JPS63223210A - 不透水層形成法 - Google Patents

不透水層形成法

Info

Publication number
JPS63223210A
JPS63223210A JP5469787A JP5469787A JPS63223210A JP S63223210 A JPS63223210 A JP S63223210A JP 5469787 A JP5469787 A JP 5469787A JP 5469787 A JP5469787 A JP 5469787A JP S63223210 A JPS63223210 A JP S63223210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
asphalt emulsion
water
mixture
impermeable layer
asphalt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5469787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0531603B2 (ja
Inventor
Hironao Isogai
磯貝 洋尚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikko Corp Ltd
Eneos Corp
Nippon Giken Co Ltd
Hazama Ando Corp
Original Assignee
Nippon Hodo Co Ltd
Hazama Gumi Ltd
Nippon Petrochemicals Co Ltd
Nippon Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hodo Co Ltd, Hazama Gumi Ltd, Nippon Petrochemicals Co Ltd, Nippon Giken Co Ltd filed Critical Nippon Hodo Co Ltd
Priority to JP5469787A priority Critical patent/JPS63223210A/ja
Publication of JPS63223210A publication Critical patent/JPS63223210A/ja
Publication of JPH0531603B2 publication Critical patent/JPH0531603B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、ダム、トンネル等の基礎地盤中にアスファ
ルト微粒子を水中に分散させた乳剤な圧入し、地盤中で
アスファルトを分解させて地盤中に不透水層を形成する
不透水層形成法に関する。
〈従来の技術〉 一般に、コンクリートダム、ロックフィルダム等の基礎
となる地盤には、ダムの上流側水圧によるダム下流への
浸透水を遮断するため、河川幅全域に亘って深度30〜
60m、幅員2〜3mの不透水層が成形されていた。
このような不透水層の形成は、例えば、第1図のように
ダム堤体りの基礎部となる基礎面1に略1.5m間隔で
ボーリング孔11が掘削され、このボーリング孔11に
地中注入パイプを挿入して、ポルトランドセメントに水
を加えた液状のセメントミルクか、またはこのセメント
ミルクに粒子径3mm以下の微砂を加えたセメントモル
タル、あるいはときによりペンナイト等の混合物がグラ
ウトポンプで注入され、その浸透注入により不透水層の
形成が行われていた。
一方、基礎となる地盤中には、粘土や粒子の細いシルト
等からなる断層4や、粒子の粗い粗砂を主体とし土粒子
間隙の粗い粗砂層6や、破砕帯7等が複雑に混在してい
る。この断層4はセメント粒子の注入を遮えぎって、断
層4より下方の領域10へのセメントミルクの浸透を阻
害し、破砕帯7では、セメントミルクが破砕帯7層を通
って遠方へ漏洩し、ボーリング孔周辺域へのセメントミ
ルク浸透を阻害する要因となっていた。また、基礎地盤
が岩盤の場合は、岩盤内には小空洞や大間陣があり、更
に水や有機物の滞溜および粘土や砂れきの堆積に至るま
で不確定な要素が内在しており、そのためセメントミル
クの注入も不確定なものであった。
従って、このような地盤、岩盤へのセメントミルクの注
入効果は透水係数に値により判断され、この透水係数に
値は建設省ルジオンテスト施工指針に下式によって示さ
れている。
Q:注入量(af/s) r:ボーリング孔の半径(cmン 1:注入区間(cm) p:注入圧(kgf/Cffl1) この算式によりに冨n X 10’ co+/sを基準
としてセメントミルクの注入効果の判定が行われていた
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、このような従来の不透水層形成法においては、
