JPS63206254A - 医療用部材 - Google Patents

医療用部材

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JPS63206254A
JPS63206254A JP62039194A JP3919487A JPS63206254A JP S63206254 A JPS63206254 A JP S63206254A JP 62039194 A JP62039194 A JP 62039194A JP 3919487 A JP3919487 A JP 3919487A JP S63206254 A JPS63206254 A JP S63206254A
Authority
JP
Japan
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balloon
fluorine
containing polyurethane
catheter
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP62039194A
Other languages
English (en)
Inventor
仁 小柳
宣政 筒井
高倉 輝夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Tokai Medical Products Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Tokai Medical Products Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Tokai Medical Products Inc filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP62039194A priority Critical patent/JPS63206254A/ja
Publication of JPS63206254A publication Critical patent/JPS63206254A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、急性心不全等の治療法である大動脈内バルー
ンポンピング法に用いるバルーンカテーテルなどの血液
に接触するバルーン部分を有する医療用部材に関するも
のである。
[従来の技術] 大動脈内バルーンポンピング法(以下IABP法と略す
)とは、心不全等による左心機能低下時の治療のため、
大動脈内に合成高分子からなるバルーン(風船)を挿入
し、心臓の拍動にあわせて、バルーンを膨張、収縮させ
るという補助循環法である。19H年Kantrowi
tzらによって臨床応用され(Journal of 
the Americanにedical As5oc
iation 203; 113(19138))心機
能補助の効果が確認されて以来1世界的に普及した。特
に、米国特許4,2131.339および4,327゜
709に示されるように、バルーンを支持部材に巻きつ
けて径を小さくし、経皮的に挿入することが可能になり
、手技的に簡便であることと、患者らに与える侵聾が少
なくなったことにより、現在では最も広く用いられつつ
ある補助循理法である。
[発明の解決しようとする問題点] しかしながら、現在市販されているバルーンカテーテル
に使用されている材料は、カルジオサン(商品名)もし
くは、必ずしも構造は明確ではないが、バイオマー(商
品名)タイプの炭化水素系のポリウレタンからできてお
り、バルーンカテーテルに要求される物性を満足してい
るとは言い難い、前者は、抗血栓性は比較的良好である
ものの、強度の点で不十分であり、耐久性に不安が残り
、後者は逆に強度の点では充分であるが、抗血栓性はや
や劣る。
同様に、上記IABP用バルーンカテーテル以外の血液
に接触するバルーン部分を有する医療用部材(たとえば
他の用途のバルーンカテーテル)においても、抗血栓性
と強度に優れた材料が求められている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、血液に接触するバルーン部分を有する医療用部材に
おいて、少なくともバルーン部分が含フッ素ポリウレタ
ンからなることを特徴とする医療用部材を提供するもの
である。
本発明における、含フッ素ポリウレタンとは、#公開8
0−41950号公報に示される親木性部位と疎水性部
位がともに主鎖に規則的に組込まれたポリウレタン、ポ
リウレタンウレアおよびポリウレア型から選ばれる結合
様式を有するブロック重合体である。この含フッ素ポリ
ウレタンは、 0CNGHz−Rf−CH2NC:0で
表わされる含フッ素ジイソシアネートを用いて得られる
