JPS6319303A - 弾性舗装工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴム系の弾性物質の粉砕材料をバインダー
によって結合させ、床上−′ＸＳ３路上に敷き詰める弾
性舗装工法の改良に関するものでおる。

〔従来の技術〕

従来技術としては、ゴム粉をウレタン系バインダーによ
り結合する場合、必らかしめ溶剤またはポリプロピレン
ポリオールと）昆棟して、ゴムの表面の汚れ一＼ｂブル
ーミング状態を取り除く等の前処理を行なうと、硬化後
の結合強鳴か向上することか知られている。ウレタン系
バインダーは、一般に、ＴＤ■（トルレンジイソシアネ
ート）、〜１Ｄ■（ジフェニルメタンジイソシアネート
）その他一般的な、２官能以上のイソシアネートと、Ｐ
ＰＧ（ポリプロピレングライコール）、ＰＥＧ（ポリエ
チレングライコールその他一般的な２官能以上のポリオ
ール類と反応されるａｔｔイソシアネート温度か５〜１
２％程度のものである。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のようなゴムの表面の清浄化のための装置構想によ
る従来の弾性舗装では、強度・つ靭性度が低く、損傷し
やすく、耐久斗に問題８有するものて必った。

すなわち、溶剤やポリプロピレンポリオールの前処理剤
では、所要の実用的強度と伸度を得ることか出来ないの
で、前処理剤として、より表面の活性１ヒによる結合力
のＩＪられるポリマーか必要である。

（問題点を解決するための手段〕 発明者らは、上記の問題点のポリマーについて、より高
い結合力の１８られる前処理剤を探究の結果、ゴム系の
弾性粉砕材料と良好なＦｕｌｌ染性を有し、イソシアネ
ートとも良好な結合体の得られるポリブタジェン系ポリ
オールが良好な前処理剤として効果的でおることを解明
したものでおる。

すなわち、ゴム系の弾性物質の粉砕材料と良好な馴染性
のポリブタジェン系ポリオールとよく）捏練し、その粉
砕粒子の表面の浄化と共に、ポリブタジェン系ポリオー
ルを前処理剤として被覆し、粉砕粒子の界面にて良好な
反応物質を生起するウレタン系バインダーと前処理剤に
て被覆した粉砕粒子との混合体を、路上または床上等の
被着体上に、圧力を加えてシート状に敷き詰め硬化して
弾性舗装を形成するものでおる。通常、舗装を行なう前
に、路上または床上等の被着体には、その材料に対応し
て適切なプライマーか塗布されるものでおる。なお、ゴ
ム系の弾性物質とは、天然ゴム、合成ゴム、その他の弾
ｉ！物質の各種の配合組成の硬化物質である。なお、弾
性舗装は通常常温で施工されるが、特に硬化を早める必
要のめる場合は、施工機具（ローラー、押え用プレート
その仙）等を用いて、おおよそ９０’ＣＬ′／ＸＦの加
熱体にて温度。

を付加して硬化を促進することも出来る。

（作用〕 ポリブタジェン系ポリオールは、前処理剤としては、ゴ
ム系弾性物質の粉砕粒子との良好ななじみ性を有し且つ
良好な均等な表面被覆性を保持する好適な粘性を有し、
この粘性膜にて包まれた粒子の界面にて、ウレタン系バ
インダーと反応して良好な反応物質を形成し、粒子間を
強力に結合する作用を有するため、従来の弾性舗装材に
ては１ｑられなかった破断積（強度Ｘ伸び）の大なる弾
性敷物とての良好な靭性作用を発揮するものでおる。

従って、耐水性作用も向上するものである。

〔実施例〕

ゴム系の弾性物質の粉砕材料として、１〜３ｍｍの粒度
の粉砕粒子１００重量部に対し、ポリブタジェン系ポリ
オール＠１〜５車柑部を混線し、このポリブタジェン系
ポリオールの粘性膜にて被覆された粒子に、ウレタン系
バインダーを２５重量部加えよく混練し、この混線材料
を、鉄板上に、圧力を加えてシート状に敷き詰め硬化し
て弾性舗装体を構成した。

