JPS6323480A - マスク版作成方法およびその作成装置 - Google Patents

マスク版作成方法およびその作成装置

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JPS6323480A
JPS6323480A JP61167419A JP16741986A JPS6323480A JP S6323480 A JPS6323480 A JP S6323480A JP 61167419 A JP61167419 A JP 61167419A JP 16741986 A JP16741986 A JP 16741986A JP S6323480 A JPS6323480 A JP S6323480A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、スキャナ等の画像走査・記録装置により作
成された絵柄領域を含む網かけ版のマスクに使用される
マスク版の作成方法およびその作成装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 第5図に示すように、ちらし広告等の印刷物1には文字
2や絵柄3が混在して印刷されている。
この種の印刷物1の印刷に使用される印刷版を写真製版
により作成する場合、特に白黒(ダブルトン等を含む)
製版を行なう場合には、例えば、第6図に示すような文
字専用の文字ネガ版4と、第7図に示すような絵柄専用
の絵柄ネガ版5とをそれぞれ準備し、両板4,5を別の
フィルム上に順次に見当が合うよう位置決めして密着焼
付して、そのフィルム複製画像をあらかじめ感光液を塗
布した金属板その他の版材面に焼き付は記録し、これを
現像処理して所望の印刷版を得ている。
ところで、上記絵柄版5は、第8図に示す網かけ版6と
、第9図に示すマスク版7を用いて作成される。この場
合、網かけ版6とマスク版7の作成はつぎのようにして
行なわれる。すなわち、第10図に示すように、製版用
カメラ8の光学結像系9の一方の結像共沈位置に配され
た原稿ホルダーに印画紙等の絵柄用反射原画10が貼り
付けられた透明シート11をセットし、他方の共沈位置
に配されたフィルムホルダーに未露光フィルム12をセ
ットしてその前方にコンタクトスクリーン13を密着し
、反射原画10を表面側より反射照明(照射方向を矢符
Xで表わす)しながらフィルム12にカメラ網かけ蹟影
し、これを現像処理して第8図に示すネガの網かけ版6
を作成する。ついで、コンタクトスクリーン13を取外
して他の未露光フィルム12を新たにセットし、反射原
画10を裏面側より透過照明(照射方向を矢符Yで表わ
す)しながらカメラ囮影し、これを現像処理して第9図
に示すネガのマスク版7を作成する。
この場合、反射原画10の裏面側から照射された照明光
は、反射原画10で反射され、それ以外の領域では透過
してフィルム12上に結縁されるため、マスク版7は、
第9図に示すように反射原画10に対応する領域がいわ
ゆる「ヌケ」と呼ばれる透明領域14となり、他の領域
15がいわゆる「ベタ」と呼ばれる不透明領域となる。
なお、ここで反射原画10として絵柄用だ警プでなく文
字用をも貼込んだものまたは両者を見当合せして重ねた
ものを使用すれば、文字入りのマスク版を直接得ること
も可能である。次にマスク版7を、その透明領域14が
網かけ版6の絵柄領域16と一致するように位置決めし
て網かけ版6上に重ね合わせ、これを密着反転プリンタ
にセットして新たなフィルムに密着露光、現像処理すれ
ば、第7図に示す絵柄版5が得られる(普通フィルムを
用いればポジが、デユープフィルムを使えばネガが、そ
れぞれ得られる)。なお、上記の方法に代えて、カメラ
搬影時に反射照明と透過照明を同時または順次に与えて
、透明シート11に貼込まれた反射原画10から絵柄版
5を直接作成する方法も行なわれている。ところがこの
ような方法では、網かけ版6の絵柄領域16の網かけが
製版カメラ8により行なわれるため、階調の制御可能な
範囲が限定され、鮮鋭度強調ができないため、高精度の
