JPS63241804A - 透明導電性フイルム - Google Patents

透明導電性フイルム

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JPS63241804A
JPS63241804A JP7446587A JP7446587A JPS63241804A JP S63241804 A JPS63241804 A JP S63241804A JP 7446587 A JP7446587 A JP 7446587A JP 7446587 A JP7446587 A JP 7446587A JP S63241804 A JPS63241804 A JP S63241804A
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伸明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐熱性に優れた透明導電性フィルムに関する
ものである。
[従来の技術] 導電性フィルムは、大きく2つに分類される。
1つは、フィルムに導電体を練込んだもので、面方向だ
けでなく、厚み方向にも導電性がるあもの、もう1つは
、フィルムの表面に導電層を形成したものであるが、こ
れは、面方向の導電性しか付与されず、用途が制限され
る。その点、前者は、広範な用途があるが、これは、カ
ーボンブラックや、金属微粉末、導電性マイカなどの無
機系フィラーを練込んで製造される。しかし、透明性の
ないものが多く、透明性を有するものは、特開昭61−
281401に示されるように導電性マイカを使用した
ポリカーボネートフィルムやポリウレタンフィルムしか
知られていない。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、導電性マイカは形状異方性があるため、
ポリマの種類や製造方法の差で透明性、導電性に差がで
たり、更に製造方法が同じでも、製造条件でこれらの特
性が大きく変化し、品質の安定性からみて、実用化する
上で問題があった。
また、たとえ実用化されたとしても、ポリカーボネート
や、ウレタンなどの一部のポリマでしか実現できず、例
えば面状発熱体などとして使用しようとしても、耐熱性
の点で不満足なものであった。
本発明は、透明性、導電性が安定して得られ、なおかつ
耐熱性の非常に優れた信頼性の高い透明導電性フィルム
を提供することを特徴とする特許である。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミドから選
ばれた一種以上のポリマーと、導電性を有する無機フィ
ラーからなるフィルムであって、体積抵抗が10−2〜
1012Ω・cm、全光線透過率が20%以上であるこ
とを特徴とする透明導電性フィルムに関するものである
本発明の芳香族ポリアミドとは、基本構成単位−HN−
Ar1−N−HN−Ar1−N)−10を50モル%以
上含む重合体からなるものである。
ここで、Ar1、Ar2は、下記の(1)、(2)の構
造のちのをいう。
ここで、R,Xはハロゲン基、ニトロ基、C1〜C3の
アルキル基、C1〜C3のアルコキシ基、Yは−C−1
−CH2−1−0−1SO2−0p、m、nはO〜3、
aはO又は1を表わす。
ここで、Sはハロゲン基、ニトロ基、01〜C3のアル
キル基、01〜C3のアルコキシ基。qはO〜4゜ これらのうち、RやSにハロゲン(特に塩素)やアルキ
ル基(待にメチル基)などの置換基を有するポリマ、あ
るいはXやYにアルキル基や−CH2−を有するポリマ
は、ポリマ溶液中での溶解性が置換基のないものより向
上し、無機フィラーとの相性がよくなり、好ましい。例
えば、(ここでp+q≧1) (4q (ここでq=o〜4) (ここでq=o〜4) などを50モル%以上含むポリマが挙げられる。
この芳香族ポリアミドは酸クロリドとジアミンの反応、
あるいはイソシアネートとカルボン酸との反応で1qら
れる。
酸クロリドとジアミンの組合せを例にとると、小母体と
しては、酸クロリド側は、テレフタル酸クロリド、イソ
フタル酸クロリド、及びこれらの芳香核にハロゲン、ニ
トロ、アルキル、アルコキシ基を有するもの、例えば2
−クロロテレフタル酸クロリド、2−クロロイソフタル
酸クロリド、2.5−ジクロロテレフタル酸クロリド、
2−二トロチレフタル酸クロリド、2−メチルイソフタ
ル酸クロリドなどがある。また、ジアミン側は、p−フ
ェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、4.4゛
−ジアミノジフェニルケトン、3,3゛−ジアミノジフ
ェニルケトン、4,4−ジアミノジフェニルメタン、3
.4°−ジアミノジフェニルメタン、3.3’−ジアミ
ノジフェニルメタン、4,4°−ジアミノジフェニルエ