一般にポルトランドセメントは、その粒子径が平均20
μm(第2図の太線棒グラフで示す粒子分布を有する)
で水を加えると、まず−酸化カルシウムが水酸化カルシ
ウムとなる水和反応を起すが、石灰石を粉砕した鉱物で
あるため短時間に溶解したりして粒子径が細分化される
量が少なく、そのため上記断層4等の粘土や粒子の細い
シルトの土粒子の小間隙を透過できず、断層4より下方
の領域10の地盤改良を行なうことが困難であった。
また、地盤構成が多様なため、注入されたセメントミル
クは土粒子間隙が粗い粗砂層6のような浸透し易い方へ
浸入して、均買に地盤改良を行なうことができず、破砕
帯フにおいては、セメントミルクが漏洩して注入予定域
の地盤改良を行なうことができなかった(第4図のCで
、第1図E−E断面でのセメントミルクの各地層への浸
透注入効果を示す)。
更に、セメント買は硬化時間が長く、セメントミルクで
は混練り後凝結終りまでに約6時間かかり、また強度1
00kgf /CI’となる時間は28日程度を要し、
トンネル漏水等の急結を要する場合では使用できないと
いう問題があった。そのため、このような場合には水ガ
ラス等の薬液注入処理が行われているが、薬液が極めて
高価であること、およびこのような薬液は水に対して溶
解性のものが多く耐久性にとぼしいという問題があった
しかも、ダムでは均一にに−nX10″4c■八以下を
必要とし、ダム決壊を起さないよう極めて重要な使命を
もつ不透水層の形成が義務づけられている。
く問題点を解決するための手段〉 この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
あり、 地盤に適宜間隔をおいて複数個のボーリング孔を所望深
さまで掘削し、粒径が3μm以下のアスファルト微粒子
を水中に分散させたアスファルト乳剤を、あるいは粒径
が20μm以下のアスファルト微粒子を水中に分散させ
たアスファルト乳剤とセメントミルク、ベントナイト等
の混合物を、上記複数個のボーリング孔に圧入すること
により、上記複数個のボーリング孔間の地盤に、連続し
た不透水層を形成することを特徴とする不透水層形成法
である。
〈実施例〉 以下この発明の一実施例を第1図ないし′s5図に基づ
いて説明する。
、第1図はダム堤体りに不透水層を築造した状態を示す
立面図であり、ダム堤体りの堤頂Dtの一端Daから他
端Dbに至る河川全幅において、基礎面1から所要深さ
の底面3に至る間の地盤が、地盤改良されてなる不透水
層である。
このような不透水層を築造するには、先ずダム堤体pの
基礎面1の所定位置に、所定間隔をおいて多数の先行孔
(図示せず)を5mの深さに掘削して、不透水層の上層
部2より深い部分の注入効果を上げるためのコンソリデ
ージョングラウチングが行われる。このコンソリデージ
ョングラウチングは、各先行孔内に地中注入バイブ91
を挿入し、地上に設置したミキシングプラントにおいて
、粒子径が3μm以下のアスファルト微粒子を水中に分
散させてなるアスファルト乳剤、または粒子径が20μ
m以下のアスファルト微粒子を水中に分散させたアスフ
ァルト乳剤と凝結剤としてのセメントミルク混合物を、
夫々の先行孔の地質に合せて圧力と注入量とを調整しな
がら、圧入が行われる。この圧入によりアスファルト乳
剤またはアスファルト乳剤とセメントミルクとの混合物
が、各先行孔から地盤中に浸透注入され、不透水層の上
層部2が形成される。
続いて、各先行孔を更に掘り下げ、所要の深さ、例えば
深さ35mの多数のボーリング孔11を掘削する。この
ボーリング孔11は、深さ約5m毎に注入区分され、不
透水層の中心部のE−E断面を例にとると、堤頂Dtよ
りの深さbとCとの間即ちb−c層、同じ(c−d層、
d−e層、e−fll、f−g層へと順次サンプル採取
と水圧テストにより各層毎の地質が確認されて掘削され
る、そして、各ボーリング孔11毎に、各層毎の地質に
対応してアスファルト乳剤またはアスファルト乳剤とセ
メントミルクとの混合物がミキシングプラントより圧入
される。この圧入により上記アスファルト乳剤またはア
スファルト乳剤とセメントミルクとの混合物は、ボーリ
ング孔11から地盤中に浸透注入され、ボーリング孔1
1の周辺域に注入完了域95が形成される。そして、隣
接注入域96のボーリング孔11に順次上述の工程を繰
返して注入し、注入完了域95と隣接注入域96とを重
複、連続させて不透水層が築造される。
尚、92は注入時にボーリング孔11の深さ5m毎に設
けられるバツカである。
各地質に合せたアスファルト乳剤またはアスファルト乳
剤とセメントミルクとの混合物の調整は、例えば注入地
盤の地質が、粒子径10μm以下の細砂、微粒子を主体
とし、土粒子の間隙が比較的密な場合や、粘度や粒子の
細いシルトまじりの断層4が内在するときに注入剤とし
てアスファルト乳剤20aを使用する場合について説明
する。
