JPS63183764A - 連続鋳造機鋳型の異常監視方法・その装置 - Google Patents

連続鋳造機鋳型の異常監視方法・その装置

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JPS63183764A
JPS63183764A JP1575087A JP1575087A JPS63183764A JP S63183764 A JPS63183764 A JP S63183764A JP 1575087 A JP1575087 A JP 1575087A JP 1575087 A JP1575087 A JP 1575087A JP S63183764 A JPS63183764 A JP S63183764A
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Tadashi Ono
忠志 小野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、連続鋳造機鋳型の異常監視方法およびその
装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 一般に、鋼の連続鋳造において鋳造される鋳片表面に発
生する縦割れ等の表面疵は、鋳型における初期凝固状況
に大きく影響を受け、特に鋳型と鋳片間に流入するモー
ルドパウダーと密接な関係があり、不均一な流入状況を
示す時に欠陥を発生し、このような時にブレークアウト
も発生し易い傾向にあることは良く知られておシ、従来
から、これらパウダーの流入状況を鋳型と鋳片間の摩擦
力として検出し、監視する方法が提案されている(特開
昭57−68256号、特開昭57−112962号、
特開昭60−121057号)。
しかし、これら従来の方法には、大きな問題がある。ま
ず鋳型振動発生機構に歪ゲージや加速度計を取付けて鋳
型、鋳片間の摩擦力を応力の変化や鋳型振動波形の乱れ
として検出する方法では、鋳型振動発生機構が一般に剛
性が高く、鋳型、鋳片間の摩擦力の変化が測定値に現わ
れてこない。
そこで、高感度の歪ゲージや加速度計を使用するわけだ
が、連鋳機自体の振動(例えば鋳型冷却水の水流による
振動)が高く、外乱の多い測定となり、さらにこの外乱
を除去すべくフィルターを取付けると、同時に所望とす
る信号も減衰させてしまい、結局、信頼性の低い測定と
なり、実用に到っていない。
また、別法として、ロードセルを使う方法も提案されて
いるが、前述した如く、正常状態での摩擦力と異常状態
での摩擦力の差が、ロードセルで検知されるまでには到
らず、実用できない。
さらに、別法で鋳吟に直接接触する鋳型面の裏面に超音
波センサー等を取付けてパウダーフィルムの厚みを測定
し、そのパウダー流入状況を測定しようとした案もある
が、水流の振動による外乱−1保守性の面で実用できな
い。
この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
、その目的は、外乱および検出器の保守性の面で実用化
が可能で、信頼性の高い監視を行なうことのできる連続
鋳造機鋳型の異常監視方法およびその装置を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段・作用)この発明に係る
連続鋳造機鋳型の異常監視方法は、鋳型、鋳片摩擦力の
変化が鋳片速度変化として現われることを利用したもの
であり、鋳片支持ロールの回転により鋳造速度を直接検
出し、この鋳造速度の変化が設定値よりも大きくなった
時、鋳型と鋳片の接触面における摩擦力の異常と判断し
、信頼性の高い監視を行なえるようにしたものである。
次に、この発明に係る異常監視装置は、鋳片支持ロール
に接続され、鋳造速度を検出し、出力する速度検出器と
、ピンチロール群に速度指令を与える速度指令器と、速
度検出器からの検出信号と速度指令器からの速度指令信
号とを減算し、この減算値が設定値よりも大きくなった
時、異常信号を出力する信号処理回路とから構成し、従
