JPS63214538A - 液状注型エラストマー材料から成る伝動用無端ベルト - Google Patents
液状注型エラストマー材料から成る伝動用無端ベルトInfo
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- JPS63214538A JPS63214538A JP4575287A JP4575287A JPS63214538A JP S63214538 A JPS63214538 A JP S63214538A JP 4575287 A JP4575287 A JP 4575287A JP 4575287 A JP4575287 A JP 4575287A JP S63214538 A JPS63214538 A JP S63214538A
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、伝動用無端ベルトに関し、ベルト使用時の屈
曲疲労を緩和し、耐屈曲性の改善と騒音防止とを図り得
るようにしたものである。
曲疲労を緩和し、耐屈曲性の改善と騒音防止とを図り得
るようにしたものである。
(従来の技術)
ベルト本体の側面に突起部、例えば歯部を一体形成した
伝動用の無端ベルトは、動力伝達の主要な方式としてあ
らゆる分野で使用されており、その同期伝動を可能にす
る特性は、伝動用品において不可欠になっている。特に
、液状注型ポリウレタン等の液状注型エラストマー材料
を使用した歯部付きの無端ベルトは、その素材の持つ特
性から、ゴム屑等による汚れをきらう動力伝達系や搬送
系の用途に最適とされている。
伝動用の無端ベルトは、動力伝達の主要な方式としてあ
らゆる分野で使用されており、その同期伝動を可能にす
る特性は、伝動用品において不可欠になっている。特に
、液状注型ポリウレタン等の液状注型エラストマー材料
を使用した歯部付きの無端ベルトは、その素材の持つ特
性から、ゴム屑等による汚れをきらう動力伝達系や搬送
系の用途に最適とされている。
この種のポリウレタン等を使用する歯部付きの無端ベル
トにおいては、歯部を液状注型ポリウレタン等でベルト
本体に一体形成しただけのものであれば、プーリーの歯
部との咬合い時に、その摩擦抵抗によって著しく発熱す
ると共に、摩損によって歯部が欠ける等、耐久性の点で
は問題があり、またベルトの走行時にプーリーの歯部と
の咬合いによって騒音が発生する欠点があった。
トにおいては、歯部を液状注型ポリウレタン等でベルト
本体に一体形成しただけのものであれば、プーリーの歯
部との咬合い時に、その摩擦抵抗によって著しく発熱す
ると共に、摩損によって歯部が欠ける等、耐久性の点で
は問題があり、またベルトの走行時にプーリーの歯部と
の咬合いによって騒音が発生する欠点があった。
そこで、ポリウレタン等の液状注型エラストマー材料を
使用してベルト本体及び歯部を一体形成した無端ベルト
において、その歯部表面を覆うように補強布を装着した
ものが特公昭49−5912号公報等により提案されて
いる。このように歯部表面に補強布を装着しておけば、
ベルト使用時に補強布が歯部を保護して剪断及び摩耗等
に対する抵抗性が増し、耐久性が向上すると共に、補強
布が咬合い時の緩衝用として作用し、発熱、騒音の発生
を抑える利点がある。
使用してベルト本体及び歯部を一体形成した無端ベルト
において、その歯部表面を覆うように補強布を装着した
ものが特公昭49−5912号公報等により提案されて
いる。このように歯部表面に補強布を装着しておけば、
ベルト使用時に補強布が歯部を保護して剪断及び摩耗等
に対する抵抗性が増し、耐久性が向上すると共に、補強
布が咬合い時の緩衝用として作用し、発熱、騒音の発生
を抑える利点がある。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、この補強布を歯部の表面に装着しただけの無端
ベルトでは、その補強布の材質、厚さ等によっては耐屈
曲性、騒音の低減の点で未だ十分とは云えず、その改善
が望まれている。
ベルトでは、その補強布の材質、厚さ等によっては耐屈
曲性、騒音の低減の点で未だ十分とは云えず、その改善
が望まれている。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、ベルト使用
時の耐屈曲性の改善と騒音の低減とを図り得る無端ベル
トを提供するものである。
時の耐屈曲性の改善と騒音の低減とを図り得る無端ベル
トを提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、そのための手段として、突起部3゜25、2
9と補強布4.27.31との間に、不浸透性エラスト
マー合成樹脂材料から成る緩衝層7を設けたものである
。
9と補強布4.27.31との間に、不浸透性エラスト
マー合成樹脂材料から成る緩衝層7を設けたものである