このアスファルト乳剤20aの形成は、先ず、平均粒子
径10μm最大粒子径20μmのアニオン系アスファル
ト粒子と水とを、前者55%、後者45%の比率で混合
するとともに、若干のアルキルスルホン酸塩からなる乳
化剤およびアルギン酸ソーダ、ゼラチン等からなる安定
剤を添加して混合剤を作成する。この混合剤を、高速回
転するロータの遠心力によって固定されたステータ面に
叩きつけると同時に、ロータとステータとの小間隙を通
過するときのせん新作用により、アスファルト粒子は平
均粒子径2μm最大粒子径3μmの略球形をなした粒子
に細分化されアスファルト微粒子20mが形成される。
そしてアスファルト微粒子20mがアルキルスルフォン
酸塩、ソーダ石けん等“負“の電化を呈するアニオン活
性剤が液解されている水の中に分散されて浮遊している
“疎水コロイド″の構造のアスファルト乳剤20が形成
される。更にこのアスファルト乳剤20を水30で薄め
て前者30%、後者70%の比率で混合してアニオン系
のアスファルト乳剤20aの注入剤が形成される。
アスファルト乳剤20aの地盤内への浸透注入を第3図
に従って説明する。注入圧Pにより地下注入バイブ91
より押出されたアスファルト乳剤20aは、土粒子14
の小間隙に圧入される。このとき、アスファルト乳剤2
0aのアスファルト微粒子20mは、土粒子14の小間
隙内へ浸入するとともにアスファルト微粒子20mの有
する粘弾性により小間隙を通通し、小間隙内に存在して
いた水や空気等を押出して浸透注入される。
また、土粒子14を構成している粘度鉱物の結晶は、電
気的に不飽和な状態で土粒子14表面は負に帯電してい
る。そのため土粒子14は電気的に中和するように水の
分子の正電荷側を引きつけて水を吸着し、水の他にも各
種の電解賀陽イオンがあって吸着複合体をなしており、
更に土粒子14には吸着された陽イオンがあって、他の
陽イオンと交換する作用をし別の複合体に変化すること
がある。電荷の強さは半径の大きさによって限界がある
ので、吸着水腹で覆われた土粒子14の境界面は、不規
則な形状の土粒子14の形に略近似した状態になってお
り、このような土粒子14の集合している小間隙にアニ
オン系アスファルト乳剤20aが浸透注入される。
そして、アスファルト乳剤20aは小間隙を通過すると
き、互に負の電荷により反発しながら浸透するが表面の
凹凸が著しい不規則な形状の土粒子14に付着し、注入
圧Pに応じて次第に小間隙を密閉して不透水層を形成し
、更に注入圧Pを増すことにより、小間隙内のアスファ
ルト微粒子20mを深部へ圧入し、流動性に冨むアスフ
ァルト乳剤20a中の水溶液が絞り出される現象を繰返
して不透水層の厚みを増し、また、断層4を通過して、
その下方領域10へ浸透注入して不透水層の形成が行わ
れる。
このアスファルト乳剤20の注入テストの結果、細、砂
、微粒子を主体とした比較的細い粒子の地盤改良におい
て、従来の超微粒子セメント(ブレーン値9,200 
cm’/g)用いたセメントミルクの注入量に対し約3
倍の量のアスファルト乳剤20aが注入され、透水係数
に値は、セメントミルク注入の場合に一3X10桶ct
a/sであったが、アスファルト乳剤20aの注入によ
ってに=5.OX 10′5cm/sと注入改良ができ
た。また、アスファルト乳剤20aは注入後次第に硬化
が進み、掘削テストの結果は地盤に均質に浸透充填され
ていることが確認された。尚、注入される上記細い粒子
の地質に対応するアスファルト乳剤20aの濃度は約3
0%の比率が最も改良効果があることも判明した。
また、注入地盤の地質が、粒子径が数110At以上の
粗砂を主体とし、土粒子の間隙が比較的粗い粗砂層6や
破砕帯7への注入の場合は、注入剤としてアスファルト
乳剤とその凝結剤としてセメントミルクを混合した混合
物66が使用される。
この混合物66は、平均粒子径10μm最大粒子径20
μmのノニオン系アスファルト微粒子と水70とを、前
者55%、後者45%の比率で混合し、若干のアルキル
スルホン酸塩からなる乳化剤およびアルギン酸ソーダ、
ゼラチン等からなる安定剤を添加して、最大粒子径20
μm以下のノニオン系アスファルト乳剤40nを形成す
る。一方、若干の骨材、混和材を含む平均粒子径20μ
mの普通セメント60と水70とを比率例えば50%、
50%の割合で混合してセメントミルク65を形成する
。このセメントミルク65とアスファルト乳剤40nと
を1対3の比率で混合して、アスファルト乳剤20aに
比し流動性の低い混合物66が形成される。
この混合物66は注入テストの結果、混合物66が粗砂
層6や破砕帯7へ注入されると、アスファルト乳剤40
nが先ず土粒子表面に付着し、これにより土粒子間隙が
小さくなるとともに、一部ではその間隙が埋められる。
粗い土粒子間隙はセメントミルク65が浸透し、土粒子
間隙に残った水分とセメントとが反応して結晶構造とな
って土粒間隙が埋められる。また、硬化時間の長いセメ