ものが好ましい(Rfは、炭素数1〜20、エーテル結
合数0〜lOのパーフルオロアルキレン基を表わす)、
この含フッ素ジイソシアネートと反応させてポリウレタ
ンを形成するポリオールとしては分子量400〜to、
oooのジオールが好ましい。
ジオールとしては、ポリオキシテトラメチレングリコー
ルやポリオキシプロピレングリコールなどのポリオキシ
アルキレングリコールが好ましい、また、ポリウレタン
は、これらとともに鎖延長剤を用いて得られるものが好
ましい、鎖延長剤としては、分子量400未満のジオー
ルやジアミンが遠出であり、特に分子量200以下のジ
オールあるいはジアミンが好ましい、最も好ましくは、
2,2,3,3,4,4,5.5−オクタフルオロへキ
サメチレンジイソシアネート、分子量600〜4000
のポリオキシテトラメチレングリコール、および分子量
200以下のフルキレンジアミンを用いて得られる含フ
ッ素ポリウレタンである。
含フッ素ポリウレタンはプレポリマー法やワンショット
法、その他の方法で製造されるが、斉一なブロック重合
体を得るにはプレポリマー法の使用が好ましい、得られ
る含フッ素ポリウレタンは、上記好ましい原料を用いプ
レポリマー法で製造された場合、次のような分子構造を
有する。
−E R’−NHCONH(CH2−Rf−CH2NH
GOO−A−OCONH)−CH2−Rf−CH2NH
OC:ONHFRf:パーフルオロアルキレン基 A:分子量400以上のジオールの水酸基を除いた残基 R′ニジアミン系鎖延長剤の7ミノ基を除いた残基 m、整数(ただし、 1〜8が好ましい)n:整数 本発明における含フッ素ポリウレタンは、高い抗血栓性
を有するとともに1機械的強度が高い、従って、膨張と
縮少をくり返しても物性の低下が少なく、血液に接触す
るバルーン部分の材料として最も適している。
IABP法用のバルーンカテーテルは、基本的には、図
1に示すようにバルーン部分(1)とカテーテル部分(
2)に分けることができる。バルーンとカテーテルを含
フッ素ポリウレタンで一体成形することも可能であるが
、各々に要求される物性が異なるためバルーン部分(1
)を含フッ素ポリウレタンで成形し、カテーテル部分(
2)は、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、硬質ポリウレ
タン、PTFE等のフッ素樹脂のような固いチューブの
表面を含フッ素ポリウレタンでコートして作製した後、
一体化することが望ましい、バルーンの成形は、溶融成
形、ディッピング成形などどのような方法でも可能であ
るが、成形の容易さ、最終製品の性能の安定性などから
考え、含フッ素ポリウレタン溶液からのディッピングに
よる成形が好ましい、含フッ素ポリウレタンの溶媒とし
ては、溶解能のあるものなら何でも構わないが、例えば
、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルア
セトアミド、N−メチル−ピロリドン、ジメチルスルホ
キシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、l−ク
レゾールなどを挙げることができる。
予め、成形時の変形を推測した、金属、ガラスもしくは
ワックスで型を作り、含フッ素ポリウレタン溶液にディ
ップし、均一に膜ができるよう回転しながら溶媒を留去
して表面に膜を形成させる。金属、ガラスの場合には、
形成膜を型から剥離することで、ワックスの場合には、
ワックスを熱または含フッ素ポリウレタンを溶かさない
溶媒で溶かし出すことによって、目的とするバルーンを
得ることができる。
カテーテル部分は基材となるチューブの表面に、同様な
方法でコート皮膜を形成させればよい。
このようにして成形した。バルーン部とカテーテル部を
一体化するには゛、熱融着、接着剤による接着などが考
えられるが、接着強度を大きくするためには、含フッ素
ポリウレタン溶液を接着剤として用い、溶媒を留去して
一体化する方法が好ましい。
このようにして成形されたバルーンカテーテルは、治療
に使用され易いように、どのような付属品をもつけるこ
とが可能である0例えば、先端にX線不透過のチップ(
4)をつけたワイヤー(3)を、バルーンカテーテルに
差し込み支持体とすると同時に、このワイヤーを前述の
米国特許4,281,339および4,327,709
に示されるようなカテーテル側に取付けたラフピングノ
ブ(5)により回転し、バルーンをワイヤーの回りに巻
きつけて、経皮的に侵入し易くすることも可能である。
また、ワイヤーの代りに、X線不透過のチップをつけた
細い中空のチューブを差し込んでダブルルーメンとする
ことも可能である。
[実施例] 実施例1 ■バルーンの成形 長さ277mm、先端部の径2.2mm、バルーン部分
の径1?、5mm 、カテーテル部分の径3.5a+w
