JPS63200143A

JPS63200143A - Ｘ線フィルム装填、排出装置

Info

Publication number: JPS63200143A
Application number: JP63026750A
Authority: JP
Inventors: ヘルマン・ラーツ; マンフレート・シュミット; ヨハン・ツァナー
Original assignee: Agfa Gevaert NV
Current assignee: Agfa Gevaert NV
Priority date: 1987-02-12
Filing date: 1988-02-09
Publication date: 1988-08-18
Also published as: IT1215835B; US4811547A; FR2611058A1; FR2611058B1; IT8819358A0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はＸ線フィルム装填、排出装置に関し、更に詳細
にはＸ線フィルムをカセットに装填、排出する装置に関
する。

［従来の技術］この種類のＸ線フィルム装填、排出装置は公知である。

その種の装置はカセットを受け取り収容するための収納
室と、収納室へのカセットの挿入、排出を行なう搬送手
段と、カセット挿入のための収納室開口部を遮光状態で
閉鎖する手段と、カセット蓋を上げカセットを開く手段
と、カセットからフィルムを取り出し新しいフィルムを
挿入する手段と、カセットのフォーマットを決定する手
段と、挿入方向に対して垂直な方向にカセットを移動さ
せ収納室の中にカセットを位置決めする手段と、装置に
収容されたカセットのフォーマットと一致するように新
しいフィルムを選択する電子制御手段とを有している。

これらの手段及び装置は連続的に制御されている。

［発明が解決しようとする課題］この種類の装置の１つがドイツ特許第３２．３２，１８７号に記載されている。従来装置では
、空のカセットに挿入されるべき新しいフィルムは、一
対の８送ローラ又は８送ベルトによってカセットに搬送
されている。

フィルムが装填されるカセットのフォーマットが大きく
なればなるほど、また挿入されたフィルムが長くなれば
なるほど、フィルムの端はカセットの底面またはそこに
敷いである補強シートにこすられる。これによりフィル
ムと補強シートとの間の摩擦が大きくなり、カセットに
新しいフィルムを正しく位置決めすることが妨げられる
。小さなフォーマットのカセット内部にフィルムを位置
決めする時はより困難である。

本発明の目的はＸ線フィルムをカセットに装填、排出す
るための改良された装置を提供することにある。

即ち本発明の目的は、挿入されたフィルムとカセット底
面ないしその上の補強シートとの間の摩擦により、フィ
ルムの端がカセットの後部にすべり込まないことを防止
するために、フィルムがカセット内の予め決められた位
置に到達して初めて、フィルムとカセット底部ないし補
強シートとの間に表面接触が起るような、Ｘ線フィルム
装填、排出装置を提供することである。

［課題を解決するための手段］上述した課題を解決するために本発明では、新しいフィ
ルムをカセットに挿入する際、挿入されるフィルムとカ
セット底面上に空気クッションが生じるように、電子制
御装置によって制御可能な少なくとも１つのノズルを設
ける構成を採用した。

［作　用］前記ノズルは最大のフォーマットのカセットの中央線と
、それより１つ小さいフォーマットのカセットの中央線
の中間の領域内にあり、フィルムの挿入方向上でカセッ
ト底部の挿入口上端縁に設けられる。

収納室は、２つ対向する側壁があり、空気クッションを
生ずるノズルが、それぞれの側壁に１つずつ設けられて
いる。それぞれのノズルはカセット底部の上端縁に配置
される。

２つのノズルのうち１つは、カセット変位手段上に設置
されており、そのため変位可能である。

２つのノズルはフィルムの挿入方向に対して傾いて配置
される。

本発明装置は更にノズルと電子制御装置に接続された空
気供給ポンプを有し、それらで空気発生機構を形成して
いる。その空気発生機構は、最大及びそれより１つ小さ
いフォーマットのフィルムをカセットに挿入している間
のみ、電子制御装置によってオン、オフ可能である。

前記空気発生機構は、新しいフィルムを挿入してから、
フィルムが完全に挿入されるまでの間電子制御装置によ
って作動状態におかれる。

フィルム取り出し手段は吸入装置を有しており、その吸
入装置はフィルム供給室から、フィルムを取り出すため
に設けられている。空気ポンプは吸入装置とノズルに接
続しており、ポンプにより吸入装置は空気を吸い込み、
ノズルからは空気を放出している。

