JPS63179897A - 新規な蛋白質、抗体及びその製造法、雑種細胞及びその製造法 - Google Patents

新規な蛋白質、抗体及びその製造法、雑種細胞及びその製造法

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JPS63179897A
JPS63179897A JP62273622A JP27362287A JPS63179897A JP S63179897 A JPS63179897 A JP S63179897A JP 62273622 A JP62273622 A JP 62273622A JP 27362287 A JP27362287 A JP 27362287A JP S63179897 A JPS63179897 A JP S63179897A
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ブルノ・ベルナール
イベ・ミシエル・ダルモン
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Centre International de Recherches Dermatologiques Galderma
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
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    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は正常なヒトの表皮の基部上細胞(cell−u
les 5uprabasales)の細胞質中に存在
する蛋白質、該蛋白質の蕃→黍尋抗原部位(site 
antigen−ique)を認識し得る単クローン性
又は多クローン性抗体、それらの製法及びそれらの応用
とくに表皮の細胞が正常か病的かの識別試験における反
応体としての応用を目的とする。
表皮には基部膜がありその上に増殖性基部細胞層が載っ
ておりまた分化過程にある基部上細胞層があり、これら
が漸進的に角質化し、皮膚表面において完全に角質化し
た死細胞の角質化層を形成していることは公知である。
これらの細胞はすべて増殖性基部細胞からつねに更新さ
れる。
皮膚病(たとえば乾痛、いぼ、乳頭腫、癌など)の研究
のためには、表皮の正常な細胞及び病的な細胞、更に角
質化細胞とも呼ばれるものの分化をよりよく知る必要が
ある。
たとえば現実には、転石が、分化する時間がなかった(
換言すれば分化がある段階で停止した)細胞のごとく、
基部膜の細胞の過剰な増殖により引き起こされるのか或
いはまた正常な細胞のものとは異なる病的細胞の分化に
よって引き起こされるのか判っていない。
この種の研究を進めるためには角質化細胞の分化の種々
の標識剤を利用できることが重要である。本発明はこの
種の標識剤、その製法及びその応用に関する。
本発明はとくに 表皮とくにヒト、サル、ウマ、ウシ、マウス及びミニブ
タの表皮、及び、低い程度ではヤギの表皮の基部上細胞
の細胞質中に存在する非ケラチン質蛋白質であること; ヒトの場合、尿管、胃、結腸及び小腸の上皮組織中には
存在しないがただし食道には存在すること; 好塩基性細胞(basocellulaire)癌、黒
色腫(melanoma)、痣などの病理的細胞中には
存在しないこと; 有棘細胞癌、転石、乳頭腫などの病理的細胞中には存在
しないか又は減少していること;1986年10月27
日にパストウール研究所、国立微生物寄託所に第1−6
15号として登録されたaC5雑種細胞血統により分泌
された抗体により認識されること; を特徴とする新規な蛋白質ならびにこの蛋白質と同類の
ものでありて、該蛋白質中に存在しているペプチド配列
を含んでいる合成又は半合成の全てのペプチド及び全て
のフラグメント、ならびにこれらのフラグメント又はペ
プチドの 全ての誘導体(ただしこれらのフラグメント
、ペプチド又は誘導体は上記に規定してある抗体によっ
て認識されるものである)を対象とする。
本発明はまた上記に規定してある蛋白質であってポリア
クリルアミドゲル上での電気泳動によって評価した分子
量が62000ダルトンであるものも対象とする。
本発明の蛋白質は以下に述べるような方法で表皮の基部
上細胞の特徴的な抗体を分泌し得る雑種細胞を調整する
ことにより単離されかつ特徴が明かにされた。
この蛋白質は主として原料として角質化細胞とくに試験
管内で培養可能に変形されたヒトの角質化細胞を用い:
適当な洗剤を用いて細胞を溶解し;公知の蛋白質精製法
、たとえば後述するとおりの単クローン性抗体を用いて
調整されたクロマトグラフィー担体上での親和力クロマ
トグラフィ一工程を包含する方法に従って該蛋白質を単
離することを特徴とする方法により調整される。
本発明はまた上記に規定してある蛋白質の抗原決定基を
認識し得る抗体も対象とする。これらの抗体はたとえば
この蛋白質上の免疫吸着により精製された基クローン性
抗体または多クローン性抗体である。本発明はもちろん
