JPS63233017A - バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法 - Google Patents

バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法

Info

Publication number
JPS63233017A
JPS63233017A JP2173887A JP2173887A JPS63233017A JP S63233017 A JPS63233017 A JP S63233017A JP 2173887 A JP2173887 A JP 2173887A JP 2173887 A JP2173887 A JP 2173887A JP S63233017 A JPS63233017 A JP S63233017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic powder
barium ferrite
precipitate
gram atom
ferrite magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2173887A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Odan
恭二 大段
Takayuki Kimura
隆幸 木村
Kazuo Hashimoto
和生 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to US07/151,203 priority Critical patent/US4778734A/en
Priority to KR1019880000982A priority patent/KR920006822B1/ko
Publication of JPS63233017A publication Critical patent/JPS63233017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compounds Of Iron (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、六角板状のマグネトプランバイI・型バリウ
ムフェライト磁性粉およびその製造方法に関するもので
ある。
さらに詳しくは、本発明は高密度記録用の磁気記録媒体
に用いるのに適した、比表面積が20〜70rd/Q、
保磁力が200〜15000eであり、飽和磁化が従来
の水熱合成法により得られるものと比較して飛躍的に向
上したマグネトブランバイト型バリウムフェライト磁性
粉およびその製造方法に間するものである。
近年、磁気記録の高密度化の要求に伴い、バリウムフェ
ライト磁性粉を磁気記録媒体として用いる垂直磁気記録
方式の開発が進められている。
垂直磁気記録方式に用いられるバリウムフェライト磁性
粉としては、保磁力が適当な値(200〜15000e
)で、飽和磁化ができるだけ高く、しかも各粒子の磁気
特性が均一で、また粒子が小さく均一で、粒子の凝集、
焼結などがなく、分散性のよいものが望まれている。
特に、他の記録媒体用磁性粉と比べてバリウムフェライ
ト磁性粉は飽和磁化が低いため、できるだけ高い飽和磁
化をもつ微細粒子が望まれている。
(従来の技術) 従来、バリウムフェライト磁性粉の製造方法としては、
例えば共沈法、ガラス結晶化法、水熱合成法等種々の方
法が知られており、ガラス結晶化法については特公昭6
0−15574号公報、水熱合成法については、例えば
特開昭59−175707号公報、特公昭5o−12q
73号公報、特公昭60−15576号公報、特開昭6
0−137002号公報等で提案されている。
前記従来の方法で製造されるバリウムフェライト磁性粉
はいずれも次式Ba O−n Fe2O3で示されるF
e原子の一部をCo、Ti、Ni、Mn、Cu、Zn。
