JPS63247589A - 溶融金属を収容するためのタンディツシュもしくは鋳造用取鍋およびそのライニング形成方法 - Google Patents

溶融金属を収容するためのタンディツシュもしくは鋳造用取鍋およびそのライニング形成方法

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JPS63247589A
JPS63247589A JP28408186A JP28408186A JPS63247589A JP S63247589 A JPS63247589 A JP S63247589A JP 28408186 A JP28408186 A JP 28408186A JP 28408186 A JP28408186 A JP 28408186A JP S63247589 A JPS63247589 A JP S63247589A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液状の鋼のような溶融金属を収容するための
冶金容器の内側を保護するためのライニングに関する。
本発明は、上記のタイプの内部保護ライニングを形成す
る方法にも関する。
本発明による内部ライニングによって保護することが望
まれる冶金容器としては鋳込用取鍋、タンディツシュ、
あるいはスラグ容器等がある。
〔従来の技術〕
通常、上記のタイプの冶金容器は、マグネシア、アルミ
ナまたはアルミノけい酸塩、あるいは耐火セメントの煉
瓦のような耐火材料のライニングを具備した鋼製外皮殻
を有する。
鋳造作業の終了時には、溶融金属を収容していた容器の
内側に残留する残滓を除去する必要がある。この残滓は
耐火材料のライニングに対して強い腐食作用を有してお
り、その結果ライニングは時間の経過に伴って損耗し、
限られた使用期間の後に交替されなければならない。し
かしこの交替作業は煩雑でかつ費用がかかる。
腐食損耗に対する保護を施した冶金容器の永久耐火ライ
ニングを提供する解決策は既に多数提出されている。
フランス特許第2,316,027号は、永久耐火ライ
ニングと溶融金属との間に焼結性要素(通常この要素は
プレート状で提供される)を挿入することによって、溶
融金属移動用の容器あるいは取鍋の内側全体を保護する
ことを主張している。
フランス特許第2,393.637号は類似した保護を
記載しており、この保護は液状の鋼と接触して焼結し得
る組立式耐火断熱要素を利用する場合としない場合があ
るが、この要素はこの要素と実質的に同一の組成物を塗
布することによって永久耐火ライニングに結合されてい
る。
フランス特許第2,451,789号においては、冶金
容器の永久耐火ライニングは、該永久耐火ライニングと
液状の鋼に接触する内部ライニングとの間の比較的圧縮
性のある層によって保護され、該圧縮性のある層は粘結
剤で塗布された有機および/または無機繊維の基材によ
って形成されている。
西ドイツ特許出願第2,010,743号において主張
されているもう一つの解決策は、液状の鋼と接触する損
耗性ライニングの断熱係数を増加させるために、組立式
要素の下方および背後に非凝集性の砂を取り入れること
から成る。
既出のフランス特許第2.393.637号は、ライニ
ングされるべき壁面との間に均一な空間を残すようなモ
ールドによって前記の組成物を塗布、投射、または挿入
することの可能性も記載しており、この場合に該組成物
は詰め込みおよび/または吹き込み、吸引または振動に
よって該均−な空間の中に導入される。
これら全ての解決策は多くの欠点を伴っている。
プレートあるいは組立式要素から成る内部保護ライニン
グは比較的費用がかかり且つ設置が複雑である。更に、
通常このプレートあるいは組立式要素は引き続いて行な
われる鋳造作業に対して5〜6回以上の抵抗性は付与し
ない。
溶融金属の水素汚染を回避するためには、場合によって
はライニングプレートを600℃以上の温度にまで予熱
してライニングプレートに含有される湿分および有機化
合物を除去する必要がある。
プレートあるいは組立式要素は予熱中に熱の作用でゆが
む傾向があり、それによって板あるいは要素の結合部の
間に間隙が形成され、その結果溶融金属がこの間隙を通
って漏出して永久耐火ライニングに達する恐れが強い。
この状態はプレートと永久耐火ライニングとの間に形成
された間隙が砂のような粉末状材料で充填されている場
合には更に悪くなる。現実に、この粉末状材料は、熱の
