JPS63215640A - 易吸収性抗炎症剤及びその製造方法 - Google Patents

易吸収性抗炎症剤及びその製造方法

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JPS63215640A
JPS63215640A JP62049136A JP4913687A JPS63215640A JP S63215640 A JPS63215640 A JP S63215640A JP 62049136 A JP62049136 A JP 62049136A JP 4913687 A JP4913687 A JP 4913687A JP S63215640 A JPS63215640 A JP S63215640A
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JP
Japan
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inflammatory agent
composition
natural albumin
albumin
aqueous solvent
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JP62049136A
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Toshio Sato
利夫 佐藤
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NIPPON HAI POTSUKUSU KK
Nippon Hypox Laboratories Inc
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NIPPON HAI POTSUKUSU KK
Nippon Hypox Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は非ステロイド性抗炎症剤とアルブミンの組成物
からなる胃腸障害が低減された易吸収性抗炎症剤に関す
る。
〔従来技術及びその問題点〕
非ステロイド性抗炎症剤は炎症局所に対して強力な消炎
作用を有する一方、中枢性ならびに消化器系に重大な副
作用を生じ、特に消化器系に対しては出血や潰瘍を起こ
すことが知られている。このような副作用を軽減するた
めに種々な医薬組成物が研究報告されている。例えば、
非ステロイド性抗炎症剤又はその塩の1重量部に対して
0.2乃至50!量部のサリチル酸もしくはサリチル酸
アルカリとの組合せを活性化剤とする医薬組成物が知ら
れている(特開昭51−82715号公報)、また、イ
ンドメタシンをコラーゲン、ゼラチンから選ばれた生体
内分解性の担体に含有させたり(特開昭60−8421
3号公報)、インドメタシンとシクロデキストリンの包
接錯体とすることにより徐放性となすことなどが開示さ
れている(特開昭54−62313号公報、特開昭54
−117018号公報)。さらに特開昭54−1103
34号公報には、インドメタシンとベンゾジアゼピン系
化合物を配合することにより、投与量を少なくし重篤な
副作用の発現を阻止する方法が開示されている。
これら従来の方法は徐放性にすぐれていても体内への吸
収性が悪く抗炎症作用が発現するまでに長時間を要した
り、消化器系に対する副作用の解消も期待しうるだけの
充分な効果を発揮するものは極めて少ない。
従って、本発明の目的は胃腸障害が低減され、かつ吸収
性に優れた非ステロイド性抗炎症剤を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を達成するためになされたもので
あり、本発明の胃腸障害が軽減された易吸収性抗炎症剤
は非ステロイド性抗炎症剤と天然アルブミンの組成物か
らなることを特徴とする。
なお、特開昭58−216126号公報には、水不溶性
又は難溶性の薬物を可溶化するためにヒト血清アルブミ
