JPS63179847A - トリフルオロ酢酸エチルの製法 - Google Patents

トリフルオロ酢酸エチルの製法

Info

Publication number
JPS63179847A
JPS63179847A JP62258466A JP25846687A JPS63179847A JP S63179847 A JPS63179847 A JP S63179847A JP 62258466 A JP62258466 A JP 62258466A JP 25846687 A JP25846687 A JP 25846687A JP S63179847 A JPS63179847 A JP S63179847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
trifluoroacetic acid
weight
sulfuric acid
ethanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62258466A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0637427B2 (ja
Inventor
ルイ アミエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhodia Chimie SAS
Original Assignee
Rhone Poulenc Chimie SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Chimie SA filed Critical Rhone Poulenc Chimie SA
Publication of JPS63179847A publication Critical patent/JPS63179847A/ja
Publication of JPH0637427B2 publication Critical patent/JPH0637427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/08Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides with the hydroxy or O-metal group of organic compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S203/00Distillation: processes, separatory
    • Y10S203/06Reactor-distillation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトリフルオロ酢酸エチルの製法に関する。本発
明は、さらに詳しく述べると、高純度を有するトリフル
オロ酢酸エチルを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
トリフルオロ酢酸エチルの製造は刊行物:Re5ear
ch Disclosure t1k1244+ 03
2に記載されている。この刊行物から、4段階プロセス
によってトリフルオロ酢酸エチルを製造することが公知
である。この4段階プロセスに従うと: 式ROHのアルコール(式中のRは1〜5個の炭素原子
を含有するアルキル基を表わす)を強い無機酸(HC7
! 、 H2SO4又は)13PO,、)の存在におい
て25〜110℃の温度でトリフルオロ酢酸と縮合させ
、得られた混合物を冷却し、そして水相を除去し、有機
相を濃硫酸及び(又は)燐酸で処理し、そして次に酸と
アルコールの間の反応を25〜110℃で継続し、そし
て エステルを蒸留によって分離する。
このプロセスでは、トリフルオロ酢酸及びエタノールを
出発物質として反応を実施する場合に、99%よりも高
い純度を有するエステルを経済的に有利な手法でもって
得ることができない。
事実、このエステル化反応は、次のような反応式にもと
づくところの平衡反応である:CF3COOH+CHa
CHzOH二CF3CO0CII□CH3+H2Oこの
平衡をシフトさせるために、出発物質のいずれか一方を
過剰量で使用することができる。
もしも過剰量のエタノールを使用するならば、そのエタ
ノールを得られるトリフルオロ酢酸エチルから完全に分
離することはもはや不可能である。
なぜなら、エタノールは、トリフルオロ酢酸エチルと一
緒になって、トリフルオロ酢酸エチルのものに近い沸点
をもった共沸混合物を生成するからである。もしも過剰
量のトリフルオロ酢酸を使用するならば、その過剰量の
一部が硫酸含有の水相中に溶解し、よって、硫酸を少量
で使用する場合には、その水相からトリフルオロ酢酸を
