JP2594740Y2 - 蛍光表示管 - Google Patents

蛍光表示管

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JP2594740Y2
JP2594740Y2 JP1993012463U JP1246393U JP2594740Y2 JP 2594740 Y2 JP2594740 Y2 JP 2594740Y2 JP 1993012463 U JP1993012463 U JP 1993012463U JP 1246393 U JP1246393 U JP 1246393U JP 2594740 Y2 JP2594740 Y2 JP 2594740Y2
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fluorescent display
lead
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貞雄 立吉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に表示密度を向上さ
せるため、基板上に配設された配線導体の端部と外部引
き出しリードとの接続部を、該基板に封着される容器部
の端部の下側またはその近傍に設けることにより、表示
部以外の面積を小さくしようとした蛍光表示管に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、蛍光表示管は絶縁基板の上面に
容器部の端部を封着してなる箱形の外囲器を有してい
る。絶縁基板の上面には各種電極に接続される配線導体
が設けられており、これら配線導体は外囲器の封着部を
気密に貫通する外部引き出しリードの内側の一端部に接
続されている。
【0003】近年、前記蛍光表示管の技術分野において
は、外囲器の表示面において表示部以外の面積をなるべ
く小さくするため、前記基板上の配線導体と外部引き出
しリードとの接続部を、該基板に封着される容器部の端
部の真下や、その近傍に設けて表示面積を広げるように
している。
【0004】また、小さな外囲器で多くの情報を表示で
きるようにするために表示密度の向上が望まれている
が、このような要望に応えるため、一般に外部リードの
本数は増加し、各外部引き出しリードの幅は小さくなる
傾向にある。
【0005】図6は、実開平2−71948号にて開示
された蛍光表示管の断面図であり、以上説明したような
従来の蛍光表示管の一例を示している。基板100上に
は蛍光体101を有する表示部102と、該表示部10
2等の電極に接続される配線導体103が設けられてい
る。該基板100の外周部分と前面容器104の端部1
04aは封着材105で封着されている。外部引き出し
リード106の曲げられた内端部106aは、この封着
部分で容器部104と基板100に封着加熱する前に加
圧挟持されるので直線状態となる。前記配線導体103
には直線状態で接触・導通することになる。
【0006】前述したように、表示密度の向上に伴って
外部引き出しリードが細くなると、外部引き出しリード
の内端部を曲げて配線導体にばね接触させようとしても
十分なばね性が得られない。そこで、図6に示した従来
例では、前面容器104の端部104aで外部引き出し
リード106の内端部を押圧して固定していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前面容器104の端部
104aと基板100の封着部には、低軟化点フリット
ガラスを主成分としたペースト状の封着材105が塗布
されて仮焼成されている。封着工程では、基板100上
の配線導体103の端部に外部引き出しリード106の
内端部を位置合わせし、その上から前面容器104を組
み合わせて押圧し、400〜450℃に加熱する。封着
材105は溶融して基板100と前面容器104は封着
される。
【0008】封着材105の低軟化点フリットガラスは
絶縁性を有しているので、前記封着工程で封着材105
が溶融した時に、直線状態になっている外部引き出しリ
ード106の表面に封着材105が流れて絶縁膜を形成
してしまう。このため、外部引き出しリード106は絶
縁膜を介して配線導体103と接触することとなり、導
通不良となってしまう。また、外部引き出しリード10
6は前述したように細いので、配線導体103との接触
面積が小さくなり、接触抵抗が大きくなるという問題も
あった。
【0009】本考案は、外囲器の封着部近傍で外部引き
出しリードと配線導体を接続している蛍光表示管におい
て、上記接続を確実にして接触抵抗を小さくすることを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の蛍光表示管は、
低軟化点ガラスを主成分とする封着材で絶縁基板の上面
と容器部の端部とが封着され、前記絶縁基板の上面に設
けられた配線導体と外部引出しリードとが前記容器部の
端部付近で接続された蛍光表示管において、前記外部引
出しリードの前記配線導体に対する接続部に凸部が設け
られており、前記配線導体の端部に導電物質と低軟化点
ガラスからなる融着端子が配設され、該融着端子中に前
記凸部が埋設されていることを特徴としている。
【0011】
【0012】
【作用】絶縁基板と容器部の封着時に、配線導体の端部
または該端部に設けられた融着端子の表面に低軟化点ガ
ラスの膜ができても、外部引き出しリードの接続部に設
けられた凸部がこの膜を突き破り、融着端子中に凸部が
埋設されるので該リードと前記配線導体は確実に導通す
る。
【0013】
【実施例】図1及び図2を参照して第1の実施例を説明
する。図1に示すように、ガラス製の絶縁基板1の上面
には、Al薄膜やAg厚膜からなる配線導体2が設けら
れている。図示はしないが、この配線導体2には、絶縁
基板1上に設けられた表示部としての陽極が接続されて
