JPS63208070A - コロナ放電装置 - Google Patents

コロナ放電装置

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JPS63208070A
JPS63208070A JP4039687A JP4039687A JPS63208070A JP S63208070 A JPS63208070 A JP S63208070A JP 4039687 A JP4039687 A JP 4039687A JP 4039687 A JP4039687 A JP 4039687A JP S63208070 A JPS63208070 A JP S63208070A
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JP
Japan
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acf
shield
corotron
paper
metal
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JP4039687A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nashimoto
恵一 梨本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は電子写真複写機等で利用されるコロナ放電装置
に関する。更に詳しく言えば、本発明はオゾンの発生量
が少なく、長い動作寿命を有し、かつコストの低いコロ
ナ放電装置に関する。
[従来の技術1 従来の電子写真複写機の一例について第8図の[略(1
4火図に基き説明する。第8図の複写機においては、キ
ャビネット23の上部に原稿21を11火けるガラス製
原稿載置台22と、原稿21を覆うプラテンカバー39
とが配されている。原稿台22の下方では、光源26及
び第1反則ミラー27を具備した第1ミラーユニツ1〜
25からなる光学走査台が図面左右へ直線方向に移動可
能に設けられており、原稿走査点と感光体との光路長を
一定にするための第2ミラーユニツト24が第1ミラー
ユニツ1への速度に応じて移動し、原稿台22側からの
反則光がレンズ2B、反射用ミラー29を介して像担持
体としての感光体ドラム40上へスリット状に入射する
ようになっている。
感光体ドラム40の周囲には帯電コロトロン(コロナ放
電装置)41、現像袋@44、転写コロトロン(コロナ
放電装置)45、剥離コロトロン(コロナ放電装置)4
6、除電コロトロン(コ[1す放電装置)47、クリー
ニング装置48が設けられている。感光体ドラム40は
矢印A方向に回転し、帯電コロトロン41によってドラ
ム表面に帯電が施された後、先述した光学系によって画
像露光され、静電潜像が形成される。この潜像は現像装
置44によってトナーにより顕像化される。
一方、給紙カセット33から各給紙ローラ34.36を
経て送られる用紙35はドラム40上のトナー画像が転
写コロトロン45によって転写された後、剥離コロトロ
ン46によってドラムから剥離され、定着部32で定着
され、トレイ37へと排出される。又、画像が転写され
た後の感光体ドラムは残留電荷の除去が行なわれた後、
クリーニング装置48によって清掃され、次のコピーサ
イクルにυ11えられる。
このような電子写真複写機においては、感光体を均一に
帯電するため(帯電コロトロン41)、トナー像を転写
するため(転写コロトロン45)、用紙を剥離刃るため
(剥離コロトロン/′I6)、残留電荷を除去リ−るた
め(除電コロ]・ロン47)等にコロナ放電装置が利用
されている。
[発明が解決しようとする問題点] コ[1す放電装置は第9図に示すような構成となってい
る。すなわら高電圧電源がコロナ放電を行なう電極線6
に電気コネクター7によって接続されており、この電極
線6は電気的に接地された導電性シールド5に囲まれて
、接地された感光体ドラム1に隣接して配置されている
。コロナ放電は、電極線6を感光体1に接近させ、電極
線6に充分に大きな電圧を与えた時に、電極線6と感光
