JPS63196497A - 車輌整備用二柱式リフト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ　産業上の利用分野 本発明は、リフトアップされた車輛が、偏加東の影響に
よってずり落ちたり転倒したりすることを効果的に防１
卜する車輛整備用二柱式リフトに関する。

口　従来技術 重輪整値用二柱式リフトにおいて、リフトアップされる
車輛は１両支柱に沿って昇降する各キャリジの下部から
水平に突設されたスイングアームによって支持される。

そしてそのスイングアームは、車輛の大きさや種類によ
ってアーム長さ及び拡開角度の調整が１ｆｔとなってい
て、通例は、左右各２本のスイングアームのみで車体を
バランス良く支持している。

ハ　発明が解決しようとする問題点 スイングアームに加わる車体のｆｆｕＭ配分は前後均等
ではなく、殊にＦＦＩｔｔ（フロントエンジンフロント
ドライブ重〕においては、後側が３に対して前側は７と
その差が極端に大きいためバランスが非常に悪い、その
ため！！！備中などに後方のバンパーやタイヤ等の重琶
物を取り外したりするとバランスは更に大きく崩れて前
のめりしやすい状態となり、４本のキャリッジのみでは
ずり落ちたり転倒したりする虞れがある。

万−整愉中に車輪が転倒すれば、落下点にいる作業負の
人命に拘る事故の危険性がある。

二　問題を解決するための１１段 そこで本発明は、二柱式のリフトによりリフトアップさ
れた車輛が、その前後の虫酸バランｊ　　　　　　　ス
を大きく崩し、すり落ちや転倒しそうになった場合、そ
の車体を補助的に支持して車輛の落下を阻止することに
より、少なくとも人身事故を未然に防止するもので、そ
の構成は、キャリッジの上部に、そこを支点とし、先端
を前記支持されたｉ（軸のタイヤハウスに当接させて車
輛を補助的に支持する車体保持機構を設けたことにある
。

ホ　実施例 図面は本発明に係る車輛整備用二柱式リフトを二つの異
なる実施例について示したもので、両実施例の車輛！備
用リフトとも、車輛乗り入れ可能な所定間隔を保って垂
設された２本の支柱１．１に沿ってキャリッジ２．２が
昇降し、モのキャリ−７ジＦ部の突出部両側に、夫々軸
支されたコ字状ブラケット３．３．３′、３′を介して
各２本のスイングアーム４．４．４′、４′が水平回動
ＩＪＴｔ＠に枢着されている０両キャリッジ２．２は同
期作動し、スイングアーム４．４′は伸縮及び位置固定
が可能で、先端には車体の下面に当接して車輛Ｍを支持
する受金５．５が設けられているといった左右対称構造
となっている。

以下片側のみについて説明する。

支柱ｌによってガイドされ、油圧シリンダ（図示せず）
で昇降するキャリフジ２の上部には車体保持機構５が取
り付けられていて、その車体保持機構５は、ぜんまいバ
ネ力により巻き土げ方向に回転力を付与された巻き取り
リール６に、ワイヤロープ７が捲回されており、そのワ
イヤロープ７の繰り出し先端に鉤状をしたフック体８が
装備されたものとなっている。９は巻き取りリールに隣
接して設けられたストッパであり、このストッパ９は、
僅かな間隙を保って左右に愉えられた２個のプーリ９ａ
、９ｂに対してその中間部にその上方から接離作動する
押し付はプーリ９Ｃとでａ成され、押し付はプーリ９ｃ
は、キャリ、ジ２の側面へ、先端をそのキャリッジ下方
へ突設させて昇降可能に備えられたガイド棒ｌＯの上端
に取り付けられている、そしてそのガイド棒ｌＯはコイ
ルバネ１１によって下方への押し付は力が付与されてお
り、それによって押し付はプーリ９Ｃは、キャリッジ２
が最下位置にある時、ガイド棒ｌＯ先端が基板Ｆの一ヒ
面に当接し、突き上げられて押し付は力が解かれた状態
にある（第２図ａ）、キャリッジ２が上昇してガイド棒
１０の先端が基板Ｆ−ヒ面から離れると、コイルバネ１
１によってガイド棒１０が下降し、それによって押し付
はプーリ９Ｃは他のプーリ９ａ、９ｂへ押し付けられる
ようになっている（第２図ｂ）、ワイヤロープ７の繰り
出し部は、プーリ９ａと押し付はプーリ９ｃ、及びプー
リ９ａと押し付はプーリ９Ｃの相互間に巻き掛けられて
おり、そのワイヤロープは押し付はプーリ９Ｃが両プー
リ９ａ、９ｂへ押し付けられることにより、その挟持力
でロックされる。