作用でゆがんだプレート間に形成された間隙を溶融金属
が流通するときに、この溶融金属を汚染する恐れが強い
。更に、溶融金属は間隙を通って漏出することによって
粉末状材料と混合して塊を形成し、この塊が永久耐火ラ
イニングと強く付着する結果、この永久ライニングの清
浄化が非常に困難になる。
フランス特許第2,393.637号に記載されている
投射あるいは噴霧式被覆によって形成される単層内部ラ
イニングは耐火性無機粒子と無機または有機粘結剤との
混合物から得られ、上記プレートその他の組立式要素の
欠点を伴わない。
このタイプの内部ライニングは、無機粒子がこの内部ラ
イニングから離脱して溶融金属を汚染しないように、溶
融金属と接触して必ず焼結しなければならない。
上記の焼結過程は漸進的に起き、溶融金属と内部保護ラ
イニングとがある期間接触した後に該ライニング全体が
焼結されるので、次の二つの欠点を生ずる。
一第一に、内部保護ライニング全体が焼結されたときに
、このライニングの断熱能力はかなり低下しており、そ
の結果溶融金属の冷却の危険が潜在的に存在する。
一第二に、内部ライニング全体が焼結したときに、焼結
したライニング全体が永久耐火ライニングに付着して後
者の清浄化が非常に困難になる。
上記二つの理由から、内部保護ライニングを完全に焼結
させてはならない。そうすれば、鋳造作業の終了時に、
単に冶金容器を転倒させることによって冶金容器の内壁
から該内部ライニングを一体として離脱させることがで
きる。
したがって該保護ライニングは数回の鋳造作業にのみ使
用でき、そのため頻繁に交替されなければならない。交
替は比較的費用を要し且つ鋳造作業の中断を来たすので
やはり経済的観点から好ましくない。
フランス特許第2.338.100号においては、焼結
した内部ライニングと永久耐火ライニングとの間の付着
の危険を制限する可能性を提供するために、焼結性内部
ライニングと永久耐火ライニングとの間に紙基材を有す
る材料を配置することが提案されている。しかし、この
材料は熱の作用の下で急速に炭化し、結局実際には上記
の機能を果すことができない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記公知解決策の欠点を克服することを目的
とし、そのための内部保護ライニングを提供し、該内部
保護ライニングは高価でなく、設置が容易であり、引き
続き行なわれる多数回の鋳造作業に対する耐火性を有し
、高い予熱温度に損傷を受けずに耐え、引き続き行なわ
れる多数回の鋳造作業中に高い断熱能力を維持すること
を可能とし、内部保護ライニングと冶金容器壁との間の
付着の危険に対して効果的に保護することによって鋳造
作業の終了時の容器の清浄化を大巾に促進する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、溶融金属を収容するための冶金容器
の内部を保護する機能を有する内部のライニングであっ
て、粘結剤で塗布された耐火性無機粒子の基材を有する
材料で形成されたライニングは、少なくとも下記の二つ
の層、 −該冶金容器内に収容された溶融金属の熱の作用の下で
層全体に亘って焼結するような組成および粒子寸法の耐
火性無機粒子を有する層、および −該第−の層が完全に焼結したときにも、第二の層が破
砕性を維持するために焼結しないあるいは部分的にのみ
焼結するような組成および粒子寸法の耐火性無機粒子を
有する第二の層、によって本質的に構成される。
本発明による内部保護ライニングはこのように少なくと
も二つの異なる層で構成される。これら二つの層の第一
の層は溶融金属と接触した状態で漸進的に焼結する。長
期間の接触の後に、たとえば引き続き行なわれた鋳造作
業の後に、該第−の層は全体に亘って焼結される。
第二の層は、第一の層が完全に焼結したときにも破砕性
を維持するように、焼結しないかあるいは部分的にのみ
焼結する。したがって、該第二の層が永久耐火ライニン
グと接触しているときに、該第二の層は該耐火ライニン
グに付着しない。その結果、第一の層が完全に焼結した
ときにも、内部保護ライニングと耐火ライニングとの間
の付着の危険は回避される。それによって達成される成
果として、鋳造作業の終了時に行なう冶金容器の内側の
清浄化が非常に容易な作業となり、鋳造の進行中あるい
は清浄化の時に該容器の耐火ライニングが損傷しにくい
耐火ライニングの焼結がそれ自体の断熱性に悪影響を及
ぼすことも公知である。第二の層が焼結しないかあるい