画質を得るためには不十分であるという問題を有してい
た。
絵柄領域16の画質を向上するために、最近では、網か
け版6を平面スキャナ等の画像走査・記録装置により作
成する試みがなされている。すなわち、上記の反射原画
10が貼り付けられた透明シート11をスキVす等の画
像走査・記録装置の原画セット部にセットし、同装置に
より原9画表面側から画像走査を行って電子的に網か(
ヂされた複製画像を未露光フィルムに露光記録させ、こ
の露光済フィルムを現像処理して第8図に示ず網かけ版
6を作成する。この場合、マスク版7は、従来と同様、
写真製版カメラ8(第10図)を用いて作成されている
。ところが、この方法では、画像走査・記録装置による
複製画像の倍率および歪み率と、写真製版カメラによる
複製画像の倍率および歪み率とが正確には合致しないた
め、マスク版7を網かけ版6上に重ね合わせたときに、
透明領域14と絵柄領域16とが完全には一致せず、両
者の間にわずかな位置ずれが生じて精度の良い絵柄版5
を作成できないという新たな問題が生じる。
そこで上記問題を解決するために、本願発明者は、従来
の平面スキャナに改良を加え、電子的に網かけされた網
かけ版6の作成と、この網かけ版6と寸法的に一致した
マスク版7の作成を共に可能とするマスク版作成装置を
開発した(特願昭61−126676号)。このマスク
版作成装置は、網かけ版6を作成する場合には、通常の
平面スキャナと同じ要領で使用する。すなわち、透明シ
ート上に貼り付けられた反射原画を原画表面側から画像
走査して網かけされた複製画像を未露光フィルムに露光
記録し、この露光済フィルムを現像して網かけ版6を作
成する。一方、マスク版7を作成する場合は、上記反射
原画が貼り付けられた透明シートに対し裏面側から透過
照明を与えて原画表面側から画像走査し、得られた画像
信号を透過光領域の信号電圧値と非透過光領域の信号電
圧値の中間の電圧値をしきい値として2値化処理し、そ
の2値化処理された画像信号を用いて複製画像を未露光
フィルムに露光記録し、その露光済フィルムを現像して
マスク版を作成する。このマスク版作成装置によれば、
マスク版7の作成を、網かけ版6と同様電子的に網かけ
して行うため、複製画像の倍率がマスク版7と網かけ版
6とで正確に同一となり、また複製画像に歪みが生じた
としてもそれは画成について同一となり、したがってマ
スク版7の透明領域14と網かけ版6の絵柄領域16を
完全に一致させることができて、精度の良い絵柄版5を
作成することができる。
ところが、このマスク版作成装置を用いて網かけ版6と
マスク版7を作成すると、マスク版7の透明領域14と
網かけ版6の絵柄領域16とがあまりにも完全に一致し
た寸法で作成されるため、密着プリンタを用いた絵柄版
5の作成工程において、画成6,7を重ね合わせる際に
少しの位置ずれも許されず、画成6,7の見当合わせが
極めて困難になるという不都合が生じる。また、上記の
マスク版作成装置では、絵柄版5の絵柄領域の周辺部に
ふちどりを付けうるようなマスク版7の作成は不可能で
あった。
(発明の目的) この発明は、上記問題を解決するためになされたもので
、電子的に網かけして作成された網かけ版を精度良くマ
スクできて、画質の優れた精度の良い絵柄版を作成でき
、しかも絵柄版の作成時において網かけ版とマスク版の
見当合せを容易に行なえるとともに、絵柄版の絵柄領域
の周辺部にふちどりの付けうるマスク版を作成できるマ
スク版の作成方法および作成装置を提供することを目的
とする。
(目的を達成するための手段) 第1の発明であるマスク版作成方法は、透明シート上に
貼り付けられた反射原画を原画表面側から画像走査して
網かけされた複製画像を未露光フィルムに露光記録し、
この露光済フィルムを現像することにより得られた網か
け版をマスクするためのマスク版の作成方法であって、
上記目的を達成するために、前記反射原画が貼り付けら
れた透明シートの裏面側から透過照明を与えて原画表面
側から画像走査し、得られた画像信号を透過光領域の信
号電圧値と非透過光領域の信号電圧値の中間の電圧値を