上記のように構成された車体保持機構を利用するには、
先ず車輛整愉用二柱式リフトのキャリッジを最下位置ま
で下降させることにより、車輛Ｍを乗り込ませると共に
、ワイヤロープを繰り出し回部な状態にしておき、キャ
リッジ先端の受金を車体の底面に当接させ、それと同時
にフック部をタイヤハウスＰの周縁に当接（係と）させ
る、さすれば、ワイヤロープはぜんまいバネの力で巻き
取られて緊張せられ、リフトアップ作動と同時にその長
さにて自動的にロックされる。よって車輛をリフトアッ
プさせ、整備中に後輪や後方のバンパー等といった重量
のある部材を取り外すことによって、重心が部側へ大き
く移動しても、車輛の前方は、タイヤハウスの周縁部が
車体保持機構で適確に保持されているため、それがずれ
防止として働き、重心が前寄りのＦＦ車においてもすり
落ちや転倒が防止できるのである。

尚前記ストッパ機構９は、押し付はプーリ９Ｃをプーリ
９ａ、９ｂへ上方から押し付ける構造であるが、前記ス
トッパとは上下が逆となるように、各プーリを第３図の
如く配置し、押し付はプーリ９Ｃをプーリ９ａ、９ｂへ
下方から押し付ける構造としたり、逆にプーリ９ａ、９
！ ｂを押し付はプーリ９ｃへ上方から押し付ける構造とす
ることもできる。

上記実施例の車輛ｇ制用リフトにおける車体保持ａ構は
、先端にフックが装備されたワイヤロープによって支持
されるものであるが、本考案は、車輪の重心が移動した
際、その車体が補助的に保持されて車体のずれさえ防止
できれば良いのである。

そこで次に車体保持機構を構造的にも外観的にもワイヤ
ロープと比べ、より信頼性が高く頑丈に形成された車輛
整備用リフトの実施例を第４図乃至第７図に基いて説明
すると、その車体保持ａｍは、キャリッジ２上方の側方
へ取り付けられたコ字状プラケッ）１２へ、その基端部
を水平回動可能に枢着された木督７−ム１３と、その水
平アーム１３の先端に取り付けられ上下動ｏｆ能な垂直
アーム１４とから成り、水平アーム１３は、外ｊ３１３
　ａ内へ内０１３ｂを摺動ＩＩ丁濠に挿通して全長をｕ
７変とし、外筒１３ａ側に、先端が噛合爪となった係止
ポルト１５を設けると共に、内筒１３ｂ側にラック１６
を設けて所望長さで固定できるようになっている。又唯
直アーム１４は、水ｆアーム１３の先端に筒型ガイド体
１７を設け、その筒型ガイド体１７内に挿通され、係止
爪１８とラック１９とによって所望位置で固定できるよ
うになっている。

垂直アーム１４の下端には、側方へ当接板２０が突設さ
れており、その当接板２０を車輛Ｍのタイヤハウ７２周
縁にち接させておけば、万一の場合、車体を補助的に支
持することができるこのように本発明においては、車体
はあくまでスイングアームで支持し、車体保持機構は、
車輛の重心が移動した際、補助的に車体を保持するもの
である。