は部分的にのみ焼結するから、第一の層が完全に焼結し
、その結果断熱能力の低下も起こしたときにも、該第二
の層は十分な程度の断熱性を確保し続ける。
一方が焼結性であり他方が部分的焼結性あるいは非焼結
性である二つの層を組み合わせたことによって、冶金容
器の耐火ライニングの耐用寿命を相当延長することがで
き、したがって過度に長く頻繁な、またその結果大きな
コスト的不利益を生ずる鋳造の中断を回避することが可
能となる。
したがって、驚異的な点として、本発明による二層保護
ライニングの耐用寿命は、全体に亘る焼結性を有する単
一層で形成され且つ本発明による二層保護ライニングと
厚さが等しい保護ライニングよりも明らかに長い。
焼結は二つの無機粒子間に結合を生ずる物理化学的現象
である。焼結過程はこれらの粒子の融点よりも明らかに
低い温度で起こる。この過程の促進は、本発明による保
護ライニングの上に溶融金属によって負荷される高い圧
力によって、また、非常に微細な粒子、フラックスがこ
のライニング内に存在することによって(フラックスは
他の耐火性粒子よりも融点が低い無機粒子によって構成
されている)、および、無機粒子を互に非常に近接して
位置させるために粘結剤の比率をできるだけ低くするこ
とによって行なわれる。
更に本発明による内部保護ライニングの形成方法におい
ては、異なる層を、形成される層の固相成分を含有する
スラリーを使用して引き続いて塗布し、該固相成分は液
体の重量の3〜30wt%の比率でエチレングリコール
アルコールおよび/または水のような液体と混合されて
おり、該スラリーの密度は0.8〜3.5 kg / 
dm3の範囲内で層に応じて変化し、該塗布の後に政界
なる層が乾燥される。この乾燥は自由水分の除去のため
に100〜200℃の範囲内の温度で行なわれる。場合
によっては、溶融金属の水素汚染の防止の観点で、政界
なる層が組成水および/または結晶水の除去のために6
00/1450℃の範囲内の温度で予熱される。
スラリーの塗布は投射および/または噴霧によって行な
うのが望ましいが、型込め、噴射法、振動、重力塗型、
ごて塗り等の適当な機械的手段によって行うこともでき
る。
本発明による方法は極めて経済的であり、且つ異なる組
成を有する層を連続させて塗布するのに完全に適してい
る。
〔実施例〕
本発明のその他の特徴を、以下の説明を考慮することに
よって当業者にとって更に明確にする。
本発明の内部保護ライニングの横断面図である添付図を
参照する。ここに説明する実施例においては、保護ライ
ニングは重ねられた三つの層がら成り、タンディツシュ
として公知の中間鋳込容器の内部に適用され内部に配置
されている。
図に示した実施態様においては、液状の鋼を収容するた
めのタンディツシュは鋼製外皮殻1を有し、鋼製外皮殻
1の内面には耐火煉瓦2で構成された永久耐火ライニン
グが設けられている。
該永久耐火ライニング上に、内部保護ライニングがスラ
リー状態で塗布される。図示した実施例においては、該
保護ライニングは三つの層3,4゜5から作られている
溶融金属がタンディツシュ内に注入されているときにこ
の溶融金属と接触することになる内層3は、有機および
/または無機粘結剤によって結合された耐火性無機粒子
の混合物によって形成されている。
この耐火性無機粒子の組成および有効寸法は、粒子力q
容量金属と接触して凝集塊を形成するように焼結できる
、換言すれば融合できる組成および寸法である。
溶融金属と接触して起こる粘結は非常に漸進的に進行し
、通常は、最終的に層3の厚さ全体に達する、換言すれ
ば該層全体に亘って焼結が完了する接触期間の最後は数
時間にあるいは数回の鋳造操業の後に対応する。
該層3の厚さが大であれば、該層の焼結がその全体に亘
って完了するのに要する時間が長くなることは非常に明
白である。該層3の厚さは通常は1〜1Qcn+の範囲
内である。
中間層4も、有機および/または無機粘結剤によって結
合された無機粒子の混合物によって形成されている。こ
の粒子の組成および有効寸法は、内層3がその全体に亘
って焼結を完了しても該層4が破砕性を維持できるよう
に単に部分的に粒子が焼結するような組成および寸法で
ある。該層4の厚さは通常は層3の厚さと同程度である
層5は耐火煉瓦2のライニングと直接接触している。該
層5も、有機および/または無機粘結剤によって結合さ
れた耐火性無機粒子の混合物によって形成されている。
しかし、他の層3および4とは異なり、層5は焼結性が