ントミルク65の間にもアスファルト乳剤40nが侵入
する。一方、混合物66の時間当り注入量が異常に多い
場合は、セメントミルク65の水70の混合比率を少な
くして高濃度のセメントミルク65を形成して注入し、
ざらに水70に急結剤を混入して混合物の各粒子を早く
固化させる方法を採る。また、時間当り注入量が少ない
場合は、セメント60と水70の混合比率を多くして低
濃度のセメントミル砂65を形成した注入する。これに
より、破砕帯7より下方の領域9を含むボウリング孔1
1周辺域に、混合物66が浸透注入されて不透水層が形
成される。
゛この混合物66は、アスファルト微粒子の可塑性を有
するとともに、混合したセメント60が水和作用を行な
って全体として凝固するので、セメント60の添加量を
変えることや、急結剤を添加することによって凝固性状
を変えることができる、従って、混合物66の硬化時間
は、30分から20数時間までの間に地盤の状態に応じ
て調整することができる。
尚、第4図のAで、第1図E−E断面でのアスファルト
乳剤20および混合物66の各地層への浸透効果を示し
、図中8は破砕帯7の上方領域であり、領域9,10と
略同質のシルト質土である第5図は、この不透水層形成
に用いられるミキシングプラントの一例を示すものであ
る。
アスファルト乳剤20および水溶液30は夫々タンク2
1および31に貯溜され、夫々調節バルブ23および調
節バルブ33を有する輸送管22.32を介して2段式
グラウトミキサ50のミキサ51に投入されるように形
成されている。このとき調節バルブ23.33によりア
スファルト乳剤20の濃度が調節される。
続いて、ミキサ51で攪拌され、更にアジテータ52で
均一濃度になるように攪拌されて、吸入管53を介して
グラウトポンプ54へ送られる。
更にアスファルト乳剤20aは、グラウトポンプ54に
より圧送され、電磁流量計55.注入管57、ブルドン
管圧力計581合流管59を経てスパイラルミキサ90
へ到達し、スパイラルミキサ90により攪拌効果を高め
て地中注入パイプ91より地盤内へ注入されるように構
成されている。
尚、電磁流量計55により流量圧力が計測、制御され、
剰余のアスファルト乳剤20aがリターンパイプ56を
介してアジテータ52へ戻され、またブルドン管圧力計
58により地質に応じて注入圧力が調整される。
また一方、ノニオン系のアスファルト乳剤40nおよび
セメント80.水70は、夫々タンク41およびタンク
61.タンク71に貯溜されており、アスファルト乳剤
40nは調節バルブ43を有する輸送管42を介して、
2段式グラウトミキサ80のミキサ81に投入されるよ
うに形成されている。またセメント60および水70は
、夫々フィーダ付バイブロ2および調節バルブ73を有
する輸送管72を介して2段式グラウトミキサ80のミ
キサ81に投入されるように形成されている。このとき
調節バルブ73の調節によりセメントミルク65の濃度
が調節される。
まず、セメント60と氷フ0とはグラフトミキサ81で
混合されてセメントミルク65を形成し、その後アスフ
ァルト乳剤40nと水70とをミキサ81へ投入して、
ミキシングを行い、ついでアジテータ82で更に均一濃
度になるように攪拌されて吸入管83を介してグラウト
ポンプ84へ送られる。更にこの混合物66は、グラウ
トポンプ84により圧送され、注入管87.調節バルブ
85、ブルドン管圧力計881合梳管59を経てスパイ
ラルミキサ90に到達する。スパイラルミキサ90によ
り攪拌効果を高めてアスファルトとセメントミルクとの
混合物66が地中注入パイプ91より地盤内へ注入され
るように構成されている。尚、混合物66は、調節バル
ブ43の調節によりアスファルト乳剤40nとセメント
ミルク65との混合比率が調整され、調節バルブ85の
調節により剰余の混合物66はリターンパイプ86を介
してアジテータ82へ戻される。また、ブルドン管圧力
計88により地質に応じて注入圧力が調整、される。
さらに、本例は2段式グラウトミキサ50を通過するア
ニオン系のアスファルト乳剤20aの注入法と2段式グ
ラウトミキサ80を通過するノニオン系のアスファルト
乳剤40nとセメント等の混合物66が通過する注入法
とは単独にも使用し得る。
〈発明の効果〉 以上説明したようにこの発明の不透水層形成法によれば
、アスファルト乳剤またはアスファルト乳剤とセメント
ミルクとの混合物を地質に応じて選択し、アスファルト
の極めて微細な粒子の注入浸透性と粘弾性と急結剤の性
質を利用して浸透注入を行なっているので、粘度や粒子
の細いシルトまじりの断層においては、アスファルト乳
剤が微細土粒子の間隙を浸透通過し、従来セメントでは
改良で台なかった当該断層の下部領域へ浸透注入して地
盤改良を行い、透水係数の小さい不透水層を築造するこ
とができる。また土粒子間隙の粗い粗砂層や破砕帯にお
いては、アスファルト乳剤とセメントミルクとの混合物
が浸透注入され、アスファルト微粒子が土粒子に付着し