酵素性切断により得られる対応のFab又はF(ab”
)2フラグメントも包含する。
本発明の基クローン性抗体としてはとくに前述さ の雑種細胞血統により分泌1れるものがあげられる。
本発明は上記に規定してあるとおりの抗体であってかつ
放射性、蛍光性又は酵素性トレーサーを用いて標識を施
すことによって改質された、この種の標識つき抗体の従
来の調整法により調整された抗体も包含する。
たとえばトレーサーは沃素又はインジウムの放射性同位
体を用いる同位体交換により得られる放射性トレーサー
であることができる。
抗体と蛍光色素(たとえばフルオレッセイン又はローダ
ミンのイソチオシアネート)との結合又は酵素との結合
も同じく公知である。酵素はたとえばペルオキシダーゼ
又はアルカリホスホターゼである。試験実施後に反応体
上に酵素活性が存在する場合は公知の方法に従って、た
とえば比色法、蛍光、発光、電位測定などによる検出を
可能にする適宜な基層を用いて測定することができる。
本発明はまた上記に規定してある蛋白質を用い、常法に
従って免疫感作した動物から採取したリンパ球から公知
のバイプリドーマ調整法に従って得られる基クローン性
抗体も包含する。
本発明はそのほかに、上記に規定したとおりの抗体であ
って、標識してあるか又はしてないそして親和力クロマ
トグラフィー法において免疫吸着剤として又は抗原−抗
体反応に基く分析法(放射線免疫法、免疫蛍光法、免疫
酵素法)において反応体としての使用を可能にする固体
担体上に固定された抗体も包含する。
該固体担体は吸着性のある又は結合剤を固定できる生物
学的又は合成固体材料のすべてを用いて調整することが
できる。これらの材料は公知であり文献に記載されてい
る。吸着により抗体を固定し得る固体材料としてはたと
えばポリスチレン、ポリプロピレン、ラテックスなどが
あげられる。
結合剤によって共有原子価により抗体を固定するために
使用可能な固体材料としてはとくにデキストラン、セル
ロース、それらのアミン化誘導体(ジエチルアミノエチ
ルセルロース又はジエチルアミノエチルデキストラン)
などをあげることができる。
固体担体はたとえば円板、管、棒、球又は微量滴定用板
の形とすることができる。
共有原子価により抗体を固体担体上に固定できる結合剤
はジアルデヒド、キノンなどの三官能誘導体である。
抗体はまた公知の方法で鉱物質固体担体上に固定するこ
ともできる。
基クローン性抗体を調整するためには予め雑種細胞を調
整する。従って本発明は更に上記に規定してあるとおり
の抗体を分泌で餘る雑種細胞の製造法であって上記に規
定した蛋白質を用いるか又は角質化細胞とくにヒトの角
質化細胞を用いて動物を免疫感作しくimmunise
) ;免疫感作された動物のリンパ球を採取し;公知の
方法に従って試験管内培養可能なリンパ球を用いて細胞
融合を行ない;そしてヒト及び上記に列挙した他の咄乳
動物の表皮の基部上細胞の細胞質の特徴的な抗原を認識
し得る抗体を分泌するクローンを選別することを特徴と
する雑種細胞の製造方法も対象とする。
原料として用いられる角質化細胞はとくにたとえばウィ
ルスSV40により変形させた角質化細胞である。
本発明はまた上述の雑種細胞血統の培養及び培地中或い
はまた腹水中の生成した抗体の分離による基クローン性
抗体の製法も対象とする。
所望ならば該抗体を公知の方法に従って担体上に固定し
及び/又は公知の方法に従って放射性、蛍光又は酵素標
識剤と反応させる。
本発明はまた上記に規定じたとおりの単クローン性抗体
の、抗原−抗体反応に基く方法における反応体としての
応用も対象とする。
これらの方法、直接的又は間接的免疫蛍光法、免疫酵素
技法放射線免疫技法などは公知であり、ここでは記述し
ない。
本発明の抗体はとくに表皮の細胞の正常か病的かの識別
試験の反応体として使用できる。とくに皮膚病また内部
上皮の疾患の診断にも使用可能である。
抗体を用いる医学上のあらゆる影像技術において使用可
能である。
そのほか適当な固体担体上に固定してある本発明の抗体
は親和力クロマトグラフィー用反応体の調整に使用でき
る。
下記の実施例は本発明を説明するものであり、これを限
定するものではない。
SV−に14 (Taylor−Paradimitr
ionほかCe1l Diff。
貝、189 (1982) )と呼ばれるウィルスSV
40により変形させたヒトの角質化細胞血統を用いた。
この細胞血統はICRF(Imperial Canc
er Re5earch Fund/P、O,Bon1
23.Lincoln’s Jnn Field、Lo
ndon Wll:2A3PX、U、に、)に登録され
ている。
この血統の細胞を、グルコース4.5 g/J2及び炭
酸水素ナトリウム1.2 g/Itを含有するDulb
e’ccoにより変性されたEagle培地にウシの胎
児の血清10%を添加したものを培地として使用して、
C025%空気95%37℃の保温器内で培養した。適
当な試験を行うことによりこれらの培養基にはマイコプ
ラズマが存在しないことが検査できた。最近の研究(1
16rnardほか、cancer Res、 45.