In、Ge、Nb、Zr等の金属元素単独、またはそれ
らの組合わせを用いて、かつ置換原子の価数の合計が置
換されるFe原子のそれと等しくなるように置換したも
のである。
また特開昭61−236194号公報には、FeJIX
子をAfJ、Cd 、Znから選ばれる一種以上の原子
で置換することにより、飽和磁化を向上させることが開
示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 水熱合成法により得られるバリウムフェライト磁性粉は
、一般に粒子の凝集が少なく、比較的分散性は良く、微
粒子であるが、飽和磁化が55cmU/a程度かそれよ
りも低いものしか得られなかった。これは、バリウムフ
ェライト磁性粉の表面積が20 d/Q以上、特に超微
粒子の磁性粉では50rr?/Q以上になると粒子表面
の非磁性層の部分が無視できなくなるため、および保磁
力調整のために添加する各種金属元素のためと考えられ
ている。
また特開昭61−236104号公報に記載されている
バリウムフェライト磁性粉はガラス結晶化法により得ら
れたものであるが、該公報の明細書には、Zn、@独の
場合の効果についての具体的な記載がなく、またバリウ
ムフェライト磁性粉の結晶構造、粒径、比表面積、保磁
力および保磁力コントロールについても同等記載がない
(発明の目的) 本発明の目的は、水熱合成法における前記難点を解決し
、高い飽和磁化を有し、かつ微粒子で比表面積が20〜
70rrr10、保磁力が200〜15000eであり
、高密度記録用の磁気記録媒体に用いるのに適したバリ
ウムフェライト磁性粉およびその製造方法を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、鋭意検討の結果、バリウムフェライト磁
性粉のFe原子の一部をzn単独で置換した場合は、は
とんど効果が認められないが、前述の一最式に示したよ
うに、Znと特定の置換元素の組合わせで置換すること
により、飽和磁化が著しく向上することを見出した。
すなわち、本発明は、−服代 %式%)) (ただし、MlはNi、Co、Cu、MgおよびMnか
らなる群から選ばれた一種または二種以上の金属を示し
、M2はSi、Ta、Sb、Nb、Zr、およびTiか
らなる群から選ばれた一種または二種以上の金属を示し
、n=0.8〜1.0、x = 0.5− 1.5、y
=0.O1〜x、z=0.1〜1.5の数値である。)
で表される六角板状マグネトブランバイト型バリウムフ
ェライト磁性粉およびその製造方法に関する。
本発明においては、出発原料として、バリウム1グラム
原子に対して鉄1〜12グラム原子、鉄12−x−y−
zグラム原子に対して、MlがXグラム原子、M2がX
グラム原子および亜鉛がZグラム原子の割合のそれぞれ
の元素の化合物を用い、該出発原料を水に溶解し、これ
に混合後の溶液中の水酸化アルカリ濃度が3モル/1以
上となるように水酸化アルカリを加えて沈澱物を生成さ
せ、該沈澱物を倉むスラリを130〜300℃で水熱処
理した後、生成した沈澱物に融剤を混合し、混合物乞7
00〜950℃で焼成し、得られた焼成物を洗浄するこ
とにより、前記六角板状マグネトブランバイト型バリウ
ムフェライト磁性粉が得られる。
本発明においては、まず出発原料であるバリウム、鉄、
Ml 、M2および亜鉛のそれぞれの化合物を水に溶解
し、これに水酸化アルカリを加えて沈澱物を生成させる
バリウム化合物としては、硝酸バリウム、塩化バリウム
、水酸化バリウム等が用いられる。バリウムの使用量は
、バリウム濃度が0.03〜0.50モル/Illの範
囲になるようにするのが六角板状の形状のよい粒子を得
るうえで望ましい。
鉄化合物としては、硝酸第二鉄、塩化第二鉄等が用いら
れる。鉄の使用量はバリウム1グラム原子に対して1〜
12グラム原子である。鉄の量が少なすぎると、マグネ
トブランバイト型バリウムフェライトの生成量が少なく
、形状も六角板状でなくなる。また鉄の量が多すぎると
ベマタイトが副生したり、またバリウムフェライトの粒