本発明装置により、カセット開口部に新しいフィルムを
挿入している間中、空気クッションがカセットの底部に
発生する。挿入されるフィルムの前端縁がカセット内の
最終到達位置につくまで、フィルムはカセット底部側面
又は底部側面上の補強シートと接触しないので、フィル
ムは空気クッション上をカセットの後部に向かって摺動
する。フィルムは挿入の間中カセット底部より上に持ち
上げられている。

［実施例］以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

本発明の２つの実施例が第２図と第４図に図示されてい
る。この種の装置はドイツ特許公開公報第３２．３２．
１８７号に開示されている。しかし、本発明装置は、着
脱可能な蓋を持つカセットに他の種類のフラットフィル
ムを装填、排出する装置にも使用され、同一の原理で操
作可能である。

各図には、カセット１５にフラットフィルムを装填、排
出する装置の重要な部分で本実施例の理解に必要な部分
が図示されている。

第２図及び第４図は本発明の構成要素とともに、従来の
構成要素をも図示している。第４図に示すように符号１
はカセットを収容する収納室を・図示している。そして
符号２は、カセットの挿入及び排出のための搬送手段を
示している。搬送手段２は収納室１の底部に設置された
移送ローラによって形成されている。収納室１の挿入口
４を遮光状態で閉鎖するためのカバー３が概略図示され
ている。カセットを開錠もしくは開放する部材５は、以
下で詳細に述べるが、収納室１の前部に設けられている
。カセットを開錠もしくは開放するための部材５は本実
施例ではスライダであり、カセットの錠止棒と係合する
不図示ののこぎり歯を有している。そしてスライダはカ
セット移送方向フと垂直な方向に移動することにより、
錠止棒を動かすので、カセットの蓋は例えば弱いばねの
作用によりはね返り、旋回可能な側壁６に設けられたフ
ック６ａにより持ち上げられる。

スライダ５は、開放装置が使用可能な種々のタイプのカ
セットフォーマットに対して自動的に適合できるように
、カセットの挿入方向７と直交する方向８に変位可能で
なければならない。カセットからフィルムを取り出し、
新しいフィルムを挿入するための部材９．ｔｏ、ｔｔは
装置の前部におけるカセットを開口するためのスライダ
５の上方又は下方に位置している。これらの装填、排出
のための機構は、電子制御装置２０により制御される適
切な吸入装置９（第２図参照）と、一対の移送ローラ１
０，１１から構成されている。第２図、第４図に図示し
た装置の残りの部分は公知である。更に装置は種々のフ
ォーマットのフィルムを含む不図示のフィルム供給室を
有している。これらのフィルムが本装置で使用される種
々のフォーマットのカセットに装填される。さらに、カ
セットから取り出したフィルムを収集するための中間貯
蔵室が設置されているか、または回収されたフィルムを
現像するための装置が直接、接続されている。

挿入されたカセットのフォーマットの決定と、それに適
する新しいフィルムの選択及び供給は、例えばカセット
の少なくとも１つの側面の自動測定により、自動的に行
なわれる０選択されたカセットのフォーマットを決定す
る前、あるいはその間カセットは正確に位置決めされて
いることが必要である。

その目的のために、挿入方向７に対して垂直な方向に変
位可能な装置が設けられている。その装置は両方向矢印
８で示されている方向に移動可能である。この変位装置
は、カセット１５を位置決めするための残りの変位部材
６．６ａ、１９と接続されているアングル部材１２ａ、
１２ｂで形成されたクランプ爪１２を有している。クラ
ンプ爪１２はアングル部材１４ａ、１４ｂによって形成
されたもう一方のクランプ爪１４に対して変位可能であ
る。クランプ爪１４は横変位方向８には移動しない、ア
ングル部材１４ａ、１４ｂは移送ローラ２によって収納
室１内部へ移送されるカセット１５の側部及び前部スト
ッパを形成している。２つのクランプ爪１２．１４は軸
１３上に、互いに向い合っているそれぞれのアングル部
材１２ｂ、１４ｂが一直線上になるように取り付けられ
る。アングル部材１４ａ、１４ｂの方に移送されるカセ
ット１５はクランプ爪１２を移動させるだけで固定され
、クランプ爪１２．１４間に位置決めされる。カセット
はクランプ爪１２と１４の間に移送され、クランプ爪１
２の移動及び移送ローラ２の付加的な動作により、アン
グル部材１４ｇ、１２ａの方へ移動し、１４ａ、１２ａ
と並ぶ、接点スイッチ１６は、種々のサイズのカセット
に応じてクランプ爪１２．１４のアングル部材１４ｂと
１２ｂの間、又は１２ｂ、１４ｂ上に設けられている。