1707(1985) )によれば細胞SV−に14が
基部角質化細胞の特性を多く有し、限られた分化しかで
きないことを示すことが可能である。
2)亀区旦罫 生後8乃至12週間の酸マウスBALB/cを、腹膜内
経由で細胞SV−に14 2 x 10’個を用いて免
疫感作した。同様なことを3週間後に反復した。この反
後操作から正確に3日後に動物の牌臓を摘出した。
3)マウス5P270の骨髄腫細胞の培養アザセリン及
びヒボキサンチンを含有する培地では生存できない細胞
5P210 (Shulman及びKohler、 N
atuse 276.269(1978))の血統を用
いた(ButtinほかCurr、Top、Micro
biol、1mmuno1.81.27(1978))
。この細胞を、グルコース4.5 g/x、炭酸水素ナ
トリウム1.2g/u、ピルビン酸ナトリウム1 mM
、グルタミン2 mM、ペニシリンtoo U/mu、
ストレプトマイシン1μg/rnQを含有するDulb
ecc。
により変性されたEagle培地(DME)に脱補体化
したウシの胎児の血清10%を添加したもの(すなわち
完全なりME培地)中で培養した(56℃で30分間)
。融解(decongelation)後に細胞5P2
10を2 X 10’乃至5 X 10’/叔の濃度で
12乃至15時間の倍増時間に達するまで培養しなくて
はならない。
クローン化の効率は限られた希釈によって測定し、10
0%に近いものでなくてはならない。これらの細胞の凝
固ははウシの胎児血清95%とDMSOS%との中で5
.10’乃至10’/mllの濃度で行なった。
4) 細胞5p210の準備 叔あたり細胞10’乃至2 X 10’個の濃度におい
て指数的増加中の細胞5P210を800回/分で5分
間遠心分離にかけ、血清の存在しない完全なりME中に
再懸濁させてm51あたり細胞10’個の密度とした。
融合させるには骨髄腫の細胞107個が入用である。
5)牌臓細胞の準備 免疫感作したマウスの牌臓細胞を従来の方法で準備し、
これらを血清なしの完全なりMEM(Dulbecco
’s  Modified  Es5ential M
ediumDulbeccoの改質必須培地に懸濁させ
た。計数のため、懸濁液50μ℃を採取し、0.2%ト
リパンブルー50μk及びPBS (燐酸塩緩衝食塩水
)400μにと混合した。30秒経過後一部をBuer
ker計数器に装入した;牌臓細胞の全数は108乃至
1.6×108であった。死細胞の百分率は20%未満
であった。懸濁液は800回/分で5分間遠心分離にか
けrnllあたり生活力のある細胞108個の調製した
6)駁會り夏l且り 適用する方法はJuy等(J、Immunol、 12
9.1153(1982))の”塊状融合”法から導か
れたものである。
50叔ポリプロピレン管内で骨髄腫細胞10’個(1m
$1 )と牌臓細胞4.10’個(0,4+++jl)
とを混合し、800回/分で5分間遠心分離にかけた。
上澄液をピペットで除去し、残漬に血清なしの完全DM
Eを1滴加え引続いて懸濁液とした(Galfreほか
Nature、266.550(1977)) 、残漬
にDME中の45%のポリエチレングリコール1000
 (PEG100O) 400μβを30秒間で滴下し
時どき管をゆっくり振盪した。
時どきゆっくり振盪しながら室温で3分間反応させた。
引続いて5分間かけて(約2秒間ごとに1滴)ウシの胎
児の血清(SFV)を10%含有する完全DME1n+
51を添加した;管は傾けて穏かに振盪した。この5分
間の終りに、ウシの胎児の血清を含有する完全DME培
地10乃至15叔を攪拌を行わずに速かに滴加した。こ
の懸濁液を10mUピペットにとり直径100+nmの
培養器へ戻し37℃の鼾卵器で2−3時間保温した。次
に懸濁液の容積を40様に調節した。引続いて懸濁液を
24の孔のある培養用板金製容器に0.4蔽ずつ分割し
た。融合ごとに板4枚を作成した。
7) !±旦 ヒボキサンチン5 X 10−’M及びアザセリン10
