JPS63233370A - 水中の全有機炭素測定装置 - Google Patents
水中の全有機炭素測定装置Info
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- JPS63233370A JPS63233370A JP6691387A JP6691387A JPS63233370A JP S63233370 A JPS63233370 A JP S63233370A JP 6691387 A JP6691387 A JP 6691387A JP 6691387 A JP6691387 A JP 6691387A JP S63233370 A JPS63233370 A JP S63233370A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、水に含まれている有機炭素の全量を測定する
装置に関するものである。
装置に関するものである。
(従来の技術)
水に含まれている有機炭素の全量を測定する装置として
、例えば、第3図に示した特開昭60−159642号
公報に開示されたものが知られている。
、例えば、第3図に示した特開昭60−159642号
公報に開示されたものが知られている。
この有機炭素測定装置は、試料セル21内に窓22を設
けて試料室23と光源室24とを構成し、試料室23内
に導電率検出用の電ff!25を配置するとともに、
・試料室23に試料水の流入口26と流出口2
7が設けられ、かつ前記光源室24に紫外線ランプ28
が配置されなものである。
けて試料室23と光源室24とを構成し、試料室23内
に導電率検出用の電ff!25を配置するとともに、
・試料室23に試料水の流入口26と流出口2
7が設けられ、かつ前記光源室24に紫外線ランプ28
が配置されなものである。
この測定装置による水が含んだ全有機炭素の測定は、前
記試料室23に試料水を供給して、その導電率を電極2
5を介して検出する。次に、前記紫外線ランプ28で試
料水に紫外線を照射して、試料水に含まれている有機炭
素化合物を酸化分解し、このときに発生する二酸化炭素
によって生成される炭酸イオンによる、試料水の導電率
の変化を電極25で検出する。
記試料室23に試料水を供給して、その導電率を電極2
5を介して検出する。次に、前記紫外線ランプ28で試
料水に紫外線を照射して、試料水に含まれている有機炭
素化合物を酸化分解し、このときに発生する二酸化炭素
によって生成される炭酸イオンによる、試料水の導電率
の変化を電極25で検出する。
このようにして検出した、紫外線の照射前後の試料水の
導電率の変化に基づいて、試料水の有機炭素の総量を測
定するものである。
導電率の変化に基づいて、試料水の有機炭素の総量を測
定するものである。
また、第4図に示した米国特許第3958941号明細
書に開示された有機炭素測定装置も知られている。
書に開示された有機炭素測定装置も知られている。
この有機炭素測定装置は、試料水が供給される反応I!
31の上位部に気体室32が連設され、かつ反応槽31
内に紫外線ランプ33が挿入されている。34は純水が
注入される測定槽で、その底部がパイプ35で前記気体
室32に接続され、かつ測定槽34の上部に構成された
空隙部34aの部分がパイプ36で反応槽31に接続さ
れている。37は測定′Pa31に挿入された導電率セ
ルである。
31の上位部に気体室32が連設され、かつ反応槽31
内に紫外線ランプ33が挿入されている。34は純水が
注入される測定槽で、その底部がパイプ35で前記気体
室32に接続され、かつ測定槽34の上部に構成された
空隙部34aの部分がパイプ36で反応槽31に接続さ
れている。37は測定′Pa31に挿入された導電率セ
ルである。
水が含んだ有機炭素の総量の測定は、反応槽31の試料
水に紫外線ランプ33で紫外線を照射し、試料水に含ま
れている有機炭素化合物を酸化分解する。この酸化で生
成される二酸化炭素を、気体室32からパイプ35で測
定槽34に移送し、測定槽34の純水に溶解させて、こ
の純水の導電率の変化から、試料水が含んでいる有機炭
素の総量を測定するものである。
水に紫外線ランプ33で紫外線を照射し、試料水に含ま
れている有機炭素化合物を酸化分解する。この酸化で生