この接点スイッチは、装置に新しいカセット１５が挿入
される時、部材１２゜１４．６を作動させる。更にスイ
ッチ２１は、例えばカセットの移動中、スイッチングア
ームにより動作される光センサー又はマイクロスイッチ
から形成され、電子制御装置２０を介してカセットのフ
ォーマットを決定する。勿論、カセットのフォーマット
を検出し、カセットを位置決めする他の適当な公知の装
置も使用できることは明らかである。

第２図から明らかなように、カセット１５は回動可能で
、持ち上げ可能な蓋１５ａを有し、横方向変位装置１２
，１９．６が作動する最初の停止位置Ｉから、カセット
の蓋１５ａが開かれ感光フィルムが吸入装置９から取り
出される第２の位置■へ変位可能である。さらにその位
置から、新しいフィルムをカセット１５へ挿入する第３
の位置！■へ矢印７方向に変位可能である。感光フィル
ムを装置から取り出し、新しいフィルムを挿入するため
に、一対の移送ローラｔｏ、ｔｔをカセットの前側又は
その上端縁１５ｂ上に設けている。

さらに、それぞれのフィルム供給室から新しいフィルム
を取り出すために吸入装置２２が設けられている。フィ
ルムは移送ローラ系に供給され一対の移送ローラｔｏ、
ｔｔへ到達する。

本発明による装置が第１図に図示されており、同図にお
いてノズル２５がカセット１５の底部の上端縁１５ｂ上
部に設けられている。第１図は前述の装填位置■におけ
る、フィルムカセットを示している。ノズル２５は第４
図の矢印フの方向とほぼ平行のフィルム挿入方向２６の
方向に伸びており、吸入装置９．２２と同様空気ポンプ
２フと接続している。第２図の空気ポンプ２７と開口部
４は電子制御装置２０に接続しているので、空気ポンプ
、吸入装置、及びノズル２５は電子制御装置２０によっ
てオン、オフされる。吸入装置９゜２２は空気ポンプの
吸入側に、一方ノズル２５は排出側に接続している。ノ
ズル２５は矢印８の方向でカセット幅のほぼ中央部にあ
るのが理想的である。しかし、かなり大きさの異なるカ
セットを装填するので、それは不可能である。ノズル２
５が矢印フの方向から見て、使用可能なカセットのうち
最大カセットの中央線と最小カセットの中央線の間に位
置していれば好都合である。小さいフォーマットのフィ
ルムの場合、カセットにフィルムを位置決めするのにあ
まり問題はないので、大きいフォーマットのフィルム２
８（第１図参照）を対応したカセットに挿入する時のみ
ポンプ２フが駆動され、一方、小さいフォーマットのカ
セットの時は駆動しないように、電子制御装置２０を設
計するのが好ましい、ポンプ２７とノズル２５で形成さ
れた空気発生機構は、新しいフィルムシート２８がカセ
ット１５に挿入される間のみ駆動される。即ち、フィル
ム２８が一対のローラ１０，１１によって捕捉された時
からフィルム２８が、ローラｔｏ、ｉｔを離れる前まで
駆動される。

第１図から明らかなようにノズル２５は、カセット１５
に挿入されているフィルム２８とカセットの底部又はそ
の上に載置された補強シートとの間に空気クッションを
形成している。そのため、フィルム２８の端部はカセッ
トの底面又は補強シートと接触せず、挿入されたフィル
ムの端が指定位置即ちカセットの後部１５ｃに到達する
まで、薄い空気層がカセットの後部面１５ｃヘフイルム
２８を導く、ローラｔｏ、ｔｔからフィルムが離れる時
、又はその少し前あるいはフィルム２８が指定位置に到
達した時、空気発生機構２５．２７はオフされるので、
フィルム２８はカセットの後部１５ｃ及び底面へ摺動す
ることができる。

