JPS63232659A - 二重化伝送処理装置におけるデ−タ処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 二重化された伝送処理装置において、人力データがその
現用系の伝送処理装置の処理能力を超えるような状態に
おいては、入力データを待機系の伝送処理装置に入力し
て処理を行い、現用系の伝送処理装置からの送信が終了
したときにこの待機系伝送処理装置において処理された
データを出力回線に送出するようにした。

〔産業上の利用分野〕

多数のデータ入力装置あるいはテレメータ端末などから
サイクリックに伝送されてくるデータを入力とし、これ
らのデータをフレームに編集するなどしてホストプロセ
ッサなどの後位の装置に転送するための二重化伝送処理
装置に関する。

〔従来の技術〕

第５図は上記のごとき二重化伝送処理装置の従来例を示
すもので、多数の端末からの入力回線５１１〜５１ｎか
らの入力は連動する入力切替ス、イッチ５２１〜５２ｎ
によって現用系の伝送処理装置５３１あるいは待機系の
伝送処理装置５３２にそれぞれ切替えて人力し得るよう
に構成されており、また、これら伝送処理装置からの出
力も出力切替スイッチ５４によって選択されて出力回線
５５に出力されるように構成されている。

そして、正常な状態においては、入力回線５１からのデ
ータは受信回線切替器５２によってすべて現用系の伝送
処理装置５３１に入力され、この伝送処理装置で処理さ
れた後、送信回線切替器５４によってこの伝送処理装置
に接続されている出力回線５５から後位の装置に転送さ
れる。

この伝送処理装置５３１の故障などによってその処理に
異常が発生すると、受信回線切替器５２および送信回線
切替器５４を連動して切替え、入力回線５１からのデー
タを待機系の伝送処理装置５３２に人力させてそのデー
タの処理を待機系の処理装置５３２で行わせ、この処理
装置５３２の出力を送信回線切替器５４によって切替え
て出力回線５５に出力するようにしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のごとき従来の一重化伝送処理装置においては、現
用系の伝送処理装置を意識的に切換え、あるいは異常状
態が発生しない限りデータの処理を待機系に切換えるこ
とがなかった。

したがって、データ端末が発電所の遠隔測定を行うため
のものであるような場合に、雷雨あるいは豪雨などによ
って多数の端末の測定値に急激な変化を生じたりすると
各端末からのデータの伝送量が著しく増加して現用系の
伝送処理装置の処理能力を超過してしまい、人力したデ
ータを転送するまでに多大の時間を要したり、甚だしい
ときにはシステムダウンしたりすることがあった。

このような事態“を回避するためには、伝送処理装置の
処理能力をこのピーク状態にも適応できるような大容量
のものとすればよいが、装置が太き（なるばかりでなく
効率も低下するので実際的ではない。

本発明は上記のごとき従来の二重化伝送処理装置の欠点
を除去し、急激な入力データの増加に際しても安定な処
理を実行し得るような二重化伝送処理装置を提供するこ
とを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図の原理図に示すように、二重化伝送処理装置の現
用系伝送処理装置３１における受信回線ｌからの人力デ
ータの処理が過負荷になったときには、人力データを現
用系伝送処理装置３１から受信回線切替器２１〜２ｎに
よって切替えて待機系伝送処理装置３２に人力させ、こ
れによって入力データの処理をこの待機系の伝送処理装
置３２で行わせ、上記現用系伝送処理装置３１において
処理したデータの送信が終了したときに送信回線切替器
４を切替えて、この待機系伝送処理装置で処理されたデ
ータを送信回線５に送出するようにした。

〔作　用〕

多数の受信回線１１　、　１２　、　　　１ｎから、そ
れぞれの回線に対応して設けられかつ連動して切替えら
れるスイッチ素子を含む受信回線切替器２を介して現用
系伝送処理装置３１に入力データが供給される。

この入力データの量が増大してこの伝送処理装置３１の
処理能力を超えて、例えばこの処理装置の入力側に設け
られる受信バッファに一定量の受信データが溜まると、
この伝送処理装置３１は受信回線切替器２を切替えて待
機系伝送処理装置３２に受信データを入力してこの処理
装置３２がこの受信データの処理を行うようにする。

上記現用系伝送処理装置３１において処理したデータの
送信が終了したときに送信回線切替器４を切替え、上記
待機系伝送処理装置３２で処理されたデータを送信回線
５に送出するようにした。

すなわち、本発明は二重化された伝送処理装置において
、入力データがその現用系の伝送処理装置の処理能力を
超えるような状態においては現用系および待機系の伝送
処理装置を一重系として入力データの処理に使用するよ
うにするとともに、待機系伝送処理装置において処理さ
れたデータは現用系の伝送処理装置からのデータの送出
が終了した後に出力回線に送出するようにしたものであ
る。