ンを用いることが記載されている。しかし、この特許公
報に記載の方法は、従来から知られている医薬品のクン
バク結合率測定法を応用したものであり、可溶化し得る
医薬品も血清アルブミンに対して、0.01〜0.8%
程度と極めて低含量であり、この特許公報に示されてい
るプロスタグランジンの場合のように、臨床上の用量の
極めて低い場合にのみ例外的に有用な技術である。
これに対して、本発明の非ステロイド性抗炎症剤−天然
アルブミン組成物は、以下詳述するように抗炎症剤含量
を高くすることができる点で先の特許公報記載のものと
全く相違する。
本発明に用いられる非ステロイド性抗炎症剤の例として
は、インドメタシン、ピロキシカム、フェニルブタシン
、スリンダク、イブプロフェン、ナプロキセン、ジクロ
フェナック、アセチルサリチル酸などが有利に用いられ
る。
本発明に用いられる天然アルブミンとしては、例えば、
卵白アルブミン、血清アルブミン、プラクアルブミン、
α−ラクトアルブミン、ロイ・コシン、ファセリン及び
レブメリン等を挙げることができるが、特に卵白アルブ
ミンが好ましい。また、本発明により得られた組成物を
抗原性が問題となる医薬品の分野に適用するためにはヒ
ト由来のアルブミンを用いることが好ましい。
本発明の非ステロイド性抗炎症剤−天然アルブミン組成
物からなる抗炎症剤はまず天然アルブミンと非ステロイ
ド性抗炎症剤とを水性溶媒の存在下で高速攪拌下に接触
させたのち水性溶媒を留去するか 又は、非ステロイド
性抗炎症剤を脂肪油及び/又は脂肪酸に溶解したのち、
天然アルブミンの水性懸濁液に加え高速で攪拌したのち
水性溶媒を留去することにより容易に製造することがで
きる。
この組成物を製造する時の天然アルブミン懸濁液の濃度
は特に限定されないが、少なくとも1%(W/V)好ま
しくは5〜25%(W/ V)の濃度で使用することが
できる。非ステロイド性抗炎症剤に対する天然アルブミ
ンの使用側゛合も広範に変え得るが、一般に天然アルブ
ミン100部に対し非ステロイド性抗炎症剤5〜100
部を加えた割合で使用するのが好ましい。
水性溶媒としては、天然アルブミンを変性させずに溶解
するものであればいずれのものをも使用することができ
るが、水が最も好ましい。
しかし、水の一部をメタノール、エタノール、アセトン
、酢酸エチル等の親水性溶媒に置き換えることもできる
。また、クロロホルム、ジクロルエタン、ベンゼン等の
疎水性溶媒を上記の水や親水性溶媒とともに使用するこ
ともできる。
反応温度及び反応時間は臨界的でないが、一般には天然
アルブミンが熱変性を起こさない温度、好ましくは室温
において約1〜30時間両者を高速攪拌下、好ましくは
約5ooo〜30QQOrpmで反応させるのが有利で
ある。
また、非ステロイド性抗炎症剤を脂肪油及び/又は脂肪
酸に溶解したのち、天然アルブミンの水性懸濁液に加え
る方法において、非ステロイド性抗炎症剤の脂肪油及び
/又は脂肪酸中へ・の溶解は有機溶媒を用いて行うのが
好ましく、使用される有機溶媒としては、アセトン、メ
タノール、エタノール、クロロホルム、酢酸エチル、ベ
ンゼン、エーテル、ジクロルメタン、THFなどを使用
することができる。
なお、本発明の組成物の製造においては、カルボキシメ
チルセルロース、アラビアゴム、ジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシド等の可溶化剤を使用する必蘭が
なく、かつアルブミン小球体製造時に用いられる界面活
性剤も必要としないので、これら可溶化剤や界面活性剤
が非ステロイド性抗炎症剤−天然アルブミン組成物中に
含まれることによる副作用の心配がない。脂肪油として
はオリーブ油、トウモロコシ油、ヤシ油、大豆油、ゴマ
油などを挙げることができ、脂肪酸としてはC9〜C3
゜の直鎖脂肪酸を挙げることができる。
非ステロイド性抗炎症剤と脂肪油及び/又は脂肪酸は通
常的15〜65℃で約30〜120分愕拌し、窒素ガス
注入下あるいは減圧下など゛の方法により有機溶媒を留
去させるのが有利である。
有機溶媒に溶解する非ステロイド性抗炎症剤の濃度は特