子が大きくなり、磁気特性も劣ってくる。
Mlの化合物としては、Ni、Co、Cu、M(lおよ
びMnからなる群から選ばれた一種または二種以上の金
属の塩化物、硝酸塩等が用いられる0Mlの使用量は、
鉄1°2−x−y−zグラム原子に対してXグラム原子
(x = 0.5〜1.5)になるようにするのが好適
であり、Xの値によって磁気特性、主に保磁力を制御で
きる。
M2の化合物としては、Si、”r’a、Sb、Nb、
Zr。
およびTiからなる群から選ばれた一種または二種以上
の金属の塩化物、硝酸塩等が用いられる。
M2の使用量は、鉄12−x−y−zグラム原子に対し
てXグラム原子(y=o、01〜X)になるようにする
のが好適である。M2の使用量がMlの使用量より多く
なると(y>xの場合〉、飽和磁化の向上効果が得られ
ないので、好ましくない。
亜鉛化合物としては、塩化亜鉛、硝酸亜鉛等が用いられ
る。亜鉛の使用量は鉄12−x−y−zグラム原子に対
してZグラム原子(z=o、01〜1゜5、好ましくは
0.1〜1.0)になるようにするのが好適である。亜
鉛と前記の置換元素の特定の組合わせで、Fe原子の一
部を置換することにより、得られるバリウムフエライI
・磁性粉の飽和磁化が飛躍的に向上する。
水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等が用いられる。水酸化アルカリ、の使用量は水
酸化アルカリを混合した後の溶液中の水酸化アルカリ濃
度が3モル/p以上となる量が必要であり、4〜8モル
/lの範囲が好ましい。
水酸化アルカリの量が少なずぎると粒子が大きくなった
り、粒度分布が広くなったり、またへマタイトが生成す
る。また水酸化アルカリを過度に多くするのは経済的で
ない。
前記出発原料の水溶液に水酸化アルカリを混合する方法
については、特に制限はないが、例えば出発原料の水溶
液に、直接水酸化アルカリを添加するか、あるいは水酸
化アルカリの水溶液を添加する方法がある。あるいはバ
リウム化合物を水酸化アルカリの水溶液側に加えて、こ
れと鉄を含む水溶液を混合する方法がある。
さらに、予め出発原料の水溶液あるいは水酸化アルカリ
の水溶液にSi 、Caなどの水に可溶性の化合物、例
えばケイ酸、ケイ酸ナトリウム、硝酸カルシウム、塩化
カルシウム等を若干添加することができる。これらの添
加物は粒子形状を制御するうえで好ましい。
次に、沈澱物を含むスラリを水熱処理することにより、
バリウムフェライトの微細な結晶が生成、沈澱する。水
熱処理の温度は130〜300℃、好ましくは140〜
280℃である。温度が低すぎると結晶の生成が充分で
なく、また温度が高すぎると最終的に得られるバリウム
フェライト粉末の粒径が大きくなるので好ましくない、
水熱処理時間は普通、0.5〜20時間程度であり、水
熱処理には通常、オートクレーブが採用される。
次いで、水熱処理により生成した微細な結晶の沈澱物を
水洗して、遊離のアルカリ分を除去した後、得られた沈
澱物に融剤を混合する。融剤としては、塩化ナトリウム
、塩化カリウム、塩化バリウム、塩化ストロンチウムお
よびフッ化ナトリウムのうち少なくとも一種が用いられ
る。融剤の使用量は沈澱物(乾燥物基準)に対して、1
0〜180重1%、好ましくは30〜120重量%が適
当である。融剤の量が少なすぎると粒子の焼結が起り、
また多すぎても多くしたことによる利点はなく、経済的
でない、沈澱物と融剤の混合方法は特に制限はなく、例
えば沈澱物のスラリに融剤を加えて湿式混合した後゛、
スラリを乾燥してもよく、あるいは沈澱物を乾燥した後
、融剤を加えて乾式混合してもよい。
次いで、得られた混合物を焼成することにより、バリウ
ムフェライトの結晶化が完全に行われる。
焼成温度は700〜950℃、好ましくは800〜93
0℃である。温度が低すぎると結晶化が進まず、飽和磁
化が低くなる。また温度が高すぎると粒子が大きくなっ
たり、焼結が起こるので好ましくない、焼成時間は10
分〜30時間程度が適当である。焼成雰囲気は特に制限