成される二酸化炭素を、気体室32からパイプ35で測
定槽34に移送し、測定槽34の純水に溶解させて、こ
の純水の導電率の変化から、試料水が含んでいる有機炭
素の総量を測定するものである。
(発明が解決しようとする問題点)
前記従来の有機炭素測定装置において、第3図に示され
たものは、試料室23で試料水に紫外線を照射し、かつ
この紫外線の照射によって生じる試料水の導電率の変化
を、試料室23に設けられた電極25で検出するもので
あって、試料室23を設けるのみでよいから、測定装置
をコンパクトにすることが可能である。
たものは、試料室23で試料水に紫外線を照射し、かつ
この紫外線の照射によって生じる試料水の導電率の変化
を、試料室23に設けられた電極25で検出するもので
あって、試料室23を設けるのみでよいから、測定装置
をコンパクトにすることが可能である。
しかし、試料水の有機炭素の酸化分解と、それに伴なっ
て生じる試料水の導電率の変化の検出とを試料室23で
行う。このなめ、試料水に含有された有機炭素の酸化分
解を促進するために、試料水に対して導電性を有する酸
化助剤、例えばに2S208などを添加すると、この酸
化助剤による導電率の変化が生じて、測定結果に影響を
及ぼす。
て生じる試料水の導電率の変化の検出とを試料室23で
行う。このなめ、試料水に含有された有機炭素の酸化分
解を促進するために、試料水に対して導電性を有する酸
化助剤、例えばに2S208などを添加すると、この酸
化助剤による導電率の変化が生じて、測定結果に影響を
及ぼす。
したがって、例えば、試料水が含む酸素量が少なく、そ
の有機炭素の酸化分解が十分に行なわれにくいような場
合にも酸化助剤を使用することが困難であるから、有機
炭素量の測定精度が低下するような場合が生じる問題が
ある。また、導電性を有する有機物、例えばフタル酸水
素カリウムなどの場合にも、正確な有機炭素量を測定す
ることが困難な問題もある。
の有機炭素の酸化分解が十分に行なわれにくいような場
合にも酸化助剤を使用することが困難であるから、有機
炭素量の測定精度が低下するような場合が生じる問題が
ある。また、導電性を有する有機物、例えばフタル酸水
素カリウムなどの場合にも、正確な有機炭素量を測定す
ることが困難な問題もある。
これに対して、前記第4図に示した有機炭素測定装置は
、反応槽31と測定槽34とが各別に形成され、反応槽
31で生成された二酸化炭素を測定槽34に移送して、
測定槽34で前記二酸化炭素による導電率の変化を検出
する。
、反応槽31と測定槽34とが各別に形成され、反応槽
31で生成された二酸化炭素を測定槽34に移送して、
測定槽34で前記二酸化炭素による導電率の変化を検出
する。
したがって、反応槽31の試料水に導電性を有する酸化
助剤を添加して、試料水の酸化分解を促進しても、この
酸化助剤による導電率の変化は、測定11!!34の水
には影響しないから、反応槽31の試料水に酸化助剤を
添加して、試料水の有機炭素量を測定することが可能で
あり、測定精度を向上させることができる。また、導電
性を有する有機物の場合にも、正確な有機炭素量を測定
することが可能である。
助剤を添加して、試料水の酸化分解を促進しても、この
酸化助剤による導電率の変化は、測定11!!34の水
には影響しないから、反応槽31の試料水に酸化助剤を
添加して、試料水の有機炭素量を測定することが可能で
あり、測定精度を向上させることができる。また、導電
性を有する有機物の場合にも、正確な有機炭素量を測定
することが可能である。
しかし、反応槽31と測定槽34とを各別に設け、かつ
それらをパイプで接続することが必要であるから、構造
が複雑で装置が大型になる問題がある。
それらをパイプで接続することが必要であるから、構造
が複雑で装置が大型になる問題がある。
また、反応槽31の二酸化炭素をパイプで測定槽34に
移送するから、不純物が混入して測定精度を低下させる
などの問題も生じる。
移送するから、不純物が混入して測定精度を低下させる
などの問題も生じる。
本発明は、上記のような問題を解決するものであって、
装置をコンパクトにすることを可能にするとともに、試
料水に酸化助剤を添加しても、それが測定結果に影響す
ることをなくして、精度が高い測定ができるとともに、
導電性を有する有機物も高い精度で測定することが可能
