JPS63204079A - 多室形空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１台の室外ユニットに複数台の室内ユニットを
接続したいわゆる多室形空気調和機に関するものである
。

従来の技術 従来、多室形空気調和機は、複数の室内ユニットを個別
に運転・停止させるために、各室内ユニットに電動膨張
弁をそれぞれ設け、冷房時運転する室内ユニットの電動
膨張弁で減圧作用金なさしめ、停止する室内ユニットの
電動膨張弁は全閉とすることにより冷媒供給を停止させ
てい念。

又、暖房運転をする室内ユニットの電動膨張弁は全開と
し、停止するユニットの電動膨張弁はわずかに開とする
ことによって冷媒供給を減少させながら、停止する室内
ユニットに冷媒が溜まるのを防ぎ、かつ室外側電動膨張
弁の減圧作用によって正常な運転状態を得るものであっ
た。

しかし、この電動膨張弁は開度を開く場合と、閉める場
合にはヒステリシスを有しており、いったん設定された
開度から何回か開閉する動作を繰り返すうちに最初設定
した開度と異なった開度になってしまうという欠点を有
していたため、従って何回か上記動作を繰り返した後は
、いったん電動膨張弁を全閉し、その後所定の開度に制
御するという方法がとられていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような制御では、電動膨張弁を全閉
している間、冷媒は配管内又は、室内側熱交換器内に溜
まり込み、圧縮機へ冷媒かもどらず、圧縮機が損傷する
恐れがあるという欠点を有していた。この解決のために
室内側電動膨張弁については、時間をずらせて、全部の
電動膨張弁が同時に全閉にならない方法が考えられる。

しかし、室外側電動膨張弁は１台であり、暖房時、圧縮
機運転中の全閉初期設定がむずかしく、圧縮機を停止し
なければならない。従って０Ｎ−ＯＦＦでのエネルギー
ロスが大きくなるとともに、室内の快適性が低下する問
題点を有していた。また全開初期設定形にすることも考
えられるが、この場合、急激な圧縮機への液バツクとな
り、圧縮機慣傷の恐れがあった。

本発明は上記問題点に鑑み、暖房時圧縮機の運転中にお
いても室外側電動膨張弁の初期設定が安全で確実にでき
る多室形空気調和機を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の多室形空気調和機
は、室外側電動膨張弁を全閉時一定の冷媒量が流通する
全閉初期設定形としたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、暖房時、圧縮機を運転
しながら室外側電動膨張弁を初期設定することができる
ものである。

実施例 以下本発明の一実施例の多室形空気調和機について、図
面を参照しながら説明する。

図において、１は圧縮機、２は四方弁、３は室外側熱交
換器、４は全閉初期設定形の室外側電動膨張弁で全閉時
に一定の冷媒量が流通するようになっている。５は冷房
時室外側電動膨張弁４をバイパスする通路を形成する逆
上弁、６はアキュムレータでこれらは室外ユニット７に
収納されている。また室内ユニット８ａ　、ａｂ　、８
ｃＫ：は、室内側熱交換器９ａ　、９ｂ　、９ｃおよび
可逆特性をもち全閉初期設定形の電動膨張弁１０ａ、１
０ｂ。

１０ｃが備えられ、液配管１１およびガス配管１２で室
外ユニット７と接続され、衆知の多室形空気調和機の冷
凍サイクルを形成している。１３は電動膨張弁１０　ａ
　、　１０　ｂ　、　１０　ｃの制御装置で、室内ユニ
ツ）８ａ　、ｓｂ　、８ｃが冷房時運転室内ユニ７）で
は減圧作動をなさしめ、停止室内ユニットでは全閉とす
る。また暖房時、運転室内ユニットでは全開とし、停止
室内ユニットでは微小開として冷媒溜りを防止している
。

以上のように構成された多室形空気調和機について以下
その動作について説明する。

冷房運転時は、図中実線のように、圧縮機１から吐出し
た冷媒は西方弁２から室外側熱交換器３で放熱凝縮し、
逆止弁５、液配管１１を通って電動膨張弁１０ａ　、　
１　ｏｂ　、　１０ｃで減圧され室内側熱交換器９ａ　
、９ｂ　、９ｃで吸熱蒸発して冷房しガス配管１２、四
方弁２、アキュムレータ６、圧縮機１へ循環する。ここ
で例えば室内ユニット８ａが運転を停止すれば、電動膨
張弁１０　ａは全閉となり、冷媒は流通しないことにな
る。

また暖房運転時は、図中破線のようＫ、圧縮機１から吐
出した冷媒は、四方弁２からガス配管１２を通・〕て室
内側熱交換器９ａ　、９ｂ　、９ｃに送られ、放熱凝縮
して暖房し、全開の電動膨張弁１０ａ。

１０ｂ、１０Ｇを通って液配管１１から室外側電動膨張
弁４に送られて減圧し、室外側熱交換器３で吸熱蒸発し
て四方弁２、アキ−ムレ−タロを通って圧縮機１へ循環
する。

この運転中、負荷が変化すれば、電動膨張弁の制御装置
１３によって弁開度を調整し、負荷に適した冷媒流量を
確保するようにしている。

この時、電動膨張弁のヒステリシスを除去するため、こ
の弁開度を初期設定する必要のある場合がある。（特に
開度を小さくする場合）冷房時については、複数の室内
側電動膨張弁１０　ａ　、　１０　ｂ　、　１０　ｃの
全閉初期設定時間をずらせて行ない、全部が同時に全閉
とならないようにしている。一方暖房時については冷房
時のように完全に冷媒の流通を止める必要もないため室
外側電動膨張弁４を全開にしても一定の冷媒量が流通す
る全閉初期設定とし、完全に冷媒の流通が止まらないよ
うにしている。

以上のように本実施例によれば、冷暖房運転共、圧縮機
を運転しながら、各電動膨張弁を初期設定することがで
きるので、圧縮機が損傷する恐れがなく、また、圧縮機
の０Ｎ−ＯＦＦによるエネルギーロスもなくなるもので
ある。

発明の効果 以上のように本発明は、室外側電動膨張弁を全閉時一定
の冷媒量が流通する全閉初期設定形としたので、暖房運
転時にも圧縮機を運転しながら、室外側電動膨張弁の初
期設定が可能となり、圧縮機運転中の室外側電動膨張弁
の全閉や全開による圧縮機の損傷の恐れがなくなると共
に、圧縮機の０Ｎ−ＯＦＦによるエネルギーロスもなく
なる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例における多室形空気調和機の冷凍
サイクル図である。 １・・・・・・圧縮機、４・・・・・・室外側電動膨張
弁、７・・・・・・室外ユニツ）、８ａ　、ｓｂ　、８
ｃ・・・・・・室内ユニット、１０　ａ　、　１０　ｂ
　、　１０　ｃ・・・・・・室内側電動膨張弁、１３・
・・・・・制御装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−−屈＃Ｉ熾 ４−一一室夕ＭＪ！！ｌ（計重ｐ膨チ麺４Ｆ７−−−窒
り）ユニツＩ δａ、　６ｂ、δｃ−−−室内ユニ・／）／ｈ、　／ｈ
、　／θｃ−−−皇内イ則膚を初膨摩ｉ艷／、３−−−
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機、室外側熱交換器、室外側電動膨脹弁等を有する
   １台の室外ユニットと、室内側熱交換器、室内側電動膨
   脹弁等を有する複数の室内ユニットから成り前記室外側
   電動膨脹弁を全閉時一定の冷媒量が流通する全閉初期設
   定形としたことを特徴とする多室形空気調和機。