体]との間の空気中のイオンの破壊を生ぜしめて行なわ
れる。放電の結果、電極線6の周囲に形成された帯電イ
オンは、接地された感光体ドラム1へ向って流れ、感光
体表面に付着して感光体表面を比較的高い電位に帯電す
る。
このような方式のコロトロンにおいては、コロナ放電が
大気中で行なわれるため、放電によって上記のようなイ
オンの他に酵1生物としてオゾンO3が酸素02と電子
との非弾性衝突の結果として形成され放出される。
この03は強い反応性(酸化力)を有するために、人体
に有毒であるばかってなく、感光体の光導電体Mなどの
複写機内部の劣化を促進する。
この03を減少させる方法としては、従来、例えば、i
)コロ1〜ロンにおいて生成される03を吸引し、排出
過程において分解物質を担持したフィルター中を通過さ
せることによって03を減少させる方法(実開昭56−
45851号、同56−1’70459号)、ii)コ
ロトロンの全放電電流を減少することによって減少させ
る方法(特開昭55−120050 @>、1ii)コ
ロトロンシールド表面に分解物質を固着させ03発生と
同時に、これを分解することによって減少させる方法(
特公昭52−1670 @、同53−33852号)な
ど多くの方法か捉案されている。
しかし、これらの方法は、いずれも03の分解あるいは
減少効率、寿命等の点で満足できるものではなかった。
すなわち、前記のii)の方法では03を大rlJに減
少することがガ「シフ、また分解物質を用いるi)と1
ii)の方法においては分解物質とL/T、例えばMn
、v、Fc 、Cu 、Ni 、Cr、co、7n等の
金属、あるいはこれら金属の酸化物や活性炭、あるいは
Ag、Pt 、Pd等を活性炭に担持した物質等が用い
られているが、どれも分解効率、寿命、分解物質か剥離
する等のうらいずれかの欠点を有している。従って、本
発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、オゾ
ンの放出が少なく、かつ長い動作寿命を有するコロナ放
電装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、第1図に示すように、少なくともシールド内
表面9を活性炭素繊維(Activecarbon r
iber :以下、ACFと略記する。>10で構成し
たコロナ放電装置であり、電極線11表面のコロナプラ
ズマ域12で生成した0313をACFloで分解する
ことによって、030発生源であるコロナ放電器からの
03放出母を少なく1−ると共にNOxの生成を低減化
し、電極線11の表面に成長するSiO2からなる放電
生成物の原因となるSi系ガス(シリコーンオイル蒸気
など)を活性炭素繊維10に吸着することにより電極線
11の劣化を遅くし、コロナ放電器の動作寿命を長くし
たものでおる。
本発明のコロナ放電装置で使用するACFは、従来公知
の任意の方法によって!A造することができる。例えば
、ポリアクリロニトリル繊維を酸化処理した後、あるい
はセルロース繊維、ピッチ繊維、フェノール樹脂繊維を
予備酸化して炭化した後、潤度が5Vo1%以上、好ま
しくはB□vo+%以上の賦活ガス(例えば、水蒸気、
二酸化炭素、アンモニアガス、あるいはこれらの)捏合
物等)を用いて350℃以上の高温雰囲気中で1分間乃
至3時間賦活して製造される。
しかしACFの”IA)Eiは上記の方法に限定される
ものではない。
本発明で用いられるACFは吸着表面積が300〜20
00Trt/gのものである。このようなACFは、粒
状の活性炭に比べて、約1.5倍〜数倍の平衡吸@量と
、10〜100倍の吸着速度を有している。
このJ、うな活性炭素1ili維は安価に′!A造する
ことか(゛ぎ、粉末状活性炭の焼結晶のように活性炭の
脱離による粉塵化か殆どなく、繊維としての特性を利用
して、ノニル1〜状、ペーパー状、ハニカム状、りE」
ス状、コート状(バインダーに繊維を混入したものを塗
イIして調製)に容易に加工することができる。
本発明においては、(i)八CFは中休として利用でき
るほか、ACFに(ii )金属、(iii>金属酸化
物あるいは(iv )金属キレ−1〜化合物等の触媒活
