JPS63227489A

JPS63227489A - 海洋構造物の係留方法および装置

Info

Publication number: JPS63227489A
Application number: JP5895787A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Sato; 守佐藤; Setsuo Marumichi; 圓道　節夫; Soichi Ito; 伊藤　壮一; Yoshio Tsuruta; 鶴田　良夫; Fukuhiko Kataoka; 福彦片岡
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1987-03-16
Filing date: 1987-03-16
Publication date: 1988-09-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、海洋に設置される石油掘削用のテンション
レグプラットフォームのような海洋構造物の係留方法お
よび装置に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば海洋に設置される石油掘削用のテンションレグプ
ラットフォームは、第５図に概略斜視図で示すように、
掘削用櫓、クレーン等各種の設備や機器類が塔載されて
いるプラットフォーム１を、海底２上に設置されたテン
プレート３に、　Ｔｅｎｄｏｎと呼ばれている複数本の
支柱４によって係留することにより設置され、る。

このようなプラットフォームが設置される海域の水深は
、一般に１００ｍ以上である。従って、従来は、支柱４
を、１本の長さが１０ｍ位の複数本の管体によって構成
し、このような複数本の管体を互いにねじ継手で連結す
ることによって、支柱の取付けを行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のように、プラットフォーム１を海底２のテンプレ
ート３に係留するための支柱４の取付けは、従来、複数
本の管体を連結することにより行なっていたため、その
作業は容易ではなく、取付けのために４〜５日を要し、
水深が深くなればなるほど、また、荒天時には更に長期
間を要する。

従って、支柱４の取付けのために多大の経費を必要とす
る上、支柱４の取付けが完了するまでは、プラットフォ
ームｌは、海面上に不安定な状態で浮遊していることに
なるため、極めて危険であった。このような問題は、設
置されたプラットフォーム１を移動するために、海底２
上のテンプレート３に係留されている支柱４を取り外す
場合も同様である〇従って、この発明の目的は、プラットフォームを海底上
のテンプレートに係留するための支柱の取付けおよび取
外しを、短時間で容易且つ確実にそして経済的に行なう
ことができる、海洋構造物の係留方法および装置を提供
することにある。

〔問題点を解′決するための手段〕

この発明は、プラットフォームを、海底上に設置された
テンプレートに支柱によって係留することからなる海洋
構造物の係留方法において、前記プラットフォームのコ
ラムに垂直な導孔を設け、前記支柱を、前記導孔に挿入
される上部管体と、前記上部管体にフレキシブルジヨイ
ントを介してその一端が接続されている、前記コラムの
下端から前記テンプレートに至る長さの、他端に環状接
続金具を有する下部管体とによって構成し、前記テンプ
レートに設けられた、弧状ガイド部材を有する下向きの
鈎状フックに、先端にグイを有するロープを取り付け、
前記支柱の上部管体を、前記プラットフォームのコラム
に設けられた前記導孔に挿入してその上部を前記導孔の
上端に係止し、そして、前記支柱の下部管体の他端の環
状接続金具を、前記ロープを通して前記テンプレートに
設けられた前記下向きの鈎状フックに掛止することに特
徴を有するものである。

次に、この発明を図面を参照しながら説明する。

第１図〜第３図は、この発明の一実施態様を示す説明図
、第４図は、この発明に使用される支柱の正面図である
。図面に示すように、この発明においては、プラットフ
ォームｌのコラム５に、所定高さの垂直な導孔６が設け
られている。支柱４は、導孔６に挿入される導孔６とほ
ぼ同じ長さの上部管体７と、上部管体７にフレキシブル
ジヨイント９を介してその一端が接続されている、コラ
ム５の下端からテンプレート３に至る長さの下部管体８
とからなっている。上部管体７の一端部にはネジｌＯが
刻設されており、下部管体８の他端には、環状接続金具
１１が取り付けられている。下部管体８のテンプレート
３に掛止される下部となる他端部は、上部となる一端部
よシも肉厚を厚くして重くなっている。下部管体８の環
状接続金具１１には、その先端にブイ１２を有するロー
プ１３が取り付けられている。

このような構造の支柱４は、工場において製作され、浮
体が取り付けられた上、現地まで海上を曳航される。こ
の際、環状接続金具１１に取り付けられたロープ１３は
、曳航索としても利用される。

海底２上に設置されたテンプレート３の支柱取付は箇所
には、下向きの鈎状フック１４が設けられている。下向
きの鈎状フック１４の先端には、下部管体８の上端を中
心とする弧状のガイド部材１５が取り付けられている。

ガイド部材１５の先端には、ブイ１６を有するロープ１
７が取付けられている。

〔作用〕

支柱４を、プラットフォームの係留位置まで曳航し、そ
の浮体を取外す。次いで、上部管体７のネジ１０が刻設
されている一端にロープ１８を取９付け、第１図に示す
ように、ロープ１８をプラットフォーム１のコラム５に
設けられた導孔６に通し、その上端を、コラム５の上部
に設けられたウィンチ１９に取り付ける。

