JPS63208366A - シエ−デイング補正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば読み取り装置、ファクシミリの読み取
シ部等に用いて好適なシェーディング補正方法に関する
。

従来の技術 従来のシェーディング補正方法は、第４図に示す装置に
よって実施されていた。第５図はその補正時のタイミン
グチャートである。

　　一 つまり、第４図及び第５図において、先ず、白色較正板
を読んだ時の画像データＡは、書き込み制御信号りに基
づきシェーディングデータＲＡＭ１に、主走査方向の１
ライン分が書き込まれる。

次に実際の原稿を読ませる時には、画像データＡと、読
み出し制御信号りに基づきシェーディングデータＲＡＭ
１から読み出されるシェーディング補正用データＢとを
用いてシェーディング補正回路２によシェ−ディング補
正を行い、補正後の出力データＣを得る。

発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる構成によれば、シェーディング補正用デ
ータを作成するための白色較正板の傷、汚れ、埃等に起
因する白色較正板の不均一性に作用されやすく、正確な
シェーディング補正用データを得ることができない１．
このため、シェーディング補正後の再生画像に線や縞な
どの傷が生ずることがある。

換言するに、白色較正板は、汚れ、埃等による経年変化
を起したり、人為的な原因による傷がつ３・・− いたりすることから、部分的に白基準レベルに変動が生
じることがある。

そのため、従来のように主走査方向の１ラインの読み取
りで、白基準レベルを決定することは、汚れや傷等によ
る影響を回避することができず、好ましくない。

かかる問題の解決策として、例えば主走査方向又は副走
査方向における複数画素の平均を採るという方法がある
。しかし、これらの方法には、以下のような問題がある
。

即ち、主走査方向の複数画素の平均を採る方法は、隣接
する撮像素子のビットばらつきに対する補正ができなく
なる。

また、副走査方向の複数画素の平均を採る方法は、ライ
ンメモリが複数画素分必要となることから、回路量（部
品点数等）が膨大となる。

本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、簡単
な回路の追加により、白色較正板に傷、汚れ等がついて
いても、正確なシェーディング補正を行うことができる
シェーディング補正方法を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解決するため、副走査方向の複
数画素について、白色較正板を読み取った画像データの
うちの、最も白よりに大きい値を、シェーディング補正
用データとして、シェーディングデータＲＡＭに格納し
、原稿読み取υ時には、そのシェーディングデータＲＡ
Ｍのデータと、画像データとを用いて、シェーディング
補正を行うという構成を備えたものである。

作用 本発明は、上述の構成によって、白色較正板を読み取っ
た時の、副走査方向の複数画素のうち、最も白よりに大
きいレベルのデータつマシ、よシ白に近いレベルのデー
タを、シェーディング補正用データとすることができる
ので、白色較正板の傷や塵埃等の影響を除くことができ
、正確なシェーディング補正を実施することができる。

実施例 第１図は本発明に係るシェーディング補正方法を実施す
るに好適な装置の概略構成を示すブロック図である。

第１図において、シェーディング補正を行うだめのシェ
ーディング補正回路１０と、シェーディング補正用デー
タを格納するためのシェーディングデータＲＡ　Ｍ　１
１は第４図の従来例と同様であるが、比較回路１２と選
択回路１３が新規に追加されている。

前記比較回路１２は、撮像素子の白基準レベルを決定す
るための白色較正板をその白基準レベルを決定するだめ
に予め副走査方向に複数ライン分読み取った時の画像デ
ータＡと、シェーディングデータＲＡＭＩＩからリード
したシェーディング補正用データＢとを比較する回路で
ある。

また、前記選択回路１３は、書き込み制御信号に基づき
、前記画像データＡとデータＢとのうちの大きい方を選
択し、これをデータＣとしてシェーディングデータＲＡ
ＭＩＩへ出力する回路である。

尚、Ｄは書き込み、読み出し制御信号であシ、Ｅはンエ
ーディング補正後の出力データである。

第２図は第１図の装置におけるシェーディング６・　−
２ 補正時のタイミングチャートであシ、第３図は第１図の
装置における白色較正板読み込み時の動作を説明するた
めのフローチャートである、尚第３図において、ＳＴ１
〜ＳＴ９はフローチャートの各ステップを示す。

以下、その動作を説明するに、先ず、白色較正板を読み
込む。その時第３図のフローチャートに従い、ＳＴ１で
シェーディングデータＲＡ　Ｍ　１１をクリアし、ＳＴ
２でシェーディングデータＲＡＭ１１をリードしデータ
Ｂを得る。

次いでそのシェーディングデータＲＡＭＩＩからのデー
タＢと画像データＡとを、比較回路１２において比較し
く５Ｔ３）、選択回路１３において、よシ白に近いレベ
ルのデータＣを選択し、そのデータＣをシェーディング
データＲＡＭＩＩの同じアドレスにライトする（ＳＴ４
．ＳＴ５，５Ｔ６）。

次いで、ＳＴ７において、シェーディングデータＲＡＭ
ＩＩの次のアドレスをリードする。

主走査方向の各ビットについて、順次、上述の操作を行
い、■ライン全てが終わると（ＳＴ８）、同様にして、
２ライン、３ラインと読み取りを実行して行＜　（Ｓｒ
１）。

そして、白色較正板上の小さな傷や塵埃等に対して十分
広い幅の読み取りを行った所で、第３図のフローチャー
トに基づく白色較正板の読み込み動作を終了する。

その後、実際に原稿を読壕せる時には、画像データＡと
シェーディングデータＲＡＭＩＩがら読み出されるデー
タＢ（より白に近いレベルのデータ）を用いて、シェー
ディング補正回路１ｏによりシェーディング補正を行う
。

尚、この実施例では、従来例（第４図参照）に比べて、
比較回路１２と選択回路１３のみが追加されただけで、
回路構成を複雑・膨大化することはない。

発明の効果 前記の実施例から明らかなように、本発明は、副走査方
向の複数画素について、白色較正板を読み取った画像デ
ータのうちの、最も白よりに大きい値を、シェーディン
グ補正用データとして、シェーディングデータＲＡＭに
格納し、原稿読み取シ時には、そのシェーディングデー
タＲＡＭのシェーディング補正用データと、画像データ
とを用いて、シェーディング補正を行うようにしたもの
であるから、従来装置への比較的簡単な回路の追加によ
り白色較正板の傷、汚れ、埃等による白基準レベルの変
動という影響を受けることなく、正確なシェーディング
補正を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシェーディング補正方法を実施す
るに好適な装置の概略構成を示すブロック図、第２図は
第１図における装置のタイミングチャート、第３図は第
１図の装置における白色較正板読み込み時の動作フロー
チャート、第４図は従来のシェーディング補正方法を実
施するための装置の概略構成を示すブロック図、第５図
は第４図の装置のタイミングチャートである。 １０・・・シェーディング補正回路、１１・・・シェー
ディングデータＲＡＭ、１２・・・比較回路、１３・・
・選択回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撮像素子の白基準レベルを決定するための白色較正板を
   副走査方向の複数ライン分の画素について読み取った画
   像データのうちの、最も白よりに大きいレベルのデータ
   を、シェーディング補正用データとして、これをシェー
   ディング補正演算処理時に用いることを特徴するシェー
   ディング補正方法。