な水中の全有機炭素測定装置をうろことを目的とするも
のである。
装置をコンパクトにすることを可能にするとともに、試
料水に酸化助剤を添加しても、それが測定結果に影響す
ることをなくして、精度が高い測定ができるとともに、
導電性を有する有機物も高い精度で測定することが可能
な水中の全有機炭素測定装置をうろことを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段)
第1発明の有機炭素測定装置は、試料槽内が、ガスのみ
を透過させる隔膜で反応室と測定室の2室に区画され、
かつ反応室に、その内部の試料水に紫外線を照射する紫
外線照射部材が、測定室に試料水の導電率検出部材がそ
れぞれ付設され、反応室と測定室のそれぞれに試料水が
供給されることを特徴とするものである。
を透過させる隔膜で反応室と測定室の2室に区画され、
かつ反応室に、その内部の試料水に紫外線を照射する紫
外線照射部材が、測定室に試料水の導電率検出部材がそ
れぞれ付設され、反応室と測定室のそれぞれに試料水が
供給されることを特徴とするものである。
また、第2発明は、前記隔膜で区画構成された反応室と
測定室において、反応室に、その内部の試料水に紫外線
を照射する紫外線照射部材が付設され、測定室に二酸化
炭素を定量するガス分析器が設けられ、反応室に試料水
が、測定室にキャリアとしての不活性ガスがそれぞれ供
給されることを特徴とするものである。
測定室において、反応室に、その内部の試料水に紫外線
を照射する紫外線照射部材が付設され、測定室に二酸化
炭素を定量するガス分析器が設けられ、反応室に試料水
が、測定室にキャリアとしての不活性ガスがそれぞれ供
給されることを特徴とするものである。
(作用)
第1発明の有機炭素測定装置は、反応室と測定室のそれ
ぞれに試料水を供給し、このときの測定室の試料水の導
電率をまず導電率検出部材で検出する0次に、紫外線照
射部材で反応室の試料水に紫外線を照射し、試料水の有
機炭素化合物を酸化分解し二酸化炭素を発生させる。こ
の二酸化炭素が隔膜を透過して測定室に移行し炭酸イオ
ンになるから、再度測定室の試料水の導電率を導電率検
出部材で検出する。
ぞれに試料水を供給し、このときの測定室の試料水の導
電率をまず導電率検出部材で検出する0次に、紫外線照
射部材で反応室の試料水に紫外線を照射し、試料水の有
機炭素化合物を酸化分解し二酸化炭素を発生させる。こ
の二酸化炭素が隔膜を透過して測定室に移行し炭酸イオ
ンになるから、再度測定室の試料水の導電率を導電率検
出部材で検出する。
このようにして検出した測定室の導電率の変化から、前
記試料水が含んでいる有機炭素の全量を測定するもので
ある。
記試料水が含んでいる有機炭素の全量を測定するもので
ある。
また、第2発明の有機炭素測定装置は、試料水を反応室
に供給し、測定室にはキャリアガスとしての窒素ガス、
酸素ガスまたはヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスを
供給し、そのときの測定室の二酸化炭素をガス分析器で
定量する。そして、反応室の試料水に紫外線照射部材で
紫外線を照射して、この試料水の有機炭素化合物を酸化
分解し二酸化炭素を発生させる。この二酸化炭素は隔膜
を透過して測定室に移行し、前記キャリアガスでガス分
析器に送られるから、その二酸化炭素をガス分析器で定
量する。
に供給し、測定室にはキャリアガスとしての窒素ガス、
酸素ガスまたはヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスを
供給し、そのときの測定室の二酸化炭素をガス分析器で
定量する。そして、反応室の試料水に紫外線照射部材で
紫外線を照射して、この試料水の有機炭素化合物を酸化
分解し二酸化炭素を発生させる。この二酸化炭素は隔膜
を透過して測定室に移行し、前記キャリアガスでガス分
析器に送られるから、その二酸化炭素をガス分析器で定
量する。
このようにして測定した二酸化炭素の量の変化から、前
記試料水に含まれた有機炭素の全量を測定するものであ
る。
記試料水に含まれた有機炭素の全量を測定するものであ
る。
(実施例)
第1発明の水中の全有機炭素測定装置の実施例を第1図
について説明する。
