JPS6319648B2 - - Google Patents

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JPS6319648B2
JPS6319648B2 JP13493080A JP13493080A JPS6319648B2 JP S6319648 B2 JPS6319648 B2 JP S6319648B2 JP 13493080 A JP13493080 A JP 13493080A JP 13493080 A JP13493080 A JP 13493080A JP S6319648 B2 JPS6319648 B2 JP S6319648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing bar
main reinforcing
pile
lower locking
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13493080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5758722A (en
Inventor
Sadao Yabuchi
Kingo Asayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takechi Koumusho KK
Original Assignee
Takechi Koumusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Takechi Koumusho KK filed Critical Takechi Koumusho KK
Priority to JP13493080A priority Critical patent/JPS5758722A/ja
Publication of JPS5758722A publication Critical patent/JPS5758722A/ja
Publication of JPS6319648B2 publication Critical patent/JPS6319648B2/ja
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プレストレス場所打ちコンクリート
杭工法に関し、その要旨は、筒状の緊張用ケーシ
ング11の上端内周面と下端内周面とに上部係止
用リブ13と下部係止用リブ14とを複数本突設
し、上部係止用リブ13と下部係止用リブ14と
に緊張用ケーシング11内に挿通せる主鉄筋3を
それぞれ挿通して下部係止用リブ14に主鉄筋3
を固着し、緊張用ケーシング11と上部及び下部
係止用リブ13,14と主鉄筋3とで鉄筋篭5を
形成し、地面1に杭用孔2を穿孔したのち下部係
止用リブ14を下にして鉄筋篭5を杭用孔2内に
設置し、次いで生コンクリート10を杭用孔2内
全体に打設すると共に緊張用ケーシング11を反
力受けとして主鉄筋3の上端を上方に引張し、生
コンクリート10が固化した後主鉄筋3に加えた
引張力を解除することを特徴とするプレストレス
場所打ちコンクリート杭工法にある。
一般に既製コンクリート杭を構造物基礎として
用いる場合、地震時等の水平外力を考慮する必要
のある時曲げ、剪断等に強いプレストレスコンク
リート杭、所謂PC杭を用いるのが通例である。
一方、場所打ちコンクリート杭において大きい水
平耐力を要する場合、水平耐力の増大を要する箇
所の杭径を大きくしたり或いは主鉄筋量を多くし
たりして対策するのが通常方法であるが、この方
法では水平耐力増大にも限度があり、杭径を大き
くする事は打設杭間隔との関連で施工上困難な問
題も有り、経済的でない欠点が有つた。
本発明は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、場所打ちコ
ンクリート杭であつてもPC杭並又はそれ以上の
曲げ耐力、剪断耐力を示すプレストレス場所打ち
コンクリート杭工法を提供するにある。
以下、本発明を図示実施例に従つて詳述する。
まず、地面1の所定箇所に杭用孔2を場所打ち杭
施工機22(例えばベノト機、アースドリル機)
で所要径で所要長掘孔する。ところで、構造設計
の立場からみると、杭に地震時などの水平力を負
担させた場合、その曲げモーメント分布は第10
図に示すごとくなる。即ち曲げモーメントMは杭
の上部に現われることになる。ここでLは地面1
から杭用孔2の底部側に向う距離であり、Mは曲
げモーメントの大きさに示す。Qは剪断力であ