に限定されないが、少なくとも0.5%(W/V) 、
好ましくは1〜10%(W/V)の濃度で使用できる。
また、非ステロイド性抗炎症剤溶液の脂肪油及び/又は
脂肪酸に対する添加割合も特に限定されないが、多くと
も100%(V/V) 、好ましくは1〜50%(■/
V)の割合で使用できる。
上記方法で混合した後、高速攪拌して得られた均一懸濁
液は風乾、減圧乾燥、ドラム乾燥、スプレー乾燥、凍結
乾燥等の手段を用いて溶媒を除去することにより目的と
する粉末状の非ステロイド性抗炎症剤−天然アルブミン
組成物を得ることができる。この非ステロイド性抗炎症
剤−天然アルブミン組成物は、非ステロイド性抗炎症剤
と天然アルブミンが少なくとも部分的に疎水性結合を形
成しているものであり、走査形電子顕微鏡写真により、
その形態は、例えばスプレー乾燥により得られた疎水性
結合体の場合には平均粒子径5〜10μmの連続したド
ーナツ形の立体構造をしており、また、凍結乾燥により
得られた疎水性結合体の場合には平均5〜10μm大の
板状結晶が重なった様な形態の立体構造をしていること
が確認されている。
かくして得られる本発明の非ステロイド性抗炎症剤−天
然アルブミン組成物は経口投与した場合、体内への吸収
性に優れており、かつ持続性にも優れている。
本発明の非ステロイド性抗炎症剤−天然アルブミン組成
物が非常に優れた吸収性及び副作用が低減され、かつ優
れた抗炎症作用を有することは、以下の動物実験により
立証される。
(1)インドメタシン−卵白アルブミン組成物のラット
のカラゲニン足砿浮腫抑制作用 試験法 広ロガラス容器仲水を満たして、これを電子上皿天秤に
載せ、ラット右後肢足随を毛の生え際まで浸漬し増加分
重量を測定して足に容積と゛した。
ラットは体重150〜180gのウィスター?Wist
ar)系の塩1群6匹3群を用いて約18時間絶食後、
前記測定法により足砿容積を測定し投与前値とした。
試料としては、後掲の実施例2で得られたインドメタシ
ン−卵白アルブミン組成物をインドメタシンとして約5
mg/kgとなるよう1%カルボキシメチルセルロース
ナトリウム水溶液(1%CMCと略す)に懸濁したもの
と、インドメタシン原末を5mg/kgとなるよう1%
CMGに懸濁したものとを用いて、ラット100g当た
りQ、 5 m lの割合で経口投与した。経口投与後
30分に1%λ−カラゲニン(carrageenin
)を生理食塩水に溶解したものを0.1 m lラット
右後肢足砿皮下に投与し、直後に水5mlを経口投与し
た。1%λ−カラゲニン投与#&1.3.5時間の足踵
容積を測定し、各個体の腫脹率及び群平均腫脹率と、そ
れに基づく抑制率とをそれぞれ次式により算出し。
た。
尚、対照として1%CMCをラット100g当たり0.
5mlの割合で経口投与した群を設けて、試料投与群と
比較した。
Δ −D 抑制率(%)−X100 A:投与前足社容積 B:投与後足砿容積 C:対照群平均腫脹率 D:試料群平均腫脹率 その結果を下記第1表に示す。
第1表から明らかなとおり、実施例2のインドメタシン
−卵白ア少ブミン組成物は投与1時間後において既にイ
ンドメタシン原末と比べ高い抑制率を示し、投与5時間
後においても非常に・高い抑制率を示している。
(2)インドメタシン−卵白アルブミン組成物の胃潰瘍
形成作用 試験法 開部らの方法〔ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・ファ
ーマコロジ−(J a p、  J、  P h ar
macol、)、2.9巻、670頁(1979)〕に
準じて行った。即ち、体重180〜200gのウィスタ
ー(Wjstar)系雄ラット1群8匹2群を約18時
間絶食後、試料として実施例1及び2で得られたインド
メタシン−卵白アルブミン組成物のそれぞれをインドメ
タシンとして20 m g / k gとなるよう1%
カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液(1%C
MCと略す)に懸濁したものをラット100g当りQ、