。
(実施例)
以下、図示の各実施例について本発明に係る無端ベルト
を説明する。
を説明する。
大侮桝上
第1図は、ベルト本体1の内周面側にランド部2を介し
て歯部3が周方向に等間隔おきに一体形成され、その歯
部3及びランド部2の表面に補強布4が設けられた無端
ベルト5を示す。ベルト本体1及び歯部3は液状注型ポ
リウレタン等の液状注型エラストマー材料から成り、そ
のベルト本体1内には抗張体6が螺旋状に埋込まれてい
る。歯部3と補強布4との間には、第2図に示すように
熱可塑性ポリウレタン等の不浸透性エラストマー合成樹
脂材料から成る緩衝層7が全面にわたって略均−な厚き
で設けられている。
て歯部3が周方向に等間隔おきに一体形成され、その歯
部3及びランド部2の表面に補強布4が設けられた無端
ベルト5を示す。ベルト本体1及び歯部3は液状注型ポ
リウレタン等の液状注型エラストマー材料から成り、そ
のベルト本体1内には抗張体6が螺旋状に埋込まれてい
る。歯部3と補強布4との間には、第2図に示すように
熱可塑性ポリウレタン等の不浸透性エラストマー合成樹
脂材料から成る緩衝層7が全面にわたって略均−な厚き
で設けられている。
第3図は無端ベルト5の製造に使用する金型装置を示す
。即ち、第5図において、8は内金型、9は外金型で、
これら内外金型8.9は所定の空間10を形成すべく同
心状に設けられ、かつ分離自在である。内外金型8,9
の上下両端には上蓋11と下1112とが着脱自在、設
けられており、この上下蓋11.12により内外金型8
.9間の空間10を密閉するようになっている。また上
蓋11には空間10に連通ずるように脱気孔13が形成
され、その脱気孔13には着脱自在に開閉ネジ14が螺
着されている。
。即ち、第5図において、8は内金型、9は外金型で、
これら内外金型8.9は所定の空間10を形成すべく同
心状に設けられ、かつ分離自在である。内外金型8,9
の上下両端には上蓋11と下1112とが着脱自在、設
けられており、この上下蓋11.12により内外金型8
.9間の空間10を密閉するようになっている。また上
蓋11には空間10に連通ずるように脱気孔13が形成
され、その脱気孔13には着脱自在に開閉ネジ14が螺
着されている。
15は液状注型エラストマー材料16を入れた注型用容
器で、注型用管17を介して外金型9側に取付けられ、
ピストン18を加圧することによりエラストマー材料1
6を管17から内外金型8.9の空間10に注型できる
ようになっている。内金型8の外周には、第4図及び第
5図に示すように、無端ベルト5の歯部3を成形するた
めの凹凸部19が全周にわたって設けられている。
器で、注型用管17を介して外金型9側に取付けられ、
ピストン18を加圧することによりエラストマー材料1
6を管17から内外金型8.9の空間10に注型できる
ようになっている。内金型8の外周には、第4図及び第
5図に示すように、無端ベルト5の歯部3を成形するた
めの凹凸部19が全周にわたって設けられている。
無端ベルト5の製造の際には、伸縮可能なナイロン織布
、ポリエステル織布等の補強布4を用い、これに熱可塑
性ポリウレタンの溶液を塗布(乾燥時、塗布量100〜
500gf /rrr) して目止め処理すると共に、
補強布4側に所定厚さの緩衝層7を形成しておく。次に
、この補強布4を裁断し、ミシンによる縫着、熱プレス
による接着又は融着等によって筒状にエンドレス加工し
た後、金型装置の内金型8に外嵌状に装着し、その補強
布4の外側から内金型8に抗張体6を螺旋状に巻着する
。抗張体6としては芳香族ポリアミドの繊維ロープを使
用する。内金型8に対する補強布4、抗張体6の装着が
完了すれば、この内金型8を外金型9内に挿入して内外
金型8,9を所定の空間10ができるように組合わせる
。この時、補強布4の幅方向の両端部を内金型8の上下
両端から中心側に折曲げておき、この内金型8と上下m
111.12との間で補強布4の両端部を挟込んで固定
する。そして、内外金型8.9全体を約110℃に加熱
した後、注型用容器15内のエラストマー材料16をピ
ストン18で圧力P(2kgf/a以下)により加圧し
、ポリウレタンポリマーと硬化剤とを混合したエラスト
マー材料16を注型用管17を経て内外金型8,9間の
空間10に充填する。なおエラストマー材料16は粘度
2000〜4000CPSである。空間10にエラスト
マー材料16を充填して行くと、それが上蓋11の脱気
孔13から流出するので、その流出した時点で脱気孔1
3に開閉ネジ14を螺着し、脱気孔13を密閉する。
、ポリエステル織布等の補強布4を用い、これに熱可塑
性ポリウレタンの溶液を塗布(乾燥時、塗布量100〜
500gf /rrr) して目止め処理すると共に、
補強布4側に所定厚さの緩衝層7を形成しておく。次に
、この補強布4を裁断し、ミシンによる縫着、熱プレス
