JPS63162990A - 縦型ロ−タリ−圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は縦型ロータリー圧縮機の、特に給油方式に関す
るものである。

従来の技術 近年、冷凍空調業界におけるロータリー圧縮機の市場へ
の普及は著しく、レシプロ圧縮機にとって代る勢いであ
る。

以下、図面を参照しながら、従来の縦型ロータリー圧縮
機の一例について説明する。第４図は従来の縦型ロータ
リー圧縮機の断面を示すもので、１は密閉容器で固定子
２及び回転子３からなるモータ４、及びこのモータ４に
よって駆動される圧縮装置１６が収納されている。６は
オイルで密閉容器１底部に溜っている。１６は密閉容器
内空間である。６はシャフトで偏心部７を有している。

８は前記シャフト６の回転中心と同心に圧縮室９を形成
するシリンダ、１ｏ、１１は前記シリンダ８の両側面を
気密的に閉塞する主サイドハウジング、副サイドハウジ
ングである。１２は前記偏心部７に装着され、前記圧縮
室の内壁に沿って転勤するローラである。１３はベーン
で、前記ローラ１２に接して圧縮室９を高圧室と低圧室
に仕切っている。２０は吸入管で、一端がシリンダ８に
圧入され、圧縮室９の低圧室に開口し、他端は密閉容器
１の外でシステム（図示せず）の低圧側に連接している
。２１は主サイドハウジング１ｏに設けた吐出パルプ、
２２は開口部２３を有する吐出マフラーで、主サイドハ
ウジング１０に嵌装されている。２４は吐出管で、一端
は密閉容器内空間１６に開口し、他端はシステム（図示
せず）の高圧側に連接している。３ｏは前記シャフト６
の軸方向に穿孔した給油孔で、給油羽根３１を収納して
いる。３２は前記シャフト１ｏの外周面に形成された給
油系で、前記給油孔３ｏと連通孔３３を介して連通して
おり、一端３２′は密閉容器内空間１６に開放されてい
る。

上記構成において、回転子３の回転はシャフト６に伝わ
り、偏心部７に嵌装されたローラ１２が圧縮室９の中で
転動し、ローラ１２に圧接されるベー７１３により、圧
縮室９内が高圧室、低圧室に仕切られることで、吸入管
２ｏよシ吸入されたガスは連続して圧縮される。圧縮さ
れたガスは吐出パルプ２１から吐出マフラー２２内に吐
出された後開口部２３を経て密閉容器内空間１６に開放
され、吐出管２４から吐出される。

次に、シャフト６の回転に伴ない、給油孔３０に収納さ
れた給油羽根３１はオイル６を吸引する。

吸引されたオイルは連通孔３３を経て給油系３２を通り
、上端３２′から密閉容器内空間１６に吐出される。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、密閉容器内空間１６に吐出されたオイル
は、遠心力によって回転子３と衝突し、ミスト状オイル
となって密閉容器内空間１６に充満し、圧縮されたガス
と共に吐出管２４がら吐出される。その結果、密閉容器
１底部に溜っているオイル６の油面が下がシ、給油不足
から圧縮機の焼付を起こす、あるいは吐出されたオイル
によって、システムでのオイルチョーク現象が発生する
等の問題点を含んでいた。

本発明は上記した問題点を解決すべく、密閉容器内のオ
イルがガスと共にシステムへ持ち出されにくい構造の縦
型ロータリー圧縮機を提供するものである。

問題点を解決するための手段 以上のような問題点を解決するために、本発明はシャフ
ト及びサイドハウジングとの間に、密閉容器内空間と略
気密に形成され、ローラ両端面と連通させた構成を備え
たものである。

作　　用 本発明は以上のような構成にょシ、ローラ両端面とサイ
ドハウジング側面によって形成された隙間から漏れる低
圧圧力によって前記給油系は密閉容器内空間の圧力に対
し負圧となり、オイルが前記連通孔を通ってこの給油系
を満たし、軸支部への潤滑が果たされるので、このオイ
ルはほとんど密閉容器内に吐出されないため、ミスト状
オイルの発生が少なく、ガスと共にシステムに持出され
るオイルの量は極めて少ない。