ない。したがって、該層を初期に粘着させていた有機ま
たは無機粘結剤が熱の作用で破壊されたときには、該層
5は粉末状になり耐火煉瓦2のライニングにはもはや凝
着しない。
層3および4は、それぞれ焼結性および部分的な焼結性
があり、望ましい重量組成は以下のとおりである。
一鉱物粘結剤(たとえばほう素および/またはほう酸お
よび/または粘土および/または一種または多種のけい
酸塩および/またはアルミニウム含有セメントおよび/
またはりん酸塩セメントおよび/またはマグネシア・セ
メントおよび/または有機粘結剤および/または合成粘
結剤(たとえばフェノール樹脂のような合成接着剤>−
−−・−・−−−−−一一−−−−−−・・−−−−−
一−・・−−−−−−−−0,3〜15%、−粒状およ
び/または繊維状の耐火性無機粒子(たとえばクロムマ
グネシアおよび/またはマグネシアおよび/またはマグ
ネシアけい酸塩および/またはアルミナおよび/または
ジルコンおよび/またはジルコニアおよび/またはシリ
カー−−−−−・−−−−−一−・・−−−−−−一・
・−−−−−一−−−・−−−−−−−−−−−70〜
99.7%、−繊維状および/または粒状の有機粒子お
よび/または炭素含有材料−−−−−・−・−・−・・
−0〜28.7%、−界面活性剤化合物−−−−−−一
−−−−−−−−−=−〜−−−−0〜5%。
層3および4の焼結性の強弱は、耐火性無機粒子の組成
の特徴、粒子の有効寸法、鉄酸化物またはアルカリ金属
またはアルカリ土類金属の炭酸塩の存在の有無、および
粘結剤の含有量パーセントに依存する。
層3が溶融金属と接触して確実に完全に焼結するために
は、耐火性無機粒子を多量に含有する組成を採用するこ
とが望ましい。この粒子の重ffl ?Et度は70〜
99.7%の範囲内であることが望ましく、粒子の寸法
はO〜4鰭の範囲内であることが望ましい。このことか
ら必然的に寸法の極めて小さい粒子がかなりの個数で存
在することになり、そのことが焼結過程に好ましい効果
を生ずる。
中間層4は、完全焼結性層3よりも少ない割合で耐火性
無機粒子を含有する。この割合は75〜95wt%の範
囲内であることが望ましい。有効寸法あるいは粒子直径
はO〜3龍の間であることが有利であり、0.25〜2
.5mmの間であることが望ましく、その結果直径0.
5 n未満の非常に小さい粒子はこの組成中には存在せ
ず、それによって焼結過程が制限される。このようにし
て、層3が全体に亘って完全に焼結しても、該層4は部
分的にのみ焼結することによって破砕性あるいは脆性を
残留させる。
該中間層4が部分的にのみ焼結するので、該中間層はそ
の断熱性を維持し、その結果、内層3が完全に焼結して
初期の断熱性を失なっても、溶融金属の冷却を防止する
ことができる。
永久耐火ライニング2に隣接する層5は、65〜96w
t%の耐火性無機粒子を含有することが望ましく、この
粒子の直径はO〜5mmの範囲内であることが望ましい
。外層5は、耐火性無機粒子の濃度が低いので、また、
断熱性中間層4によって焼結性層3と隔離されているの
で、熱の作用の下で焼結せず、したがって、初期に層5
の凝集を確保していた粘結剤が破壊した後は、層5は凝
集性を全く失って粉末状になる。したがって、引き続き
何回も鋳造作業を行なった後を考えると、本発明の内部
保護ライニングは十分に減耗しており、新しいライニン
グと交替することになるが、そのために必要な操作は簡
単である。すなわち、永久耐火ライニング2に隣接する
層5が粉末状であるため、該永久ライニングと保護ライ
ニングとの間には全く付着性がなく、その結果保護ライ
ニングを一体として永久ライニングから極めて容易に、
単にタンディツシュを上下逆さまに転倒させることによ
って取りはずすことができる。
したがって、本発明による保護ライニングは、jBに永
久耐火ライニング2を効率良く保護するだけでなく、タ
ンディツシュの内部を極めて容易に、i、j;浄化する
ことも可能とする。
本発明による方法を行なって前記の三つの層3゜4.5
を有する保護ライニングを形成するために、これらの層
は各層の固相成分を含有するスラリーの状態でタンディ
ツシュの壁に塗布され、該固相成分は水および/または
油のような液体と、液体の重量の3〜30%の比率で混
合されている。アルコールも適している(たとえばエチ
レングリコール)。
スラリーは塗布されたときに流れないペーストのような
十分な粘性を持たなければならない。
塗布されるスラリーの密度は層3,4.5によって0.
