JPS63193975A

JPS63193975A - インクジエツト記録用油性インク組成物

Info

Publication number: JPS63193975A
Application number: JP62026027A
Authority: JP
Inventors: Isao Tabayashi; 勲田林; Hiroshi Harada; 寛原田; Sadahiro Inoue; 定広井上; Hiroshi Fukutomi; 福富　博
Original assignee: Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Current assignee: DIC Corp
Priority date: 1987-02-06
Filing date: 1987-02-06
Publication date: 1988-08-11
Anticipated expiration: 2010-08-23
Also published as: JPH0778188B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、インクジェット記録装置に用いる油性黄色イ
ンク組成物に関する。

〔従来の技術〕

インクジェット記録方式として、静電誘引力を利用して
インクを吐出させる、いわゆる電界制御方式；ピエゾ素
子の振動圧力を利用してインクを吐出させる、いわゆる
ドロ、プオンデマンド方式（圧力ｉＪ？ルス方式）；高
熱によって気泡を形成、成長させる事によって生じる圧
力を利用してインクを吐出させる、いわゆるサーマルイ
ンクジェット方式等の各種方式が提案されており、これ
らの方式によシ、極めて高精細の画像を得ることができ
る。

これらのインクジェット記録方式には主溶媒として水を
用いる水性インク組成物と、主溶媒として有機溶媒を用
いる油性インク組成物が一般的に用いられている。水性
インク組成物を用いた印刷画像は、全般に、耐水性に省
っているのに対して、油性インク組成物は、優れた耐水
性を有する印刷画像を提供する事が可能であシ、かつ優
れた印刷品質を提供する事が可能である。

一方、インクジェット記録方式の欠点は、ノズルの目詰
まシ、フィルター〇目詰まシ、経時に伴うインク物性の
変化、その他各種の要因によって、インクの吐出異常を
起こしやすい事であシ、同システムの普及を妨げている
最大の原因となっている。油性のインク・シェツト記録
用インク組成物においても前述の問題を有しておシ、そ
のため電界制御方式では、特開昭４９−５０９３５号公
報においては、インク組成物の粘度及び比抵抗について
、特開昭５３−２９８０８号公報においては、インク組
成物に使用する溶媒の比容電率及び比抵抗について、各
々物性面からの提案がなされている。また、一般的なイ
ンクジェット記録用インク組成物に関して、使用する色
材の溶解または分散を安定化させる為に、特公昭５７−
３４４号公報、特開昭５５−７８０５０号公報、特開昭
５７−３８７１号公報、特開昭５７−３８７３号公報及
び特開昭６１−３６３８１号公報等においては、インク
組成物に用いる溶媒を中心とした提案がなされている。

しかしながら、本発明者が行った実験では、必ずしも安
定した吐出が得られるとは限らなかった。

又、インク組成物に用いる黄色染料として、特公昭６０
−３４９９４号公報、特公昭６０−３４９９５号公報、
特公昭６０−３４９９６号公報及び特公昭６０−３４９
９７号公報においては、Ｃ，Ｉ。

１１０２０　（５ｏｌｖｅｎｔ　Ｙｅｌｌｏｗ　２　）
、Ｃ，１，１８６９０（５ｏｌｖ＠ｎｔ　Ｙｅｌｌｏｗ
　２１　）　、Ｃ，１，４８０５５（ＢａｓｉｃＹｅｌ
ｌｏｗ　１１　）　、Ｃ，Ｉｅ　１８８５２　（Ｒｅａ
ｃｔｉｖｅＹｅｌｌｏｗ　１７　）等が実施例中に提案
されているが、色の再現性、信頼性、耐光性、昇華性等
の項目を必ずしも総て満足するものではなかった。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、上述の点に鑑み為されたものであり１インク
ジ工ツト記録方式において、優れた印刷画像と、安定し
たインクの吐出を得る事が可能な油性黄色インク組成物
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記開運点を解決するために、黄色染料とし
て、一般式で表わされる化合物を含有することを特徴とするインク
ゾエ、ト記録用油性インク組成物を提供する。

本発明者らは、安定したインクの吐出と優れた印字品質
が得られる黄色のインクジェット記録用インク組成物の
染料として、種々の染料構造について検討を行ない、上
記構造式からなる染料と種種の有機溶媒の組み合わせか
らなるインク組成物を調整し、電界制御方式インクジェ
ットプリンター・ドロ、プオンデマンド方式プリンター
・サーマルインクジェット方式プリンターを用いて、印
字品質、長時間にわたるインクの吐出安定性を検討した
。