について説明する。
第1図において、1は試料槽で、その内部がフッ素樹脂
またはシリコンなどのガスのみを透過する材料で形成さ
れた隔膜2で反応室3と測定室4の2室に区画されてい
る。
またはシリコンなどのガスのみを透過する材料で形成さ
れた隔膜2で反応室3と測定室4の2室に区画されてい
る。
5は反応室3側において試料槽1の一部に設けられた窓
で、これは石英硝子などの紫外線を透過することが可能
な材料で形成されている。6は反応室3の外側において
前記窓5と相対する状態に配置された紫外線照射部材と
しての紫外線ランプである。
で、これは石英硝子などの紫外線を透過することが可能
な材料で形成されている。6は反応室3の外側において
前記窓5と相対する状態に配置された紫外線照射部材と
しての紫外線ランプである。
7は測定室4内に配置された導電率検出部材としての導
電率検出用の電極であり、この電極7の出力信号に基づ
いて測定室4内の試料水の導電率を検出する。
電率検出用の電極であり、この電極7の出力信号に基づ
いて測定室4内の試料水の導電率を検出する。
8a、8bは反応室3と測定室4のそれぞれに対して設
けられた流入口で、これらから反応室3と測定室4のそ
れぞれに対して試料水が供給される。
けられた流入口で、これらから反応室3と測定室4のそ
れぞれに対して試料水が供給される。
9a、9bは反応室3と測定室4のそれぞれに対して設
けられた試料水の流出口である。
けられた試料水の流出口である。
この有機炭素測定装置は、その流入口8a、8bのそれ
ぞれから反応室3と測定室4とに試料水を供給し、測定
室4の試料水の導電率(測定装置のバックグラウンドも
含む)を電極7を介して検出する0次に、紫外線ランプ
6を点灯し、窓5を介して反応室3の試料水に紫外線を
照射して、試料水に含まれている有機炭素化合物を酸化
分解し、二酸化炭素を発生させる。この二酸化炭素は隔
膜2を透過して測定室4の試料水に移行し、炭酸イオン
に変わるから、二酸化炭素が移行したのちの測定室4の
試料水の導電率を電極7を介して検出する。
ぞれから反応室3と測定室4とに試料水を供給し、測定
室4の試料水の導電率(測定装置のバックグラウンドも
含む)を電極7を介して検出する0次に、紫外線ランプ
6を点灯し、窓5を介して反応室3の試料水に紫外線を
照射して、試料水に含まれている有機炭素化合物を酸化
分解し、二酸化炭素を発生させる。この二酸化炭素は隔
膜2を透過して測定室4の試料水に移行し、炭酸イオン
に変わるから、二酸化炭素が移行したのちの測定室4の
試料水の導電率を電極7を介して検出する。
このようにして、反応室3の試料水に紫外線を照射する
前後の測定室4の試料水の導電率のそれぞれを検出し、
これらの導電率の変化に基づいて試料水の有機炭素の全
量を測定する。
前後の測定室4の試料水の導電率のそれぞれを検出し、
これらの導電率の変化に基づいて試料水の有機炭素の全
量を測定する。
反応室3に供給する試料水は、それをそのまま供給する
ことができることはもちろんであるが、試料水に対して
、それが含んでいる有機炭素の酸化分解を促進するため
に、K2B4O7などの酸化助剤を添加することも可能
である。
ことができることはもちろんであるが、試料水に対して
、それが含んでいる有機炭素の酸化分解を促進するため
に、K2B4O7などの酸化助剤を添加することも可能
である。
反応槽3に供給する試料水に酸化助剤を添加すれば、そ
の試料水の有機炭素の酸化分解が促進され、前記有機炭
素の測定を確実にすることができる。
の試料水の有機炭素の酸化分解が促進され、前記有機炭
素の測定を確実にすることができる。
しかも、反応室3と測定室4とは瀦膜2で区画されてお
り、反応室3から測定室4にはガスのみが移行し、前記
反応室3の試料水に添加した酸化助剤は測定室4の試料
水にはまったく影響を与えないから、測定室4の試料水
の導電率を検出することによって、高精度で有機炭素の
全員を測定することができる。
り、反応室3から測定室4にはガスのみが移行し、前記
反応室3の試料水に添加した酸化助剤は測定室4の試料
水にはまったく影響を与えないから、測定室4の試料水
の導電率を検出することによって、高精度で有機炭素の
全員を測定することができる。
そして、導電性を有するフタル酸水素カリウムなどの有
