JPS63200298A - 電子式製品監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子式製品監視システムに係り、特に保護商
品からの監視システムのセキュリティタグが許可なしに
除去されることを検出する装置に関する。

（従来技術、および発明が解決しようとするｔＪＡ題）
商品を盗難から保護する電子式製品監視システムは、従
来からよく知られている。これらのシステムの全ての場
合において、保護される商品は、これらの商品に装着さ
れた「ターゲット」要素を含むセキュリティタグを備え
ている。そして、商品が店舗などの保護領域から搬出さ
れると、この保護領域の出口に設けたアンテナがターゲ
ット要素を検出し、警報を発する。商品が売買されると
きは、店員がターゲットを消勢するかセキュリティタグ
を除去し、これにより商品は警報を鳴らさずに保護領域
から取り出せるようになっている。

更に、いわゆる「能動」ターゲットを利用したシステム
も提案されている。これらの「能動」ターゲットは、電
源を内蔵し、特殊な電磁信号または撹乱を発生する。そ
して、これらの信号は、これらのターゲットが店舗の出
口の検出アンテナを横切ったときに検出されるようにな
っている。米国特許Ｎ［１２，４７４，２７１にそのよ
うなシステムの１つが記載されている。

しかしながら、これらのシステムの殆んどのものは、店
舗の出口の尋問アンテナから供給される電磁放射に応答
し、特殊な電磁撹乱を発生し、次にこれらの撹乱が検出
されるようにした「受動」ターゲット或いは応答装置を
使用している。このような応答システムは、例えば、米
国特許ｌＩｈ３゜４９３．９５５　、隘２，７７４，０
６０、ｌ１ｋ１３，５００，３７３、ｌ１ｋ１４゜３２
１．５８６　、隘４，６２３，８７７、および患４，６
４２，６１３に示されている。この場合に重要なのは、
ターゲットは、店員が操作する特殊な手段を用いない限
り、消勢自在ではなく、或いは商品から取り外しできな
い点である。このため、多くの消勢および除去装置が提
案され、利用されて来た。例えば、米国特許１１ｈ３，
８１０，１４７には、共振回路ターゲラ１〜内に可融性
の部材を設け、このターゲットは、適当な出力と周波数
の放射を受けると、該部材を溶融させ、ターゲットの特
殊な共振特性を変化させ、従ってターゲットを検出でき
ないようにしたものが示されている。

また、米国特許ｌｌ＆Ｌ３，７４７，０８６、阻３，８
２０，１０３、およびＩ！１３．８２０，１０４には、
柔軟な磁気ストリップターゲットに高保持力の磁性要素
を装着し、これらの要素が磁化されたとき、柔軟な磁性
ストリップが尋問基の特殊な調波を生じないようにした
ものが示されている。更に、米国特許１１ｍ　３，８５
８，２８０．１１ｍ　３，９１１，５３４、陽４．５３
１，２６４、および！ｌｈ　４，５９０゜４６１には、
セキュリティタグ用の特別に着脱自在のロッキング装置
で、店員が特殊な工具を用いたときだけセキュリティタ
グを商品から除去できるものが示されている。これらの
タグに含まれるターゲットの電磁特性は変わらず、また
タグは除去後も他の商品を保護するために再使用可能に
構成されている。これらのセキュリティタグは一般にプ
ラスチックウェハの形態をなし、タック（仮留め）形式
のファスナー要素により商品に留められるようにしてあ
り、またファスナー要素の軸部（ｓｈａｎｋ）は商品を
通り、タグ上のロッキング機構に入るようにしである。

このロッキング機構は、店員が操作する、例えば特殊磁
石などの特殊工具により解放自在にされである。

しかしながら、このような従来の電子式製品監視システ
ムの着脱自在のセキュリティタグには次のような問題が
あった。即ち、ロッキング機構は単に特殊工具により解
放できるが、もし大形の強力な工具、例えば、刈込みば
さみや強力なケーブルカッターを連続して作用させれば
、上記ロッキング機構を破壊し、次にセキュリティタグ
を除去することが可能である。店舗のような人目のつく
所で、何らかの疑いを周囲の人にいだかせることなしに
そのような工具を使用することは不可能であるが、店の
更衣室とか休憩室などの私的な場所なら、周囲の人に気
付かれずに使用できる。従って、泥棒が店の更衣室に商
品を移し、周囲に気付かれずに、セキュリティタグのロ
ッキング機構を破壊するのに必要な程度の大きさの工具
を用いて、商品からタグとターゲットを除去できるとい
う問題が発生する。このような更衣室や休憩室などの私
室においての商品の保護は、これらの領域において、ひ
いき客に対し成る程度のプライバシーが与えられなけれ
ばならないので、困難な問題となっている。