しきい値として2値化処理し、その2値化処理された画
像信号をフィルタ処理してその画像信号とその周辺の複
数の画素の画像信号とが加痺平均されたアンシャープ信
号を作成し、そのアンシャープ信号を透過光領域に対応
する信号電圧値と非透過光領域に対応する信号電圧値の
中間の所定の電圧値をしきい値として2値化処理し、そ
の2値化処理された画像信号を用いて複製画像を未露光
フィルムに露光記録し、現像処理してマスク版を作成す
る。
第2の発明であるマスク版作成装置は、前記マスク版作
成方法に使用される装置であり、すなわち透明シート上
に貼り付けられた反射原画を原画表面側から画像走査し
て網かけされた複製画像を未露光フィルムに露光記録し
、この露光済フィルムを現像して得られた網かけ版をマ
スクするためのマスク版の作成装置であって、上記目的
を達成するために、反射原画が貼り付けられた透明シー
トが原画面を下向きにしてセットされる原画セット部と
、前記原画セット部の上方に配置された光源と、前記原
画セット部の下方に配置された画像走査部と、前記画像
走査部の画像走査により得られた画像信号を、透過光領
域の信号電圧値と非透過光領域の信号電圧値の中間の電
圧値をしきいはとして2値化処理する第1の2値化回路
と、前記第1の2値化回路により2値化処理された画像
信号をフィルタ処理して、その画像信号とその周辺の複
数の画像信号とが加算平均されたアンシャープ信号を作
成するアンシャープ信号作成回路と、前記アンシャープ
信号を、透過光領域に対応する信号電圧値と非透過光領
域に対応する信号電圧値の中間の所定の電圧値をしきい
値として2値化処理する第2の2値化回路と、前記第2
の2値化回路により2値化処理された画像信号を用いて
複製画像を未露光フィルムに露光記録する露光記録部と
を備える。
(実施例) マスク  又  の 第1図は、画像走査・記録装置(いわゆる平面スキャナ
)を兼ねたマスク版作成装置の入力部を示す概略構成図
、第2図は同装置の信号処理部と出力部を示す概略構成
図である。ここでマスク版作成装置と称している装置は
周知の平面スキャナのことである。
第1図に示すように、装置本体20の上面には透明ガラ
ス等で構成された原画セット部21が設けられる。この
原画セット部21の上方位置には、原画セット部21を
上方から照明するためのランプ等で構成された光源22
が配置され、また原画セット部21下方の装置本体20
内には、原画セット部21上にセットされた原画(例え
ば反射原画10とそれが貼り付けられた透明シート11
)を下方から照明するためのハロゲンランプ等で構成さ
れた光m23と、画像走査部24とが設けられる。画像
走査部24は、COD等の受光素子で構成されたライン
センサ25を有し、原画セット部21上にセットされた
原画にて反射又は透過された光の一部をスリット板26
に通し、ミラー27.28.29で反射させて光学レン
ズ系30によりラインセンサ25上に結像させるように
構成している。この場合、光源23と、スリット板26
とミラー27が、走行体31により第1図左右方向(副
走査方向)へ移動自在に保持されており、原画セット部
21上にセットされた原画をラインセンサ25により主
走査方向(第1図紙面垂直方向)へ走査しながら、走行
体31を副走査方向く第1図右方向)へ移動させていく
ことにより、原画全面の走査を行って画像データが得ら
れるように構成している。
ラインセンサ25から出力される各画素毎の濃度値に対
応した電圧値をもつアナログ画像信号は、第2図に示す
ように、A/D変挽変格回路32系列的に入力されてデ
ィジタル信号に変換され、シェーディング補正回路33
でシェーディング補正された後、グラデーション回路3
4に入力するように構成される。
グラデーション回路34は、操作パネル上の選択モード
が「網かけ版作成モード」に切換えられているときは、
操作パネルからの操作により入力電圧に対する出力電圧
の特性を自由に調整できるように構成される。例えば、
第3図のグラデーションカーブAに示すように入力電圧
に対する出力電圧の特性を調整して、微妙な濃度制御を