て土粒子間隙を小さくシ、セメントミルクがその間を浸
透して間隙を埋め地盤改良が行われる。そのため、地盤
に粗砂層を含んでいても均質な不透水層の形成ができ、
破砕帯においては混合物の漏洩を制御して効率的に不透
水層を形成することができる。
また、漏水等の急結を有する場所の注入においても、ア
スファルト乳剤は短時間で硬化し漏水対策ができる。こ
のアスファルト乳剤は、酸等の腐食性の地下水に対して
極めて安定した耐久性があり、且つ従来の薬液注入より
経済的に漏水対策を構することができる。
更に、アスファルト乳剤が浸透注入された不透水層は、
改良地盤に地震等による変動圧が加わっても、アスファ
ルトのもつ可塑性によって、従来のセメントミルクによ
る改良地盤より高い耐久性を発揮することができる。ま
た、この発明方法によるアスファルト乳剤は常温で注入
することができるので、パイプなどを保温する高温注入
の必要がなく、寒冷地でも容易に実施できる効果がある
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであり、第1図はダ
ムに不透水層を築造した状態を示す立面図、第2図はセ
メント粒子とアスファルト微粒子との粒子径分布比較図
、第3図は土質地盤中にアスファルト乳剤が注入され土
粒子間隙を通過する原理を示す説明図、第4図は各地層
への浸透注入効果を比較説明する断面図、第5図は本不
透水層形成法に使用されるミキシングプラントの一例を
示す構成図である。 1・・・基礎面、 3・・・底面、 11・・・ボーリング孔、 20a・・・アニオン系アスファルト乳剤、30・・・
水溶液、 40n・・・ノニオン系アスファルト乳剤、60・・・
セメント、 65・・・セメントミルク、 66・・・アスファルト・セメント混合物、70・・・
水。 特  許  出  願  人 日本技研株式会社 日本鋪道株式会社 株式会社間組 第1図 第3図 第2図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 地盤に適宜間隔をおいて複数個のボーリング孔を所望深
    さまで掘削し、 粒径が3μm以下のアスファルト微粒子を水中に分散さ
    せたアスファルト乳剤を、 あるいは粒径が20μm以下のアスファルト微粒子を水
    中に分散させたアスファルト乳剤とセメントミルク、ベ
    ントナイト等との混合物を、前記複数個のボーリング孔
    に圧入することにより、 前記複数個のボーリング孔間の地盤に、連続した不透水
    層を形成することを特徴とする不透水層形成法。
JP5469787A 1987-03-10 1987-03-10 不透水層形成法 Granted JPS63223210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5469787A JPS63223210A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 不透水層形成法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5469787A JPS63223210A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 不透水層形成法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63223210A true JPS63223210A (ja) 1988-09-16
JPH0531603B2 JPH0531603B2 (ja) 1993-05-13

Family

ID=12977995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5469787A Granted JPS63223210A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 不透水層形成法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63223210A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002059107A (ja) * 2000-08-22 2002-02-26 Taisei Corp 難透水層の構築方法
JP2017106210A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 鹿島建設株式会社 凍結管の施工方法
JP6334784B1 (ja) * 2017-06-05 2018-05-30 株式会社マルシン 埋め戻し方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541910A (en) * 1977-06-07 1979-01-09 Taisei Corp Method of construction of underground continuous wall
