JPS6321655Y2 - - Google Patents

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JPS6321655Y2
JPS6321655Y2 JP1982093898U JP9389882U JPS6321655Y2 JP S6321655 Y2 JPS6321655 Y2 JP S6321655Y2 JP 1982093898 U JP1982093898 U JP 1982093898U JP 9389882 U JP9389882 U JP 9389882U JP S6321655 Y2 JPS6321655 Y2 JP S6321655Y2
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JP
Japan
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handle
door
arm
skin layer
base member
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JP1982093898U
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JPS58195750U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用ドアのインサイドハンドル
装置、特にそのハンドルの構造に関する。
従来の自動車用ドアのインサイドハンドル装置
におけるハンドルは、アルミダイキヤストや硬質
合成樹脂材料等の硬質材料よりなつており、自動
車事故時や、閉扉誤操作時等にハンドルに予測し
得ない過大な負荷荷重が作用すると破損が懸念さ
れ、破損した場合には、鋭利な破断片が車室内に
突出して、乗者を傷つける恐れがある。
とりわけ、事故等で火災となつた場合に、ハン
ドル破壊により、ドアの開扉が不能あるいは困難
となつて、乗車が車外に脱出し得なくなるおそれ
もあり、より安全性の優れたものが望まれてい
る。
また、従来の硬質ハンドルでは、自動車の振動
時等に乗車の身体の一部が当たつた場合や、ハン
ドル操作時等において、硬い接触感を与え、結果
的に乗りごこちやハンドルの操作性が悪いという
問題点もある。
本考案は、このような現状に着目してなされた
もので、硬質材料よりなるハンドルの表面を、軟
質合成樹脂材料よりなる表皮層をもつてモールド
成形により被覆したことにより、ソフトな感触、
操作性、消音性、緩衝性及び安全性などを向上さ
せてなる自動車用ドアのインサイドハンドル装置
を提供することを目的としている。
以下、本考案を、添付図面に示す実施例に基づ
いて説明する。
第1図において、1は自動車ドアで、本考案の
インサイドハンドル装置2は、このドア1の前端
寄りの内面中位部に設けられている。
このハンドル装置2は、第2図乃至第5図に明
示するように、ドア1のインナーパネル3に固着
されたベース部材4と、ハンドル5と、第4図に
想像線で示すようにドア1のトリム6に穿設され
たインサイドハンドル用の開口7縁部に取付けら
れた化粧枠8とからなつている。
ベース部材4は、インナーパネル3にねじ(図
示略)等をもつて固着された垂直な基部4aと、
この基部4aの上下部より直角に折曲形成された
上片4b及び4cと、基部4aの後端寄りのやや
上部に切り起こされた前端を下向きに折曲したス
トツパ4dとからなつている。
ハンドル5は、例えば鋼板、アルミダイキヤス
ト又はアセタール系の硬質合成樹脂材料等の硬質
材料よりなる矩形枠状の把手部5aと、この把手
部5aの後端における上部、中位部及び下部から
インナーパネル側に向けて若干後向き傾斜するよ
うに延設された第1アーム5b、第2アーム5c
及び耳片5dと、第2アーム5cを除くハンドル
5の全表面を覆うようにモールド成形された、例
えばポリプロピレン、塩化ビニル、ナイロン、ポ
リエステル系の樹脂等の軟質合成樹脂材料よりな
るほぼ均一な厚さの表皮層5eとからなつてい
る。
しかして、ハンドル5は、第1アーム5bと第
2アーム5cとの基部及び耳片5dを貫通する上
下方向の軸9をもつて、ベース部材4の上片4b
及び下片4c間に枢着されている。
10は、ハンドル5における第2アーム5cと
耳片5dとの間における軸9まわりに巻回された
巻きばねで、その一端はベース部材4の基部4a
に、かつ他端は第2アーム5cの先端部にそれぞ
れ係止され、この巻きばね10により、ハンドル
5は第4図における反時計方向に付勢されてい
る。
第1アーム5bの先端は、ハンドル5全体が第
4図に実線で示すような閉止位置となつていると
きに、ストツパ4dに当接するようになつてい
る。
第2アーム5cの先端には、上下方向をなす軸
孔が穿設され、ここに、ロツド11のL字状に折
曲形成された折曲端部11aが、ロツドホルダ1
2を介して嵌合係止されている。ロツド11の他
端は第1図に示すように、ドア1の後端部に設け
られたドアロツク13に連係されている。
かくして、ハンドル5を第4図に実線で示す閉
止位置から、想像線で示す開放位置5′まで、軸
9まわりに時計方向に回動させることにより、ロ
ツド11が牽引され、ドアロツク13の噛合が解
除され、また開放位置5′でハンドル5から手を
離したときに、巻きばね10の付勢力により、ハ
ンドル5は自動的に復帰回動する。
なお、第1図において、14はドア1の窓枠よ
り出没自在に設けられた施解錠ノブで、この施解
錠ノブ14を押下しておくことにより、ロツド1
1を牽引しても、ドアロツク13の噛合が解除さ
れないようになつている。
上述の実施例によると、次に述べる諸々の効果
を奏することができる。
第1に、ハンドル5の硬質材料よりなる把手部
5aにおいて、たとえば第4図に想像線で示すよ