性を有づる物質を担持した材料も好ましく用いることが
でき、これらの好ましい材料で構成したコロナ放電装置
も本発明の対象である。
ACFに付着担持せしめる金属としては、例えばTi 
SV、Cr、Mn、Fe、Co、Ni 、Cu、Zr、
Nb、Mo、Ru1Rh、PdXPt。
A(] 、Sn 、W、Pbなどの1種またはこれらの
合金が挙げられる。
また金属酸化物としては、例えば上記金属の酸化物の1
種または2種以上が挙げられる。
また、金属キレート化合物としては、例えばCr 、M
n 、Co 、Ni 、Cu 、Zn 、Cd、p(1
、Agなとの1種または2種以上に例えばエチレンジア
ミン四酢1 (EDTA) 、ニトリロ三醋酸(NTへ
)、トランス−1,2−シクロヘキサシアミン四酢M 
(cy−DTA> 、ジエチレントリアミン五酢酸(D
TPA> 、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA
) 、グリコールエーテルジアミン四酢M (GETA
) 、イミノニ酢酸(IDA)、N、N−エチレンビス
(γ−〇−ヒドロキシフ1ニル)グリシン(EHPG)
 、その他のコンプレクサンなどのキレート剤の配位し
た金属キレート化合物などが挙げられる。
これら各種のA Cl−はいずれも03を効率よく分解
することとともに長寿命を有し、かつ03以外の有害な
気体をも有効に吸着する。また導電性でおるため電極と
しての使用が可能である。
上記のようなA CFでコロトロンのシールドの少なく
とも内表面を構成した本発明による実施例を第1図に示
す。第1図の例はアルミニウムシールドにACF紙を接
着剤にてはり付け、コロトロン内面が八〇 Fから成る
ように加工をしたものである。
少なくともシールド内表面をACF材料で構成覆るコロ
ナ放電装置のその他の実施例としては第2図のように△
CF材利材料のみでコロトロンシールドを形成したもの
、第3図のようにシールドを段ポール状の八〇F16に
て形成したもののほか、第4図のようにシールドを金属
線にて補強したACFフェルト17で形成したもの、第
5図のようにシールドを金属板でACFをはさんだもの
18で形成したもの、第6図のようにシールドの4すみ
をプラスチックにて補強したACF19で形成したもの
、第7図のようにシールドを金属網にて補強したACF
20で等が挙げられる。
以下、(i)ACF単独、(ii)金属担持ACF、(
iii)金FJ2化物担持ACF、(iv)金属キレー
ト化合物担持ACFを用いたコロナ放電装置について順
次説明する。
(i)ACF単独 ACFを粉砕した後、フィブリル化したバルブ繊維、照
度パル繊維等のセルロース系繊維に混合し、次いで通常
の湿式抄紙法で抄造してACF紙を1qる。このACF
紙を第1図の構成のにうに厚ざ1mのアルミニウムシー
ルドに厚さ0.1#のAC[紙を接着剤にて貼りつけた
。このコロドロンとアルミニウムからのみなるコロトロ
ンとを、プラス放電、マイナス放電およびAC放電した
とき、複写機の排気ファンから放出づる03ffiにつ
いて比較をしたところ、本発明のコロトロンはアルミニ
ウムシールドからなるコロトロン比べて03ffiはプ
ラス放電、マイナス放電、AC放電のいずれも23%に
まで減少した。
次に第2図に示1ように厚さ1mの八C「紙のみでコロ
トロンシールドを形成したものについて、同様にして複
写機の排気ファンから放出する03母をステンレスシー
ルドからなるコロトロンに比べて03量はプラス放電、
マイナス放電、AC放電とも14%まで減少した。この
ようにACFをシールドの内面だけでなく全面に設ける
と03fflはシールドの内面にのみACFを配した場
合よりもさらに減少することが判明した。
また、コ[1トロンにd3いて安定した放電特性を発揮
するのに訂容される出力レベルを、放電線の軸方向につ
いての放電電流分イfiのむらの割合か20%に達する
までとし、その時までの複写機にa5けるコピ一枚数を
上記実施例についてプラス放電にてみたところ、ステン
レスシールドからなるコロトロンでは5.5万枚であっ
たのに対し、本発明によるACF紙シールドから成るコ
ロトロンでは9.5万枚となった。このような差は放電
