られるような）も周知である。そこでは制御円板の
運動がカム面を備えたスライダにより摺動部材に伝達さ
れる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これら周知の分割装置がすべて共有する欠点としては、
摺動部材の制御駆動部はその装置構成に費用がかかり、
また運転中に比較的質量の大きい伝動部材の加減速を必
要とする。この加減速は伝動部材が往復運動する場合特
に障害となる。そこでこの発明は、摺動部材用の制御駆
動部の構造的浪費、従って同時にその作業サイクル中に
運動する質量による構造的浪費を著しく減少することを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

前述の目的が、本発明によれば、冒頭に述べた軟質管状
ケーシングに詰めた細分可能な充填物を分割包装品に分
割するための装置において、前記制御円板が円環状に構
成されるとともにその回転軸が前記管状ケーシングの軸
線と一致するよう配置され、前記伝動部材が、前記摺動
部材に固着され、かつ前記制御円板に設けられた無端カ
ム路により直接案内されるカム従動部材で構成されてい
ることによって達成される。

好ましくは、こうして制御円板は摺動部材の締付は箇所
と同心または同軸に配設される。制御円板は、好ましく
は、摺動部材を取り囲み、そして摺動部材に取付けられ
たカム従動部材の質量をご（小さくすることができる。

特に、カム従動部材は、好ましくは、摺動部材で支承さ
れた転輪から成り、制御円板に設けられたカム路に確実
に係合する。カム従動部材はまたスライダであってもよ
い。

無端の円周カム路が一方の回転方向で制御円板の回転を
可能とするので、分割装置の運転中に方向をかえる必要
があるのは、すなわち加速と減速とを交互に行う必要が
あるのは、摺動部材そのものの外、カム従動部材のみで
ある。この点に、ケーシング用の小袋を製造し、分割充
填しかつ鍛接する機械について米国特許明細書第２１１
３６５８号により周知の制御構成に比べて本発明の決定
的特徴がある。

本発明が主に適用されるこのような分割装置においては
、例えば２組の対向摺動可能な摺動部材が設けられ、こ
れらの摺動部材は、充填物のない長い結紮部を得るため
に閉状態のときにその軸方向距離を広げることができ、
結紮部には２つのシールを間隔をおいて並べて取付ける
ことができる（西ドイツ特許出願公開明細書第２５５０
０４２号）。両シール間で結紮部を切断することにより
、相接してぶらさがった分割包装品の連鎖は短い連鎖ま
たは個別の包装品に細分することができる。

この種の装置において、本発明では軸方向に広げること
のできる摺動部材対が、制御円板に設けられた別のカム
路を直接案内するカム従動部材を有する。上述の第一の
カム路では摺動部材の開閉制御にとって制御側部の半径
変化が決定的であるのに対し、前述の第二のカム路では
制御円板の主平面に対して昇降する（ケーシングおよび
制御円板の軸線に平行な）制御側部が、軸方向に離反可
能な摺動部材対の離反行程を引き起こす。円環状制御円
板と摺動部材対との間の相対位置により、ここでもカム
従動部材を単純な転輪となすことができる。

広がり可能な摺動部材を有する前述の分割装置において
、直線状に開閉する摺動部材と関連して２本の平行な案
内棒を設け、これらの案内棒上を一方の摺動部材対が他
方の摺動部材対に対して軸方向に相対摺動可能となった
ものが知られている。

このような装置構成において、本発明の好ましい構成に
よれば、両案内棒の軸線がケーシングおよび制御円板の
軸線と同一平面上にある。このようにして、案内棒の領
域に導入された離反力が、離反時にケーシングの軸線上
に発生する反発力に対しずれているとき発生するトルク
を防ぐことができる。

この新規な分割装置の構造および操作は、摺動部材の開
閉行程を制御するカム従動転輪を、摺動部材を関連させ
る案内棒で支承するとき、なお−層面素化することがで
きる。この場合転輪を偏心転輪として構成し、案内棒を
その長手軸線を中心に回して摺動部材のストロークを変
えることも可能である。この変更または正確なストロー
ク変更は、摺動部材が閉状態にあるとき締付開口の直径
をケーシング材の厚さ、従って形成する結紮部の厚さに
適合しなければならないときに必要となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図に示すように、中心線２と同心的に開
口３を有するハウジング１が円環状制御円板４を取り囲
んで支承しており、この制御円板４の中央開口５はハウ
ジング１の同軸開口３に整合している。制御円板４はそ
の周面に歯６を有し、ピニオン、歯付■ベルト等からな
る図示省略した駆動装置がこれにかみ合っている。やは
り図示省略したハウジング１の止め具が、運転中ハウジ
ング１を、従って分割装置を充填装置に対して一列に整
合させ、その中心線２を充填機の充填パイプの軸線と同
軸状にする。ケーシングは、その充填パイプを通じて充
填物が装填された後、その充填パイプから引き下げられ
る。