本発明の目的は、上記従来の装置の欠点を解決するため
、店の私的領域内において維持されなければならない′
プライバシーに影響を与えずに、その私的領域内にある
商品からセキュリティタグが許可なしに除去されること
を検出できる新規な装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明による電子式製品監視システムは、店舗の保護領
域内に私室を備えたこの店舗から商品が盗難を受けない
ようにするものであって、本システムは、店舗の保護領
域からの出口路における第１の特徴的な電磁撹乱に応答
するように構成された第１モニターと、私室内の第２の
特徴的な電磁撹乱に応答して警報を発する第２モニター
と、保護領域内の商品に留められ、特殊工具だけにより
取り外し可能なセキュリティタグとから構成される。上
記セキュリティタグは、このタグが商品に留められたと
き第１の特徴的撹乱を発生し、かつこのタグが商品から
取り外されたとき第２の撹乱を発生するターゲットを備
えている。

従って、セキュリティタグが留められた商品が私室に持
ち込まれたときは、ターゲットは第２の特徴的な撹乱は
発生せず、従って警報も発生されない。しかしながら、
私室内でもしセキュリティタグが商品から取り外される
と、ターゲットは第２の特徴的な撹乱を発生し、この撹
乱は第２モニターにより検出されて警報を発生する。更
に、セキュリティタグが付された商品が店の保ａ！領域
から運び出されると、ターゲットは第１の特徴的な撹乱
を発生し、次にこの撹乱は第１モニターにより検出され
て警報を発生する。

更に、本発明による、電子式製品監視システムに用いら
れるセキュリティタグは、ゲージングと、このケーシン
グを商品に取り付けるファスナーとを具備して構成され
る。上記ファスナーは、特殊工具によってのみ商品から
のケーシングの分離ができるよう取り外しができる。タ
ーゲットはケーシング内に取り付けられる。上記クーゲ
ットは、ファスナ一手段が商品にケーシングを取り付け
ている際には、第１の特徴的電磁撹乱特性を発生し、か
つケーシングが商品から分離されたとき、第２の特徴的
電磁Ｎ乱特性を発生するように構成される。

（実施例） 以下本発明の実施例について詳細に説明する。

第１図は小売店の内部を示す平面図である。この店舗に
は外壁１０、入口、および出口１２が設けである。商品
１４は、店の客１８が検討できるように店の内側のラン
ク１６に吊しである。

更に、店舗の内側には、客が使用できるように更衣室２
０や休憩室２２などの私室が設けである。

客はこれらの私室に商品１４を持ってきて、購入するか
否かを決定するためそれらを検討したりする。特殊めセ
キュリティタグ２４が商品１４に留められる。これらの
セキュリティタグは、商品を盗難から守るターゲットを
有する。店の出口１２には、店舗出口モニター２６が配
置される。そして、セキュリティタグ２４を装着した商
品がモニター　２６を過ぎ、出口１２を通して運び出さ
れると、モニターは、セキュリティタグのターゲットを
検出し、警報を発生させる。一方、客が商品を購入する
ときは、客は商品をカウンター２８に持って行き、そこ
で店員３０は特殊工具３２を用いてセキュリティタグ２
４を除去する。客はこの商品を持って出口１２から出て
行き、この場合は警報は作動されない。

セキュリティタグ２４は、許可のない取り外しがないよ
うに、商品１４にしっかり留めることができ、しかも店
員が特殊工具３２を用いて迅速に取り外すことが可能で
ある。それにも関わらず、刈込みばさみや強カケープル
カッタなどの大形の工具を用いれば、しばらくした後、
セキュリティタグのロッキング機構を破壊し、これを商
品から取り除くことができる。このような動作は、店の
人が居る場所で行えば、直ちに人に知られてしまう。し
かし、もし万引きが更衣室２０または休憩室２２の１つ
に商品を持って行ければ、この万引きにはプライバシー
が保証されることになり、人に気付かれずにセキュリテ
ィタグのファスナーを破壊するのに必要な間、そのファ
スナーをいじることが可能である。次に、万引き者は私
室にセキュリティタグを放置し、モニター１２により検
出されずに出口から商品を持ち出すことができる。

本発明の装置は上記のような無許可のセキュリティタグ
の取り除きを防止するものである。第１図に示したよう
に、更衣室と休憩室用モニター３４が更衣室２０と休憩
室２２の各々に設けられる。これらのモニターの構成は
店舗の出口モニター２６に類似しているが、前者は後者
とは若干異なる電磁撹乱に応答するように構成しである
。従って、セキュリティタグ２４を取り付けた商品が、
その検討のために更衣室または休憩室に持って行かれた
ときも、モニター３４は警報を発生しない。