によって電極線の表面に放電特性の劣化をまねく5ho
2より成る放電生成物が成長する際その成長量が本発明
によるコロトロンのはうが少ないことによることを電子
顕微鏡にて確認した。この原因はSiO2成艮のソース
気体であるSi系の、例えばジメチルシロキ゛リーンガ
スをACFが吸着して低減することによると推定される
以上のような特性の他に03と同じくコロナ放電によっ
てコロトロンから放出される窒素酸化物(NOx)も複
写機内の部品の劣化を促進するが、本発明によるコロト
ロンではこのNOxの量も低減することが確認された。
前記の例についてNOx濃度測定用放電装置にてNOx
吊の比較をしたところ、ACFをはりつけたシールドか
らなるコロトロンではアルミニウムシールドからなるコ
ロトロンに比べてNoxffiはプラス放電で45%、
マイナス放電で66%にまで減少した。このNOxの減
少は、03の場合の分解によるものとは異なり吸着によ
るものと考えられる。
なお、03を低減するコロトロンとして、公知のシール
ドに活性炭微粉末を塗付したものについても試験を行っ
たが、本発明によるACFを用いたものでは経時的に強
度が低下する問題はなく、A CFの脱離等はみられな
かったが、活性炭粉末を塗布したものでは操作取扱い中
等に剥離を生じて使用不能となるものがあった。
その他第4図乃至第7図の構成のコロトロンについて検
問したところ、複写機の排気ファンから放出する03量
はアルミニウムやステンレスからなるシールドのコ[1
トロンに比べて10〜20%にまで減少した。
(ii)金属担持ACF ACl:に金属を担持させる方法としては、金属塩なと
の全屈化合物水溶液中にACFを含浸させ、必要により
沈澱剤を加えてACF上に金属化合物を沈澱せしめ、例
えばホルマリン、ギ酸、NaBH4、水素ガス等を用い
て還元処理し繊キ([に活性金属を放出さける一般的方
法のほか、ACl:の電導性を利用して、ACFを電極
としてその上に電気メッキして金属を付着させる方法や
無電解メッキ法も利用できる。
金属の担持量は担持可能な足であれば特に制限はないが
、ACFに対して0.001〜30重量%、好ましくは
0.1〜2o、11%が実用的である。
1例として金属としてA(]を担持せしめたACF紙を
用い、第2図のような構成で、厚さ、1 mmのアルミ
ニウムに厚ざO11#のAg担持ACF紙を接着剤によ
り貼イ」シたコロトロンを作成した。
なお、AIIJ担持紙は、例えば、粉砕化したAC[を
フィブリル化した木材パルプ繊維、パルプ繊維等のセル
ロース系繊維に混合後、通常の湿式抄紙法で抄造して製
造される。
このACF紙を計算用の硝酸銀溶液に浸漬する。
次に苛性ソーダでアルカリ性とした後、攪拌しながらホ
ルマリンを滴下する。過剰のホルマリンを加え1〜2時
間放電してACF紙上に銀を還元展着させる。還元後、
ACF紙を濾過水洗し100〜110°Cで乾燥する。
この際ACF紙上に展着させる銀は硝酸銀溶液の添加量
を加減することにより種々変化させることができるが、
1実施例として2重♀%のActを担持させた。
このA(]担持ACF紙を(厚ざo、i、)を第1図に
示すように厚ざ1#のアルミニウムシールドに接着剤に
て貼りつけた。このコロドロンと、同様の構造でA(]
を担持しないACF紙をはりつけたシールドからなるコ
ロトロン、及びアルミニウムのみからなるシールドのコ
ロトロンを用いてコロトロンをマイナス放電させたとき
の複写機の排気ファンからる放出する03倭について比
較をしたところ、アルミニウムシールドのみからなるコ
ロ1〜ロン(03分解率 0%)に比べて、03分解率
はACFC貼紙アルミニウムシールドコロトロンでは7
7%、A(]担持ACF紙貼付アルミニウムシールド]
ロトロンでは84%であった。また金属を担持しないA
CF紙貼付シールドロロトロンでは5万枚コピー後には
03分解率は44%まで低下したのに対し、A(]担持
ACF紙貼付コロト1」ンでは55%にとどまった。
また、コロ1〜ロンにおいて安定した放電特性を発揮す
るのに許容される出力レベルを、放電線の軸方向につい
ての放電電流分布のむらの割合が20%に達する迄とし
、その時までの複写機におけるコピ一枚数を上記実施例