第１図及び第３図に示すように、中心線２の上下に一対
の案内棒７が開口３．５を横切る方向に水平に延びて配
設されており、その半柱状にされた端部８がハウジング
１に固着されている。この案内棒７は、以下に説明する
摺動機構全体の重要要素を成し、同時にその基準面とな
る。

第１図〜第３図に示すように、ハウジング１に近い方の
第−摺動要素対のあご９が案内棒７で直線状に摺動可能
に保持されかつ案内されている。

付属の摺動板１０が互いに対向しかつ重なり合ってあご
９に固着されており、はぼ三角形の切欠き部１１が中心
線２を中心として軸対称な閉じた開口１２を形成する。

あご９と摺動板１０とにより構成された摺動部材が案内
棒７上を対向摺動することによって、開口１２は第１図
及び第２図に示した最大幅から第３図より推測可能な最
小幅に至るまでその大きさを変えることができる。

この摺動を制御する一対の案内棒１３が、案内棒７間を
それらに垂直に延びてあご９に挿通されている。この案
内棒１３の軸線１４（第２図及び第３図参照）は中心線
２と同一平面上にある。第２図及び第３図に示すように
、案内棒１３のハウジング側末端に固着された偏心転輸
１５は制御円板４のカム路１６にかみ合って案内される
。カム路１６の周面ば中心線２との半径方向の距離が変
化するように構成されている（第４図参照）ので、案内
棒１３が、制御円板４の回転中に、摺動部材９．１０を
伴って対向往復動を行う一方、この運動によって摺動板
１０の切欠き部１１が形成する開口１２は、まずその最
小値まで小さくなり、そして再びその最大値まで大きく
なる。

転輪１５の偏心距離の範囲内で開口１２の寸法の前記最
小及び最大値は、軸線１４を中心とじて案内棒１３を回
転して変えることができる。

更に第二の摺動部材対が案内棒１３で保持されて、あご
９および摺動板１０からなる第一の摺動部材対に対して
離反可能に案内されている。

この第二摺動部材対はあご１９および摺動板２０から構
成されており、摺動板２０はやはり互いに重なり合って
、摺動板１０の三角形の切欠き部１１と整合する切欠き
部２１を形成する。やはり案内棒１３に対して直角方向
の２本の互いに平行かつ第−摺動部材対９．１０の案内
棒７に対し平行な案内棒２２があご１９を挿通しており
、従ってこの案内棒２２も中心線２の上下に水平に延び
ている。案内棒２２の両端を縦材２３で結合して矩形フ
レームが形成されている。縦材２３には、案内棒２２間
の中央であってハウジング１および制御円板４の方に、
従って案内棒１３と平行に延びるようにピボットキャリ
ア２４が形成されている。第２図および第３図に示すよ
うに、ピボットキャリア２４に固着されたピン２５がカ
ム従動転輪２６を支承する。カム従動転輪２６が転動す
るカム路２７は、カム路１６の外側であって制御円板４
のハウジングとは逆の側に、中心線２を中心とする円環
状に形成されており、その周面から軸方向に突出した部
分を有する（第４図参照）。

−方を第２図に示し、また他方を第３図に示した摺動機
構の両（端）位置間で制御円板４は９０゜回転する。第
２図に示した静止位置または出発位置のときに摺動部材
対９．１０と１９．２０は離反することなく互いに近接
する。そして各対の摺動部材が正反対でかつ互いに離れ
る方向に移動すると、中心線２を中心とする開口１２は
その最大値となる。それに応じて転輪１５はカム路１６
のうちの中心線２との半径方向距離が最大となる部分１
６ａに位置する（第４図）。この時点で制御円板４を回
転するとカム従動転輪１５がまずカム路１６のうち半径
方向内向き成分を有する側部１６ｂに達し、案内棒１３
は連続して移動し、すべての摺動部のあご９．１９を駆
動する。それに応じて、三角形切欠き部１１．２１によ
り形成される開口１２が小さくなり、開口１２に通され
たケーシングが締付けられ、同時にその充填物が排除さ
れる。

制御円板４を更に回転するとカム従動転輪２６がカム路
２７の軸方向に突出した部分２７ａに達しく第４図）、
あご１９および摺動板２０から成る、ハウジングから遠
い方の摺動部材対は案内棒１３上を軸方向に摺動して他
方の摺動部材対（あご９および摺動板１０）から離反す
る。こうして摺動部材対間を延びたケーシング結紮部に
通常の如く１個または２個のシールを取付けることがで
きる。この状態を第３図が（ケーシング結紮部を省略し
て）示し、その際開口１２が最小値を有することを認め
ることができる。制御円板４を更に９０°回すと摺動機
構は再びその出発位置（第２図）に達し、作業サイクル
が終了する。