−5Mを含有するSFV入りの完全DME培地選別性培
地0.411111ずつを容器に加えた。
8)策1旦 第1日と同様に操作した。
これらの条件においてバイプリドーマのクローンが第6
乃至9日に現われた。
9)所望の1体を産生ずるクローンの 1゛ヒクローン
が容器表面の局を被ったと診及び/又は培地が黄褐色と
なったと幹、Bernardほか(Can cer R
ed、45.1707(1981))及びBernad
ほか(Brit、J、Dermatol、 112.6
17 (1985)の記述している方法に従って上澄液
を間接免疫蛍光法によりSV−に14培養及び表皮切片
について試験した。
10)選1jシた”器の 尤培 容器の半分が被われる前に全部で3個の他の容器へ継代
した。この段階において一方では融解を、他方では孔が
96ある板(複数)(各容器ごとに細胞10個の1列、
細胞5個の1列、細胞2個の2列、細胞1個の2列、細
胞0.5個の2列)において副次クローン化(sous
−colonage)を行なった。副次クローン化のた
めには、大食細胞の上澄液lO乃至50%からなる培地
を含む板も作成することができる。陽性の容器の上澄液
を間接免疫蛍光法により検査。二つの陽性クローンを引
続いて培養した。
二つのクローン(ec、 )の一方は上記の番号の下に
パストウール研究所の国立微生物委託所に委託されてい
る。
川L」 腹水中のバイプリドーマの増殖は、予めブリスタン(ブ
リスタンは2.fi、10.14−テトラメチルペンタ
デカンである)o、s+1151を腹膜内に注入して感
作しておいた生後8週間のマウスBA+LB/cの同し
クローンに由来する細胞107個の腹膜的注入後に得ら
れた。
骨髄腫の上澄液中の分泌された免疫グロブリンの分類は
免疫グロブリンの重い鎖の特異性反応体(英国バイスタ
市5erotec Ltd、社)を用い寒天中での二重
拡散により確定された。
クローンBG、により分泌される免疫グロブリンはIg
Mである。
7  再認されて抗原の同 l) 細胞SV−に14 間接免疫蛍光法により実施された試験は、細胞BC6に
より分泌される免疫グロブリンが固定してない、ホルム
アルデヒドで固定した及びTritonX−100(酸
化エチレン10モルでポリオキシエチレン化したイソオ
クチルフェノール)の存在においてホルムアルデヒドで
固定した細胞Sv−に14の重要な標識付与を可能にす
ることを示した。
2) 笈灰迭1 細胞SV−に14ニ”S −メチオニン又は2−”H−
マンノースを用いて、37℃、完全培地中において24
時間の間新陳代謝的に標識を施こした。培地はmuあた
り35S−メチニオン(New England Nu
clear社、 400Ci/mmol) 150 μ
H又は2−3H−マンノース(New England
 Nuclear社、20Ci/mmol)100 μ
Ciを含んでいた。PBSで洗った後に、細胞を氷上に
おいてTritonX−1001%デオキシコール酸ナ
トリウム0.5%、ドデシル硫酸ナトリウム0.1%及
びNaN30.2%を含んでいる、Ca0もMg” ”
も存在しないPBSからなる抽出緩衝液中で30分間溶
解させた。この緩衝液はそのほかDNA5el (2m
g/+++U) 2μm及びRNA5eA (5mg/
m51)  5 It 1を含んでいる。溶解用緩衝液
10T1151が175 cばの培養を溶解するのに必
要であった。上澄液を集めて4℃において15000g
で30分間遠心分離にかけ清澄にした。免疫沈澱は細胞
抽出物500μkをバイプリドーマ培地の上澄液3μm
とともに4℃に16時間保持して行なわれた。引続いて
抗マウス−免疫グロブリンのウサギの免疫グロブリン(
米国ペンシルバニア州コクランビルCappel La
boratories社)soμxを添加し続けて4℃
に2時間延長し保持した。続いて免疫複合体を、溶解緩
衝液500μ℃で稀釈した蛋白質A−セファロース(ス
エーデン国つプサラ、Pharmacia Fine 