〔実施例〕

第２図は本発明の実施例を示すもので、第１図の構成要
素に対応する構成要素には同一の番号を付しである。

伝送処理装置３１および３２は互いに同一の構成を備え
ており、この実施例においては以下説明するように受信
データが多くなったときには交互の動作するので、現用
系、予備系という表現は適切でないので、Ａ系伝送処理
装置３１およびＢ系伝送処理装置３２という。

各端末には予め定められたタイムスロットがそれぞれ割
当てられてふり、したがって受信回線１□、１゜、　　
　　ｌｎからの受信データは伝送処理装置３が受信した
タイムスロットによって送出した端末が識別できるもの
であり、この伝送処理装置３においてはこのような受信
データを第３図に示すようなフレーム同期イ！号Ｓｙｎ
、チャネル番号ＣＨ＃およびデータからなる信号に編集
してホストプロセッサなどの後位装置に送信回線５を経
て送出するものである。

これら端末からの受信量が増大して、第４゛図（ａ）に
示すように受信状態にあったＡ系の伝送処理装置３１の
データ処理装置３４１における処理能力を超えると、同
図ら）に示すように未処理の受信データが受信バッファ
３１１に溜まりだし、数フレーム分などの予め定めた量
のデータが溜まったことをデータ量検出器３２１が検出
すると制御プロセッサ３３１に過負荷情報を送出する。

この過負荷情報を受信した制御プロセッサ３３１は第４
図（Ｃ）に示す受信切替指令信号をＢ系の伝送処理装置
３１０制御プロセツサ３３２に対して送出すると次のフ
レームの開始と同時に受信回線切替器２を切替えて、受
信回線１１　、　１２　　１ｎからの受信データが次の
フレームの初めからＢ系の伝送処理装置３２に人力され
るようにする。

これによって、Ｂ系の伝送処理装置３２は第４図（ａ）
′に示すように受信を開始し、受信バッファ３１゜から
データ処理装置３４２に転送して受信したデータの処理
を行わせるが、その処理済のデータは例えばこのデータ
処理装置３４２内に設けられる送信バッファなどにスト
アされるだけで未だ送出されない。

Ａ系伝送処理装置３１において受信バッファ３１１に残
っていたデータの処理と送信が終了すると、この伝送処
理装置３１内の制御プロセッサ３３１は第４図（ｅ）に
示す送信切替指令信号をＢ系の伝送処理装置３２の制御
プロセッサ３３２に送出し、また送信回線切替器４を切
替える。そして、この指令信号によってＢ系の制御プロ
セッサ３３２から出力される制御信号によって、そのデ
ータ処理装置３４２から第３図に示したごときデータを
送信回線切替器４を経て送信回線５に送出させる。なお
、このときの送信の切替えが第３図に示したフレームの
区切の期間に行われることはいうまでもない。

このように、Ｂ系の伝送処理装置３２が処理を行うよう
になれば、以後はこのＢ系伝送処理装置３２が現用系の
伝送処理装置として処理を続け、このＢ系伝送処理装置
の受信バッファ３１２に未処理の受信データが予め定め
た置忘上に溜まると上記したＡ系からＢ系への切替えと
同様な過程によってＡ系伝送処理装置３１にその処理が
切替わり、その過程を第４図の右側に示した。

〔発明の効果〕

本発明によれば、二重化伝送処理装置への人力データが
過大になったときにこれら伝送処理装置を一時的に一重
系として待機系の伝送処理装置に受信データを人力して
、そのデータの処理を分担させることができるので、そ
の処理速度を向上させることができるばかりでなく、シ
ステムダウンなどの重大な事故を防止できるという格別
の作用効果を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を示す図、 第２図は本発明の実施例を示す図、 第３図は第２図の実施例にふける送信信号のフレーム構
成を示す図、 第４図は第２図の実施例の動作を示すタイムチャート、 第５図は従来の二重化伝送処理装置の例を示す図である
。 １１１１２１・・・・　１ｎ・・・受信回線、２・・・
受信回線切替器、３１・・・現用系伝送処理装置、３２
・・・待機系伝送処理装置、４・・・送信回線切替器、
５・・・送信回線。 厘　理　図 第１図 〒−ｑ＝−？Ｊｌｌ　Ｉ、！二 一一一一−７レーム一− 實溌４＋つ　１つｈ′＋アろフレームオｈρ（第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 二重化伝送処理装置において、現用系伝送処理装置（３
   ＿１）における受信回線（１＿１、１＿２……‥‥１ｎ
   ）からの入力データの処理が過負荷になったとき、入力
   データを受信回線切替器（２）によって切替えて待機系
   伝送処理装置（３＿２）に入力させ、これによって上記
   入力データの一部の処理をこの待機系伝送処理装置に分
   担させ、上記現用系伝送処理装置において処理したデー
   タの送信が終了したときに送信回線切替器（４）を切替
   えて、この待機系伝送処理装置で処理が終了したデータ
   を送信回線（５）に送出するようにしたことを特徴とす
   る二重化伝送処理装置におけるデータ処理方式。