JPS63252166A

JPS63252166A - バル−ンカテ−テル

Info

Publication number: JPS63252166A
Application number: JP62086192A
Authority: JP
Inventors: 勉岡田
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1987-04-08
Filing date: 1987-04-08
Publication date: 1988-10-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、バルーンカテーテル、更に詳しくは、内視鏡
のチャンネルを介し・て体腔内に挿入されるバルーンカ
テーテルに関する。

［従来の技術］従来のこの種のバルーンカテーテルは、その一例を第６
図に示すように構成されていた。即ち、バルーンカテー
テル４１は、内部に管軸方向に管壁に沿って形成された
送液孔４４と送気孔４５とを有する管体のカテーテル本
体４２と、このカテーテル本体４２の先端部外周面上に
前後両端部４３ａ、４３ｂをそれぞれ気密的に接着され
た膨縮自在なパイプ状のバルーン４３と、」二足バルー
ン４３の前後両端部４３ａ、４３ｂ間のカテーテル本体
４２に穿設され、上記送気孔４５の先端部に連設された
開口部４５ａとで構成されていて、送気孔４５の基端部
（図示されず）には送気を行なうための、例えばシリン
ジ等の送気装置が接続されている。

このように構成されたバルーンカテーテル±１は、内視
鏡の処置具挿通用のチャンネルを介して体腔内に挿入さ
れ、送気孔４５を介して送気することによって鎖線４３
′で示すようにバルーン４３を膨脹させ、これを体腔内
壁に圧接させて固定し、バルーン４３の前後の体腔内を
遮断し、遮断された体腔内に上記送液孔４４より造影剤
を注入したり、薬液を注入したりするようになっている
。

［発明が解決しようとする問題点］ところが、上述したような従来のバルーンカテーテルに
おいては、バルーン４３の前後両端部４３ａ、４３ｂが
カテーテル本体４２の外周面より高くなっているため、
例えば内視鏡の鉗子起」二装置（図示されず）を通過す
る際、バルーン４３の前後両端面が上記装置に引っ掛か
ってバルーンが剥れたり、甚だしいときには取れてしま
うという欠点があった。

従って、この対策としては、従来、特開昭６１−２２８
８７５号公報に示されるように、バルーンの前後両端部
の外周面に金属の固定具を被せて固定するようにしたも
のがある。しかし、このように金属の固定具で固定する
と、金属固定具端のエッヂやパリによりバルーンが傷付
けられる恐れがある。また、米国特許ＵＳＰ３７４６０
０３号公報に開示されているように熱成形手段によりバ
ルーン端部にあたる位置を部分的（またはバルーン部分
全部）に細くするようにしたものもあるが、このように
細くすると、送気孔や送液孔を閉鎖もしくは狭小にして
しまうという不都合があった。

更にまた、特公昭６１−２４０２３号公報に示すように
、特殊な樹脂を補填すると共に特殊の技術手段で段差を
無くすようにしたものもあるが、この手段は極めて厄介
であり、特殊の技術を要するものであった。

本発明は、上述したような従来のバルーンカテーテルが
有する欠点に鑑みてなされたものであって、極めて容易
にバルーン両端部のカテーテル本体への接着部分の段差
による剥れの障害を解消したバルーンカテーテルを提供
することを目的とする。

［問題点を解決するための手段および作用］本発明は、
上記目的を達成するために、上記バルーンの前後のカテ
ーテル本体外周面に、少なくともバルーン端部の外径に
等しいか、それ以上の外径を有する環状凸部を形成した
ことを特徴とする。

［実　施　例］第１図は、本発明の第１実施例を示すバルーンカテーテ
ルの前端部および後端部を分断してそれぞれ倍率を変え
て示した断面図である。このバルーンカテーテル１は、
外套管からなる外管３とこの外管３内に管軸方向に配設
され先端で先端チップ５を介して外管３と気密的に固定
されている送液管４の二重管体からなるカテーテル本体
２と、このカテーテル本体２の先端部外周面上に前後両
端部１１ａ、ｆｌｂをそれぞれ気密的に接着されたパイ
プ状のバルーン１１と、上記バルーン１１の前後両端部
１１ａ、ｆｌｂ間の外管３に設けられていて、上記外管
３と送液管４間の空隙で形成される送気路１２と連通す
る開口部１２ａとで構成されている。