JPS5528291A (en) * 1978-08-14 1980-02-28 Du Pont Diaphragm denaturing agent
JPS6085121A (ja) * 1983-10-15 1985-05-14 Okumura Constr Co Ltd 遮水壁築造法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541910A (en) * 1977-06-07 1979-01-09 Taisei Corp Method of construction of underground continuous wall
JPS5528291A (en) * 1978-08-14 1980-02-28 Du Pont Diaphragm denaturing agent
JPS6085121A (ja) * 1983-10-15 1985-05-14 Okumura Constr Co Ltd 遮水壁築造法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002059107A (ja) * 2000-08-22 2002-02-26 Taisei Corp 難透水層の構築方法
JP2017106210A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 鹿島建設株式会社 凍結管の施工方法
JP6334784B1 (ja) * 2017-06-05 2018-05-30 株式会社マルシン 埋め戻し方法
JP2018204316A (ja) * 2017-06-05 2018-12-27 株式会社マルシン 埋め戻し方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0531603B2 (ja) 1993-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mitchell In-place treatment of foundation soils
CN105386433B (zh) 一种微生物固土cfg桩复合地基及施工方法
CN100386484C (zh) 一种水泥土桩
JPWO2006129884A1 (ja) 可塑状ゲル注入材および地盤強化方法
CN105386436A (zh) 一种微生物固土约束散体材料桩复合地基及施工方法
CN105220681A (zh) 一种微生物—电场联合加固可液化地基的方法
CN108708372B (zh) 一种有压复合水泥风积砂浆搅拌桩成桩工艺
CN106368214A (zh) 一种护筒式水泥土搅拌桩的成桩操作方法
CN107129221A (zh) 一种适用于低强度地层盾构管片壁后注浆的浆液
Kazemian et al. Assessment of stabilization methods for soft soils by admixtures
JP4689556B2 (ja) 可塑状ゲル注入材を用いた地盤固結法
JP5390060B2 (ja) 地盤強化方法
JP2006257281A (ja) 可塑性注入材、地盤強化方法、地盤注入管理方法並びに注入管理装置
Kazemain et al. Review of soft soils stabilization by grouting and
JP2006299741A (ja) 低濃度グラウト工法
CN113445527A (zh) 一种灌浆防水帷幕在轨道交通地下站台渗漏治理中的方法
CN107447754A (zh) 预制管桩的新型植桩工艺及所形成的桩体
CN104108919A (zh) 一种环保止水帷幕
JPS63223210A (ja) 不透水層形成法
Ibragimov Soil stabilization with cement grouts
JP2007040096A (ja) 地盤強化方法、地盤圧入管理方法並びに圧入管理装置
Bruce et al. Glossary of grouting terminology
Argal Modern Technologies and Problems of Ground Stabilization by Injection.
King et al. Symposium on Grouting: Grouting of granular materials
US3799787A (en) Admixtures for filling natural and artificial subterranean voids

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees