JPS6323874Y2 - - Google Patents

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JPS6323874Y2
JPS6323874Y2 JP16122480U JP16122480U JPS6323874Y2 JP S6323874 Y2 JPS6323874 Y2 JP S6323874Y2 JP 16122480 U JP16122480 U JP 16122480U JP 16122480 U JP16122480 U JP 16122480U JP S6323874 Y2 JPS6323874 Y2 JP S6323874Y2
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JP
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insulator
getter
ray tube
cathode ray
fixed
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JP16122480U
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、陰極線管、とくに高抵抗の内部導
電膜を形成することによつて管内電流を抑制し
た。いわゆるソフトフラツシユ形陰極線管に関す
るものである。
第1図はテレビジヨン受像機に用いられたソフ
トフラツシユ形陰極線管を例示する図である。第
1図において、陰極線管1の真空外囲器を構成す
るフアンネル部2の内面には高抵抗内部導電膜3
が塗布され、外面には外部導電膜4が塗布されて
いる。陰極線管1のネツク部5には電子銃を構成
する陽極部6および陰極部7の電極が封入されて
いる。陰極部7は、ステム部8とソケツト9を通
じて、テレビジヨン受像機のシヤーン回路部10
に接続されている。フアンネル部2の中央部に埋
め込まれたアノードボタン11には、テレビジヨ
ン受像機のフライバツクトランス12より高電圧
が印加され、この電圧は高抵抗の内部導電膜3を
通じて陽極部6に加えられる。陰極線管1のフア
ンネル部2とネツク部5の外壁に取付けられた偏
向ヨーク13は、リード線14でシヤーン回路部
10に接続され、外部導電膜4とソケツト9のア
ース端子とはリード線15で結ばれている。ま
た、陽極部6の先端には絶縁体23を介してアン
テナゲツタ20が取付けられ、このアンテナゲツ
タ20はゲツタスプリング22の端部にゲツタ2
1が溶接されてなる。
このような構造の陰極線管1では、陽極部6と
陰極部7の間で電極間放電が起こつたとき、この
電極間放電に寄与する電荷のほとんどは高抵抗内
部導電膜3と外部導電膜4もしくは高抵抗内部導
電膜3と偏向ヨーク13の間に存在する静電容量
に蓄えられているため、この電荷が高抵抗内部導
電膜3から陽極部6、陰極部7を通じて外部導電
膜4に流れる。高抵抗内部導電膜3は、1cm離れ
た2点間の抵抗値が100Ω〜1000kΩ程度の導電膜
でできているため、前記の高電圧放電々流がこの
高抵抗内部導電膜3上を流れたとき、大部分のエ
ネルギーがここで吸収されて小さくなる。したが
つて、シヤーン回路部10に用いられている半導
体素子が、高電圧放電によつて破損することが防
止される。
ところが、上記従来の陰極線管1のアンテナゲ
ツタ20において、ゲツタスプリング22と絶縁
体23との固着構造につぎのような欠点があつ
た。
第2図は上記固着構造の代表的な例であり、非
磁性金属であるタングステン線25の端部が絶縁
体を形成するガラス26にて溶着され、さらにタ
ングステン線25の他端にゲツタスプリング22
が溶接されている。このゲツタスプリング22に
は通常、非磁性のステンレス鋼が用いられている
が、タングステン線25に対する溶接性が悪く、
タングステンをモリブデンに代えても同様の欠点
がある。また、ガラスによる溶着によると、ガラ
ス材に僅かな傷が存在してもクラツクなどが発生
するおそれがあるため、信頼性に乏しいという間
題もあつた。
第3図Aは、前記固着構造の他の例を示すもの
であり、円筒形セラミツク27に金属バンド28
を巻き付け、その両端にリード線29を介してゲ
ツタスプリング22を取付けた構造である。第3
図Bは第3図Aの断面を示す。この場合、金属バ
ンド28のエツヂ部分がセラミツク27の表面上
で空間を隔てた状態で対向しているため、両金属
バンド28に高電圧が印加されたときにそのエツ
ヂ部分から放電が起こり、絶縁機能をそこなうこ
とがあつたり、円筒セラミツク27と金属バンド
28の締め付けがわるくなつて抜けてしまうこと
もあり、やはり信頼性に問題があつた。
この考案は、上記従来の欠点を改善するために
なされたもので、絶縁体に形成された凹部にアン
テナゲツタのゲツタ支持部材の端部を嵌合して固
着することにより、簡単な構造でしかも両者の固
着を確実にするとともに絶縁機能を良好としたも
のである。
以下、この考案を一実施例にしたがつて具体的
に説明する。
第4図Aは、この考案の陰極線管の一実施例に
おけるアンテナゲツタの絶縁体に対する固着構造
を示す。第4図Bは、第4図AにおけるB−
B′断面である。図において、30は平形のセラ
ミツクからなる絶縁体であり、この絶縁体30の
表裏にゲツタスプリング22の端部に対応する形
状の凹部31が形成され、この凹部31にゲツタ
スプリング22の端部が嵌合され、両者を貫通す
る止着部材32によつて固着されている。
この止着部材32による固着は、刃止め、ネジ
止め、かしめなどの種々の方法を採用できる。