しかしながら、本発明によれば、セキュリティタグ２４
は特殊的な構成をなしており、従って商品１４から取り
除かれると、これらのセキュリティタグは、更衣室や休
憩室モニター３４により検出される異なる電磁撹乱を発
生する。従って、セキュリティタグが更衣室２０または
休憩室２２の一方で商品から外されると、その部屋のモ
ニターは直ちに警報を発生する。

幅広い態様を有する本発明は、特定の種類のモニタシス
テムやセキュリティタグ、またはターゲットに限定はさ
れないが、ここでは説明のため、掃引周波数セキュリテ
ィシステムや共振回路ターゲットを有するプラスチック
ウェハセキュリティタグを備える好ましい装置について
説明する。第２図は、店舗の出口１２に置かれた掃引高
周波店舗出口モニター２６を示す概略ブロック図である
。

このモニターは、米国特許Ｎｌ　４，３２Ｌ５８６に示
されたものと同じ構成をなしており、その説明をここで
は十分引用する。

第２図に示したように、出口１２の両側には送信および
受信アンテナ３６と３８が設けられる。

店を出る客はこれらの２本のアンテナの間を歩かなけれ
ばならず、また客が持参する商品は上記アンテナ近傍で
発生された電磁場を通過することになる。

送信アンテナは、増幅器４０の出力により付勢され、こ
の増幅器４０は順次、掃引周波数発振器４２から連続掃
引高周波信号を受信する。次にこの発振器は掃引発生器
４４により駆動される。掃引発生器は２２０ヘルツ信号
を発生し、この信号は、掃引周波数発振器をして２２０
ヘルツの掃引ａ　度Ｔ：　１　＋　９２０と２，２２０
キロヘルツの間でその出力周波数を変化せしめる。この
掃引高周波信号は、送信アンテナ３６により出口１２の
掃引高周波電磁場に変換される。

ここで用いられる周波数と掃引速度は例示として与えら
れたもので、本発明に対して制限を加えるものではない
。

ここで第３図を見ると、セキュリティタグ２４に含まれ
るターゲットは、螺旋コイル４６と電気共振回路を形成
するループに接続されているコンデンサー４８とから構
成される。これらのコイルとコンデンサーは、これらの
共振周波数が送信回路の周波数掃引範囲、即ち１，９２
０と２．２２０キロヘルツの間にあるように同調が取ら
れる。従って、送信周波数は、掃引サイクル毎に２度、
ターゲット回路の共振周波数と同じになる。セキュリテ
ィタグ２４が出口１２にあると、そのターゲット回路は
、送信周波数がターゲット回路の共振周波数を通過する
毎に共振状態になされる。その結果、一連の特殊な電磁
撹乱が発生され、これらの電磁撹乱は、受信アンテナ３
８により受信され、この受信アンテナに接続された受信
回路により検出される。

第２図に示したように、この受信アンテナ３８は入力フ
ィルタと検波器５０に接続され、これらは受信信号から
高周波成分を除去する。次に、残る信号成分は信号処理
回路５２に送出され、この信号処理回路５２は、ターゲ
ット回路と同じＱを持つ真の共振回路により発生される
特殊な特性を持つか否かを上記信号成分に対して検査す
る。

この信号処理回路５２の出力はパルス発生器５４に送出
される。このパルス発生器は、送信周波数が出口１２の
ターゲット回路の共振周波数を通過して掃引する毎に、
パルスを発生する。このパルス発生器の出力は、信号ゲ
ート５６とノイズゲート５８に同時に与えられる。これ
らのゲートは信号／ノイズゲート発生器６０からの信号
により交互に開放される。次に、このゲート発生器は、
受信入力回路５０に接続され、受信信号の掃引部分を受
信する。

このゲート発生器６０は、ターゲット回路の共振周波数
を挟む周波数掃引サイクルの部分の間に信号ゲート５６
を開き、かつ周波数掃引サイクルの残る部分の間にノイ
ズゲート５８を開くようにセントされる。

信号およびノイズゲート５６と５８の出力は、それぞれ
、関連する低域フィルタ即ちアキュムレータ６２と６４
に送出され、これらのアキュムレータはパルス発生器５
４からのパルスを回収する。

これらの低域フィルタ６２と６４の出力はコンパレータ
６６で比較される。開放信号ゲート５６を通過したパル
ス数が開放ノイズゲート５８を通過したパルス数に比べ
て多くなると、電圧コンパレータ６６は警報６８を発生
する信号を供給する。