ーテル、3.3゛−ジアミノジフェニルエーテル、ベン
チジン、及びこれらの芳香核に」−記の置換基を有する
もの、例えば2−クロロ−p−フェニレンジアミン、2
−クロロ−メタフェニレンジアミン、2−メチル−メタ
フェニレンジアミン、3,3−ジメチルベンチジンなど
がある。
また、イソシアートとカルボン酸の組合せを例にとると
、イソシアネート側は、フェニレン−1,4−ジイソシ
アネート、フェニレン−1,3−ジイソシアネート、ジ
フェニルケトン−4,4°−ジイソシアネート、ジフェ
ニルメタン−4,4°−ジインシアネート、ジフェニル
エーテル−4,4゛−ジイソシアネート、ジフェニルス
ルホン−4,4−ジイソシアネート、及びこれらの芳香
核に上記の置換基を有するもの、例えばトルイレン−2
,6−ジイソシアネート、トルイレン−2,4−ジイソ
シアネート、などがある。また、カルボン酸側は、テレ
フタル酸、イソフタル酸及びこれらの芳香核に置換基を
有するものなどがある。
本発明は、上記の一般式で示される基本構成単位を50
モル%以上、好ましくは70モル%以上含むことが必要
である。上記範囲より少ないと、耐熱性が低下して、本
発明の目的を達成することができない。50モル%未満
の共重合成分は、特に限定されるものではなく、エステ
ル結合、ウレタン結合、イミド結合、複素環結合などを
含有していてもよい。なお、機械特性、耐熱性の優れた
フィルムを得るには、ポリマとしては、固有粘度(ポリ
マ0.5C1を臭化リチウム2.5wt%を含むN−メ
チルピロリドンで100m1の溶液として、30’Cで
測定した値)は0.5〜6.0が好ましい。
また、本発明の芳香族ポリイミドとは、下記(1)式の
構造単位で示されるものを主体とするものである。
ここで、R1は少なくとも1個の芳香族環を含有してお
り、かつ炭素数としては、25以下が好ましく、イミド
環を形成する2つのカルボニル基は、隣接する炭素原子
に結合している有機基である。
また、式中−R2−は、2価の有機基でおり、これは一
般式H2N −R2−N HPを有する芳香族ジアミン
に由来している。 R+  %は一般式テトラカルボン
酸成分によってもたらされる。このような芳香族テトラ
カルボン酸の代表例としては、次のようなものが挙げら
れる。
ピロメリット酸二無水物、3.3’4.4’−ビスフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6.7−ナフ
タレンジカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)エーテルニ無水物、ピリジン−
2,3,5,6テトラカルボン酸二無水物、3.3’、
4.4’ベンゾフエノンテトラカルボン酸二無水物、あ
るいはこれらテトラカルボン酸エステルなどがある。
一方、芳香族ジアミンとしては、2個のアミノ基は少な
くとも1つ以上の炭素を介して結合していることが好ま
しく、またR2としては少なくとも1個の芳香族環を含
有しており、炭素数としては25以下が好ましく、例え
ばパラキシリレンジアミン、メタフェニレンジアミン、
ベンチジン、4゜4°ジアミノジフエニルエーテル、4
,4°ジアミノジフエニルメタン、4.4′ジアミノジ
フエニルスルホン、3,3°ジメチル−4,4゛ジアミ
ノジフエニルメタン、1.5ジアミノナフタレン、3.
3°ジメトキシベンチジン、1.4ビス(3メチル−5
アミノフエニル)ベンゼンなどが挙げられる。これら酸
成分やアミン成分は各々単独または、混合して用いられ
ることは言うまでもない。
また、本発明の芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミドに
はフィルムの物性を損わない程度に、滑剤、酸化防止剤
、その他の添加剤等や、また他のポリマがブレンドされ
ていてもよい。
本発明において用いられる導電性を有する無はフィラー
としては、金属、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物
から選ばれた一種以上の粒子がある。具体例としては、
金、限、銅、鉛、スズ、アルミニウム、白金、インジウ
ム、チタン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム等の金属
及びこれらの酸化物、窒化物、炭化物か挙げられるが、
粒子安定性、導電性、さらにポリマ溶液中、フィルム中
での分散などを考慮すると金属酸化物が好まし・く、酸
化スズ、酸化インジウムがより好ましい。また、導電性
向上のために、これらの酸化物に他の金属がドープされ
ていてもよい。無機フィラーの形状は、球状、鱗状、針
状、不定形などいずれでもよく、−次位径は、透明性と
いうことから、可視光線の波長より小ざいことが望まれ
るが、これらの粒子は、粒径分布をもっており、10m