8 kg / di’ 〜3.5 kg / da+3
の間で変化し、内層3の密度は中間層4の密度より大き
く、中間層4の密度は耐火ライニング2に隣接する層5
の密度より大きい。
このようにして塗布された53,4.5は100〜20
0℃の範囲内の温度で乾燥される。乾燥手段は、たとえ
ば火炎乾燥および/または高温空気吹き付け、あるいは
タンディツシュ内にあり且つタンディツシュを閉じるカ
バーに取り付けられた電′気抵抗加熱器である。乾燥を
行なうことによって、異なる各層を形成するスラリーか
ら自由水分を除去することができる。
場合により溶融金属の水素汚染の危険に対して防御する
ために、層3.4.5から有機成分の全てと組成水およ
び結晶水の全量を除去することは有用である。そのため
に、113.4.5は600〜1450℃の範囲内の温
度で予熱される。
この高温では、層3,4.5の初期の凝集のために用い
られた無機および/または有機粘結剤は分解する。高温
へのこの加熱は内層3の部分的焼結作用を有する。この
部分的焼結過程は、保護ライニング全体としての凝集を
開腹させることができる。この凝集の結果、保護ライニ
ングからの無機粒子の脱落が防止されて、溶融金属はタ
ンディツシュ内に注入されるときに汚染されなし)。
本発明による保護ライニングの内層3と類似した組成を
有する焼結性単層型の従来の塗布ライニングに比較して
、本発明のライニングは同一の合計厚さに関して予期し
ない技術的利点を発揮する。
まず第一点として、本発明による保護ライニングは、焼
結過程が実際上内層3を越えて継続せずしたがって永久
耐火ライニング、2に達し得ないので、耐用寿命が明ら
かに長い。
第2点として、中間層4が部分的にのみ焼結し、また永
久耐火ライニング2に隣接する層5が全く焼結しないか
ら、これらの層4および5は優れた断熱性を確保してお
り、それによってタンディ・ノシュ内にある溶融金属の
冷却を防止する。
第3点として、永久耐火ライニング2に隣接する層5が
焼結せずに粉末状になるから、また該層5が該永久ライ
ニングに対する付着力を全く持たないから、鋳造作業の
終了時の保護ライニングの除去が極めて容易にできる。
したがって、永久耐火ライニングに付着した凝固塊を除
去しようとして空気圧ドリルのような工具を使うことに
よって該永久耐火ライニングを損傷する危険がない。
本発明が上記構造の実施例に限定されないことは明白で
ある。したがって、本発明の範囲あるいは趣旨を逸脱し
ない多数の変更が考えられる。
このことから、本発明の筒車化した実施態様においては
、層が少なくとも二層となるように層4および5の一方
を省略してもよい。
焼結性内層3が非焼結性層5によって永久耐火ライニン
グ2から分離されている場合には、やはり該層5と永久
耐火ライニング2との間で付着が起きる危険はない。し
かし、これら二つの層による断熱能力は三つの層を有す
る保護ライニングの場合よりも明らかに低い。
焼結性内層3が、部分的にのみ焼結する結果破砕性を残
す層4によって、永久耐火ライニング2から分離されて
いる場合には、該層4と耐火ライニング2との間で付着
が起きたとしてもそれは軽微な付着である。
更に、保護ライニングが三層から作られている場合に、
非焼結性5を焼結性層3と部分的焼結性層4との間に配
置することが可能である。
更に、保護ライニングから発した無機粒子によって溶融
金属が軽微な汚染を受けることが許容されるべき場合に
は、焼結性層3を非焼結性層5と部分的焼結性層4との
間に配置することによって層3と4を逆転させることが
できる。
また、本発明による方法によって焼結性層3の余厚部7
を、溶融金属の表面に浮かぶ浮遊スラグ6の帯域に対向
させて塗布することも可能である。
この余厚部7は、層3と同時に焼結するために層3と同
一組成を有することができる。該余厚部7は、本発明に
よる内部ライニングによって提供される保護を、タンデ
ィツシュの最も損傷を受けやすい帯域であるスラグ帯域
において向上させる。
上記余厚部7は、より強力にスラグから保護するために
、層3とは異なる組成を有することもできる。したがっ
て、この余厚部7を形成する層の組成は、ジルコンおよ
び/またはジルコニアおよび/またはカーボンおよび/
またはシリコン・カーバイドのような材質の高耐火性粒
子を含有することができる。
直ちに理解されるように、タンディツシュのその他の位
置においても、タンディツシュ上方に位置する鋳込用取
鍋から注入される溶融金属流の衝撃を受ける帯域内で部
分的に保護ライニングの厚さを増加することもできる。
実際の経験から、異なる各層をごて塗りあるいは造型に