機物質も正確に測定することが可能である。
機物質も正確に測定することが可能である。
また、必要に応じて、試料水にりん酸などを添加して、
試料水を酸性1ヒしその無機炭素を除去することができ
る。
試料水を酸性1ヒしその無機炭素を除去することができ
る。
この実施例では、紫外線ランプ6を反応室3の外側に配
置しているが、この紫外線ランプ6は、第4図に示した
従来例のように、反応室3内に挿入状態に配置するなど
、反応室3の試料水に紫外線を照射することが可能に配
置すればよいものである。紫外線ランプ6を、反応室3
内に挿入状態に配置した場合は、前記実施例における窓
5は設けなくてよい。
置しているが、この紫外線ランプ6は、第4図に示した
従来例のように、反応室3内に挿入状態に配置するなど
、反応室3の試料水に紫外線を照射することが可能に配
置すればよいものである。紫外線ランプ6を、反応室3
内に挿入状態に配置した場合は、前記実施例における窓
5は設けなくてよい。
そして、試料槽1に対する隔膜2と窓5の取付けは、第
1図に示したように、試料槽1を複数個に分割して、そ
れらの間に隔膜2と窓5の各周囲部を直接に挟持させる
など、試料水のリークがないように取付ければよいもの
である。
1図に示したように、試料槽1を複数個に分割して、そ
れらの間に隔膜2と窓5の各周囲部を直接に挟持させる
など、試料水のリークがないように取付ければよいもの
である。
第2発明の有機炭素測定装置の実施例を第2図について
説明する。
説明する。
第2図において、11は試料槽、12はフッ素樹脂また
はシリコンなどのガスのみを透過する材料で形成された
隔膜で、この隔膜12で試料槽11内が反応室13と測
定室14の2室に区画されている15は反応室13側に
おいて試料槽11の一部に設けられた窓で、これは石英
硝子などの紫外線の透過が可能な材料で形成されている
。16は反応室13の外側に前記窓15と相対する状態
に配置された紫外線照射部材としての紫外線ランプであ
る。
はシリコンなどのガスのみを透過する材料で形成された
隔膜で、この隔膜12で試料槽11内が反応室13と測
定室14の2室に区画されている15は反応室13側に
おいて試料槽11の一部に設けられた窓で、これは石英
硝子などの紫外線の透過が可能な材料で形成されている
。16は反応室13の外側に前記窓15と相対する状態
に配置された紫外線照射部材としての紫外線ランプであ
る。
18a、 18bは反応室13と測定室14のそれぞれ
に設けた流入口で、これらから反応室13には試料水が
、測定室14にはキャリアガスとしてN2や02などの
ガスまたはlle、 Arなとの不活性ガスがそれぞれ
供給される。19a、 19bは反応室13と測定室1
4のそれぞれに設けられた流出口である。そして、測定
室14の流出口19bにガス分析器17が接続され、こ
のガス分析器17で測定室14内の二酸化炭素を定員す
るように構成されている。
に設けた流入口で、これらから反応室13には試料水が
、測定室14にはキャリアガスとしてN2や02などの
ガスまたはlle、 Arなとの不活性ガスがそれぞれ
供給される。19a、 19bは反応室13と測定室1
4のそれぞれに設けられた流出口である。そして、測定
室14の流出口19bにガス分析器17が接続され、こ
のガス分析器17で測定室14内の二酸化炭素を定員す
るように構成されている。
この有機炭素測定装置は、前記のように、反応室13に
試料水を、測定室14には不活性ガスをそれぞれ供給し
、前記不活性ガスの二酸化炭素の量をガス分析器17で
定量する。次に、紫外線ランプ16を点灯し、窓15を
介して反応室13の試料水に紫外線を照射して、試料水
に含まれている有機炭素化合物を酸化分解し、二酸化炭
素を発生させる。この二酸化炭素は、隔膜12を透過し
て測定室14に移行し、キャリアガスでガス分析器17
に送られ、ガス分析器17で定量される。
試料水を、測定室14には不活性ガスをそれぞれ供給し
、前記不活性ガスの二酸化炭素の量をガス分析器17で
定量する。次に、紫外線ランプ16を点灯し、窓15を
介して反応室13の試料水に紫外線を照射して、試料水
に含まれている有機炭素化合物を酸化分解し、二酸化炭
素を発生させる。この二酸化炭素は、隔膜12を透過し
て測定室14に移行し、キャリアガスでガス分析器17