μ〜5μの範囲のものが好ましく、より好ましくは20
mμ〜2μであり、二次凝集しにくいものが好ましい。
フィラーの添加量は、目的とする導電率によって異なる
が、ポリマ100fflffi部に対して、5〜250
重問部であり、好ましくは10〜2001旧都である。
5mm部未満では、導電性が発現しなかったり、250
重量部を越えると、透明性が失われたり、フィルムの機
械特性が悪くなる。
本発明にかかるフィルムの体積抵抗は、10−2〜10
12Ω・cmである。10−2未満の抵抗を得るために
は、多量のフィラーを必要とするため、透明性やフィル
ムの機械特性が悪くなり、また1012より高いと、帯
電防止の効果さえ得られず、実用的でなくなる。より好
ましくは、10−1〜1QiQΩ・cmである。また、
表面抵抗は、10’〜1014Ω/口が好ましい。
また、全光線透過率は、20%以上であることが必要で
ある。20%未満では、もはや透明とは言えず、実用性
はない。より好ましくは40%以上である。また、ヘイ
ズは80%以下であることが好ましい。
なお、全光線透過率、ヘイズは、積分球式、光線透過率
測定装置によって求めた。
本発明のフィルムは用途によって異なるが、厚みは1〜
200μが好ましくは、より好ましくは2〜150μで
ある。
また、少なくとも一方向の250°Cの熱収縮率は、好
ましくは5%以下、より好ましくは2%以下であり、強
度と伸度は、少なくとも一方向が5kg/mm 2以上
、5%以上が好ましく、より好ましくは8kg/mm 
2以上、10%以上である。さらにフィルムの吸湿率は
、好ましく5%以下、より好ましくは4%以下である。
5%より大きいと湿度により抵抗値の変動が大きくなり
、実用上問題となることがおる。
次に、本発明の製法について説明する。本発明を達成す
るには、芳香族ポリアミドあるいは芳香族ポリイミドあ
るいはポリアミドM(ポリイミド前駆体)の溶液中に、
上記の無機フィラーを存在させ、この溶液を製膜するこ
とにより形成される。
まず、芳香族ポリアミドであるが、酸クロリドとジアミ
ンとからの場合は、N−メチルピロリドン、ジメチルア
セトアミド、ジメチルホルムアミドなどの;1ll−プ
ロトン性有機極性溶媒中で、溶液重合したり、水系媒体
をしようする界面重合などで合成される。ポリマ溶液は
、単量体として酸クロリドとジアミンを使用すると塩化
水素が副生ずるため、これを中和するために水酸化カル
シウムなどの無機の中和剤、又はエチレンオキサイドな
どの有機の中和剤を添加する。
また、イソシアネートとカルボン酸との反応は、非プロ
トン性有@極性溶媒中、触媒の存在下で行なわれる。こ
れらのポリマ溶液はそのままフィルムを成形する製膜原
液にしてもよく、またポリマーを一度単離してから上記
の溶媒に再溶解して製膜原液を調製してもよい。製膜原
液には溶解助剤として無機塩例えば塩化カルシウム、塩
化マグネシウムなどを添加する場合もある。製膜原液中
のポリマ濃度は2〜40重量%程度が好ましい。
一方、芳香族ポリイミドあるいはポリアミド酸の溶液は
次にようにして得られる。即ち、ポリアミド酸はN−メ
チルピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホル
ムアミドなどの非プロトン性有機極性溶媒中でテトラカ
ルボン酸二無水物と芳香族ジアミンを反応させて、調製
することができる。又、芳香族ポリイミドは前記のポリ
アミド酸を含有する溶液を加熱したり、ピリジンなどの
イミド化剤を添加して、ポリイミドの粉末を得、これを
再度溶媒に溶解して調製できる。製膜原液中のポリマ濃
度は、5〜40重量%程度が好ましい。
無機フィラーとポリマの練込みは次の方法が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
(1)  無機フィラーをポリマが可溶である溶媒に分
散しておいて、ポリマ溶液に加える、あるいはフィラー
分散溶液に、あらかじめ単離されたポリマを添加する。
(2)  重合前に重合溶媒にフィラーを分散させてお
いてから、重合を行なう。
(3)  無機フィラーを粉末のままでポリマ溶液に添
加する。
この無機粒子が添加混合された製膜原液は、いわゆる溶
液製膜法によりフィルム化が行なわれる。
溶液製膜法には、乾湿式法、乾式法、湿式法などがある
が、乾湿式法、乾式法が表面性のよいフィルムを得るに
は好ましい。キャスト時の粘度は、100〜10000
ポイズになるように製膜原液のポリマ′a度や温度を調
節することが好ましい。
ここで粘度とは、回転式B型粘度計でキャスト時と同一
条件(濃度、温度)で測定した値をいう。
キャストは金属ドラムやエンドレスの金属ベルトなどの
支持体上に行なわれ、ここで薄膜が自己保持性をもつま
で乾燥あるいはイミド化反応を促進させる。この際溶媒
が急激に飛散して面荒れを起こさないように調節する必