る。このように杭に加わる外力が場所によつて相
違するため曲げモーメントMに対応するため鉄筋
篭5は下部用の鉄筋篭5bと上部用の鉄筋篭5a
の二種を接続して構成されることになる。下部用
の鉄筋篭5bは円筒状に長手方向に平行に配設さ
れた普通鋼棒の主鉄筋3bと、円環状に曲成さ
れ、各主鉄筋3bを接続する接続鉄筋4とで構成
されている。一方上部用の鉄筋篭5aは円筒状の
鋼管製緊張用ケーシング11(この緊張用ケーシ
ング11は後述する緊張時の圧縮力にて座屈しな
い程度の径と肉厚とを有し、その直径は杭用孔2
より若干細径となつているものである。)と、緊
張用ケーシング11の上端内周面及び下端内周面
とに多数本突設された上部及び下部係止用リブ1
3,14と、上部及び下部係止用リブ13,14
の先端に穿孔された挿通孔6a,6bに挿通さ
れ、引張強さが普通鋼棒より強力なPC鋼棒の主
鉄筋3a(以下PC主鉄筋3aという。)とで構成
されている。この場合PC主鉄筋3aは接続鉄筋
4にて接続してもよいし、上、下部係止用リブ1
3,14にて保持されているため、接続鉄筋4が
なくてもよいものである。また、PC主鉄筋3a
の下端部は下部係止用リブ14にナツト止めして
ある。しかして上部用の鉄筋篭5aの下方に下部
用の鉄筋篭5bを配設し、PC主鉄筋3aの下端
と普通鋼棒の主鉄筋3bの上端とにそれぞれ右ね
じと左ねじとを刻設し、右ナツトと左ナツトとを
刻設した接続具8にて両者を接続して鉄筋篭5を
形成するのである。(勿論接続具8以外の方法と
して溶接とかカツプラを使用してもよい。)次の
このように形成した鉄筋篭5を下部用の鉄筋篭5
bを下にして杭用孔2内に吊下設置する。次に杭
用孔2内の鉄筋篭5の中心を通してトレミー管9
を底部迄挿入し、トレミー管9を介して生コンク
リート10を杭用孔2の開口端まで打設する。次
いでトレミー管9を引き抜き、その後地上部分に
緊張装置12を設置する。この緊張装置12は第
8図に示すように杭用孔2の両側に配設された受
台23(勿論、受台23は杭用孔2の周囲に配設
した環状のものでもよい。)と、受台23に跨設
され、ボルト止めされた門型のジヤツキ取付台2
4と、ジヤツキ取付台24の下面中央に配設され
たジヤツキ25と、ジヤツキ25の昇降部26に
ボルト止めされた緊張板27とで構成されてお
り、緊張板27の保持用通孔7に挿通した主鉄筋
3aの上端をナツト止めする。然るのちジヤツキ
25の昇降部26を上方向に作動し、PC主鉄筋
3aを引張して緊張する。この時緊張装置12を
地面1に載置して緊張用ケーシング11の上端を
係合保持してあるので、緊張用ケーシング11を
反力受けとしてPC主鉄筋3aを緊張することに
なる。従つて下部係止用リブ14より下方に突出
している普通鋼棒の主鉄筋3bには引張力が加わ
らない。PC主鉄筋3aに引張力をかけたのち上
部係止用リブ13の上方に位置するナツト18を
PC主鉄筋3aの伸び代だけ締付け、PC主鉄筋3
aを下部及び上部係止用リブ14,13に固着
し、緊張装置12を取外す。取外した緊張装置1
2は新たな杭施工現場で使用されることになり、
それだけ緊張装置12の必要台数が減少する。か
かる状態で保持しておき、生コンクリート10の
硬化後、PC主鉄筋3aの上部のナツト18をゆ
るめると、PC主鉄筋3aが収縮して硬化したコ
ンクリートの上部を圧縮することになつて所要部
分(杭の上部)のみプレストレスを導入した場所
打ちコンクリート杭が造成される。生コンクリー
ト10が所要のプレストレス即ちPC主鉄筋3a
の圧縮力による圧縮歪を起すために、緊張用ケー
シング11の内面には、油性の剥離剤、滑性剤、
アスフアルト系軟粘剤等を塗布して硬化したコン
クリートが緊張用ケーシング11に付着しないよ
うにする。また、塩化ビニルのようなプラスチツ
ク系のパイプを緊張用ケーシング11に内挿して
も良い。場所打ち杭が短尺である場合、又は杭全
長にわたつてプレストレスを導入を必要とする場
合杭全長に相当する長さのPC主鉄筋3aと緊張
用ケーシング11とを用いた鉄筋篭5aを用い、
普通鋼棒の主鉄筋3bを用いた鉄筋篭5bは用い
ない。逆に場所打ち杭が長尺である場合下部用の
鉄筋篭5bを複数本連結して用いる事となり、上
部の曲げモーメントが加わる箇所に上部用の鉄筋
篭5aを用いる。
なお、前述の場合では、上部用の生コンクリー
ト10を打設後未硬化の状態で緊張装置12を設
置して主鉄筋3aに引張力を与えるようにしてい
るが、先に緊張装置12にて主鉄筋3aを引張
し、然るのち上部用の生コンクリート10を打設
してもよい。
本発明は、叙上のように、筒状の緊張用ケーシ
ングの上端内周面と下端内周面とに上部係止用リ
ブと下部係止用リブとを多数本突設し、上部係止
用リブと下部係止用リブとに主鉄筋をそれぞれ挿
通して下部係止用リブに主鉄筋を固着し、緊張用
ケーシングと上部及び下部係止用リブと主鉄筋と
で鉄筋篭を形成し、地面に穿孔せる杭用孔内に下
部係止用リブを下にして鉄筋篭を設置し、次いで
生コンクリートを杭用孔内全体に打設すると共に
緊張用ケーシングを反力受けとして主鉄筋の上端
を上方に引張し、生コンクリートが固化した後主
鉄筋に加えた引張力を解除するので、主鉄筋の収
縮方向に生ずる残留応力のため、曲げモーメント
が加わる杭の上部を構成する上部のコンクリート
部分に圧縮応力が加わり、杭の上部が強化される
ことになる。その結果杭の上部に地震などにより
曲げモーメントが加わつたとしても上記の圧縮応
力と曲げモーメントが杭の伸長側にて相殺されて
上部用コンクリートに加わる引張力が小さくな
り、引張力に弱いコンクリートの折損が生じない
ものであつて場所打ちコンクリート杭であるにも
拘らず、PC杭と同じ強度を実現し得るという利
点がある。また、鉄筋篭の外周には筒状の緊張用
ケーシングが存在するので、鉄筋篭の杭用孔内へ
の埋設は同時に緊張用ケーシングの埋設をも意味
し、剪断力や曲げモーメントを受ける杭の上部を
強度をさらに飛躍的に向上させることができると
いう利点もある。さらに加えて主鉄筋の下端が下
部係止用リブに固着され。主鉄筋の上端が上部係
止用リブに挿通してあるため、この状態で主鉄筋
を引張でき、主鉄筋の下端をあらかじめ杭用孔に
固着する必要がなく、そのため一度に生コンクリ
ートを打設でき、造杭作業を迅速化できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の杭用孔の掘削状態を示す縦断
面図、第2図は同上の杭用孔に鉄筋篭を吊下配設
した状態の縦断面図、第3図は第2図の横断面
図、第4図は本発明のPC主鉄筋の緊張用ケーシ
ングへの接続状態を示す縦断面図、第5図は同上
の主鉄筋の接続状態を示す斜視図、第6図は本発
明の杭用孔に生コンクリートを打設している時の
縦断面図、第7図は同上のPC主鉄筋に引張力を
加えている状態を示す縦断面図、第8図は本発明
に使用する緊張装置の使用状態の一部切欠正面
図、第9図は本発明の土中に造成された杭の縦断
面図、第10図は杭に加わる曲げモーメントと剪
断力を示す曲げモーメント分曲曲線図で、1は地
面、2は杭用孔、3は主鉄筋、5は鉄筋篭、10
は生コンクリート、11は緊張用ケーシング、1
3は上部係止用リブ、14は下部係止用リブであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 筒状の緊張用ケーシングの上端内周面と下端
    内周面とに上部係止用リブと下部係止用リブとを
    複数本突設し、上部係止用リブと下部係止用リブ
    とに緊張用ケーシング内に挿通せる主鉄筋をそれ
    ぞれ挿通して下部係止用リブに主鉄筋を固着し、
    緊張用ケーシングと上部及び下部係止用リブと主
    鉄筋とで鉄筋篭を形成し、地面に杭用孔を穿孔し
    たのち下部係止用リブを下にして鉄筋篭を杭用孔
    内に設置し、次いで生コンクリートを杭用孔内全
    体に打設すると共に緊張用ケーシングを反力受け
    として主鉄筋の上端を上方に引張し、生コンクリ
    ートが固化した後主鉄筋に加えた引張力を解除す
    ることを特徴とするプレストレス場所打ちコンク
    リート杭工法。
JP13493080A 1980-09-27 1980-09-27 In-situ prestresed concrete pile work Granted JPS5758722A (en)

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JP13493080A JPS5758722A (en) 1980-09-27 1980-09-27 In-situ prestresed concrete pile work

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JPS5758722A JPS5758722A (en) 1982-04-08
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JPS5931311A (ja) * 1982-08-12 1984-02-20 Hasegawa Komuten Co Ltd 現場打ちコンクリ−ト杭の構築工法
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