による接着又は融着等によって筒状にエンドレス加工し
た後、金型装置の内金型8に外嵌状に装着し、その補強
布4の外側から内金型8に抗張体6を螺旋状に巻着する
。抗張体6としては芳香族ポリアミドの繊維ロープを使
用する。内金型8に対する補強布4、抗張体6の装着が
完了すれば、この内金型8を外金型9内に挿入して内外
金型8,9を所定の空間10ができるように組合わせる
。この時、補強布4の幅方向の両端部を内金型8の上下
両端から中心側に折曲げておき、この内金型8と上下m
111.12との間で補強布4の両端部を挟込んで固定
する。そして、内外金型8.9全体を約110℃に加熱
した後、注型用容器15内のエラストマー材料16をピ
ストン18で圧力P(2kgf/a以下)により加圧し
、ポリウレタンポリマーと硬化剤とを混合したエラスト
マー材料16を注型用管17を経て内外金型8,9間の
空間10に充填する。なおエラストマー材料16は粘度
2000〜4000CPSである。空間10にエラスト
マー材料16を充填して行くと、それが上蓋11の脱気
孔13から流出するので、その流出した時点で脱気孔1
3に開閉ネジ14を螺着し、脱気孔13を密閉する。
そして、この密閉後、110℃×6011in×10〜
30kgf/cJの加圧成形によりエラストマー材料1
6を介して補強布4に圧力を加える。すると補強布は緩
衝層7で目止めされており、エラストマー材料16が浸
透しないので、圧力によって伸張しながら内金型8外周
の凹凸部19の形状に沿って変形し、内金型8の外周面
に間隙なく確実に密着する。この加圧時にも、補強布4
の両端部を内金型8と上下蓋11.12との間で固定し
ているので、加圧によって補強布4が動いたりずれたり
することはない。
30kgf/cJの加圧成形によりエラストマー材料1
6を介して補強布4に圧力を加える。すると補強布は緩
衝層7で目止めされており、エラストマー材料16が浸
透しないので、圧力によって伸張しながら内金型8外周
の凹凸部19の形状に沿って変形し、内金型8の外周面
に間隙なく確実に密着する。この加圧時にも、補強布4
の両端部を内金型8と上下蓋11.12との間で固定し
ているので、加圧によって補強布4が動いたりずれたり
することはない。
エラストマー材料16が硬化すれば、上下I11.12
を外し内外金型8.9を分離した後、成形品を脱型し、
その成形品を所定の製品幅に輪切りすることによって、
無端ベルト5を製造できる。
を外し内外金型8.9を分離した後、成形品を脱型し、
その成形品を所定の製品幅に輪切りすることによって、
無端ベルト5を製造できる。
このようにして製造した無端ベルト5は、補強布4と歯
部3との間に緩衝層7があるので、ベルト使用時に、補
強布4の他に緩衝層7が緩衝用として機能し、騒音が低
減する。また緩衝層7があるため、耐屈曲性も向上する
。更に緩衝層7が不浸透性であり、補強布4が伸縮性を
有するので、加圧時に補強布4が内金型8の凹凸部19
の形状に沿って簡単かつ確実に密着する。従って、ベル
ト内部に気泡が発生することがな(、無気泡のものを容
易に製造できる。また補強布4は緩衝層7で目止めされ
ているから、補強布4内にエラストマー材料16が浸透
することがなく、エラストマー材料1Gの局部的な浸透
による品質のバラツキを防止できる。従って、製造時の
作業が容易であると共に、高品質の無端ベルト5を製造
できる。
部3との間に緩衝層7があるので、ベルト使用時に、補
強布4の他に緩衝層7が緩衝用として機能し、騒音が低
減する。また緩衝層7があるため、耐屈曲性も向上する
。更に緩衝層7が不浸透性であり、補強布4が伸縮性を
有するので、加圧時に補強布4が内金型8の凹凸部19
の形状に沿って簡単かつ確実に密着する。従って、ベル
ト内部に気泡が発生することがな(、無気泡のものを容
易に製造できる。また補強布4は緩衝層7で目止めされ
ているから、補強布4内にエラストマー材料16が浸透
することがなく、エラストマー材料1Gの局部的な浸透
による品質のバラツキを防止できる。従って、製造時の
作業が容易であると共に、高品質の無端ベルト5を製造
できる。
補強布4は熱可塑性ポリウレタンの溶液を塗布し乾燥さ
せて緩衝層7を形成した後、内金型8の凹凸部19に合
わせて予め歯形加工したものを使用しても良いし、また
波状等に半歯彫加工したものを使用しても良い。このよ
うに歯形加工または半歯彫加工を施した補強布4を使用
する場合でも、補強布4自体が伸縮可能であるから、加
圧成形時の圧力で補強布4を内金型8に密着させること
ができ、従って、内金型8に装着する際に、補強布4を
凹凸部19の形状に完全に一致させる必要がなく、作業
が容易である。
せて緩衝層7を形成した後、内金型8の凹凸部19に合
わせて予め歯形加工したものを使用しても良いし、また
波状等に半歯彫加工したものを使用しても良い。このよ
うに歯形加工または半歯彫加工を施した補強布4を使用