来のような複雑な演算処理回路を必要とせず、比較的簡
単な構成で信頼性の高い監視を行なえるようにしたもの
である。
(実 施 例) 以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
第1図に示すように、鋳型1は駆動モーター4により偏
芯カム3.振動テーブル2を介して振動し、鋳込まれた
鋳片5は鋳片支持ロール群6で支持されつつピンチロー
ル群7により引抜かれ、走行式切断機8により切断され
る。
鋳片支持ロール群6は、鋳片5に押付けられて鋳片速度
と同期して回転する非駆動のロールから構成され、ピン
チロール群7側における一つの鋳片支持ロール6aに継
手を介して速度検出器9を接続し、鋳片支持ロール6a
の回転から鋳造速度を検出するようにする。
検出信号は、ピンチロール群7に速度指令を与える速度
指令器10からの信号とともに信号処理回路11によっ
て処理され、後述するように、鋳造速度の変化が設定値
よりも大きくなった時、異常信号を出力するようにされ
ている。
速度検出器9は、鋳片支持ロール6の回転速度を検出す
る高精度のパルス式とし、その分解能を鋳片長さにして
0.3 wn /パルス程度とする。この分解能の上限
は鋳片長さにして1m+a/パルスであ 。
す、また、分解能を上げるため、速度検出器9に増速機
を内蔵させることができるが、見かけ上精度が上がって
も増速機のバックラッシュにより真の速度変化が得難く
なるので、本実施例では増速機を用いず分解能を0.3
 w /パルスに上げた。
信号処理回路11は、周波数電圧変換器11a1減算器
11b、比較器11C9異常検出レベル設定器lidか
らなる。
変換器11aはパルス式速度検出器9からのパルス数を
電圧に変換して速度変化を電圧変化として見られるよう
にしたものであり、この電圧VBが減算器11bに入力
される。
減算器11bには、速度指令器10からの鋳造速度指令
電圧VAも入力され、(VB−VA)の減算がなされ、
その結果Vcを出力する。第3図第4図は、この減算器
11bの入力値VA、VB。
出力値Vcのチャート例を示している。
比較器11Cでは、減算器11bからの出力電圧Vc 
 と、異常検出レベル設定器からの設定電圧Vsとを比
較し、出力型jlEvCが設定電圧Vsより大きくなる
と異常信号を出力するようにされている0 以上が本発明の基本構成であるが、鋳片速度は鋳型から
鋳片に伝達される摩擦力の変化以外でも変化し、例えば
走行式切断機8が鋳片5に固定された瞬間あるいは離脱
した瞬間に瞬時速度変化することが確認されている。し
たがって、正常時も検出レベル以上になり、異常信号を
誤報する可能性がある。しかし、瞬時であるので、これ
を検出しないように、切断機着脱時から2秒程度の時間
遅れをもたせ、て検出することにより回避でき、信頼性
の高い異常信号を得ることができる。この目的で比較器
11C内部に時間遅れ要素を挿入している。
以上のような構成において、第3図におけるVcは、鋳
造速度指令V^より速くなったり遅くなったりするとこ
ろの変化分であるが、この信号が本発明の最も注目する
ところである。以下に、この信号が得られる理由を述べ
る。
鋳造速度指令V^は所望とする鋳造速度を得るために、
ピンチロール群7の駆動モーター制御装置に与えられる
指令であり、一定速度で鋳造するならばVAも一定電圧
である。一方、実際の鋳造速度を表わす電圧VBは、鋳
型と鋳片間の摩擦力、鋳片支持ロールの抵抗力・鋳片矯
正力等の抵抗変化が作用し、鋳造速度は変動し、VAに
比べて大小変化する。特に鋳型には鋳込中は常に振動が
加えられ、鋳片には鋳造方向に対して正方向、逆方向の
力が振動周期で作用している。このため、鋳片に作用す
る他の抵抗力の変化に比べて周期的でしかもその周期も
短い。
そして、この抵抗力変化が鋳片に加えられると、鋳造速
度を司さどるピンチロール群の駆動系には機械的ガタ(
バックラッシュ・ねじれ・たわみ等)が存在するため、
ピンチロール駆動モーターは鋳造速度変化分りに回転し
