JPS63219389A - ジ−d−フラクトシルフラノ−ス1,2′:2,3′ジアンハイドライドの製造法 - Google Patents

ジ−d−フラクトシルフラノ−ス1,2′:2,3′ジアンハイドライドの製造法

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JPS63219389A
JPS63219389A JP5299287A JP5299287A JPS63219389A JP S63219389 A JPS63219389 A JP S63219389A JP 5299287 A JP5299287 A JP 5299287A JP 5299287 A JP5299287 A JP 5299287A JP S63219389 A JPS63219389 A JP S63219389A
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JP
Japan
Prior art keywords
inulin
medium
fructotransferase
pseudomonas
produced
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Pending
Application number
JP5299287A
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English (en)
Inventor
Kokichi Tamura
幸吉 田村
Takashi Kuramoto
倉本 隆志
Sumio Kitahata
北畑 寿美雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruzen Kasei Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Kasei Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、酵素を利用してイヌリンよりジーD−フラク
トシル7ラノース 1,2’:2,3’  ジアンハイ
ドライドを製造する方法に関するものである。
従来の技術 ノーD−7ラクトシルフラ/−ス 1,2’:2.3’
 シアンノ\イドライド(略称DF”AII[;構造式
下記)は、7ラクトースに臥たされやかな甘味を有し、
熱に安定であり、また微生物により資化されないという
特長があるため、低カロリー且つ難う練性の甘味料とし
ての利用が期待されている。
従来、DFAIを製造する方法としては、アースロバフ
タ−・ウレア77シエンスが生産するイヌリンフラクト
トランスフェラーゼをイヌリンに作用させる方法があっ
た(特公昭56・26400号)。しかしなが呟アース
ロバクター・ウレアファシェンスのイヌリンフラクトト
ランスフェラーゼ産生力は弱く、この菌を用いる方法に
よってイヌリン7ラクトトランスフエラーゼを経済的に
得ることは困難である。したがって、上記公知方法でも
、アースロバフタ−・ウレア7アシエンスを培養する培
地中に原料のイヌリンを添加しておき、培地中に生産さ
れる酵素をその場で利用してDFAI[を生成させる方
法を採用しており、菌培養物から採取した酵素をイヌリ
ンに作用させているわけではない。しかも、アースロバ
フタ−・ウレアファシェンスはイヌリンフラクトトラン
スフェラーゼと共に著量のβ−7ラクトシダーゼを生産
するから、粗酵素液を使用するとDFAIIIよりも7
ラクトースを大量に生成してしまうという問題がある。
これらにより、あるいはアースロバフタ−・ウレアファ
シェンスのイヌリンフラクトトランスフェラーゼに固有
の特性によるものが、DFA]’[の生産性はきわめて
低く、しがも種々の培地成分を含む反応液からDFAI
IIを単離するのに多段の精製を必要とするという問題
があった。
発明が解決しようとする間 点 したがって本発明の目的は、イヌリンを原料として従来
よりも効率よ<DFAI[を製造する方法を提供し、D
FAIIIを安価に利用し得るようにすることにある。
問題点を解 するための手段 上記目的を達成するため、本発明者らは多くの微生物に
ついてイヌリンフラクトトランスフェラーゼ産生能と酵
素活性の観点からスクリーニングを行い、シェードモナ
ス属に属する一細菌すなわちシュードモナス・フルオレ