その結果、本発明の黄色染料を使用したインク組成物は
、柩めて安定したインクの吐出を示し、かつプロセスカ
ラー用として高級印刷あるいは銀塩写真の黄色画像に匹
敵する色再現と良好な耐光性、低昇華性が得られる事が
判明した。

本発明で用いる黄色染料は、具体的には次のような構造
である、インク組成物中での染料濃度は、０．１〜１０
重量％の範囲であシ、印刷濃度・インクの安定性の点で
１〜５重′！：％の範囲がよシ好ましい。

染料番号２Ｈ５ｎ−０１０Ｈ２１ｎ　−Ｃ４ＨＱ２Ｈ５インク組成物に使用する有機溶媒は、用いる染料の構造
によって若干具なるが、必ずしも良溶媒である必要はな
く、この場合、他の良溶媒あるいは染料溶解助剤との組
み合わせで使用すればよい。

具体的には、脂肪族炭化水素；す７テン系炭化水素；モ
ノ又はジ置換直鎖状又は分岐状アルキルナフタレン、モ
ノ又はジ置換直鎖状又は分岐状アルキレンナフタレン、
ピフェニルの直鎖状又は分岐状アルキル誘導体、ビフェ
ニルの直鎖状又は分岐状アルキレン誘導体、キシリルエ
タン、７エネチルクメン等の芳香族炭化水素；グリコー
ル類；グリコール類のモノ、ジ置換直鎖状又は分岐状ア
ルキルエーテル、グリコール類のモノ、ジ置換直鎖状又
は分岐状アルキレンエーテル、グリコール類のエステル
；脂肪酸及び脂肪酸エステル；アミド、ピロリドン化合
物等の含窒素化合物、等の溶媒を使用する事が出来るが
、前述の有機溶媒に限定されるものではない。但し、染
料構造によりてこれらの有機溶媒に対する溶解度はかな
シ異なるため、個々の染料構造に合わせて溶媒の種類、
組み合わせを選択する必要がある。溶媒は、高沸点のも
のほど蒸発乾燥性において有利であるが、高沸点の溶媒
はどインク組成物の粘度が高く、インクの吐出が困難に
なる傾向がある。一方、沸点の低い溶媒はどノズル端面
でのインクの乾燥が速い。、そのため、プリントへ、ド
の乾燥防止対策の絡みで目的とする粘度、沸点を有する
溶媒を選択する必要がある。また、必要に応じて各種溶
解助剤、安定剤、バインダーレジンを加える事が出来る
。

また、室温で固体のワックス等の化合物も、ホ、トメル
トインクとして使用する場合、溶融時に溶媒として機能
し、本発明のインク組成物の溶媒として適用することが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例によシ説明する。実施例で使用す
る染料は前記染料番号で示す。

実施例１染料（１）　　　　　　　　　　　　　　　Ｚ　０重量
％７エネチルクメン　　　　　　７０．０重量−Ｎ−メ
チルアセトアミド　　　　　２＆０！量チ上記の各成分
を混合し、室温で十分に溶解させた後、０．４５ミクロ
ンのメンブランフィルタ−でろ過を行いインク組成物と
した。得られたインク組成物を用いてドロップ・オン・
デマンド方式インクゾエ、ドブリンターで連続噴射を行
ったところ、５００時間後でも安定したインクの吐出が
得られた。また、室温で６ケ月の経過後も、インク組成
物の溶解安定性が保たれ、安定したインクの吐出が得ら
れた。

また、得られた印刷物は鮮明で、プロセスカラー用の黄
色として、高級印刷物、銀塩写真と同等以上の色再現が
得られた。

実施例２染料（２）　　　　　　　　　　　　　５．　Ｏ重ｆｋ
チンルペ、ン　２００　　　　　　４６．０重量％ジグ
ライム　　　　　　　　　４９．０重址チ上記の各成分
を混合し、室温で十分に溶解させ九後、０．４５ミクロ
ンのメンブランフィルタ−でろ過を行いインク組成物と
した。得られたインク組成物を用いて電界制御方式イン
クジェットプリンターで連続噴射を行ったところ、５０
０時間後でも安定したインクの吐出が得られた。また、
室温で６ケ月の経過後も、インク組成物の溶解安定性が
保たれ、安定したインクの吐出が得られた。