の金型を用いた。含フッ素ポリウレタン(平均分子量約
1000のポリオキシテトラメチレングリコールと0C
NG)12C4FaC)12NGOから得られたプレポ
リマーを、エチレンジアミンにより鎖延長したもの)1
6部を、N、N−ジメチルアセトアミド84部に溶解し
た溶液(約5,000cps)に上記金型を浸清し、6
0°Cに調節した回転成型機に直立させて回転しながら
80分熱風乾燥した。同様の操作をもう一度繰り返した
後、形成膜を金型から211敲し、70°Cで20時間
真空乾燥器で溶媒を留去して膜厚約120ルの紡錘状の
バルーン部分を得た。
■カテーテル部の作製 外径3.5mm 、内径3.0mm 、長さ80cmの
ポリエチレン製チューブの外面に上記含フッ素ポリウレ
タンをコートした。
■バルーン部とカテーテル部の一体化 バルーンの切口部へ■で作製したカテーテルを差し込み
、上記含フッ素ポリウレタン溶液にて接着し、70°C
で2時間熱風乾燥した。
以上のようにして成形したバルーンカテーテルのバルー
ン部分の長さは230+a+11、径は、15.5mm
であり、容量は3B+aJLであった。
■ワイヤーの挿入 予め製造、洗浄したX線不透過チップ付のワイヤーのチ
ップ部分に含フッ素ポリウレタン溶液をコートし、70
℃ 60分熱風乾燥した。一方、バルーンの先端突起部
を先端より2m1Il切り、■で一体化したカテーテル
側よりワイヤーをチップ側から入れ、バルーンの突起部
ヘワイヤ先端のチップを差し込んだ、差し込んだ部分だ
け含フッ素ポリウレタン溶液へ浸漬した後、70℃で2
時間熱風乾燥した。
■ラッピングノブの接着 予め射出成形したポリカーボネート製ラッピングノブの
中へ■でワイヤーを挿入したバルーンカテーテルのカテ
ーテル部を入れ、バルーンに捩れのないことを確認した
上でシアノアクリレート接着剤で充填結合した。
以上のように成形、一体化し、付属品を取りつけたバル
ーンカテーテルを、37℃の生理食塩水中で、膨張−収
縮をくり返す駆動試験を行った。1分間に70回の繰返
しで約3ケ月間(107回に相当)駆動させたが、別々
に作製した3木とも全く破損はなかった。
実施例2 実施例1の金型寸法を長さ240mm 、バルーン部分
の径11.5+++mとした以外は全く同様の方法でバ
ルーンカテーテルを作製した。出来上りは、バルーン部
の長さ2001II11、径1ollI層であり、容量
は 17LIl父であった。
このバルーンを、犬の大腿動脈より、外科的手術により
、大動脈へ挿入し、抗凝固剤なしで20時間駆動した。
終了後取り出したバルーン表面には、血栓の付着はほと
んどなく、走査型電子顕微鏡による所見でも、所々に血
小板の凝集が観察できる程度であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す側面図である。 1:バルーン部分、2:カテーテル部分、3:ワイヤー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)血液に接触するバルーン部分を有する医療用部材
    において、少なくともバルーン部分が含フッ素ポリウレ
    タンからなることを特徴とする医療用部材。
  2. (2)医療用部材が大動脈内バルーンポンピング用のバ
    ルーンカテーテルである特許請求の範囲第1項の部材。
  3. (3)含フッ素ポリウレタンがエーテル結合を有してい
    てもよいパーフルオロアルキレン基を有するジイソシア
    ネート、分子量400以上のジオール、および鎖延長剤
    を反応して得られる含フッ素ポリウレタンである、特許
    請求の範囲第1項の部材。
JP62039194A 1987-02-24 1987-02-24 医療用部材 Pending JPS63206254A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5447152A (en) * 1992-08-13 1995-09-05 Terumo Kabushiki Kaisha Endotracheal tube and the method of manufacturing it

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841563A (ja) * 1981-09-04 1983-03-10 旭硝子株式会社 抗凝血性材料
JPS59155432A (ja) * 1983-02-22 1984-09-04 Rikagaku Kenkyusho 易動性の大きな分子鎖を有する表面改質ポリマ−
JPS60241448A (ja) * 1984-05-15 1985-11-30 鐘淵化学工業株式会社 医療用具の製法

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