第４図は、更衣室モニター３４を設けた更衣室２０を示
したものである。この更衣室２０は、１人の客が衣類を
変えるのに十分な大きさの小さな仕切りとして通常は設
けられる。更衣室モニターは、送信アンテナ３６′と受
信アンテナ３８′を備え、これらは更衣室の向かい合っ
た壁１１に装着されている。更衣室モニター３４の電気
構成は、店舗出口モニター２６のものと実質的に同じで
あり、従って第２＠の店舗出口モニター２６の構成と同
等の構成を表わすために、第４図では同一の参照番号が
用いられる。掃引周波数発振器４２′が店舗出口モニタ
ーの掃引周波数発振器４２により発生された周波数範囲
よりわずかに低い周波数範囲を通して掃引するようにセ
ットされる点を除（と、更衣室モニター３４は店舗出口
モニター２６と同様に動作する。本実施例では、発振器
４２′は１　、８２０と２，１２０キロヘルツの間で掃
引される。更に、更衣室モニター３４のゲート発生器６
０′は、送信周波数掃引サイクル毎の間に掃引範囲の中
心（即ち、１９７０キロヘルツ）付近の狭い範囲の送信
周波数の送信の間だけ信号ゲート５６′を開くようにセ
ットされる。関連するターゲット装置が商品に装着され
た際、送信周波数のこの狭帯域は、ターゲット回路の共
振周波数を含まない。しかしながら、本発明によるセキ
ュリティタグ２４が商品から除去されると、そのターゲ
ット回路の共振周波数は、信号ゲート５６′が開放され
たとき生じる送信周波数掃引のその領域にシフトされる
ようになる。結果として、ターゲット回路により惹起さ
れる検出パルスは信号ゲートを通過し、警報６８′を作
動させる。

第５図から７図は、セキュリティタグ２４の構成と、タ
グが商品から除去されたとき、セキュリティタグのター
ゲット回路の共振周波数がシフトされるようになる様子
を示したものである。このセキュリティタグ２４の基本
構成は、米国特許光４．５９０，４６１に示されたもの
と同じであり、その特許の内容をここに引用する。第７
図に示したように、ターゲット装置２４は成形プラスチ
ックケーシング７０を備えており、このケーシング７０
は、タック（仮留め）形式ファスナー要素７２により、
・商品１４のシート状部分、例えば、衣服のへりまたは
そでに留められる。この装置は、衣服が更衣室で仮着用
されることを許容し、ケーシング７０の存在は、確かに
衣服が電気的に保護されるという状態にあるので、もし
衣服がこれに装着したセキュリティタグ２４と共に店舗
出口１２を通して持ち出されるときは、警報の発生をも
たらすように構成されている。コイル４６は、ケーシン
グ７０の下半部の螺旋状スロット７４に適切に保持され
、またコンデンサ４８がケーシング内に形成された仕切
り７６内に配置される。

このケーシング７０はまた、解放自在のロッキング機構
８０に適応するロックハウジング７８と共に形成される
。このロッキング機構８０は、ファスナー要素が商品１
４を通過した後下側がらケーシング７０に入るとき、フ
ァスナー要素７２の軸部を確実に把持する。ファスナー
要素７２がロッキング機構により適切に保持されると、
ケーシング７０は商品１４にしっかりと保持され、そし
て通常条件の下では、このケーシング７ｏは商品から取
り外すことはできない。しがしながら、強い磁力がカウ
ンタ２８　（第１図）で特殊工具３２により加えられる
と、ロックハウジングのロッキング機構が解除され、そ
してファスナー要素は節単に除去され、セキュリティタ
グ２４を商品から分離できる。

しかしながら、ある条件の下では、ロックハウジングに
十分長く作用を施すことにより、ハウジングやロッキン
グ機構を最後には破壊し、商品からセキュリティタグ２
４を除去することができる。

これは、通常は、プライバシーが守られる更衣室や休憩
室で行われる。本発明によれば、ターゲ・シト回路が商
品から除去されたとき、このターゲ。

１−回路が発生する特徴的な電磁撹乱を変化させる装置
を設けることにより、更衣室や休憩室のプライバシーを
犯すことなしに上記のようなターゲット回路の除去を検
出することができる。本実施例においては、ターゲット
回路の共振周波数は、これが商品から除去されると、シ
フトされる。

第６図の展開図に示したように、商品１４とセキュリテ
ィタグ２４のケーシング７０の間には銅リング８２が介
在する。ファスナー要素７２の軸部は銅リング８２の中
心を通過している。セキュリティタグ２４が商品１４に
留められると、銅リング８２が、第５図および７図に示
したように、ケーシング７０と商品の間にしっかりと保
持される。

この銅リング８２がコイル４６とコンデンサ４８に隣接
或いは近接した、第５図と７図に示した位置にあるとき
は、銅リングはこれらのコイルやコンデンサと電気的に
相互作用し、それらの共振周波数を高い側にシフトさせ
る。従って、コイル４６やコンデンサ４８が１　、９７
０キロヘルツの共振周波数を有する本実施例においては
、銅リング８２がコイルやコンデンサに近接配置される
と、それらの共振周波数は２，０７０キロヘルツになる
。