ていても、実際の鋳造速度すなわちVBは鋳型振動周期
で変動し、第3図のようになる。ここで、ピンチロール
駆動系の機械的ガタの小さい連鋳機もあるが、前述した
如く。
速度検出器の分解能を鋳片長さにして1〜0.31u/
パルス程度の高精度にすれば、全ての連鋳機で本発明は
作用する。
鋳型と鋳片間の摩擦力は、鋳型と鋳片間に流入するパウ
ダーの流入状況と密接な関係があるから実際の鋳造速度
変化分Vc に着目すれば、パウダー流入状況を監視で
きる。すなわち、パウダー流入状況が良好で鋳型と鋳片
間の摩擦力が小さい時には、鋳造速度の変化は小さい。
逆にパウダー流入状況が悪く、鋳型と鋳片間の摩擦力が
大きい時には、鋳造速度の変化も大きくなる。
この変化量は連鋳機によって異なるが、発明者が実施し
た例では、鋳造速度指令に対して±20%の変化量も検
出し得て、パウダー流入状況の良好な時には±5%以下
の変化量であった。
いずれにしろ、パウダー流入状況は鋳造速度が低いほど
条件が良<ib、Vcの変化分の絶対量も小さくなるの
で、この時の変化量を基準として鋳造速度に比例させて
得られたVcの変化量を正常状態とし、この値よりも大
きい場合を異常とするように異常検出レベルを設定する
(第5図参照)。
以上により、鋳型と鋳片の接触面における摩擦力の異常
を判断することができ、ブレークアウト発生を予知する
ことができる。
(発明の効果) 前述のとおり、この発明によれば、鋳片支持ロールに速
度検出器を設け、直接鋳造速度を測定し鋳型と鋳片間の
摩擦力に伴う鋳造速度の変化を検出し、その大小により
状態を監視するようにしたので、従来のように鋳型振動
機構に左右されず、また歪ゲージや加速度計で必ず問題
となる外乱についても皆無となり、信頼性の高い監視を
行なうことができる。
また、外乱のための複雑な演算処理回路を必要とせず、
比較的簡単な装置構成とすることができる。
さらに、連鋳機の下流側に装置を設置しているため、保
守性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る装置を示す概略図、第2図は
同様の回路を示す概略図、第3図、第4図は各信号を示
すグラフであり、第3図が正常状態、第4図が異常状態
、第5図も同様のグラフであり、(n) 、(ホ)が正
常状態、tvt 、 (V)が異常状態である。 1・・鋳型、2・・振動テーブル 3・・偏芯カム、4・・駆動モーター 5・・鋳片、6・・鋳片支持ロール群 7・・ピンチロール群 8・・走行式切断機 。 9・・速度検出器、10・・速度指令器11・・信号処
理回路 11a・・周波数電圧変換器 11b・・減算器、11C・・比較器 lid・・異常検出レベル設定器 第 3 図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋳型に鋳込まれた鋳片を、鋳片支持ロール群で支
    持しつつピンチロール群で引抜く連続鋳造機において、 鋳片支持ロールの回転により鋳造速度を直接検出し、こ
    の鋳造速度の変化が設定値よりも大きくなつた時、鋳型
    と鋳片の接触面における摩擦力の異常と判断することを
    特徴とする連続鋳造機鋳型の異常監視方法。
  2. (2)鋳型に鋳込まれた鋳片を、鋳片支持ロール群で支
    持しつつピンチロール群で引抜く連続鋳造機において、 鋳片支持ロールに接続され、鋳造速度を検出し、出力す
    る速度検出器と、 ピンチロール群に速度指令を与える速度指令器と、 速度検出器からの検出信号と、速度指令器からの速度指
    令信号とを減算し、この減算値が設定値よりも大きくな
    つた時、異常信号を出力する信号処理回路とから構成し
    たことを特徴とする連続鋳造機鋳型の異常監視装置。
JP62015750A 1987-01-26 1987-01-26 連続鋳造機鋳型の異常監視方法・その装置 Expired - Lifetime JPH07115138B2 (ja)

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