あご１９および摺動板２０から成る第二摺動部材対の第
２図に示した出発位置への帰還は、カム従動転輸２６及
びカム路２７の協働により強制されるのでなく、適当な
方法で、例えば空気圧シリンダにより実行することがで
きる。このシリンダは、例えば案内棒１３の自由端に配
設され、制＜１’Ｊ円板４の各第二の四分の一回転の範
囲内でカム従動転輸２６がカム路２７の「より低い」範
囲に達するとあご１９に対し作用する。

制御円板４に形成したカム路１６および２７を第４図が
示す。カム路１６はいわば制′４：ＥｉＩ　ＦｒＪ板４
の主平面を延びかつ中心線２との距離が異なる部分（例
えば１６ａと１６ｂ）を有するのに対し、カム路２７は
中心′＋！Ａ２を中心に環状に、つまり軸キ、象から等
距離で延び、その部分２７ａは他方の部分に対し、つま
り前記主平面に対し軸方向にずれている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、摺動部材用の制御駆動部の構造的浪費
、従って同時にその作業サイクル中に運動する質量によ
る構造的浪費を著しく残少させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は分割装置の斜
視図、第２図は例えば充填操作中に摺動部材が静止位置
にあるときを示す第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は摺
動部材が閉（締付け）位置および離反位置にあるときを
示すやはり第１図のＡ−Ａ線断面図、第４図はカム路を
有する制御１９円板の斜視図である。 なお図面に用いた符号において、 １−−−−−−・−・・・−・−ハウジング３−・・−
・−−−−−一−−−−−−−−開口４−・−・−・・
−・−・−制御円板 １０．２〇−摺動板（摺動部材） １２・・−一−−−−−−−−−−−開口１３・−・・
−−−−−−一−−−−案内棒１６．２７・・−カム路 である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、管状ケーシングの軸線に関して対称的に配されかつ
   互いに重なり合って対向摺動可能な一対の摺動部材が、
   互いに対向するほぼ三角形状の切欠き部を夫々有し、 周期的に駆動される制御円板がその軸線を中心に回転し
   、この回転の間に伝動部材を介して前記摺動部材が、閉
   工程と開工程とから成る作業サイクルを実施することが
   でき、 充填された前記管状ケーシングを締付けると共に充填物
   を軸方向に排除して形成した前記管状ケーシングの結紮
   部に少なくとも１つのシールを取付けることができるよ
   うにする、軟質管状ケーシングに詰めた細分可能な充填
   物を分割包装品に分割するための装置において、 前記制御円板（４）が円環状に構成されると共にその回
   転軸（２）が前記管状ケーシングの軸線と一致するよう
   配置され、 前記伝動部材が前記摺動部材（９、１０）に固着され、
   かつ前記制御円板（４）に設けられた無端カム路（１６
   ）により直接案内されるカム従動部材（１５）で構成さ
   れていることを特徴とする装置。 ２、閉状態のときに軸方向の互いの間隔を広げることの
   できる２対の対向摺動可能な前記摺動部材を有する装置
   であって、他方の摺動部材対に対して前記軸方向に離反
   可能な前記摺動部材対（１９、２０）が、前記制御円板
   （４）に設けられた別の無端カム路（２７）により直接
   案内されるカム従動部材（２６）を有することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３、前記摺動部材（９、１０）の摺動運動に寄与する前
   記カム路（１６）が前記制御円板（４）の回転軸（２）
   から異なった半径方向距離を有するとともに、摺動部材
   対の離反運動に寄与する前記カム路（２７）が前記制御
   円板（４）の主平面から前記軸方向に異なった距離を有
   することを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の装
   置。 ４、前記カム従動部材が、前記摺動部材で支承されかつ
   前記カム路（１６、２７）を転動する転輪（１５、２６
   ）であることを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第３
   項のいずれか１項に記載の装置。 ５、２本の平行な案内棒上を一方の前記摺動部材対が他
   方の前記摺動部材対に対し前記軸方向に相対摺動して離
   反可能な装置であって、前記２本の案内棒（１３）の軸
   線（１４）が前記管状ケーシングおよび前記制御円板（
   ４）の前記軸線（２）と同一平面上にあることを特徴と
   する特許請求の範囲第２項〜第４項のいずれか１項に記
   載の装置。 ６、前記摺動部材（９、１０；１９、２０）の前記開工
   程および閉工程を制御する前記カム従動転輪（１５）が
   、前記摺動部材を関連動作させる前記案内棒（１３）で
   支承されていることを特徴とする特許請求の範囲第５項
   に記載の装置。 ７、前記転輪（１５）が偏心転輪であり、前記摺動部材
   （９、１０；１９、２０）のストローク変更のために、
   前記案内棒（１３）をその長手軸（１４）を中心に回す
   ことによって調整可能であることを特徴とする特許請求
   の範囲第６項に記載の装置。