この周波数シフト量はリング８２の大きさに依存して与
えられる。

１００キロヘルツの周波数シフト量は、外径が１．２５
インチ（３，１７５ｃ＋＋＋）　、内径が１．１８　フ
インチ（３，０１５ｃｍ）　、厚みが０．１２５インチ
（０，３１７ｃｍ＞の銅リングを用いることにより得ら
れる。

本好適実施例においては、店舗出口モニター２６は、店
舗出口１２を通して取り外されたセキュリティタグ２４
の検出、すなわちセキュリティタグ２４が商品に装着さ
れているか否かを検出するように動作する。一方、更衣
室モニター３４は、更衣室２０または休憩室２２内で商
品から除去されたセキュリティタグのみを検出するよう
に動作する。これは、店の客が、警報を作動させること
なしに商品を検討するためにこれらの部屋にセキュリテ
ィタグをつけた商品を持ち込むことを可能にする。

第８図、９図および１０図のタイミング図は、店舗出口
モニターおよび更衣室モニター２６および３４がセキュ
リティタグの装着または除去を選択的に検出するように
動作する状況を示したものである。第８図および９図に
示したように、店舗出口掃引周波数発振器４２の中心周
波数は、銅リング８２を適切に装着したセキュリティタ
グ２４のターゲット回路の共振周波数（即ち、２．０７
０キロヘルツ）にセットされる。周波数掃引は１　、９
２０〜２，２２０キロヘルツの間でなされ、これには、
銅リング８２を除去し、商品から外されたセキュリティ
タグ２４のターゲット回路の共振周波数（即ち、１，９
７０キロヘルツ）が含まれている。この場合、信号ゲー
ト５６のタイミングは、尋問周波数、即ち掃引周波数発
振器４２の出力が２，０７０キロヘルツと１　、９７０
キロヘルツを通過したときゲートがオンになるようにセ
ットされる。このようにして、装着または脱着されたセ
キュリティタグ２４が出口１２を通して運ばれると、タ
グのターゲット回路の共振周波数を通過して尋問周波数
が掃引されたときパルスが発生されると共に信号ゲート
がオンになる。これらのパルスは電圧コンパレータ６６
に送られ、警報の作動に供される。

第１０図に示したように、更衣室モニターの中心周波数
は、銅リング８２を除去し、脱着されたセキュリティタ
グ２４の共振周波数（即ち、１，９７０キロヘルツ）に
セットされる。この周波数掃引は１　、８２０から２，
１２０キロヘルツの間でなされる。この周波数範囲には
、銅リング８２を適切に装着したセキュリティタグ２４
のターゲット回路の共振周波数（即ち、２，０７０キロ
ヘルツ）が含まれている。しかしながら、この場合は、
信号ゲート５６′のタイミングは、尋問周波数、即ち、
掃引周波数発振器４２′の出力が１　、９７０キロヘル
ツを通過したときだけこのゲートがオンになるようにな
される。この信号ゲート５６′は、尋問周波数が装着さ
れたセキュリティタグのターゲット回路の共振周波数、
即ち２，０７０キロヘルツを通過した時点で、オフにな
り、またノイズゲート５８′がオンになる。従って、セ
キュリティタグを装着した衣類が更衣室２０または休憩
室２２に運ばれたとき、タグの共振回路は、信号ゲート
５６′がオフになり、そのノイズゲート５８′がオンに
なったときだけ、パルスを発生し、警報はこの場合作動
されない。

しかしながら、もしセキュリティタグ２４が、更衣室ま
たは休憩室にあるとき、衣類から除去されれば、銅リン
グ８２は共振回路から外され、従って回路の共振周波数
は低い方に、即ち１，９７０キロヘルツにシフトする。

この結果、共振回路は信号ゲート５６′がオンの間パル
スを発生し、これは警報６８′を作動することになる。

一方、第８図に示したように、掃引周波数が１　、９７
０キロヘルツにあるときは更衣室信号ゲート５６′は「
オン」になり、また掃引周波数が２，０７０キロヘルツ
にあるときは「オフ」になり、そして、掃引周波数が２
，０７０キロヘルツにあるときは更衣室ノイズゲート５
８′は「オン」にセットされ、また掃引周波数が１，９
７０キロヘルツにあるときは「オフ」にセットされ、こ
れにより、店舗出口モニターおよび更衣室モニターは同
一の掃引周波数が与えられることになる。

第１１図はターゲット回路の共振周波数を制御する他の
装置を示したものでこの場合共振周波数は、セキュリテ
ィタグが商品から取り外されたとき低周波数にシフトさ
れる。第１１図には、第７図のセキュリティタグ２４に
構成が類似したセキュリティタグ２４′が示しである。