上記実施例との対比のため、比較例として、前処理剤を
使用しない場合と、従来例として、トルエンとポリプロ
ピレングリコールをそれぞれ２車量部を混練し、ウレタ
〉′系バインダーは実施例と同量の２５重量部を加え、
実施例と同様にして弾性舗装体を構成し、それぞれの物
ｌを対比した。

次に、実施例と比較例との比較表を示す。

上表にて使用したウレタン系バインダーは、分子量２０
００、水酸基１曲５６のＰＰＧ１００重量部にＭＤＩ　
　６２車ａ部を加え、８０’Ｃて３時間反応させた遊間
イソシアネートが１０．１？６のプレポリマーである。

このバインダーに１トリブタジエン系ポリオールを使用
することも出来るが、バインダーの粘度か高くなり、作
業性の点から均等な良好な結果が得られにくくなる。

上表のウレタン系バインダーの配合りは、扮砕月料の種
類、弾性舗装の物性、施工性等を勘案して決められるも
のでおるが、大体粉砕材料１００重徂部に対して１５〜
３０重迅部まで使用可能である。

なあ、上表のＰＢＤＰに、顔料等の着色剤（ヘンカラ、
クロムグリーン等）および／またはその他の充填剤（炭
酸カルシウム、タルク、シリカ等）を混合し、硬度その
他色々な物性の弾性舗装を得ることが出来る。また、触
媒を混合してウレタン系バインダーとの反応性を調節す
ることも出来る。

この発明の弾性舗装体は、上記比較表に示すとｄ５つ、
前辺埋剤を使用しない試料Ｎ０．１と、従来例のトルエ
ンおよびＰＰＧ使用の試料Ｎ０．２５よび１＼ｏ、３と
を比較すると、試料１＼０．２は強度約２１％、伸び約
１２？６、試料＼０．３は強度約１４％、伸び約１２％
とわずかな増に過ぎないものであるが、試わＩＮｏ、４
の１正酊部の添加で、強度が約７１％、伸び５０％、試
料Ｎｏ、５で強度が約８６％、伸び約６２％、試料Ｎｏ
、６で強度が約１１４％、伸び約１００％の箸しい増加
を発揮するものでおる。

次に、ウレタン系バインダー（略ＱＵＢＤ＞とポリブタ
ジェン系ポリオール（略号ＰＢＤＰ）との混合割合の変
化とバインダーフィルムの物性例を次表に示す。このＵ
ＢＤとＰＢＤＰの割合を変化することによって、弾性舗
装の硬軟度および弾性度の変化、充填剤の増辺笠により
各種の所要性状が得られる。

第２表（バインダーフィルムの物性） （重量部） 上表に示ずとおり、ＰＢＤＰ／ＵＢＤの割合は、バイン
ダーフィルムの物ｉ生から４０％以下が好ましいもので
ある。

〔発明の効果〕

この弾性舗装は、前記の作用項に記述のような作用を発
揮するため、粉砕粒子の集合体を均等な、強力な結合力
によってシート状に成形することが出来、粉砕粒子の集
合体のため滑り止め効果をイアする反面、すぐれた破断
積を有する耐久性にすぐれた弾性舗装効果を出現するも
のである。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ゴム系の弾性物質の粉砕材料に前処理剤として、
   ポリブタジエン系ポリオールを混練し、この前処理剤に
   て被覆した粉砕粒子とウレタン系バインダーとの混合体
   を、路上または床上等の被着体上に、圧力を加えてシー
   ト状に敷き詰め硬化して弾性舗装を形成する弾性舗装工
   法。
2. （２）ポリブタジエン系ポリオールを、ウレタン系バイ
   ンダーの４％以上４０％以下の割合にて使用する特許請
   求の範囲第１項記載の弾性舗装工法。
3. （３）ポリブタジエン系ポリオールに顔料および／また
   はその他の充填剤を混合した特許請求の範囲第１項記載
   の弾性舗装工法。