Chemicals社)  150μuを添加し、攪拌
しながら、20℃に2時間保持し、13000gで10
分間遠心分離にかけて単離した。溶解緩衝液中で3回洗
い残漬をドデシル硫酸ナトリウム(SDS)  1%及
びβ−メルカプトエタノール5%の存在下において10
0℃で抽出しLaemmliの方法(Laemmile
、Nature、277.680(1970)に従ッ7
sDs −ポリアクリルアミドゲルでの電気泳動により
分析した。
こうして本発明の蛋白質が得られその諸特性は上記のと
おりである。
3) 蛋白質の電気移動後の免疫 出 用いられる方法はBernardほか(Cancer 
Re5earch、45.1707(1985))の方
法と同様である。細胞SV−に14をドデシル硫酸ナト
リウム1%及びβ−メルカプトエタノール5%含有のP
BS中に溶解させた。培養器のかき落しの後、抽出物を
音波処理及ヒ5分間100℃での加熱処理にかけて清澄
にした。細胞の蛋白質(20μ℃中に60μg)を引き
続いて5DS−ポリアクリルアミドゲル中での電気泳動
により分離しJowbfnほか(Proc Natl、
Acad、Sci。
USA旦、4350 (1979) )の方法に従って
ニトロセルロース上へ移した。反応性蛋白質(すなわち
抗体と反応するもの)の帯は引続いてGlass等(S
cie−nce土、70(1980) )のベルメオキ
シダーゼによる着色法により出現した。
4)糺鼠上Ω!夏旦 骨髄腫及び腹水の上澄液中に存在している抗体の特殊性
はBernardほか(Brit、J、Dermato
l、112゜647 (1985) )により報告され
ているとおり、厚さ4戸の凝固させた切片上での間接免
疫蛍光法により研究した。さまざまな動物起源の上皮組
織を種の特殊性を研究する目的で用いまたヒト起源のさ
まざまな上皮組織を組織上の特殊性の研究のために用い
た。ヒトの病理的組織もまた本発明の診断上の価値を評
価するために用いた。この研究は良性腫瘍、悪性腫瘍及
び増殖と角質化細胞分化との異常と組合せの皮膚病の病
理的皮膚を対象とした。
5) 細胞表面の抗原と抗イとの反応性      ′
健全なヒトの皮膚の凝固切片上の間接免疫蛍光法におい
て標識が膜状に現われるとき、この位置決定はGrah
am及びKarnovsky (J 、旧stoche
m。
Cytochem、14,291(1966) )の方
法に従って、電子顕微鏡での免疫標識付与により、PB
S中で3%に稀釈したパラホルムアルデヒド(PFA)
で固定した培養中の細胞の免疫標識付与(Bernar
dほかCancerRes、45.1707(1985
) )により及びヒトの表皮から慎重になされたトリプ
シン化により単離された細胞上の標識付与(Freem
anほかIn Vitro 12,352(197B)
により確認した。
6)級−盟 抗体(BC5)により62000ダルトンの蛋白質が同
定される。この蛋白質はヒトの表皮細胞の蛋白質から分
離後に5DS−ポリアクリルアミドゲルでの電気泳動及
びニトロセルロースへの電気移動により検出される。免
疫蛍光法の研究により、ヒト、サル、ウマ、ウシ、ヤギ
、ウサギ、及びマウスの表皮中のこの抗原の基部上の位
置決定される。この抗原の分布は乳頭腫及び羅患した転
溶性表皮において強く変化している。乾癖の場合、非増
殖性上部域においてのみ現われる。乳頭腫の場合傷害は
存在しない。また、腸管細胞、好塩基性細胞癌及び牌臓
細胞癌にも存在しない。
一20℃においてメタノールで又はTriton X−
100の透過を伴なうPFAで固定した第1培養のヒト
の角質化細胞の標識付与は細胞質的かつ拡散しておりこ
のことはBCsにより再認される抗原が細胞骨格と組合
せられず細胞ケラチンでないことを示す。
得られた結果は下記表I乃至II+に要約してある: 聚−↓ 細胞Biasにより分泌される抗体の種の特殊性試験さ
れた種a) a)凝固させた皮膚の断面上の免疫蛍光法にょる十++