このセキュリティタグ２４′の基本構成は、米国特許阻
４□１Ｂ７，５０９に示されたものと同じである。

このセキュリティタグ２４′の外部構成は、セキュリテ
ィタグ２４のものとは若干変更されている。しかしなが
ら、このセキュリティタグ２４′は、セキュリティタグ
２４の基本要素と全て同じであり、第７図に示したもの
と同等の要素にはプライム符号を付け、同じ参照番号を
付すことにする。

第１１図の構成においては、ファスナー７２′は、銅リ
ング８２′を接着した拡大成形プラスチックヘッド８６
を備えている。従って、ファスナー７２′の軸部が商品
１４を通され、セキュリティタグのロッキング機構８０
′にロックされると、銅リング８２′は、ターゲット共
振回路のコイル４６′とコンデンサ４８′に適切な位置
関係で保持され、その周波数を高い方にシフトさせる。

もし、ロッキング機構８０′またはファスナー７２′が
、ウェハハウジング７０′からファスナーを除去するよ
うに破壊されると、銅リング８２′は共振回路から分離
され、回路の共振周波数が減少するようになる。かくし
て、除去されたターゲットは、第５〜７図の実施例の場
合と同様に検出される。

以上説明したように、本発明は新規な電子式製品監視シ
ステムとセキュリティタグ装置を提供する。この装置は
、更衣室や休憩室を利用している人のプライバシーに影
響を与えることなしに、それらの部屋で商品からセキュ
リティタグが無許可で除去されたことを検出することを
可能にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明が適用される、私室を含む店舗の保護
領域を示す平面図、第２図は、第１図の保護領域の出口
における監視装置を示すブロック図、第３図は、第２図
の監視装置により検出されるターゲットの回路図、第４
図は、第１図の私室における監視装置のブロック図、第
５図は、商品に取り付けられた、本発明によるセキュリ
ティタグを示す斜視図、第６図は商品から除去された第
５図のセキュリティタグを示す分解図、第７図は、第５
図のライン７−７に沿った拡大断面図、第８図は、店舗
出口および更衣室における、本発明の好ましい実施例に
よるターゲットの検出状態を示す波形図およびタイミン
グ図、第９図および１０図は、本発明の他の態様による
ターゲットの検出状態を示す波形およびタイミング図、
第１１図は、第７図に類似したものであるが、本発明に
よる他のセキュリティタグを示す図である。 図面参照番号 １４−商品 ２〇−更衣室 ２２−休憩室 ２４−セキュリティタグ ２６−店舗出口モニター ３２−特殊工具 ３４−休憩室／更衣室モニター ３６・−送信アンテナ ３８−・・受信アンテナ ５６・−信号ゲート ５８−・−ノイズゲート ６０−・・ゲート発生器 ６８．６８′・−警報 ７０−ケーシング ７２−ファスナー要素 ７８−・ロックハウジング ８２−銅リング