する場合でも、補強布4自体が伸縮可能であるから、加
圧成形時の圧力で補強布4を内金型8に密着させること
ができ、従って、内金型8に装着する際に、補強布4を
凹凸部19の形状に完全に一致させる必要がなく、作業
が容易である。
去施■主
補強布4には不浸透性エラストマー材料を塗布して緩衝
層7を形成するが、第6図に示すようにポリウレタン等
をフィルム又はシート状にした材料20を使用し、これ
を熱プレス21により補強布4の表面に熱融着によって
積層加工して緩衝層7を形成しても良い。なお、この場
合、補強布4及び材料20は、ロール22.23に夫々
巻取っておき、この両ロール22.23から矢印方向に
引出した部分を上下に重ね合せた状態で順次熱プレス2
1により積層加工する。なお、緩衝層7の厚さは0.0
1〜1.00鶴程度である。
層7を形成するが、第6図に示すようにポリウレタン等
をフィルム又はシート状にした材料20を使用し、これ
を熱プレス21により補強布4の表面に熱融着によって
積層加工して緩衝層7を形成しても良い。なお、この場
合、補強布4及び材料20は、ロール22.23に夫々
巻取っておき、この両ロール22.23から矢印方向に
引出した部分を上下に重ね合せた状態で順次熱プレス2
1により積層加工する。なお、緩衝層7の厚さは0.0
1〜1.00鶴程度である。
叉扇■ユ
第7図及び第8図は、内金型8の外周を平滑面とし、−
外金型9の内周面に凹凸部24を形成した金型装置を使
用する場合を示す。この場合には、補強布4を外金型9
の凹凸部24に沿って内周側に巻付け、その幅方向の両
端部を外金型9と上下蓋11.12との間で挟んで固定
する。一方、抗張体6は内金型8の外周面に巻付ける。
外金型9の内周面に凹凸部24を形成した金型装置を使
用する場合を示す。この場合には、補強布4を外金型9
の凹凸部24に沿って内周側に巻付け、その幅方向の両
端部を外金型9と上下蓋11.12との間で挟んで固定
する。一方、抗張体6は内金型8の外周面に巻付ける。
このようにして成形すれば、外周側に歯部3、補強布4
の付いた成型品ができるので、その後、その成型品を所
定の幅で輪切りした後、内外を反転させることにより、
第1図に示す無端ベルト5が得られる。
の付いた成型品ができるので、その後、その成型品を所
定の幅で輪切りした後、内外を反転させることにより、
第1図に示す無端ベルト5が得られる。
叉立拠工
第9図はベルト本体1の内外周面に対称に歯部3.25
を備えた対称型、第10図は内外の歯部3゜25が周方
向にずれた非対称型の無端ベルト26を夫々示す。これ
らの無端ベルト26においても、その両側の歯部3,2
5表面をおおうように補強布4゜27を設けており、こ
れは次のようにして製造する。
を備えた対称型、第10図は内外の歯部3゜25が周方
向にずれた非対称型の無端ベルト26を夫々示す。これ
らの無端ベルト26においても、その両側の歯部3,2
5表面をおおうように補強布4゜27を設けており、こ
れは次のようにして製造する。
即ち、この場合には、第11図に示すように内外金型8
,9に歯部3,25成形用の凹凸部19.28を備えた
ものを使用し、内金型8の外周面に補強布4及び抗張体
6を巻付け、外金型9の内周面に補強布27を巻付けて
成形する。その後の作業工程は前述と同様である。
,9に歯部3,25成形用の凹凸部19.28を備えた
ものを使用し、内金型8の外周面に補強布4及び抗張体
6を巻付け、外金型9の内周面に補強布27を巻付けて
成形する。その後の作業工程は前述と同様である。
大隻炭工
第12図はベルト本体1の内周面に歯部3、外周面にV
字状の突条部29を夫々一体形成した無端ベルト30を
示し、この場合にも歯部3及び突条部29の表面を補強
布4,31でおおうようにしている。
字状の突条部29を夫々一体形成した無端ベルト30を
示し、この場合にも歯部3及び突条部29の表面を補強
布4,31でおおうようにしている。
この無端ベルト30の製造に際しては、第13図に示す
ように外金型9の内周面に、突条部29成形用の凹凸部
32を形成したものを使用し、実施例4と同様の順序で
作業を行う。
ように外金型9の内周面に、突条部29成形用の凹凸部
32を形成したものを使用し、実施例4と同様の順序で
作業を行う。
なお補強布4.27.31としては、バイヤスカットし
た織布、伸縮性の大きい織糸で織った織布、不織布その
他があり、また織布の場合には、弾性繊維、ゴム糸、捲
縮加工糸を織糸として、平織、綾織、朱子織したもの等
が用いられる。
た織布、伸縮性の大きい織糸で織った織布、不織布その
他があり、また織布の場合には、弾性繊維、ゴム糸、捲
縮加工糸を織糸として、平織、綾織、朱子織したもの等
が用いられる。
液状注型エラストマー16の製品にしたときの硬さは、
JIS−A硬さ70〜100度が適当であるが、デユワ
