JPS63206736A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、輝尽性螢光体パネルに記録した放射線画像情
報を光学的に読み取る装置に関し、特に各部品の劣化に
適切に対処できるようにした装置に関する。

〔発明の背景〕

例えば、輝尽性螢光体にＸ線、紫外線等の放射線を照射
すると、この放射線のエネルギーの一部が螢光体に蓄積
記録され、この後にその螢光体に励起光を照射すると、
蓄積されていたエネルギーに応じてその螢光体が輝尽発
光する。

輝尽性螢光体パネルは、このような特性を持つパネルで
あり、人体等のＸｗＡ等の放射線画像を潜像として記録
可能である。そして、その潜像部分をレーザ光等の励起
光で照射すれば、その潜像の濃度に対応した強度の輝尽
発光が起る。よって、その輝尽発光光をフォトマル（光
電子増倍管）で検出して適宜処理すれば、記録されてい
た放射線画像を得ることが可能となる。

第６図はこのような輝尽性螢光体パネル１を使用した放
射線画像情報読取装置２の概略を示す図である。輝尽性
螢光体パネル１にはその読み取りに先立って放射線制御
装置３により制御される放射線発生装置４により、人体
等の被写体５の像が記録される。

この像は、放射線発生源４からの照射放射線量に対する
被写体５の放射線透過率分布に従ったエネルギーを輝尽
性螢光体層に蓄積することで、そこに潜像として形成さ
れる。

読取装置２において、半導体レーザで成る光ビーム発生
部６は、出射強度が制御された光ビームを発生し、その
光ビームは光学系（図示せず）を・経由して走査器７に
到達し、そこで偏向を受は更に反射鏡８で光路を変更さ
れて、パネル１に励起走査光として導かれる。

パネル１の近傍には、励起光の走査ラインに沿って光フ
ァイバでなる集光体９が配備され、上記光ビームで走査
されたパネル１からの潜像エネルギーにほぼ比例した輝
尽発光光を受光する。１０は集光体９から導入された光
から輝尽発光波長領域の光のみを通過させるフィルタで
あり、そこを通過した光はフォトマル１１に入射して、
その入射光に対応した電流信号に変換される。１２はそ
のフォトマル１１用の高圧電源である。

フォトマル１１からの出力電流は、電流／電圧変換器１
３で電圧信号に変換され、増幅器１４で増幅された後、
Ａ／Ｄ変換器１５で所定ビット数のデジタルデータに変
換される。そして、このデジタルデータは演算部１６に
入力し画像処理（例えば、階調処理、周波数処理、移動
、回転、統計処理等）が施され、処理後のデータはプリ
ント或いは表示等のために出力される。１７は読み取っ
た後のパネル１の残像を消去するためのカバー付きのハ
ロゲンランプでなる消去ランプである。

ところで、この装置に使用される輝尽性螢光体パネル１
その他の部品は、装置の使用状況に応じて再生、交換、
補正等が必要となってくる。そして、これら再生、交換
、補正等の時期は、主として画像の総読取枚数や積算経
過時間等の関数となっており、適正な時期を逃すと再生
不能、装置使用不能等の事態を招くおそれがある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、このような再生、交換、補正等の時期
を的確に把握することができるようにすることである。

〔発明の構成〕

このために本発明は、放射線画像情報を蓄積記録した輝
尽性螢光体パネルを励起光で走査して該蓄積記録されて
いる放射線画像情報を光電的に読み取るように構成した
放射線画像情報読取装置において、積算計を具備するよ
うに構成した。

〔実施例〕　　　　　　　　　　　　　　　　（以下、
本発明の実施例について説明する。まず、輝尽性螢光体
パネル１は、第２図に示すように、経過時間（使用累積
時間）に応じて感度が低下して行く。これは主として吸
湿が原因で再生可能の範囲内であれば再生することがで
き、感度が復活する。従って、再生可能の限界感度をＡ
としてこの時の経過時間をＴｏとすれば、この時間Ｔ０
以内の時間、例えば時間Ｔ、経過毎に第３図に示すよう
に再生して感度回復処理を行えば、長期使用が可能とな
る。