第３図から第５図は他の実施例における空気吸入ノズル
２９．３０を図示している０本実施例のノズル２９．３
０はフィルム挿入方向２６の向きには向っておらず、カ
セット穆送方向フと平行である収納室１の両側面１９．
３１に横向きに傾斜して固定されている。従ってノズル
３ｏは横方向変位装置の一部１９とともに移動する。更
にノズル３０の位置は、矢印８の方向におけるカセット
幅に一致している０両ノズル２９．３０は矢印８の方向
に向い合っている。これらノズル２９゜３０は互いに正
対させることができる（第４図参照）、第４図に図示さ
れているように、ノズル２９．３０をフィルム挿入方向
２６と直角に配置することもできる。更に本装置では比
較的小さなサイズのカセットにフィルムが挿入される場
合には、空気吸入装置２９，３０．２７を作動させない
ようにすることも可能である。このようなノズルの配置
のためカセットの底面と挿入されているフィルムとの間
に空気クッシＢンが形成されるので、フィルムをカセッ
トの底面に接触させることなく、指定位置まで導くこと
ができる。従来タイプの装置においてはそのような接触
が起り、フィルムの挿入過程におけるブレーキングとな
っていた。

勿論ノズルのその他適当な配置も可能である。

例えばカセットの端縁に設けられた１つのノズル２５の
代わりに、弱めの空気流を噴出する複数のノズル２５を
同端縁に一様に取り付けることもできる。更に、２つの
ノズル装置を矢印フの方向において収納室１の両側にそ
れぞれ取り付けることも可能である。

前述の構成要素のそれぞれ２つ又はそれ以上を用いて前
述の装置とは異なる種類の他のＸ線フィルムをカセット
に装填、排出する装置に本発明を応用できることは勿論
である。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように、本発明によれば、フィ
ルムをカセットに挿入している間中、空気クッションが
カセットの底部に発生し、挿入されるフィルムの前端縁
がカセット内の最終到達位置につくまで、フィルムはカ
セット底部側面又は底部側面上の補強シートと接触しな
いので、不自然な制動が発生することなく確実にフィル
ムをカセットに装填できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はＸ線フィルムカセットの概略断面図、第２図は
第１図のＸ線フィルムカセット装填、排出装置の概略断
面図、第３図は本発明の他の実施例の一部概略斜視図、
第４図は第３図の装置の斜視図、第５図は第４図の装置
における、空気噴射ノズルを含む断面図である。１・・・収納室　　　　　４・・・挿入口５・・・スラ
イダ　　　　９・・・吸入装置１０．１１−・・移送ロ
ーラ１２．１４−・・クランプ爪１５・・・カセット２５．２９．３０−・・ノズル２８・・・フィルム目Ｎ憾

Claims

【特許請求の範囲】１）Ｘ線フィルムをカセットに装填、排出する装置にお
いて、カセットを受け取り収容するための収納室と、収納室へのカセットの挿入、排出を行なう搬送手段と、カセット挿入のための収納室開口部を遮光状態で閉鎖す
る手段と、カセット蓋を上げカセットを開く手段と、カセットからフィルムを取り出し新しいフィルムを挿入
する手段と、カセットのフォーマットを決定する手段と、挿入方向に対して垂直な方向にカセットを移動させ収納
室の中にカセットを位置決めする手段と、電子制御装置と、新しいフィルム挿入手段の近傍に配置され前記電子制御
装置に接続された少なくとも１つのノズルとを有し、前記ノズルは新しいフィルムをカセットに挿入する間フ
ィルムとカセット底部間に空気クッションを形成するよ
うに制御されることを特徴とするＸ線フィルム装填、排
出装置。２）前記ノズルは最大のフォーマットのカセットの中央
線と、それより１つ小さいフォーマットのカセットの中
央線の中間の領域内にあり、フィルムの挿入方向上でカ
セット底部の挿入口上端縁に設けられる特許請求の範囲
第１項に記載の装置。３）収納室は、２つ対向する側壁を有し、空気クッショ
ンを生ずるノズルが、それぞれの側壁に１つずつ設けら
れ、それぞれのノズルはカセット底部の上端縁に配置さ
れる特許請求の範囲第１項に記載の装置。４）２つのノズルのうち１つは、変位可能に配置される
特許請求の範囲第３項に記載の装置。５）２つのノズルはフィルムの挿入方向に対して傾いて
配置される特許請求の範囲第３項に記載の装置。６）更にノズルと電子制御装置に接続された空気供給ポ
ンプが設けられ、このポンプは最大及びそれより１つ小
さいフォーマットのフィルムをカセットに挿入している
間のみ、電子制御装置によってオン可能である特許請求
の範囲第１項に記載の装置。７）前記ポンプは、新しいフィルムを挿入してから、フ
ィルムが完全に挿入されるまでの間電子制御装置によっ
て作動状態におかれる特許請求の範囲第６項に記載の装
置。８）フィルム供給室からフィルムを取り出す吸入装置が
設けられる特許請求の範囲第６項に記載の装置。