JPS63231264A - 乾式分析要素 - Google Patents

乾式分析要素

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JPS63231264A
JPS63231264A JP6511787A JP6511787A JPS63231264A JP S63231264 A JPS63231264 A JP S63231264A JP 6511787 A JP6511787 A JP 6511787A JP 6511787 A JP6511787 A JP 6511787A JP S63231264 A JPS63231264 A JP S63231264A
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JP
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group
layer
reagent
water
analysis element
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JP6511787A
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English (en)
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Chiaki Osada
千秋 長田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はイミダゾール誘導体を発色成分として用い、要
素外又は要素中の過酸化水素を定量する乾式液体分析要
素に関する。
(発明の背景〕 生体成分、例えば血液や尿などの体液成分を測定するこ
とは、その変動が疾病と大きく関連しているため、疾患
の診断、病態の解明、治療経過の判定を行なう上で、必
須なものとなっている。例えば、血液中のコレステロー
ル、トリグリセライド、グルコース、尿酸、リン脂質、
胆汁酸、モノアミノオキシターゼなどを始め、非常に多
種類の微量成分の測定法が開発されており、疾病の診断
上役立っている。
血液成分の測定法としては、それが酵素以外のものであ
る場合には、目的成分に特異的に作用する酵素を用い、
また、目的成分が酵素の場合には、その基質となるべき
化合物を用いて、夫り酵素反応を行ない、これによる生
成物を測定して目的成分量を求める、所謂“酵素法°゛
が広く用いられている。なかでも、11□0□生成活性
を有する酵素、例えば、オキシダーゼを働かせて目的成
分に相当するH2O2を生かせ、これをペルオキシダー
ゼ、及び発色成分である被酸化性呈色試薬を用いて発色
系に導き、その呈色を比色定量することにより目的成分
量を求める方法が、増加しつつある0例えば、コレステ
ロールーコレステロールオキシターゼ、トリグリセライ
ドーリポプロテインリバーゼーグリセロールオキシター
ゼ、尿酸−ウリカーゼなどの組合せで発生するH、O,
を、ペルオキシダーゼ(POD) 、被酸化性呈色試薬
を用いて発色系に導き、その呈色の吸光度を測定するこ
とにより目的成分量を求める方法である。この方法に於
いて用いられ°る発色成分である被酸化性呈色試薬の代
表的なものとしては、4−アミノアンチピリンと、フェ
ノール系化合物又はN、N−ジ置換アニリン系化合物と
を組合せた被酸化性呈色試薬、3−メチルベンゾチアゾ
リノンヒドラゾン(MBTH)とアニリン系化合物との
組合せ試薬、2.2′−アミンビス(3−エチルヘンジ
チアゾリン−6−スルホン酸)(ABTS)、トリフェ
ニルメタン系ロイコ色素、ベンゾジン誘導体、0− )
リジン誘導体、ジフェニルアミン誘導体、0−フェニレ
ンジアミン等が挙げられる。しかしながら、これら従来
から用いられている被酸化性呈色試薬は、ジフェニルア
ミン誘導体を除いて大部分はその呈色波長が600ns
以下であり、ビリルビン、ヘモグロビン等の血液成分の
影響を受は易く(尿中成分測定時には尿中の色素体の影
響を受は易い)、又、4−アミノアンチピリンとの組合
せ試薬やトリフェニルメタン系ロイコ色素の一部を除い
て、いずれも色原体の安定性が低い等の問題点を有する
一方、比較的色原体の安定性が良く、又呈色波長が比較
的長波長側にある色原体として染料前駆体(ロイコ色素
)のトリアリルイミダゾール誘導体が開示されている。
(特公昭57−5519号公報、特公昭57−2611
8号公報、特開昭58−45557号公報、米国特許第
3297710号明細書等) これらのイミダゾール誘導体は、いずれもその呈色波長
が600nm以上と比較的長波長であり感度も比較的高
いが、色原体の安定性も必ずしも未だ充分満足のいくも