そして、この場合の再生までの感度劣化は時間関数であ
るので、その感度を補正することができる。この補正方
法は、第４図中）に示すように、輝尽性螢光体の感度変
化（第４図（ａ））を打ち消す特性に装置全体のシステ
ム感度を調整すれば、補正された全体の感度は第４図（
Ｃ１に示すように時間経過の影響を受けない特性をもつ
ようになる。

第１図はこのような補正を行うようにした本実施例の装
置の概略を示す図である０本実施例では読取を計測する
積算計として、装置の使用時間を計測する積算時間計１
８を備えて、ここで得られた計測データを補正データ発
生器１９に送り、この補正データ発生器１９で発生した
補正データ（時間の関数）をフォトマル１１用の高圧電
源１２、光ビーム発生器６、演算回路１６等に送出して
、それら各部分を調整するように構成している。

これによって、半導体レーザの出力、フォトマル１１の
感度、ディジタル演算処理方法等が調整され、システム
の全体感度を第４図（ｂ）に示すように調整することが
できる。上記積算計１８は、例えば螢光体パネルの交換
により「０」に（螢光体パネルの挿入によりＯＮ、取り
出しによりＯＦＦするマイクロスイッチ等により）リセ
ットされる。

ところで、上記した積算時間計１８は使用時間を計測す
るものであるが、これを読取枚数を計測する積算計測器
に変えることもできる。第５図（ａ）に示すように半導
体レーザの総点灯時間はこの読取枚数に比例する。また
第５図山）に示すようにハロゲンランプでなる消去ラン
プ１７の総照射時間もこの読取枚数に比例する。そして
、この消去ランプ１７は第５図（Ｃ１に示すように、読
取枚数に応じて照射光量が低下してくるので、残存画像
消去能力も低下し、ある光量以下となると前回の像が残
り、読取データのＳ／Ｎが低下するようになる。

また輝尽性螢光体パネルの支持体や保護膜は強力なラン
プ或いはレーザビームにさらされるため徐々に劣化を生
じるので、パネルに対しては時間管理のみならず、消去
回数や読取回数によって交換したり警告を発生すること
が望ましい。

一方、積算計数器を具備させて読取枚数を計数するよう
に構成すれば、半導体レーザの寿命となる総点灯時間Ｔ
ａ　　（使用限度を示す時間）に対応する読取枚数８１
時にその半導体レーザ交換を促す警告を発生させること
ができ、また消去ランプ１７についても同様に寿命とな
る総点灯時間Ｔｂに対応する読取枚数８２時に同様な警
告を発生させるこもでき、更にこの消去ランプ１７につ
いては光量がＳ／Ｈに影響して（るＢとなる読取枚数Ｓ
１時にも同様な警告を発生させることができる。

更には、振動等からくる機構部分の狂いも読取枚数に応
じて調整するように警告を発生させることもできる。

〔発明の効果〕

以上から本発明によれば、使用する部品の交換時期等を
適正に報知させることができるようになり、適正な読取
動作を行わせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の放射線画像情報読取装置の
ブロック図、第２図は輝尽性螢光体の感度劣化の特性図
、第３図は同螢光体の感度の復活説明図、第４図は同螢
光体の感度劣化と復活に応じたシステム感度調整の説明
図、第５図は半導体レーザ、消去ランプの経時特性の説
明図、第６図は従来の一般的な放射線画像情報の記！ｉ
／読取の装置のブロックを示す図である。 代理人　弁理士　長　尾　常　明 第１図 イ −経過時間 →経過時間 −経過時間 シ ー　経過時間 →　経過時間

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）、放射線画像情報を蓄積記録した輝尽性螢光体パ
   ネルを励起光で走査して該蓄積記録されている放射線画
   像情報を光電的に読み取るように構成した放射線画像情
   報読取装置において、 積算計を具備したことを特徴とする放射線画像情報読取
   装置。
2. （２）、上記積算計が時間経過を計測する積算時間計又
   は読取枚数或いは消去回数を計測する積算計数器である
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の放射線画
   像情報読取装置。
3. （３）、上記積算計により部品の使用限度の警告を発生
   させるようにしたことを特徴すとる特許請求の範囲第１
   項記載の放射線画像情報読取装置。
4. （４）、上記使用限度を上記部品の寿命によって定める
   ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載
   の放射線画像情報読取装置。
5. （５）、上記積算計からの情報をもとに、上記部品の経
   時変化を補正するようにしたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の放射線画像情報読取装置。