うに、ひび割れ15が生じたり、損傷した場合
に、表皮層5eがそのまわりに取り巻いているの
で、鋭利な破断片が車内に突出して乗者を傷つけ
るということはなく、安全であるとともに、この
ように把手部5aが破損した場合でも、表皮層5
eがつながつていることにより、どうにか一応の
ハンドル操作を行ない開扉することができ、万一
の自動車事故時においても、乗者の脱出が可能で
あり、安全である。
第2に、第6図に明示するように、ハンドル5
の耳片5dとベース部材4の下片4cとの間、及
び第5図に示すように、ハンドル5の第1アーム
5bとベース部材4の上片4bとの間に、軟質材
料の表皮層5eが弾性体として介在することによ
り、ハンドル5とベース部材4とのがたを防止す
ることができる。
第3に、第7図に明示するように、ハンドル5
の復帰回動時に、ハンドル5の第1アーム5bが
ストツパ4dに当接する際、第1アーム5bが軟
質の表皮層5eにより覆われていることにより、
この表皮層5eが緩衝作用をなし、衝突音を防止
することができる。因みに、従来では、このよう
な緩衝作用をもたせるために、ストツパ4dにゴ
ム等の緩衝部材を嵌着させていたが、本考案によ
ると、このような緩衝部材を別途設ける必要がな
い。
以上から明らかなように、本考案によると、ド
アパネルに固着されたベース部材に、軸をもつて
枢着され、かつドアロツクの解除操作を行なう硬
質材料よりなるハンドルにおける前記ベース部材
との接触部分、及び外部に露呈する部分を含む表
面を、硬質合成樹脂材料よりなる表皮層をもつて
モールド成形により被覆してあるので、上述の実
施例の効果として具体的に説明したように、自動
車の事故等におけるハンドル破損時の安全性の向
上を計ることができるとともに、ハンドルとベー
ス部材との摺動音、ガタ音及び衝突音等を防止
し、ハンドルの操作性を向上し得るという利点が
ある。
さらに、本考案によると、軟質の表皮層の存在
により、柔らかい接触感を与え、結果的に、ハン
ドルの操作性が乗り心地が向上するという利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を備える自動車用ド
アの内方より見た正面図、第2図は、その要部の
拡大正面図、第3図は、第2図の−線に沿う
縦断面図、第4図は、第2図の−線に沿う横
断面図、第5図は、第2図の−線に沿う縦断
面図、第6図は、第5図の一部分を拡大して示す
図、第7図は、第2図の−線に沿う横断面図
である。 1……ドア、2……インサイドハンドル装置、
3……インナーパネル、4……ベース部材、5…
…ハンドル、5a……把手部、5b……第1アー
ム、5c……第2アーム、5d……耳片、5e…
…表皮層、9……軸、10……巻きばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアパネルに固着されたベース部材に、軸をも
    つて枢着され、かつドアロツクの解除操作を行な
    う硬質材料よりなるハンドルにおける前記ベース
    部材との接触部分、及び外部に露呈する部分を含
    む表面を、軟質合成樹脂材料よりなる表皮層をも
    つてモールド成形により被覆したことを特徴とす
    る自動車用ドアのインサイドハンドル装置。
JP9389882U 1982-06-23 1982-06-23 自動車用ドアのインサイドハンドル装置 Granted JPS58195750U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9389882U JPS58195750U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 自動車用ドアのインサイドハンドル装置

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JP9389882U JPS58195750U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 自動車用ドアのインサイドハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58195750U JPS58195750U (ja) 1983-12-26
JPS6321655Y2 true JPS6321655Y2 (ja) 1988-06-15

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ID=30225040

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JP9389882U Granted JPS58195750U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 自動車用ドアのインサイドハンドル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0415893Y2 (ja) * 1984-10-15 1992-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4930450A (ja) * 1971-03-13 1974-03-18

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JPS4930450A (ja) * 1971-03-13 1974-03-18

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JPS58195750U (ja) 1983-12-26

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