よって塗布することも可能であることがわかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のライニングを行なった冶金容器の断面
図である。 以下余白 纂上図 手続補正書く方式) 昭和63年5月1日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 ■、事件の表示 昭和61年特許願第284081号 2、発明の名称 冶金容器の内側を保護するためのライニングおよびライ
ニング形成方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 名fホ  ドーサン エ コンパーニュ4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号静光
虎ノ門ビル 電話504−07215、補正命令の日付 6、 補正の対象 明細書 7、補正の内容 明細書の浄書(内容に変更なし) 8、添附書類の目録 浄書明細書      1通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融金属を収容するための冶金容器の内部を保護す
    るための内部のライニングであって、粘結剤で塗布され
    た耐火性無機粒子の基材を有する材料で形成されたライ
    ニングにおいて、少なくとも下記の二つの層、 −該冶金容器内に収容された溶融金属の熱の作用の下で
    層全体に亘って焼結するような組成および粒子寸法の耐
    火性無機粒子を有する層(3)、および −該第一の層(3)が完全に焼結したときにも第二の層
    が破砕性を維持するために焼結しないあるいは部分的に
    のみ焼結するような組成および粒子寸法の耐火性無機粒
    子を有する第二の層(4あるいは5)、 によって構成されるライニング。 2、耐火材料の永久ライニング(2)を具備する冶金容
    器のための内部保護ライニングにおいて、少なくとも下
    記の二つの層、 −前記溶融金属と直接接触するための内層(3)であっ
    て該溶融金属と接触して該内層(3)全体に亘って焼結
    することができる内層(3)、および−該内層(3)に
    よって覆われた層(4あるいは5)であって、該溶融金
    属と接触している該内層(3)が全体に亘って焼結した
    ときにも粉末状になりあるいは破砕性を維持する非焼結
    性材料で形成された層(4あるいは5)、 によって構成される特許請求の範囲第1項記載のライニ
    ング。 3、内部保護ライニングにおいて、下記の三つの層、 −前記溶融金属と直接接触するための内層(3)であっ
    て該溶融金属と接触して該内層(3)全体に亘って焼結
    することができる内層(3)、 −該内層(3)によって覆われた層(4)であって、該
    溶融金属と接触している該内層(3)が全体に亘って焼
    結したときにも部分的にのみ焼結して破砕性を維持する
    材料で形成された層(4)、および−耐火性永久ライニ
    ングと直接接触している層(5)であって、熱の作用の
    下で粉末状になる非焼結性材料で形成された層(5)、 によって構成される特許請求の範囲第1項記載のライニ
    ング。 4、内部保護ライニングにおいて、下記の三つの層、 −前記溶融金属と直接接触するための内層であって該溶
    融金属と接触して該内層全体に亘って焼結することがで
    きる内層、 −該内層によって覆われた層であって、熱の作用の下で
    粉末状になる非焼結性材料で形成された層、および −耐火性永久ライニングと直接接触している層であって
    、焼結性層が全体に亘って焼結したときにも、部分的に
    のみ焼結して破砕性を維持することができる層、 によって構成される特許請求の範囲第1項記載のライニ
    ング。 5、内部保護ライニングにおいて、焼結性の前記層(3
    )および部分的焼結性の前記層(4)が重量比で下記の
    組成、 −鉱物粘結剤(粘土および/またはけい酸塩および/ま
    たはアルミニウム含有セメントおよび/またはりん酸塩
    セメントおよび/またはマグネシア・セメントおよび/
    または有機粘結剤(合成接着剤)・・・0.3〜15%
    、 −粒状および/または繊維状の耐火性無機粒子(クロム
    マグネシアおよび/またはマグネシアけい酸塩および/
    またはシリカおよび/またはアルミナおよび/またはジ
    ルコンおよび/またはジルコニア)・・・70〜99.