のであるとは云えず、感度の高いものは特に色原体の安
定性に問題が残る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、呈色時の極大吸収波長が600nm以
上の長波長側にあり、感度も高く、しかも色原体が極め
て安定なイミダゾール誘導体とペルオキシダーゼ様物質
を用いて過酸化水素を定量するための乾式分析要素を提
供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の目的は、支持体上に少なくとも一層の試薬層及
び少なくとも一層の展開層からなる乾式分析要素におい
て、該層の少なくとも一層中に下記一般式〔1〕で示さ
れるイミダゾール誘導体及びペルオキシダーゼ様物質を
含存する分析要素を用いることにより達成された。  
− 」 〔式中、R1、R2及びR3は夫々有機の基であって、
R1、R2及びR3のうち少くとも1つは、オルト位又
はパラ位のどちらかが水酸基で置換されたアリール基を
表わし、残り2つのうち少くとも1つはオルト位又はパ
ラ位のどちらかがアルコキシ基、アリールオキシ基又は
置換基を有していてもよいアミノ基で置換されたアリー
ル基を表わす。又、R′は置換基を有していてもよいア
ルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、アル
ケニル基、アシル基、アルキルカルバモイル基、置換基
を有していてもよいフェニルカルバモイル基を表わす、
〕−i式(1)で表わされる化合物は特開昭61−22
9868号に記載されている方法で合成する事ができる
試薬層には過酸化水素を発生するための各々特異の酵素
を入れる事が可能であり、例えばこの分析要素を用いて
検体中のグルコースを定量したい場合はグルコースオキ
シダーゼを、尿酸を定量したい場合はウリカーゼを、コ
レステロールを定量したい場合はコレステロールオキシ
ーゼをという様に各々目的に合った酵素を含有させ、最
終的に過酸化水素に変換させて定量する事が可能になる
本発明は上記一般式(1)で示されるイミダゾール誘導
体が、いずれもその呈色波長が600nm以上の長波長
側にあり、しかもイミダゾール環の3位のNにR4で表
わされる基を導入することによって、呈色感度に拘わら
ず色原体として極めて安定となり、これを過酸化水素の
定量に於ける発色剤成分として用いることにより、より
精度の高い測定を行い得る。
一般式〔I〕で示される本発明に用いるイミダゾール誘
導体に於いて、R1、R2及びR3で表わされる置換基
のうちそのオルト位又はパラ位のどちらかが水酸基で置
換されたアリール基、及びそのオルト位又はパラ位のど
ちらかがアルコキシ基、アリールオキシ基又は置換基を
有していてもよいアミノ基で置換された了り−ル基のオ
ルト位又はパラ位以外の置換基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、アシル基、等炭素数1〜
5の低級アルキル基(直鎖状、分枝状のいずれにても可
。)、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
ブトキシ基等炭素数1〜4の低級アルコキシ基(直鎖状
、分岐状のいずれにても可。)、例えばフェノキシ基、
メチルフェノキシ基、カルボキシフェノキン基、クロロ
フェノキシ暴等のアリールオキシ基、塩素、臭素、弗素
、沃素等のハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基
、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等
の低級アルキル基又は例えば−C2H,01(基、c、
o6oo5.  CJ4NIISO□CI(、基、 C
2114NHCOC83基、 CzH4SOJ基(又は
−Czl14SOJa基等)、−C,11,5O3H基
(又は−CJ6SOJa基等)、の置換低級アルキル基
等で置換されたアミノ基、例えばメトキシカルホキニル
、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基
等低級アルコキシカルボニル基、スルホニル基、例えば
メチルスルホニル基、エチルスルホニル基等低級アルキ
ルスルホニル基等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。又、R1,R2及びR3に於けるオルト
位又はパラ位の置換基であるアルコキシ基としては、例
えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基等が挙げられ、アリールオキシ基としては、フェノキ
シ基、例えばメチルフェノキシ基、カルボキシフェノキ
シ基、スルホフェノキシ基、クロロフェノキシ基等の置