上記カテーテル本体２の外套管を形成する外管３とこれ
の内部に挿通された送液管４とは、それぞれの先端部で
Ｘ線不透過祠からなる先端チップ５を介して気密的に固
着されている。そして、上記外管３上のバルーン１１の
後端部１１ｂの後側位置の内部にはＸ線不透過材からな
るリング状の曲管６が内周面に圧接するように配設され
ており、これにより外管３には外周面より高いリング状
の第１の凸部７が形成されている。また、上記先端チッ
プ５の後端部には送液管４の先端部が嵌着される第１の
段部８と外管３の先端部が嵌着される第２の段部９とが
設けられており、第２の段部９上の外管３の外周面は、
第１の段部８上の外管３の外周面より高くなるようにし
てあり、これによって第２の凸部１０が形成されている
。このように第２の凸部１０と上記第１の凸部７とが形
成された外管３の外周面上の前後の凸部１０．７の内側
に上記バルーン１１の前後両端部１１ａ、　ｌｌｂの外
径が上記凸部１０．７の外径よりそれぞれ高くならない
ように気密的に接着固定される。このように構成された
バルーンカテーテル１においては、接着されたバルーン
１１の前後両端部の外径がそれぞれの前後のカテーテル
本体２の外径より低いので、例えば内視鏡の鉗子起上装
置（図示されず）を通過するような場合でもバルーン１
１の前後両端部が引掛かって剥れるようなことはなくな
る。

なお、カテーテル本体２の後端部には、第１図に示すよ
うに、固定部材１３．送液口金１４．送気口金１５を介
して、上記送液管４．送気路１２にそれぞれ送液、送気
する送液装置、送気装置（図示されず）が接続されるよ
うになっている。

次に、このように構成されたバルーンカテーテル上の作
用を第２．３図に基づいて説明する。バルーンカテーテ
ル１は第２図に示すように、内視鏡１６のチャンネルを
介して体腔内に挿入され、例えば十二指腸乳頭１７ａか
ら胆管１８内に挿入される。次いで、バルーン１１は」
二足送気ロ金１５（第１図参照）に接続する送気装置（
図示されず）により送気されることによって図示のよう
に所定の形状に膨脹し、十二指腸乳頭１７ａの切開部１
９を閉鎖する。このようにＵ部を閉鎖された胆管１８内
に、カテーテル本体２の送液管４を介して上記送液口金
１４に接続された送液装置（図示されず）により、例え
ば造影剤等を注入して、胆管１８を造影する。また、バ
ルーンカテーテル１は上述したような造影剤や薬液等を
注入する場合の他に、第３図に示すように、胆管１８内
に挿入した後、バルーン１１を膨脹させた状態で矢印方
向に引くことによって、胆管１８内の胆泥、胆石２０等
を十二指腸１７内に引き出し、これを***させることが
できる。

以上のように、体腔内に挿入され、種々の操作が行なわ
れる場合においても、バルーンカテーテル上は、上述し
たようにバルーン１１の前後端部の外周面が側近のカテ
ーテル本体２の第２．第１の凸部１０．７の外周面より
低くなっているので引っ掛って剥れるようなことはない
。また、先端チップ５，５管６がＸ線不透過材で形成さ
れているので、Ｘ線透視下でバルーン１１の位置か正確
に確認できる。更に５管６は外管３に内設されているの
で第１の凸部７で体腔壁を傷付けるようなこともない。

第４図は、本発明の第２実施例を示すバルーンカテーテ
ルの先端部の断面図である。本実施例におけるバルーン
カテーテル２１は、上記第１図のバルーンカテーテル１
とほぼ同様に構成されているので、同一構成部材につい
ては同一符号を付すに止め、その説明は省略する。本実
施例のバルーンカテーテル２１においては、カテーテル
本体２の外管３と送液管４とが先端部で直接一体内に固
着されており、外管３の上記第１図のバルーンカテーテ
ル１における第１．第２の凸部７，１０に相当する位置
にはリング２３．２２が内設され、それによって第１．
第２の凸部２４．２５が形成されるようになっている。