 5 m lの割合で経口投与した。また、対照として
インドメタシン原末を20 m g / kgとなるよ
う1%CMCに懸濁したものを同様に投与した。
投与7時間後に全ラットをエーテル致死せし゛め、1%
緩衝ホルマリン水溶液8mlを胃に注入後摘出して、1
%緩衝ホルマリン水溶液に15分間浸漬した0次に、こ
の胃を天竜に沿って切開し実体顕微鏡下にて、胃粘膜に
発生した損傷部(潰瘍)の長径(mm)を測定しその合
計を潰瘍係数とした。
第2表 本発明の組成物の特徴は消化器系に投与する際、消化器
の局所刺激性副作用を軽減することである。第2表より
実施例1及び2のインドメタシン−卵白アルブミン組成
物の胃粘膜での潰瘍発生率がインドメタシン原木と比し
て明らかに減弱したことが認められる。また、その他の
消化器においてもこれらのインドメタシン−卵白アルブ
ミン組成物の副作用は認められなかった。
かくして本発明の組成物は抗炎症作用を有する薬剤とし
て人間その他の溢血動物に対する治療、措置のために経
口投与することができる。
本発明の組成物は、薬剤として用いる場合、経口又は非
経口投与に適した種々の形態に製剤することができる0
例えば、本発明の組成物は、この種薬剤に通常使用され
る無毒性の製薬学的に許容し得る担体物質と共に含有す
る薬剤として製剤することができる。、かかる薬剤はそ
の用途に応じて、固体形態(例えば錠剤、カプセル剤、
顆粒剤、散剤、細粒、糖衣光、トローチ錠など)、半固
体形態(例えば軟膏、ハフプ剤、クリーム、坐剤など)
及び液体形態(乳剤、懸濁液、ローシロン、チンキ剤、
スプレー、シロップなど)のいずれの製剤形態にも11
4Mすることができる。しかして、使用し得る無毒性の
製薬学的に許容し得る担体物質としては、例えば澱粉、
ゼラチン、ブドウ糖、乳糖、果糖、マルトース、炭酸マ
グネシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メチ
ルセルロース、カルボ゛キシメチルセルロース又はその
塩、アラビアゴム、ポリアルキレングリコール、p−ヒ
ドロキシ安息香酸アルキルエステル、単シロップ、エタ
ノール、プロピレングリコール、グリセリン、ワセリン
、カーボワックス等が挙げられる。
該薬剤はまた、治療学的に有用な他の薬剤、分散剤、酸
化防止剤、保存剤、安定剤、香味剤、結合剤、滑沢剤、
浸透圧を変えるための塩、緩衝剤等を含むことができる
該薬剤中における本発明の組成物の含有量はその剤形に
応じて異なるが、一般に固体及び半固体形態の場合には
5〜100重量%の濃度で、そして液体形態の場合には
0.1〜10重量%の濃度で該活性化合物を含有してい
ることが望ましい。
本発明の組成物の投与量は、対象とする人間をはじめと
する溢血動物の種類、症状の軽重、医者の診断等により
広範に変えることができるが、一般に1日当たり、1〜
1000mg/kg1好適には10〜500mg/kg
とすることができる。しかし、上記の如く患者の症状の
軽重、医者の診断に応じて、上記範囲の下限よりも少な
い量又は上限よりも多い量を投与することももちろん可
能である。
上記投与量は1日1回又は数回に分けて投与することが
できる。
〔実施例〕
次に実施例により本発明をさらに説明する。
実施例1 インドメタシン3gをエタノール30 m lに溶解し
た後、5 (W/V)%卵白アルブミン水溶液600m
1に加え、室温ニテ約2000Orpmで30分間バイ
オミキサー(日本精器製作新製BM−4型)で高速攪拌
し均一相を得た。
50〜60℃に加温しながら、エバポレーターにて、エ
タノールを蒸発した後、凍結乾燥し、インドメタシン−
卵白ア、ルプミン組成物28.7gを得た。得られたイ
ンドメタシン−卵白アルブミン組成物は第1図にその走
査形顕微鏡写真に示すように最長粒子長約10μmの板
状結晶様の立体構造を有していた。
実施例2 インドメタシン3gをアセトン約60m1に溶解し、オ
リーブ論的100m1を加えて約11000Orpで約
30分間高速攪拌した後、沸石を入れて約70〜80℃
に加温しながら、窒素ガス注入下にアセトンを蒸発させ
た。一方、卵白アルブミン30gを再蒸留本釣900m
1に加えて、水冷下、約11000Orpで約30分間
バイオミキサー(日本精器製作所製BM−4型)で高速
攪拌し均一相を得た。ナス型フラスコを用いて卵白アル
ブミン再蒸留水懸濁液とインドメタシン−オリーブ油混
和液とを振盪混和した後、水冷下、バイオミキサーで約
10000 rpmで約2時間高速攪拌した後、スプレ
ィドライヤー(入口温度:約130〜140℃、出口温
度:約70〜80℃)にて瞬間乾固しインドメタシン−
卵白アルブミン組成物26゜5gを得た。得られたイン
ドメタシン−卵白アルブミン組成物は第2図にその走査
型電子顕微鏡写真を示すように平均5〜10μmの連続
したドーナツ形の立体構造を有していた。
実施例3 卵白アルブミン18gを蒸留水400m1に加え、冷却
しつつ約11000Orpで約30分間バイオミキサー
(日本精器製作所!IBM−4型)で高速攪拌すること
により均一相を得た。
アスピリン2gをエタノール20m1に溶解し先の均一
相に加えた。更に冷却しつつ約1100QQrpで約1
時間バイオミキサーで高速攪拌を続け、得られた均一懸
濁液から有機溶媒を減圧下に留去し、凍結乾燥すること
により粉体を得た。この粉体を100メツシユのふるい
を通して均一粒径のアスピリン−卵白アルブミン組成物
的18gを得た。
実施例4 フェニルブタシンIgをアセトン3 m lに溶解した
後、5%(W/V)卵白アルブミン水溶液200 m 
l ニ加え、室温ニア約1000 Orpmで約30分
間バイオミキサー(日本精器製・作所!IBM−4型)
で高速攪拌し均一相を得た。
50〜60℃に加温しながら、エバポレーターでエタノ
ールを蒸発した後、スプレードライヤー(入口温度:約
130〜140℃、出口温度: 約70〜80℃)にて
瞬間乾固しフェニルブタシン−卵白アルブミン組成物的
9.2gを得た。
実施例5 卵白アルブミン18gを蒸留水400m1に加え、冷却
しツツ約1000、Qrpmで約30分間バイオミキサ
ー(日本精器製作所製BM−4型)で高速攪拌すること
により均一相を得た。
ピロキシカム2gをメタノール100m1に溶解し先の
均一相に加えた。更に冷却しつつ約11000Orpで
約1時間バイオミキサーで高速攪拌を続け、得られた均
一懸濁液から有機溶媒を減圧下に留去し、凍結乾燥する
ことにより粉体を得た。この粉体を100メツシユのふ
るいを通して均一粒径のピロキシカム−卵白アルブミン
組成物的18gを得た。
実施例6 卵白アルブミン18gを蒸留水400m1に加え、冷却
しつつ約11000Orpで約1時間バイオミキサーC
E本精器製作所製BM−4型)で高速攪拌することによ
り均一相を得た。
スリンダク2gをメタノール100m1に溶解し先の均
一相に加えた。更に冷却しつつ約11000Orpで約
1時間バイオミキサーで高速攪拌し、得られた均一懸濁
液から有機溶媒を減圧下に留去し、凍結乾燥することに
より粉体を得た。この粉体を100メツシユのふるいを
通して均一粒径のスリンダクー卵白アルブミン組成物約
18gを得た。
実施例7 実施例1の組成物         50g乳糖   
             20gトウモロコシデンプ
ン        20g結晶セルロース      
      7gヒドロキシプロピルセルロース   
  1gステアリン酸マグネシウム     1.5g
タルク              0.500g 〔操作〕 実施例1の組成物、乳糖、トウモロコシデンプン及び結
晶セルロースを混合し、これにヒドロキシプロピルセル
ロースを水3Qmlに溶解して加え十分練合した。この
練合物を顆粒状に造粒し乾燥した。得られた顆粒にステ
アリン酸マグネシウム及びタルクを混合し1錠200m
gに打錠した。
実施例8 実施例2の組成物        400g乳12  
             300 gバレイショデン
プン       270gヒドロキシプロピルセルロ
ース   3000g 〔操作〕 実施例2の組成物、乳糖及びバレイシぢデンプンを混合