換フェノキシ基等が挙げられ、置換基を有していてもよ
アミノ基の置換基としては、例えばメチル基、エチル基
、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基、−C,H
,OH基、 CJaOH基、 CJJH5OtClh基
、−Cm)14NHCOC83基、 C2H45O3H
基(又はCzHnSOsN8基等) 、−CJaSOJ
基(又は−C,311bSOJa基等)、 のアルキル基等が挙げられる。
R4で表わされる置換基を有していてもよいアルキル基
としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、クロロメチル基、とドロキシエチル基等が挙
げられ、置換基を有していてもよいフェニル基としては
例えば、フェニル基、メチルフェニル基、クロロフェニ
ル茫、カルボキシフェニル基、スルホフェニル基等が挙
げられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、ア
リル基等が挙げられ、アシル基としては、脂肪族アシル
基、芳香族アシル基のいずれでもよく、例えばアセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、ベンゾ
イル基、トルイル基、フタロイル基等が挙げられる。又
、アルキル置換カルバモイル基としては、例えばN−メ
チルカルバモイル基、N−エチルカルバモイル基、N−
イソプロピルカルバモイル基、N、N−ジメチルカルバ
モイル基、N、N−ジエチルカルバモイル基等の低級ア
ルキル置換カルバモイル基が挙げられ、置換基を有して
いてもよいフェニルWFmカルバモイル基の置換基とし
ては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基等の低級
アルキル基、例えばメトキシ基、エトキシ基等の低級ア
ルコキシ基、塩素、臭素等のハロゲン原子等が挙げられ
、これらの置換基を有していてもよいフェニル基のモノ
又はジ置換カルバモイル基が用いられる。又、N−アル
キル−N−フェニルカルバモイル基も同様に用い得るこ
とはいうまでもない。
以上述べてきたように、本発明の分析要素は、酸化性物
質の定量やペルオキシダーゼ様物質の定量にも用い得る
が、とりわけ酵素反応により生成した過酸化水素をペル
オキシダーゼの存在下発色系に導き、その呈色を比色定
量することにより行う生体試料中の数量成分の定量に特
に有用である。
即ち、本発明の分析要素を用いた酸化性物質の定量法は
、酸化酵素の基質、又は酵素反応により生成した物質に
、酸化酵素を作用させ、生成する過酸化水素を定量する
ことにより生体試料中の一基質または酵素活性を定量す
る方法として特に効果的に使用し得る。
本発明により測定可能な生体試料中の数量成分どしては
、例えば、コレステロール、グルコース、グリセリン、
トリグリセライド、遊離脂肪酸、尿酸、リン脂質、胆汁
酸、モノアミンオキシダーゼ、グアナーゼ、コリンエス
テラーゼ等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はなく、酵素反応により生成する過酸化水素を定量する
ことによって測定が可能な生体成分は全て定量可能であ
る。
本発明の方法による生体成分の定量に於て、過酸化水素
を生成させる酵素として用いられる酸化酵素にオキシダ
ーゼ)及びその他の目的で用いられる酵素類並びに酵素
反応に関与する基質及びその他の物質の種類及び使用量
は被酸化性呈色試薬を用いる自体公知の生体成分の定量
法に準じて夫々測定対象となる物質に応じて適宜選択す
ればよい。又、本発明による過酸化水素の定量に於て用
いられるペルオキシダーゼとしては、その起源、由来に
特に限定はなく、植物、動物、微生物起源のペルオキシ
ダーゼ又はペルオキシダーゼ用物質が、一種若しくは要
すれば二種以上組合せて用いられる。又、その使用量は
目的に応じて適宜定められ、特に限定されない。
本発明による生体成分の定量は、通常、pH4゜0〜1
0.0、より好ましくはpH6,0〜9.0で実施され
る。用いられる緩衝剤としては、リン酸塩、クエン酸塩
、ホウ酸塩、炭酸塩、トリス緩衝液、グツド(Good
’s)緩衝液などが挙げられるが、特にこれらに限定さ
れない。
本発明のイミダゾール誘導体は、過酸化水素等酸化性物
質の定量に有効に用い得るが、又、これと過酸化水素と
を組み合せることによりペルオキシダーゼ用物質の定量
を行うことも可能である。
ペルオキシダーゼ様物質としては、ペルオキシダーゼそ
のものの他、ヘモグロビンその他のヘム化合物が挙げら
れる。
本発明は公知の多種の乾式分析要素に適用することが出
来る。特に被検液体が透過し得る固体担体を含む要素に