抽出することは実質的に不可能である。トリフルオロ酢
酸は高価な出発物質であるので、そのロスを最低量にま
で下げることが試みられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したような事実があるために、この技術分野では、
純粋なトリフルオロ酢酸エチルを製造するための経済的
に有利な方法が長年にわたって求められている。
C問題点を解決するための手段〕 本発明によれば、上述の課題を達成することができる。
本発明の主題は、したがって、トリフルオロ酢酸エチル
を製造する方法であって、第1の段階で、濃硫酸及び、
トリフルオロ酢酸のものよりも高い沸点及び1よりも小
さい密度を有しかつトリフルオロ酢酸エチルとともに共
沸混合物を形成しないトリフルオロ酢酸エチル用溶媒の
存在において、トリフルオロ酢酸を僅かに過剰量のエタ
ノールと接触させ、そして次に相分離を実施して硫酸層
を除去し、引き続いて、もしも必要ならば、追加の工程
を実施して、エステル化反応を完結させるために濃硫酸
を添加すること;第2の段階で、追加量の硫酸及びトリ
フルオロ酢酸を導入し、そして次に相分離を実施して硫
酸層を除去すること;及び 第3の段階で、前記第2の段階で得られた混合物を蒸留
して純粋なトリフルオロ酢酸エチルを回収すること; を特徴とするトリフルオロ酢酸エチルの製法にある。
この方法は、上記した刊行物、Re5earch Di
s−closure階244.032のなかに公表され
ている文献に記載の方法に較べて顕著な改良点を有する
。事実、この方法によれば、99%よりも高い純度をも
ったエステルを得ることが可能になる。
上記した第1の段階における反応の平衡をシフトさせる
ため、化学量論的量に関して最高10%、好ましくは約
5%の過剰量でエタノールを導入するであろう。
反応は、反応媒体のための脱水剤の働きをすることがで
きる硫酸、そして触媒の存在において実施する。
用いられる硫酸は、それが脱水の役割を奏することがで
きるようにするため、好ましくは市販の濃酸である。か
かる硫酸は、好ましくは、用いられるトリフルオロ酢酸
に関して最低3重量%の割合で用いられる。さらに好ま
しくは、トリフルオロ酢酸に関して重量で算出して、5
.5〜10%の量の硫酸が用いられる。硫酸は、より多
量であっても本発明の方法に有害ではないというものの
、何らの追加の利点も奏することができない。硫酸の量
は、当業者であるならば、プロセスの採算性を考慮して
容易に応用することができるであろう。
反応媒体に加えられる溶媒の役割は、硫酸と水からなる
無機相に較べて有機相をより軽くすることによって、媒
体の相互的部分混合を促進することにある。したがって
、溶媒は、好ましくは1よりも小さな密度を有する。ま
た、溶媒は、エステルと過剰のトリフルオロ酢酸を可溶
化可能でなければならない。引き続いて行うエステルと
溶媒の分離を促進するために、溶媒は、好ましくは、エ
ステルとともに共沸混合物を形成してはならず、また、
好ましくは、エステルの沸点やトリフルオロ酢酸の沸点
よりも高い沸点をもたなければならない。
本発明方法において使用することのできる溶媒としては
、何らこれらに限定されるものではないけれども、トル
エン及びキシレンをあげることができる。かかる物質は
、それを溶媒として使用する場合に、トリフルオロ酢酸
の重量の2倍に少なくとも等しい重量でもって、また、
好ましくは、トリフルオロ酢酸1モルについて約300
gの重量でもって導入されるであろう。
酸とアルコールの反応の後に得られた混合物を相互に部
分混合する間、トリフルオロ酢酸の水相へのロスは不存
在である。溶媒が存在していると、それの有機相中への
移動が促進せしめられる。用いられた過剰量のアルコー
ルの大部分は水相中に残留したま\であり、除去される
エタノールはトリフルオロ酢酸に較べてかなり安価な出
発物質であるので、エタノールを失うことのほうが好ま
しい。
第2の段階において、その一部として小過剰のエタノー
ルを含有する有機相を追加量のトリフルオロ酢酸及び硫
酸と接触させる。導入されるトリフルオロ酢酸の量は、
媒体中に残留するアルコールの全量をエステル化するこ
とが可能でなければならない。したがって、第1の段階
の間に導入されたトリフルオロ酢酸の重量に関して最低
10重量%、好ましくは10〜20重量%のトリフルオ
ロ酢酸を添加することが好ましく、また、さらに好まし
くは、この重量は15〜20%となるであろう。
第2の段階の間に導入される濃硫酸の量は、第1の段階
の間に導入されたトリフルオロ酢酸及びエタノールの重
量に関して最低5重量%、好ましくは約7重量%である
アルコールと酸の最終的な反応の後、混合物が沈降し、
そして2相に分離する;硫酸と、エステル化反応によっ
て生成した水とからなる下相は、必要に応じて、本発明
方法の第1段階に向けて再循環することができる。