されないが、一般に空気雰囲気が便利である。
得られた焼成物を洗浄後、濾過、乾燥することにより、
バリウムフェライト磁性粉が得られる。
洗浄は焼成物中の融剤、過剰のバリウムなどの不純物を
十分に除去できればよとのような方法で行ってもよい、
洗浄液としては水や硝酸、塩酸などの無機酸、酢酸、プ
ロピオン酸などの有機酸などを用いることができる。
(実施例) 実施例1 脱イオン水1300mNに、硝酸第二鉄[Fe(NO3
)3・9H20] 1287.6g、硝酸コバルト[C
0(No3)2−6H20コロ4.7g、四塩化チタン
(T+ CJ 4) l 9.’7 gおよび硝酸亜鉛
[Zn(NO3)2 ・6H20コ35.2gを溶解し
、別に脱イオン水1300mJに、水酸化バリウム[B
a(OH)2・8H20] 140.2g、カセイソー
ダ(NaOH)1480gを溶解し、両溶液を混合して
沈澱物を生成させた。
得られた沈澱物を含むスラリをオートクレーブに入れ、
145℃で8時間水熱処理を行った0次いで得られた沈
澱物を十分に水洗した後、濾過、乾燥し、これに融剤と
してNa CjとBa CJI 2・2H,、Oめ重量
比が1:1の混合物を沈澱物に対して100重量%加え
て混合した。この混合物を空気雰囲気下で860℃で2
時間焼成した。得られた焼成物を水で十分水洗した後、
濾過、乾燥してバリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉は、X線粉末回折ス
ペクトルおよび組成分析の結果、Ba○’ ”98(F
e10.5C00,75” 0.35Zn0.40o+
7.6)であり、マグネトブランバイト型であった。
またこのバリウムフェライト磁性粉について透過型電子
顕r1fi(T F、 M )で粒子形状(粒子径、粒
子厚、分布)を測定した結果(粒子100個の平均値)
および振動試料式磁力計で磁気特性を測定した結果を第
1表に示す。
実施例2 脱イオン水1300rt+j)に、硝酸第二鉄1270
.2g、硝酸コバルト69.0g、四塩化チタン16.
9g、硝酸亜鉛70.6gを溶解し、別に脱イオン水1
300mj!に、水酸化バリウム140.2gおよびカ
セイソーダ1480gを溶解し、両溶液を混合して沈澱
物を生成させた。
得られた沈澱物を含むスラリをオートクレーブに入れ、
170℃で8時間水熱処理を行った1次いで得られた沈
澱物を十分に水洗した後、濾過、乾燥し、これに融剤と
してNa CfJとBa c J 2・2F120との
重量比で1:1の混合物を沈澱物に対して100重量%
加えて混合した。この混合を空気雰囲気下で890℃で
2時間焼成した。得られた焼成物を水で十分水洗した後
、濾過、乾燥してバリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉は、X線粉末回折ス
ペクトルおよび組成分析の結果、BaO゛0°97(F
”10.10C00,80TiO,30Zlo、80°
17.35 )であり、マグネトプランバイ1〜型であ
った。
またこのバリウムフェライト磁性粉について透過型電子
顕微鏡(TEM)で粒子形状(粒子径2粒子厚、分布)
を測定した結果(粒子100個の平均値)および振動試
料式磁力計で磁気特性を測定した結果を第1表に示す。
比較例1 脱イオン水1300rr+Jに、硝酸第二鉄1263.
1g、硝酸コバルト64.7gおよび四塩化チタン42
.2gを溶解し、別に脱イオン水1300mQに、水酸
化バリウJx140.2gおよびカセイソーダ1480
gを溶解し、両溶液を混合して沈澱物を生成させた。
得られた沈澱物を含むスラリをオートクレーブに入れ、
190℃で6時間水熱処理を行った0次いで得られた沈
澱物を十分に水洗した後、濾過、乾燥し、これに融剤と
してNa CfJとBa CD 2・2H20との重量
比で1=1の混合物を沈澱物に対して100重量%加え
て混合した。この混合を空気雰囲気下で860℃で2時
間焼成した。得られた焼成物を水で十分水洗した後、濾
過、乾燥してバリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉は、X線粉末回折ス
ペクトルおよび組成分析の結果、Ba0・0.98 (
Fe 1o、5Co O,−t5T I o、7501
8.o )であり、マグネトブランバイト型であった。
またこのバリウムフェライト磁性粉について透過型電子
顕微鏡(TEM)で粒子形状(粒子径、粒子厚、分布)
を測定した結果(粒子100個の平均値)および振動試
料式磁力計で磁気特性を測定した結果と第1表に示す。
比較例2 脱イオン水1300mNに、硝酸第二鉄1263.1g
、四塩化チタン422g、fA酸亜鉛70.0gを溶解
し、別に脱イオン水1300mjlに、水酸化バリウj
、140.2 gおよびカセイソーダ1480gを溶解
し、両溶液を混合して沈澱物を生成させた。
得られた沈澱物を含むスラリをオートクレーブに入れ、
190℃で6時間水熱処理を行った0次いで得られた沈
澱物を十分に水洗した後、濾過、乾燥し、これに融剤と
してNa CjlとBa Cj 2・2H20との重量
比で1=1の混合物を沈澱物に対して100重量%加え
て混合した。この混合を空気雰囲気下で860℃で2時
間焼成した。得られた焼成物を水で十分水洗した後、濾
過、乾燥してバリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフエライI・磁性粉は、X線粉末回折
スペクトルおよび組成分析の結果、sa o ・0.9
 s (FClo、5Zn 0.7sTI O,rbo
18.o)であり、マグオ司ヘブランバ・イ1−型であ
った。
またこのバリウムフェライト磁性粉について透過型電子
顕微鏡(TEM)で粒子形状(粒子径。
粒子厚、分布)を測定した結果(粒子100個の平均値
)および振動試料式磁力計で磁気特性を測定した結果を
第1表に示す。
第1表 (発明の効果) 本発明によれば、一般式 %式%)) (ただし、MlはNi、Co、Cu、MgおよびMnか
らなる群からAばれる一種または二種以上の金属含水し
、M2はSi、Ta、Sb、Nb、ZrおよびTiから
なる群から選ばれる一種または二種以上の金属を示し、
n=0.8〜1.0、x = 0.5〜1.5、y=0
.01〜x、z−0,1〜1.5の数値である。)で表
される六角板状マグネトブランバイト型バリウムフェラ
イト磁性粉が得られる。このバリウノ、フェライト磁性
粉は前記一般式に示すように、従来の水熱合成法で製造
された一般式 Ba O−nFe2O3で示されるFe原子の一部をc
o’、T i、 N i、Mn、 Cu、 Zn、 I
 n、 Ge、 N b等の金属単独、またはそれらの
組合わせを用いて、かつ置換原子の価数の合計が置換さ
れるFe原子のそれと等しくなるように置換したバリウ
ムフェライト磁性粉とは異なった組成である。
さらには、本発明で得られるマグネトプランバイl−型
バリウムフェライト磁性粉は平均粒子径が100nm以
下、粒度分布がシャープで標準偏差30 n rn以下
の粉末であり、ElET法による比表面積が30rrr
/l程度のときに、飽和磁化は65ellu/l以上、
50耐/Q程度のときに、飽和磁化は58 emu/l
以上と従来の水熱合成法により得られたものと比較して
飛躍的に高い値を示す、またこのバリウムフェライト磁
性粉の板状比は2〜15の範囲である。さらに保磁力に
ついてはMlの添加量を変えることにより、自由に制御
することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 BaO・n(Fe_1_2_−_x_−_y_−_zM
    1_xM2_yZn_zO_1_8_−_(_x_−_
    y_+_z_)_/_2) (ただし、M1はNi、Co、Cu、MgおよびMnか
    らなる群から選ばれた一種または二種以上の金属を示し
    、M2はSi、Ta、Sb、Nb、Zr、およびTiか
    らなる群から選ばれた一種または二種以上の金属を示し
    、n=0.8〜1.0、x=0.5〜1.5、y=0.
    01〜x、z=0.1〜1.5の数値である。)で表さ
    れる六角板状マグネトプランバイト型バリウムフェライ
    ト磁性粉。
  2. (2)出発原料として、バリウム1グラム原子に対して
    鉄が1〜12グラム原子、鉄12−x−y−zグラム原
    子に対して、M1がxグラム原子、M2がyグラム原子
    および亜鉛がzグラム原子の割合のそれぞれの元素の化
    合物を用い、該出発原料を水に溶解し、これに混合後の
    溶液中の水酸化アルカリ濃度が3モル/l以上となるよ
    うに水酸化アルカリを加えて沈澱物を生成させ、該沈澱
    物を含むスラリを130〜300℃で水熱処理した後、
    生成した沈澱物に融剤を混合し、混合物を700〜95
    0℃で焼成し、得られた焼成物を洗浄することを特徴と
    する一般式 BaO・n(Fe_1_2_−_x_−_y_−_zM
    1_xM2_yZn_zO_1_8_−_(_x_−_
    y_+_z_)_/_2) (ただし、M1はNi、Co、Cu、MgおよびMnか
    らなる群から選ばれた一種または二種以上の金属を示し
    、M2はSi、Ta、Sb、Nb、Zr、およびTiか
    らなる群から選ばれた一種または二種以上の金属を示し
    、n=0.8〜1.0、x=0.5〜1.5、y=0.
    01〜x、z=0.1〜1.5の数値である。)で表さ
    れる六角板状マグネトプランバイト型バリウムフェライ
    ト磁性粉の製造方法。
JP2173887A 1986-11-28 1987-02-03 バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法 Pending JPS63233017A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/151,203 US4778734A (en) 1987-02-03 1988-02-01 Barium ferrite magnetic powder and magnetic recording medium containing the same
KR1019880000982A KR920006822B1 (ko) 1987-02-03 1988-02-03 바륨 페라이트 자기분말 및 그의 제조방법

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-281927 1986-11-28
JP28192786 1986-11-28
JP61-281928 1986-11-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63233017A true JPS63233017A (ja) 1988-09-28

Family

ID=17645880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2173887A Pending JPS63233017A (ja) 1986-11-28 1987-02-03 バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63233017A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63185829A (ja) * 1986-09-19 1988-08-01 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
JPS63260110A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
JPS63260106A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
JPS63260104A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
US5062982A (en) * 1989-04-07 1991-11-05 Nippon Zeon Co., Ltd. Magnetic powder for magnetic recording media
JP2018110167A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 国立研究開発法人産業技術総合研究所 複合磁性粒子、電波吸収体および複合磁性粒子の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63185829A (ja) * 1986-09-19 1988-08-01 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63185829A (ja) * 1986-09-19 1988-08-01 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63185829A (ja) * 1986-09-19 1988-08-01 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
JPS63260110A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
JPS63260106A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
JPS63260104A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉
US5062982A (en) * 1989-04-07 1991-11-05 Nippon Zeon Co., Ltd. Magnetic powder for magnetic recording media
JP2018110167A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 国立研究開発法人産業技術総合研究所 複合磁性粒子、電波吸収体および複合磁性粒子の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4529524A (en) Process for producing plate-like barium ferrite particles for magnetic recording
JPS63233017A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPH08702B2 (ja) 磁気記録用強磁性微粉末の製造方法
JPS63310730A (ja) 六方晶フェライト磁性粉およびその製造方法
JPS63170221A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPH0526727B2 (ja)
JPS63195125A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPS62207720A (ja) バリウムフエライト粉末の製法
JPS63170220A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPS6259531A (ja) バリウムフエライト粉末の製造法
JPH01282129A (ja) バリウムフェライト磁性粉およびその製造方法
JPS63195124A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPH04362020A (ja) フェライト磁性粉及びその製造方法
JPH06104576B2 (ja) バリウムフェライト磁性粉およびその製造方法
JPS63265829A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPH0645462B2 (ja) バリウムフエライト粉末の製造法
JPS63310729A (ja) 六方晶マグネトプランバイト型フェライト磁性粉の製造方法
JPH013021A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPS62235220A (ja) 磁気記録用強磁性微粉末の製造方法
JPH0647467B2 (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPS63265830A (ja) バリウムフエライト磁性粉およびその製造方法
JPH05319831A (ja) フェライト磁性粉及びその製造方法
JPH0692256B2 (ja) バリウムフエライト粉末の製造法
JPS6256325A (ja) バリウムフエライト粉末の製法
JPH02133323A (ja) マグネトプランバイト型フェライト磁性粉の製造方法