適用することが出来る。要素は試薬層のほか支持体、多
孔性液体展開層を存することが好ましく、さらに反射層
、接着層、ろ渦層、吸水層、下塗り層および他の公知の
層を有してもよい。かような分析要素として、米国特許
第3゜992.158号、同4,042,335号およ
び特開昭55−’164356号各明細書に開示された
ものがある。
光透過性支持体を用いる場合、本発明の乾式分析要素の
実用的に採りうる構成は (1)支持体上に試薬層、その上に液体展開層を有する
もの。
(2)支持体上に検出層、試薬層、液体展開層をこの順
に有するもの。
(3)支持体上に試薬層、光反射層、液体展開層をこの
順に有するもの。
(4)支持体上に検出層、試薬層、光反射層、液体展開
層をこの順に有するもの。
(5)支持体上に検出層、光反射層、試薬層、液体展開
層をこの順に有するもの。
上記(1)または(3)において、支持体と試薬、肋と
の間に吸水層を設けてもよい。本発明で好ましいのは上
記(1)の層構成である。上記(1)ないしく3)にお
いて試薬層と検出層または液体展開層の間にろ退治を設
けてもよい。上記(3)ないしく5)において光反射層
と検出層、試薬層または液体展開層との間、試薬層と検
出層との間または試薬層と液体展開層の間に、さらにろ
退治を設けてもよい。
前記一般式のイミダヅール誘導体は、試薬層に含むのが
適当であるが、液体展開層、光反射層等にも含有させる
ことができる。ペルオキシダーゼ様物質は液体展開層に
含んでもよ(、試薬層に含んでもよい。
本発明の乾式分析要素に用いることができる光透過性・
水不透過性支持体は例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト、セルローストリアセテート等のポリマーからなる厚
さ約50μmから約500μmの範囲のフィルムもしく
はシート状の透明支持体である。これら支持体の表面に
は必要により下塗層を設けて、支持体の上に設けられる
層と支持体との接着を強固なものにすることができる。
支持体の表面には物理的(たとえばグロー放電)あるい
は化学的な活性化処理を施して接着力を向上させるのが
一般的である。
本発明の分析要素には、光透過性・水不透過性支持体の
上に(場合によっては下塗層等を介して)吸水層または
検出層を設けてもよい。本発明の乾式分析要素に備えら
れる吸水層または検出層は水を吸収して膨潤する親水性
ポリマーを層形成成分とする層であることが好ましい。
吸水層1よ、被検成分の存在下で生成する色素が実質的
に拡散しない層、検出層は被検成分の存在下で生成する
色素が拡散する層である。
吸水層に用いることができる親水性ポリマーは、一般に
水吸収時の膨潤率が30°Cで約2.0から15の範囲
の天然または合成親水性ポリマーである。そのよって親
水性ポリマーの例としては、ゼラチン(アルカリ処理ゼ
ラチン、酸処理ゼラチン、等)、ゼラチン誘導体(例、
フタル化ゼラチン)、アガロース、ポリアクリルアミド
、ポリビニルピロリドン等をあげることができる。吸水
層または検出層には、必要に応じて界面活性剤(カチオ
ン性、両性、アニオン性又は非イオン性)、緩衝側等を
含有させることもできる。検出層には硬膜剤を添加して
もよい。
多孔性液体展開層は、液体計量作用を有する展開層であ
ることが好ましい。液体計量作用を有するとは、その表
面に点着供給された液体試料を、その中に含有している
部分を実質的に偏在させることな(、横(水平)方向に
単位面積当たりほぼ一定量の割合で広げる作用を有する
ことである。
展開層を構成する材料としては、濾紙、不職布、織物生
地、編物生地(例えばトリコント瀉)、ガラス繊維濾紙
等を用いることができる。これらのうち織物生地および
編物生地が好ましい。
展開層には、展開面積、展開速度等を調節するため、特
開昭60−222770号、特願昭61−122875
号、61−122876号、61−143754号に記
載したような親水性高分子あるいは界面活性剤を含有し
てもよい。
展開層を接着し積層するための接着層を、吸水層、検出
層、先遣へい層、濾過層、試薬層等の層の上に設けても
よい。接着層は水で膨潤したときに展開層を接着するこ
とができるような親水性ポリマー、例えばゼラチン、ゼ
ラチンSi ffi体、ポリアクリルアミド等からなる
ことが好ましい。ゼラチンのような硬化可能なポリマー
には硬膜剤を加えてもよい。
本発明の乾式分析要素の試薬層としては、親水性ポリマ
ーを結合剤とする実質的に均一の層のほか、例えば特開
昭58−70163号、特開昭61−4959号、特願
昭60−256408号、同60=279859号、同
60−279860号、同60−279861号等に記
載されたような多孔性層も好適である。親水性ポリマー
として例えば、ゼラチンおよびこれらの誘導体(例えば