エステル、過剰のトリフルオロ酢酸、そして溶媒からな
る有機相は、蒸留に供すると、その間に次のような留分
が分離する: 沸点が54〜55℃であって、水及び容易に沈降するエ
ステルからなる混合物を含有する塔頂留分。
次いで、エステルをプロセスの第2段階に向けて再循環
する。その際、水が除去される;99%よりも高い純度
を有していて、沸点が60℃であるトリフルオロ酢酸エ
チルからなる第2の留分; 本質的に、トリフルオロ酢酸エチル−トリフルオロ酢酸
共沸混合物(沸点73℃)、少量のエステル及び少量の
溶媒からなる第3の留分。溶媒は必要に応じて最終のエ
ステル化工程に再循環せしめられる;及び 本質的にトルエンからなる蒸留残液。これは、必要に応
じて、第1の段階に再導入することかできる。
〔実施例〕
次いで、以下に記載する実施例により本発明をさらに詳
しく説明する。なお、これらの実施例は本発明を限定す
るものでないことを理解されたい。
下記の3例において、“トリフルオロ酢酸”なる語はT
FAと、また、“トリフルオロ酢酸エチル”はt!TF
Aと、それぞれ略記するであろう。
五−土工 補助溶媒としてトルエンを使用した第1例3Nr’!エ
ステル化(第1図参照) サイクルI 攪拌、加熱、調整、蒸留(実効段&3〇−理論段数約2
2を有する“01dershai1”型実験室用蒸留塔
)及び凝縮の各装置を装備した2pの実験室用反応器を
使用した。この反応器に、相分離を行いかつ液体を引き
抜くための装置を取り付けた。
第1段階(a) : 3モルのTFA(1)を、そして次に、わずかに攪拌し
ながらかつ約0.5時間をかけて、3.15モルのエタ
ノール(2)を、順次反応器に導入した。この結果とし
て、温度の約25℃までの上昇が発生した。次いで、第
2の段階で得られるすでに水を含有する硫酸相を純粋な
)lzs04の代りに導入する場合によりす早く平衡系
に類似させるため、30gの98%n、5on(3)及
び12gの水を添加した。
この混合物を還流下に1時間にわたって加熱し、次いで
加熱を中断し、そして900gの純粋トルエン(4)を
導入した。この混合物を約10分間にわたって攪拌し、
次いで攪拌を中断し、そして混合物を沈降させた。殆ん
ど直ちにかつ完全に(濁りなし)、2つの液層が分離し
た。
重量84gの下層を引き抜いた。
第1段階(b): 30gの純粋な98%HtSQa(3)を反応器に添加
し、そしてその内容物を攪拌しながら、還流下に1時間
30分にわたって加熱し、次いで20℃まで冷却し、沈
降させ、重量43gの下層を引き抜き、そして(Ab)
を保存した。
第2段階: 30gの98%HzSOa (3)及び0.5モルのT
F八(1)を再び添加した。この混合物を、攪拌しなが
ら、還流下に1時間30分間にわたって加熱した。温度
は、塔頂部で59℃、そして塔底部で86℃であった。
70℃まで冷却後、重量30gの下層を引き抜き、そし
て(A)を保存した。
第3段階:蒸留: 約4の還流比の適用下、1gの水を放出する第1回目の
26gの留分を58〜60℃で蒸留した。サンプリング
によって分析を行ったところ、エタノール1.5%、T
FA 2%及びETFA36%であることが判った。サ
ンプリング後、残りのleg (B)をボイラ中に再循
環した。
次いで、エステル生成物を構成するところの99.5%
ETF^を含有する288gの留分を固定温度’60℃
で蒸留した。
次いで、0.53モルのTFAを含有する重量196g
の留分を60〜110℃で分離しく73℃で平坦域)、
そしてこの留分(C)を保存した。
次いで、この混合物を冷却した。
サイクル■ 反応器内に残った液体(本質的にトルエン)に次の処理
を行った: 第1段階(a): 3モルのTFA、3.15モルのエタノール及び留分(
Ab)を添加した。還流下に1時間にわたって加熱し、
その後で冷却した後、重量94gの下層を分離し、そし
て除去した。
第1段階(b): (A)を再び添加し、混合物を還流下に1時間30分間
にわたって攪拌加熱し、そして第1段階におけるように
処理した。重量33gの下層を分離し、そして(A’b
)を保存した。
第2段階: 30gの純粋な98%HzSOn及び留分(C)を添加
した。この混合物を還流下に、攪拌しながら、1時間3
0分にわたって加熱した。
上記のように処理して、重量31gの下層(A′)を集
めた。
第3段階:蒸留: 塔頂部で59〜60℃で留出する留分を分離した。
この留分は、7gの水と13gの有機相(B′)に分離
し、また、この有機相の分析から、それは97%のET
FA、 0.28%のT F A、 0.99%のエタ
ノール及び0.48%のトルエンからなることが判った
次イテ、60℃で、99.7%(7)ETFAlo、 
1 %0):エタノール、0.04%のトルエン及び0
.15%のTFAを含有する留分417 gを分離した
そして、60〜110℃で(73℃で平坦域)、0.4
9モルのTF^(C′)を含有する留分172gを分離