評価度  大 十+〃    やや小 +〃小 −〃   なし 未ニー用 8C5の分泌する抗体のヒトの場合の組織上の特殊性 試験された組織a) a)凝固させた組織の断面上の免疫蛍光法にょる去−」
l 皮膚病理学 BC6の分泌する抗体により再認される抗
原の不存在又は存在 a)括弧内の数字は研究したケースの番号を示す 本発明の実施の態様を示せばつぎの通りである。
1、特許請求の範囲第3項〜第5項のいずれかに記載の
抗体の、抗原−抗体反応に基づく方法における反応体と
しての応用。
2、免疫蛍光法、免疫酵素法、放射免疫法における又は
親和力クロマトグラフィー法における第1項記載の応用
3、該抗体が表皮細胞の正常か病的かの識別試験におけ
る反応体として役立つ第2項に記載の応用。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表皮とくにヒト、サル、ウマ、ウシ、マウス及びミ
    ニブタの表皮、及び、低い程度ではヤギの表皮の基部上
    細胞の細胞質中に存在する非ケラチン質蛋白質であるこ
    と; ヒトの場合には、尿管、胃、結腸及び小腸の上皮組織中
    には存在しないがただし食道には存在すること; 好塩基性細胞癌、黒色、腫痣のごとき病理的細胞中には
    存在しないこと; 有棘細胞癌、転癖、乳頭腫のごとき病理的細胞中には存
    在しないか又は減少していること;1986年10月2
    7日にパストウール研究所、国立微生物寄託所に第I−
    615号として登録されたBC_5雑種細胞血統により
    分泌された抗体により認識されること; を特徴とする蛋白質ならびにこの蛋白質と同類のもので
    あって、該蛋白質中に存在するペプチド配列を含んでい
    る合成又は半合成の全てのペプチド及び全てのフラグメ
    ント、ならびにこれらフラグメント又はペプチドの誘導
    体(ただしこれらのフラグメント、ペプチド又は誘導体
    も上記で規定して抗体によって認識されるものである)
    。 2、ポリアクリルアミドゲル上での電気泳動により評価
    した分子量が62000ダルトンである特許請求の範囲
    第1項記載の蛋白質。 3、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の蛋白質の抗
    原決定基を認識し得るかつ精製された単クローン性又は
    多クローン性の抗体。 4、BC_5雑種細胞血統により分泌される特許請求の
    範囲第3項記載の抗体。 5、標識を施こした及び/又は固体担体上に固定した特
    許請求の範囲第3項又は第4項記載の抗体。 6、特許請求の範囲第3項または第4項記載の抗体を分
    泌し得る雑種細胞血統。 7、特許請求の範囲第1項記載の蛋白質を用いるか又は
    角質化細胞とくにヒトの角質化細胞を用いて動物を免疫
    感作し; 免疫感作された動物のリンパ球を採取し;公知の方法に
    従って、試験管培養可能のリンパ球との細胞融合を行な
    い;そしてヒトの表皮及び特許請求の範囲第1項に列挙
    してある他の哺乳動物の表皮の基部上の細胞の細胞質抗
    原を認識し得る抗体を分泌するクローンを選別すること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項記載の雑種細胞の製
    造法。 8、特許請求の範囲第6項の記載雑種細胞血統を培養し
    、生成した抗体を分離することを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載の抗体の製造法。
JP62273622A 1986-10-31 1987-10-30 新規な蛋白質、抗体及びその製造法、雑種細胞及びその製造法 Pending JPS63179897A (ja)

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