フタル化ゼラチン)、セルロース誘導体(例えばヒドロ
キンメチルセルロース)、アガロース、アクリルアミド
重合体、メタアクリルアミド重合体、アクリルアミドま
たはメタアクリルアミドと各種ビニル性モノマーとの共
重合体等が利用できる。
ゼラチンのような硬化可能なポリマーには硬膜剤を加え
てもよい。
本発明の分析要素の試薬層に含有させることができる緩
衝剤の例としては、炭酸塩、ホウ酸塩、燐酸塩やBio
chemistry誌 第5巻 第2号、467ページ
より477ページ(1966年)に記載されている(G
ood)の緩衝剤などを挙げることができる。これらの
緩衝剤はr蛋白質・酵素の基礎実験法j (堀尾武−ほ
か著、南江堂、1981年)、前記Biochemis
try誌第5巻等の文献を参考にして選択することがで
きる。
光遮蔽層は、検出層、試薬層等に生じた検出可能な変化
(色変化、発色等)を光透過性を有する支持体側から反
射測光する際に、展開層に点着供給された被検液の色、
特に試料が全血である場合のヘモグロビンの赤色等を遮
蔽するとともに光反射層または背景層として機能する。
光遮蔽層は、皮膜形成能を有する親水性ポリマーをバイ
ンダーとして、酸化チタン、硫酸バリウム等の光反射性
微粒子が分散された水浸透性の層であることが好ましい
。バインダーとしてはゼラチン、ゼラチン誘導体、ポリ
アクリルアミド等が好ましい。ゼラチンのような硬化可
能なポリマーには硬膜剤を加えてもよい。
分析要素には、必要に応じ展開層、試薬層、検出層等に
酸化チタン等の粒子を含有させてもよい。
以下に実施例を挙げる。
〔実施例1〕 ゼラチン下塗り層を有する厚さ18.5μmの無色透明
ポリエチレンテレフタレー1− (PET)フィルムの
上に次の成分からなる試薬層塗布液を塗布し乾燥させた
試薬層塗布液の成分(溶媒:適宜量の水)ウリカーゼ 
        360 U/ボ化合物(1)    
      0.15g/ボペルオキシダーゼ    
  9.000 U/ポゼラチン          
 10g/ポpH8,5硼酸塩緩衝剤 サーファクタント−10G (オーリン社製)      6.0g/イ調製された
試薬層を水で湿潤させ、その上に多孔性展開層としてセ
ルロースアセテートメンブランフィルタ−(最大孔径3
.0μm、厚さ180μm、富士写真フィルム社製ミク
ロフィルターFN−3000)をラミネートして一体化
させて尿酸定量用多層化学分析要素を調製した。
えられた多層化学分析要素を評価するために尿酸水溶液
Cfi度6 ; 10 ; 12mg7dlオヨ’O”
尿酸不含のブランク溶液)の各lOμlを多孔性展開層
に点着し、37℃で6分インクベーションした後直ちに
フジドライケム2000アナライザー(富士写真フィル
ム株式会社製)を用いてPETフィルム側から発色光学
濃度を測定波長670nm近傍で反射測光し、次の値を
えた。
0(ブランク)     0.42 6          1.06 10          1.41 12          1.52 この結果から、この多層化学分析要素を用い、反射測光
により比色法によって尿酸濃度の定量を実施できること
が明らかになった。
〔実施例2〕 ゼラチン下塗層を有する厚さ185μmの無色透明PE
Tフィルムの上に次の成分からなる試薬層塗布液を塗布
し乾燥させた。
試薬層塗布液の成分(溶媒:適宜量の水)ウリカーゼ 
         360 U/n(化合物(2)0 
 ・13g/ボ ゼラチン           10g/ボペルオキシ
ダーゼ       9000 U /イオクチルフエ
ノキシボリ     2.Og/fflエトキシエタノ
ール (トリトンx−1offi) pH8,5硼酸塩緩衝剤 試薬層の上に次の成分からなる光反射層塗布分散液を塗
布し乾燥させた。
光反射層塗布分散液の成分 (分散媒:適宜量の水) 二酸化チタン微粉末       3g/ポゼラチン 
           Ig/イオクチルフエノキシポ
リ     0.1g/nfエトキシエタノール 光反射層の上にさらに次の成分からなる妨害物質排除面
塗布液を塗布乾燥させた。
妨害物排除層塗布液の成分(溶媒二適宜量の水)アルコ
ルビン酸オキシダーゼ  4000U/IT(ゼラチン
            4g/′醒p++8.s硼酸
塩緩衝剤 このようにできあがった妨害物排除層を水で湿潤させて
おき、100番手の綿糸から熾られたブロード布(水洗
し脱脂された後乾燥された布)をラミヱートし一体化さ
せて尿酸定量用多層化学分析要素を調製した。
ついで実施例1と同様にして既知の尿酸濃度に対する多
層化学分析要素の発色反射光学濃度値をえた。
尿 酸 溶 液     反射光学4度(a度■/d2
) 0 (ブランク)       0.256     
        0.7210           