行なえる。また、選択モードが「マスク版作成モード」
に切換えられているときは、グラデーションカーブが第
3図の特性曲線Bで示すように調整される。
すなわち、入力電圧が所定値Mを越えたときに所定高電
圧rHJの信号が出力され、入力電圧が所定値M未満で
は所定低電圧rLJの信号が出力されるように調整され
る。このときにはグラデーション回路34は第1の2値
化回路として様能する(その詳細は後述する)。グラデ
ーション回路34から出力された信号は、尖鋭度強調回
路35に入力される。
尖鋭度強調回路35は、選択モードが「網かけ版作成モ
ード」に切換えられている場合と、「マスク版作成モー
ド」に切換えられている場合とで、異なる動作を行うよ
うに構成される。選択モードが「網かけ版作成モード」
に切換えられている場合は、通常スキャニングの場合と
同様の動作が行なわれる。すなわち、グラデーション回
路34から入力される中心画素に相当する画像信号がシ
ャープ信号Sとして利用され、このシャープ信号Sがア
ンシャープ信号作成用のフィルタ処理回路(例えば特願
昭59−239282号)に入力されて、中心画素とそ
の周辺の画素の画像信号とが加算平均されたアンシャー
プ信号Uが作成され、これら両信号S、Uに対しS+K
 (S−U)(K :係数)なる演算が施されて、尖鋭
度強度処理された画像信号が作成される。この画像信号
は次段の倍率調整回路36に出力される。
一方、選択モードが「マスク版作成モード」に切換えら
れている場合は、尖鋭度強調回路35内の上記フィルタ
処理回路によりアンシャープ信号Uが作成され、このア
ンシャープ信号Uは、上記の尖鋭度強調処理すなわちS
+K (S−U)の演算処理が施されることなく、その
まま第2の2値化回路37に出力される。すなわち、こ
の場合、尖鋭度強調回路35はアンシャープ信号作成回
路として機能する。
第2の2値化回路37は、アンシャープ信号Uに対し、
透過光領域に対応する信号電圧値と、非透過光領域に対
応する信号電圧値の中間の所定の電圧値(その詳細は後
述する)をしきい値として2値化処理を行う。この場合
、所定の電圧値は外部の操作パネルの操作により調整可
能なように構成される。この2値化回路37で2値化処
理された画像信号は、次段の倍率調整回路36に出力さ
れる。
倍率調整回路36は、尖鋭度強調回路35から出力され
る画像信号および第2の2値化回路37より出力される
画像信号に対し、それぞれ倍率調整のデータ処理を施し
、次段の網点発生回路38に出力するように構成される
網点発生回路38は、入力されたデータに応じた網かけ
がなされるように光変調器39を制御し、すなわちレー
ザー装置40から投射されたレーザー光を光変調器39
によりオン・オフ制御する。
光変調器39によりオン・オフ制御されたレーザー光は
、ガルバノメータ41で主走査方向く第2図左右方向)
にスキャンされながら、図示を省略した送りローラ等に
より副走査方向(第2図紙面垂直方向)へ移送される未
露光フィルム42上に照封されて、網かけされた複製画
像がフィルム42上に露光記録される。この場合、網点
発生回路38、レーザー装置40.光変調器39.ガル
バノミラ−41等により露光記録部43が構成される。
この露光記録部43の側方位置には露光済フィルム42
を現像するための現像部44が設けられる。露光済フィ
ルム42の現象部44への搬入は、手作業で行ってもよ
く、あるいは搬送装置(図示省略)を用いて自動搬入す
るように構成してもよい。
動  作 次に、上記装置を用いて網かけ版6(第8図)とマスク
版7(第9図)を作成する手順について説明する。
1、wAかけ版の作成 まず、網かけ版6(第8図)の作成はつぎのようにして
行なう。この手順は通常のスキャナによる網かけ版作成
手順と同様である。
■ 最初に、選択モードを「網かけ版作成モード」に切
換えて、マスク版作成装置を初期設定する。すなわち、
セットアツプ作業によりグラデーション、尖鋭度強調9
倍率等を所望値に設定する。
この場合、グラデーションは、例えば第3図のグラデー
ションカーブAが得られるように設定する。