このように構成された二柱式リフトは、従来のリフトと
同様、キャリウジを最下位置に降下させて支柱間へ車輛
を乗り込ませ、スイングアームを受金が車体の所定部位
へ当接するように調節すると同時に、水平アームと垂直
アームとを夫々調節し、当て板をタイヤハウスの周縁に
当接させておくことにより、前記実施例と同様の効果が
期待できる。

このように１１）棒保持機構の構造は変更可能であって
、キャリッジ１部を支点とし、先端をタイヤハウスの周
縁に係止させて車体の落下を防Ｉｌ：可悌であれば、適
宜設計変更して差し支えない。

尚ＲＲ車（リアエンジンリアドライブ車）においては、
車輛を逆に乗り込ませることにより、後方へのずり落ち
や転倒の防止に効果的である。

ト　効果 下端部に車輛を保持するスイングアームが枢着されたキ
ャリッジと同じキャリッジの上端に、そこを支点とし先
端をタイヤハウスの周縁に係止させた車体保持機構によ
って、車体の前後いずれかが保持させるから、重量のあ
る部材を取り外して重心が大きく片側へ移動しても、車
体は安定した状態で支持され、すり落ちや転倒により人
身＝［Ｃを起こす心配はない。

よって本発明によれば、例えばＦＦ車、ＲＲ車といった
車輛の重量配分が極端に悪い車輛の整備が安全に行える
ようになり、その実益は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る車両整備用二柱式リフトの要部
を示した説明図、第２図ａ、ｂは、同車両整備用二柱式
リフトにおける車体保持機構の作動説明図、第３Ｉｊ！
Ｊは、車体保持機構におけるブーりの配置変更例を示し
た説明図、第４図は、車両整備用二柱式リフトの変更実
施例を小した正面図、第５図は、同側面図、第６図は、
同平面図、第７図は車体保持機構の構造を示す説ＩＪＩ
図である。 ｌ争争支柱、２１１　’ＩＩキャリッジ、３．３′争・
コ字状ブラケット、４．４′・嗜スイングアーム、５令
争受金、６・φａき取りリール、７・Φワイヤロープ、
８・Φフック体、９幸・ストッパ、９ａ、９ｂ・・プー
リ、９ｃ拳嗜押し付はプーリ、１０φ・ガイド棒、１１
・働コイルバネ、１２・争コ字状ブラケット、１３・・
木下アーム、１３ａ＠ａ外筒、１３ｂ−−内筒、１４・
・６直アーム、１５舎拳係止ボルト。 １６・・ラック、１７拳１１０型ガイド体、１８・会係
１ト爪、１９・・ラック、２０・・当接板、Ｆ−・基板
、Ｍ・・重輪、Ｐ・・タイヤハウス 特許出願人　　杉安工業　株式会社 第８図 ９Ｃ 第４図 第７図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　所定間隔を保って立設された２本の支柱に沿って昇
   降するキャリッジの下部に、スイングアームの基端部を
   水平回動可能に枢着してそのスイングアーム先端に昇降
   すべき車輛の車体下面に当接させて車輛を支持する受金
   を設けた二柱式リフトにおいて、キャリッジの上部に、
   そこを支点とし、先端を前記支持された車輛のタイヤハ
   ウスに当接させて車輛を補助的に支持する車体保持機構
   を設けたことを特徴とする車輛整備用二柱式リフト。 ２　前記車体保持機構が、基端側をキャリッジの上端部
   において、巻き取り及び所定の繰り出し長さでロックを
   可能に備えられたワイヤロープである特許請求の範囲第
   １項に記載の車輛整備用二柱式リフト。 ３　前記車体保持機構が、基端部をキャリッジの上端部
   へ水平回動可能に枢着された伸縮自在な水平アームと、
   その水平アームの先端に、下方へ伸縮可能に取り付けら
   れた垂直アームとから成り、両アームが所望長さでロッ
   クを可能に構成されている特許請求の範囲第１項に記載
   の車輛整備用二柱式リフト。