に送られ、ガス分析器17で定量される。
このようにして、反応室13の試料水に紫外線を照射す
る前後に定量した測定室14の二酸化炭素量の変化から
、試料水の有機炭素の全量を測定するものである。
る前後に定量した測定室14の二酸化炭素量の変化から
、試料水の有機炭素の全量を測定するものである。
この測定装置では、反応室13の試料水と、この試料水
から分離して移行させた測定室14の二酸化炭素とを隔
膜12で隔離しており、かつこれらを混合させることは
不必要であるから、不純物の混入による測定精度の低下
を小さくすることが可能である。
から分離して移行させた測定室14の二酸化炭素とを隔
膜12で隔離しており、かつこれらを混合させることは
不必要であるから、不純物の混入による測定精度の低下
を小さくすることが可能である。
(発明の効果)
本発明の水中の全有機炭素測定装置は上記のように、1
個の試料槽で構成されているから、装置をコンパクトに
することが可能である。
個の試料槽で構成されているから、装置をコンパクトに
することが可能である。
そして、ガスのみを透過させる隔膜で、前記試料槽内を
2室に分割して反応室と測定室とを形成し、反応室の試
料水に紫外線を照射して、この試料水に含まれた有機炭
素化合物を酸化分解して発生させた二酸化炭素を、前記
隔膜を透過させて測定室に移行させる。この反応室から
移行した二酸化炭素による、測定室の試料水の導電率の
変化を検出、または測定室を気相として、そこに移行し
てきた前記二酸化炭素をガス分析器で定員して、前記試
料水の有機炭素の全量を測定するものである。
2室に分割して反応室と測定室とを形成し、反応室の試
料水に紫外線を照射して、この試料水に含まれた有機炭
素化合物を酸化分解して発生させた二酸化炭素を、前記
隔膜を透過させて測定室に移行させる。この反応室から
移行した二酸化炭素による、測定室の試料水の導電率の
変化を検出、または測定室を気相として、そこに移行し
てきた前記二酸化炭素をガス分析器で定員して、前記試
料水の有機炭素の全量を測定するものである。
したがって、反応室の試料水に酸化助剤を添加しても、
その影響は測定室には及ばない、このため、反応室の試
料水に酸化助剤を添加し、試料水の有機炭素の酸化分解
を促進して有機炭素の測定精度を向上させることができ
るとともに、導電性を有する有機物質も正確に測定する
ことが可能である。
その影響は測定室には及ばない、このため、反応室の試
料水に酸化助剤を添加し、試料水の有機炭素の酸化分解
を促進して有機炭素の測定精度を向上させることができ
るとともに、導電性を有する有機物質も正確に測定する
ことが可能である。
また、反応室よりも測定室の容積を小さくすることによ
って、測定の感度を高くすることもできる。
って、測定の感度を高くすることもできる。
測定室を気相にした場合は、そこに移行してきた二酸化
炭素をそのままガス分析器で定量するから、従来例のよ
うに、気、液を混合する場合に比して、不純物の混入を
少なくすることができ、試料水の有機炭素の測定精度を
向上させることが可能である。
炭素をそのままガス分析器で定量するから、従来例のよ
うに、気、液を混合する場合に比して、不純物の混入を
少なくすることができ、試料水の有機炭素の測定精度を
向上させることが可能である。
第1図は第1発明の実施例を示す断面図、第2図は第2
発明の実施例を示す断面図、第3図と第4図はそれぞれ
異なった従来例の断面図である。 1:試料槽、2:隔膜、3・13:反応室、4・14:
測定室、5・15:窓、6・16:紫外線ランプ、7:
電極、17:ガス分析器。
発明の実施例を示す断面図、第3図と第4図はそれぞれ
異なった従来例の断面図である。 1:試料槽、2:隔膜、3・13:反応室、4・14:
測定室、5・15:窓、6・16:紫外線ランプ、7:
電極、17:ガス分析器。
Claims (2)
- (1)試料槽内が、ガスのみを透過させる隔膜で反応室
と測定室の2室に区画され、かつ反応室に、その内部の
試料水に紫外線を照射する紫外線照射部材が、測定室に
試料水の導電率検出部材がそれぞれ付設され、反応室と
測定室のそれぞれに試料水が供給される水中の全有機炭
素測定装置。 - (2)試料槽内が、ガスのみを透過させる隔膜で反応室
と測定室の2室に区画され、かつ反応室に、その内部の