についてプラス放電にてみたところ、アルミニウムシー
ルドからなるコロトロンでは5,5万枚であったのに対
し、本発明によるAg担持ACF紙貼付シールドからな
るコ[11〜ロンは1055万枚となった。
またNo  濃度測定用放電装置にてN0xIの× 比較をしたところ、A(]担持ACF紙をはりつけたシ
ールドからなるコロトロンは、アルミニウムシールドか
らなるコロトロンに比べてNoxffiはプラス放電で
は42%、マイナス放電では54%にまで減少した。
更に、ACF紙に塩化白金または塩化パラジウムの塩化
溶液を用いアルカリ性ヒドラジン溶液等による還元を行
い、ptまたはPdを1重量%をA CF紙に担持させ
た。これらを用い第3図のようにシールドを段ボール状
のACF16にて形成したもの、第4図のようにシール
ドを金属線にて補強したACFフェルト17で形成した
もの、第5図のようにシールドを金属板をACFではさ
んだもの18で形成したもの、第6図のようにシールド
4すみをプラスチックにて補強したACF19で形成し
たもの、第7図のようにシールドを金属網にて補強した
ACF20で形成したものを作製してテストした。いず
れのコロトロン複写機の排気ファンから放出する03f
fiはアルミニウムやステンレスからなるシールドのコ
ロトロンに比べて金属担持なしAC,Fの場合を上まわ
る10〜15%にまで減少した。また分解率の経時的な
低下も大幅に減少した。
(iii)金属酸化物担持ACF 金属酸化物をA c Fに担持させる方法としては、例
えば金属の塩化物、硝酸塩などの水溶液をACFを含浸
させた後、焼成して金属塩を金属酸化物に覆る方法ある
いはACFの原料繊維、例えばセルD−ズ繊維に金属塩
化物、硝酸塩の溶液を含浸後、焼成、賦活化してACF
を作ると共に金属塩を金属酸化物にする方法、あるいは
さらに紡糸液に金属塩を溶解、混合後納糸し、焼成賦活
化する方法、あるいは金属の硝酸塩、5A酸塩などの水
溶液にACFを含浸させた後、水酸化ナトリウムを加え
て水酸化物とし、これを加熱して金属酸化物とする方法
がある。
なお、本発明でACFに担持せしめる金属酸化物は化学
量論的な酸化状態に限らず、不飽和あるいは過飽和酸化
状態のものや含水酸基酸化物を包合するものでもよい。
これらの金属酸化物の担持量は担持可能な量であれば特
に制限はないが、A CFに対してo、 ooi〜30
小量%、好ましくは0.1〜20ff1m%が実用的で
ある。
先に例示した金属酸化物の中で特に好ましいのは酸化マ
ンガンである。
次に、1例として酸化コバルトを担持せしめたACF紙
を用い第1図のような構成で、厚さ1簡のアルミニウム
に厚さ0.1#の酸化コバルト担持ACF紙を貼イ」シ
たコロトロンを作製した。
なあ、酸化コバルト担持ACF紙は以下のようにして製
造した。
粉砕化したACFをフィブリル化した木材パルプ繊維、
パルプ繊維等のセルロース系繊維に混合後、通常の混式
抄紙法で抄造して、まずACF紙を得た。
次にこのACF紙をh1算量の硝酸コバルト溶液に浸漬
した後NaOH溶液に浸漬し、次いで水洗した。これを
予備乾燥した後、110℃にて加熱して15重量%の酸
化コバルトをACF紙に担持させて酸化コバルト担持A
CF紙を得た。
また、ACF紙を計算けの硝酸マンガン溶液に浸漬した
後同様に処理して、酸化マンガンを15干♀%担持さt
! 7.:A CF紙(厚さ0.1mIn>を17、こ
れを第1図のように厚さ1#のアルミニウムに晶(=I
 したコロ1〜ロンを作製した。
上記2秤類のコロトロンと、同様の構造で金属酸化物を
担持しないACF紙を貼付した]ロトロン、及びアルミ
ニウムからなるシールドのコ[11〜ロンを用いてコロ
1〜ロンをマイナス放電させたときの複写機の排気ファ
ンから放出覆る03量について比較した。
アルミニウムシールドのみからなるコロトロン(03分
解率 0%)に比べて、03分解率はACFTシールド
コロトロンでは77%、酸化コバルト担持ACF紙貼付
コロ]ヘロンでは83%、酸化マンガン担持ACF紙貼
付コロトロンでは81%でおった。また5万枚コピー後
の03分解率は、ACFC貼紙シールドコロトロンでは
44%、酸化コバルト担持ACF紙貼付コロトロンでは