このような構造では、ゲツタスプリング22の
先端のエツヂ部分22aは絶縁体30の凹部31
に隠れ、2つのエツヂ部分22aが直接に対向し
ないので両者間の放電が防止される。さらに、絶
縁体30の凹部31とゲツタスプリング22の端
部とがぴつたりと嵌合して固着されているため、
がたつきがなく、機械的強度が非常に優れたもの
となる。
第5図Aは、この考案の陰極線管の他の実施例
におけるアンテナゲツタの絶縁体に対する固着構
造を示す。第5図Bは、第5図AにおけるB−
B′断面である。この例では、平形のセラミツク
からなる絶縁体30の凹部31に嵌合するゲツタ
スプリング22の端部が、嵌合面に塗着された無
機接着剤33によつて固着されている。この場
合、固着操作が非常に簡単に行なえ、しかも前記
の止着部材を用いた場合と同様にがたつきのない
優れた機械的強度の固着がなされる。また、放電
は止着部材を用いないことからより確実に防止さ
れ、さらに図示するように無機接着剤33でゲツ
タスプリング22の端部を被覆することによつて
ほぼ完全に放電を防止することも可能となり、そ
のために絶縁体30をより小さくすることができ
る。
使用する無機接着剤33としては、絶縁体30
のセラミツクなどとゲツタスプリング22の金属
との熱膨張率が異なるため、その中間の熱膨張率
を有するものを選択することが好ましい。市販品
の例として、東亜合成化学社製のアロンセラミツ
クや住友化学工業社製のスミセランなどが挙げら
れる。
以上の実施例では、いずれも絶縁体の凹所にゲ
ツタスプリングの端部を直接に嵌合させる場合を
示したが、この考案ではゲツタスプリングに溶接
したリード線の端部を同様に嵌合させてもよい。
ただし、嵌合させるゲツタ支持部材がゲツタスプ
リングである前者の場合は、ゲツタスプリングと
リード線との溶接が不要となる利点がある。
また、絶縁体として、アルミナ系の機械的強度
に優れたセラミツクを用いれば、断面積を小さく
して小型化することができ、アンテナゲツタ20
の全体を低重量化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はソフトフラツシユ形陰極線管の例を示
す模式断面図、第2図は従来のアンテナゲツタの
絶縁体との固着部分の一例を示す断面図、第3図
Aは上記固着部分の他の例を示す正面図、第3図
Bは第3図Aの断面図、第4図Aはこの考案の一
実施例における上記固着部分の平面図、第4図B
は第4図AのB−B′断面図、第5図Aはこの考
案の他の実施例における上記固着部分の平面図、
第5図Bは第5図AのB−B′断面図である。 1……陰極線管、2……フアンネル部、3……
高抵抗内部導電膜、6……電子銃の陽極部、20
……アンテナゲツタ、21……ゲツタ、22……
ゲツタスプリング、30……絶縁体、31……凹
部、32……止着部材、33……無機接着剤。な
お、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フアンネル部の内面に1cm離れた2点間の抵
    抗値が100Ω〜1000kΩの高抵抗内部導電膜が形
    成され、電子銃の陽極部にアンテナゲツタが絶
    縁体を介して固定された陰極線管において、上
    記絶縁体に形成された凹部にアンテナゲツタの
    ゲツタ支持部材の端部を嵌合して固着したこと
    を特徴とする陰極線管。 (2) 絶縁体の凹部に嵌合したゲツタ支持部材の端
    部が、両者を貫通する止着部材によつて固着さ
    れた実用新案登録請求の範囲第1項記載の陰極
    線管。 (3) 絶縁体の凹部に嵌合したゲツタ支持部材の端
    部が、嵌合面に塗着された無機接着剤によつて
    固着された実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の陰極線管。
JP16122480U 1980-11-10 1980-11-10 Expired JPS6323874Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16122480U JPS6323874Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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JP16122480U JPS6323874Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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Publication Number Publication Date
JPS5783657U JPS5783657U (ja) 1982-05-24
JPS6323874Y2 true JPS6323874Y2 (ja) 1988-06-30

Family

ID=29520137

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JP16122480U Expired JPS6323874Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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JPS5783657U (ja) 1982-05-24

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