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、保護領域内に私室を備えた店舗から商品の盗難を防
   止する電子式製品監視システムであって、店舗の保護領
   域からの出口路における第１の特徴的電磁撹乱に応する
   ように構成された第１モニターと、私室内の第２の特徴
   的電磁撹乱に応じて警報を発する第２モニターと、商品
   に固着されるように構成されたセキュリティタグとを具
   備し、前記セキュリティタグは特殊工具を用いるだけで
   前記商品に対して着脱自在であり、前記セキュリティタ
   グは、商品に固着されたとき、前記第１の特徴的電磁撹
   乱を発生し、かつ商品から除去されたとき、前記第２の
   特徴的電磁撹乱を発生するように構成され、さらに前記
   第１モニターも、前記第２の特徴的電磁撹乱に応じ警報
   を発生することを特徴とする電子式製品監視システム。 ２、前記セキュリティタグは、尋問信号に応じて前記第
   １および第２の特徴的電磁撹乱を発生するターゲットを
   有することを特徴とし、かつ前記第１および第２モニタ
   ーの各々は、前記尋問信号を発生する手段を備えること
   を更に特徴とする請求項１記載の電子式製品監視システ
   ム。 ３、前記ターゲットは共振回路であることを特徴とし、
   かつ前記セキュリティタグは、これが商品に固着された
   とき前記ターゲットが第１共振周波数を有し、かつ前記
   セキュリティタグが商品から除去されたとき、第２共振
   周波数を有するように構成されたことを更に特徴とする
   請求項２記載の電子式製品監視システム。 ４、前記第１および第２モニターは掃引周波数尋問信号
   を発生し、これらの信号は、前記第１および第２共振周
   波数を含む一連の周波数を通して反復掃引し、前記第１
   モニターは、前記第１共振周波数で共振する共振回路に
   より発生された電磁撹乱に応答し、さらに前記第２モニ
   ターは、前記第２共振周波数で共振する共振回路により
   発生された電磁撹乱のみに対して応答することを更に特
   徴とする請求項３記載の電子式製品監視システム。 ５、前記第１および第２モニターは、前記第１および第
   ２電磁撹乱の検出時に発生された信号が通過して警報を
   作動させなければならない第１および第２の信号ゲート
   をそれぞれ有し、更に、前記第１モニターは、その尋問
   信号が前記第１共振周波数を通して掃引される間に発生
   する信号を前記第１信号ゲートをして通過せしめる第１
   信号ゲート動作手段を更に具備することを特徴とし、そ
   して前記第２モニターは、その尋問信号が前記第２共振
   周波数を通して掃引される間に発生する信号を前記第２
   信号ゲートをして通過せしめる第２信号ゲート動作手段
   を更に具備することを特徴とする請求項４記載の電子式
   製品監視システム。 ６、前記第１信号ゲート動作手段は更に、その尋問信号
   が前記第２共振周波数を通して掃引される間に発生する
   信号を前記第１信号ゲートをして通過せしめることを特
   徴とする請求項５記載の電子式製品監視システム。 ７、保護領域内に私室を備えた店舗からの商品の盗難を
   防止する電子式製品監視システムであって、当該店舗の
   保護領域からの出口路における第１の特徴的電磁撹乱に
   応答するようにアレンジされた第１モニターと、前記私
   室内の第２の特徴的電磁撹乱に応答して警報を発生する
   第２モニターと、商品に固着されるように構成されたセ
   キュリティタグとを具備し、前記セキュリティタグは、
   前記商品に対し単に特殊工具を用いるだけで取り外し自
   在であり、かつ商品に固定されたとき前記第１の特徴的
   電磁撹乱を発生し、商品から取りはずされた際、前記第
   ２の特徴的電磁撹乱を発生するよう構成され、さらに前
   記セキュリティタグは要素を具備し、前記要素がターゲ
   ットに隣接して配置された際、前記第１の特徴的電磁撹
   乱を生ずるように、このターゲットの電気特性を変化さ
   せ、そしてこの要素は、前記セキュリティタグが商品に
   固着されたとき、前記ターゲットに位置的に隣接して保
   持され、かつ前記セキュリティタグが前記商品から分離
   されたとき、前記セキュリティタグから解放されること
   を特徴とする電子式製品監視システム ８、前記セキュリティタグは、前記ターゲットを収容す
   るケーシングと、商品を通して突出し、かつ内蔵のロッ
   ク機構により前記ケーシング内に保持された軸部を有す
   るタック（仮留め）形式のファスナーとを具備すること
   を更に特徴とする請求項７記載の電子式製品監視システ
   ム。 ９、前記要素は、リング状をなし、かつ前記商品と前記
   リングを通す前記ファスナーの軸部を具備した前記ケー
   シングとの間に適切に保持されることを更に特徴とする
   請求項８記載の電子式製品監視システム。 １０、前記要素は、リング状をなし、かつ前記タック（
   仮留め）形式のファスナーのヘッド内に埋封されること
   を更に特徴とする請求項８記載の電子式製品監視システ
   ム。 １１、前記ターゲットは、前記リングが前記ケーシング
   に隣接して配置されたとき、このリングにより周波数が
   シフトされる電気的共振回路であることを更に特徴とす
   る請求項９記載の電子式製品監視システム。 １２、前記ターゲットは、前記リングが前記ケーシング
   に隣接して配置されたとき、このリングにより周波数が
   シフトされる電気共振回路であることを更に特徴とする
   請求項１０記載の電子式製品監視システム。 １３、前記セキュリティタグは、尋問信号に応じて前記
   第１および第２の特徴的電磁撹乱を発生するターゲット
   を有することを更に特徴とし、そして前記第１および第
   ２モニターは、それぞれ、前記尋問信号を発生する手段
   を備えることを更に特徴とする請求項７記載の電子式製
   品監視システム。 １４、前記ターゲットは共振回路であることを更に特徴
   とし、また前記セキュリティタグは、これが商品に固着
   されたとき、第１共振周波数を与え、かつこれが商品か
   ら除去されたとき、第２共振周波数を与えるように構成
   される請求項１３記載の電子式製品監視システム。 １５、前記第１および第２モニターは、前記第１および
   第２共振周波数を含む周波数範囲を繰り返し掃引する周
   波数掃引尋問信号を発生し、前記第１モニターは、前記
   第１共振周波数で共振する共振回路が発生する電磁撹乱
   に応答し、かつ前記第２モニターは、前記第２共振周波
   数で共振する共振回路が発生する電磁撹乱にのみ応答す
   ることを更に特徴とする請求項１４記載の電子式製品監
   視システム。 １６、前記第１モニターも、前記第２共振周波数で共振
   する共振回路が発生する電磁撹乱に応答することを更に
   特徴とする請求項１５記載の電子式製品監視システム。 １７、前記第１および第２モニターは、前記第１および
   第２電磁撹乱の検出時に発生された信号が通過して警報
   を発しなければならない第１および第２信号ゲートをそ
   れぞれ備えることを更に特徴とし、前記第１モニターは
   、その尋問信号が前記第１共振周波数を通して掃引され
   る間に発生する信号を前記第１信号ゲートをして通過せ
   しめる第１信号ゲート動作手段を更に備えることを特徴
   とし、かつ前記第２モニターは、その尋問信号が前記第
   ２共振周波数を通して掃引される間に発生する信号を前
   記第２信号ゲートをして通過せしめる第２信号ゲート動
   作手段を更に備えることを更に特徴とする請求項１５記
   載の電子式製品監視システム。 １８、前記第１信号ゲート動作手段も、その尋問信号が
   前記第２共振周波数を通して掃引中のとき生じる信号を
   前記第１信号ゲートをして通過せしめることを更に特徴
   とする請求項１７記載の電子式製品監視システム。 １９、電子式製品監視システムに用いられるセキュリテ
   ィタグであって、ケーシングと、このケーシングを商品
   に取り付け、単に特殊工具により着脱され、商品からケ
   ーシングの分離を可能にするファスナーと、前記ケーシ
   ングに装着されたターゲットとを備え、前記ファスナー
   がケーシングを商品に取り付けたときは、第１の特徴的
   な電磁撹乱を、またケーシングが商品から分離されたと
   きは第２の特徴的電磁撹乱を発生するように前記ターゲ
   ットが構成されることを特徴とし、前記ターゲットに隣
   接して配置されたとき、このターゲットが前記第１の特
   徴的電磁撹乱を発生するように、ターゲットの電気特性
   を変化させる要素を前記セキュリティタグに備えること
   を特徴とし、更にこの要素は、前記ファスナーが前記ケ
   ーシングを商品に保持するときは、前記ターゲットに位
   置的に隣接して保持されるが、前記ケーシングが前記商
   品から分離されたときは、前記ターゲットから分離する
   ことを特徴とするセキュリティタグ。 ２０、前記ターゲットは、第１および第２周波数で前記
   第１および第２の特徴的電磁撹乱を発生するように構成
   されることを更に特徴とする請求項１９記載のセキュリ
   ティタグ。 ２１、前記ターゲットは、尋問信号に応じて前記第１お
   よび第２の電磁撹乱を発生するように構成されることを
   更に特徴とする請求項１９記載のセキュリティタグ。 ２２、前記要素は前記ファスナーにより前記ケーシング
   に対して保持されることを更に特徴とする請求項２１記
   載のセキュリティタグ。 ２３、前記ファスナーは、軸部を備えたタック（仮留め
   ）形式の装置であり、この軸部は、商品を通過し、かつ
   内蔵のロッキング機構により前記ケーシングの内側に保
   持されることを更に特徴とする請求項２２記載のセキュ
   リティタグ。 ２４、前記要素はリング状をなすことを特徴とし、かつ
   前記ファスナーの前記軸部はこのリングの中心を通るこ
   とを更に特徴とする請求項２３記載のセキュリティタグ
   。 ２５、前記要素は、前記ファスナーの頭部に固着される
   ことを更に特徴とする請求項２４記載のセキュリティタ
   グ。 ２６、前記ターゲットは電気共振回路であることを更に
   特徴とする請求項１９記載のセキュリティタグ。 ２７、前記ターゲットは、前記ファスナーがケーシング
   を商品に取り付けたとき、第１共振周波数を与え、前記
   ケーシングが商品から分離されたとき、第２共振周波数
   を与えるように構成されることを更に特徴とする請求項
   ２６記載のセキュリティタグ。 ２８、前記セキュリティタグは１つの要素を備え、その
   電気特性は、前記要素が前記ケーシングに隣接して配置
   されたとき、ターゲットの共振周波数を前記第２共振周
   波数から前記第１共振周波数に変化させるように与えら
   れることを更に特徴とする請求項２７記載のセキュリテ
   ィタグ。 ２９、前記要素は、前記ファスナーが前記ケーシングを
   商品に対して保持したとき、このケーシングに隣接して
   保持されることを更に特徴とする請求項２８記載のセキ
   ュリティタグ。 ３０、前記要素は導電性リングであることを更に特徴と
   する請求項２９記載のセキュリティタグ。 ３１、前記ファスナーは軸部を有するタック（仮留め）
   形式の装置であり、前記軸部は、前記商品および前記リ
   ングを通過し、かつ前記ケーシング内のロッキング機構
   に到ることを更に特徴とする請求項３０記載のセキュリ
   ティタグ。 ３２、前記リングは、前記ファスナーの頭部内に装着さ
   れることを更に特徴とする請求項３１記載のセキュリテ
   ィタグ。