 0.9612             1.09〔
実施例3) ゼラチン下塗り層を有する厚さ185μmの無色透明P
ETフィルムの上に次の成分からなる試薬層塗布液を塗
布し乾燥させて第二試薬層を形成した。
第二試薬層塗布液の成分(溶媒二適宜量の水)ペルオキ
シダーゼ       9000 U /ボ化合物(3
)            0.15g/イゼラチン 
           log/イオクチルフエノキシ
ボリ     1.Og/nfエトキシエタノール (トリトンX−100■) pl+6.5燐酸塩緩衝剤 この層の上に次の成分からなる光反射層塗布分散液を塗
布し乾燥させて光反射層を形成した。
光反射層塗布分散液の成分 (分散媒:適宜量の水) 二酸化チタン微粉末       3g/ボゼラチン 
           Ig/ボオクチルフヱノキシボ
リ     0.1g/rrfエトキシエタノール さらにこの層の上に次の成分からなる試薬層塗布液を塗
布し乾燥させて第一試薬層を形成した。
第−試薬層塗布液の成分(溶媒:適宜量の水)コレステ
ロールオキシダーゼ  2000 U / rrfゼラ
チン            10g/rrfオクチル
フェノキシポリ     0.1g/nfエトキシエタ
ノール pH6,5燐酸塩緩衝剤 ついで第一試薬層を水で湿潤し、その上にセルロースア
セテートメンブランフィルタ−(最大孔径3.0μm、
厚さ180μm、富士写真フィルム社製ミクロンフィル
ターFM−30Cρ)を軽く圧着ラミ2−トし一体化さ
せて多孔製展開層を設け、コレステロール定量よう多層
化学分析要素を調製した。
えられたコレステロール定量用多層化学分析要素を評価
するためにコレステロール含有コントロール血清(コレ
ステロール含有量50 ; 100 ;200;300
;500■/iおよびコレステロール不含のブランク)
の各10μlを展開層に点着し、37°Cで10分イン
クベーションシ、直ちに実施例1で用いたと同じ反射分
光光度計イフジドライケム2000アナライザ)を用い
てPETフィルム側から発色光学濃度を測定波長600
nmで反射測光し、次の値をえた。
0 (ブランク)      0.2850     
     .0.40 100           0.55200    
       0.78300           
0.97500            1.38この
結果からこのコレステロール定量用多層化学分析要素を
用い、反射測光により比色法によってコレステロール含
有量の定量を実施できることが明らかである。
手続補正書 昭和62年6月を日 2、発明の名称 乾式分析要素 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所  神奈川県南足柄市中沼210番地富士写真フィ
ルム株式会社 東京本社 電話 03(406) 2537 4、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 58  補正の内容 明細書第一6ペ一ジ第17行(末行)の記載を下記の通
や補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも一層の水滲透性層を有しそのうち
    少なくとも一層は展開層である分析要素において、該水
    滲透性層の少なくとも一層に下記一般式で示されるイミ
    ダゾール誘導体及びペルオキシダーゼ作用物質を含有す
    ることを特徴とする乾式分析要素。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2及びR^3は夫々有機の基であ
    って、R^1、R^2及びR^3のうち少くとも1つは
    、オルト位又はバラ位のどちらかが水酸基で置換された
    アリール基を表わし、残り2つのうち少くとも1つはオ
    ルト位又はバラ位のどちらかがアルコキシ基、アリール
    オキシ基又は置換基を有していてもよいアミノ基で置換
    されたアリール基を表わす。又、R^4は置換基を有し
    ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいフ
    ェニル基、アルケニル基、アシル基、アルキルカルバモ
    イル基、置換基を有していてもよいフェニルカルバモイ
    ル基を表わす。〕
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080329A1 (ja) * 2005-01-26 2006-08-03 Fujifilm Corporation 多層分析要素

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