メータA20〜デユロメータD80の範囲であれば良い
。
JIS−A硬さ70〜100度が適当であるが、デユワ
メータA20〜デユロメータD80の範囲であれば良い
。
抗張体6は、芳香族ポリアミド、ナイロン、ポリエステ
ル等の合成繊維ロープ、スチールワイヤー等が用いられ
る。
ル等の合成繊維ロープ、スチールワイヤー等が用いられ
る。
無端ベルトの構造、形状は実施例のものに限定されず、
ベルト本体1の側面に補強布を有するものであれば、そ
の製造に広(採用できる。
ベルト本体1の側面に補強布を有するものであれば、そ
の製造に広(採用できる。
補強布4.27.31の表面に薄いシリコン、フッ素等
の合成樹脂又はエラストマーの層を設けることも可能で
あり、このようにすれば、補強布4゜27、31表面の
摩擦係数を任意に変えることができ、ベルトの利用分野
が広がる。
の合成樹脂又はエラストマーの層を設けることも可能で
あり、このようにすれば、補強布4゜27、31表面の
摩擦係数を任意に変えることができ、ベルトの利用分野
が広がる。
(発明の効果)
本発明によれば、突起部と補強布との間に、不浸透性エ
ラストマー合成樹脂材料から成る緩衝層を設けているの
で、従来に比較してベルト使用時の耐屈曲性が向上する
と共に、騒音が低減し、その実用的価値は極めて大であ
る。また緩衝層は不浸透性であるから、金型内でベルト
を成形する際に、液状注型エラストマー材料が補強布側
に浸透して表面に現われるようなことがな(、補強布に
よる緩衝作用も良好である。
ラストマー合成樹脂材料から成る緩衝層を設けているの
で、従来に比較してベルト使用時の耐屈曲性が向上する
と共に、騒音が低減し、その実用的価値は極めて大であ
る。また緩衝層は不浸透性であるから、金型内でベルト
を成形する際に、液状注型エラストマー材料が補強布側
に浸透して表面に現われるようなことがな(、補強布に
よる緩衝作用も良好である。
(本発明以外の開示)
無端ベルトには、平ベルト、■ベルト等のように突起部
を備えず、ベルト本体の側面に補強布を設けたものもあ
るが、その場合にはベルト本体と補強布との間に、不浸
透性エラストマー合成樹脂材料から成る緩衝層を設けて
も良い。
を備えず、ベルト本体の側面に補強布を設けたものもあ
るが、その場合にはベルト本体と補強布との間に、不浸
透性エラストマー合成樹脂材料から成る緩衝層を設けて
も良い。
第1図は本発明の第1実施例を示すベルトの斜視図、第
2図は同ベルトの断面図、第3図は同金型装置の断面図
、第4図は同金型の要部断面図、第5図は同断面平面図
、第6図は本発明の第2実施例を示す説明図、第7図は
本発明の第3実施例を示す金型の要部断面図、第8図は
同断面平面図、第9図及び第10図は本発明の第4実施
例を示すベルトの斜視図、第11図は同金型の要部断面
図、第12図は本発明の第5実施例を示すベルトの斜視
図、第13図は同金型の要部断面図である。 1・・・ベルト本体、2・・・ランド部、3,25・・
・歯部、4.27.31・・・補強布、5.26.30
・・・無端ベルト、6・・・抗張体、7・・・緩衝層、
8・・・内金型、9・・・外金型、10・・・空間、1
1・・・上蓋、12・・・下蓋、16・・・液状注型材
料、19.24.28.32・・・凹凸部。 第11図 第73図 第12図
2図は同ベルトの断面図、第3図は同金型装置の断面図
、第4図は同金型の要部断面図、第5図は同断面平面図
、第6図は本発明の第2実施例を示す説明図、第7図は
本発明の第3実施例を示す金型の要部断面図、第8図は
同断面平面図、第9図及び第10図は本発明の第4実施
例を示すベルトの斜視図、第11図は同金型の要部断面
図、第12図は本発明の第5実施例を示すベルトの斜視
図、第13図は同金型の要部断面図である。 1・・・ベルト本体、2・・・ランド部、3,25・・
・歯部、4.27.31・・・補強布、5.26.30
・・・無端ベルト、6・・・抗張体、7・・・緩衝層、
8・・・内金型、9・・・外金型、10・・・空間、1
1・・・上蓋、12・・・下蓋、16・・・液状注型材
料、19.24.28.32・・・凹凸部。 第11図 第73図 第12図
Claims (1)
- (1)液状注型エラストマー材料から成りかつ内部に抗
張体6が埋込まれたベルト本体1と、このベルト本体1
に前記液状注型エラストマー材料により一体形成された
突起部3、25、29とを有し、この突起部3、25、
29の表面に補強布4、27、31を装着して成る伝動
用無端ベルトにおいて、突起部3、25、29と補強布
4、27、31との間に、不浸透性エラストマー合成樹
脂材料から成る緩衝層7を設けたことを特徴とする伝動
用無端ベルト。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4575287A JPS63214538A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 液状注型エラストマー材料から成る伝動用無端ベルト |