実施例 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。尚、従来例と同一部品は同一符号を用いて説明
し、構成、動作の同じところは省略する。第１図は本発
明の一実施例である。２６はシャフト６の外周面に、形
成された給油系で、その一端２６’は主サイドハウジン
グ１ｏ内で終り空間１６と気密になっており、又、他端
はローラ１２の両端面と、主サイドハウジング１０．副
サイドハウジング１１側面によって形成された隙間２６
に連通している。２７はシャフト６に穿孔した連通路で
、一端はオイル６中に、他端は前記給油系２６に開口し
ている。

上記構成において、前記隙間２５から圧縮室９内の低圧
圧力が前記給油系２６に漏れるが、給油系２６は密閉容
器内空間１６と略気密に形成されているので、密閉容器
内空間１６に対し負圧となるため、オイル５は連通路２
７から給油系２６内に吸引され、これを満たす。前記給
油系２６内に満たされたオイルによって、シャフト６と
、主サイドハウジング１０．副サイドハウジング１１０
間の潤滑がなされるわけである。前記給油系２６内に満
たされたオイルは、前記隙間２６から圧縮室９内に連続
して吸引される極めて微量の分が吐出ガスに含まれて密
閉容器内空間１６に吐出される。従って従来例で述べた
ミスト状オイルの発生量は極めて少なく、ガスによって
システムに持出されるオイルの量は極めて少ない。

第２図において、２８はシャフト外周面に形成した溝状
の連通路で、一端はオイル６中に、他端は給油系２６に
開口しておシ、その他の構成は第１図に示したものと同
じである。

本実施例における動作も第１図に示した実施例とほぼ同
様であるが、連通路２７がシャツ）６外周面に形成され
ている事から、給油系２６と一体に加工して得ることが
可能であシ、加工工数の減少を図る事ができる。

第３図において、２９は副すイドハウジング１１内周面
に溝状に形成された連通路で、動作、効果等、第１図に
示した実施例とほぼ同様である。

発明の効果 以上のように本発明は、シャフト及びサイドハウジング
との間に、密閉容器内空間と略気密に形成され、ロー２
両端面とサイドハウジング側面によって形成された隙間
が開口した給油系を有し、オイル中と前記給油系を連通
路にて連通させたことによって、ミスト状オイルの発生
が少なく、ガスと共にシステムに持出されるオイルの量
は極めて少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の縦型ロータリー圧縮機の第１の実施例
における断面図、第２図は同じく第２の実施例における
断面図、第３図は同じく第３の実施例における断面図、
第４図は従来の縦型ロータリー圧縮機の断面図である。 １・・・・・・密閉容器、６・・・・・・オイル、６・
・川・シャフト、７・・・・・・偏心部、８・・・・・
・シリンダ、９・・川・圧縮室、１ｏ・・・・・・主サ
イドハウジング、１１・旧・・副サイトハウシング、１
２・・・・・・ロー−）、１３・旧・・ベーン、２６・
・・・・・隙間、２６・・・・・・給油系、２７　、２
８　。 ２９・・・・・・連通路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−一兜聞容１艮

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）密閉容器内にオイルを貯溜すると共に、偏心部を
   有するシャフトと、前記シャフトの回転中心と同心に圧
   縮室を形成するシリンダと、前記シリンダの両側面を気
   密的に閉塞するサイドハウジングと、前記偏心部に装着
   され、前記シャフトの回転により前記シリンダの内壁に
   沿って転動するローラと、前記ローラの外周部に接して
   前記圧縮室を高圧室と低圧室に仕切るベーンとを備える
   圧縮要素を有し、前記シャフト及びサイドハウジングと
   の間に、密閉容器内空間と略気密に形成され、前記ロー
   ラ両端面と前記サイドハウジング側面によって形成され
   た隙間が開口した給油系を有し、前記オイル中と前記給
   油系を連通路にて連通させたことを特徴とする縦型ロー
   タリー圧縮機。
2. （２）前記連通路は前記シャフトに穿設した特許請求の
   範囲第１項記載の縦型ロータリー圧縮機。
3. （３）前記連通路は前記シャフトの外周面に設けた溝に
   よって構成された特許請求の範囲第１項記載の縦型ロー
   タリー圧縮機。
4. （４）前記連通路は前記サイドハウジング内周面に設け
   た溝によって構成された特許請求の範囲第１項記載の縦
   型ロータリー圧縮機。