このように構成された本実施例のバルーンカテーテル２
１においても、］二２第１図のバルーンカテーテル１と
全く同様に接着されたバルーン１１の前後両端部１１ａ
、ｌｌｂの外径がそれぞれカテーテル本体２の外径より
低くなるようになっているので体腔内挿入に際してバル
ーン１１の前後両端部が引っ掛かってバルーン１１が剥
れるようなことはなくなる。

第５図は、本発明の第３実施例を示すバルーンカテーテ
ルの先端部の断面図である。このバルーンカテーテル３
１においては、上記第４図のバルーンカテーテル１１に
おける第１．第２の凸部２４．２５に相当する凸Ｍ３２
，３３がリング等を内嵌させることなく外管３と一体的
に成形加工によって形成されている点において異なって
いる。

また、その作用、効果も上記バルーンカテーテル２１と
変わる所が無く、品質の安定性と生産性は一段と向上す
る。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、バルーンの両端
部の外径がカテーテル本体の外径より低くしであるので
、例えば内視鏡の鉗子起上装置を通過する際等にも、バ
ルーンの両端部が」二足装置に引掛かってバルーンが剥
れたり、破れたり、また取れてしまうという恐れは全く
なくなる。また、凸部はカテーテル本体の全長において
部分的に設けられるので、カテーテル本体全体が硬くな
ることもない。

更に上記先端チップ、曲管、リング等をＸ線不透過材で
形成しであるので、Ｘ線透視下におけるバルーンの位置
が正確に確認でき、従来のこの種のバルーンカテーテル
の欠点を解消したバルーンカテーテルを提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例を示すバルーンカテーテ
ルの断面図、第２図、第３図は、上記第１図のバルーンカテーテルの
作用を説明するための使用態様図、第４図は、本発明の
第２実施例を示すバルーンカテーテルの先端部の断面図
、第５図は、本発明の第３実施例を示すバルーンカテーテ
ルの先端部の断面図、第６図は、従来のバルーンカテーテルの一例を示す先端
部の断面図である。１．２１．３１・・・・・・・・・バルーンカテーテル
２・・・・・・・・・カテーテル本体４・・・・・・・・・送液管（流体管路）７・・・・・
・・・・第１の凸部（環状凸部）１０・・・・・・第２
の凸部（〃）１１・・・・・・バルーン１２・・・・・・送気路（流体管路）発４図発６図手　　続　　補　　正　　書　（自発）昭和６２年　６
月１８０１、事件の表示　　　　　昭和６２年特許願第０８６１
９２号２、発明の名称　　　　　バルーンカテーテル３
、補正をする者事件との関係　　特許出願人所在地　　　　　東京都渋谷区幡ケ谷２丁目４３番２号
名　称　　　　　（０３７）　　オリンパス光学工業株
式会社４ｏ代理人住　所　　　　　東京都巴田谷区松原５丁目５２番１４
号５、補正の対象「明細書の特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄
、図面の簡単な説明の欄」６、補正の内容（１）別紙の通り、特許請求の範囲を改めます。（別　　　　　紙）（２）明細書第９頁第９行中に記載のｒ２４．２５Ｊを
、ｒ２５．２４Ｊに訂正します。（３）同　第１Ｏ頁第３行初頭に記載のｒ２４．２５Ｊ
を、ｒ２５，２４Ｊに訂正します。（４）同　第１Ｏ頁第３行中に記載のｒ３２．３３Ｊを
、ｒ３３，３２Ｊに訂正します。（５）同　第１１頁第１８行初頭に記載の「７・・・・
・・・・・」を、ｒ７．２５．３３・・・・・・・・・
」に訂正します。（８）同　第１１頁第１９行初頭に記載の「１０・・・
・・・・・・」を、ｒｌＯ，２４，３２・・・・・・・
・・」に訂正します。「２、特許請求の範囲

Claims

【特許請求の範囲】

　送気用および送液用の流体管路を管軸方向に有するカ
テーテル本体と、このカテーテル本体の外周面上に、前
後端部を固定されて配設されていて、送気によって膨脹
し吸気により収縮するバルーンとを具備してなるバルー
ンカテーテルにおいて、上記バルーンの前後のカテーテ
ル本体外周面に、少なくともバルーン端部の外径に等し
いか、それ以上の外径を有する環状凸部を形成したこと
を特徴とするバルーンカテーテル。