60%、酸化マンガン担持ACF紙貼付コロントロンで
は78%であった。
また、コロトロンにおいて安定した放電1h性を発揮す
るのに許容される出力レベルを、放電線の軸方向につい
ての放電電流分布のむらの割合が20%に達するまでと
し、その時までの複写機におけるコピ一枚数をプラス放
電にてみた。
その結果、アルミニウムシールドのみからなるコロトロ
ンでは5.5万枚、酸化コバルト持続ACF紙貼付コロ
トロンでは11万枚、酸化マンガン担持ACF紙貼付コ
ロトロンでは12万枚であっlこ。
更にN OX a度測定用放電装置にてNo量を比較し
たところ、酸化コバルト担持A CFC貼紙シールドか
らなるコロトロンは、アルミニウムシールドからなるコ
ロトロンに比べてNoxffiはプラス放電では30%
、マイナス放電では49%にまで減少した。また酸化マ
ンガン担持ACF紙貼付シールドからなるコロトロンに
ついては、プラス放電では33%、マイナス放電では5
7%まで減少した。
上記の酸化コバルト担持ACF、1112化マンガン担
持ACF、史には八C[フェルトにCuCF2・2+−
120の水溶液を含浸して、100’Cにて乾燥後、窒
素気流中800 ’Cで1時間焼成して酸化鋼を附盾し
た八C[フェルトを用いて、それぞれ第3図のようにシ
ールドを段ボール状のACF16にて形成したもの、第
4図のようにシールドを金属線にて補強しACFフェル
ト17で形成したもの、第5図のようにシールド金属板
をACFではさんだ−しの18で形成したもの、第6図
のようにシールド4すみをプラスチックにて補強したA
C「19で形成したもの、第7図のようにシールドを金
属網にて補強したA CF 20で形成したものを作成
した。いずれのコロトロンも複写機の排気ファンから放
出する03量はアルミニウムでステンレスからなるシー
ルドのコロトロンに比べて金属担持なしACFの場合を
上まわる10〜15%にまで減少した。また分解率の経
時的な低下も大幅に減少した。
(iv)金属キレート化合物担持ACF金属キレート化
合物担持A CFは、金属キレート化合物の溶液または
分散液をACFに剛着乾燥ざぜる方法など任意の方法に
よって得ることができる。
金属キレート化合物はACFに製品全体の約30重用%
まで担持させる事ができる。このAC[を使用する場合
は約0.01〜20重量%、好ましくは約2〜15%担
持させる。0.01%以下の担持ては効果が不充分であ
り、20%以上では担持量が多いため見掛の比表面積が
小さくなり効果が急激に低下する。
キレート化合物は、ACFの比表面積が担持前の比表面
積の50%以上、好ましくは70%以上残る様に担持さ
せる。
次に、1例としてエチレンジアミン四酢酸ニッケル(E
DTA−Ni )担持ACF紙(厚さ0.1mtn >
を厚さ1 mmのアルミニウムシールドに第1図に示す
ように貼付したコロトロン作製した。EDTA−Ni担
持ACF紙は、粉砕したACFをセルロース系繊維に混
合後、通常の混式抄紙法で抄造してACF紙を得た後、
これを計算量のEDIA−Ni溶液に浸漬した後予備乾
燥し、次いでEDIA−Niの分解の43こらない11
0℃乾燥を行い[E D l A −N iを5重尾%
担持したACF−紙を17だ。
EDIA−Ni担持ACF紙貼付コロトロンと、同様の
構造でEDTA−Niを担持しないACF紙をはりつけ
たシールドからなるコロトロン、及びアルミニウムのみ
からなるシールドのコロト[1ンとを用いてコD l−
ロンをマイナス放電させたときの複写機の排気フッ・ン
から放出する03mについて比較をしたところ、アルミ
ニウムシールドのみからなるコ[Iトロン(03分解率
 0%)に比べて、03分解率はACF紙貼イ」シール
ドコロトロンでは77%、EDTA−Ni担持ACF紙
貼+iシールドコロトロンでは81%でめった。また5
万枚コピーの後の03分解率はACト紙貼(−1シール
ドコロトロンでは44%、EDTA−Ni担持ACF紙
貼付シールドコロトロンでは52%であった。
また、コロトロンにおいて安定した放電特性を発揮する
のに許容される出力レベルを、放電線の軸方向について
の放電電流分布のむらの割合が20%に達覆るまでとし
、その時までの複写機におけるコピ一枚数を上記実施例