した。
次いで、蒸留を停止し、そして混合物を冷却した。
遣ffiル」− 第1段階(a): 反応器内に残った液体に3モルのT F A、 3.1
5モルのエタノール及び(A’b)を添加することによ
って、先に述べたサイクルにおけるようにして反応を実
施した。除去した酸性の水層の重量は79gであった。
第1段階(b): (A′)を添加し、そして上記の手法を実施した。重量
38gの酸性の水層(A”b)を分離した。
第2段階: 留分(C′)及び30gの新品のH2SO4をこの時点
で添加した。重量31gの酸性層(A”)を分離した。
第3段階:蒸留: 57〜60℃で留出する第1の留分を分離した。この留
分は5gの水と28gの98.6%のエステル(B#)
を含有する物質とからなった。引き続いて、60℃の固
定温度で留出するエステル生成物を構成するところの留
分(重量417 g )を分離した。この留分は、分析
によると、99.7%のエステル、0.09%のエタノ
ール、0.03%のトルエン、そして0.06%のTF
Aを含有した。60〜110℃で留出する最終留分(C
″)は重量157gであり、そして43%のTFA、5
4%のF!TFA、及び約3%のトルエンを含有した。
この留分の全部ならびに第1回目の28gの留分(B#
)を新しいサイクルで使用することができた。
蒸留残液は重量850 gであった。
■−叉エ トルエンを使用した第2例 2段階エステル化(第2図参照) 前記例1の場合と同一量のTFA及びエタノールをそれ
ぞれのエステル化サイクルでかつ同一の手法で反応させ
た。本例の実施は先の例のそれに結合させ、再循環可能
な一部の留分、そして先の例の第3段階における蒸留時
に残ったものと同じ溶媒チャージを使用した。
サイクルr 第1段階: 3モルのTPA(1) 、3.15モルのエタノール(
2)及び(A#)を先の例の最終サイクルからの蒸留残
液に添加した。通常の手法の後、重量70gで、0.4
7%の全F及び1■/ kg未満のF−イオンを含有す
る酸性水性留分を分離した。
第2段階: 新品の30gのH,SO4,(3)及び0.59モルの
TFAを意味する(C″)を導入し、そして次に重量4
6gの下層(A ”’ )を分離した。
蒸留を行ったところ、7gの水及び18gのエステル(
B ””)を含有する第1の留分が58〜60℃で留出
し、そして次に重量411gの第2の留分が60℃で留
出し、そして最後に重量159g (0,37モルのT
FAを含有)の留分(C″′)が61〜110℃で留出
した。
サイクル■ 第1段階: 酸として(A ””)を使用して、上記のようにして反
応を実施した。重量90gで、0.22%の全F及び1
■/ kg未満のF−イオンを含有する水性酸層を分離
した。
第2段階: (B”’)、過剰量のTFA(0,37モル)を含有す
る( C””)及び新品の30gのH2S04(3)を
添加した。重量43gの層(A ”” )を分離した。
第3段階:蒸留: 第1の留分は、4gの水、そして再循環可能な45gの
エステル(B ”” )を与えた。60℃で得られた第
2の留分は重量453gであった。次いで、0.29モ
ルのTFAを含有する重量91gの留分(C”’ )を
分離した。
サイクル■ 第1段階: H,SO,源として(A ”″)を使用して、上記のよ
うにして反応を実施した。重量84gの水層を分離した
第2段階: (B″″)、 (C”″) 、0.20モルの新品のT
FA(1)及び30gのH2SO4,(3)を添加した
分離した水性酸層は重量36gであった。
第3段階:蒸留: 重量41gで98.3%のt!TFAを含有する57〜
60℃で留出した第1の留分、重量426gで60℃で
留出した第2の留分、そして最後に、重量118gで2
8.2%のT F A、 44.4%のETFA及び2
7.3%のトルエンを含有する60〜110℃(73℃
で平坦域)で留出した第3の留分を分離した。
■=主上 トルエンの代りにキシレンを使用した第3例第2−凹(
二Jろ 2つのサイクルを実験室用装置で実施した。トルエンの
代りに、工業銘柄のキシレンを使用した。
サイクルI 第1段階: 3モルのTFA(1)及び3.15モルのエタノール(
2)を900gの工業銘柄のキシレン(4)及び30g
のfill□SO4,(3)の存在において反応させた
この混合物を還流下にかつ攪拌しながら1時間30分に
わたって加熱した。ボイラ内の温度は78℃であった。
この混合物を約40℃まで冷却し、そして沈降させた。
重量78gの下層を分離した。
第2段階: 30gの濃硫酸(3)及び0.5モルのTf’^(1)
を反応媒体に添加し、得られた混合物を還流下、攪拌し
ながら、1時間30分にわたって加熱し、次に約50℃
まで冷却し、沈降させ、そして重量36gの下層を分離
した。これを留分Aとする。
第3段階:蒸留: 53〜60℃で留出した塔頂留分を分離した。この留分