■ つぎに、第1図に示すように、印画紙等の反射原画
10を貼り付けた透明シート11を、反射原画10の原
画表面を下向きにして原画セット部21にセットし、そ
の上から原画カバー(図示省略)を被せる。
■ 内部光源23を点灯しくこのとき外部光源22は消
灯されている)、スキャニングスタートボタンを押す。
もつとも、内部光源23の点対は、選択モードの「網か
け版作成モード」への切換えに連動して自動的に行なわ
れるように構成することが好ましい。
スキャニングスタートボタンが押されると、ラインセン
サ25による主走査が原点位置から開始されるとともに
、走行体31が副走査方向く第1図右方)へ移動を開始
して、原画セット部21にセットされた透明シート11
と原画10の画像データとがライセンサ25により順次
読み取られる。
このとき、ラインセンサ25には、内部光源23から照
射されて原画面で反射された光が入射されるため、ライ
ンセンサ25の出力信号として、原画10に描かれた絵
柄や透明シート11等の濃度値に応じた電圧値をもつア
ナログ信号が1がられる。
このラインセンサ25の出力信号は、A/D変換回路3
2によりディジタル信号に変換され、シェーディング補
正回路33によりシェーディング補正された後、グラデ
ーション回路34に入力される。グラデーション回路3
4では、第3図のグラデーションカーブAに従って微妙
なyArei制御がなされるように出力電圧値が調整さ
れる。このグラデーション回路34の出力信号は尖鋭度
強調回路35に入力され、シャープ信号Sと、フィルタ
処理回路で作成されたアンシャープ信号Uを用いてS+
K (S−LJ)の演算処理(尖鋭度強調処理)が行な
われる。こうして尖鋭度強調処理された画像信号は、倍
率調整回路36に入力されて倍率調整のデータ処理が施
された後、露光記録部43の網点発生回路38に入力さ
れる。露光記録部43では、網点発生回路38に入力さ
れたデータに基づき光変調器39を制御してレーザー装
置40から投射されたレーザー光をオン・オフ制御し、
そのレーザー光を、副走査方向に移送される未露光フィ
ルム42上に主走査させて、網かけされた複製画像をフ
ィルム42上に露光記録させる。こうして複製画像が露
光記録されたフィルム42は現像部44に送られ、現像
部44で現像処理されて、第8図に示す網かけ版6が作
成される。
2、マスク版の作成 つぎに、マスク版7(第9図)を作成する。その手順は
次のようにして行う。
■ まず、選択モードを「マスク版作成モード」に切換
える。これにより、グラデーション回路34は第1の2
値化回路として機能するように設定され、ずなわち同回
路34が第3図のグラデーションカーブBが得られるよ
うに調整される。また、尖鋭度強調回路35がアンシャ
ープ信号作成回路として機能するように設定される。
■ つぎに、第1図に示す内部光源23を消灯し、代わ
りに外部光源22を点灯する。もっとも、上記動作は、
選択モードを「マスク版作成モード」に切換えたときに
、その切換操作に連動して自動的に行なわれるように構
成することが好ましい。
■ また、透明シート11上に被せていた原画カバー(
図示省略)を取外して、代わりに第1図に示す半透明拡
散板45を透明シート11上に載せる。この拡散板45
は、ランプ等の点光源22から投射された光を拡散して
透明シート11側へ送り、透明シート11を介して、入
力光学系の光路に光を入射する作用を果す。
■ この後、スキャニングスタートボタンを押す。
スキャニングスタートボタンが押されると、ラインセン
サ25による主走査が原点位置から再び開始されるとと
もに、走行体31が副走査方向く第1図右方)へ移動を
開始して、画像データがラインセンサ25により順次読
み取られる。このとき外部光源22から投射された光は
、反射原画10の領域では上方に反射され、それ以外の
領域では透過してスリット26を通過した光がラインセ
ンサ25に結像される。第4図(a)、 (b)は、反
射原画10が貼り付けられた透明シート11と、同原稿
に対する透過光の光分布との関係を模式的に示した図で
ある。同図からも分るように、透過光は、反射原画10