EP88102307A EP0280175B1 (en) | 1987-02-27 | 1988-02-17 | Process for producing endless belt |
DE88102307T DE3880710T2 (de) | 1987-02-27 | 1988-02-17 | Herstellungsverfahren für endlose Riemen. |
US07/479,191 US5066344A (en) | 1987-02-27 | 1990-02-13 | Process for producing an endless belt |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4575287A JPS63214538A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 液状注型エラストマー材料から成る伝動用無端ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63214538A true JPS63214538A (ja) | 1988-09-07 |
JPH0557457B2 JPH0557457B2 (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12728033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4575287A Granted JPS63214538A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 液状注型エラストマー材料から成る伝動用無端ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63214538A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5131215A (en) * | 1988-03-02 | 1992-07-21 | Williames Geoffrey Allan | Track support for agricultural machines |
US5322479A (en) * | 1991-12-26 | 1994-06-21 | Caoutchouc Manufacture Et Plastiques | Endless belt power transmission system |
JPH06213283A (ja) * | 1993-01-19 | 1994-08-02 | Nitta Ind Corp | 歯付きベルトおよびその製造法 |
JP2001336580A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-07 | Unitta Co Ltd | 注型ウレタンベルトとその製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3988153B1 (en) | 2015-03-31 | 2024-04-24 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | A user interface for supplying gases to an airway |
CN109803707B (zh) | 2016-08-11 | 2022-03-22 | 费雪派克医疗保健有限公司 | 可塌缩导管、患者接口和头戴具连接器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54150540A (en) * | 1978-05-18 | 1979-11-26 | Mitsuboshi Belting Ltd | Serrated transmission belt and method of producing same |
JPS63135631A (ja) * | 1986-11-27 | 1988-06-08 | Bando Chem Ind Ltd | 歯付ベルト及びその製造方法 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP4575287A patent/JPS63214538A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557457B2 (ja) | 1993-08-24 |
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