についてプラス放電にてみたところ、アルミニウムシー
ルドからなるコロトロンの5,5万枚に対し、本発明に
よるEDTA−Ni担持ACF紙貼付シールドからなる
コロトロンでは10万枚となった。
また、NO濃度測定用放電装置にてNOx量の比較をし
たところ、EDTA−Ni担持ACF紙をはりつけたシ
ールドから成るコロトロンはアルミニウムシールドから
なるコロトロンに比べてN0xfflはプラス放電では
44%、マイナス放電では56%にまで減少した。
更にACFにEDTA−Co溶液をスプレーして担持さ
せEDTA−Co担持ACFを得、これを用いて第3図
のようにシールドを段ボール状のACF16にて形成し
たもの、第4図のようにシールドを金属線にて補強した
ACFフェルト17で形成したらの、第5図のようにシ
ールドを金属板をA CFではさんだもの18で形成し
たもの、第6図のように、シールド4づみをプラスチッ
クにて補強した八〇F19で形成したもの、第7図のよ
うにシールドを金属線にて補強したACF20で形成し
たものを作製した。いずれのコロトロンも複写機のすi
気ファンから放出する03弔はアルミニウムヤステンン
レスからなるシールドのコロトロンに比べてEDTA−
Co担持なしAC[の場合を上まわる10〜15%にま
で減少した。
また、分解率の経時的な低下も大幅に減少した。
[発明の効果] 本発明は、少なくともシールド表面が活性炭素繊維(A
CF>で構成されたコロナ放電装置を提供したものであ
り、オゾンの放出がきわめて少なく、窒素酸化物の低減
化も可能で長期間性能が低下しないこと等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、それぞれ本発明によるACF:配
設コロナ敢電装置例の断面図、第6図乃至第7図は、そ
れぞれ本発明によるAC「配設コロナ放電装置例の一部
破断斜視図、第8図は電子写真複写機例の概略図、 第9図は感光体ドラムに隣接して設けられたコロナ放電
装置の一部破断斜視図である。 図中符号; 1・・・感光体ドラム:2,14・・・光導電性絶縁層
; 3・・・導電層: 4・・・コロナ放電装置;5・
・・シールド部材;6,1’l・・・コロナ放電電極線
; 7・・・電気コネクター: 8・・・電圧電源;9
・・・アルミニウムシールド: 10・・・ACF紙;
12・・・コロナプラズマ賊; 13・・・オゾン;1
5・・・ACF紙; 16・・・段ボール紙状ACF 
:17・・・金属線補強ACFフェルト: 18・・・
金属板支持ACF紙; 19・・・プラスデック補強A
CF紙;20・・・金網補強A C1紙; 21・・・
原稿;22・・・原稿載置台; 23・・・キャビネッ
ト;24゜25・・・ミラーユニット: 26・・・光
源;27・・・ミラー; 28・・・レンズ: 29・
・・反射用ミラー;30・・・加熱定着ロール: 31
・・・加圧ロール; 32・・・定着部; 33・・・
給紙トレイ;34・・・給紙[1−ル; 35・・・用
紙; 36・・・タイミングロール; 37・・・排紙
トレイ; 39・・・プランテンカバー; 710・・
・感光体ドラム;44・・・現像装置: 45・・・転
写コロトロン;46・・・剥離] [二11−ロン; 
47・・・除電コ[1トロン;I!′18・・・クリー
ニング装置+  1419・・・クリーニングブレード
。 第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)少なくともシールド内表面が活性炭素繊維材料で構
    成されていることを特徴とするコロナ放電装置。 2)活性炭素繊維材料が金属を担持している特許請求の
    範囲第1項に記載のコロナ放電装置。 3)活性炭素繊維材料が金属酸化物を担持している特許
    請求の範囲第1項に記載のコロナ放電装置。 4)金属酸化物が酸化マンガンである特許請求の範囲第
    3項に記載のコロナ放電装置。 5)活性炭素繊維材料が金属キレート化合物を担持して
    いる特許請求の範囲第1項に記載のコロナ放電装置。
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