ッセンスMZNo、949(微工研菌寄第9235号)
がすぐれた性質を有することを知った。
本発明は上記知見に基づくものであって、シェードモナ
ス属細菌が生産するイヌリンフラクトトランスフェラー
ゼをイヌリンに作用させることを特徴とするものである
上記MZNo、949株は、広島県尾道市の土壌より分
離されたものであって、その菌学的性質は次のとおりで
ある。
(a)  形態 ■細胞の形および大きさ: 0.5〜0.7J1mX2
.0〜3.51mの桿菌 ■運動性:あり。1本以上の極鞭毛を有する。
■胞子:なし ■ダラム染色性:陰性 ■抗酸性:なし くb)  生育 ■肉汁寒天斜面培養:中程度の発育;透明;やや赤味を
帯びる。
■肉汁液体培養:中程度の発育;表面に膜形成。
■肉汁ゼラチン穿刺培養:液化しない。
■リドマスミルク:変化しない。
■BCPミルク:変化しない。
(e)  生理的性質 ■硝酸塩の還元:する。
■脱窒: しない。
■MRテスト :陰性 ■vpテスト :陰性 ■インドールの生成:なし ■硫化水素の生産:なしくTSI寒天培地)■デン粉の
加水分解:なし ■クエン酸の利用:あり (クリステンセン培地)■無
機窒素源の利用:硝酸塩およびアンモニウム塩を利用す
る。
[相]色素の生成:水溶性、蛍光性の色素を生成する。
■オキシダーゼ:陽性 ■カタラーゼ:陽性 0生育の範囲:p84〜10で生育する。4℃、27℃
で生育する。37℃で生育しない。
■酸素に対する態度:好気性 ■O−Fテスト :グルコースを酸化する。
(Hugh Leifson法) [相]炭水化物の利用: D−グルコース、L−7ラビ
ノース、トレハロース、イノシトール、L−バリン、p
−ヒドロキシ安息香酸を利用する。シュクロース、ゲラ
ニオール、アセトアミド、エタノールを利用しない。
■アルギニンの脱炭酸:陽性 [相]プロトカテキン酸の分解二オルト型の開裂以上の
諸性状をバージエイのマニュアル・オブ・デターミネイ
ティーブ・バクテリオロジー、第8版(1974)の記
載と照合することにより、重囲がシュードモナス・フル
オレンセンス[ミグラ 1895]であることを確認し
た。
本発明の実施に用いるイヌリンフラクトトランスフェラ
ーゼは、上記MZNo、949株で代表されるシュード
モナス属イヌリンフラクトトランスフェラーゼ生産菌を
7ラクトースポリマー含有培地で培養することにより得
られる。7ラクトースのポリマーを酵素誘導基質として
含有させることを除けば、培地として特殊なものは必要
としない。シュードモナス属細菌の培養に通常使用され
る培地、すなわちグルコース等の炭素源および酵母エキ
ス、ペプトン等の有機窒素源、その他硝酸ナトリウム、
硫酸マグネシウム、塩化マンガンなどの黒磯塩類等を基
本成分として適宜組合せたpH5〜8程度の培地を用い
ることができる。培地に含有させる7ラク)−スのポリ
マーとしては、イヌリン、レバン等を用いることができ
、その好適濃度は0.01〜30%、特に好ましくは1
〜5%である。培養は、シュードモナス属細菌培養の常
法に従って行うことができる。目的とする酵素は菌体外
に生産される。生産は菌の対数増殖期に始まり、定常期
にほぼ最大生産量に達するので、通常は定常期に達した
あと適当な時期に培養を打切る。培養終了後は直ちに遠
心分離して菌体な除去する。菌体を除いただけの培養液
でも粗イヌリン7ラク))ランス7エラーゼ液として利
用できるが、これを、硫安塩析、限外ろ過、ゲルろ過等
の精製手段を用いる酵素精製の常法に従って精製すれば
、より活性が強く、利用し易いイヌリンフラクトトラン
スフェラーゼを得ることができる。得られるイヌリンフ
ラクトトランスフェラーゼは安定で、冷蔵庫で数カ月間
保存可能であり、冷凍庫中ならば、さらに長期間保存す
ることができる。
上述のようにして得られたイヌリンフラクトトランスフ
ェラーゼの粗酵素液または精製品をイヌリンに作用させ
る場合、好適反応条件は、イヌリン濃度1〜20%、反
応液pH5〜8(特に好ましくは5.5〜6.5)、反
応温度20〜60″C(特に好ましくは40〜50℃)
である。
反応終了後、100°Cに約10分間加熱して酵素を失
活させ、生じる沈殿を除去した反応液か呟たとえば活性
炭カラムクロマトグラフィー等により、DFAIを得る
ことができる。さらに高純度のものとする必要がある場
合は、たとえば95%エタノールから結晶化させる。
発明の効果 本発明の製法は、アースロバフタ−翼組菌培養液中でイ
ヌリンを分解させる従来の製法と違って酵素液とイヌリ