し、これにヒドロキシプロピルセルロースを水400m
1gこ溶解して加え十分練合した。この練合物を造粒し
乾燥した。その後輩・粒を行って顆粒剤とした。
実施例9 実施例3の組成物       2500g乳糖   
            400gヒドロキシプロピル
セルロース   0000g 〔操作〕 実施例3の組成物及び乳糖を混合し、これにヒドロキシ
プロピルセルロースを水10100Oに溶解して加え十
分に練合した。この練合物を造粒し乾燥した。その後整
粒を行って顆粒剤を得た。
実施例10 実施N5の組成物        100g乳11  
             200gバレイシーデンプ
ン        50g結晶セルロース      
    46gステアリン マグネシウム      
400g 〔操作〕 上記の成分を十分混合し、400mgずつ0号カプセル
に充填してカプセル剤とした。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明の非ステロイド性抗炎症剤−
天然アルブミン組成物からなる抗炎症剤は、非ステロイ
ド性抗炎症剤と天然アルブミンとを所定媒体中で高速攪
拌することにより得られるものであり、その製造操作が
簡単であるという工業的利点を有するだけでなく、これ
を投与した場合に容易に吸収され、かつ、この種の抗炎
症剤に固有の胃腸障害が軽減されるという利点を有する
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、実施例1及び2でそれぞれ得られ
たインドメタシン−卵白アルブミン組成物の走査型電子
顕微鏡写真である。 手続補正書(方式) 昭和62年6月23日 1寺3午庁長′α殿 2、発明の名称 事件との関係  特許出願人 名 称   株式会社  日本ハイボックス4、代理人 住 所 〒104東京都中央区新川2丁目10番6号カ
ヤヌマビル 802号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非ステロイド性抗炎症剤と天然アルブミンの組成物
    からなる胃腸障害が軽減された易吸収性抗炎症剤。 2、非ステロイド性抗炎症剤と天然アルブミンとを水性
    溶媒の存在下に高速で攪拌したのち水性溶媒を留去し非
    ステロイド性抗炎症剤と天然アルブミンの組成物からな
    る易吸収性抗炎症剤を得ることを特徴とする易吸収性抗
    炎症剤の製造方法。 3、非ステロイド性抗炎症剤を脂肪油及び/又は脂肪酸
    に溶解したのち天然アルブミンの水性懸濁液に加え高速
    攪拌したのち水性溶媒を留去し非ステロイド性抗炎症剤
    と天然アルブミンの組成物からなる易吸収性抗炎症剤を
    得ることを特徴とする易吸収性抗炎症剤及びその製造方
    法。
JP62049136A 1987-03-04 1987-03-04 易吸収性抗炎症剤及びその製造方法 Pending JPS63215640A (ja)

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JP62049136A JPS63215640A (ja) 1987-03-04 1987-03-04 易吸収性抗炎症剤及びその製造方法
EP88902237A EP0326618A1 (en) 1987-03-04 1988-03-04 Medicinal composition containing albumin as carrier and process for its preparation
PCT/JP1988/000237 WO1988006457A1 (en) 1987-03-04 1988-03-04 Medicinal composition containing albumin as carrier and process for its preparation
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