要があり、一般に室温〜300℃、好ましくは50〜2
50℃で60分以内の範囲で行なわれる。
自己保持性をもつに至ったフィルムは支持体から剥離さ
れ、乾湿式法のプロセスを採用する際には湿式浴中へ導
入される。この浴は、一般に水系媒体からなるものであ
り、水の他に、有機溶媒や無機塩等を含有していてもよ
い。該浴中でフィルム中の残存溶媒や無機塩、イミド化
剤が抽出される。
ざらにフィルム長手方向に延伸、あるいはリラックスが
行なわれる。浴から出たフィルムは次いで乾燥や延伸、
リラックス、熱処理が行なわれる。
これらの処理は、一般に100〜500 ’Cで行なわ
れる。
乾式法の場合には、自己保持性をもったフィルムは支持
体から剥離後、一般には、残存揮発分を少なくとも3重
量%以下になるまで、乾燥、延伸リラックス、熱処理が
なされる。これらの処理は一般に150℃〜500℃で
行なわれる。
以上、乾湿式法、乾式法のいずれの製膜方法をとる場合
にも、面倍率は、好ましくは0.8〜5゜0倍、より好
ましくは1.1〜3.0倍で延伸あるいはリラックスを
行なう。面倍率とはフィルム長手方向(MD力方向の延
伸倍率と幅方向(TD力方向の延伸倍率の積を言う。面
倍率は0.8より小さいとフィルム物性の低下や平面性
の悪化が見られ、また5、0を越すとフィルム中で無機
フィラーが面方向に配向したり、フィラーどうしの距離
が広がって、導電性が発現しなくなったりする。なお、
°無機フィラーの添加旧が同じでも面倍率を変えること
で抵抗値を調節することが可能である。
[発明の効果] 本発明で得られたフィルムは、体積抵抗が10−2〜1
012Ω・cm、全光線透過率が20%以上であり、透
明性に優れ、面方向のみならず、厚み方向にも安定した
導電性を有し、更に耐熱性も非常に優れているため、そ
の使用範囲は広範でおる。
とくに高温下で使用される場合には、その効果は、一層
大きなものとなる。
なお、本発明の用途としては、液晶表示素子、電磁波シ
ールド(電子レンジの窓など)、透明面状発熱体や透明
帯電防止フィルムなど非常に広範である。
[実施例] 次に、本発明をより具体的に説明するために実施例を示
すが、これらに限定されるものではない。
実施例1 2−クロロ−叶フェニレンジアミンと2−クロロテレフ
タル酸クロリドから合成したポリマのNMP(N−メ゛
チルピロリドン)溶液に、NMP中に分散した酸化イン
ジウムをポリマに対して酸化インジウム固形分が150
wt%になるように添加して3000ポイズの溶液とし
た。これをガラス板上に流延し、150℃で3分間乾燥
し、次にガラスより剥離後、流水中に10分間浸し、更
に緊張下で300℃、2分間熱処理を行なった。フィル
ムの厚みは6μmで、第1表に示すように、全光線透過
率75%、体積抵抗2Ω・cm、表面抵抗3にΩ/口と
透明性、導電性とも優れたものであった。
また、耐熱性、機械特性とも良好なフィルムであった。
ざらに吸湿率は、1.2%で湿度が変化しても抵抗値の
変化はなかった。
実施例2 4.4゛−ジアミノジフェニルメタンと2−クロロテレ
フタル酸クロリドから合成したポリマのNMP溶液に酸
化スズを粉末でポリマに対して40wt%添加し、2時
間攪拌すると均一に分散した。実施例1と同様な方法で
厚み15μmのフィルムを作成したところ、第1表に示
すように透明性、耐熱性、機械特性に優れ、静電防止効
果のあるフィルムが得られた。
実施例3 4.4−ジアミノフェニルエーテルと無水ピロメリット
酸から合成したポリアミド酸のDNAC(N、N−ジメ
チルアセトアミド)溶液に、DMACに分散した酸化イ
ンジウムをポリマに対して100wt%添加した。この
溶液をガラス板上に流延し、160℃で3分間乾燥し、
次にガラスより剥離した復、400℃で緊張下に2分間
熱処理してポリイミドフィルムを得た。第1表に示すよ
うな特性をもったフィルムが得られ、透明性、導電性、
耐熱性に優れていた。
比較例1 実施例1と同じポリマのNMP溶液に酸化インジウムを
ポリマに対して300wt%粉末で添加し、2時間攪拌
して、均一溶液にした。これを実施例1と同様な方法で
フィルムにしたところ、第1表に示すように20μmの
厚みで、全光線透過率13%、体積抵抗0.4Ω・Cm
と導電性は良好だが、透明性が悪く、更に機械特性が悪
いため、フィルムはぼろぼろで実用性のないものであっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミドから選ばれた一
    種以上のポリマーと、導電性を有する無機フィラーから
    なるフィルムであつて、体積抵抗が10^−^2〜10
    ^1^2Ω・cm、全光線透過率が20%以上であるこ
    とを特徴とする透明導電性フィルム。
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