JPS63167403A - ビデオテ−プ用ダビング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコントロール信号のダビング機能を備えたビデ
オテープ用ダビング装置に関する。

〔従来技術及びその問題点〕

第４図にＶＨＳ規格等で代表される家庭用ビデオテープ
レコーダに用いるビデオテープのテープパターンを示す
。

同図に示すビデオテープ（４０）はその幅方向中央部分
にヘリカルスキャン方式によってビデオ信号を記録した
ビデオトラック（４１）を有するとともに、このビデオ
トラック（４１）の両端にオーディオ信号及びコントロ
ール信号を記録したオーディオトラック（４２）及びコ
ントロールトラック（４３）をそれぞれ有する。

ところで、コントロールトラック（４３）には記録時に
おいてビデオ信号から分離した垂直同期信号に基づ＜１
／３０秒毎のコントロールパルスが記録され、再生時に
は当該コントロールパルスが再生されてサーボ系の基準
信号に用いられる。このため、従来のダビング装置はマ
スクデツキ部（再生側）からビデオ信号とオーディオ信
号のみを出力し、エディタデツキ部側（記録側）におい
て当該ビデオ信号とオーディオ信号の記録を行うととも
に、再生されたビデオ信号からエディタデツキ部側でコ
ントロール信号を独自に生成して生テープへ記録してい
た。

このように、従来のダビング装置はコントロール信号の
ダビング機能を備えていないため、コントロールトラッ
ク（４３）に本来のコントロール信号以外の情報、例え
ば自動頭出しのための固有の情報を多重化して記録しで
ある場合にはこれらの情報をダビングできない問題があ
る。したがって、このようなビデオテープをダビングす
る場合にはビデオ信号とオーディオ信号をダビングした
後に新たに頭出しのための情報（信号）を別途記録し直
さなければならず、ダビングのための多大な時間と労力
を強いられ、また、ダビングミスも発生しゃすい問題が
あった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述した従来技術に存在する諸問題を解決した
新規なビデオテープ用ダビング装置の提供を目的とする
もので、以下に示すダビング装置（１）によって達成さ
れる。

即ち、本発明に係るダビング装置（１）はマスタデツキ
部（１０）におけるコントロール信号再生増幅回路（以
下、再生増幅回路と記す）（２）の出力部とエディタデ
ツキ部（２０）におけるコントロール信号記録増幅回路
（以下、記録増幅回路と記す）（３）の人力部を直接又
はインタフェース（４）を介して接続したコントロール
信号用ダビング回路（以下、ダビング回路と記す）（５
）を設けたことを特徴とする。

〔作　　用〕

次に、本発明の作用について説明する。

本発明に係るダビング装置（１）はビデオ信号とオーデ
ィオ信号のダビングは従来通りマスタデツキｆｆｉ　（
１０）のビデオ出力部とエディタデツキＩＩＥ　（２０
）。

のビデオ入力部、それにマスタデツキ部（１ｏ）のオー
ディオ出力部とエディタデツキ部（２ｏ）のオーディオ
入力部をそれぞれ接続して行われる。

一方、コントロール信号のダビングはダビング回路（５
）によって行われる。即ち、マスタデツキ部（１０）の
マスタテープからコントロールヘッドでコントロール信
号を再生するとともに、このコントロール信号に対し再
生増幅回路（２）により増幅等の信号処理を行い、さら
に同回路（２）の出力を、必要により設けたインタフェ
ース（４）を介してエディタデツキ部（２０）における
記録増幅回路（３）へ供給し、この回路（３）において
所定の増幅等の信号処理を行った後コントロールヘッド
へ付与して記録を行う。よって、マスタデツキ部（１０
）のマスタテープから再生されたコントロール信号をエ
ディタデツキ部（２０）の生テープへダビングすること
ができる。

〔実　施　例〕

以下には本発明に係る好適な実施例を図面に基づき詳細
に説明する。

第１図は本発明に係るダビング装置における要部のブロ
ック回路図、第２図は第１図中の各部における信号のタ
イムチアート図、第３図は同ダビング装置に使用するイ
ンタフェースの一例を示す電気回路図である。

まず、第１図を参照して本発明に係るダビング装置（１
）の構成について説明する。

本ダビング装置（１）はマスタデツキ部（１０）とエデ
ィタデツキｆｆｉ　（２０）からなる一対のビデオデツ
キを備える。マスタデツキ部（１０）は少なくともマス
タテープの再生機能を有し、ビデオ出力１１（１１）と
オーディオ出力部（１２）を備える。一方、エディタデ
ツキ部（２０）は少なくとも生テープに対する記録機能
を有し、ビデオ入力部（２１）とオーディオ入力部（２
２）を備える。そして、ビデオ出力部（１１）とビデオ
入力部（２１）は接続コード（７）で接続し、オーディ
オ出力部（１２）とオーディオ入力部（２２）は接続コ
ード（６）で接続する。

また、マスタデツキ部（１０）にはコントロールヘッド
（１３）から得る再生信号（Ｓｌ）に対し、増幅及び波
形変換等の信号処理を行って所定のコントロールパルス
（Ｓ２）を出力する再生増幅回路（２）を備え、他方、
エディタデツキ部（２０）には入力するコントロールパ
ルスに対し、増幅等の信号処理を行ってコントロールヘ
ッド（２３）に付与する記録増幅回路（３）を備える。

そして、当該再生増幅回路（２）の出力部と記録増幅回
路（３）の入力部はインタフェース（４）を介して接続
し、ダビング回路（５）を構成する。このインタフェー
ス（４）は両デツキ部（１０）と（２０）の規格等が異
なる場合にコントロールパルス（Ｓ２）に対し信号変換
を行うものである。したがって、再主増幅回路（２）の
出力を直接記録増幅回路（３）の入力に使用できる場合
には不要である。

次に、ダビング回路（５）の機能について説明する。

今、マスタデツキ部（１０）にマスタテープを、また、
エディタデツキ部（２０）に生テープを装填してマスタ
テープから生テープにダビングする場合を想定する。こ
の場合、まず、マスタデツキ部（１０）のコントロール
ヘッド（１３）からは第２図（ａ）に示す再生信号（Ｓ
ｌ）を得る。再生増幅回路（２）では再生信号（Ｓｌ）
の信号処理を行って、同図（ｂ）のコントロールパルス
（Ｓ２）を生成出力する。コントロールパルス（Ｓ２）
はインタフェース（４）へ供給され、例えばパルス電圧
が変更された後、記録増幅回路（３）へ供給される。こ
のインタフェース（４）の出力となるコントロールパル
ス（Ｓ３）を第２図（Ｃ）に示す。なお、例示するイン
タフェース（４）の機能は第３図に示す回路構成によっ
て実現できる。同図において、（３１）はインタフェー
ス（４）の入力部、（３２）は同出力部、また、（３３
）、（３４）、（３５）は抵抗、（３６）はインバータ
、（３７）はトランジスタである。このインタフェース
（４）はコントロールパルスの信号変換を行うものであ
り、任意の回路に構成できるとともに、必要により位相
補償回路等の任意の付属回路を付加した形式％式％ そして、記録増幅回路（３）から出力したコントロール
パルスはコントロールヘッド（２３）に供給され、生テ
ープへダビングされる。つまり、コントロール信号はエ
ディタデツキ部（２０）側でビデオ信号に基づいて生成
されるのではなく、マスタデツキ部（１０）側のマスタ
テープから再生されたコントロール信号が直接エディタ
デツキ部（２０）側の生テープに記録されることになる
。

なお、第２図に示すコントロールパルスはパルスのデユ
ーティ比を変更することによって本来のコントロール信
号の他にインデックスコード及びアドレスコード等の情
報を付加したものであり、自動頭出し等に用いられる。

また、本ダビング装置（１）を用いた場合には機密内容
のビデオテープも容易に作成することができる。つまり
、コントロールトラックに独自のコントロール信号を記
録しておけば、従来のビデオデツキではコピーガードと
なって再生記録ができず、本装置（１）でのみダビング
可能となる。

以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものではない。

例えばコントロール信号はコントロールパルスのデユー
ティ比を変更して情報を多重化した場合を示したが、そ
の他任意の形式で多重化する場合を含む。また、再生増
幅回路及び記録増幅回路はコントロールヘッドに対する
ヘッドアンプとしての機能を有すればよく、その回路構
成は任意である。

さらにまた、各デツキ部は一体形に構成したダビング装
置でもよいし、或は独立したデツキを接続してダビング
機能を持たせた形式であってもよい。

その他、細部の構成、数量等において本発明の要旨を逸
脱しない範囲で任意に変更実施できる。

〔発明の効果〕

このように、本発明に係るダビング装置はマスタデツキ
部におけるコントロール信号の再生増幅回路の出力部と
エディタデツキ部における記録増幅回路の入力部を直接
又はインタフェースを介して接続したダビング回路を設
けたため、次のような効果を得る。

■ビデオ信号及びオーディオ信号と同時にコントロール
信号のダビングが可能になり、コントロール信号に他の
情報が多重化されていても、−回のダビングで全てのダ
ビングを迅速かつ容易に行うことができ、また、ミスダ
ビングも解消される。

■従来のビデオデツキ又はダビング装置に対し、インタ
フェースを追加するのみでそのまま利用できるため、低
コスト化に優れ、また製作も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明に係るダビング装置における要部のブロ
ック回路図、 第２図：第１図中の各部における信号のタイムチャート
図、 第３図：同ダビング装置に使用するインタフェースの一
例を示す電気回路図、 第４図：ビデオテープのテープパターンを示す図。 尚図面中、 （１）：ダビング装置 （２）：コントロール信号再生増幅回路、（３）：コン
トロール信号記録増幅回路、（４）：インタフェース （１０）：マスタデッキ部 （２０）：エディタデッキ部 特許出願人　　株式会社日本ティーエムアイ代理人弁理
士　下　　　　１）　　　　　茂第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マスタデッキ部とエディタデッキ部を接続してなるビデ
   オテープ用ダビング装置において、マスタデッキ部にお
   けるコントロール信号再生増幅回路の出力部とエディタ
   デッキ部におけるコントロール信号記録増幅回路の入力
   部を直接またはインタフェースを介して接続したコント
   ロール信号用ダビング回路を設けたことを特徴とするビ
   デオテープ用ダビング装置。