    7%、 −繊維状および/または粒状の有機粒子および/または
    炭素含有材料・・・0〜28.7%、−界面活性剤化合
    物・・・0〜5%、 を有する特許請求の範囲第1項記載のライニング。 6、内部保護ライニングにおいて、前記溶融金属と接触
    するための焼結性の前記層(3)が、望ましい0〜4m
    mの範囲内の粒子寸法を有する耐火性有機粒子を70〜
    99.7wt%含有する特許請求の範囲第2項記載のラ
    イニング。 7、内部保護ライニングにおいて、部分的焼結性である
    が破砕性を維持する前記層(4)が、望ましい0.25
    〜2.5mmの範囲内の粒子寸法を有する耐火性無機粒
    子を75〜95wt%含有する特許請求の範囲第2項記
    載のライニング。 8、内部保護ライニングにおいて、粉末状になる非焼結
    性の前記層(5)が、望ましい0〜5mmの範囲の粒子
    寸法を有する耐火性無機粒子を65〜96wt%含有す
    る特許請求の範囲第3項記載のライニング。 9、内部保護ライニングにおいて、前記溶融金属と接触
    して完全に焼結するための層の余厚部(7)が、該溶融
    金属上の浮遊スラグ(6)の帯域に対向して形成される
    特許請求の範囲第1項記載のライニング。 10、内部保護ライニングにおいて、余厚部(7)が前
    記溶融金属上の浮遊スラグ(6)の帯域に対向して設け
    られており、該余厚部は、該溶融金属と接触して完全に
    焼結するための内側の前記層(3)に対して塗布された
    層によって形成され、該余厚部の層は、スラグの攻撃作
    用に対する抵抗性を付与する無機粒子を含有する材料で
    形成されている特許請求の範囲第1項記載のライニング
    。 11、溶融金属を収容するための冶金容器の内部を保護
    するための内部のライニングを形成する方法であって、
    粘結剤で塗布された耐火性無機粒子の基材を有する材料
    で形成され、少なくとも下記の二つの層、 −該冶金容器内に収容された溶融金属の熱の作用の下で
    層全体に亘って焼結するような組成および粒子寸法の耐
    火性無機粒子を有する層(3)、および −該第一の層(3)が完全に焼結したときにも第二の層
    が破砕性を維持するために焼結しないあるいは部分的に
    のみ焼結するような組成および粒子寸法の耐火性無機粒
    子を有する第二の層(4あるいは5)、 によって構成されるライニングを形成する方法において
    、異なる層(5、4、3)が、形成される層の固相成分
    を含有するスラリーの状態で引き続いて塗布され、該固
    相成分は液体の重量の3〜30wt%の比率で液体と混
    合されており、該スラリーの密度は0.8〜3.5kg
    /dm^3の範囲内で変化し、該塗布の後に該異なる層
    (5、4、3)が自由水分の除去のために100〜20
    0℃の範囲内の温度で乾燥されるライニング形成方法。 12、前記異なる層(5、4、3)が組成水および/ま
    たは結晶水の除去のために600〜1450℃の範囲内
    の温度で予熱される特許請求の範囲第11項記載のライ
    ニング形成方法。
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