JPS6322215A - アモルフアス材料のせん断加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はアモルファス材料のせん断加工方法に関するも
のである。

「従来の技術」 従来用いられなせん断加工方法の一例を第２図に示す。

従来のせん断加工方法は、巻戻し装置１で巻戻されたア
モルファス材料８はガイド２あばれ防止装置３を経て常
温状態でスリット刃物４でスリットされピンチローラ５
を経て巻取り装置６に巻取られていた。

［発明が解決しようとする問題点」 アモルファス材料は一般の鋼材より硬度が高いため従来
から実施されてきたスリット方法ではスリット刃物の寿
命が短い、このためスリット刃物の交換回数が増加する
。また刃物の研摩費用も多くかかるなどの欠点があった
。

「問題点を解決するための手段」 アモルファス材料の硬度と温度の関係は第３図に示すよ
うにガラスと同様に温度が高くなるにつれて、その硬度
が急激に低下することが実験の結果より判明した。そこ
でアモルファス材料をせん断加工する時点において結晶
化せず、かつ、もろくならない温度で加熱することによ
り、スリット刃物の寿命を大巾に延ばすことが可能であ
る。

「作　　用」 加熱装置により加熱されたアモルファス材料の硬度は３
００°Ｃで約１７３まで低下する。軟がくなったアモル
ファス材料をスリットすることにより刃物の摩耗を少な
くし寿命を延ばすことができる。

「実施例」 本発明の実施例の一例を第１図に示す。巻戻し装置１で
巻戻されたアモルファス材料８は加熱装置７により結晶
化せずかつ、もろくならない程度の温度約３００°Ｃに
加熱されスリット刃物４でスリットされ、ピンチローラ
５を経て巻取り装置６で巻き取られる。本図ではガイド
２あばれ防止装置３は省略されているが、加熱装置７に
これらの装置を付加させてもよい。

以上はせん断加工のうちスリット加工の例について説明
をしたが、その他プレスによる打抜加工やシェアーによ
る切断加工にも適用できる。

「発萌の効果」 アモルファス材料を加熱して硬度が低くなった状態でせ
ん断加工をするため、刃物の寿命を延ばすことができ、
刃物の研摩費用及び交換回数が少なくなり費用の節減を
計ることができる。またアモルファス材料も均一にせん
断されるため品質も均一化される特徴を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の加熱装置付スリット装置の概略側面図
、第２図は従来のスリット装置の概略側面図、第３図は
アモルファス材料の硬度と温度の関係を示す説明図であ
る。 図において １は巻戻し装置、２はガイド、３はあばれ防止装置、４
はスリット加工、５はピンチローラ、６は巻取り装置、
７は加熱装置、８はアモルファス材料である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　アモルファス材料をせん断加工する装置において、ア
   モルファス材料を加熱するための加熱器とせん断加工機
   を備え、同加熱器によりアモルファス材料を約２００〜
   ３００℃の範囲で強制的に加熱した後せん断加工するこ
   とを特徴とするアモルファス材料のせん断加工方法。