は、凝縮後、重量137gのエステル下層(B)と重量
7gの上層(廃棄)とに分離した。次いで、重量286
gで99.5%のBTFAを含有する留分を60℃の平
坦域で集め、引き続いて、60〜135℃で留出し、重
量91gで、分析によれば0.42モルのTFAを含有
する留分(C)を集めた。操作を中断し、そしてボイラ
反応器を冷却した。
サイクル■ 第1段階: 先のサイクルの最後に反応器内に残った液体に、3モル
のTFA(1)、そして引き続いて、3.15モルのエ
タノール(2)及び重量36gの酸性留分(A)を導入
した。前記サイクルIにおけるようにして反応を実施し
、そして20℃で重量91gの水/硫酸層を分離した。
第2段階: 先のサイクルからの留分(B)及び(C)、そして引き
続いて30gの濃H,so4.(3)及び0.08モル
のTFA(1)を反応器の内容物に添加した。還流時、
塔頂部の温度は56℃に、ボイラ内では82℃に達した
。約40℃まで冷却した後、沈降した下層(重量33g
)を分離した。
第3段階:蒸留: 55〜60℃で留出する留分(これは、3gの水(上層
)、そして99.4%のETFAを含有する141gの
エステルに分離した)、引き続いて60℃で留出する留
分く重量400 g 、 99.7%のETFAを含有
)、そして最後に60〜137℃で留出する留分(重量
103 g 、分析によれば0.44モルのTFAを含
有)が蒸留により得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ、本発明の好ましい実施
態様を示したフローシートである。 図中、1はトリフルオロ酢酸、2はエタノール、3はH
2SO,、そして4はトルエン又はキシレンを指す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トリフルオロ酢酸エチルを製造する方法であって、 第1の段階で、濃硫酸及び、トリフルオロ酢酸のものよ
    りも高い沸点及び1よりも小さい密度を有しかつトリフ
    ルオロ酢酸エチルとともに共沸混合物を形成しない溶媒
    の存在において、トリフルオロ酢酸を僅かに過剰量のエ
    タノールと接触させ、そして次に相分離を実施して硫酸
    層を除去すること; 第2の段階で、追加量の硫酸及びトリフルオロ酢酸を導
    入し、そして次に相分離を実施して硫酸層を除去するこ
    と;及び 第3の段階で、前記第2の段階で得られた混合物を蒸留
    して純粋なトリフルオロ酢酸エチルを回収すること; を特徴とするトリフルオロ酢酸エチルの製法。 2、前記第1の段階で、相分離の後、濃硫酸を追加的に
    添加してエステル化反応を完結させる、特許請求の範囲
    第1項に記載の製法。 3、エタノールの過剰量が化学量論的量に関して2〜1
    0%である、特許請求の範囲第1項に記載の製法。 4、エタノールの過剰量が化学量論的量に関して5%で
    ある、特許請求の範囲第3項に記載の製法。 5、前記第1の段階において導入される濃硫酸の量がト
    リフルオロ酢酸の導入量に関して最低3重量%である、
    特許請求の範囲第1項に記載の製法。 6、溶媒がトルエン及びキシレンのなかから選ばれる、
    特許請求の範囲第1項に記載の製法。 7、溶媒がトルエンである、特許請求の範囲第6項に記
    載の製法。 8、トルエンの使用重量が導入されたトリフルオロ酢酸
    の全量に関して最低2倍である、特許請求の範囲第7項
    に記載の製法。 9、トルエンの使用重量が、導入されたトリフルオロ酢
    酸の全量に関して、導入されたトリフルオロ酢酸1モル
    について300gである、特許請求の範囲第8項に記載
    の製法。 10、前記第2の段階の間に導入される硫酸の追加量が
    、前記第1の段階の間に導入されるトリフルオロ酢酸及
    びエタノールの重量に関して、最低5重量%である、特
    許請求の範囲第1項に記載の製法。 11、前記第2の段階の間に導入される硫酸の追加量が
    、前記第1の段階の間に導入されるトリフルオロ酢酸及
    びエタノールの重量に関して、7重量%である、特許請
    求の範囲第10項に記載の製法。 12、前記第2の段階の間に導入されるトリフルオロ酢
    酸の追加量が、前記第1の段階の間に導入されるトリフ
    ルオロ酢酸の重量に関して10〜20重量%である、特
    許請求の範囲第1項に記載の製法。
JP62258466A 1986-10-16 1987-10-15 トリフルオロ酢酸エチルの製法 Expired - Fee Related JPH0637427B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8614606 1986-10-16
FR8614606A FR2605315B1 (fr) 1986-10-16 1986-10-16 Procede de preparation de trifluoroacetate d'ethyle.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63179847A true JPS63179847A (ja) 1988-07-23
JPH0637427B2 JPH0637427B2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=9340030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62258466A Expired - Fee Related JPH0637427B2 (ja) 1986-10-16 1987-10-15 トリフルオロ酢酸エチルの製法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4879407A (ja)
EP (1) EP0267127B1 (ja)
JP (1) JPH0637427B2 (ja)
AT (1) ATE48411T1 (ja)
DE (1) DE3761093D1 (ja)
ES (1) ES2012098B3 (ja)
FR (1) FR2605315B1 (ja)
GR (1) GR3000248T3 (ja)
IE (1) IE59903B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080423A (ja) * 2000-09-06 2002-03-19 Daikin Ind Ltd トリフルオロ酢酸エチルの合成方法
JP2007037598A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Kokuyo Furniture Co Ltd 椅子
JP2015533823A (ja) * 2012-10-03 2015-11-26 ローディア オペレーションズ フルオロ酸の処理方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5240566A (en) * 1992-12-07 1993-08-31 The Goodyear Tire & Rubber Company Separation process
JP3123695B2 (ja) * 1993-01-22 2001-01-15 キヤノン株式会社 混合溶剤組成物、及びそれを利用する洗浄方法と洗浄処理装置
DE4402694A1 (de) * 1993-06-02 1995-08-03 Hoechst Ag Verfahren zur Rückgewinnung von fluorierten Carbonsäuren
AU770866B2 (en) * 1999-07-21 2004-03-04 Dow Agrosciences Llc Process for trifluoroacetate esters and thioesters
EP1700869A1 (en) * 2005-03-11 2006-09-13 3M Innovative Properties Company Recovery of fluorinated surfactants from a basic anion exchange resin having quaternary ammonium groups
EP3590526A1 (en) * 2018-07-05 2020-01-08 Antev Limited A lyophilization process and a teverelix-tfa lyophilizate obtained thereby
CN108947834A (zh) * 2018-07-17 2018-12-07 山东沾化永浩医药科技有限公司 一种三氟乙酸乙酯的合成方法
CN109369385B (zh) * 2018-11-12 2021-06-04 江山鑫隆化工有限公司 一种三氟乙酸乙酯的制备方法
CN116063178A (zh) * 2021-11-03 2023-05-05 宁夏常晟药业有限公司 一种三氟乙酰乙酸乙酯的合成方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3290357A (en) * 1963-11-13 1966-12-06 Marvin M Fein Thermally stable esters
FR2583413B1 (fr) * 1985-06-14 1987-11-20 Rhone Poulenc Spec Chim Procede de preparation de trifluoroacetate de methyle.
IT1201435B (it) * 1985-07-19 1989-02-02 Montefluos Spa Procedimento per la produzione di alchil trifluracetati
FR2585352B1 (fr) * 1985-07-26 1987-10-23 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation d'esters de l'acide trifluoroacetique ou trichloroacetique

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080423A (ja) * 2000-09-06 2002-03-19 Daikin Ind Ltd トリフルオロ酢酸エチルの合成方法
JP2007037598A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Kokuyo Furniture Co Ltd 椅子
JP2015533823A (ja) * 2012-10-03 2015-11-26 ローディア オペレーションズ フルオロ酸の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
IE59903B1 (en) 1994-04-20
IE872765L (en) 1988-04-16
JPH0637427B2 (ja) 1994-05-18
US4879407A (en) 1989-11-07
EP0267127A1 (fr) 1988-05-11
GR3000248T3 (en) 1991-03-15
ATE48411T1 (de) 1989-12-15
EP0267127B1 (fr) 1989-12-06
DE3761093D1 (de) 1990-01-11
ES2012098B3 (es) 1990-03-01
FR2605315B1 (fr) 1988-12-02
FR2605315A1 (fr) 1988-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63179847A (ja) トリフルオロ酢酸エチルの製法
CN1025329C (zh) 马来酸二烷基酯的制备方法
CZ160595A3 (cs) Způsob přípravy alkylakrylátů přímou esterifikací
US4032563A (en) Process for the recovery of high purity diesters of terephthalic or isophthalic acids
JPS60172945A (ja) フタル酸エステル類の製造方法
TWI427059B (zh) 自甲基丙烯酸甲酯純化所衍生之物質流中回收有價值化合物的方法
US2704764A (en) Treatment of fatty material
US4151160A (en) Process for the separation of unsaponifiable constituents from tall oil fatty acids
US4883904A (en) Process for the preparation of ethyltrifluoroacetoacetate
JPH0511101B2 (ja)
JPH09124558A (ja) スクシニルコハク酸ジアルキルの調製法
JPS62298540A (ja) 塩化メチル中のジメチルエ−テルを除去する方法
US2413361A (en) Manufacture of thio-acids and derivatives
JPH072883A (ja) 亜燐酸アルキルの製造法
JPH0421657A (ja) ブラックアシッドからのアクリル酸および/またはアクリル酸エチルの回収
JPH01186838A (ja) 3−(4’−ブロモビフェニル)−4−フェニル酪酸の製造方法
US20090005583A1 (en) Preparation of Propylene Glycol Fatty Acid Ester or Other Glycol or Polyol Fatty Acid Esters
US1905144A (en) Method for producing esters
JPS6115862A (ja) スクシノコハク酸ジアルキルの製法
SU1104127A1 (ru) Способ получени вторичных высших жирных спиртов @ 13- @ 17
SU729187A1 (ru) Способ получени сложных эфиров карбоновых кислот
US3337640A (en) Process for the preparation of
JPS58934A (ja) エステルの製造法
JPS6136813B2 (ja)
JPH0499750A (ja) エステルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees