JPS6323865Y2 - - Google Patents

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JPS6323865Y2
JPS6323865Y2 JP14886682U JP14886682U JPS6323865Y2 JP S6323865 Y2 JPS6323865 Y2 JP S6323865Y2 JP 14886682 U JP14886682 U JP 14886682U JP 14886682 U JP14886682 U JP 14886682U JP S6323865 Y2 JPS6323865 Y2 JP S6323865Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
yoke
magnetron
cathode stem
hole
permanent magnet
Prior art date
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JP14886682U
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English (en)
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JPS5953751U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は電子レンジ等に使用するマグネトロ
ンの改良に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来のマグネトロンは第1図に示すように構成
され、は発振部本体、2,3はそれぞれ発振部
本体に突設された陰極ステムと出力部である。
又、4,5は陰極ステム2及び出力部3の外側に
同軸的に配設された環状の永久磁石である。6は
上記永久磁石4,5と磁気的に接続され磁気回路
を形成する枠状の磁性体製ヨークである。又、
7,8は陰極ステム2に直列に接続されたチヨー
クコイルと貫通型コンデンサであり、フイルター
を構成してマグネトロンからの雑音を抑制してい
る。更に、9は有底状の孔なしシールドボツクス
であり、上記陰極ステム2、チヨークコイル7及
び貫通型コンデンサ8の一部を包囲し、マグネト
ロンの陰極側からの電波漏洩を防止している。
尚、図中10は複数のフインであり、矢印11は
冷却風を表わしている。
ところで図示していないが現在使用されている
マグネトロンの陰極はトリウム・タングステンか
らなり、動作温度が約1700℃になるため、陰極ス
テム2の温度は300℃以上になることがあり、信
頼性を低下させている。又、チヨークコイル7は
フイルター特性を良くするために、電波吸収能力
の勝れるフエライト磁心を使用しているので、マ
グネトロンからの漏洩電力を吸収し、使用条件に
よつては200℃程度の温度に達し、焼損する場合
がある。
そこで、これらシールドボツクス9内の温度上
昇を少なくするために、第2図に示すようにヨー
ク6とシールドボツクス9に電波漏洩のない程度
の小さな透孔12,13を穿ち、冷却風11の一
部11aをシールドボツクス9内に通して冷却す
る構造のマグネトロンを使用されている。しかし
一般にこの種のマグネトロは、陰極電位に負の高
電圧を印加して使用する場合が多く、万一、誤つ
てヨーク6及びシールドボツクス9の透孔12,
13から針金等を通すようなことがあると、高電
圧のシヨートや感電してしまう恐れが残つてい
る。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、安全にして且つシールドボ
ツクス内が通風冷却でき、信頼性の高いマグネト
ロンを提供することである。
〔考案の概要〕
この考案は、両端にそれぞれ陰極ステムと出力
部が突設された発振部本体と、この発振部本体の
外周に固着された冷却フインと、上記陰極ステム
と出力部をそれぞれ取囲むように設けられた環状
永久磁石と、この永久磁石と磁気的に接続され上
記発振部本体と永久磁石を取囲むように配設され
た磁性体製ヨークと、このヨークに接して配設さ
れ上記陰極ステムを包囲するシールドボツクス
と、このシールドボツクス及び上記ヨークに連通
して設けられ且つ磁石とヨーク開口部との間に位
置して形成された冷却風を通す小さな透孔を備え
てなるマグネトロンにおいて、上記ヨークの透孔
は上記冷却フイン側に切り起された孔にして且つ
その切り起し開口が上記永久磁石側を向いている
ことを特徴としたマグネトロンである。
〔考案の実施例〕
この考案のマグネトロンは第3図に示すように
構成され、従来例と同一箇所は同一符号を付すこ
とにする。
即、発振部本体は共振空胴及び陰極を内蔵す
る陽極体14、陰極ステム2、及び出力部3から
なつている。そして、陽極体14を挾んで両側
に、環状の永久磁石4,5がそれぞれ陰極ステム
2、出力部3の一部を取囲むようにして配置され
ている。更に陽極体14の外周には、複数の板状
冷却フイン10が取付けられている。この冷却フ
イン10を始め上記の発振部本体、永久磁石
4,5を取囲むように枠状の磁性体製ヨーク6が
配設されている。このヨーク6のうち上部(陰極
ステム2側の部分)の周縁部には、第4図からも
明らかなように、透孔である切り起し孔15が穿
されて通風孔となつており、この切り起し孔15
は磁石4とヨーク6の開口部6aとの間に位置し
て形成され、この孔15の開口は上記永久磁石4
側を向いている。尚、切り起し孔15は、上記冷
却フイン10側に切り起されて、形成されてい
る。16は切り起し片である。尚、ヨーク6の上
部と下部の略中心には、それぞれ永久磁石4,5
の内径に略対応して、透孔が穿たれている。又、
上記陰極ステム2にはチヨークコイル7と貫通コ
ンデンサ8からなるフイルタが接続され、このフ
イルタ及び陰極ステム2を覆うように孔なしシー
ルドボツクス9が配設されている。このシールド
ボツクス9は箱状にして円筒部9aが一体に突設
されており、この円筒部9aが陰極ステム2と永
久磁石4内周の間に位置するようにシールドボツ
クス9は取付けられている。この場合、シールド
ボツクス9の一部がヨーク6に接し、且つ円筒部
9aは陽極体14に一体に結合された封着金属筒
18の外周に密接して電気的に接続されている。
更に、シールドボツクス9の底部には、上記ヨー
ク6に設けた切り起し孔15に対応して通風孔と
なる透孔13が形成され、シールドボツクス9内
に冷却風11の一部11aを導入するようになつ
ている。尚、図中の17はガスケツトである。
このように、永久磁石4およびその両側に位置
するロ字状ヨークの両開口部6a,6aの間の領
域のこのヨークに形成された一対の通風用透孔1
5,15は、いずれもヨーク開口部6aからそれ
に近い方の通風用透孔15が見通せないように斜
めに形成された切り起し片16により構成されて
この通風用透孔の開口が永久磁石の外周側面に対
向している。
〔考案の効果〕
この考案によれば、安全にして且つシールドボ
ツクス9内が通風冷却でき、信頼性の高いマグネ
トロンを提供することができる。即ち、切り起し
片16付きの切り起し孔15は、永久磁石4とヨ
ーク開口部6aとの間に位置するとともにこの孔
15の開口が磁石4対向して形成されており、冷
却風11の一部11aは永久磁石4にぶつかり、
矢印の径路を経てシールドボツクス11内を通る
ので、陰極ステム2やチヨークコイル7を冷却す
ることができる。又、切り起し孔15には切り起
し片16が存在するため、外部から針金等の入る
懸念も殆どなく、安全にして且つ信頼性が著しく
向上する。
尚、上記実施例においては、シールドボツクス
9は有底状であつたが、無底状のシールドボツク
スを用い、ヨーク6をシールドボツクスの一部と
して使用しても同一効果が得られることは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のマグネトロンを示す
断面図、第3図はこの考案の一実施例に係るマグ
ネトロンを示す断面図、第4図は第3図の要部で
ある陰極ステム側ヨーク附近を裏面側から見た斜
視図である。 ……発振部本体、2……陰極ステム、3……
出力部、4,5……永久磁石、6……ヨーク、6
a……ヨーク開口部、7……チヨークコイル、8
……貫通コンデンサ、9……シールドボツクス、
10……フイン、11……冷却風、13……透
孔、14……陽極体、15……切り起し孔、16
……切り起し片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端にそれぞれ陰極ステム2と出力部3が突設
    された発振部本体1と、この発振部本体の外周に
    固着された冷却フイン10と、上記陰極ステムと
    出力部をそれぞれ取囲むように設けられた環状永
    久磁石4,5と、この永久磁石と磁気的に接続さ
    れ上記発振部本体と永久磁石を取囲むように配設
    された強磁性体製ロ字状ヨーク6と、上記陰極ス
    テムを包囲するとともに前記ヨーク上に接して配
    設され且つ側壁および蓋部に通風孔がないシール
    ドボツクス9と上記永久磁石4およびその両側に
    位置するロ字状ヨークの両開口部6a,6aの間
    の領域の前記ヨークに形成された一対の通風用透
    孔15とを備えてなるマグネトロンにおいて、 上記ヨークに形成された一対の通風用透孔1
    5,15は、いずれも上記ヨーク開口部6aから
    該通風用透孔15が見通せないように斜めに形成
    された切り起し片16により構成されて該通風用
    透孔の開口が上記永久磁石の外周側面に対向して
    形成されてなることを特徴としたマグネトロン。
JP14886682U 1982-09-30 1982-09-30 マグネトロン Granted JPS5953751U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14886682U JPS5953751U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 マグネトロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14886682U JPS5953751U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 マグネトロン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5953751U JPS5953751U (ja) 1984-04-09
JPS6323865Y2 true JPS6323865Y2 (ja) 1988-06-30

Family

ID=30330617

Family Applications (1)

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JP14886682U Granted JPS5953751U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 マグネトロン

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JPS5953751U (ja) 1984-04-09

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