ロープ１８をウィンチ１９に巻き取ることによって、支
柱４の上部管体７は、コラム５の導孔６内に挿入される
。次いで、第２図に示すように、上部管体７のネジｌＯ
に逆Ｕ字状の係止金具２０を螺着し、その下端を導孔６
の上端に係止する。

そして、下部管体８の他端に取り付けられた環状接続金
具１１を、テンプレート３の鈎状フック１４のガイド部
材１５に取り付けられたロープ１７に挿し通す。その結
果、下部管体８の他端の環状接続金具１１は、ロープ１
７を滑り落ちて、テンプレート３の鈎状フック１４にそ
のガイド部材１５に案内されて挿入される。なお、上述
の操作時には、予め、プラットフォーム１を、そのコラ
ム５に設けられたパラストタンク（図示せず）内に・ぐ
ラスト水を導入することによって、ある程度沈降させて
おく。

このようにして、支柱４の上部管体７が、コラム５に設
けられた導孔６の上端に係止され、下部管体８の環状接
続金具１１がテンプレート３の鈎状フック１４に挿入さ
れた後、コラム５に設けられたノぐラストタンク内のパ
ンスト水を排出する。

これによって、プラットフォーム１は上昇し、支柱４に
張力がかかる結果、第３図に示すように、下部管体８の
環状接続金具１１は、テンプレート３の鈎状フック１４
に掛止される。なお、支柱４の張力は、上部管体７に螺
着されている係止金具２０によって調節することができ
る。ロー！１３゜１７の上端は、プラットフォーム１に
取り付けておく。

かくして、プラットフォーム１は、支柱４によって海底
２のテンプレート３に係留される。

上述した支柱４は、図面上には１本しか示されていない
が、１基のプラットフォームに通常１２〜２４本が設け
られる。

プラットフォーム１を移動するために、支柱４を取り外
す場合には、プラットフォーム１のパラストタンク内に
注水して、プラットフォーム１をある程度沈降させ、そ
して、ロープ１３．１７の上端を、プラットフォーム１
から取り外す。

次いで、係止金具２０を取り外して上部管体７をコラム
５の導孔６から離脱させ、そして、下部管体８の環状接
続金具１１に取り付けられたロープ１３を操作し、環状
接続金具１１を、テンプレート３の鈎状フック１４から
ロープ１７を通シて取り外す。

かくして、支柱４は、プラットフォームｌおよび海底２
のテンプレート３から簡単に撤去される。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば、プラットフォー
ムを海底上のテンプレートに係留するための支柱の取付
けおよび取外しを、１日位の短時間で容易且つ確実にそ
して経済的に行なうことができる工業上優れた効果がも
たらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、この発明の一実施態様を示す説明
図、第４図はこの発明に使用される支柱の正面図、第５
図はテンションプラットフォームの概略斜視図である。図面において、１・・・プラットフォーム、　　　　２・・・海底、３
・・・テンプレート、　　　４・・・支柱、５・・・コ
ラム、　　　　　　６・・・導孔、７・・・上部管体、
　　　　　８・・・下部管体、９・・・フレキシブルジ
ヨイント、ＩＯ・・・ネジｓ　　　　　　　１１・・・環状接続金
具、１２．１６・・・グイ、　　　　　１３．１７．１
８・・・ロープ、１４・・・鈎状フック、１５・・・ガ
イド部材、１９・・・ウィンチ、２０・・・係止金具。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラットフォームを、海底上に設置されたテンプ
レートに支柱によつて係留することからなる海洋構造物
の係留方法において、前記プラットフォームのコラムに垂直な導孔を設け、前
記支柱を、前記導孔に挿入される上部管体と、前記上部
管体にフレキシブルジョイントを介してその一端が接続
されている、前記コラムの下端から前記テンプレートに
至る長さの、他端に環状接続金具を有する下部管体とに
よつて構成し、前記テンプレートに設けられた、弧状ガ
イド部材を有する下向きの鈎状フックに、先端にブイを
有するロープを取り付け、前記支柱の上部管体を、前記プラットフォームのコラム
に設けられた前記導孔に挿入してその上部を前記導孔の
上端に係止し、そして、前記支柱の下部管体の他端の環
状接続金具を、前記ロープを通して前記テンプレートに
設けられた前記下向きの鈎状フックに掛止することを特
徴とする海洋構造物の係留方法。
（２）プラットフォームのコラムに垂直に設けられた導
孔と、海底上のテンプレートに設けられた、弧状ガイド
部材を有する下向きの鈎状フックと、上部管体と前記上
部管体の下端にフレキシブルジョイントによつて接続さ
れた下部管体とによつて構成された支柱とからなり、前
記支柱の上部管体は前記コラムの導孔に挿入されてその
上部が前記溝孔の上端に係止され、そして、前記支柱の
下部管体の下端は前記テンプレートの鈎状フックに掛止
されることにより、前記プラットフォームが前記テンプ
レートに係留されていることを特徴とする海洋構造物の
係留装置。