実施例３染料（３）　　　　　　　　　　　　　３．５重量％フ
ェネチルクメン　　　　　　　３３．０重ｆｔ％ジイン
プロピルナフタレン　　　　　　１５重ｔ％ジエチレン
グリコールヘキシルエーテル　４０，０重量％リン酸ト
リクレジル　　　　　　２０．０重量％上記の各成分を
混合し、室温で十分に溶解させた後、０．４５ミクロン
のメンブランフィルタ−でろ過を行いインク組成物とし
た。得られたインク組成物を用いて電界制御方式インク
ツエツトプリンターで連続噴射を行ったところ、５００
時間後でも安定したインクの吐出が得られた。また、室
温で６ケ月の経過後も、インク組成物の溶解安定性が保
たれ、安定したインクの吐出が得られた。

！！次、得られた印刷物は鮮明で、プロセスカラー用の
黄色として、高級印刷物、銀塩写真と同等以上の色再現
が得られた。

実施例４染料（４）　　　　　　　　　　　　　４．０重量％ジ
メチルナブタン７　　　　　　　６８．０３１ｉ％エチ
レングリコールジメチルエーテル　　１＆０重−ｉ％リ
ン酸トリ（２−７’）キシエチル）１０．０重ｆ％上記
の各成分を混合し、室温で十分に溶解させた後、０．４
５ミクロンのメンブランフィルタ−でろ過を行いインク
組成物とした。得られたインク組成物を用いて電界制御
方式インクジェットグリ／ターで連続噴射を行ったとこ
ろ、５００時間後でも安定したインクの吐出が得られた
。また、室温で６ケ月の経過後も、インク組成物の溶解
安定性が保たれ、安定したインクの吐出が得られた。

実施例５染料（５）　　　　　　　　　　　　　　　　４．０重
量％キシリルエタン　　　　　　　　　　　５ａＯ重量
％上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解させた後、
０．４５ミクロンのメンブランフィルタ−でろ過を行い
インク組成物とした。得られたインク組成’ｍを用いて
電界制御方式インクジェットプリンターで連続噴射を行
ったところ、５００時間後でも安定したインクの吐出が
得られ念。また、室温で６ケ月の経過後も、インク組成
物の溶解安定性が保たれ、安定したインクの吐出が得ら
れた。

実施例６染料（６）　　　　　　　　　　　　　５．０重量％７
エネチルクメン　　　　　　　　　５５．０重量％オレ
イン酸　　　　　　　　　１５．０重量％上記の各成分
を混合し、室温で十分に溶解させた後、０．４５ミクロ
ンのメンブランフィルタ−でろ過を行いインク組成物と
した。得られたインク組成物を用いて電界制御方式イン
クジエアドブリンターで連続噴射を行ったところ、５０
０時間後でも安定したインクの吐出が得られた。また、
室温で６ケ月の経過後も、インク組成物の溶解安定性が
保たれ、安定したインクの吐出が得られた。

また、得られた印刷物は鮮明で、プロセスカラー用の黄
色とし七、高級印刷物、銀塩写真と同等以上の色再現が
得られた。

〔発明の効果〕

本発明によるインクジェット記録用油性インク組成物に
よれば、各種インクジエアドブリンターにおいて、よシ
安定なインクの吐出が長時間にわたって可能となる。さ
らに、長期の保存安定性にも優れているという利点があ
る。

本発明によるインクジェット記録用油性インク組成物を
用いてインクノエ、トゲリンターで印刷を行うと、優れ
た品質の印刷画像が得られるという利点もある。

本発明のインク組成物は、ペンプロットなどの機械記録
方式等にも高品質、高信頼性の記録を提供することがで
きる。

Claims

【特許請求の範囲】１、黄色染料として、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Ｒ＾１は、炭素原子数１〜２０の直鎖状又は分
岐状のアルキル基又はアルキレン基を表わし、Ｒ＾２は
、炭素原子数１〜１２の直鎖状又は分岐状のアルキル基
又はアルキレン基を表わし、Ｒ＾３は、炭素原子数１〜
１２の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルキレン基
を表わす。〕で表わされる化合物を含有することを特徴とするインク
ジェット記録用油性インク組成物。２、インク組成物中における黄色染料の濃度が０．１〜
１０重量％の範囲にあることを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載のインクジェット記録用油性インク組成物
。