試料水に紫外線を照射する紫外線照射部材が付設され、
測定室に二酸化炭素を定量するガス分析器が設けられ、
反応室に試料水が、測定室にキャリアガスがそれぞれ供
給される水中の全有機炭素測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6691387A JPS63233370A (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 水中の全有機炭素測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6691387A JPS63233370A (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 水中の全有機炭素測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63233370A true JPS63233370A (ja) | 1988-09-29 |
Family
ID=13329682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6691387A Pending JPS63233370A (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 水中の全有機炭素測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63233370A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09510791A (ja) * | 1994-12-14 | 1997-10-28 | アナテル・コーポレイション | 光化学反応を監視するための改良セル及び回路 |
JP2004508551A (ja) * | 2000-09-06 | 2004-03-18 | アナテル・コーポレイション | 水中における全有機炭素含有量測定装置の改良 |
JP2006090732A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Dkk Toa Corp | 全有機炭素含量の測定方法および装置 |
JP2006300633A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Shimadzu Corp | 全有機体炭素測定装置 |
WO2006126296A1 (ja) * | 2005-05-26 | 2006-11-30 | Shimadzu Corporation | 全有機体炭素測定方法、全窒素量測定方法及びそれらの測定方法に用いる測定装置 |
CN105190307A (zh) * | 2013-05-15 | 2015-12-23 | 默克专利股份公司 | 用于测量液体电导率以便确定纯水和超纯水中极低水平的总有机碳(toc)的装置 |
CN110234987A (zh) * | 2017-02-15 | 2019-09-13 | 优志旺电机株式会社 | 测量装置 |
-
1987
- 1987-03-20 JP JP6691387A patent/JPS63233370A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP1890141A4 (en) * | 2005-05-26 | 2009-01-21 | Shimadzu Corp | METHOD FOR MEASURING TOTAL ORGANIC CARBON, METHOD FOR MEASURING TOTAL NITROGEN AND MEASURING APPARATUS FOR THESE TWO METHODS |
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CN110234987A (zh) * | 2017-02-15 | 2019-09-13 | 优志旺电机株式会社 | 测量装置 |
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