いる。陽極は、例えばカーボンを主成分とする陽極導体
と、該陽極導体上に被着された蛍光体層を有している。
【0014】前記配線導体2の大部分は、絶縁基板1の
周縁部分に近い一端部を除いて絶縁層3に覆われてい
る。この配線導体2の一端部には融着端子4が設けられ
ている。融着端子4は、低軟化点ガラスフリットとAg
粉等の導電物質とピークルを混合して得た導電性ペース
トをスクリーン印刷法で所定位置に被着形成し、仮焼成
することで形成できる。
【0015】前記絶縁基板1の周縁部分には、前記融着
端子4を半ば覆って封着材5が設けられている。この封
着材5は、低軟化点フリットガラスとビークルからなる
絶縁性のペーストを、融着端子4の形成後、絶縁基板1
の所定位置に印刷法で被着した後仮焼成して得られる。
【0016】容器部6は、箱形に組み立てた前面板7と
側面板8を結晶性のフリットガラス9で固着させたもの
である。結晶性のフリットガラス9は一度固着すると再
度加熱しても溶融しない。絶縁基板1に対面する容器部
6の端部6aにも封着材5を設けておく。
【0017】図1に示すように、外部引き出しリード1
0を挟んで、前記絶縁基板1と容器部6を封着する。こ
の外部引き出しリード10は、ばね性を付与するための
湾曲した形状には成形されておらず、成形工程を省略し
て直線形状となっている。その内端部には、図2(a)
(b)(c)(d)に示すような略円柱形や角柱形の凸
部11がプレス又はエッチング等の手法でリードの先端
近傍又は先端に形成されている。また、この外部引き出
しリード10は、ガラス製の絶縁基板1と膨張係数がほ
ぼ等しい合金、例えば42%−Ni,6%−Cr,残部
Feからなるいわゆる426合金等で形成されている。
【0018】本封着工程においては、まず前述のように
構成された絶縁基板1の上に、図示しないメッシュ状の
制御電極や線状陰極を配設する。また、外部引き出しリ
ード10の凸部11を融着端子4の上方に配置する。そ
して、外部引き出しリード10を間に挟み、容器部6を
絶縁基板1に押圧した状態で400〜450℃に加熱し
て封着材5を軟化・溶融させる。絶縁基板1と容器部6
は密着し、外部引き出しリード10の凸部11は加熱時
にも変形することがないので、溶融した封着材5の膜を
突き通って融着端子4に確実に当接する。
【0019】本実施例によれば、絶縁材である外囲器の
封着材5が融着端子4を覆っていても、外部引き出しリ
ード10の内端部には凸部11があり、該凸部11は軟
化した封着材5の膜を容易に突き破って融着端子4に当
接することができるので、外部引き出しリード10と配
線導体2の接続は確実である。また、単なる細板状のリ
ード端部よりも、凸部11の方が融着端子4との接触面
積が大きく、従来よりも抵抗を小さくすることができ
る。
【0020】なお、外部引き出しリード10の凸部に関
しては、様々な形状が考えられる。例えば図3に示す凸
部21a,21bは、外部引き出しリード10の長手方
向に沿って山形形状の凸条を形成したものである。ここ
で、21a,21bはエッチングで加工できる。
【0021】図4(a)(b)に示す凸部31は、外部
引き出しリード10の端部に図3(a)に示すような山
形の突条を設け、さらに貫通孔32を凸部31に設けた
ものである。このような凸部31によれば、外囲器の封
着時に該凸部31が融着端子4に押し付けられると、融
着端子4の表面を覆っている封着材5がこの貫通孔32
を通って上へ逃げるとともに、溶融した融着端子4が貫
通孔32に入ってくるのでリードと端子の電気的接続が
より確実になる。
【0022】図5に示す凸部41は、図2に示した凸部
11の近傍に貫通孔42を設けたものであり、図4に示
した凸部31及び貫通孔32と同様の作用効果を有す
る。
【0023】
【考案の効果】本考案の蛍光表示管によれば、外部引き
出しリードの内端部に凸部を有しているので、次のよう
な効果が得られる。 (1)封着時に融着端子又は配線導体の表面に封着材の
絶縁膜ができたとしても、外部引き出しリードの凸部が
この絶縁膜を突き破るので融着端子又は配線導体に導通
することができる。
【0024】(2)リードの端部が単なる細長い板状で
はなく、立体的な凸部に加工されているので、封着時に
変形することなく融着端子又は配線導体と接触する面積
が増え、抵抗を小さくすることができる。このため、蛍
光表示管の輝度は大きくなり、表示品位が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例である蛍光表示管の封着時の状態を示
す断面図である。
【図2】一実施例における外部引き出しリードの凸部を
示す図である。
【図3】本考案における凸部の他の形状例を示す図であ
る。
【図4】本考案における凸部の他の形状例を示す図であ
る。
【図5】本考案における凸部の他の形状例を示す図であ
る。
【図6】従来の蛍光表示管の一例を示す封着時の断面図
である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 配線導体 4 融着端子 5 封着材 6 容器部 6a 端部 10 外部引き出しリード 11,21a,21b,31,41 凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低軟化点ガラスを主成分とする封着材で
    絶縁基板の上面と容器部の端部とが封着され、前記絶縁
    基板の上面に設けられた配線導体と外部引出しリードと
    が前記容器部の端部付近で接続された蛍光表示管におい
    て、 前記外部引出しリードの前記配線導体に対する接続部に
    凸部が設けられており、前記配線導体の端部に導電物質
    と低軟化点ガラスからなる融着端子が配設され、該融着
    端子中に前記凸部が埋設されていることを特徴とする蛍
    光表示管。
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