ンを反応させるものであること、用いるイヌリンフラク
トトランスフェラーゼが分離困難なβ−7ラクトシダー
ゼを含有しないこと、などにより、従来法と比べて生産
性および対イヌリン反応収率が着しく高く、反応生成物
からDFAIを分離するための精製も容易である。
したがって本発明によれば、高品質のDFAIIIを従
来よりもはるかに安価に提供することが可能になる。
ヌ1男 以下、実施例を示して本発明を説明する。
実施例 ル レバン 1%、ペプトン 1%、K2HP○40.1%
、NaN0= 0.5%、MgS○、−78200,0
5%、M n Cl 2・4H200,02%を含むp
H7,0の培地100m1を500m1容坂ロコルペン
に入れ、シュードモナス・フルオレッセンスMZ No
、 949を植菌し、28℃で4日間振どう培養した。
培養終了後、遠心分離して培養液から菌体を除き、粗酵
素液を得た。
一方、イヌリンLogを10m1の温湯に溶解し、冷後
pHを6.0に調整した。この溶液に上記粗酵素液を加
え、37℃で5時間反応させた。次いで100℃に加熱
して酵素を失活させた後、減圧下に10m1まで濃縮し
た。濃縮液は活性炭カラム(直径5cm、高さ50cm
;粒状活性炭150gとバイア0スーパーセル150g
との混合物を充填)に吸着させ、蒸留水2eを流した後
、5%エタノール水溶液で溶出した。
溶出液はTLCにてDFAIを検出しながら20m1ご
とに集め、DFAI[溶出フラクション(No、 10
〜50)を集めて濃縮乾燥し、粗DFAI[3,0gを
得た。次いでこれを95%エタ/−ルから結晶化させて
、精製DFAI[IO,5gを得た。その[α1pは1
35.0”、融点は161℃で、標品とよく一致した。
なお、上記カラム溶出液から7ラクトースは全く検出さ
れなかった。
実施例 2 レバンにかえて同量のイヌリンを含有させた培地を用い
たほかは実施例1と同様にして、粗酵素液を得た。次い
でこれに硫安を60%飽和になるよう加え、生じた沈殿
を遠心分離して集め、0.01M酢酸緩衝液(pH6,
0)に溶解し、同緩衝液で2日間透析し、部分精製酵素
液15m1を得た。
一方、風乾したキクイモの粉砕物50gに250111
1の水を加え、60〜70℃に加温して1時間撹拌する
ことによりイヌリンを抽出した。得られた抽出液に水酸
化カルシウム1gを加え、生じた沈殿をろ別した。得ら
れたろ液240m1を、そのpHを6 、0 F:調整
してから、上記酵素液と混合し、37℃で10時間反応
させた。以下、実施例1と同様に処理して、結晶化DF
AIII 1.0gを得た。ソノ[ff1i’ ハ13
5,0°、融点は161℃で、標品とよく一致した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シュードモナス属細菌が生産するイヌリンフラク
    トトランスフェラーゼをイヌリンに作用させることを特
    徴とするジ−D−フラクトシルフラノース1,2′:2
    ,3′ジアンハイドライドの製造法。
  2. (2)シュードモナス・フルオレッセンスMZNo.9
    49(微工研菌寄第9235号)が生産するイヌリンフ
    ラクトトランスフェラーゼを用いる特許請求の範囲第1
    項記載の製造法。
JP5299287A 1987-03-10 1987-03-10 ジ−d−フラクトシルフラノ−ス1,2′:2,3′ジアンハイドライドの製造法 Pending JPS63219389A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5057418A (en) * 1988-03-07 1991-10-15 Mitsubishi Kasei Corporation Process for the preparation of difructose dianhydride iii
JP2005132774A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd ジフルクトース・ジアンヒドリドiiiの精製方法
JP2005170855A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 結晶又は結晶粒子末ダイフラクトースアンハイドライドiii

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