に対応する領域以外の領域、すなわち透明シート11の
みが存在する領域に分布Jる。したがって、ラインセン
サ25の出力信号は、反射原画10が走査されている区
間においては低電圧となり、それ以外の透明シート11
のみが存在する領域が走査されている区間においては高
電圧となる。
このラインセンサ25の出力信号はA/D変換回路32
.シェーディング補正回路33を経てグラデーション回
路34に入力される。グラデーション回路34は、既述
したように、グラデーションカーブB(第3図)の特性
をもたせてあり、すなわち透過光領域の信号電圧値と非
透過光領域の信号電圧値の中間の電圧値をしきい値とし
て2(自生処理する第1の2値化回路として機能する。
したがって、グラデーション回路(第1の2値化回路)
34の出力信号は、反射原画10が走査されている区間
においては一定低電圧rLJの信号となり、それ以外の
透明シート11のみが存在する領域が走査されている区
間においては一定高電圧rHJの信号となる。
このグデーション回路34の出力信号は、尖鋭度強調回
路35に入力される。尖鋭度強調回路35は、既述した
ように、選択モードの切換えによりアンシャープ信号作
成回路として機能するように設定されているので、入力
された画像信号は尖鋭度強調回路35内のフィルタ処理
回路へ入力されて、その画像信号Sと、その周辺の複数
の画素の画像信号とが加算平均されたアンシャープ信号
Uが作成される。第4図(C)は、こうして作成された
アンシャープ信号Uを示す。
このアンシャープ信号Uは、次段の第2の2値化回路3
7に入力される。第2の2値化回路37では、アンシャ
ープ信号UのrHJレベル(すなわち透過光領域に対応
する信号電圧値)と、「シ」レベル(すなわち非透過光
領域に対応する信号電圧値)の中間に位置する所定の電
圧値をしきい値(第4図(C)参照)として、アンシャ
ープ信号Uを2値化処理し、第4図(d)に示すような
2wi化信号を作成する。この2値化信号Tは、アンシ
ャ−プ信号Uのしきい値(所定の電圧値)よりも高い電
圧区間に相当する区間においては一定高電圧rHJの信
号となり、アンシャープ信号Uのしきい値(所定の電圧
値)よりも低い電圧区間に相当する区間においては一定
低電圧「L」の信号となる。このとき、低電圧「し」の
電圧値は、後段の露光記録部43において0%の網かけ
を指令し、高電圧rHJの電圧値は、100%の網かけ
を指令するような電圧値が選ばれている。ところで、上
記しきい値(第4図(C))に相当する所定の電圧値は
、外部の操作パネルからの操作により調整可能であり、
したがってこのしきい値を変更することにより、2gf
i化信号TのrLJレベルの区間長を調整することがで
きる。すなわち、しきい値(所定の電圧値)をアンシャ
ープ信号UのrHJレベルとrLJレベルのちょうど中
間の電圧値に設定すれば、2値化信号TのrLJレベル
の区間長を、非透過光領域(第4図(a)の原画10の
領域に相当する領域)の区間長に一致させることができ
る。そして、その中間電圧値からしきい値(所定の電圧
値)をアンシャープ信号UのrLJレベルに近すけてい
けば、それに応じて2圃化信号TのrLJレベルの区間
長を短くでき、逆にしきいlit!(所定の電圧値)を
アンシト−ブ信号Uの「H」レベルに近すけていけば、
それに応じて2値化信号TのrLJレベルの区間長を良
くできる。
第4図の例では、しきい値をアンシャープ信号Uの中間
電圧値よりも低くしているので、2値化信号TのI’L
Jレベルの区間長は、非透過光領域(第4図(a)の原
画10の領域に相当する領域〉の区間長よりも短くなっ
ている。
この2値化信号Tは、次段の倍率調整回路36に入力さ
れて倍率調整のデータ処理が施された後、露光記録部4
3の網点発生回路38に入力される。
露光記録部43では、上記の2値化処理された画像デー
タに基づき、レーザー装置40から投射されたレーザー
光が光変調器39によりオン・オフ制御されて、未露光
フィルム41上に走査される。
これにより、2値化信号TのrLJレベルの区間では0
%に網かけされ、2値化信号TのrHJレベルの区間で
は100%に網かけされた複製画像が、未露光フィルム
42に露光記録されることとなる。こうして2値化処理
された複製画像が露光記録されたフィルム42は現像部
44に搬入され、ここで現像処理されて第9図に示すマ
スク版7が作成される。第4図(e)は、マスク版7の
網かけ状態を示したもので、2値化信号TのrLJレベ
ルに対応する領域14は0%に網かけされていわゆる「
ヌケ」と呼ばれる透明領域となっており、2値化信号T
のrHJレベルに対応する領域15は100%に網かけ
されていわゆる「ベタ」と呼ばれる不透明領域となって
いる。第4図の例では、2値化信号TのrLJレベル区
間長が反射原画100区間長よりも短くなっているので
、その分だけマスク版7の透明領域14は、反射原画1
0よりも寸法の小さなものとなっている。
こうして作成したマスク版7(第9図)を、既に作成済
の網かけ版6(第8図)上に位置決めして重ね合わせ、
これを密着プリンタにセットし未露光フィルムに密着し
て露光を与えれば、第7図に示す絵柄板5が作成される
実施例の効果 以上のように、この実施例では、第8図に示す網かけ版
6の網かけを、コンタクトスクリーンではなく、マスク
版作成装置により電子的に行っているため、その絵柄領
域16を高画質のものとすることができる。また、マス
ク版7の作成を、網かけ版6と同様、マスク版作成装冨
により電子的に網かけして行なっているため、複製画像
の倍率や歪率がマスク版7と網かけ版6とで均等となり
、精度の良い絵柄板5を作成できる。しかも、マスク版
7の作成時において、必要に応じ第2の2値化回路37
のしきい値(所定の電圧値)を調整することにより、マ
スク版7の透明領域14の寸法を調整することもできる
。例えば、第4図に示すように、しきい値をアンシャー
プ信号Uの中間電圧値よりも低く設定すれば、反射原稿
10よりも若干小さな寸法の透明領域14を有するマス
ク版7を作成できる。この場合には、密着プリンタによ
る絵柄板5の作成時において、マスク版7と網かけ版6
を重ね合せる際に、透明領域14と絵柄領!ii!c1
6の見当合せを容易に行なうことができ、製版の作業性
を向上できる。また、第2の2値化回路37のしきい値
(所定の電圧値)をアンシャープ信号Uの中間電圧値よ
りも高く設定すれば、反射原画10よりも若干大ぎな寸
法の透明領域14を有するマスク版7を作成できる。こ
の場合には、そのマスク版7と網かけ版6を用いて、絵
柄領域の周辺部にふちどり(例えば20%穆度の網:任
意に変えうる。)がなされた絵柄板5を作成することが
可能となる。
応用例 上記実施例においては、反射原画10を裏面側から照明
する光源としてランプ等の点光源22を使用しているが
、点光源22に代えて面光源(図示省略)を使用しても
よい。面光源を使用すると、点光源22に比べて照明ム
ラを低減できるため、拡散板45を省略することが可能
となる。もつとも、照明ムラを一層なくするために、面
光源と拡散板45を並用するようにしてもよい。
また、上記の実施例では原画が白黒である白黒用の装置
について説明したが、原画がカラーである場合にも適用
できるし、カラー用の装置についても適用できる。
さらに、グラデーション回路34をグラデーション専用
回路と2値化回路(線画回路)とを並設して、切替え使
用するようにしてもよい。
さらにまた、透明シート11の代りに第6図に示すよう
な文字ポジ版を使用し、これに写真原画10を貼り込む
ようにしてもよい。
(発明の効果) 以上のように、この発明のマスク版作成方法およびその
作成装置によれば、電子的に綱かけして作成された網か
け版を粘度良くマスクできるマスク版を作成できて、画
質の優れた絵柄版の作成が可能となり、しかも絵柄版の
作成時において網かけ版とマスク版の見当合せを容易に
行なえるとともに、絵柄版の絵柄領域の周辺部にふちど
りの付けうるマスク版の作成も可能となるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるマスク版作成装置の
入力部を示す概略構成図、第2図は同装置の信号処理部
と出力部を示す概略構成図、第3図はグラデーション回
路の入力電圧と出力電圧の関係を示す特性図、第4図は
マスク版の作成原理を示す模式図、第5図は印刷物の一
例を示す平面図、第6図は印刷版の作成に使用される文
字版の平面図、第7図は同じく絵柄版の平面図、第8図
は網かけ版の平面図、第9図はマスク版の平面図、第1
0図は製版用カメラの概略構成図である。 6・・・網かけ版、    7・・・マスク版、10・
・・反射原画、   11・・・透明シート、22・・
・光源、     24・・・画像走査部、34・・・
グラデーション回路 (第1の2値化回路)、 35・・・尖鋭度強調回路 (アンシャープ信号作成回路)、 37・・・第2の2値化回路、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明シート上に貼り付けられた反射原画を原画表
    面側から画像走査して網かけされた複製画像を未露光フ
    ィルムに露光記録し、この露光済フィルムを現像するこ
    とにより得られた網かけ版をマスクするためのマスク版
    の作成方法であって、前記反射原画が貼り付けられた透
    明シートの裏面側から透過照明を与えて原画表面側から
    画像走査し、得られた画像信号を透過光領域の信号電圧
    値と非透過光領域の信号電圧値の中間の電圧値をしきい
    値として2値化処理し、その2値化処理された画像信号
    をフィルタ処理してその画像信号とその周辺の複数の画
    素の画像信号とが加算平均されたアンシャープ信号を作
    成し、そのアンシャープ信号を透過光領域に対応する信
    号電圧値と非透過光領域に対応する信号電圧値の中間の
    所定の電圧値をしきい値として2値化処理し、その2値
    化処理された画像信号を用いて複製画像を未露光フィル
    ムに露光記録し現像処理してマスク版を作成するマスク
    版作成方法。
  2. (2)透明シート上に貼り付けられた反射原画を原画表
    面側から画像走査して網かけされた複製画像を未露光フ
    ィルムに露光記録し、この露光済フィルムを現像して得
    られた網かけ版をマスクするためのマスク版の作成装置
    であつて、 反射原画が貼り付けられた透明シートが原画面を下向き
    にしてセットされる原画セット部と、前記原画セット部
    の上方に配置された光源と、前記原画セット部の下方に
    配置された画像走査部と、 前記画像走査部の画像走査により得られた画像信号を、
    透過光領域の信号電圧値と非透過光領域の信号電圧値の
    中間の電圧値をしきい値として2値化処理する第1の2
    値化回路と、 前記第1の2値化回路により2値化処理された画像信号
    をフィルタ処理して、その画像信号とその周辺の複数の
    画像信号とが加算平均されたアンシャープ信号を作成す
    るアンシャープ信号作成回路と、 前記アンシャープ信号を、透過光領域に対応する信号電
    圧値と非透過光領域に対応する信号電圧値の中間の所定
    の電圧値をしきい値として2値化処理する第2の2値化
    回路と、 前記第2の2値化回路により2値化処理された画像信号
    を用いて複製画像を未露光フィルムに露光記録する露光
    記録部とを備えた、マスク版作成装置。
  3. (3)第2の2値化回路は、そのしきい値に相当する所
    定の電圧値が外部操作により変更可能に構成されている
    特許請求の範囲第2項記載のマスク版作成装置。
JP61167419A 1986-07-15 1986-07-15 マスク版作成方法およびその作成装置 Granted JPS6323480A (ja)

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JPH0518508B2 JPH0518508B2 (ja) 1993-03-12

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